JP2007177513A - 指挟み防止開き戸構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】指挟みを防ぐことができ、しかも、それを製作容易でかつ低コストにて実現することができ、また、戸板の開き角度を大きく確保することも可能な指挟み防止開き戸構造を提供する。
【解決手段】戸板1が、その開閉回転中心位置2を戸板1の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、戸板1と開閉回転中心側において隣接する縦枠3に、戸板1の開閉動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠3とは別体の、閉じ側指挟み防止材4と開き側指挟み防止材5とが取り付けられている。開き側指挟み防止材5は変形・復元可能な弾性材からなり、戸板1を開いていく過程で変形することによって、戸板1の開き角度が大きく確保されるようになされている。
【選択図】 図1
【解決手段】戸板1が、その開閉回転中心位置2を戸板1の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、戸板1と開閉回転中心側において隣接する縦枠3に、戸板1の開閉動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠3とは別体の、閉じ側指挟み防止材4と開き側指挟み防止材5とが取り付けられている。開き側指挟み防止材5は変形・復元可能な弾性材からなり、戸板1を開いていく過程で変形することによって、戸板1の開き角度が大きく確保されるようになされている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、指挟み防止開き戸構造に関する。
開き戸構造として、従来より、図2(イ)に示すように、戸板51と縦枠52とを丁番53で開閉回転可能に枢着した開き戸構造は、従来より提供されている。
ところが、この構造では、戸板51が開から閉に回転していく過程で、丁番53の羽根53a,53a間や、戸板51と縦枠52との間に、指を挟んで怪我をしてしまうおそれがある。
そのため、図2(ロ)に示すように、戸板51を、その開閉回転中心位置54が戸板51の開閉回転中心側の側縁部内に位置するように設置し、縦枠52に、戸板51の開から閉への動作、及び、閉から開への動作において戸板51と縦枠52との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠52と一体の、閉じ側指挟み防止部52aと開き側指挟み防止部52bとを備えさせたものも提供されている。
しかしながら、そのような構造では、閉じ側指挟み防止部52aや開き側指挟み防止部52bが縦枠52に一体成形されているため、縦枠52の製作が難しく、コストが高くついてしまうという問題がある。
また、開き側指挟み防止部52bの存在によって、戸板51の開き角度が小さく制限されてしまうという問題もある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、指挟みを防ぐことができ、しかも、それを製作容易でかつ低コストにて実現することができ、また、戸板の開き角度を大きく確保することも可能な指挟み防止開き戸構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、戸板が、その開閉回転中心位置を戸板の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の開から閉への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の閉じ側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造によって解決される(第1発明)。
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の開から閉への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の閉じ側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、閉じ側指挟み防止材が備えられていることにより、戸板の開から閉への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐことができる。
しかも、閉じ側指挟み防止材は、縦枠とは別体のものからなり、縦枠に取り付けられて備えられているので、縦枠の形態を単純化することができて、その製作コストを低く抑えることができる。
また、上記の課題は、戸板が、その開閉回転中心位置を戸板の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の閉から開への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の開き側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造によって解決される(第2発明)。
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の閉から開への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の開き側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造によって解決される(第2発明)。
この構造では、開き側指挟み防止材が備えられていることにより、戸板の閉から開への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐことができる。
しかも、開き側指挟み防止材は、同様に縦枠とは別体のものからなり、縦枠に取り付けられて備えられているので、縦枠の形態を単純化することができて、その製作コストを低く抑えることができる。
第2発明の構造において、開き側指挟み防止材が変形・復元可能な弾性材からなり、戸板を開いていく過程で該弾性材が変形することによって、戸板の開き角度が大きく確保されるようになされているとよい(第3発明)。
この構造では、開き側指挟み防止材によって、戸板の閉から開への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐことができるものでありながら、開き側指挟み防止材の有する変形・復元可能な弾力性によって、戸板の開き角度を大きく確保することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、指挟みを防ぐことができ、しかも、それを製作容易でかつ低コストにて実現することができる。また、戸板の開き角度を大きく確保することも可能である。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す第1実施形態の開き戸構造において、戸板1は、その開閉回転中心側の側縁部の外周形状が平面視円弧状をして、開閉回転中心位置2を、戸板1の側縁部内、具体的には側縁部の円弧の中心位置ないしはその近傍位置に位置させるように設置されて、開閉されるようになされている。
そして、戸板1と開閉回転中心側において隣接する縦枠3に、戸板1の開から閉への動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠3とは別体の閉じ側指挟み防止材4が取り付けられている。該閉じ側指挟み防止材4は縦枠3と同じ硬質の材料からなっていてよい。
更に、縦枠3には、戸板1の閉から開への動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠3とは別体の開き側指挟み防止材5が取り付けられている。
該開き側指挟み防止材5は、変形・復元可能な中空の弾性材、例えば中空ゴム材などからなっていて、戸板1を開いていく過程で、該開き側指挟み防止材が潰されるように弾性変形をすることによって、戸板1の開き角度が大きく確保されるようになされている。
上記の指挟み防止開き戸構造では、閉じ側指挟み防止材4が備えられていることにより、戸板1の開から閉への動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐことができると共に、開き側指挟み防止材5が備えられていることにより、戸板1の閉から開への動作において戸板1と縦枠3との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐことができる。
しかも、閉じ側指挟み防止材4と開き側指挟み防止材5は、縦枠3とは別体のものからなり、縦枠3に取り付けられて備えられているので、縦枠3の形態を単純化することができて、その製作コストを低く抑えることができる。
加えて、開き側指挟み防止材5が、変形・復元可能な弾性材からなっていることにより、開き側指挟み防止材5の有する変形・復元可能な弾力性によって、戸板1の開き角度を大きく確保することができる。
図1(ロ)に示す第2実施形態の指挟み防止開き戸構造は、開き側指挟み防止材5としてゴム材などからなる中実の弾性材を用いた場合のものであり、開き側指挟み防止材5としては、変形・復元可能で指挟み防止機能を奏する各種材質、形態の弾性材が用いられてよい。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、閉じ側と開き側のそれぞれに指挟み防止材4,5を取り付けた場合を示したが、いずれか一方が取り付けられていればよい。即ち、そもそも開き側において指挟み防止材を備えさせなくても指を挟まない場合は、開き側指挟み防止材は不要であるし、開き側において指を挟むような場合であっても、他の指挟み防止手段が備えられたものであってもよい。閉じ側についても同様である。
また、上記の実施形態では、開き側指挟み防止材が、弾性材からなる場合を示したが、縦枠3等と同じ硬質材からなっていてもよい。
1…戸板
2…開閉回転中心位置
3…縦枠
4…閉じ側指挟み防止材
5…開き側指挟み防止材
2…開閉回転中心位置
3…縦枠
4…閉じ側指挟み防止材
5…開き側指挟み防止材
Claims (3)
- 戸板が、その開閉回転中心位置を戸板の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の開から閉への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の閉じ側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造。 - 戸板が、その開閉回転中心位置を戸板の開閉回転中心側の側縁部内に位置させるように設置され、
戸板と開閉回転中心側において隣接する縦枠に、戸板の閉から開への動作において戸板と縦枠との間に指を巻き込んで挟んでしまうのを防ぐ、縦枠とは別体の開き側指挟み防止材が取り付けられていることを特徴とする指挟み防止開き戸構造。 - 前記開き側指挟み防止材が変形・復元可能な弾性材からなり、戸板を開いていく過程で該弾性材が変形することによって、戸板の開き角度が大きく確保されるようになされている請求項2に記載の指挟み防止開き戸構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005377323A JP2007177513A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 指挟み防止開き戸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005377323A JP2007177513A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 指挟み防止開き戸構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007177513A true JP2007177513A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38302963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005377323A Pending JP2007177513A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 指挟み防止開き戸構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007177513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008031764A1 (de) | 2007-07-05 | 2009-01-08 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Übertragungsvorrichtung, Übertragungsverfahren und Bilderzeugungsvorrichtung |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021319A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-06 | ||
JPS5931890Y2 (ja) * | 1978-05-06 | 1984-09-07 | 源治郎 梅本 | 指づめを防止した開戸装置 |
JPS6411275A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Sharp Kk | Electrophotographic device |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005377323A patent/JP2007177513A/ja active Pending
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JPS5021319A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-06 | ||
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DE102008031764A1 (de) | 2007-07-05 | 2009-01-08 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Übertragungsvorrichtung, Übertragungsverfahren und Bilderzeugungsvorrichtung |
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