JP6321969B2 - 飲料容器 - Google Patents
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この種の飲料容器においては吸飲時に容器内部が負圧になり、スムーズに吸飲できなくなるのを防止するための通気孔を設け、カバー部材を閉じた状態で転倒すると飲料が通気孔からもれるのを防ぐために、この通気孔をカバー部材の開閉と連動させて塞いだり、開口したりできるものが公知である。
例えば特許文献1には栓体本体と、容器開口に当接してこの容器本体を閉塞する閉塞部材をこの栓体本体に着脱自在に設けた飲料容器を開示し、この閉塞部材に栓体本体の天部を貫通して該栓体本体の外表面から突出する突起部を設け、この突起部に穿設された通気孔を設けることで蓋が閉じる際にこの通気孔を塞ぐ構造になっている。
しかし、この種の閉塞部材はいわゆるパッキンシール部材であり、シール性が高くなるようにエラストマー等のゴム弾性を有する弾性部材であることから通気孔の洗浄がしにくく、同公報に開示する構造にあっては栓体本体の天部を貫通させた突起部なので突起部の長さが長くなり、それだけ通気孔が細長くなり、さらに洗浄が困難になっている。
また、筒状の突起部に、回動する蓋に設けた当接部が当たる際に突起部に対して真上からこの当接部が当たるのではなく、回動しながら当たるので筒状の突起部がつぶれるようになるのでシール安定性に劣るものであった。
ここで容器本体の内側に対して内外と表現し、飲料容器を立てた状態で蓋体側を上部と表現する。
また、本発明に係る飲料容器において、前記通気孔は開口部の周囲又は近傍に、弁部側に向けて隆起させた隆起部を有するようにしても良い。
このようにすると、通気孔に対する弁部の開閉応答性がさらに良くなる。
ここで隆起部は、通気孔の開口周囲全周にわたってリング状に隆起させてもよく、また突起状に隆起していてもよい。
隆起部を有することで弁部との圧着面積が少なくなり、通気孔を開放しやすくなる。
本発明において、カバー部材が閉じると飲口が塞がれるものであれば飲口の構造に制限はない。
例えば、塞ぎ部はストロー状の飲口部材を内外に貫通して設けてあり、前記カバー部材は当該カバー部材が閉じる際に、前記飲口部材を側部から屈曲し閉塞する屈曲部材を有するようにしてもよい。
ここで前記カバー部材は飲口部材を屈曲及び開口する際に、当該飲口部材の端部の移動を規制するための規制部材を有するようにすると、飲口部材の屈曲位置が安定し好ましい。
したがって弁部はシート状、舌片状に形成してもよく、上から押さえるだけで通気孔を塞ぐことができるので通気孔の開閉安定性に優れる。
また、塞ぎ部に設けた通気孔は特許文献1とは異なり、つぶれる恐れもなく、洗浄しやすい。
飲料容器10は断面図を図4に、斜視図を図5に示し、図1にカバー部材12が閉じた状態、図2に少し開いた状態、図3に完全に開いた状態を示すように有底、筒状の容器本体20の開口部に螺着により着脱自在に取り付けた蓋体11とからなる。
なお、本実施例では図5に示すように持ち手31を有するハンドル部材30を着脱自在に設けた例になっているがハンドル部材30は必ずしも必要ではない。
蓋体11は樹脂材で成形され、容器本体の開口部を塞ぐための塞ぎ部11aと容器本体のおねじ部21に螺着するめねじ部11jを有する。
塞ぎ部11aの内側には蓋体11にシール部材13の装着部11hを形成し、図6に示したように外形がリング状のシール部材13を装着してある。
シール部材13はエラストマー等のゴム弾性材で製作してあり、容器本体20の開口端部に当接してシールするシール部13aを有し、その内周内側に向けて支持片部113bを形成し、この支持片部113bから塞ぎ部11aの貫通した取付孔11cを経由して上方に立設した弁支持部13bを介して舌片状の弁部13cを設けてある。
弁支持部13bと取付孔11cとの間はリング状の突部13eでシールされており、弁部は塞ぎ部11aに設けた内外貫通した通気孔11bの上部に位置している。
なお、通気孔11bの下部は図6に示すようにシール部材13の支持片部113bに設けた貫通孔13dを介して容器本体20の内側と連通している。
塞ぎ部11aは貫通した装着孔11dを介してストロー状の飲口部材14が設けられている。
飲口部材14は可撓性のある材料で製作され取付つば部14aとシール突部14cで装着孔11dにシール装着されている。
塞ぎ部11aから上側に突出したパイプ状の部分は屈曲することで内部が閉塞するようになっている。
本実施例では飲口部材14の容器本体20の内部に向けて設けたストロー挿入部14bを形成し、この部分にストロー15を着脱できるようにしてあり、分解洗浄が容易になっている。
カバー部材12はカバー部材12が閉じる際に弁部13cを上から押圧シールする押圧部12bと飲口部材14の途中、側部を折り曲げ内部を閉塞させるための屈曲部材12cと飲口部材14の飲口14dの先に当接し、それより先に移動するのを規制した規制部材12dを有する。
カバー部材12の開閉側先端部には係止部12eを有し、蓋体11側に設けたロック部材16のロック爪16bが、この係止部12eに係止しカバー部材12の閉じた状態をロックする。
ロック部材16は蓋体11に軸部16aにて軸着してあるとともにバネ部材等の付勢部材16cにてロック爪16bがカバー部材12側に向けて突出する方向に付勢されており、操作部16dを押圧するとロック解除できる。
カバー部材12が閉じた状態では図1に示すようにカバー部材12に設けた押圧部12bが弁部13cを上から押圧することで通気孔11bが塞がれているとともに飲口部材14がカバー部材12の屈曲部材12cにて押し曲げられ屈曲部114が形成され内部が閉塞状態になっている。
本実施例では飲口部材14が屈曲部材12cにて押し曲げられ易いように塞ぎ部11a側であって飲口14d寄りに、リブ11iを立設した例になっている。
この際に飲口部材14の飲口14dがカバー部材12の規制部材12dに当たっている。
ロック部材16を操作し、ロックを解除するとカバー部材12は飲口部材14の直伸方向の復帰力で図2に示すように少し開く。
本実施例ではカバー部材が急激に回動しないようにカバー部材12の枢着部11eの先端部に係合凹部11fを形成し、これに対応するカバー部材12側に係合凸部12fを形成することで一旦、この状態でカバー部材の開きが止まるようになっている。
この際に弁部13cと通気孔11bの間に隙間dができ、先に通気孔11bを開口し、その後に飲口部材14が開口するようになっている。
この場合に、飲口部材14の飲口14dがカバー部材12の規制部材12dに当接し移動が規制されているので飲口部材14の開口及び閉塞位置が安定している。
また、弁部13cは舌片状なので通気孔11bのシール及び開口位置が安定している。
さらにカバー部材12を開くと図3に示した状態になり、この状態ではカバー部材12の係合凸部12fが蓋体の第2係合凹部11gに係合し、カバー部材12の完全に開いた状態が維持される。
11 蓋体
11a 塞ぎ部
11b 通気孔
11c 取付孔
12 カバー部材
12b 押圧部
12c 屈曲部材
12d 規制部材
13 シール部材
13a シール部
13b 弁支持部
13c 弁部
14 飲口部材
20 容器本体
Claims (5)
- 容器本体と、当該容器本体の開口部に着脱自在に取り付けられる蓋体を備え、
蓋体は容器本体の開口部を塞ぐ塞ぎ部と、
当該塞ぎ部の上部を覆うカバー部材と、
当該塞ぎ部と容器本体の開口部との間をシールするためのシール部材とを有し、
前記塞ぎ部は通気孔を有し、
前記シール部材は前記塞ぎ部の内外に貫通して設けた弁支持部と当該弁支持部の上部から前記通気孔の上部に向けて延在させた舌片状の弁部とを当該シール部材に一体的に有し、
カバー部材は端部を塞ぎ部に枢着してあるとともに前記弁部を上部から押圧し通気孔を塞ぐ押圧部を有することを特徴とする飲料容器。 - 前記通気孔は開口部の周囲又は近傍に、弁部側に向けて隆起させた隆起部を有することを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
- 前記塞ぎ部はストロー状の飲口部材を内外に貫通して設けてあり、
前記カバー部材は当該カバー部材が閉じる際に、前記飲口部材を側部から屈曲し閉塞する屈曲部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器。 - 前記カバー部材を開く際に弁部が通気孔を開口した後に、飲口部材を開口するものであることを特徴とする請求項3記載の飲料容器。
- 前記カバー部材は飲口部材を屈曲及び開口する際に、当該飲口部材の端部の移動を規制するための規制部材を有することを特徴とする請求項3又は4記載の飲料容器。
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