JP2007174829A - 充電装置及び充電装置を備えた車両監視装置 - Google Patents

充電装置及び充電装置を備えた車両監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車載バッテリの充電量の低下を極力抑える充電装置を提供する。
【解決手段】車載バッテリ31と発電機32とを備える車両電源3により車両2に設置された電池21を充電する充電装置1は、車両電源3から電池21へ流れる電流を制御する電流制限部12と、車載バッテリ31の電圧を測定する電圧計11と、電池21の充電を停止する第1の充電停止時間が設定され、予め設定された時間を計時するタイマ部145と、電流制限部12を制御して、電圧計11で測定された車載バッテリ31の電圧が第1の閾値よりも大きい場合に電池21を常時充電し、車載バッテリ31の電圧が第1の閾値以下の場合に少なくとも第1の充電停止時間中は電池21の充電を停止する間欠的な電池21の充電を行う充電制御部141を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、充電装置及び充電装置を備えた車両監視装置に関するものであり、より詳しくは、車載バッテリから車両に設置された電池に充電を行う充電装置、及びそのような充電装置を備え、車載バッテリの出力電圧に基づいて車両の状態を監視する、車両監視装置に関する。
近年、バイク及び車などの車両の盗難が多発している。そのため、車両の状態を監視するための装置を車両に搭載することが増えている。このような車両監視装置は、盗難行為などの車両の異常を検出して通報するものであり、車両のエンジン停止時においても動作を継続する必要がある。
例えば、このような車両監視装置として、車両電源と接続して、監視モード中に振動センサからエンジン動作信号を受けると監視センタへ異常を通報する盗難防止装置が開発され、本願出願人により特許出願されている(特許文献1参照)。
この盗難防止装置では、車両のエンジン停止時にも動作を継続するために車載バッテリと独立した第2のバッテリを有し、車両のエンジンの稼動状態を判断し、車両のエンジン稼動時は常時、エンジン停止時は間欠的に車載バッテリから第2のバッテリへ充電を行うようにして、エンジン停止時でも盗難装置が動作し続けることを可能としている。
しかし、単にエンジンの稼動と停止とに基づいて車両監視装置用の第2のバッテリの充電方法を切り替える場合、アイドリング時のように、エンジン稼動中であっても発電量が相対的に低い場合にも常時充電を行う可能性があり、車載バッテリの充電量を不用意に低下させるおそれがあった。また、車両監視装置用の第2のバッテリが満充電になる前にエンジンが停止した場合、間欠充電のインターバル中(充電停止時間)に車両監視用バッテリが所謂バッテリ上がりになって、車両を動かせなくなるおそれがあった。
一方、エンジンの稼動状態や回転数等を表す信号を車両のイグニッション系統から取得すれば、エンジンの稼動状態や車両の発電機の発電量を正確に把握することが可能である。しかし、このような信号をイグニッション系統から取得する場合、車両の制御系に絶縁不良などの不具合を生じるおそれがあり、望ましくない。また、エンジンの稼動状態を表す信号を、振動センサなどで間接的に取得する場合、エンジンの稼動状態を正確に把握することが困難となり、車両監視装置用のバッテリを確実に充電することが難しくなり、車両監視装置の信頼性が低下するという問題がある。
そこで、車両に搭載された車両監視装置用の電源に対して、車両監視装置を使用可能な状態に保てるように充電を行いつつ、車載バッテリの充電量の低下を抑制可能な充電装置及びそのような充電装置を備えた車両監視装置の開発が望まれている。
特開2003−319567号公報
上記の問題点に鑑み、本発明の目的は、車両に搭載された車両監視装置用の電源に対して、車両監視装置を使用可能な状態に保てるように充電を行いつつ、車載バッテリの充電量の低下を極力抑える充電装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、車載バッテリの充電量の低下を極力防止しつつ、車両のエンジン停止中でも確実に動作する車両監視装置を提供することにある。
上記に鑑み、本発明に係る、車載バッテリと発電機とを備える車両電源により車両に設置された電池を充電する充電装置は、車両電源から電池へ流れる電流を制御する電流制限部と、車載バッテリの電圧を測定する電圧計と、電池の充電を停止する第1の充電停止時間が設定され、予め設定された時間を計時するタイマ部と、電流制限部を制御して、電圧計で測定された車載バッテリの電圧が第1の閾値よりも大きい場合に電池を常時充電し、車載バッテリの電圧が第1の閾値以下の場合に少なくとも第1の充電停止時間は電池の充電を停止する間欠的な電池の充電を行う充電制御部と、を備えることを特徴とする。ここで、常時充電とは、電池が満充電状態になるまで、常に電池に対して充電が行われる充電方法をいう。一方間欠的な充電とは、電池の充電停止、充電を交互に繰り返す充電方法をいう。
このように、車載バッテリの電圧値の高低に基づいて電池を常時充電するか、間欠的に充電するかを切り替えることにより、車載バッテリの充電量の低下を極力抑えることができる。なお、第1の閾値は、車両に搭載されたエンジンなどの動力部が停止している場合において、車載バッテリが消耗していない満充電の状態における、車載バッテリの+側端子と−側端子の間の電圧よりも大きい値に設定することが好ましい。さらに、第1の閾値は、上記の動力部が一定以上の回転数で稼動している場合の車載バッテリの+側端子と−側端子の間の電圧よりも小さい値に設定することが好ましい。
また、タイマ部には、更に前記車載バッテリを監視する監視時間が設定され、充電制御部は、車載バッテリの電圧が第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合、電池の充電を停止し、充電停止後、タイマ部が監視時間を計時する間、車載バッテリの電圧が継続して第1の閾値以下の場合、車載バッテリは異常であると判定することが好ましい。
このように、車載バッテリの電圧低下を検知することで、車載バッテリが完全に消耗してしまう前に、車載バッテリの消耗を極力防止するとともに、車両の所有者などに警告を行うことが可能となる。なお、第2の閾値は、車両の動力部を始動可能な最低電圧以上であり、且つその最低電圧よりも1〜2V高い電圧以下であることが好ましい。バッテリが正常な場合に、誤って異常と判定する可能性を低減しつつ、車両の始動が不可能となる前にバッテリ異常を所有者に知らせて、車載バッテリの充電などの対策を行えるようにするためである。
また、タイマ部には、更に電池の充電を停止する時間として第1の充電停止時間より短い第2の充電停止時間が設定され、充電制御部は、車載バッテリの電圧が第1の閾値よりも大きい値から第1の閾値以下になった場合、電池の充電を第2の充電停止時間停止し、次回の充電を行うことが好ましい。電池が満充電でない場合には、充電停止時間を短くすることで、その電池を電源とする機器が使用不能となることを避けるとともに、電池が満充電の場合の充電停止時間を相対的に長めに設定することができ、車載バッテリの充電量の低下を抑えることができる。
さらに、前記タイマ部は、更に前記常時充電している時間を計時し、充電制御部は、車載バッテリの電圧が第1の閾値より大きい値から第1の閾値以下になり、充電を停止した場合、タイマ部で計時された常時充電時間に基づいて第2の充電停止時間を決定することが好ましい。充電時間を計時することで、電池がどの程度充電されているかを知ることができるため、電池が満充電となる前に充電停止時間に入った場合でも、適切な充電停止時間を設定できる。
また、本発明に係る車両監視装置は、上述した何れかの充電装置と、車両に設置されたその充電装置で充電される電池と、車両の位置を取得する位置取得部と、遠隔の監視センタと無線通信を行う通信部を有し、上記の電池を電源として動作する通信端末とを備え、充電装置が車載バッテリの電圧変化に基づいて異常を検知した場合、通信端末は、車両に異常が発生したことを示す信号及び位置取得部で取得された車両の位置を監視センタへ通報することを特徴とする。
また、充電装置は、車両を監視するか否かを決定するモード信号を記憶する記憶部と、車両の異常を検知する車両監視部を備え、モード信号が、車両を監視する監視モードを表す信号である場合において、車両監視部は、車載バッテリの電圧が第3の閾値を超えることを検知した場合、通信端末に異常信号を出力することが好ましい。
車載バッテリの電圧上昇を検知することにより、正確にエンジンの稼動を把握することができ、不正な車両の移動を確実に検出することができる。
本発明によれば、車両に搭載された車両監視装置用の電源に対して、車両監視装置を使用可能な状態に保てるように充電を行いつつ、車載バッテリの充電量の低下を極力防止する充電装置を提供することが可能となった。
また、車載バッテリの充電量の低下を極力防止しつつ、車両のエンジン停止中でも確実に動作する車両監視装置を提供することが可能となった。
以下、本発明の充電装置を備えた車両監視装置の実施例である車両監視装置1を、図を参照しつつ説明する。
本発明の車両監視装置の実施例である車両監視装置1は、オートバイ、自動車、又は電動自転車などの車載バッテリを有する車両に搭載される。そして、車両監視装置1は、消費電力が比較的大きい通信端末用に端末電池を有し、車載バッテリ及び発電機からなる車両電源から、発電機の稼動状態、すなわち、エンジンの稼動状態に応じて端末電池を充電する。車両監視装置1は、その車載バッテリ又は端末電池から給電を受けて動作し、車両の状態を監視する。
図1は、本発明の車両監視装置の実施例である車両監視装置1を用いた車両監視システム8の概略構成図を示す。
車両監視装置1は、オートバイなどの車両2に搭載される。車両監視装置1は、車両電源3が発電中の場合、車両電源3から給電を受けて動作し、車両電源3が発電していない場合には、車両監視装置1が有する端末電池から給電を受けて動作する。
車両2の所有者は、車両2から離れるとき、車両監視装置1を監視モードにセットする。監視モードにセットされると、車両監視装置1は、車両2の盗難行為など、不正に車両2が動かされる異常事態が発生したとき、車両電源3の電圧変動を検知して異常事態の発生を検出し、車両異常情報を生成する。また、車両監視装置1は、車両の位置情報を連続的、若しくは一定時間間隔でGPS衛星6から取得する。そして、車両異常情報と位置情報を、基地局4、携帯電話網5を通して監視センタ7へ通報する。監視センタ7では、車両2の追跡及び車両の所有者や警察への通報などを行う。一方、車両監視装置1が解除モードに設定されると、車両異常情報が通報されることなく、車両2を運転することができる。
図2を用いて、車両監視装置1の構成について説明する。図2に、車両監視装置1の機能ブロック図を示す。車両監視装置1は、電圧監視充電装置10、リモコン17及び通信端末20から構成される。電圧監視充電装置10は、電圧計11、電流制限部12、電流計13、制御部14及びインターフェース15、16から構成される。一方、通信端末20は、端末電池21、接続部22、無線通信部23、アンテナ24、記憶部25及び制御部26で構成される。
電圧監視充電装置10は、車両電源3から電力供給を受けて動作し、充電制御処理及び車両監視制御処理を互いに独立して実行する。なお、端末電池21から給電を受けるようにしてもよい。一方通信端末20は、車両監視装置1が車両監視を行っている場合に、必要に応じて車両の現在位置を取得し、基地局4、携帯通信網5を介して監視センタ7へ必要な情報を送信する。また通信端末20は、端末電池21を電源として動作する。なお、通信端末20は、満充電状態の端末電池21により50時間以上動作する。
端末電池21は、車両電源3から給電を受けて充電される。ここで、車両電源3は、車載バッテリ31と発電機32を含んだ電力供給部である。通常、車両電源3からの電力供給は、エンジン動作中は発電機32により行われ、エンジン停止中は車載バッテリ31により行われる。また、発電機32の出力電圧が車載バッテリ31の出力電圧より大きいときは、車載バッテリ31は発電機32から電力供給を受けて充電される。
以下、車両監視装置1の各部について詳細に説明する。
電圧監視充電装置10の電圧計11は、エンジンの動作状態を知るために、車両電源3の車載バッテリ31の+端子と−端子との間の電圧値Vを測定する。そして、測定結果である電圧値Vをデジタルデータとして制御部14へ通知する。電圧計11として、公知の様々な電圧計を使用することができる。
電流制限部12は、通信端末20に備えられた端末電池21への充電電流を制御する。電流制限部12は、通常、電圧変換部とスイッチ部から構成されるが、そのほかの形式のものも使用できる。本例では、最低限、充電電流をオンオフする機能が必要である。電流制限部12は、入力側が車両電源3に接続され、出力側が電流計13を介して端末電池21に接続される。
電流計13は、電流制限部12と端末電池21との間に接続される。そして、電流計13は、車両電源3から電流制限部12を経て端末電池21へ給電される電流値Iを測定する。測定された電流値Iは、制御部14へ入力される。そして、端末電池21の充電状態の判定に使用される。
制御部14は、CPU、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM及びROMに記憶され、CPUに所望の動作を行わせるプログラムにより構成され、電圧監視充電装置10の各部の制御を行う。制御部14は、充電制御部141、車両監視部142、異常信号出力部143、記憶部144及びタイマ部145から構成される。
充電制御部141は、電圧計11により計測された車載バッテリ31の電圧値Vに基づいて、端末電池21への充電処理の制御を行う。充電制御部141は、車両電源3の発電機32が動作し、車載バッテリ31が充電されている場合には、端末電池21も常時充電を行う。ここで常時充電とは、端末電池21が満充電となるまで、連続的に充電を行う充電方法である。一方、発電機32が停止している場合には、車載バッテリ32の消耗を避けるため、充電制御部141は端末電池21を充電停止、充電を間欠的に繰り返す。
特に、本発明では、端末電池21を上述のように間欠的に充電する場合において、充電制御部141は端末電池21自体の充電状態に応じて充電を停止している時間の長さを変えることにより、車載バッテリ31の無用な消耗を避け、また端末電池21がバッテリ切れになることを避ける。
ここで、図3を用いて、エンジンの回転数と車載バッテリの電圧の関係について説明する。図3は、エンジン回転数と車載バッテリ電圧の関係を概略的に示す図である。図3の上段側の実線rはエンジンの回転数を表し、上方に向かうほど高い回転数であることを示す。また、図3の下段側の実線vは、車載バッテリ電圧を表し、上方に向かうほど電圧が高いことを示す。なお、図3において、車載バッテリは、通常の状態、すなわち、スタータモータへの給電及び車載電子機器が使用できる程度に充電された状態にあるものとする。この場合の電圧値は、12Vバッテリの場合、通常12V前後である。図3に示すように、エンジンが停止している場合(回転数0rpm)には、車載バッテリ電圧は所定の一定値(ここでは、12V)を示す。エンジンの始動時には、スタータモータへの給電が行われるため、車載バッテリの電圧値は一時的に7V前後まで低下する。その後、エンジンが始動すると発電機が動き始めるが、アイドリング状態では発電量が小さく、電圧値は元に戻り、12V前後の値を示す。そして、エンジンの回転数が上がり始めると、発電機の発電量が増大し、発電機は、車載バッテリ自体の電圧値よりも高い電圧(例えば13V)を車載バッテリの+の端子と−端子の間に生じさせる。このとき、車載バッテリは、発電機からの給電を受けて充電される。
上述したように、エンジンがある程度回転数をあげて発電機が動き出すと、車載バッテリの電圧も大きくなる。そこで、充電制御部141は、端末電池21の充電制御を以下のように行う。すなわち、車載バッテリ31の電圧値Vが、第1の所定の閾値ThdV1よりも高くなると、充電制御部14は、端末電池21を常時充電する。なお、第1の所定の閾値ThdV1は、車載バッテリ31が、発電機32から十分に給電を受けている状態に相当する電圧値として設定される。本実施形態では、一例として、第1の所定の閾値ThdV1を13Vに設定した。
一方、車載バッテリ31の電圧値Vがあるところまで低下すると、スタータモータ(図示せず)が動作しなくなり、車両2を運転することができなくなる。そこで充電制御部141は、車載バッテリ31の電圧値Vが第2の所定の閾値ThdV2よりも低くなると、車載バッテリ31のさらなる消耗を防止するため、端末電池21への充電を停止する。本実施形態では、一例として、第2の所定の閾値ThdV2を7Vに設定した。また、車載バッテリ31の電圧値Vが、ThdV2以上且つThdV1以下の場合、エンジンが停止中、又はアイドリング中であると考えられ、車載バッテリ31自体、給電を受けていない、又は発電機32の発電量が小さい状態である可能性が高い。そのため、充電制御部141は、車載バッテリ31の電圧値VがThdV2以上且つThdV1以下の場合には端末電池21に対して充電停止と充電を間欠的に繰り返す。
また、充電制御部141は、タイマ部145に含まれる以下のタイマを使用して、端末電池21を間欠的に充電する場合の充電時間及び充電停止時間を制御する。
待機タイマTMw1は、端末電池21を間欠的に充電する場合において、充電を停止する第1の充電停止時間を計時するタイマである。待機タイマTMw1は、前回の充電終了時において、端末電池21が所定以上の充電量、例えば満充電状態にあると想定される場合に使用される。待機タイマTMw1は、端末電池21の充電停止時間が、所定以上の充電量、例えば満充電状態の端末電池21を用いて端末装置20が継続して動作できる最大動作時間に対し余裕をもって設定された第1の充電停止時間P1に到達するまで計時を行う。そして、待機タイマTMw1の計時時間が第1の充電停止時間P1に到達すると、充電制御部141は、端末電池21の充電を開始する。本実施形態では、一例として、第1の充電停止時間P1を24時間と設定した。
待機タイマTMw2は、端末電池21を間欠的に充電する場合において、充電を停止する第2の充電停止時間を計時するタイマである。待機タイマTMw2は、前回の充電終了時において、端末電池21が所定未満の充電量、例えば不完全な充電状態にあると想定される場合に使用される。待機タイマTMw2は、端末電池21の充電を停止してから第2の充電停止時間P2に到達するまでの計時を行う。なお、第2の充電停止時間P2は、第1の充電停止時間P1よりも短い時間である。これは、端末電池21が不完全な充電状態で充電停止されているため、端末電池21が通信端末20に十分な給電を行えるうちに充電を再開できるようにするためである。そして、計時された充電停止時間が第2の充電停止時間P2に到達すると、充電制御部141は、端末電池21の充電を再開する。本実施形態では、一例として、第2の充電停止時間P2を12時間と設定した。
充電タイマTMcは、端末電池21の充電が開始されてからの経過時間、すなわち充電時間を計時するタイマである。充電制御部141は、端末電池21の充電を開始すると、充電タイマTMcは計時を開始する。そして、計時された時間が端末電池21を満充電にするのに十分な時間である所定の充電時間P3に到達すると、充電制御部141は、端末電池21の充電を停止する。本実施形態では、一例として、所定の充電時間P3を2時間とした。
監視タイマTMmは、車載バッテリ31の異常を監視するタイマである。監視タイマTMmは、車載バッテリ31の電圧値Vが、上述の第2の閾値ThdV2を下回ると、計時を開始する。そして、監視タイマTMmが計時した時間がバッテリ異常を検知する所定の監視時間P4に到達するまで、電圧値Vが閾値ThdV2を下回る状態が継続すると、充電制御部141は、車載バッテリ31に何らかの異常が生じたと判定する。そして、異常信号出力部143及びインターフェース16を通じて通信端末20にバッテリ異常信号を送信する。通信端末20では、バッテリ異常信号を受け取ると、監視センタ7へバッテリ異常を通知する。本実施形態では、一例として、所定の監視時間P4を1時間とした。
さらに、充電制御部141は、電流計13で測定された車両電源3から端末電池21への電流値Iを用いて、端末電池21の充電状態を調べる。端末電池21が満充電状態に近づくにつれて、車両電源3から端末電池21へ流れる電流は減少する。そして、端末電池21が満充電状態となると、その電流はほぼ0と等しくなる。そこで、充電制御部141は、電流値Iが、所定の閾値Thd以下となった場合、端末電池21は満充電状態にあると判定する。なお、本実施形態において、閾値Thdは、一例として1mAとした。
車両監視部142は、車両2の盗難などの異常を、車載バッテリ31の電圧値Vを用いて検知するものである。車両監視装置1が監視モードに設定された場合に、車載バッテリ31の電圧値Vが通常の状態(例えば、図3において12Vの状態)よりも高くなると、監視中の車両2に異常が発生したと判定する。これは、車載バッテリ31の電圧値Vが高くなる、すなわち、エンジンの回転数が上昇するということに基づいて、車両監視部142は、監視モードが解除されない状態でエンジンが高回転すると、車両2の盗難が発生したと判定するということである。
そこで車両監視部142は、監視モードが設定されている場合、1分ごと、10分ごとといった所定の間隔で、電圧計11で測定された車載バッテリ31の電圧値Vと所定の第3の閾値ThdV3とを比較する。電圧値Vが第3の閾値ThdV3を上回ると、車両監視部142は、車両2に異常が発生したと判定する。第3の閾値ThdV3は、車載バッテリ31が、発電機32から十分に給電を受けている状態に相当する電圧値として設定される。なお、本実施形態では、一例として第3の閾値ThdV3を第1の閾値ThdV1と同じく13Vとした。
車両2に異常が発生したと判定した場合、車両監視部142は、異常信号出力部143を介して、車両2の異常を表す異常信号を、その異常を検知した時間などの情報とともに、インターフェース16を介して通信端末20へ送信する。通信端末20では、車両異常信号を受け取ると、後述するように、車両2の位置情報とともに監視センタ7へ車両異常信号を通知する。
記憶部144は、車両監視装置1のモード設定値Mを記憶する。車両監視装置1が、車両2の所有者等が有するリモコン17より、監視モードに設定されると、制御部14は、モード設定値Mを監視モードに相当する値に書き換え、記憶部144に記憶する。一方、リモコン17より、車両監視装置1が解除モードに設定されると、制御部14は、モード設定値Mを解除モードに相当する値に書き換え、記憶部144に記憶する。そして、上述した車両監視部142は、モード設定値Mを参照することにより、車両監視装置1の現在のモードを知ることができる。
さらに、記憶部144は、車載バッテリ31の状態を示すバッテリ状態フラグF及び車両2の状態を示す車両状態フラグFも記憶する。そして、車両監視装置1の充電監視部141及び車両監視部142は、バッテリ状態フラグFの値を参照することにより、車載バッテリ31が通常の状態か、又はバッテリ上がりのように異常に電圧が低下した状態かを知ることができる。同様に、車両状態フラグFの値を参照することにより、車両2が不正に動かされている状態にあるか否かを知ることができる。
タイマ部145は、上述したように、充電制御部141によって参照される複数のタイマ(待機タイマTMw1、TMw2、充電タイマTMc、監視タイマTMm)を有する。それらのタイマは、充電制御において使用され、それぞれ、所定のタイミングから計時される時間を保持する。なお、それらのタイマは、CPUのクロック数及びクロック周波数に基づいて計時を行う。しかしタイマはそれ以外の方法、例えばタイマ専用のクォーツを使用して計時を行うようにしてもよい。
インターフェース15は、リモコン17と通信を行うためのインターフェースであり、赤外線ポートで構成される。そして、リモコン17より受け取った信号を電気信号に変換して制御部14に送信する。なお、インターフェース15はこれに限られるものではなく、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、無線LANなどの無線通信規格にしたがって構成されるものでもよい。ただし、当然ながらリモコン17とは、同じ通信方式を用いることができるものであることが必要である。
リモコン17は、車両2の所有者又は運転者が、車両2を監視状態におくか、非監視状態におくかを設定する近距離通信端末である。車両2の所有者又は運転者は、リモコン17を操作することにより、車両2から離れるときは監視モードに設定し、車両2に戻ったときは、解除モードに設定することができる。また、リモコン17は、モードの設定信号を、暗号化して車両監視装置1に送信することが好ましい。そのような暗号化を行うことにより、車両監視装置1を不正に解除モードに設定することを困難にすることができる。リモコン17と車両監視装置1の通信に使用できる暗号としては、例えば、DES暗号を使用することができる。
次に、通信端末20について説明する。通信端末20は、上述したように、端末電池21、接続部22、無線通信部23、アンテナ24、記憶部25及びこれら各部を制御する制御部26で構成される。
端末電池21は、通信端末20の電源として機能する。ここで通信端末20は、基地局4、携帯通信網5を介して監視センタ7と通信を行うことを主とする無線通信装置であるため、携帯電話に搭載されるタイプのものが好適に使用される。本実施形態では、端末電池21として、リチウムイオン電池を使用した。しかし、端末電池21として、他のタイプの充電式電池を使用してもよい。そして、端末電池21は、上述したように、車両電源3と、電圧監視充電装置10の電流制限部12及び電流計13を介して接続される。そして、必要に応じて車両電源3から給電を受けて充電される。
接続部22は、接続ケーブルが着脱自在に接続される端末接続インターフェース221と、端末接続インターフェース221内に形成される端子間に電圧を印加して、電圧監視充電装置10と接続されているか否かを検出する接続監視部222を有する。そして、接続部22は、電圧監視充電装置10から、バッテリ異常信号又は車両異常信号を受信すると、制御部26にそれらの信号を送る。
無線通信部23は、GPS衛星6からのGPS信号をアンテナ24を通じて受信する。また無線通信部23は、アンテナ24を通じて信号の送受信を行い、基地局4及び携帯通信網5を介して監視センタ7にバッテリ異常信号、車両異常信号などを送信する。
記憶部25は、各種プログラムや端末固有の識別コード、測位した位置情報などを記憶する。
制御部26は、複数のGPS衛星からのGPS信号に基づいて、車両2の現在位置を取得する位置情報取得部261と、接続部22、無線通信部23、記憶部25間の信号入出力制御を行う通信制御部262を備える。そして、制御部26は、電圧監視充電装置10から、バッテリ異常信号又は車両異常信号を受け取ると、位置情報取得部261を動作させて、車両2の現在位置を位置情報として取得する。そして、取得した車両2の位置情報と電圧監視充電装置10から受け取った異常信号及び記憶部25に記憶されている端末固有の識別情報を、一つの発信データの組として、無線通信部23及びアンテナ24を通じて監視センタ7へ送信する。また、制御部26は、接続部22の接続監視部222より、端末装置20が電圧監視充電装置10との接続を断たれたことを検出すると、異常の発生と判定して、その接続が断たれたことを示す信号と、車両2の位置情報及び端末固有の識別情報を、一つの発信データの組として、無線通信部23及びアンテナ24を通じて監視センタ7へ送信する。
さらに、制御部26は、監視センタ7から、車両2の位置情報の取得要求を受信すると、要求受信直後に1回、又は、5分、10分といった所定時間間隔ごとに車両2の位置情報を取得して、識別情報とともに監視センタ7へ送信する。
なお、上記において、接続部22、無線通信部23、アンテナ24、記憶部25及び制御部26は、CPU、ROM、RAM、通信用アンテナなどで構成される。
次に、図4〜図7を用いて、車両監視装置1の制御処理を説明する。図4〜図6は、車両監視装置1における、端末電池21の充電制御処理を示すフローチャートである。また、図7は、車両監視装置1における、車両監視制御処理を示すフローチャートである。上述したように、充電制御処理及び車両監視制御処理は、互いに独立して実行される。
まず、端末電池21の充電制御処理について説明する。充電制御処理は、電圧監視充電装置10の充電制御部141により、以下のフローが定期的に繰り返し実行される。
図4を用いて、電圧監視充電装置10が、通信端末20の端末電池21の充電停止と充電を間欠的に繰り返す場合の動作について説明する。
まず概略を説明すると、電圧監視充電装置10の充電制御部141は、エンジンの動作状態を調べるために、電圧計11で計測された車載バッテリ31の電圧値Vと、エンジンが高回転状態であるか否かの判断に用いる第1の閾値ThdV1及び車載バッテリの異常な電圧低下の有無の判断に用いる第2の閾値ThdV2とを比較する。そして、車載バッテリ31の電圧値Vが、第1の閾値ThdV1以下且つ第2の閾値ThdV2以上と判定された場合、すなわち、エンジン停止中又はアイドリング中と判断される場合、上述したように、電圧監視充電装置10は、通信端末20の端末電池21を間欠的に充電する。そこで、充電制御部141は、端末電池21が充電時間中か充電停止時間中かを判定する。充電時間中であれば、充電制御部141は充電時間が所定の充電時間P3に達したか否かを判定し、所定の充電時間に達していれば充電を停止する。一方、充電停止時間中であれば、充電制御部141は充電停止時間が終了したか否かを判定する。その際、端末電池21が満充電状態で充電停止時間に入ったか否かで、充電停止時間が異なる。そこで満充電状態で充電停止時間に入った場合には待機タイマTMw1で計時された時間が充電停止時間P1に達したか否か判定し、充電途中の状態で充電停止時間に入った場合には待機タイマTMw2で計時された時間が充電停止時間P2に達したか否か判定する。何れかの待機タイマで計時された時間が、充電停止時間P1又はP2に到達していれば、充電停止時間は終了と判定し、端末電池21の充電を再開する。
充電停止と充電を間欠的に繰り返す場合の制御処理の詳細は以下の通りである。
まず、電圧監視充電装置10の充電制御部141は、エンジンの動作状態を調べるために、電圧計11で計測された車載バッテリ31の電圧値Vと、エンジンが高回転状態であるか否かの判断に用いる第1の閾値ThdV1及び車載バッテリの異常な電圧低下の有無の判断に用いる第2の閾値ThdV2とを比較する(ステップS101)。
そして、電圧値Vが、第1の閾値ThdV1以下且つ第2の閾値ThdV2以上と判定された場合、充電制御部141は、通信端末20の端末電池21が充電中か否か判定する(ステップS102)。充電制御部141は、タイマ部145の充電タイマTMcが計時中の場合、充電中と判定し、充電タイマTMcが停止している場合、充電中でないと判定する。
ステップS102において、充電制御部141は、端末電池21が充電中と判定した場合(ステップS102−Yes)、充電の終了条件を満たすか否かを判定するために、後述するステップS108の処理を行う。一方、充電制御部141は、端末電池21が充電中でないと判定した場合(ステップS102−No)、待機タイマTMw1及びTMw2が計時中か否かを調べる。そして、充電停止時間内か否か判定する(ステップS103)。何れの待機タイマについても計時中でない場合(ステップS103−No)、端末電池21が満充電状態まで充電されて充電停止となっていると判定され、充電制御部141は、待機タイマTMw1をリセットし、待機タイマTMw1の計時を開始する(ステップS104)。一方、ステップS103において、何れかの待機タイマが計時中の場合(ステップS103−Yes)、充電制御部141は、待機タイマTMw1、TMw2の何れかがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS105)。なお、タイムアップしたか否かは、待機タイマTMw1、TMw2がそれぞれについて定められた充電停止時間P1、P2に到達したか否かで判定する。何れかの待機タイマが計時中の場合(ステップS105−No)、充電制御部141は充電停止時間中であると判定し、処理を終了し、ステップS101に戻る。
一方、ステップS105において、待機タイマTMw1又はTMw2がタイムアップした場合(ステップS105−Yes)、充電制御部141は充電停止時間は終了したと判定する。そして充電制御部141は、待機タイマTMw1又はTMw2の計時を停止するとともに、車両電源3から端末電池21へ電流が流れるように電流制限部12を制御し、端末電池21の充電を開始する(ステップS106)。さらに、充電制御部141は、充電タイマTMcをリセットし、充電タイマTMcの計時を開始する(ステップS107)。
ステップS106、S107で端末電池21の充電が開始され、充電タイマTMcの計時が開始されると、若しくはステップS102で端末電池21が充電中と判定されると、充電制御部141は、車載バッテリ31から端末電池21へ流れる電流についての電流計13の測定電流値Iが、所定の閾値Thd以下か否か判定する(ステップS108)。電流値Iが、所定の閾値Thd以下となった場合(ステップS108−Yes)、上述したように、端末電池21は満充電状態にあると判定する。一方、電流値Iが、閾値Thdよりも大きい場合(ステップS108−No)、充電制御部141は、充電タイマTMcがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS109)。なお、充電タイマTMcがタイムアップしたか否かは、充電タイマTMcが上述した充電時間P3に到達したか否かで判定する。充電タイマTMcが未だにタイムアップしていない場合(ステップS109−No)、充電制御部141は、端末電池21の充電時間が終了していないと判定し、端末電池21の充電を継続したまま処理を終了し、ステップS101に戻る。一方、ステップS108で端末電池21が満充電状態にあると判定された場合(ステップS108−Yes)、若しくはステップS109で充電時間が終了したと判定された場合(ステップS109−Yes)、充電制御部141は、車両電源3から端末電池21への電流を遮断するように電流制限部12を制御し、端末電池21の充電を停止する。そして、充電タイマTMcの計時を終了する(ステップS110)。
次に、ステップS101で車載バッテリ31の電圧値Vが第1の閾値ThdV1よりも大きいと判定された場合、すなわち、エンジンが高回転で動作していると判定された場合についての充電制御処理について説明する。図5は、エンジンが高回転で動作していると判定された場合の充電制御処理のフローを示す。
まず、概略を説明すると、充電制御部141は、端末電池21が満充電状態にあるか否かを判定し、満充電状態でない限り、端末電池21を常時充電する。ただし、端末電池21の充電中に車載バッテリ31の電圧値Vが低下して、所定の第1の閾値ThdV1以下となった場合、すなわち、端末電池21の充電中にエンジンが停止又はアイドリング状態に遷移したと判定される場合、短めの充電停止時間をセットする。
以下図5を用いて詳細に説明する。
充電制御部141は、図4のステップS101で車載バッテリ31の電圧値Vが第1の閾値ThdV1よりも大きいと判定された場合、車両電源3から端末電池21へ電流が流れるように電流制限部12を操作し、端末電池21の充電を開始する(ステップS201)。また、充電タイマTMcをリセットし、計時を開始する。充電が開始されると、充電制御部141は、車両電源3から端末電池21へ流れる電流についての電流計13の測定電流値Iが、所定の閾値Thd以下か否か判定する(ステップS202)。電流値Iが、所定の閾値Thd以下となった場合(ステップS202−Yes)、端末電池21は満充電状態にあると判定し、充電制御部141は、車両電源3から端末電池21への電流を遮断するように電流制限部12を制御し、端末電池21の充電を停止する(ステップS206)。そして処理を終了し、図4のステップS101に戻る。
一方、ステップS202において、電流値Iが、所定の閾値Thdより大きい場合(ステップS202−No)、車載バッテリ31の電圧値Vと所定の第1の閾値ThdV1を比較する(ステップS203)。電圧値Vが閾値ThdV1よりも大きい場合(ステップS203−No)、充電制御部141は、端末電池21の充電を継続し、端末電池21が満充電状態にあるか否かを調べるために、ステップS202の前に制御を戻す。このように、充電制御部141は、車載バッテリ31の電圧値Vが閾値ThdV1よりも大きい場合、即ちエンジンが高回転である場合、端末電池21に常時充電を行う。
ステップS203において、電圧値Vが閾値ThdV1以下となった場合(ステップS203−Yes)、充電制御部141は、車載バッテリ31から端末電池21への電流を遮断するように電流制限部12を制御し、端末電池21の充電を停止する。同時に、充電タイマTMcの計時を停止する(ステップS204)。そして、待機タイマTMw2をリセットし、待機タイマTMw2の計時を開始して(ステップS205)、処理を終了し、図4のステップS101に戻る。
このように、端末電池21の充電が不完全に終了した場合には、間欠的な充電に移行した場合の次回充電までの充電停止時間として待機タイマTMw1より短い時間を計時する待機タイマTMw2を用いる。
次に、ステップS101で車載バッテリ31の電圧値Vが第2の閾値ThdV2を下回ると判定された場合、すなわち、車載バッテリ31の電圧が異常に低いと判定された場合についての充電制御処理について説明する。図6は、車載バッテリ31の電圧が異常に低いと判定された場合の充電制御処理のフローを示す。
まず概略を説明すると、充電制御部141は、端末電池21が充電中であれば、車載バッテリ31の消耗を避けるために端末電池21の充電を停止する。そして、一定時間以上車載バッテリ31の電圧低下が続いた場合、充電制御部141は、車載バッテリ31に異常があると判断し、電圧監視充電装置10は、バッテリ異常信号を出力する。そして、バッテリ異常信号は、通信端末20を通じて監視センタ7へ送られる。
以下図6を用いて詳細に説明する。
充電制御部141は、図4のステップS101で車載バッテリ31の電圧値Vが第2の閾値ThdV2よりも小さいと判定された場合、端末電池21が充電中であれば、車両電源3から端末電池21への電流を遮断するように電流制限部12を制御し、端末電池21の充電を停止する(ステップS301)。そして、充電タイマTMcが計時中の場合には、充電タイマTMcの計時をストップする。次に、充電制御部141は、監視タイマTMmをリセットし、監視タイマTMmの計時を開始する(ステップS302)。
監視タイマTMmによる計時開始後、車載バッテリ31の電圧値Vと第1の閾値ThdV1を比較する(ステップS303)。電圧値Vが閾値ThdV1を上回った場合(ステップS303−Yes)、すなわち、エンジンが高回転で動き始めた場合、車載バッテリ31が発電機32で充電され、異常は回避されたと判定し、監視タイマTMmの計時を中止して(ステップS308)、図5に示したステップS201へ制御を移行し、端末電池21の充電を開始する。なお、このステップS303における判定の基準としては、閾値ThdV1に代えて閾値ThdV2を用いてもよい。これにより、少なくとも車載バッテリ31の電圧値Vが低い状態が回避されたか否かを判定することができる。
一方、ステップS303において、電圧値Vが閾値ThdV1以下の場合(ステップS303−No)、監視タイマTMmがタイムアップしたか否か、すなわち、監視タイマTMmの計時開始からの時間が所定の監視時間P4に達したか否か判定する(ステップS304)。監視タイマがタイムアップしていない場合(ステップS304−No)、ステップS303の前に制御を戻し、車載バッテリ31の電圧値Vの監視を続ける。一方、ステップS304において、監視タイマTMmがタイムアップしたと判定された場合(ステップS304−Yes)、電圧監視充電装置10は、バッテリ異常信号を出力する(ステップS305)。そして、バッテリ異常信号は、通信端末20を通じて監視センタ7へ通知される。また、電圧監視充電装置10は、車載バッテリ31が異常であるか否かを示すバッテリ状態フラグFの値を、車載バッテリ31が異常であることを示す値に書き換え、記憶部144に記憶する。
その後、電圧監視充電装置10は、バッテリ状態フラグFが車載バッテリ31の異常を示す値を有している間、リモコン17から、又は監視センタ7から通信端末20を経て、復旧信号が入力されたか否かを判定する(ステップS306)。復旧信号が入力されれば、バッテリ状態フラグFの値を、車載バッテリ31が正常な状態を示す値に書き換えて記憶する。そして、待機タイマTMw2をリセットし、待機タイマTMw2の計時を開始する(ステップS307)。
このように、端末電池21の充電が不完全に終了した、又は、充電が終了してから監視タイマTMmの計時及び復旧信号の入力待ちにより所定時間にわたり充電を停止していた場合、間欠的な充電に移行した場合の次回充電までの充電停止時間として待機タイマTMw1よりも短い時間を計時する待機タイマTMw2を用いる。
なお、上記図4〜図6を用いて説明した充電制御処理において、待機タイマTMw2で計時を行う第2の充電停止時間P2を、端末電池21に充電していた充電時間に応じて変えるようにしてもよい。例えば、ステップS204又はS301において、充電が途中終了し、計時を終了した時点の充電タイマTMcの値(ここでは、tとおく)を参照し、tとP3との比を、第1の充電停止時間P1に乗じた値を、待機タイマTMw2で計時を行う第2の充電停止時間P2としてもよい。または、tが所定の閾値、例えば第1の充電停止時間P1の1/2以上の場合は、第2の充電停止時間P2を第1の充電停止時間P1の1/2に設定し、tが第1の充電停止時間P1の1/2未満であれば、tとP3との比を第1の充電停止時間P1に乗じた値を、待機タイマTMw2で計時する第2の充電停止時間P2としてもよい。このように待機タイマTMw2で計時する第2の充電停止時間を設定することで、端末電池21の充電が不十分な場合は充電停止時間を短く、端末電池21の充電が十分な場合は、充電停止時間を長く設定できるので、端末電池21の充電状態に応じて、より適切な充電停止時間を設定することができる。
なお、バッテリ異常信号が監視センタ7へ通知された場合、監視センタ7から車両2の所有者へ、車載バッテリ31に異常が生じたことを警告することが好ましい。
次に、図7を用いて、車両監視装置1における車両監視制御処理の動作を説明する。
車両監視制御処理の概略を説明する。車両監視制御処理では、車両2の所有者又は運転者が、車両2から離れる場合などにおいて、車両監視装置1を監視モードに設定し、その監視モード設定中に、エンジンが高回転となるか否かを車載バッテリ31の電圧値Vを用いて検出する。そして、監視モード設定中に、エンジンが高回転になる状態が生じると、第3者が不正に車両2を動かしたと判定し、異常発生及び車両2の位置情報などを監視センタ7に報知する。
以下、車両監視制御処理を詳細に説明する。
まず、電圧監視充電装置10は、解除モードにある場合、リモコン17からの監視モード設定信号の入力の有無を検知する(ステップS401)。監視モード設定信号の入力がなければ、そのままステップS401を繰り返す。一方、車両2の運転者又は所有者などが車両2から離れる際に、リモコン17を操作して監視モード設定信号を入力すると、インターフェース15を介して制御部14は監視モード設定信号を受け取る。そして、電圧監視充電装置10は、監視モードを設定する(ステップS402)。
監視モードが設定されると、制御部14の車両監視部142は、電圧計11で測定された車載バッテリ31の電圧値Vと所定の第3の閾値ThdV3とを比較する(ステップS403)。そして、電圧値Vが第3の閾値ThdV3を上回るように変化したことを検知すると(ステップS403−Yes)、車両監視部142は車両2に異常が発生したと判定し、電圧監視充電装置10は、車両異常信号を出力する(ステップS404)。そして、車両異常信号は、車両2の位置情報などとともに、通信端末20を通じて監視センタ7へ送られる。また、電圧監視充電装置10は、車両2に異常が発生したことを示す車両状態フラグFの値を、車両2が異常であることを示す値に書き換え、記憶部144に記憶する。
その後、電圧監視充電装置10は、車両状態フラグFが車両2の異常を示す値を有している間、一定の時間間隔で、車両2の現在位置などを通信端末20を経て監視センタ7へ送信する。また、リモコン17から、又は監視センタ7から通信端末20を経て、復旧信号が入力されたか否かを判定する(ステップS405)。復旧信号が入力されれば(ステップS405−Yes)、車両状態フラグFの値を、車両2が正常な状態を示す値に更新して記憶部144に記憶する。そして車両監視部142は、ステップS403に制御を戻し、車両2を監視する。なお、ステップS405にて復旧信号が入力された場合(ステップS405−Yes)、ステップS407に制御を進めて解除モードを設定するようにしてもよい。
また、ステップS403において、電圧値Vが第3の閾値ThdV3以下の場合(ステップS403−No)、車両2の異常を検知せず、リモコン17から解除モード設定信号の入力の有無を検知する(ステップS406)。解除モード設定信号が入力されなければ(ステップS406−No)、車両監視部142はステップS403の前へ制御を戻す。一方、ステップS406において、解除モード設定信号の入力を検知すれば(ステップS406−Yes)、車両監視部142は、解除モードを設定し(ステップS407)、処理を終了し、ステップS401に戻る。
なお、ステップS403において、車載バッテリ31の電圧値Vが0Vとなる場合も、車両2に異常が発生したと判定して、ステップS404及びS405の処理を行うようにしてもよい。これは、監視モードが解除されないまま車載バッテリ31の電圧が0Vになったことで、画策行為による断線又は電源異常が発生したと判定するものである。
以上、説明してきたように、本発明に係る車両監視装置は、車載バッテリの電圧値により端末電池への常時充電と間欠的な充電とを切り換え、また、端末電池の充電状態を調べて充電停止時間を変えることで、エンジン停止中のバッテリからの給電を極力低減することができる。また、バッテリ電圧の変化を調べるため、エンジンの回転数の上昇を確実に捉えることが可能であり、監視モード設定中に車両が不正に動かされたか否かを正確に判定することができる。
なお、本発明に係る車両監視装置は、上記の実施形態に限られるものではない。例えば、車両監視制御処理により、車両異常が検出された場合には、充電制御処理に割り込み処理を行い、復旧信号が入力されるまで車両電源により端末電池を継続的に充電するように制御してもよい。また、振動センサ、水温センサなどを別途接続し、それらセンサからの測定信号を、車両2の異常発生の検知に使用してもよい。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
本発明を適用した車両監視装置を用いた車両監視システムの概略構成図である。 本発明を適用した車両監視装置の機能ブロック図である。 エンジンの回転数と車両電源電圧の関係を示す図である。 本発明を適用した車両監視装置の充電制御処理のフローチャートである。 本発明を適用した車両監視装置の充電制御処理のフローチャートである。 本発明を適用した車両監視装置の充電制御処理のフローチャートである。 本発明を適用した車両監視装置の車両監視制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1 車両監視装置
2 車両
3 車両電源
4 基地局
5 携帯電話網
6 GPS衛星
7 監視センタ
8 車両監視システム
10 電圧監視充電装置
11 電圧計
12 電流制限部
13 電流計
14 制御部
141 充電制御部
142 車両監視部
143 異常信号出力部
144 記憶部
145 タイマ部
TMw1、TMw2 待機タイマ
TMc 充電タイマ
TMm 監視タイマ
15、16 インターフェース
17 リモコン
20 通信端末
21 端末電池
22 接続部
221 端末接続インターフェース
222 接続監視部
23 無線通信部
24 アンテナ
25 記憶部
26 制御部
261 位置取得部
262 通信制御部
31 車載バッテリ
32 発電機

Claims (6)

  1. 車載バッテリと発電機とを備える車両電源により車両に設置された電池を充電する充電装置であって、
    前記車両電源から前記電池へ流れる電流を制御する電流制限部と、
    前記車載バッテリの電圧を測定する電圧計と、
    前記電池の充電を停止する第1の充電停止時間が設定され、予め設定された時間を計時するタイマ部と、
    前記電流制限部を制御して、前記電圧計で測定された前記車載バッテリの電圧が第1の閾値よりも大きい場合に前記電池を常時充電し、前記車載バッテリの電圧が第1の閾値以下の場合に少なくとも前記第1の充電停止時間は前記電池の充電を停止する間欠的な前記電池の充電を行う充電制御部と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  2. 前記タイマ部には、更に前記車載バッテリを監視する監視時間が設定され、
    前記充電制御部は、前記車載バッテリの電圧が前記第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合、前記電池の充電を停止し、該充電停止後、前記タイマ部が前記監視時間を計時する間、前記車載バッテリの電圧が継続して前記第1の閾値以下の場合、前記車載バッテリは異常であると判定する、請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記タイマ部には、更に前記電池の充電を停止する時間として前記第1の充電停止時間より短い第2の充電停止時間が設定され、
    前記充電制御部は、前記車載バッテリの電圧が前記第1の閾値よりも大きい値から前記第1の閾値以下になった場合、前記電池の充電を前記第2の充電停止時間停止し、次回の充電を行う請求項1又は2に記載の充電装置。
  4. 前記タイマ部は、更に前記常時充電している時間を計時し、
    前記充電制御部は、前記車載バッテリの電圧が前記第1の閾値より大きい値から前記第1の閾値以下になり、前記充電を停止した場合、前記タイマ部で計時された常時充電時間に基づいて前記第2の充電停止時間を決定する、請求項3に記載の充電装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載された充電装置と、
    車両に設置され前記充電装置で充電される電池と、
    前記車両の位置を取得する位置取得部と、遠隔の監視センタと無線通信を行う通信部を有し、前記電池を電源として動作する通信端末とを備えた車両監視装置であって、
    前記充電装置が車載バッテリの電圧変化に基づいて異常を検知した場合、前記通信端末は、前記車両に異常が発生したことを示す信号及び前記位置取得部で取得された前記車両の位置を前記監視センタへ通報することを特徴とする車両監視装置。
  6. 前記充電装置は、前記車両を監視するか否かを決定するモード信号を記憶する記憶部と、前記車両の異常を検知する車両監視部を備え、
    前記モード信号が、前記車両を監視する監視モードを表す信号である場合において、前記車両監視部は、前記車載バッテリの電圧が第3の閾値を超えることを検知した場合、前記通信端末に異常信号を出力する、請求項5に記載の車両監視装置。
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