JP2007243630A - 再生装置、早送り/巻き戻し後の再生開始位置制御方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

再生装置、早送り/巻き戻し後の再生開始位置制御方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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【課題】 デジタル動画の早送り、巻き戻し後に自動的に再生開始位置の調整を行うことのできる再生装置、早送り/巻き戻し後の再生開始位置制御方法、プログラム、および記憶媒体の提供
【解決手段】 動画の早送り/巻き戻しを行なってから早送り/巻き戻しを停止させると所望のコマ41/46を通り過ぎてコマ42,47で停止するが、通常再生開始時に再生開始位置を所定のコマ分遡及/前送りするようにして所望のコマに近いコマ画像から再生を開始するようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、動画の早送り/巻き戻し後に通常再生を行う場合の再生開始位置制御技術に関する。特にランダムアクセス可能な記憶媒体にデジタル動画を記憶した再生装置に適用して好適なものである。
記録媒体に記録されている画像データを読み出して再生、表示する画像再生装置がある。このような画像処理装置では表示画像の早送りや巻き戻しを行って画像をサーチを行ったあと再生を開始することがある。
従来技術として、放送される映像をランダムアクセス可能な記録媒体に録画し、再生する記録再生装置において、FF(早送り)またはREW(巻き戻し)時の画面変化の時間間隔と、画面変化毎に表示する静止画の表示時間を入力部より入力し、その設定値に基づいて記録情報制御部はFFまたはREW時の映像出力を制御することによりFF(早送り)またはREW(巻き戻し)における自由度を高め、画面サーチを行いやすくする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、映像再生装置において、映像データを再生する際の早送り・巻き戻し・頭出し等の操作性を向上させるために、操作領域に映像データの1フレームを縮小した小画像を表示し、ユーザが小画像を操作領域内で移動させると、移動後の位置に対応した時刻の映像フレームの小画像を表示し、操作領域では、映像データの最初のフレームである小画像21から最後のフレームである小画像までの範囲で、小画像21を移動させながら自動的に表示する。そして、ユーザの入力に応じて、任意の位置から再生を開始し、任意の位置で再生を停止する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−296947号公報 特開2002−281455号公報
しかしながら、デジタル画像データやデジタル音響データを再生可能な再生装置ではコンパクトディスクやフラッシュメモリ等のランダムアクセス可能な記録媒体にデジタル画像データを記録した記記録媒体をアクセス可能な再生装置では、停止ボタンの押し下げによるトリガを検出するとその時点に読み取ったデータの再生画像を静止表示し、その時点以後の画像データを読み取らないようにしてコマを停止させることができるが、人間が視覚的にサーチ箇所を感知してから停止ボタンを押すまでには個人差はあるものの若干の時間がかかるため、ユーザが発見したサーチ箇所のコマと停止ボタンの押し下げによりトリガが検出された時点のコマに時間的なズレが生じるため、動画再生時に早送りや巻き戻しを行っているときに表示される画像を見ていてサーチ箇所が見つかったときそのコマで停止させようとしても通り過ぎてしまって所望のコマで停止できないので再生を開始する場合にはユーザは手動でコマ送り/コマ戻し操作を行わなければならないという課題があった。また、再生装置が、早送りボタン若しくは巻き戻しボタンが押されている間は動画を再生・表示し、ボタンから指を離すと停止トリガが出力されるように構成されている場合にも人間が視覚的にサーチ箇所を感知してからボタンから指を離すまでには若干の時間がかかるため、同様の課題があった。
上記特許文献1に開示の装置では再生される静止画の表示時間を入力設定値に基づいて早送りまたは巻き戻し時の映像出力を制御するので、早送りまたは巻き戻し時間をごく遅くして画像をサーチするようにすれば所望のサーチ箇所が見つかったときにそのコマで停止させることは可能であるが長時間の動画ではサーチ時間がかかり過ぎて実用的ではない。
また、上記特許文献2に開示の映像再生装置では映像の早送りまたは巻き戻し範囲を画面上に設けられる操作領域内に設定可能にしたものであり、映像データを再生する際の早送り・巻き戻し・頭出し時等に操作キーを押し続ける必要がなく、設定した範囲の終点で自動停止するという点で操作性の向上に寄与するものの、動画サーチを行なう場合には探そうとする画像がどのコマにあるかがわからないことから画面上でその位置を指定できないのでサーチしたコマで停止させることはできない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、動画の早送り、巻き戻し後に自動的に再生開始位置の調整を行うことのできる再生装置、早送り/巻き戻し後の再生開始位置制御方法、プログラム、および記憶媒体の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、動画を記録保存する動画記録手段と、動画記録手段に記録されている動画を再生する画像再生手段と、動画の早送り指示を行う早送り指示手段と、早送り中の動画の停止指示を行う停止指示手段と、早送り指示により画像再生手段に早送り再生動作を行なわせ、早送り停止指示により早送り再生動作を停止させる早送り動作制御手段と、早送り停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分遡ったフレームから再生を開始させる再生開始位置制御手段と、を備えたことを特徴とする再生装置を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項2に記載の発明では、早送り動作制御手段による再生動作停止時のフレーム番号を保持するフレーム番号保持手段を備え、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に、フレーム情報保持手段によって保持されたフレーム番号から所定フレーム数を差し引いたフレーム番号の画像から再生を行わせることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、所定フレーム数遡って再生を開始するので早送り停止位置から再生を開始する場合に比べてユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項3に記載の発明では、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置から予め設定されたフレーム分遡ったフレームから再生を開始させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項4に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による早送り速度を可変にする早送り速度設定手段を備え、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、早送り速度設定手段によって設定された早送り速度に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったユーザが再生を開始したいと思ったフレーム若しくはそのフレームにより近いところから再生を開始することができる。
また、請求項5に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による動画の早送り所要時間を計測する早送り時間計測手段を備え、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、早送り所要時間に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、早送りが短時間の場合であってもユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項6に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による動画の早送り量を計測する早送り量計測手段を備え、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、早送り量に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、早送り量(つまり、早送りしたクレーム数)が多くても少なくてもユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項7に記載の発明では、更に、手動により、遡及させるフレーム数または時間を設定する遡及値設定手段を備え、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置から遡及値設定手段によって設定された遡及値のフレーム数または時間だけ遡ることを特徴とする請求項1に記載の再生装置を提供する。
これにより、早送り中に所望の画像を認識してから指示操作を完了するまでの時間によって生ずる停止位置の個人差を吸収できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレーム若しくはそのクレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項8に記載の発明では、再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より遡る際に、動画像のつながりがわかるように画像再生手段に巻き戻し再生を行わせることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の再生装置を提供する。
これにより、停止位置より遡る場合に、一気に戻すのではなく、巻き戻し再生するので画像のつながりがわかり、再生開始位置がわかり易い。
また、請求項9に記載の発明では、動画を記録保存する動画記録手段と、動画記録手段に記録されている動画を再生する画像再生手段と、動画の巻き戻し指示を行う早送り指示手段と、巻き戻し中の動画の停止指示を行う停止指示手段と、巻き戻し指示により画像再生手段に巻き戻し再生動作を行なわせ、巻き戻し停止指示により巻き戻し再生動作を停止させる巻き戻し動作制御手段と、巻き戻し停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分前送りしたフレームから再生を開始させる再生開始位置制御手段と、を備えたことを特徴とする再生装置を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項10に記載の発明では、巻き戻し動作制御手段による再生動作停止時のフレーム番号を保持するフレーム番号保持手段を備え、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に、フレーム情報保持手段によって保持されたフレーム番号から所定フレーム数を加えたフレーム番号の画像から再生を行わせることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、所定フレーム数前送りして再生を開始するので巻き戻し停止位置から再生を開始する場合に比べてユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項11に記載の発明では、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置から予め設定されたフレーム分前送りしたフレームから再生を開始させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項12に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による巻き戻し速度を可変にする巻き戻し速度設定手段を備え、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム分前送りする際に、巻き戻し速度設定手段によって設定された巻き戻し速度に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったユーザが再生を開始したいと思ったフレーム若しくはそのフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項13に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による動画の巻き戻し所要時間を計測する巻き戻し時間計測手段を備え、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム前送りする際に、巻き戻し所要時間に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、巻き戻しが短時間の場合であってもユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項14に記載の発明では、更に、早送り動作制御手段による動画の巻き戻し量を計測する巻き戻し量計測手段を備え、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム前送りする際に、巻き戻し量に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、巻き戻し量(つまり、巻き戻したクレーム数)が多くても少なくてもユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる
また、請求項15に記載の発明では、更に、手動により、前送りさせるフレーム数または時間を設定する前送り値設定手段を備え、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム分前送りする際に、前送り値設定手段によって設定された前送り値に基づくフレーム数または時間だけ前送りすることを特徴とする請求項9に記載の再生装置を提供する。
これにより、巻き戻し中に所望の画像を認識してから指示操作を完了するまでの時間によって生ずる停止位置の個人差を吸収できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレーム若しくはそのクレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項16に記載の発明では、再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より前送りする際に、動画像のつながりがわかるように画像再生手段に前送り再生を行わせることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の再生装置を提供する。
これにより、停止位置より先に進める場合に、一気に進めるのではなく、前送り再生するので画像のつながりがわかり、再生開始位置がわかり易い。
また、請求項17に記載の発明では、再生装置による動画再生時における早送り後の再生開始位置制御方法であって、早送りを行う工程と、早送りを停止させる工程と、早送り停止後に、通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレームまたは所定時間分遡ったフレームから再生を開始させる工程と、を備えたことを特徴とする早送り後の再生開始位置制御方法を提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項18に記載の発明では、再生装置による動画再生時における巻き戻し後の再生開始位置制御方法であって、巻き戻しを行う工程と、巻き戻しを停止させる工程と、巻き戻し停止後に、通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分または所定時間分前送りしたフレームから再生を開始させる工程と、を備えたことを特徴とする巻き戻し後の再生開始位置制御方法を提供する。
これにより、動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項19に記載の発明では、画像記録メモリを備えたコンピュータに、画像記録メモリに記録されている動画を再生する機能と、動画の早送り指示を行う機能と、早送り中の動画の停止指示を行う機能と、早送り指示により画像再生手段に早送り再生動作を行なわせる機能と、停止指示手段による早送り停止指示により早送り再生動作を停止させる機能と、早送り停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分遡ったフレームから再生を開始させる機能と、を実行させるプログラムを提供する。
これにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、停止位置から所定フレーム分遡ったところから再生を開始できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項20に記載の発明では、画像記録メモリを備えたコンピュータに、画像記録メモリに記録されている動画を再生する機能と、動画の巻き戻し指示を行う機能と、巻き戻し中の動画の停止指示を行う機能と、巻き戻し指示により画像再生手段に巻き戻し再生動作を行なわせる機能と、停止指示手段による巻き戻し停止指示により巻き戻し再生動作を停止させる機能と、巻き戻し停止後に、画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分前送りしたフレームから再生を開始させる機能と、を実行させるプログラムを提供する。
これにより、動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、停止位置から所定フレーム分先に進んだところから再生を開始できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項21に記載の発明では、請求項19に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
この記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、動画の早送り時に停止させてから通常再生を行う際に、停止位置から所定フレーム分遡ったところから再生を開始できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
また、請求項22に記載の発明では、請求項20に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
動画の巻き戻し時に停止させてから通常再生を行う際に、停止位置から所定フレーム分先に進んだところから再生を開始できるので、ユーザが再生を開始したいと思ったフレームに近いところから再生を開始することができる。
本発明によれば、所望の画像のフレームに近いフレームから再生が開始される。
図1は、本発明の各実施形態に共通する撮像装置および再生装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図であり、ここでは主として正面(図1(a))及び背面(図1(b))の外観を示す。デジタルカメラ100は、図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ(レンズ群)2を有している。また、デジタルカメラ100の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)、およびメニューキー10等のキーが設けられている。また、上面にはシャッターキー8、電源ボタン9が設けられている。なお、側部には図示されていないが、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は図1に示したデジタルカメラ100のブロック図であり、デジタルカメラ100は、(静止画)通常撮影モード、マクロ撮影モード、連写モード、速写モード、・・、動画撮影モード、高速連写モード、・・・等の撮影モードや、静止画再生モード、動画再生モード等の再生モード、連写画像再生モード等を有している。なお、高速連写モードは例えば、1秒間に50枚以上の画像を連続撮影する撮影モードである。
つまり、デジタルカメラ100は、カメラ本体1と、カメラ本体1に着脱可能な記録メディア30から構成されており、カメラ本体1にはズームレンズやフォーカスレンズからなる光学系12およびCCD13が配置されている。
CCD13は本発明の撮像手段であり、タイミングジェネレータ17から送られる駆動信号により駆動され、被写体の光像を光電変換し撮像信号として出力する。CCD13の出力信号はCDS回路14で相関二重サンプリングおよびゲイン調整され、A/D変換回路15でデジタル信号に変換される。A/D変換された撮像信号はDSPブロック16に入力され、ぺデスタルクランプ等の処理が施された後、DSPブロック16内の輝度・色差マトリックス回路で輝度(Y)信号および色差(UV)信号に変換される。なお、DSPブロック16ではオートアイリス(AE)、ホワイトバランス(WB)、輪郭強調などの画像の品質向上のための処理も行われる。
DSPブロック16で変換されたYUVデータは解像度変換ブロック18で予め設定された画像サイズに変換された後、1フレーム分のデータが順次内蔵メモリ24(例えば、SD内蔵メモリ)に格納される。内蔵メモリ24に格納された1フレーム分のYUVデータは表示コントローラ21に送られ、そこでビデオ信号に変換された後、LCD(液晶表示部)12によりスルー画像として表示される。
静止画モードでの撮影時に内蔵メモリ24に格納された1フレーム分のYUVデータはデータ圧縮・伸張ブロック19でJPEG方式等によってデータ圧縮後コード化され、内蔵メモリ内でファイル化された後、メディアコントローラ20を介して記録メディア30に静止画データ(静止画ファイル)として記録される。
記録メディア30は本発明の動画記録手段であり、動画撮影時に内蔵メモリ24に格納されたYUVデータは順次データ圧縮・伸張ブロック19に送られ、所定の動画記録方式(例えば、Motion−JPEGやMPEG)のコーデックによりデータ圧縮した後にコード化され、内蔵メモリ24内でファイル化された後、メディアコントローラ20を介して動画ファイルとして記録メディア30に記録される。なお、動画撮影のフレームレートはタイミングジェネレータ17で生成されるタイミング信号によって決まり、コード化されるデータの圧縮率はデータ圧縮・伸張ブロック19内の電子化テーブル値によって決定される。
データ圧縮・伸張ブロック19は、静止画または動画の再生時には記録メディア30から読み出された静止画や動画データを伸張し、静止画データや動画像のフレームデータとして内蔵メモリ24に展開する。展開された画像は表示コントローラ21に送られ、そこでビデオ信号に変換された後、LCD22により再生画像として表示される。なお、LCD22にはスルー画像や再生画像だけでなく、必要に応じてデジタルカメラ100における各種の機能に関する選択や設定を行うためのメニュー画面や設定画面も表示される。
音声処理ブロック25は、動画撮影時においてカメラ本体1に内蔵されたマイク26に入力した音声をデジタル信号に変換し、データ圧縮後にオーディオデータとして内蔵メモリ24に送る。内蔵メモリ24に送られたオーディオデータはフレームデータとともにストリームデータとして記録メディア30に順次書き込まれる。また、音声処理ブロック25は、動画撮影時には、内蔵メモリ24から送られたオーディオデータを復号し、アナログの音声信号に変換した後、カメラ本体1に内蔵された内蔵スピーカ27から音声出力させる。
キー入力ブロック28は、上述したモードダイアル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)、シャッターキー8、電源ボタン9、およびメニューキー10と、キーが操作されると操作されたキーの操作信号を生成してCPU23に送出するキー処理部(図示せず)等から構成されている。
モードダイアル3は撮影モードや再生モードの選択を行うものである。ユーザはモードダイアル3を操作して、(静止画)通常撮影モード、マクロ撮影モード、連写モード、速写モード、・・、動画撮影モード、・・・等の撮影モードや、静止画再生モード、動画再生モード等の再生モード等を選択することができる。
カーソルキー5はモード設定やメニュー選択等に際して液晶モニタ画面4に表示されるメニューやアイコン等をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。また、動画再生モード時には1コマ(1動画像フレーム)に写っている人数が指定されたときは、カーソルキー5を右方向(>)操作することにより停止した画面を進行方向に1コマずつ進めることができる。また、カーソルキー5を左方向(<)操作することにより画面を逆方向に1コマずつ進めることができる。なお、カーソルキー5を所定時間以上(例えば、3秒以上)右(>)押しすることにより動画の早送りすることができる。また、カーソルキー5を所定時間以上左(<)押しすることにより動画の巻き戻し(遡及表示)を行うことができる
SETキー6はカーソルキー5によってカーソルが位置づけられている項目や画像を選択、設定若しくは確認する際に押すキーである。
ズームボタン7は、ズーム操作に用いられ、光学ズームの場合はズームボタン7(Wボタン7−1またはTボタン7−2)の操作に対応して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面4にはワイド(広角)画像又はテレ(望遠)画像が表示される。電子ズームの場合はズームボタン7の操作に対応して光学系12からの画像がデジタルズーム処理により画像が拡大/縮小されて表示される。
シャッターキー8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、静止画撮影モードでは1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生する。また、動画撮影モードではシャッターキー8を半押しすると表示中の動画像を停止させて静止表示し、シャッターキー8を全押しすると停止解除となり、動画表示を続行させる動画表示停止/停止解除キーとして用いることができる。なお、シャッターキー8を全押しすると表示中の動画像を停止させて静止表示し、シャッターキー8を半押しすると停止解除となり、動画表示を続行させる動画表示停止/停止解除キーとして用いるようにしてもよい。
メニューキー10はその時点で処理可能な選択メニューやアイコンを表示する場合に操作されるキーである。
上述した各ブロックはCPU23によって制御されており、CPU23が各ブロックの制御に必要とされるプログラムやデータはEEPROMやフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリであるプログラムメモリ29に記憶されている。そしてCPU23は上記プログラムおよびキー入力ブロック28からのキー入力信号に基づき動作することにより、本発明の制御手段として機能する。なお、プログラムメモリ29にはユーザによって設定されたシステムや各機能に関する設定データも記憶されている。
図3は本発明に係わる早送り/巻き戻し後の動画再生開始位置制御の基本原理の説明図である。動画の早送りを行いながらユーザがあるコマ画像(フレーム画像)41をサーチしていたところ、図3(a)に示すように時間t1に動画表示されたコマ画像41を見つけて(認識して)直ちに停止ボタンを押したとする。この場合、ユーザの認識時間と停止指示操作時間の差によってユーザが画像41を画面上で認識した時間と停止指示が出された時間t2の間に△tのずれが生じるため、動画が停止した時点ではコマ画像41はKコマだけ進み過ぎてしまい、画面にはKコマ後のコマ画像42が静止表示される結果となる。そこで、再生開始時に再生開始位置をKコマ分遡らせるようにしてユーザが認識したコマ画像41に近いコマから再生を開始するようにする。このようにすることにより、動画を早送りしても従来のようにユーザが開始したいと思うコマから再生を行うために何度も戻し/送り操作を行わなくても簡単に開始したいと思うコマ若しくはそのコマに近いコマから動画の再生を開始することができる。
また、動画の巻き戻しを行いながらユーザがあるコマ画像46をサーチしていたところ、図3(b)に示すように時間T1に動画表示されたコマ画像46を見つけて(認識して)直ちに停止ボタンを押したとする。この場合、ユーザの認識時間と停止指示操作時間の差によってユーザが画像46を画面上で認識した時間と停止指示が出された時間T2の間に△Tのずれが生じるため、動画が停止した時点ではコマ画像46はJコマだけ戻し過ぎてしまい、画面にはKコマ前のコマ画像47が静止表示される結果となる。そこで、再生開始時に再生開始位置をJコマ分前送りするようにしてユーザが認識したコマ画像46に近いコマから再生を開始するようにする。このようにすることにより、動画を巻き戻しても従来のようにユーザが開始したいと思うコマから再生を行うために何度も送り/戻し操作を行わなくても簡単に開始したいと思うコマもしくはそのコマに近いコマから動画の再生をことができる。
図4は早送り〜早送り終了、通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図であり、図4(a)、図4(b)は早送り中の動画メモリの状態、図4(c)は早送り終了(=停止)時の動画メモリの状態、図4(d)は通常再生開始時のメモリの状態を示す図である。記録形式としてインデックス(INDEX)部にJPEG先頭アドレスが記述されている形式のモーションJPEGを例として説明する。また、図中の記号Xは早送り倍率設定により変化する変数(パラメータ)、Yは早送り終了後に動画再生を開始する際に遡及させるコマ数であり、図6のフローチャートでは固定値、変形例1に係わる図7のフローチャートでは早送り倍率によって変化する変数、変形例2に係わる図8のフローチャートでは早送り時間によって変化する変数、変形例4に係わる図9のフローチャートではユーザによる設定値である。
早送り時には、図4(a)、図4(b)に示すように、早送り速度に応じてインデックス部からX0番目から〜X0+X番目のインデックスがサーチされ、各インデックスに記述されている1フレーム分の動画像データの先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データX0〜X0+Xが順次読み出されて、それぞれ再生され早送り表示される。
また、早送り終了時には図4(c)に示すようにN番目のインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データNが読み出されて再生・表示されるが、通常再生開始時には図4(d)に示すようにYコマ分遡ったN−Y番目のインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データNが読み出されて再生・表示される。このようにすることでユーザが再生を開始したいと思ったコマかそのコマに近いコマから再生することができる。なお、本実施例では通常再生とはデジタルカメラ100の標準動画再生速度による再生を意味する。
図5は巻き戻し〜巻き戻し終了、通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図であり、図5(a)、図5(b)は巻き戻し中の動画メモリの状態、図5(c)は巻き戻し終了(=停止)時の動画メモリの状態、図5(d)は通常再生開始時のメモリの状態を示す図である。記録形式は図4と同様であり、図中の記号Xは巻き戻し倍率設定により変化する変数、Zは巻き戻し終了後に動画再生を開始する際に前送りするコマ数であり、図6のフローチャートでは固定値、変形例1に係わる図7のフローチャートでは巻き戻し倍率によって変化する変数、変形例2に係わる図8のフローチャートでは巻き戻し時間によって変化する変数、変形例4に係わる図9のフローチャートではユーザによる設定値である。
巻き戻し時には、図5(a)、図5(b)に示すように、巻き戻し速度に応じてインデックス部からN番目から〜N−W番目のインデックスがサーチされ、各インデックスに記述されている1フレーム分の動画像データの先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データN〜N−Wが順次読み出されて、それぞれ再生され巻き戻し表示される。
また、巻き戻し終了時には図5(c)に示すようにX0番目のインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データX0が読み出されて再生・表示されるが、通常再生開始時には図5(d)に示すようにZコマ分先に進めたX0+Z番目のインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データX0+Zが読み出されて再生・表示される。
図6は本発明に係わる動画再生時の制御動作を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100に早送り/巻き戻し後の再生開始位置制御機能(ステップS3〜ステップS15に相当)を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的にCPUが予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図6に基いて説明する。なお、図6および図7〜図9に示すフローチャートでは動画再生モードを例として説明するが、本発明の適用範囲は動画再生モードに限定されず、例えば、前述した高速連写モードで撮影した連続撮影画像(高速連写画像)の再生時にも適用できる。
なお、下記図6のフローチャートの説明では動画再生を開始する際に遡及/前送りさせるコマ数(図4のY/図5のZ)が固定値の場合について説明し、遡及/前送りさせるコマ数が早送り倍率/巻き戻し倍率によって変化する場合については図7、遡及/前送りさせるコマ数が早送り時間/巻き戻し時間によって変化する場合については図8、遡及/前送りさせるコマ数がユーザによる設定値の場合については図9のフローチャートで説明する。
図6で、動画再生モードが選択されると、CPU23は動画再生用の初期設定を行った後、記録メディア30に記録されている各動画ファイルの代表画像(通常は先頭フレームの縮小画像)をLCD22に一覧表示させ、ユーザに所定のキー操作(たとえば、カーソルキー5の操作)により、所望の動画ファイルを選択させる(ステップS1)。
次に、CPU23はメディアコントローラ20を制御して記録メディア30に記録されている動画ファイルのうち上記ステップS1で選択された動画ファイルからコマ番号=Kの1コマ分の動画フレーム画像(圧縮データ)を読み出してデータ圧縮・伸張ブロック19で伸張させて画像データを再生(通常再生)し、LCD22に表示する(ステップS2)。なお、初期設定時にはK=1である。また、動画の記録形式がインデックス部に先頭アドレスが記述されている場合はインデックスX=1である。
ユーザは動画表示中にキー操作により早送り指示若しくは巻き戻し指示や停止指示等を行うことができるのでCPU23はキー入力ブロック28からの信号を調べ、早送り指示があった場合(例えばカーソルキー5が所定時間以上右(<)押しされた場合)はステップS4に進み、巻き戻し指示があった場合(例えばカーソルキー5が所定時間以上左(<)押しされた場合)はステップS8に進み、停止指示があった場合(例えば、シャッターキー8の半押しがあった場合)はステップS12に進み、早送り/巻き戻し停止後の通常再生開始指示があった場合(例えば、シャッターキー8の全押しがあった場合)はステップS13に進む。また、これらの指示がない場合はステップS2に戻る(ステップS3)。早送り指示、巻き戻し指示、停止指示、通常再生開始指示等の指示操作用のキーとして上述したようにカーソルキー5やシャッターキー8を用いてもよいがこれらに限定されず、デジタルカメラ100に設けられている他のキーを用いるようにしてもよいし、専用の指示キーを設けるようにしてもよい。
上記ステップS3で早送り指示があった場合は、CPU23は設定されている早送り倍率で早送り表示するようにメディアコントローラ20を制御して記録メディア30に記録されている動画ファイルのうち上記ステップS1で選択された動画ファイルから1コマ分の動画フレーム画像(圧縮データ)を読み出してデータ圧縮・伸張ブロック19で伸張させて画像データを再生し、LCD22に表示する(ステップS4)。なお、CPU23は初期設定時に標準早送り速度を早送り倍率1として内蔵メモリ24の早送り倍率設定エリアに自動設定(保持)するものとする。そして、下記ステップS5で早送り倍率が設定されると早送り倍率設定エリアに設定倍率が保持される。また、早送り速度=標準早送り速度×設定倍率である。
また、CPU23は早送り中にLCD22の所定領域に早送り倍率をユーザが変更可能に表示すると共にキー入力ブロック28からの信号を調べ、早送り倍率が変更されると変更された倍率を早送り倍率設定エリアに設定(保持)する(ステップS5)。早送り倍率の表示および変更は、公知の方法、例えば、数値バーをLCD22の所定領域に表示し、カーソルキー5の操作等により数値バーの数値表示位置を移動させ、指定位置の倍率値を表示する方法、等を適宜選択できる。
ユーザは早送り中に停止指示操作を行うことにより動画の早送り表示を停止させることができるので、CPU23はキー入力ブロック28からの信号を調べ、停止指示操作があった場合はステップS7に進み、そうでない場合はステップS4に戻る(ステップS6)。
早送り停止指示があった場合は、CPU23は早送り停止フラグをオン(フラグ値=1)とすると共に停止位置のコマ番号(=動画像フレーム番号)Kを保持してからメディアコントローラ20を制御して動画の早送り表示を停止させ、ステップS3に戻る(ステップS7)。なお、早送り停止フラグの初期設定値はオフ(フラグ値=0)とする。
上記ステップS3で巻き戻し指示があった場合は、CPU23は設定されている巻き戻し倍率で早送り表示するようにメディアコントローラ20を制御して上記ステップS3で停止させたコマ位置から逆順に1コマ分の動画フレーム画像(圧縮データ)を読み出してデータ圧縮・伸張ブロック19で伸張させて画像データを再生し、LCD22に表示する(ステップS8)。なお、CPU23は初期設定時に標準巻き戻し速度を巻き戻し倍率1として内蔵メモリ24の巻き戻し倍率設定エリアに設定(保持)するものとする。そして、下記ステップS9で巻き戻し倍率が設定されると巻き戻し倍率設定エリアに設定倍率が保持される。また、巻き戻し速度=標準巻き戻し速度×設定倍率である。
また、CPU23は巻き戻し中にLCD22の所定領域に巻き戻し倍率をユーザが変更可能に表示すると共にキー入力ブロック28からの信号を調べ、巻き戻し倍率が変更されると変更された倍率を巻き戻し倍率設定エリアに自動設定(保持)する(ステップS9)。巻き戻し倍率の表示および変更は、ステップS5の説明で述べた公知の方法等を適宜選択できる。
ユーザは巻き戻し中に停止指示操作を行うことにより動画の巻き戻し表示を停止させることができるので、CPU23はキー入力ブロック28からの信号を調べ、停止指示操作があった場合はステップS11に進み、そうでない場合はステップS8に戻る(ステップS10)。
巻き戻し停止指示があった場合は、CPU23は巻き戻し停止フラグをオン(フラグ値=1)とすると共に停止位置のコマ番号(=動画像フレーム番号)Kを保持してから
メディアコントローラ20を制御して動画表示を停止させ、ステップS3に戻る(ステップS11)。なお、巻き戻し停止フラグの初期設定値はオフ(フラグ値=0)とする。
上記ステップS3で停止指示があった場合はCPU23はメディアコントローラ20を制御して動画の巻き戻し表示を停止させ、停止時のコマ番号(フレーム番号)Kを保持してからステップS3に戻る(ステップS12)。なお、図4、図5に示したように動画の記録形式がインデックス部に先頭アドレスが記述されている場合は停止時のインデックスXを保持するものとする。
上記ステップS3で通常再生開始指示があった場合は、CPU23は早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグを調べ、早送り停止フラグがオンの場合はステップS14に進み、巻き戻し停止フラグがオンの場合はステップS15に進む。また、早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグが共にオフの場合はコマ番号Kに1を加えてステップS2に戻る(ステップS13)。なお、動画の記録形式がインデックス部に先頭アドレスが記述されている場合は停止時のインデックスXに1を加えてからステップS2に戻る。
早送り停止フラグがオンの場合は、CPU23は早送り停止フラグをオフにしてから予め設定されている一定(固定値)の遡及コマ数Y(=遡及フレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出し、上記ステップS5で保持したコマ番号Kから差し引いたコマ番号K−Yのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS14)。なお、動画の記録形式がインデックス部に先頭アドレスが記述されている場合は停止時に保持したインデックスXからYを差し引いたインデックスX−Yを求めてからステップS2に戻る。
巻き戻し停止フラグがオンの場合は、CPU23は巻き戻し停止フラグをオフにしてから予め設定されている一定(固定値)の前送りコマ数Z(=前送りフレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出し、上記ステップS11で保持したコマ番号を加えたコマ番号K+Zのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS15)。なお、動画の記録形式がインデックス部に先頭アドレスが記述されている場合は停止時に保持したインデックスXにZを加えたインデックスX+Zを求めてからステップS2に戻る。
上記図6のフローチャートに示した動作により、動画再生時に早送りを行っているときに早送りを停止させて通常速度での再生(通常再生)を行う際に、デジタルカメラ100に予め設定されているコマ数分遡ったところから再生を開始するので、ユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止させようとしたコマ若しくはそのコマに近いコマから動画を再生・表示することができる。また、巻き戻しを行っているときに巻き戻しを停止させて通常速度での再生を行う際に、デジタルカメラ100に予め設定されているコマ数分先に進めたところから再生を開始するので、ユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止しようとしたコマ若しくはそのコマに近いコマから動画を再生・表示することができる。
(変形例1)
上記図6に示したフローチャートでは早送り/巻き戻し停止後の遡及コマ数/巻き戻しコマ数を予め設定された固定値としたが、遡及コマ数/巻き戻しコマ数を図7に示すように早送り速度/巻き戻し速度に応じて変化させるようにしてもよい。
図7は変形例1に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートであり、ステップS1〜S12までの動作は図6に示したフローチャートのステップS1〜S12の動作と同様である。
ステップS3で通常再生開始指示があった場合は、CPU23は早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグを調べ、早送り停止フラグがオンの場合はステップS14−1に進み、巻き戻し停止フラグがオンの場合はステップS15−1に進む。また、早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグが共にオフの場合はコマ番号Kに1を加えてステップS2に戻る(ステップS13)。
早送り停止フラグがオンの場合は、CPU23は早送り停止フラグをオフにしてから早送り倍率設定エリアに設定(保持)されている早送り倍率(図6のステップS4、S5参照)Pを取り出すと共に(ステップS14−1)、初期設定時に設定されている早送り倍率が1のときの遡及コマ数Y(=遡及フレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出して遡及コマ数P×Yを算出し(ステップ14−2)、ステップS5で保持したコマ番号Kから差し引いたコマ番号K−P×Yのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS14−3)。
巻き戻し停止フラグがオンの場合は、CPU23は巻き戻し停止フラグをオフにしてから巻き戻し倍率設定エリアに設定(保持)されている巻き戻し倍率(図6のステップS8、S9参照)Qを取り出すと共に(ステップS15−1)、初期設定時に設定されている巻き戻し倍率が1のときの前送りコマ数Z(=前送りフレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出して前送りコマ数Q×Zを算出し(ステップS15−2)、ステップS11で保持したコマ番号Kに前送りコマ数Q×Zを加えたコマ番号K+Q×Zのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS15−3)。
上記図7のフローチャートに示した動作により、動画再生時に早送りを行っているときに早送りを停止させて通常速度での再生(通常再生)を行う際に、早送り倍率に応じたコマ数分遡ったところから再生を開始するので、ユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止しようとしたコマ若しくはそのコマにより近いコマから動画を再生・表示することができる。また、巻き戻しを行っているときに巻き戻しを停止させて通常速度での再生を行う際に、巻き戻し倍率に応じたコマ数分先に進めたところから再生を開始するので、ユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止しようとして動作を起こしたコマ若しくはそのコマにより近いコマから動画を再生・表示することができる。
(変形例2)
上記図6に示したフローチャートでは早送り/巻き戻し停止後の遡及コマ数/巻き戻しコマ数を予め設定された固定値としたが、遡及コマ数/巻き戻しコマ数を図8に示すように早送り時間/巻き戻し時間に応じて変化させるようにしてもよい。
図8は変形例2に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートであり、ステップS1〜S12までの動作はステップS6からS4に戻る経路に早送りを行った時間をカウントするステップ(図示せず)を付加し、ステップS10からS8に戻る経路に巻き戻しを行った時間をカウントするステップ(図示せず)を付加する以外は図6に示したフローチャートのステップS1〜S12の動作と同様である。
ステップS3で通常再生開始指示があった場合は、CPU23は早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグを調べ、早送り停止フラグがオンの場合はステップS14−1に進み、巻き戻し停止フラグがオンの場合はステップS15−1に進む。また、早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグが共にオフの場合はコマ番号Kに1を加えてステップS2に戻る(ステップS13)。
早送り停止フラグがオンの場合は、CPU23は早送り停止フラグをオフにしてから早送り時にカウントした早送り時間を基に遡及コマ数YYを算出し(ステップ14−1)、ステップS5で保持したコマ番号Kから差し引いたコマ番号K−YYのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS14−2)。
巻き戻し停止フラグがオンの場合は、CPU23は巻き戻し停止フラグをオフにしてから巻き戻し時にカウントした巻き戻し時間を基に前送りコマ数ZZを算出し(ステップ15−1)、ステップS11で保持したコマ番号Kに前送りコマ数TZを加えたコマ番号K+ZZのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS15−2)。
上記図8のフローチャートに示した動作により、動画再生時に早送りを行っているときに早送りを停止させて通常速度での再生(通常再生)を行う際に、早送りを行った時間に応じて遡るコマ数を変化させることにより短時間の早送りにも対応できる。また、巻き戻しを行っているときに巻き戻しを停止させて通常速度での再生を行う際に、巻き戻しを行った時間に応じて前送りするコマ数を変化させることにより短時間の巻き戻しにも対応できる。
(変形例3)
上記図8のフローチャートでは、早送り所要時間若しくは巻き戻し所要時間をカウントして、早送り停止若しくは巻き戻し停止後に通常再生を開始する際にカウントした早送り所要時間若しくは巻き戻し所要時間に応じて停止位置から所定フレーム分遡及若しくは前送りするようにしたが、早送り量(つまり、早送りフレーム数)若しくは巻き戻し量(つまり、早送りフレーム数)を計測して、早送り停止若しくは巻き戻し停止後に通常再生を開始する際に計測したカウントした早送り量若しくは巻き戻し量に応じて停止位置から所定フレーム分遡及若しくは前送りするようにしてもよい。具体的には、図6のステップS6からS4に戻る経路に早送りしたフレーム数をカウントするステップ(図示せず)を付加し、ステップS10からS8に戻る経路に巻き戻ししたフレーム数カウントするステップ(図示せず)を付加し、図8のステップ14−1を「早送り停止フラグがオンの場合は、CPU23は早送り停止フラグをオフにしてから早送り時にカウントした早や送りフレーム数を基に遡及コマ数YYを算出する」ようにし、図8のステップ15−1を「巻き戻し停止フラグがオンの場合は、CPU23は巻き戻し停止フラグをオフにしてから巻き戻し時にカウントした巻き戻し時間を基に前送りコマ数ZZを算出する」ようにこうせいすればよい。
このように構成することより、動画再生時に早送り若しくは巻き戻しを行っているときに早送りを停止させて通常速度での再生(通常再生)を行う際に、早送り若しくは巻き戻したフレーム数が多くても少なくても、ユーザが再生を開始したいと思っていたフレームに近い位置から再生を開始できる。
(変形例4)
上記図6に示したフローチャートでは早送り/巻き戻し停止後の遡及コマ数/巻き戻しコマ数を予め設定された固定値としたが、遡及コマ数/巻き戻しコマ数や時間を図9に示すようにユーザが設定できようにしてもよい。
図9は変形例4に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートであり、ステップS1〜S12までの動作は図6に示したフローチャートのステップS1〜S12の動作と同様である。
ステップS3で通常再生開始指示があった場合は、CPU23は早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグを調べ、早送り停止フラグがオンの場合はステップS14−1に進み、巻き戻し停止フラグがオンの場合はステップS15−1に進む。また、早送り停止フラグおよび巻き戻し停止フラグが共にオフの場合はコマ番号Kに1を加えてステップS2に戻る(ステップS13)。
早送り停止フラグがオンの場合は、ユーザはメニューキー10を押して遡及するコマ数(=フレーム数)を指定することができるのでCPU23は早送り停止フラグをオフにしてからキー入力ブロック28からの信号を調べ、メニューキー10が押された場合はコマ数指定用のウインドウを静止表示中のLCD22の所定領域に開いて遡及コマ数の入力を促し、メニューキー10がおされない場合はステップS14−3に進む(ステップS14−1)。
次に、CPU23はキー入力ブロック28から入力された遡及コマ数Yを内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアに設定(保持)する(ステップS14−2)。なお、初期設定時には所定の遡及コマ数が遡及設定エリアに自動設定されているものとする。
CPU23は遡及コマ数Y(=遡及フレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出し、上記ステップS5で保持したコマ番号Kから差し引いたコマ番号K−Yのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS14−3)。
巻き戻し停止フラグがオンの場合は、ユーザはメニューキー10を押して遡及するコマ数(=フレーム数)を指定することができるのでCPU23は巻き戻し停止フラグをオフにしてからキー入力ブロック28からの信号を調べ、メニューキー10が押された場合はコマ数指定用のウインドウを静止表示中のLCD22の所定領域に開いて前送りコマ数の入力を促し、メニューキー10がおされない場合はステップS15−3に進む(ステップS15−1)。
次に、CPU23はキー入力ブロック28から入力された前送りコマ数Zを内蔵メモリ24の所定領域の前送りコマ数設定エリアに設定(保持)する(ステップS15−2)。なお、初期設定時には所定の前送りコマ数が遡及設定エリアに自動設定されているものとする。
CPU23は前送りコマ数Z(=前送りフレーム数)を内蔵メモリ24の所定領域の遡及コマ数設定エリアから取り出し、ステップS11で保持したコマ番号を加えたコマ番号K+Zのフレームの動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップS15−3)。
上記図9のフローチャートに示した動作により、動画再生時に早送りを行っているときに早送りを停止させて通常速度での再生(通常再生)を行う際に、ユーザが設定したコマ数分遡ったところから再生を開始するので、個人差を吸収できユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止しようとしたコマ若しくはそのコマにより近いコマから動画を再生・表示することができる。また、巻き戻しを行っているときに巻き戻しを停止させて通常速度での再生を行う際に、ユーザが設定したコマ数分先に進めたところから再生を開始するので、ユーザが再生を開始したいと思ったところ、つまり、ユーザが停止しようとしたコマ若しくはそのコマに近いよりコマから動画を再生・表示することができる。
なお、上記図9のフローチャートではステップS14−1で遡及コマ数を、S15−1で前送りコマ数を手動入力する例を示したが、ステップS14−1で遡及時間を入力可能なウインドウを表示して入力を促し、ステップS14−2で遡及時間を入力・設定し、ステップS14−3で遡及時間に応じたフレーム数分遡及するようにし、ステップS15−1で前送り時間を入力可能なウインドウを表示して入力を促し、ステップS14−2で前送り時間を入力・設定し、ステップS14−3で前送り時間に応じたフレーム数分前送りするようにしてもよい。
(変形例5)
上記図6〜図9に示したフローチャートでは早送り/巻き戻し停止後にコマを単に遡及/前送りして通常再生開始位置に位置付けるようにしたが、遡及/前送り時に通常再生開始位置までの間の動画を再生して表示させるようにしてもよい。
図10は変形例5に係わる早送り終了〜通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図であり、記録形式および図中の記号X、Yの意味は図4の場合と同様である。
早送り終了時には図10(a)に示すようにN番目のインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データNが読み出されて再生・表示される。通常再生指示があると図10(b)に示すようにN−1番目〜N−Y番目までのインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データN−1〜JPEG圧縮動画像データN−Yが順次読み出されて遡及的に再生・表示される。また、通常再生開始時には図10(c)に示すようにYコマ分遡ったN−Y番目のJPEG圧縮動画像データから1コマ分ずつ正順に読み出されてそれぞれ再生・表示される。
図11は変形例5に係わる巻き戻し終了〜通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図であり、記録形式および図中の記号X、Zの意味は図5の場合と同様である。
巻き戻し時終了時には、図11(a)に示すようにインデックス部からX0+W番目のインデックスがサーチされ、各インデックスに記述されている1フレーム分の動画像データの先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データX0+Wから順次読み出されて再生・表示される。
通常再生指示があると、図11(b)に示すようにX0+W+1番目〜X0+Z番目までのインデックスに記述されている先頭アドレスに対応するJPEG圧縮動画像データX+1〜X0+Zが順次読み出されて前送り的に表示される。また、通常再生開始時には図11(c)に示すようにZコマ分前送りしたX0+Z番目のJPEG圧縮動画像データから順次再生・表示される。
図12は変形例5に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートであり、図12(a)は早送り後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャート、図12(b)は巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートである。
図12(a)で、CPU23はステップS13で早送り停止フラグがオンの場合には、早送り停止フラグをオフにしてからメディアコントローラ20を制御してステップS6(図6参照)で停止させたコマ位置から逆順に1コマ分の動画フレーム画像(圧縮データ)を読み出してデータ圧縮・伸張ブロック19で伸張させて画像データを再生・表示し(ステT1)、LCD22に表示する動作を前述した図6の固定の遡及コマ数分、または図7のステップS14−1、S14−2で算出した遡及コマ数分、または、図8のステップS14−1で算出した遡及コマ数分、または、図9のステップS14−1、S14−2で入力・設定した遡及コマ数分繰り返し、遡及コマ数分の再生・表示が終わると次の動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップT2)。
また、図12(b)で、CPU23はステップS13で巻き戻し停止フラグがオンの場合には、巻き戻し停止フラグをオフにしてからメディアコントローラ20を制御してステップS10(図6参照)で停止させたコマ位置から正順に1コマ分の動画フレーム画像(圧縮データ)を読み出してデータ圧縮・伸張ブロック19で伸張させて画像データを再生し(ステップT4)、LCD22に表示する動作を前述した図6の固定の前送りコマ数分、または図7のステップS15−1、S15−2で算出した遡及コマ数分、または、図8のステップS15−1で算出した遡及コマ数分、または、図9のステップS15−1、S15−2で入力・設定した前送りコマ数分繰り返し、前送りコマ数分の再生・表示が終わると次の動画像データを読み出すようにメディアコントローラ20を制御してから通常再生を行うためにステップS2に戻る(ステップT4)。
上記図12に示したフローチャートの動作により、早送り時には停止位置から遡る際に、一気に戻すのではなく巻き戻し再生することで画像のつながりがわかるので、通常再生開始位置がわかり易くなる。また、巻き戻し時にも停止位置から前送りする際に、一気に前送りするのではなくは再生・表示することで画像のつながりがわかるので、通常再生開始位置がわかり易くなる。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば、再生装置という用語は、専用の画像再生装置だけでなく、デジタルカメラ等の電子カメラのほかやカメラ付き携帯電話機や録画再生機能を有する情報機器、映像機器などにも適用し得るものである。
本発明の各実施形態に共通する撮像装置および再生装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図である。 図1に示したデジタルカメラのブロック図である。 早送り/巻き戻し後の動画再生開始位置制御の基本原理の説明図である。 早送り〜早送り終了、通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図である。 巻き戻し〜巻き戻し終了、通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図である。 本発明に係わる本発明に係わる動画再生時の制御動作を示すフローチャートである。 変形例1に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートである。 変形例2に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートである。 変形例4に係わる早送り/巻き戻し後の通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートである。 変形例5に係わる早送り〜早送り終了、通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図である。 変形例5に係わる早送り終了〜通常再生開始時の動画メモリの状態遷移図である。 変形例5に係わる巻き戻し終了後〜通常再生開始位置制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
5 カーソルキー
8 シャッターキー
13 CCD
19 データ圧縮・伸張ブロック
21 表示コントローラ
22 LCD
23 CPU
30 記録メディア
100 デジタルカメラ

Claims (22)

  1. 動画を記録保存する動画記録手段と、
    前記動画記録手段に記録されている動画を再生する画像再生手段と、
    動画の早送り指示を行う早送り指示手段と、
    早送り中の動画の停止指示を行う停止指示手段と、
    前記早送り指示により前記画像再生手段に早送り再生動作を行なわせ、前記早送り停止指示により早送り再生動作を停止させる早送り動作制御手段と、
    早送り停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分遡ったフレームから再生を開始させる再生開始位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 前記早送り動作制御手段による再生動作停止時のフレーム番号を保持するフレーム番号保持手段を備え、
    前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に、前記フレーム情報保持手段によって保持されたフレーム番号から所定フレーム数を差し引いたフレーム番号の画像から再生を行わせることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置から予め設定されたフレーム分遡ったフレームから再生を開始させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 更に、前記早送り動作制御手段による早送り速度を可変にする早送り速度設定手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、前記早送り速度設定手段によって設定された早送り速度に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 更に、前記早送り動作制御手段による動画の早送り所要時間を計測する早送り時間計測手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、前記早送り所要時間に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 更に、前記早送り動作制御手段による動画の早送り量を計測する早送り量計測手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より所定フレーム分遡る際に、前記早送り量に応じて遡るフレーム数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  7. 更に、手動により、遡及させるフレーム数または時間を設定する遡及値設定手段を備え、
    前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置から前記遡及値設定手段によって設定された遡及値のフレーム数または時間だけ遡ることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  8. 前記再生開始位置制御手段は、早送り停止後に、停止位置より遡る際に前記画像再生手段に巻き戻し再生を行わせることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の再生装置。
  9. 動画を記録保存する動画記録手段と、
    前記動画記録手段に記録されている動画を再生する画像再生手段と、
    動画の巻き戻し指示を行う早送り指示手段と、
    巻き戻し中の動画の停止指示を行う停止指示手段と、
    前記巻き戻し指示により前記画像再生手段に巻き戻し再生動作を行なわせ、前記巻き戻し停止指示により巻き戻し再生動作を停止させる巻き戻し動作制御手段と、
    巻き戻し停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分前送りしたフレームから再生を開始させる再生開始位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  10. 前記巻き戻し動作制御手段による再生動作停止時のフレーム番号を保持するフレーム番号保持手段を備え、
    前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に、前記フレーム情報保持手段によって保持されたフレーム番号に所定フレーム数を加えたフレーム番号の画像から再生を行わせることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  11. 前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置から予め設定されたフレーム分前送りしたフレームから再生を開始させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  12. 更に、前記早送り動作制御手段による巻き戻し速度を可変にする巻き戻し速度設定手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム分前送りする際に、前記巻き戻し速度設定手段によって設定された巻き戻し速度に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  13. 更に、前記早送り動作制御手段による動画の巻き戻し所要時間を計測する巻き戻し時間計測手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム前送りする際に、前記巻き戻し所要時間に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  14. 更に、前記早送り動作制御手段による動画の巻き戻し量を計測する巻き戻し量計測手段を備え、前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム前送りする際に、前記巻き戻し量に応じて前送りするフレーム数を変化させることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  15. 更に、手動により、前送りさせるフレーム数または時間を設定する前送り値設定手段を備え、
    前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より所定フレーム分前送りする際に、前記前送り値設定手段によって設定された前送り値に基づくフレーム数または時間だけ前送りすることを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  16. 前記再生開始位置制御手段は、巻き戻し停止後に、停止位置より前送りする際に前記画像再生手段に前送り再生を行わせることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の再生装置。
  17. 再生装置による動画再生時における早送り後の再生開始位置制御方法であって、
    早送りを行う工程と、
    早送りを停止させる工程と、
    早送り停止後に、通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレームまたは所定時間分遡ったフレームから再生を開始させる工程と、
    を備えたことを特徴とする早送り後の再生開始位置制御方法。
  18. 再生装置による動画再生時における巻き戻し後の再生開始位置制御方法であって、
    巻き戻しを行う工程と、
    巻き戻しを停止させる工程と、
    巻き戻し停止後に、通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分または所定時間分前送りしたフレームから再生を開始させる工程と、
    を備えたことを特徴とする巻き戻し後の再生開始位置制御方法。
  19. 画像記録メモリを備えたコンピュータに、
    前記画像記録メモリに記録されている動画を再生する機能と、
    動画の早送り指示を行う機能と、
    早送り中の動画の停止指示を行う機能と、
    前記早送り指示により前記画像再生手段に早送り再生動作を行なわせる機能と、
    前記停止指示手段による早送り停止指示により早送り再生動作を停止させる機能と、
    早送り停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分遡ったフレームから再生を開始させる機能と、
    を実行させるプログラム。
  20. 画像記録メモリを備えたコンピュータに、
    前記画像記録メモリに記録されている動画を再生する機能と、
    動画の巻き戻し指示を行う機能と、
    巻き戻し中の動画の停止指示を行う機能と、
    前記巻き戻し指示により前記画像再生手段に巻き戻し再生動作を行なわせる機能と、
    前記停止指示手段による巻き戻し停止指示により巻き戻し再生動作を停止させる機能と、
    巻き戻し停止後に、前記画像再生手段に通常再生を行わせる際に停止位置より所定フレーム分前送りしたフレームから再生を開始させる機能と、
    を実行させるプログラム。
  21. 請求項19に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  22. 請求項20に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010166514A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Nikon Corp 画像再生装置、撮像装置、および画像再生プログラム
JP2012034210A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Mitsubishi Electric Corp 映像音声記録再生装置、および映像音声記録再生方法
JP2013062682A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Kayaba Ind Co Ltd ドライブレコーダ
US9185349B2 (en) 2008-05-28 2015-11-10 Kyocera Corporation Communication terminal, search server and communication system

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