JP2007180672A - 撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】動画記録モードと静止画記録モードとのスムーズナモード切り替えを実現した撮像装置を提供する。
【解決手段】動画記録モードと、静止画記録モードと、記録データの再生を実行する再生モードの切り替えを行なう撮像装置において、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する例えばトグルボタンによって構成された記録モード切り替えスイッチと、再生モードへの移行、解除専用の再生モード設定スイッチとを設けた。本構成により、静止画記録モードと動画記録モード間の移行処理は、記録モード切り替えスイッチの操作で実現され、再生モードを経由することがなく、撮像部の電源をON状態に設定されたままとすることができモード切り替え後、即座に撮影を開始することが可能となる。
【選択図】図5
【解決手段】動画記録モードと、静止画記録モードと、記録データの再生を実行する再生モードの切り替えを行なう撮像装置において、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する例えばトグルボタンによって構成された記録モード切り替えスイッチと、再生モードへの移行、解除専用の再生モード設定スイッチとを設けた。本構成により、静止画記録モードと動画記録モード間の移行処理は、記録モード切り替えスイッチの操作で実現され、再生モードを経由することがなく、撮像部の電源をON状態に設定されたままとすることができモード切り替え後、即座に撮影を開始することが可能となる。
【選択図】図5
Description
本発明は、撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、動画および静止画の撮影、記録が可能であり、各記録モードの切り替えが可能な構成を持つ撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
昨今のビデオカメラは、動画撮影のみならず、静止画の撮影を可能としたものが多い。このような動画撮影と静止画撮影機能を持つ撮像装置では、動画記録モードと静止画記録モードとのモード切り替えを行なうための操作部としてのスイッチや入力ボタンが設けられている。ユーザは操作部の操作を行いモード切り替えを実行する。
さらに、多くの撮像措置には撮影画像や記録データの再生を行なうためのモニタ画面が設けられており、モニタを利用した記録データの再生を実行する再生モードを有している。従って、多くの撮像装置は、
(a)動画記録モード
(b)静止画記録モード
(c)再生モード
これらの3つのモードを有し、これらのモードの切り替えを、操作部の操作によって行なうことが必要となる。
(a)動画記録モード
(b)静止画記録モード
(c)再生モード
これらの3つのモードを有し、これらのモードの切り替えを、操作部の操作によって行なうことが必要となる。
これらのモード切り替え用の操作部としては、操作性の点からトグルボタンが多く利用されている。一般的なトグルボタンの構成、操作について、図1、図2を参照して説明する。図1(a)に示すビデオカメラ100は、動画記録、静止画記録、記録データの再生を実行可能なビデオカメラであり、再生のためのモニタ102を有する。
ビデオカメラ100は、(a)動画記録モード、(b)静止画記録モード、(c)再生モードの3モードの切り替えが可能な構成であり、このモード切り替えのためにトグルボタン101が利用される。トグルボタン101は、図1(b)に示すように、3つのポジションを有する。
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
である。
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
である。
(P1)オフポジションと、(P2)オンポジションは、それぞれユーザのスライド操作によって、各ポジションに固定されるが、(P3)切り替えポジションは、ユーザ操作によって一時的に移動可能となるのみで固定されることなく、(P3)切り替えポジションへスライド操作を行なうと、モードの切り替えが行なわれ、その後(P2)オンポジションに自動復帰する構成となっている。
すなわち、図1(b)に示すトグルボタン101は、オフポジション(P1)からオンポジション(P2)へスライドさせることで、オンポジション(P2)に固定され、撮像装置がオン状態となり基本モードとして設定された動画記録モードに設定される。その後、ユーザが切り替えポジション(P3)へのスライド操作処理を繰り返すことで、(a)動画記録モード、(b)静止画記録モード、(c)再生モードの3モードの切り替えが可能となる。
図2を参照して、トグルボタン101の操作とモード切り替え処理について説明する。トグルボタン101は、ステップS101において、オフポジション(P1)にある。ユーザ操作によって、オンポジション(P2)へスライドさせることで、ステップS102において、撮像装置がオン状態になり基本モードである動画記録モードに設定される。さらに、その後、ユーザがトグルボタンを操作して切り替えポジション(P3)へのスライド処理を1回実行することで、ステップS103において、静止画記録モードに設定される。その後、さらに2回目のユーザが切り替えポジション(P3)へのスライド処理を実行することで、ステップS104の再生モードに設定すされる。さらに、3回目のユーザが切り替えポジション(P3)へのスライド処理を実行することで、ステップS102の動画記録モードに設定されることになる。
その後は、動画記録モード→静止画記録モード→再生モード→(動画記録モード)といったように、順次、一定の順番でモード切り替えが行なわれることになる。このように、トグルボタンを利用してモード切り替えを行なう装置においては、現在の設定モードの次に移行可能なモードは唯一のモードに限定されてしまうという欠点がある。
図2に示す例では、動画記録モードの次に移行できるモードは、静止画モードのみであり、再生モードに直接移行することはできない。また、静止画記録モードの次に移行できるモードは、再生モードのみであり、動画記録モードに直接移行することはできない。さらに、再生モードの次に移行できるモードは、動画記録モードのみであり、静止画モードに直接移行することはできない。
例えば、静止画記録モードにいるときに動画記録を行いたい場合は、一度再生モードに遷移させた後、動画記録モードに遷移し動画記録をするといった流れとなってしまう。一般的な撮像装置は、電力消費を抑えるために、再生モードに設定された場合、レンズ制御系などを含むカメラ撮像部に対する電力供給を停止する処理が行われる。従って、再生モードに設定後、動画記録モードに遷移する場合は、再度カメラ撮像部の電源をONする必要がある。すなわち、静止画記録モードから動画記録モードに移行する処理を行なう場合、撮像部の電源はON状態からOFF状態に移行して、さらにOFF状態からON状態に移行することになる。
撮像部に対する電力供給が停止されると、その後の撮影再開に際しては、例えば、レンズの初期駆動や、パラメータ設定などの初期設定などの各種調整を最初から実行することが必要となり、撮影可能状態に移行するまでの時間が長く必要となる。その結果、ユーザは即座に撮影、記録を行なうことができないという問題が発生する。すなわち、静止画記録中に、動画記録に切り替えたいという場面があっても、その切り替え処理に時間を要し、撮影タイミングを逃してしまうといった事態が発生することになる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のモードの切り替え処理を行なう撮像装置において、各モードへの直接的な遷移を可能とした撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチと、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチと、
前記各スイッチの操作情報を入力してモード切り替え処理を実行する制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置にある。
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチと、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチと、
前記各スイッチの操作情報を入力してモード切り替え処理を実行する制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置にある。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードにある場合は、静止画再生モードへの移行処理を実行し、動画記録モードにある場合は、動画再生モードへの移行処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードの解除指示を入力した場合、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定されている静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、カメラ撮像部への電力供給を継続したまま、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、設定モードが再生モードである場合において、前記記録モード切り替えスイッチの操作情報を入力したことを条件として、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定された静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、設定モードが再生モードである場合において、静止画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、静止画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、設定モードが再生モードである場合において、動画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記記録モード切り替えスイッチは、トグルボタンによって構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
撮像装置において、撮像装置の制御を行う撮像装置制御方法であり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行することを特徴とする撮像装置制御方法にある。
撮像装置において、撮像装置の制御を行う撮像装置制御方法であり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行することを特徴とする撮像装置制御方法にある。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記再生モード移行ステップは、前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードにある場合は、静止画再生モードへの移行処理を実行し、動画記録モードにある場合は、動画再生モードへの移行処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記撮像装置制御方法は、さらに、前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードの解除指示を入力した場合、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定されている静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記記録モード切り替えステップは、記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、カメラ撮像部への電力供給を継続したまま、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記撮像装置制御方法は、さらに、設定モードが再生モードである場合において、前記記録モード切り替えスイッチの操作情報を入力したことを条件として、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定された静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記撮像装置制御方法は、さらに、設定モードが再生モードである場合において、静止画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、静止画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置制御方法の一実施態様において、前記撮像装置制御方法は、さらに、設定モードが再生モードである場合において、動画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
撮像装置において、撮像装置の制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
撮像装置において、撮像装置の制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、動画記録モードと、静止画記録モードと、記録データの再生を実行する再生モードの切り替えを行なう撮像装置において、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する例えばトグルボタンによって構成される記録モード切り替えスイッチと、再生モードへの移行、解除専用の再生モード設定スイッチとを設定した。本構成において、静止画記録モードと動画記録モード間の移行処理は、記録モード切り替えスイッチの操作のみで実現され、再生モードの経由が不要となり撮像部の電源をON状態に設定したままモード切り替えが可能となる。従って、従来、再生モードから記録モードへ移行する際に必要とされていたモード切り替え時の撮像部の設定が省略可能となり、モード切り替え後、即座に撮影を開始することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、本発明の撮像装置の構成例について、図3を参照して説明する。図3には、本発明の一実施例に係るビデオカメラとしての撮像装置300を示している。図3(a)に示す撮像装置300は、動画記録、静止画記録、記録データの再生を実行可能な撮像装置300であり、再生のためのモニタ303を有する。
ビデオカメラ300は、(a)動画記録モード、(b)静止画記録モード、(c)再生モードの3モードの切り替えが可能な構成であり、このモード切り替えのためにトグルボタン301と、再生ボタン(タクトキー)302が利用される。トグルボタン301は、図3(b)に示すように、3つのポジションを有する。
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
である。
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
である。
このトグルボタン301は、先に図1を参照して説明したと同様、(P1)オフポジションと、(P2)オンポジションは、それぞれユーザのスライド操作によって、各ポジションに固定されるが、(P3)切り替えポジションは、ユーザ操作によって一時的に移動可能となるのみで固定されることなく、(P3)切り替えポジションへ移動操作を行なうと、モードの切り替えが行なわれ、その後(P2)オンポジションに自動復帰する構成となっている。
一方、再生ボタン(タクトキー)302は、図3(c)に示すように、ON状態とOFF状態の2状態を遷移し、ユーザの操作(例えば押下、接触など)によってON状態とOFF状態の2状態の切り替えが実行される。
本発明の撮像装置300は、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えを行なう際、先に図2を参照して説明したような再生モードを経由することのない切り替えを実現する。すなわち、カメラの撮像部の電力供給をOFFするような再生モードへの遷移は行うことなく、直接、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えを実現することで、静止画記録と動画記録の切り替えを瞬時に実行することを可能としている。
具体的には、トグルボタン301によるモード切り替えは、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみとし、再生モードの移行時には、再生ボタン(タクトキー)302を操作する構成とした。これにより、動画、静止画を切り換えたい場合、再生モードを介することなく記録モードの切り換えができるため操作の煩わしさがなくなり、動画記録と、静止画記録処理の瞬時の切り替えが可能となる。
すなわち、トグルボタン301は、電源OFFから電源ONの操作と、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する操作部として設定され、再生モードへの移行、再生モードの解除には、再生ボタン(タクトキー)302を操作する構成とした。
なお、トグルボタン301は、図3に示す構成の他、例えば図4に示すトグルボタン301bのような構成としてもよい。すなわち、図3(b)に示すトグルボタン301は、直線状にスライドさせる構成であるが、図4(b)に示すトグルボタン301bは、回転によって、
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
の各ポジションへの切り替え操作を行なう。
(P1)オフポジション
(P2)オンポジション
(P3)切り替えポジション
の各ポジションへの切り替え操作を行なう。
図4の撮像装置300も、再生ボタン(タクトキー)302は、図4(c)に示すように、ON状態とOFF状態の2状態を遷移し、ユーザの操作(例えば押下、接触など)によってON状態とOFF状態の2状態の切り替えが実行される。
トグルボタン301bは、電源OFFから電源ONの操作と、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する操作部として設定され、再生モードへの移行、再生モードの解除には、再生ボタン(タクトキー)302を操作する。これにより、動画、静止画を切り換えたい場合、再生モードを介することなく記録モードの切り換えができるため操作の煩わしさがなくなり、動画記録と、静止画記録処理の瞬時の切り替えが可能となる。
図5を参照して、トグルボタン301と、再生ボタン(タクトキー)302の操作による具体的なモード切り替え処理について説明する。なお、図5には、図3を参照して説明した形状を持つトグルボタン301と、再生ボタン302の組み合わせによるモード遷移処理態様を示しているが、図4に示す円形形のトグルボタン301bを利用した場合も全く同様の処理となる。
図5に示すモード遷移について説明する。まずユーザは、ステップS201において、オフポジション(P1)にあるトグルボタン301を、オンポジション(P2)へスライドさせることで、ステップS202において、撮像装置をオン状態とし、基本モードである動画記録モードに設定することができる。
さらに、その後、ユーザがトグルボタン301を操作して切り替えポジション(P3)へのスライド処理を1回実行することで、ステップS203において、静止画記録モードに設定することができる。
その後、さらに2回目のユーザが切り替えポジション(P3)へのスライド処理を実行すると、再度ステップS202の動画記録モードへ移行する。その後は、ユーザが切り替えポジション(P3)へのスライド処理を実行する毎に、動画記録モード→静止画記録モード→動画記録モード→静止画記録モードといったように、順次、動画記録モードと静止画記録モードの切り替えが実行されることになる。
このモード切り替えにおいては、再生モードを経由することがない。従って、レンズ系を有するカメラ撮像部に対する電力供給は維持され続けることになる。この結果、動画記録と静止画記録のモード切り替え時には、撮像部の初期設定、例えばレンズの初期駆動や、パラメータ設定などの初期設定などの各種調整の実行が必要なくなり、動画撮影から静止画に切り替えた撮影、あるいは静止画から動画に切り替えた撮影を即座に開始することが可能となる。
再生モード、すなわち、撮像装置のモニタに記録データを表示させ再生する処理モードに移行する場合、ユーザは、トグルボタン301ではなく、再生ボタン302をOFFからONに設定する。再生ボタン302を操作(押下または接触)することで、OFFとONの2状態が切り替わり、OFF状態にある再生ボタン302をONに設定することで、図5のステップS204に示す再生モードに移行させることができる。
なお、再生ボタン302をONとして、再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードにある場合は、静止画再生モードへの移行処理を実行し、動画記録モードにある場合は、動画再生モードへの移行処理を実行する。あるいは動画再生、または静止画再生のいずれかを優先モードとして、初期的には、いずれかの優先再生モードへ行こうする構成としてもよい。
再生モードを解除して、動画記録モードまたは静止画記録モードへ移行する場合は、ON状態に設定された再生ボタン302を操作(押下または接触)してOFF状態に設定する。移行モードは、トグルボタン301によって最後に設定済みの動画記録モードまたは静止画記録モードである。
このように、本発明の撮像装置では、トグルボタン301は、電源OFFから電源ONの操作と、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する操作部とし、再生モードへの移行、再生モードの解除には、再生ボタン(タクトキー)302を利用する構成とした。この構成により、静止画記録モードと動画記録モード間の移行処理は、トグルボタン301の1回のスライド処理のみで実現され、再生モードを経由することがなくなり、撮像部の電源はON状態に設定されたままとすることができ、撮像部の初期設定が不要となり、モード切り替え後、即座に撮影を開始することが可能となる。
なお、図5を参照して説明したモード移行処理例では、再生ボタン302をオフとする操作によって、トグルボタン301によって最終的に設定された動画または静止画モードへ移行する処理例として説明したが、再生ボタン302をオフとする操作のみならず、再生モードにある場合に、トグルボタン301を操作することで、トグルボタン301によって最終的に設定された動画または静止画モードへ移行する処理を実行する構成としてもよい。
さらに、再生モードの設定中に、静止画撮影を実行する操作スイッチ、例えばシャッターが押されるなどの静止画撮影トリガーとなる操作入力に基づいて、静止画記録モードへ遷移する構成としてもよい。同様に、再生モード時に、動画記録開始ボタンの入力など、動画撮影トリガーとなる操作入力が検出された場合は、この入力情報に基づいて、動画記録モードへ遷移する設定としてもよい。
なお、再生ボタンは、撮像装置に備えた物理的なスイッチとして構成した例を説明したが、例えば撮像装置のモニタをユーザ操作の入力を可能な構成とし、モニタ画面上に上述の再生ボタンと同様の機能を持つ再生ボタンを表示し、モニタ上に表示された再生ボタンを操作することで、再生モードと動画または静止画記録モードとの切り替えを実行する構成としてもよい。
図6に再生ボタンをモニタ画面上に停止した例を示す。図6(A)は動画記録モード時のモニタ画面例を示し、図6(B)は、再生モードにおけるモニタ画面例を示している。図6(A)に示す動画記録モードではモニタ画面400a上に、撮像装置において記録中のデータが表示される。画面下部に、様々な操作ボタン類が表示され、その中に、再生ボタン401aが表示される。この動画記録モードでは、再生ボタン401aはOFF状態にあり、ユーザがこの再生ボタン401aを触れると、再生モードに移行する。
図6(B)は、再生モードにおける表示画面例を示している。図6(B)に示す再生モードではモニタ画面400a上に、撮像装置において記録され、記録媒体に格納済みのデータが再生表示されることになる。図に示す例は、撮影済みのデータファイルのサムネイルをリスト表示した画面例を示している。ユーザは、このサムネイルリストから再生データを選択して再生表示させることができる。この再生モードにおいても、画面下部に、様々な操作ボタン類が表示される。その中に、再生ボタン401bが表示される。この再生モードでは、再生ボタン401は、その表示態様を変更して[カメラ]ボタンとして提示される。これは、再生モードにおけるデータ再生処理開始ボタンと区別するために表示態様を変更しているものであり、機能は、上述の再生ボタンと全く同様である。ユーザは、この再生ボタン401bを触れることで、再生モードを終了し、動画記録モードまたは静止画記録モードに移行することができる。
図7を参照して、上述のモード遷移を実現するための機能構成について説明する。図7に示す記録モード切り替えスイッチ451は、例えば図3、図4を参照して説明したトグルボタン301に相当し、静止画記録モードと動画記録モードのモード切り替え用のスイッチである。なお、上述の実施例では、トグルボタンを記録モード切り替えスイッチ451の一例として説明したが、動画記録モードと静止画記録モードの2つのモードを交互に切り替え可能なスイッチであれば、上述のトグルボタンに限らず、様々な他の態様の切り替えスイッチを適用可能である。
図7に示す再生モード設定スイッチ452は、例えば図3、図4を参照して説明した再生ボタン302に相当し、再生モードへの移行、再生モードの解除を行なうスイッチである。
なお、これらの記録モード切り替えスイッチ451、再生モード設定スイッチ452は、モニタ画面上に表示し、モニタ画面上から操作可能な構成としてもよい。
モード切り替え制御部453は、記録モード切り替えスイッチ451、再生モード設定スイッチ452の操作情報を入力し、撮像装置のモード切り替え処理を実行する。すなわち、再生モード設定スイッチ452がオフ状態にあるとき、記録モード切り替えスイッチ451の1回の操作入力ごとに静止画記録モードと動画記録モードのモード切り替え処理を実行し、再生モード設定スイッチ452をオンとする入力に基づき再生モードへの移行を実行し、再生モード設定スイッチ452をオフとする入力に基づき再生モードの解除を実行する。
なお、前述したように、モード切り替え制御部453は、再生モード設定スイッチ452をオフとする操作情報の入力時に記録モードへの移行を行なうのみならず、再生モードにある場合に、記録モード切り替えスイッチ451の操作情報を入力したことを条件として、記録モード切り替えスイッチ451によって最終的に設定された動画または静止画モードへ移行する処理を実行する構成としてもよい。
さらに、モード切り替え制御部453は、再生モードの設定中に、図示しない静止画撮影を実行する操作スイッチ、例えばシャッターが押されるなどの静止画撮影トリガーとなる操作入力に基づいて、静止画記録モードへ遷移する処理を実行する構成としてもよい。同様に、再生モード時に、動画記録開始ボタンの入力など、動画撮影トリガーとなる操作入力が検出された場合は、この入力情報に基づいて、動画記録モードへ遷移する処理を実行する構成としてもよい。
モード切り替え制御部453は、撮像装置を動画記録モード、静止画記録モード、再生モードのいずれかのモードに切り替える制御を実行する。具体的には、例えば撮像部454、記録再生処理部455、表示分456などの撮像装置の各構成部を各モードに応じた状態に設定する処理を行なう。なお、動画記録モードまたは静止画記録モードにある場合は、撮像部454に対する電力供給を実行し、再生モードにある場合は、撮像部454に対する電力供給を停止して電力消費を抑制する制御が実行される。
しかし、本発明の構成では、前述したように、記録モード切り替えスイッチ451の操作によって、再生モードを経由することなく、静止画記録モードと動画記録モードとの直接切り替えが可能であり、この記録モード切り替え字には、サツゾウブ454に対する電力供給は継続して実行され、結果として、これらの記録モード切り替え時には、撮像部に含まれるレンズの初期駆動や、パラメータ設定などの初期設定を省略することができる。
最後に、図8を参照して、本発明の撮像装置の具体的な詳細構成例について説明する。図8は、本発明の撮像装置500の構成例を示す図である。撮像装置500は、主な処理ブロックとしては、撮像手段510、記録再生処理手段520と、制御手段530を有し、さらに、記録媒体560、さらに、操作入力部として、上述のトグルボタンなどによって構成される記録モード切り替えスイッチ571、上述の再生ボタンに相当する再生モード設定スイッチ572、その他の操作入力部573、表示部542、メモリカード543を有している。
図7を参照して説明したモード切り替え制御部453は、図8に示す制御手段530に含まれる。図7に示す撮像部は、図8に示す撮像手段510に相当し、図7に示す記録再生処理部455は、図8に示す記録再生処理手段520に対応する。
撮像手段510は、光学ブロック511と、カメラ制御部512と、信号変換部513と、撮像信号処理部514と、音声入力部515と、音声信号処理部516とを備える。光学ブロック511は、内部に、被写体を撮像するためのレンズ群、絞り調整機構、フォーカス調整機構、ズーム機構、シャッター機構、フラッシュ機構、および、手ぶれ補正機構などを備える。カメラ制御部512は、制御手段530から制御信号を入力し、光学ブロック511に供給する制御信号を生成する。そして、生成した制御信号を光学ブロック511に供給して、ズーム制御、シャッター制御、および、露出制御などの制御を行なう。
信号変換部513は、例えばCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、その結像面に、光学ブロック511を通じた像が結像される。この信号変換部513は、シャッター操作に応じて制御部530から供給される画像取り込みタイミング信号を受けて、結像面に結像されている被写体像を撮像信号に変換し、撮像信号処理部514に供給する。
撮像信号処理部514は、制御部530からの制御信号に基づいて、撮像信号についてのガンマ補正やAGC(Auto Gain Control)などの処理を行なうとともに、撮像信号をデジタル信号としての画像信号に変換する処理も行なう。音声入力部515は、撮影時の被写体周辺の音声を収集する。この音声入力部515からの音声信号は音声信号処理部516に供給される。音声信号処理部516は、制御部30からの制御信号に基づいて、音声信号についての補正やAGCなどの処理を行なうとともに、音声信号をデジタル信号に変換する処理も行なう。
撮像手段510は、制御手段530からのモード切り替え制御に基づいて、動画記録モード、静止画記録モード、あるいは再生モードに対応した状態に設定される。再生モード状態では、制御手段530の制御により、撮像手段510に対する電力供給は停止される。
制御手段530は、記録モード切り替えスイッチ571の操作情報を操作入力I/F534を介して入力し、動画記録モードと静止画記録モードとの記録モード切り替え処理を実行し、また、再生モード設定スイッチ572からのONまたはOFF入力情報を操作入力I/F534を介して入力し、再生モードへの移行または再生モードを解除して動画または静止画モードに移行させる制御を実行する。
記録再生処理手段520は、符号化/復号部521と、バッファメモリ522と、記録部インタフェース523と、出力処理部524とを備える。符号化/復号部521は、撮像手段510からの画像信号および音声信号や追加記録情報を符号化し多重化して圧縮データに変換する符号化機能を有する。一方、符号化/復号部521は、圧縮データから画像信号および音声信号や追加記録情報を分離して復号する復号機能を有する。また、符号化/復号部521は、制御手段530からの制御信号に基づき、撮像信号処理部514からの画像信号に対して、自動ホワイトバランス制御、露出補正制御、デジタルズーム倍率に応じた拡大制御などをさらに行なう。
記録部インタフェース523は、符号化/復号部521から圧縮データを受けて記録媒体560に書き込む。また、記録部インタフェース523は、記録媒体560から圧縮データを読み出して符号化/復号部521に供給する。出力処理部524は、制御手段530からの制御により、符号化/復号部521からの圧縮データを制御手段530やその他の外部機器に供給する。バッファメモリ522は、例えばSDRAMなどにより構成され、符号化/復号部521における符号化または復号のための作業領域として利用される。
制御手段530は、各種の制御プログラムを実行するCPU531と、ROM(Read Only Memory)532と、RAM(Random Access Memory)533と、前述のトグルボタンなどによって構成される記録モード切り替えスイッチ571、前述の再生ボタンに相当する再生モード設定スイッチ572、その他の操作入力部573を接続するための操作入力インタフェース534と、表示部542を接続するための表示制御部535と、撮影時刻を計測するための時計回路537がシステムバスを介して接続されることにより構成される。
CPU531は制御手段530全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAM533を使用する。ROM532には、撮像手段510を制御するためのプログラムや、画像信号や音声信号の記録制御および再生制御、前述のモード切り替え制御などを実行するためのプログラムが記録されている。
操作入力インタフェース534には、前述のトグルボタンなどによって構成される記録モード切り替えスイッチ571、前述の再生ボタンに相当する再生モード設定スイッチ572の他の操作入力部573として、例えば、ズーム調整キー、露出調整のためのキー、シャッターキー、動画撮影用キー、表示部542における表示調整キーなどの複数のキーが設けられている。操作入力インタフェース534は、記録モード切り替えスイッチ571、再生モード設定スイッチ572の他の操作入力部573からの操作信号をCPU531に伝える。CPU531は、いずれのキーが操作されたかを判別し、その判別結果に応じた制御処理を行なう。
表示制御部535に接続される表示部542は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、制御手段530の制御の下に、撮像手段510からの画像信号や、記録媒体560から読み出された画像信号を表示する。なお、前述したように、表示部542をユーザの操作情報を入力可能としたユーザインタフェースとして設定して各種のスイッチを表示部542に設定する構成としてもよい。
メモリカードインタフェース536は、符号化/復号部521からの圧縮データをメモリカード543に書き込む。また、メモリカードインタフェース536は、メモリカード543から圧縮データを読み出して符号化/復号部521に供給する。時間計測部537は、撮影データの属性情報として、年、月、日、時間、分、秒などを表わす時間情報を生成する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、動画記録モードと、静止画記録モードと、記録データの再生を実行する再生モードの切り替えを行なう撮像装置において、静止画記録モードと動画記録モードとの切り替えのみを実行する例えばトグルボタンによって構成される記録モード切り替えスイッチと、再生モードへの移行、解除専用の再生モード設定スイッチとを設定した。本構成において、静止画記録モードと動画記録モード間の移行処理は、記録モード切り替えスイッチの操作のみで実現され、再生モードの経由が不要となり撮像部の電源をON状態に設定したままモード切り替えが可能となる。従って、従来、再生モードから記録モードへ移行する際に必要とされていたモード切り替え時の撮像部の設定が省略可能となり、モード切り替え後、即座に撮影を開始することが可能となる。
100 ビデオカメラ
101 トグルボタン
300 撮像装置
301 トグルボタン
302 再生ボタン
303 モニタ
400 モニタ画面
401 再生ボタン
451 記録モード切り替えスイッチ
452 再生モード設定スイッチ
453 モード切り替え制御部
454 撮像部
455 記録再生処理部
456 表示部
500 撮像装置
510 撮像手段
511 光学ブロック
512 カメラ制御部
513 信号変換部
514 映像信号処理部
515 音声入力部
516 音声信号処理部
520 記録再生処理手段
521 符号化/復号部
522 バッファメモリ
523 記録部I/F
524 出力処理部
530 制御手段
531 CPU
532 ROM
533 RAM
534 操作入力I/F
535 表示制御部
536 メモリカードI/F
537 時間計測部
542 表示部
543 メモリカード
560 記録媒体
571 記録モード切り替えスイッチ
572 再生モード設定スイッチ
573 操作入力部
101 トグルボタン
300 撮像装置
301 トグルボタン
302 再生ボタン
303 モニタ
400 モニタ画面
401 再生ボタン
451 記録モード切り替えスイッチ
452 再生モード設定スイッチ
453 モード切り替え制御部
454 撮像部
455 記録再生処理部
456 表示部
500 撮像装置
510 撮像手段
511 光学ブロック
512 カメラ制御部
513 信号変換部
514 映像信号処理部
515 音声入力部
516 音声信号処理部
520 記録再生処理手段
521 符号化/復号部
522 バッファメモリ
523 記録部I/F
524 出力処理部
530 制御手段
531 CPU
532 ROM
533 RAM
534 操作入力I/F
535 表示制御部
536 メモリカードI/F
537 時間計測部
542 表示部
543 メモリカード
560 記録媒体
571 記録モード切り替えスイッチ
572 再生モード設定スイッチ
573 操作入力部
Claims (18)
- 静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチと、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチと、
前記各スイッチの操作情報を入力してモード切り替え処理を実行する制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御部は、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードにある場合は、静止画再生モードへの移行処理を実行し、動画記録モードにある場合は、動画再生モードへの移行処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードの解除指示を入力した場合、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定されている静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、カメラ撮像部への電力供給を継続したまま、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
設定モードが再生モードである場合において、前記記録モード切り替えスイッチの操作情報を入力したことを条件として、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定された静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
設定モードが再生モードである場合において、静止画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、静止画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
設定モードが再生モードである場合において、動画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、動画記録モードへのモード切り替え処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記記録モード切り替えスイッチは、トグルボタンによって構成されていることを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の撮像装置。
- 撮像装置において、撮像装置の制御を行う撮像装置制御方法であり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行することを特徴とする撮像装置制御方法。 - 前記再生モード移行ステップは、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードにある場合は、静止画再生モードへの移行処理を実行し、動画記録モードにある場合は、動画再生モードへの移行処理を実行するステップであることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 前記撮像装置制御方法は、さらに、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードの解除指示を入力した場合、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定されている静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 前記記録モード切り替えステップは、
記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、カメラ撮像部への電力供給を継続したまま、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行するステップであることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 前記撮像装置制御方法は、さらに、
設定モードが再生モードである場合において、前記記録モード切り替えスイッチの操作情報を入力したことを条件として、前記記録モード切り替えスイッチにおいて最終的に設定された静止画記録モードまたは動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 前記撮像装置制御方法は、さらに、
設定モードが再生モードである場合において、静止画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、静止画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 前記撮像装置制御方法は、さらに、
設定モードが再生モードである場合において、動画記録処理開始のトリガーとなるスイッチの操作情報を入力したことを条件として、動画記録モードへのモード切り替え処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置制御方法。 - 撮像装置において、撮像装置の制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
制御部において、
静止画記録モードと動画記録モードの記録モード切り替え指示入力を行なう記録モード切り替えスイッチ、または、
記録データの再生処理を実行する再生モードへの移行および解除の指示入力を行なう再生モード設定スイッチ、
のいずれかのスイッチからの操作情報を入力するスイッチ操作情報入力ステップと、
前記記録モード切り替えスイッチの操作情報として、記録モード切り替え指示を入力した場合、動画記録モードと静止画記録モードとを交互に切り替えるモード切り替え処理を実行する記録モード切り替えステップと、
前記再生モード設定スイッチの操作情報として再生モードへの移行指示を入力した場合、静止画記録モードまたは動画記録モードにある撮像装置のモードを再生モードに切り替える処理を実行する再生モード移行ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005374244A JP2007180672A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005374244A JP2007180672A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007180672A true JP2007180672A (ja) | 2007-07-12 |
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ID=38305436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005374244A Pending JP2007180672A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007180672A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013187094A1 (ja) * | 2012-06-11 | 2016-02-04 | ソニー株式会社 | 制御装置、制御方法および記録媒体 |
GB2546248A (en) * | 2016-01-05 | 2017-07-19 | Oclu Ltd | Customisable modes |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005374244A patent/JP2007180672A/ja active Pending
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