JP2007176642A - エレベータのロープブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライニングの取付性を向上させるとともにロープブレーキの保守スペースを縮小し、エレベータ機器全体としても小型化できるエレベータの制動装置を得る。
【解決手段】この発明に係るエレベータのロープブレーキ装置6においては、駆動手段に巻き掛けられて、かご及び釣合錘を昇降させる懸架手段5aと、懸架手段5の手前面側のみに配置された少なくとも二つのライニング7及び8と、エレベータの異常時に懸架手段5aを両側より把持しブレーキ制動力を付与するライニング制動面7c及び8cとを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、エレベータかご及び釣合錘の走行を停止させるエレベータのロープブレーキ装置に関する。
従来のロープブレーキ装置においては、エレベータの異常時乗りかごが終端階を行き過ぎて、昇降路底部の緩衝器に高速で衝突するのを阻止する目的で、乗りかごと釣合錘を結合する主ロープを把持する構成となっている。
従来のロープブレーキ装置の構造においては、駆動シーブとそらせ車の間の主ロープを把持するように配置され、ロープブレーキの二つのライニング間に主ロープが位置し、主ロープの長さ方向と直角方向に押圧力が負荷されるようになっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また従来のロープブレーキ装置の構造においては、容易に点検作業するに適したものとして、巻上機のマシンビーム下面に着脱可能に設けられたブラケットにエレベータの制動装置が吊下げ支持され、一端に前記ブラケットを支持した角パイプを略水平かつ回転可能に吊下げ支持する治具を備えたものがある(例えば特許文献2参照)。
特開2003−155174号公報 特開2004−307199号公報
従来のエレベータのロープブレーキ装置においては、複数の主ロープの手前面側、及び裏面側にライニングを配置し、これら二種類のライニングで両面側から複数の主ロープを把持する構成となっている。この構成によるとエレベータ据付時及び保守時に主ロープの裏面側に配置されるライニングを着脱する場合、主ロープ裏面側にライニングを挿入する必要がある。このライニングの着脱時、通過経路(スペース)を確保する必要があるが、巻上機台等の機械室機器類をライニングの通過経路と干渉しない様に配置する必要があり、結果、機器類の配置スペースが大型化してしまう問題があった。
また昇降路の投影面積が小さい場合などには、駆動シーブとそらせ車の投影距離が小さくなり主ロープの裏側にライニングを挿入する通過経路を確保するのが困難となる。またライニングの着脱経路を確保したとしても、主ロープの裏面側にライニングを挿入する作業は主ロープを据え付けた後には困難となる問題があった。
また、エレベータのロープブレーキ装置の保守性を向上するものとして、特許文献2で示した従来のロープブレーキ装置においては巻上機の機械台下面にロープブレーキ装置を取付けたものであり、駆動シーブとそらせ車の間にロープブレーキ装置を配置したい場合は適用困難であり、また保守性は向上するが保守用のスペースとしてロープブレーキ装置を回転させるスペースが必要となり機械台の設置面積を大きくしなければならなくなる問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ライニングの取付性を向上させるとともに保守スペースを縮小し、エレベータ機器全体としても小型化できるエレベータのロープブレーキ装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータのロープブレーキ装置においては、駆動手段に巻き掛けられて、かご及び釣合錘を昇降させる懸架手段と、懸架手段の手前面側のみに配置された少なくとも二つのライニングと、エレベータの異常時に懸架手段を両側より把持しブレーキ制動力を付与するライニング制動面とを備えたものである。
この発明により、主ロープの手前面側のみにエレベータのロープブレーキ装置のライニングを配置することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープブレーキ装置を備えたエレベータ巻上機を示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープブレーキ装置のブレーキ解放時(エレベータ走行時)を示す図1のA側から見た背面図、図3はエレベータの制動装置のブレーキ制動時を示す図2相当図、図4は図2のIV−IV断面図、図5は図2のV−V断面図、図6は図2のVI−VI断面図である。
図において1はエレベータ巻上機、2は機械台、2aは機械台2の上に設けられ、エレベータ巻上機1を支える巻上機台、3は駆動シーブからなる駆動手段、4はそらせ車、5は駆動シーブ3、及びそらせ車4に巻掛けられ、両端に設けられたかご、及び釣合錘を昇降させる複数の主ロープ5aからなる懸架手段である。複数の主ロープ5は駆動シーブ3、及びそらせ車4の軸方向(図におけるC方向もしくはD方向)に等間隔に整列している。6は機械台2に設けられ、駆動シーブ3、及びそらせ車3aの間で懸架手段5と対向したロープブレーキ装置で、非常時に複数の主ロープ5aを把持しエレベータかごを緊急停止させるものである。
この発明の特徴とするところは上記ロープブレーキ装置6の以下で示す構成である。
7は複数の主ロープ5aの手前面側のみに配置され、また該複数の主ロープ5aとそれぞれ等間隔に対向した複数の固定ライニングで、少なくとも二つからなるライニングの一つである。ここで複数の主ロープ5aの手前面側とは、駆動シーブ3を挟んで対向する複数の主ロープ5a同士の外側面側(図1におけるB側)のことである。複数の固定ライニング7は複数の主ロープ5aと直交するC方向(D方向)が長手方向であり、それぞれは複数の主ロープ5aの延在方向に該固定ライニング7の幅以上の間隔をもって配列されている。7aは複数の固定ライニング7の一端を連結した固定ライニング連結部材で、長手方向が複数の主ロープ5aと平行であり、ロープブレーキ装置6の所定箇所に連結され固定されている。
8は複数の固定ライニング7と同数、且つ同形状からなる複数の可動ライニングで、少なくとも二つからなるライニングの一つであり、複数の固定ライニング7の相互の隙間にそれぞれ同方向に配置され噛み合い状態とされたものである。8aは固定ライニング連結部材7aの反対側(固定ライニング7の先端側)に設けられ、複数の可動ライニング8の一端を連結した可動ライニング連結部材で、複数の固定ライニング7aの先端部と対向している。これにより複数の固定ライニング7と可動ライニング8は複数の主ロープ5aの延在方向に交互に設けられている。
7bは複数の固定ライニング7の裏面から複数の主ロープの隙間に向かって立設された複数の固定ライニング櫛歯部、7cはこの複数の固定ライニング櫛歯部7bそれぞれに設けられた複数の固定ライニング制動面で、複数の主ロープ5aの側面にそれぞれD方向側から対向している。8bは複数の固定ライニング8の裏面から複数の主ロープの隙間に向かって立設された複数の可動ライニング櫛歯部、8cはこの複数の可動ライニング櫛歯部8bそれぞれに設けられた複数の可動ライニング制動面で、懸架手段5の複数の主ロープ5aの側面にそれぞれC方向側から対向している。複数の固定ライニング制動面7c、及び可動ライニング制動面8cには主ロープ5aとの接触面積を大きく取るため該主ロープ5aの延在方向に亘って該主ロープ5aの断面形状に合わせた凹部が設けられている。これにより可動ライニング8がC方向に動いた時、固定ライニング制動面7cはD方向側から、可動ライニング制動面8cはC方向側から、それぞれ複数の主ロープ5aに延在方向の交互の位置に接触する。
9は固定ライニング連結部材7aにC方向に向かって立設された複数のガイドピンで、複数の可動ライニング8の先端部に設けられたC方向を向いた穴に嵌合され、且つ摺動することで、可動ライニング8をC方向及びD方向のみへ動くようガイドしている。
10は固定ライニング連結部材7aに設けられ、複数の可動ライニング8の先端部とそれぞれ対向した複数の電磁マグネットであり、励磁されたとき複数の可動ライニング8を引寄せ、また複数の固定ライニング制動面7c、及び可動ライニング制動面8cを複数の主ロープ5aから離すものである。
11は固定ライニング連結部材7aと、複数の可動ライニング8の先端部との間にそれぞれ設けられた複数の制動バネで、複数の可動ライニング8を常にC方向に付勢しており、電磁マグネット10の磁力が断たれたとき可動ライニング8をC方向に付勢し、また複数の固定ライニング制動面7c、及び可動ライニング制動面8cを複数の主ロープ5aの両側面側に接触させ把持するものである。
上述のように構成されたロープブレーキ装置の動作を説明する。
通常のエレベータ走行時、電磁マグネット10は励磁されており、複数の可動ライニング8は固定ライニング連結部材7a側に引寄せられ制動バネ11のバネ力は消勢されている。これにより複数の固定ライニング制動面7c、及び可動ライニング制動面8cは複数の主ロープ5aから離れた状態であり、ブレーキは解放されている(図2参照)。
エレベータの緊急時において電源が遮断されると、電磁マグネット10の磁力は断たれ、制動バネ11のバネ力により複数の可動ライニング8はC方向に付勢されて移動し、また同時に複数の可動ライニング制動面8cは複数の主ロープ5aにC方向側から接触し移動させる。次に複数の主ロープ5aの側面にはD方向側からも複数の固定ライニング制動面8cが接触し、これにより複数の主ロープ5aは把持されブレーキ制動となる。また複数の主ロープ5aの延在方向の動きは止められ、複数の主ロープ5aに懸架されたかご、及び釣合錘も停止する(図3参照)。
上述のように構成されたロープブレーキ装置によれば、従来のロープブレーキ装置のように2種類のライニングを懸架手段5の手前面側、及び裏面側に配置して挟み込んで把持するのではなく、2種類のライニングを懸架手段5の手前面側(B側)のみに配置し複数の主ロープ5aを両側面から把持するようにしたため、懸架手段5の裏面側にライニングを配置する必要がない。これによりライニングの取付性が向上し、またライニングの片面保守が可能となり保守作業が容易となる。
またロープブレーキ装置の保守スペースを縮小できるため、エレベータ機器全体としても小型化できる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2における図2相当図、図8は図7のVIII−VIII断面図である。
図において7dは懸架手段5の複数の主ロープ5aと同数の固定ライニングで、長手方向が複数の主ロープ5aと平行に設けられ、また複数の主ロープ5aの側面とD方向側から対向した固定ライニング制動面7cを備えている。12は複数の固定ライニング7dのそれぞれ両端部を連結する一対の固定ライニング連結部材で、複数の主ロープ5aの手前面側に設けられ、該複数の主ロープ5aの直行方向であるC方向(D方向)に延在している。
8dは懸架手段5の複数の主ロープ5aと同数の可動ライニングで、長手方向が複数の主ロープ5aと平行に設けられ、また複数の主ロープ5aの側面と前述の固定ライニング制動面7cと同位置においてC方向側から対向した可動ライニング制動面8cを備えている。13は複数の可動ライニング8dのそれぞれ両端部を連結する棒状の一対の可動ライニング連結部材で、複数の主ロープ5aの手前面側に設けられ、該複数の主ロープ5aの直行方向であるC方向(D方向)に延在している。ここで一対の可動ライニング連結部材13は一対の固定ライニング連結部材12の内側に配置されている。14は複数の固定ライニング7d全てをC方向(D方向)に向かって真直ぐ貫通して設けられたガイドブッシュで、棒状の一対の可動ライニング連結部材13が嵌合され且つ摺動している。これにより可動ライニング8dはC方向、及びD方向のみに動くようガイドされている。
10aは複数の固定ライニング7dのいずれかの制動面7c裏面に設けられた電磁マグネットで、複数の可動ライニング8dのいずれかの制動面8c裏面と対向し、励磁されたとき可動ライニング8dを引寄せブレーキ解放をするものである。11aは複数の固定ライニング制動面7c、及び可動ライニング制動面8cのそれぞれの裏面の隙間に設けられた制動バネで、可動ライニング8dを常にD方向に付勢し、電磁マグネット10aの磁力が絶たれたときブレーキ制動をするものである。
上述のように構成されたロープブレーキ装置によれば、実施の形態1と同様の効果を得るとともに、複数の固定ライニング7d、及び可動ライニング8dは懸架手段5の複数の主ロープ5aの延在方向の同位置において両側面に力を加えることができる。これにより実施の形態1におけるロープブレーキ装置のように懸架手段5の延在方向の交互にずれた位置から両側面に力を加えることで、該懸架手段5の複数の主ロープ5aにせん断力を加え傷めてしまうことがない。
また、上記説明では電磁マグネット10aは複数の固定ライニング7dのうち一つに設けたが、複数の固定ライニング7dのうち二つ以上の複数に設けてもよい。これにより個々の電磁マグネット10aの容量を少なくでき小型化できる。
ところで、実施の形態1、及び実施の形態2においては上述のような構成にてロープブレーキ装置6の固定ライニング7及び可動ライニング8双方を懸架手段5の手前面側のみに配置して、懸架手段5の複数の主ロープ5aの両側面を挟む構成としたが、固定ライニング及び可動ライニングを懸架手段5の手前面側のみに配置できる構成はこの限りではないことは言うまでもない。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3における図2相当図、図10はこの発明の実施の形態3における図3相当図、図11は図9におけるX−X断面図である。
図において15はロープブレーキ装置6の上方、及び下方の複数の主ロープ5aに係合し、該複数の主ロープ5aのロープブレーキ装置6への入口、及び出口をガイドする一対のロープ振分装置で、ロープブレーキ装置6の所定箇所に固定されている。15aは一対のロープ振分装置15にそれぞれ設けられた一対の基部で、C方向(D方向)に延在し該懸架手段5の手前面側、及び裏面側(A側、及びB側)に対向している。16はロープ振分装置15の一対の基部15aの間に軸回転可能に立設された円柱状の複数のころで、外周面が複数の主ロープ5aをそれぞれ挟むように接し、また該複数の主ロープ5aが延在方向に移動するとき回転するものである。これにより懸架手段5はC方向側及びD方向側にずれないようにガイドされている。また複数のころ16は外周面一周に亘り主ロープ5aの断面形状に対応した凹部が設けられ、複数の主ロープ5aはこの凹部に嵌合されることによりA側及びB側にもずれないようにガイドされている。
ここでロープブレーキ装置6の制動時、複数の主ロープ5aはライニングとの隙間(図9で示す距離S)分だけC方向に移動する。そのためロープブレーキ装置6からロープ振分装置15までの複数の主ロープ5aは傾斜することとなるが、ロープブレーキ装置6からロープ振分装置15までの距離(図9における距離H)を大きくすることでロープの傾斜をゆるやかにできロープ制動に支障をきたすことはない。
上述のように構成されたロープブレーキ装置6によれば、複数の主ロープ5a相互の隙間をそれほど大きく確保できず、また複数の主ロープ5a相互の間にライニング7d、及び8d、もしくはライニング櫛歯部7b、及び8bを配置したことにより、複数の主ロープ5aとライニングの隙間(図9におけるS)もそれほど大きく確保できない該ロープブレーキ装置6においても、ロープの振分をしっかりと行うことが出来る。したがって複数の主ロープ5とライニング制動面7d、及び8dが接触し該ライニング制動面を傷つけることを防ぐことができる。
また複数のころ16を設け、複数の主ロープ5aの軸方向の移動に伴い、回動する構成をとるので、複数のころ16と複数の主ロープが接触しても摩擦により複数の主ロープ5aを傷めることはない。
ところで上記実施の形態1〜実施の形態3においては、駆動シーブ3とそらせ車3aとの間の懸架手段5をライニングで把持するようにロープブレーキ装置6を配置したが、その他の位置において懸架手段5を把持するようにロープブレーキ装置6を配置しても同様の効果を得られることは言うまでもない。
例えば機械台2の下部にこの発明のロープブレーキ装置を設ければ、従来のように懸架手段5の裏面側(駆動シーブ3を挟んだ向かい側の懸架手段5とに挟まれた側)にライニングを配置する必要がなく、表面側に二つのライニングを配置でき、この方向よりライニングの取付、取外しが可能で作業性が向上し、作業スペースも少なくてすむ。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープブレーキ装置を備えたエレベータ巻上機を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープブレーキ装置のブレーキ解放時(エレベータ走行時)を示す図1のA側から見た背面図である。 エレベータのロープブレーキ装置のブレーキ制動時を示す図2相当図である。 図2のIV−IV断面図である。 図2のV−V断面図である。 図2のVI−VI断面図である。 この発明の実施の形態2における図2相当図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 この発明の実施の形態3における図2相当図である。 この発明の実施の形態3における図3相当図である。 図9のX−X断面図である。
符号の説明
1 エレベータ巻上機
2 機械台
2a 巻上機台
3 駆動シーブ
4 そらせ車
5 駆動手段
5a 主ロープ
6 ロープブレーキ装置
7、7e 固定ライニング
7a、12固定ライニング連結部材
7b 固定ライニング櫛歯部
7c 固定ライニング制動面
8、8e 可動ライニング
8a、13可動ライニング連結部材
8b 可動ライニング櫛歯部
8c 可動ライニング制動面
9 ガイドピン
10 電磁マグネット
11 制動バネ
14 ガイドブッシュ
15 ロープ振分装置
15a ロープ振分装置基部
16 ころ

Claims (8)

  1. 駆動手段に巻き掛けられて、かご及び釣合錘を昇降させる懸架手段と、
    この懸架手段の手前面側のみに配置された少なくとも二つからなるライニングと、
    エレベータの異常時に前記懸架手段を両側より把持しブレーキ制動力を付与するライニング制動面と、
    を備えたことを特徴とするエレベータのロープブレーキ装置。
  2. ライニングは駆動シーブとそらせ車の間の懸架手段に配置されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  3. ライニングはエレベータ巻上機の機械台の下の懸架手段に配置されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  4. 懸架手段は複数の主ロープからなり、
    ライニングは少なくとも一つ以上の固定ライニング及び可動ライニングからなり、それぞれは前記複数の主ロープと直交し且つ該懸架手段の延在方向に交互に配置され、また固定ライニング及び可動ライニング同士は前記懸架手段と平行した連結部材により連結され、また裏面に前記複数の主ロープの相互の隙間に突出した櫛歯部を備え、ライニング制動面は前記櫛歯部に設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  5. 懸架手段は複数の主ロープからなり、
    ライニングは複数の主ロープと同数の固定ライニング及び可動ライニングからなり、それぞれは前記複数の主ロープのそれぞれ同位置両側面に対向し、また固定ライニング及び可動ライニング同士は前記複数の主ロープの手前面側に設けられた連結部材により連結されたことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  6. ライニングは制動ばねのばね力により懸架手段を把持してブレーキ制動し、また前記ばね力に抗する電磁マグネットの電磁力によりブレーキ解放することを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  7. ロープブレーキ装置の上方及び下方に複数の主ロープとライニング制動面との接触を回避するための一対のロープ振分装置が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載のエレベータのロープブレーキ装置。
  8. ロープ振分装置は外周面が懸架手段の複数の主ロープ両側面をそれぞれ挟み、前記複数の主ロープの延在方向の動きに合わせて回転するころが設けられたことを特徴とする請求項7記載のエレベータのロープブレーキ装置。
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