JP6573314B2 - 飲料容器 - Google Patents
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Description
この場合に比較的温かい液体飲料を容器本体に入れてカバー部材を閉じ、ストロー部を閉塞状態にしてあると内圧が上昇し、カバー部材を開きストロー部を露出させると、その際に飲料がストロー部から噴出する恐れがある。
特許文献1には、ストロー部をカバー部材で閉塞収納するものではないが、温かい飲料による内圧上昇を防止する目的でベース部材の上部に設けた軸受け部に通気目的の貫通孔を設けるとともに、蓋体(カバー部材)と接続された回動基部で蓋体の閉止状態と、この蓋体が完全に開いた状態との両方において貫通孔を塞ぐものが開示されている。
これにより、容器の内圧上昇を防止するとともに、蓋体が閉と全開の状態において容器本体が傾いても飲料が漏れないという利点がある。
しかし、これでは蓋体を全開にして吸飲していると容器内が負圧になり、吸飲が困難になる恐れがある。
また、軸受け部に沿って摺接する回動基部の回転により貫通孔を開閉するものであり、回動基部及び軸受け部の摩耗やキズにより、シール性が不完全となったり、洗浄が大変である課題があった。
特許文献2には、カバー部材にて通気孔を塞ぐ形態が開示されている。
しかし、同公報における通気孔の開閉構造は、通気孔を塞ぐ通気部材を弾性部材で開方向又は閉方向に付勢したものであり、部品点数が多い。
したがって、洗浄しにくい,組み立てにくい,部品が無くなりやすい等の問題があった。
他の軟質部材とは、弁体以外の軟質部材をいい、ストロー部の他に、蓋体と容器本体との間のパッキン部材,逆止弁部等が例として挙げられる。
また、弁体は前記蓋体の裏面側から挿入し、前記通気孔の上部に配置されているようにしてもよい。
このようにすると、上昇した内圧を充分に逃がすことができる。
飲料容器は、開口部を有する容器本体10と、この開口部に着脱自在に装着可能な蓋体20を有し、この蓋体の上部側に取り付けた回動自在のカバー部材30を有する。
本実施例では、容器本体の開口部外周におねじ部を形成し、蓋体20の内側に設けためねじ部と螺合する例になっている。
また、容器本体の上部に段差部を形成し、両側に取手61が付いたリング状のハンドリング部材60を装着し、蓋体20の螺着により容器本体10の段差部に装着できるようになっている。
また、逆止弁44を取り付け、これを連通させる連通孔44aを有する。
本実施例では、ストロー部40と逆止弁44をシリコーンゴム等のゴム弾性を有する軟質材を用いて一体成形してあり、溝状の係着部42と蓋体20の装着部23とで着脱自在に装着でき、連通孔44aに逆止弁44を弾性装着する。
ストロー部40は吸飲孔41を有し、下部側に筒状のストロー取付部43を設けることで、このストロー取付部43の内側にストロー40aを着脱自在に差し込むことができる。
逆止弁44は、下側に向けて半球状の凹部形状になっており、球面に沿ってスリット44bを入れてある。
通常はスリット44bの間が弾性密着しており、容器本体10の内部が負圧になるとスリット44bが開き、外部から空気が内部に通気するが、内部からはスリット44bが閉じる方向に押圧されるので、飲料の外部への漏れが防止される。
この通気弁もシリコンゴム等の軟質材で成形してある。
通気弁50は、上部から後述するカバー部材30の回動作用部にて押圧されない、例えば図2(b)に示した状態では、蓋体20に設けた通気孔25の上端部と所定の隙間が形成されるように、この通気孔25の上部に弁体51が位置している。
ここで弁体は、ストロー部や、蓋体と容器本体との間のパッキン部材,逆止弁部等、他の部材と一体的に成形してもよい。
また、弁体は蓋体20の裏面側から挿入し、基部52を蓋体20に装着する。
本実施例では、蓋体20の上面から左右一対の軸着部21を突設してある。
一方、カバー部材30側に設けた一対の取付凹部31aの対向する外側の内側壁31bから横方向に突出させた軸部31が対向して一対形成してある。
この左右一対の軸部31を蓋体20の軸着部21の内側(ストロー部側)の側部に形成した枢着溝部21aから挿入し、軸着部21に対して回動自在に枢着してある。
また、一対の軸着部21の間に位置し、カバー部材30の開閉により回動する回動作用部32をカバー部材の回動基部側に形成してある。
この回動作用部32には、図2(a)に示すようにカバー部材30が蓋体20に対して閉じた状態のときに弁体51を上部から下方に向けて押圧する突状の第1作用部32aと、図2(c)に示すようにカバー部材30が全開した状態のときに弁体51を上部から下方向に向けて押圧する突状の第2作用部32bとを有する。
第1作用部32a又は第2作用部32bにて弁体51を上部から押圧した状態では、弁体51の下面が通気孔25の上部を塞ぐ状態になる。
本実施例では、ストロー部40が屈曲し、吸飲孔41が閉塞しやすいように蓋体20側にリブ27を立設してあり、カバー部材30側には、ストロー部40の先端部に当接するリブ壁34を設けた例になっている。
このような構造にしたことにより、図2(a)に示すようにカバー部材30が閉じ、ストロー部40が閉塞され、容器本体10の内部圧が上昇していても、図2(b)に示すようにカバー部材30を開き始めると、ストロー部40の吸飲孔41が開放される前に第1作用部32aが弁体51の押圧を解除する方向に回動し、通気孔25から内部圧が逃げ、ストロー部40から飲料が噴出するのを防止できる。
さらにカバー部材30が開き、カバー部材30の回動基部付近の上面が蓋体20の側端部28に当接した全開状態になると、第2作用部32bが弁体51を上部から押圧し、通気孔25が塞がれる。
これにより、カバー部材30が全開のときに容器が傾いても飲料が通気孔25から漏れることはなくなる。
また、カバー部材が開き始め、第1作用部32aが弁体51の押圧を解除するが、ストロー部40の吸飲孔41を開放する前にカバー部材の回動が一旦止まるように、図4に図3,A−A線断面を示したように蓋体の軸着部21側に小突起21bを設け、カバー部材側にも対応した小突起36を設けてある。
カバー部材30は、この小突起を越えるとさらに開く。
ロック部材70は、中央部を蓋体20に軸部71を介して軸着したり、上部にロック爪部71がカバー部材側に前進する方向にスプリング73にて付勢してある。
これにより、カバー部材30が閉じた状態では、図2(a)に示すようにロック爪部71がカバー部材30の先端部の被係止部35に係止し、操作部74を押圧するとロックが解除される。
20 蓋体
21 軸着部
25 通気孔
30 カバー部材
31 軸部
32 回動作用部
32a 第1作用部
32b 第2作用部
33 ストロー押え部
40 ストロー部
40a ストロー
44 逆止弁
50 通気弁
51 弁体
Claims (1)
- 開口部を有する容器本体と、前記開口部に装着する蓋体と、前記蓋体の上部に回動自在に取り付けたカバー部材とを備え、
前記蓋体は、吸飲するためのストロー部と、
容器本体内部の通気孔及び当該通気孔を開閉するための通気弁を有し、
前記カバー部材は、前記蓋体の上部を閉じた状態で、ストロー部を閉塞するためのストロー押え部と、当該カバー部材の回動に伴って回動する回動作用部とを有し、
前記回動作用部は、前記カバー部材が閉じた状態で通気弁を閉の状態にする第1作用部と、カバー部材が全開の状態で通気弁を閉の状態にする第2作用部を有し、
前記通気弁は、前記蓋体に着脱自在に装着した基部と、当該基部の上部から前記通気孔の上部に所定の隙間を介して位置する舌状の弾性片からなる弁体を有し、前記回動作用部は蓋体に設けた左右一対の軸着部の間に枢着したカバー部材側の左右一対の軸部の間に設けてあり、
前記第1作用部及び第2作用部は、前記回動作用部の外周面からそれぞれ突設した突状形状であり、
前記突状形状の第1作用部及び第2作用部が前記舌状の弁体を上部から下方に向けて直接押圧し、前記通気孔を閉の状態にするものであり、前記第1作用部は、カバー部材が開き始め、ストロー部が開放される前に通気孔を開くものであり、
前記カバー部材が通気孔を開き、ストロー部が閉塞状態の時に一旦前記カバー部材の回動が停止するように前記蓋体側の軸着部に設けた小突起と当該小突起に対応したカバー部材側の小突起を有することを特徴とする飲料容器。
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