JP2007180367A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置及びその製造方法に関し、動作領域にSi/SiCのヘテロ接合を用い、SiCに依ってnチャネル・トランジスタ及びpチャネル・トランジスタそれぞれに好適な歪みを印加できるようにして超高速の半導体装置を実現しようとする。
【解決手段】 半導体装置に含まれるnチャネル絶縁ゲート型FETに於いては、Si層1上に形成されたSiC層2と、SiC層2上に形成されたゲート絶縁膜3と、ゲート絶縁膜3上に形成されたゲート電極4と、Si層1上に形成されたSiC層2のうちソース領域5及びドレイン領域6を覆う部分の上に形成されてSiに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層、即ち、3C−SiC層8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動作領域にSi/SiCヘテロ接合を用いた高速動作する電界効果トランジスタ(FET)を含む半導体装置及びその製造方法に関する。
現在、FETの性能を向上する為、キャリア移動度を向上させる研究が行われていて、例えば、ヘテロ接合を動作領域に用いた素子(前者)、或いは、歪みSiを導入した素子(後者)などの開発が行われている。
前者の例として、Si/SiCヘテロ界面を利用した高電子移動度トランジスタ(例えば、特許文献1を参照。)が知られている。
図3は特許文献1に開示されたSi/SiCヘテロ界面を利用した高電子移動度トランジスタの要部切断側面図であり、図に於いて、21はSi基板、22はSiC層、23はゲート、24はソース、25はドレインをそれぞれ示している。
この高電子移動度トランジスタでは、Si基板21上にドナーとなる不純物が添加されたSiC層22をエピタキシャル成長させ、そして、SiC層22上にSiCに対してショットキ接合を生成する金属でゲート電極が形成される。
このとき、SiとSiCのエネルギーバンドギャップの相違によりSiとSiC間に伝導帯の不連続が生じる。この伝導帯の不連続を利用し、SiCをキャリア供給層、Siを電子走行層とし、Si/SiC界面をチャネルとして用いている。
前記した後者の例として、ソース領域及びドレイン領域にSiC或いはSiGeを用いてチャネルに歪みを印加する方法が知られている(非特許文献1)。
図4及び図5は非特許文献1に開示された歪みSi−MOSFETを表す要部切断側面図であり、ソース領域34及びドレイン領域35にSi基板31とは格子定数を異にする材料であるSiC或いはSiGeなどの応力付与膜37を導入することに依り、nチャネルトランジスタ及びpチャネルトランジスタそれぞれに適した歪みをチャネルに導入することでキャリア移動度の向上を図っている。
即ち、nチャネルトランジスタに於いて、Siよりも格子定数が小さいSiCでソース領域及びドレイン領域を形成することに依り、SiCに圧縮応力を発生させる。この圧縮応力に依りチャネル部は両端から引っ張られて歪みを生じ、これに依り電子の移動度が向上する。
同様に、pチャネルトランジスタに於いて、格子定数がSiよりも大きいSiGeをソース領域及びドレイン領域に形成することで、SiGeに引っ張り応力を発生させている。この引っ張り応力に依ってチャネル部は両端から圧縮されて歪みを生じ、これに依り正孔の移動度が向上する。尚、各図に於いて、32はゲート絶縁膜、33はゲート電極、36はサイドウォールをそれぞれ示している。
また、前者と後者を併せた例として、Si系絶縁ゲート型(MOS)FETに於いて、歪みSi/SiGeヘテロ界面をチャネルに用いた素子(例えば非特許文献2を参照。)が知られている。
図6は非特許文献2に開示された歪みSi/SiGe−MOSFETの要部説明図であり、(A)は要部切断側面を、(B)はゲート近傍のエネルギーバンドダイヤグラムをそれぞれ示している。
図6に於いて、11は緩和SiGe緩衝層(緩和仮想基板)、12はSi層、13はSiGe層、14はSi層、15はSiO2 からなるゲート絶縁膜、16はゲート電極、17はサイドウォールをそれぞれ示している。
このMOSFETに於いては、Si/SiGe間の格子定数差を利用してSiに引っ張り歪みを生成させ、その引っ張り歪みに依って、(B)に見られるようにSiとSiGeとの間に伝導帯の不連続を生じるので、この界面をチャネルとして用いている。
前期説明した各従来例には様々な問題がある。例えば、特許文献1に開示された発明では、Si/SiC間の格子定数差により、電子走行層であるSiに圧縮歪みが生じ、電子移動度を低下させてしまうという問題がある。
非特許文献1に開示された発明では、ソース領域とドレイン領域とで異なる材料を使用するので、コンプリメンタリ回路を実現する為には、複雑なプロセスが必要となる。
非特許文献2に開示された発明では、歪みSi/SiGe間の伝導帯に於けるオフセットが小さいので、電子走行層としてヘテロ界面のみでなく、絶縁物界面も使用してしまう為、電子の移動度が低下する旨の問題がある。加えて、緩和仮想基板の作成には、複雑なプロセスが要求される為、基板作成のコストが上昇する。また、電子と正孔とがそれぞれ異なる界面を走行する為、設計上の複雑さが増加する。
特開昭63−47984号公報 「ソース・ドレインストレッサ」Kah−Wee Ang et al.,Appl.Phys.Lett.,86,093102(2005) 「Si/SiGeヘテロチャネルMOSFET」K.Michelakis et al.,IEEE Trans.Electron Devices,51,1309(2004) I.Growth et al.,J.Electrochem.Soc.,151.C210−C214(2004)
本発明では、動作領域にSi/SiCのヘテロ接合を用い、SiCに依ってnチャネル・トランジスタ及びpチャネル・トランジスタそれぞれに好適な歪みを印加できるようにして超高速の半導体装置を実現しようとする。
本発明に依る半導体装置及びその製造方法に於いては、
(1)
Si層上に形成されたSiC層と、該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、該Si層上に形成されたSiC層のうちソース領域及びドレイン領域を覆う部分の上に形成されてSiに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層とを備えたnチャネル絶縁ゲート型FETを含んでなることを特徴とするか、或いは、
(2)
Si層に於けるチャネル領域上方に形成されたSiC層と、該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備えたpチャネル絶縁ゲート型FETを含んでなることを特徴とするか、或いは、
(3)
前記(1)記載の半導体装置に含まれるnチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、Siに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層を形成するに際して選択エピタキシャル成長法を適用して成膜することを特徴とするか、或いは、
(4)
前記(2)記載の半導体装置に含まれるpチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、Si層に於けるチャネル領域上方にSiC層を形成するに際し、全面に形成されたSiC層をゲート絶縁膜、ゲート電極、サイドウォールの形成後にエッチングして作製することを特徴とする。
前記手段を採ることに依り、電子及び正孔はともにヘテロ界面を走行するようにしている為、従来の技術に於ける絶縁体界面を利用する場合と比較し、キャリア移動度は向上する。しかも、それぞれのキャリアに対応して適切な歪みを導入することができるので、更にキャリア移動度を向上させることができる。また、歪みの印加にはSiCを利用しているので、nチャネル・トランジスタに於いてはSiCのエピタキシャル成長に依り、そして、pチャネル・トランジスタに於いてはSiC層のエッチング除去に依り,それぞれ効果的に歪みを印加できる。換言すると、SiCを利用して、ヘテロ接合の生成及び歪み導入が可能であり、これに依って、プロセスの簡略化、及び、設計時の自由度向上を実現することができ、CMOSデバイスやSi系HEMTの高速化及び低消費電力化に有効である。
本発明の一実施の形態としてMOSFETを製造する方法について説明する。
先ず、面方位が(100)であるSi基板上に3C−SiC層をエピタキシャル成長させて、Si/SiCヘテロ構造を形成する。次いで、ゲート絶縁膜、ゲート電極、サイドウォール絶縁膜を形成する。次いで、ソース及びドレインを形成する。次いで、n−MOSFETについてはソース及びドレインの上部にSiC層をエピタキシャル成長させる。また、p−MOSFETについてはソース及びドレイン上部に在るSiC層を除去する。最後に、層間絶縁膜及び電極を形成する。
前記した構造にすることで、n−MOSFETとp−MOSFETとには異なる歪みを与えられることとなる。
n−MOSFETの場合、Si上に成長したSiCには、SiとSiCとの間の格子定数差により引っ張り歪みが生じる。ソース・ドレイン上部のSiC層は、チャネル部のSiCに比較して厚くなっている為、サイズ効果によりSiチャネル部に引っ張り歪みを生じさせる。
また、p−MOSFETの場合、SiCに生じている引っ張り歪みが、ゲート両脇のSiCを除去することに依るサイズ効果により、Siチャネル部により大きな圧縮歪みが生じる。
上記のような歪みを生じさせることに依り、n−MOSFET及びp−MOSFETそれぞれのキャリア移動度は向上する。即ち、n−MOSFETに於いては、Siに生じた引っ張り歪みに依り、電子のエネルギー縮退がとけ、電子移動度が向上するものである。
そして、p−MOSFETに於いては、Siに生じた圧縮歪みにより、正孔の移動度が向上する。
また、Si/SiCヘテロ界面を利用しているのでキャリア移動度は向上する。即ち、SiCの大きなエネルギーバンドギャップに依って伝導帯及び価電子帯には大きなエネルギー差が生じている。これに依りn−MOSFET及びp−MOSFETは共にキャリアの走行層としてSi/SiCヘテロ界面を利用することができる為、従来のように絶縁物界面を走行層として用いる場合に比較してキャリア移動度は向上し、また、キャリアは同一の走行層を走行することになるから設計の自由度は向上する。
このようにSiCを利用し、ヘテロチャネル及びn−MOSFET、p−MOSFETそれぞれに好適な歪みの導入を実現できるので、例えば、n−MOSFET及びp−MOSFETを同一基板上に集積化することが容易となり、高性能のコンプリメンタリ回路を実現することができる。
図1及び図2は本発明を実施したnチャネルMOSFET及びpチャネルMOSFETを説明する図であって、何れの図に於いても(A)がFETの要部切断側面を、そして、(B)がゲートで切断して見たエネルギバンドダイヤグラムである。
図1及び図2に見られる各FETを同一基板上に作製することで本発明を実施するCMOS回路装置を実現することができるので、以下、これを説明する。
本発明を実施したCMOS回路装置を作製する場合、通常の技法を適用して作製でき、特に実施困難な工程は存在しない。先ず、その概略を説明すると、面方位が(100)であるSi基板1を用い、3C−SiC層2の形成、素子分離領域の形成、ウェルの形成、ゲート絶縁膜3の形成、ゲート電極4の形成、LDD(lightly doped drain)構造に於ける浅いソース領域5Aと浅いドレイン領域6Aの形成、サイドウォール7の形成、深いソース領域5と深いドレイン領域6の形成、の順に工程を実施する。尚、この場合、チャネル方向は結晶軸<110>の方向とした。
各図を参照しつつ、CMOS回路装置の作製について詳細に説明する。
(1)
低圧化学気相堆積(LPCVD:low pressure chemical vapour deposition)を適用することに依り、Si基板1上に3C−SiCからなるエピタキシャル成長層2を形成する(必要あれば、非特許文献3を参照。)。
このとき、SiC層2及びSi基板1の表面には格子不整合により、SiC層2には引っ張り歪みが、そして、Si基板1の表面には圧縮歪みが生成される。尚、必要に応じ、SiC層2には不純物を添加して良い。
(2)
次いで、例えば、STI(shallow trench isolation)法、或いは、LOCOS(local oxidation of silicon)法などを適用して素子分離(図示せず)を形成する。
(3)
次いで、イオン注入法を適用することに依り、nチャネルMOSFET形成予定領域に対して硼素(B)を、また、pチャネルMOSFET形成予定領域に対して砒素(As)をそれぞれ打ち込み、その後、熱処理に依る活性化を行なってウエル(図示せず)を形成する。
(4)
次いで、熱酸化法を適用することに依り、SiC層2上にSiO2 からなるゲート絶縁膜3を形成する。尚、SiO2 は、例えばHfO2 やSiONなどに代替することができる。
(5)
次いで、CVD法を適用することに依り、ゲート絶縁膜3上に多結晶Si膜を形成し、通常のレジストプロセス及びドライエッチング法を適用することに依り、多結晶Si膜をエッチングしてゲート電極4を形成する。
(6)
次いで、イオン注入法を適用することに依り、LDD構造の浅いソース領域5A及びドレイン領域6Aを形成する。ここで、注入する不純物は、n−MOSFETに対しては砒素を、また、p−MOSFETに対してはボロンを用いて良い。
(7)
次いで、CVD法を適用することに依り、全面にSiO2 膜を堆積し、エッチャントをCF4 とするドライエッチング法を適用することに依り、SiO2 膜の異方性エッチングを行なってサイドウォール7を形成する。
(8)
次いで、イオン注入法を適用することに依り、LDD構造に於ける深いソース領域5及びドレイン領域6を形成する。ここで、注入する不純物は、工程(6)で用いたものと同じである。このとき、同時にゲート電極4にも不純物が注入される。この後、注入された不純物を例えばRTA(rapid thermal annealing)法を適用してアニールすることで活性化する。
(9)
上記プロセスの実施後、n−MOSFETについては、選択エピタキシャル成長法を適用することに依り、ソース領域5上及びドレイン領域6上に不純物を添加した3C−SiC層8を成長させる。
ここでエピタキシャル成長したSiC層8にはSiとの格子不整合により引っ張り歪みが生じている。また、エピタキシャル成長したSiC層8はゲート近傍で解放されているため、ゲート電極4近傍に於ける引っ張り歪みは緩和される。
この為、ゲート電極4の下方には強い引っ張り応力が生じ、Si基板1が引っ張られて歪みを生じる。
(10)
p−MOSFETについては、ソース領域5上及びドレイン領域6上のSiC層2はエッチングにより除去する。
この場合、SiC層2にはSiとの格子不整合により引っ張り歪みが生じているが、ゲート電極4の下方ではSiC層2の両端は解放されていることに依り、引っ張り歪みは緩和される。
この為、SiC層2の下方には強い圧縮応力が生じ、Si基板1は圧縮されて歪みを生じる。
また、p−MOSFETについては、ソース領域5及びドレイン領域6にSiに比較して大きな格子定数を有する物質、例えばSiGeを導入し、Siとの格子定数差に依って生じる引っ張り応力を利用し、Si基板1のチャネル領域に更に強い圧縮歪みを生成させても良い。
(11)
最後に、n−MOSFET及びp−MOSFETの両方に公知の手段で層間絶縁膜、及 び、電極を形成する。
前記した工程を経ることに依り、図1(B)に見られるように、Si/SiC系へテロ接合を動作領域に持ち、その動作領域に、引っ張り歪みを与えられたn−MOSFET、及び、図2(B)に見られるように、圧縮歪みを与えられたp−MOSFETで構成されたCMOS回路装置が容易に実現される。
また、図から明らかなように、この装置に於いては、n−MOSFET及びp−MOSFETは共にキャリアの走行層としてSi/SiCヘテロ界面を利用している為、従来のように絶縁物界面を走行層として用いるような場合に比較してキャリア移動度は向上し、また、キャリアは同一の走行層を走行することになるから設計の自由度は向上することは明らかである。
上記説明した実施の形態では、絶縁ゲート型構造について説明しているが、これはショットキゲート型構造にすることも可能である。その場合、SiC層2に不純物を添加し、ゲート絶縁膜は形成せず、ゲート電極4としてPt/Auなどを使用する。尚、SiC層2への不純物添加は表面のみで良い。
また、n チャネルショットキ型ゲートを製作する場合、SiC層2及びSiC層8を形成し、ゲート電極形成領域からSiC層8をエッチングにより除去する手段を採っても良い。
更にまた、上記説明した実施の形態ではSi基板を用いてMOSFETを形成したが、基板にSOI(silicon on insulator)基板を用いてもよい。
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができので、以下、それを付記として例示する。
(付記1)
Si層上に形成されたSiC層と、
該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
該Si層上に形成されたSiC層のうちソース領域及びドレイン領域を覆う部分の上に形成されてSiに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層とを備えたnチャネル絶縁ゲート型FET
を含んでなることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
Si層に於けるチャネル領域上方に形成されたSiC層と、
該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備えたpチャネル絶縁ゲート型FET
を含んでなることを特徴とする半導体装置。
(付記3)
Siに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層 が3C−SiC層であること
を特徴とする(付記1)記載の半導体装置。
(付記4)
Si層の面方位が(100)であって、且つ、該Si層上に形成されたSiC層が3C−SiCからなり、該Si層を構成する結晶の<110>方向にnチャネル絶縁ゲート型FET或いはpチャネル絶縁ゲート型FETのチャネルが設定されてなること
を特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の半導体装置。
(付記5)
ソース領域及びドレイン領域がSiに比較して大きい格子定数を有する物質で構成されてなるpチャネル絶縁ゲート型FET
を含んで成ることを特徴とする(付記2)記載の半導体装置。
(付記6)
ソース領域及びドレイン領域がSiGeで構成されてなるpチャネル絶縁ゲート型FET
を含んでなることを特徴とする(付記2)記載の半導体装置。
(付記7)
(付記1)記載の半導体装置に於けるnチャネル絶縁ゲート型FET及び(付記2)記載の半導体装置に於けるpチャネル絶縁ゲート型FETが同じSi層に於ける異なる領域に別個に形成されてCMOS回路を成していること
を特徴とする半導体装置。
(付記8)
Si層上に形成されたSiC層の少なくとも表面に不純物が添加されてなること を特徴とする(付記1)乃至(付記7)の何れか1記載の半導体装置。
(付記9)
Si層上に形成されたSiC層の少なくとも表面に不純物が添加され且つその表面にショットキゲート電極が形成されたショットキゲート型FET
を含んでなることを特徴とする(付記1)乃至(付記8)の何れか1記載の半導体装置。
(付記10)
Si層上に形成されると共に少なくとも表面に不純物が添加されたSiC層の一部を除去して凹所を形成し、該凹所にショットキゲート電極を形成したnチャネルショットキゲート型FET
を含んでなることを特徴とする(付記9)或いは(付記10)記載の半導体装置。
(付記11)
(付記9)記載の半導体装置に於けるショットキゲート型FET及び(付記10)記載の半導体装置に於けるnチャネルショットキゲート型FETが同じSi層に於ける異なる領域に別個に形成されてCMOS回路を成していること
を特徴とする半導体装置。
(付記12)
Si層が絶縁体上に在ること
を特徴とする(付記1)乃至(付記11)の何れか1記載の半導体装置。
(付記13)
(付記1)記載の半導体装置に含まれるnチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、
Siに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層を形成するに際して選択エピタキシャル成長法を適用して成膜すること を特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記14)
(付記2)記載の半導体装置に含まれるpチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、
Si層に於けるチャネル領域上方にSiC層を形成するに際し、全面に形成されたSiC層をゲート絶縁膜、ゲート電極、サイドウォールの形成後にエッチングして作製すること
を特徴とする半導体装置の製造方法。
nチャネルMOSFETの要部説明図である。 pチャネルMOSFETの要部説明図である。 従来のSi/SiCヘテロ海面をもつ高電子移動度トランジスタの要部説明図である。 従来の歪みSi−MOSFETの要部切断側面図である。 従来の歪みSi−MOSFETの要部切断側面図である。 従来の歪みSi/SiGe−MOSFETの要部説明図である。
符号の説明
1 Si基板
2 3C−SiC層
3 ゲート絶縁膜
4 ゲート電極
5 LDD構造に於ける深いソース領域
5A LDD構造に於ける浅いソース領域
6 LDD構造に於ける深いドレイン領域
6A LDD構造に於ける浅いドレイン領域
7 サイドウォール
8 3C−SiC層

Claims (5)

  1. Si層上に形成されたSiC層と、
    該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、
    該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    該Si層上に形成されたSiC層のうちソース領域及びドレイン領域を覆う部分の上に形成されてSiに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層とを備えたnチャネル絶縁ゲート型FET
    を含んでなることを特徴とする半導体装置。
  2. Si層に於けるチャネル領域上方に形成されたSiC層と、
    該SiC層上に形成されたゲート絶縁膜と、
    該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備えたpチャネル絶縁ゲート型FET
    を含んでなることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置に於けるnチャネル絶縁ゲート型FET及び請求項2記載の半導体装置に於けるpチャネル絶縁ゲート型FETが同じSi層に於ける異なる領域に別個に形成されてCMOS回路を成していること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置に含まれるnチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、
    Siに比較して格子定数が小さく且つSiCに近い格子定数をもつ物質で構成された層を形成するに際して選択エピタキシャル成長法を適用して成膜すること を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項2記載の半導体装置に含まれるpチャネル絶縁ゲート型FETを作製する工程に於いて、
    Si層に於けるチャネル領域上方にSiC層を形成するに際し、全面に形成されたSiC層をゲート絶縁膜、ゲート電極、サイドウォールの形成後にエッチングして作製すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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JPH02207572A (ja) * 1989-01-11 1990-08-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 半導体デバイス

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