JP2007172759A - 読み出し専用記憶装置、そのテスト方法及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テスト用データ等の書き込み時間が長くなったり、異なるメモリ容量製品間の切り替えが煩雑になることを解決する。
【解決手段】パッケージ化された組立後のシリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)機能を有するROM(SPI-ROM)1において、パッケージ1a上の端子NC0〜NC7をデータ書き込み時(プログラム(PGM)時)のデータ入カピンとして利用し、PGM時に端子NC0〜NC7を開放するためのトランスファゲート32−0〜32−7と、このトランスファゲート32−0〜32−7の開放を制御するプログラムコントロール回路30と、端子NC0〜NC7からの入力データをデータバス16へ転送するデータ入力バッファ34とを有している。そのため、端子NC0〜NC7をPGM時のみデータ入力端子として利用出来、書き込みデータ入力に掛かる時間を短縮出来る。又、メモリ容量が異なっても、ピン構成が変わらないことから、異なるメモリ容量製品間の切り替えが容易である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリアル入出力を行うシリアル・ペリフェラル・インタフェース(Serial Peripheral Interface、以下「SPI」という。)機能を有する読み出し専用記憶装置(以下「SPI-ROM」という。)において、組立後におけるテスト(試験)時の書き込み時間、読み出し時間等を短縮出来るSPI-ROM 、そのテスト方法及びその製造方法に関するものである。
半導体記憶装置には、随時読み書き可能な記憶装置(以下「RAM」という。)や読み出し専用記憶装置(以下「ROM」という。)と言った種々のメモリが知られている。例えば、RAMには、ダイナミックRAM(以下「DRAM」という。)とスタティックRAM(以下「SRAM」という。)がある。これに対し、ROMには、組立後にデータの書き替えが出来ないマスクROMや、組立後においても電気的にデータの書き込みが行え、紫外線等で消去可能なROM(Erasable Programmable ROM、以下「EPROM」という。)、一度だけ書き込みが行えるROM(One Time Programable ROM、以下「OTP-ROM」という。)、書き込み出荷型ROMの一種であるプロダクション・プログラムドROM(Production Programmed ROM、以下「P2ROM」(沖電気工業の登録商標)という。)、電気的消去が可能で随時書き替え可能なROM(Electrically Erasable & Programmable ROM、以下「EEPROM」という。)等が知られている。
これらのメモリについては、例えば、下記の文献等に記載されているように、内部の記憶素子であるメモリセルに対するテストの容易化を図るために種々の提案が行われている。
特開平5−20898号公報 特開平6−69406号公報
特許文献1には、RAM組込の半導体集積回路のRAMテスト回路の技術が記載されている。この技術では、複数のスタティックRAM(以下「SRAM」という。)チップにおける効率的な動作テストを行うために、通常時使用の信号(データ等)の入力に対して切り替えを行うセレクタを介して、複数の外部入力端子より入力されたテスト用データがSRAMチップに転送される。ここで、セレクタ、複数のテスト用入力端子、及び一致不一致検出回路が設けられた基板(マザーボード等)の上に、複数のSRAMチップを搭載させてテストする構造になっていると思われる。
又、特許文献2には、外部テスト信号入力方式でテストモードに設定し、効率的な動作試験を行う場合に、動作テスト終了後にテスト信号を入力するテスト信号入力端子に対する配慮を不必要にする集積回路装置の技術が記載されている。この技術では、リードフレームのダイパットにDRAMチップが固着され、樹脂封止された後に、リードフレームの外枠の付いたままで正規のリード端子以外の空きピン(リード端子)にテスト信号を入力してDRAMチップ内にあるテスト回路によりテストモードに設定し、テスト信号を加えて動作テストを行った後、封止樹脂の界面部でテスト信号入力端子を切り落とすようになっている。つまり、空きピン(リード端子)を使ってテストモードを設定する構成が記載されている。
これらのRAMに対して、不揮発性のメモリであるROMは、データ記憶保持用のバックアップ電源がいらないので、構造が簡単で、低コストのため、種々の用途に使用されている。例えば、EPROMは、電気的にプログラム(データの書き込み)が可能で、書き込んだデータは、硝子窓から紫外線等を照射することにより消去出来る構造になっている。このEPROMから硝子窓を取り除いて一度だけ書き込めるようにして低コスト化を図ったメモリとして、OTP-ROMがある。これらのEPROMやOTP-ROMは、パッケージに組み込んだ後も、複数のデータ入出力用のピン(リード端子)が外部に引き出されているので、この複数のデータ入出力用のピンを用い、外部からテスト信号を書き込んで内部のメモリセルに対するテストが行える。
EPROMやOTP-ROMでは、ピンの数や配置、或いはパッケージサイズは、メモリ容量(例えば、8Mbit、16Mbit、32Mbit等)に応じて異なるので、例えば、メモリ容量の異なるものを多品種少量生産する場合には、製造作業が複雑になって製造コストも嵩むという問題がある。そこで、メモリ容量が異なっても同一パッケージサイズにして小型化と低コスト化が図れるSPI-ROMが提案されている。
SPI-ROMが汎用のEPROMやOTP-ROMと異なる点は、SPI-ROMの場合、アドレス入力ピン(SI)とデータ出力ピン(SO)がそれぞれ1ピンしかなく、アドレス入力ピン(SI)からアドレスを入力した後、内部アドレスカウンタにてアドレスをインクリメント(増分)し、このアドレスによって読み出されたメモリセルの出力データがデータ出力ピン(SO)からシリアルに出力されることである。
このSPI-ROMの主な特徴は、アドレス入力ピン(SI)及びデータ出力ピン(SO)の2ピンを用いたシリアルでの入出力であるため、メモリ容量が8Mbit/16Mbit/32Mbit・ ・ ・と異なる場合にも、同じピン本数(同一パッケージ、同一ピン配置)であり、メモリ容量の異なる製品製造の切り替えが容易になる。内部のメモリセルに対するテストでは、アドレス入力ピン(SI)及びデータ出力ピン(SO)を用いて外部からテスト信号を書き込むことにより行われる。
しかしながら、従来のSPI-ROMでは、次の(a)〜(c)のような課題があった。
(a) SPIの特徴であるアドレス入力が1端子、出力が1端子というパッケージの構造上、組立後において、内部のメモリセルへの書き込み/読み出しが正しく行えるか否かのテストを行う場合、テスト用ROMデータの書き込みにも、1端子からのアドレス入力と1端子からのデータ入力を行うために、テスト時の書き込み時間が掛かる。一度書き込んでテストしたデータは、その後、消去される。
(b) 組立後には、前記(a)のテストとは別に、全ビット動作テストも行われる。全ビット動作テストの目的は、モールド樹脂を用いてROMチップを封止する場合に、モールド樹脂のストレスによる特性の劣化が生じる虞があるので、パッケージ封入後にメモリセルの特性が変わっていないか、ボンディング(結線)の金線が外れたりして機能不良を起こしていないか等の確認を行うためのものである。全ビット動作テスト方法は、例えば、SPI-ROMのアドレスとメモリ容量のフルアドレスを動作させ、全ビット動作と書き込みデータの確認を実施するもので、通常の読み出しの1サイクルよりも遅いサイクルにて動作とデータ確認を行う。
このようなテスト用ROMデータの全ビット動作テストを行う場合でも、SPIの特徴であるアドレス入力が1端子、出力が1端子というパッケージの構造上、1端子からのアドレス入力と1端子からのデータ入力を行うために、テスト時間が掛かる。つまり、1ピンでの出力確認ではテスト時間が掛かる。
(c) SPI-ROMの製造工程は、例えば、次の(c1)〜(c8)のような順番で行われる。
(c1) 半導体ウェハ内の各素子領域へのSPI-ROMの形成
(c2) SPI-ROM内のメモリセルが正しく書き込み/読み出し/消去が出来る
か否かのウェハプロービングによるテスト
(c3) 製品(メモリ容量8Mbit、16Mbit等)の切り替えのためのフューズ切断
(c4) 半導体ウェハの各素子領域を切断により分割
(c5) ワイヤを用いた結線(ワイヤボンディング)
(c6) モールド樹脂を用いてSPI-ROMチップをパッケージ封入して組立
(c7) 組立後の書き込み読み込みテスト
(c8) メーカからユーザへ出荷
例えば、SPI-ROMの16Mbit製品を設計しておいて、オプション(Option)として8Mbit製品に変更するためには、16Mbit用の1アドレス(通常は最上位アドレス)を論理“H”か“L”に固定して無効化して8Mbit品にするが、前記の例では、(c3)の工程でヒューズにて1箇所を切断するか、しないかの切り分けを行って“H”か“L”に固定する。“H”か“L”に固定するための他の方法としては、前記(c1)の工程においてメタル等の配線層を形成するための配線層マスクで固定したり、前記(c5)の工程においてワイヤボンディングにて固定したりする。
このように、16Mbitや8Mbit等の製品の切り替えをオプションとして、配線層マスク、ヒューズ、或いはワイヤボンディングにて切り替えるが、配線層マスクを用いる方法では、マスク作成費用が掛かり、ヒューズやワイヤボンディングによる方法でも、前記(c2)のプロービング以降の工程にて製品の切り替えを実施するので、前記(c8)の出荷までの納期に時間が掛かる。
これらの課題を解決するために、例えば、特許文献1のセレクタを用いて入力を切り替える技術、或いは、特許文献2の空きピンを用いてテストモード設定信号を入力する技術を利用することも考えられる。
ところが、前記特許文献1、2はRAMに関するものであるから、このRAMとは全体の構成が全く異なるSPI-ROMに適用することが相当困難であり、未だ技術的に十分満足のゆくSPI-ROM、そのテスト方法及びその製造方法を提供することが出来なかった。
本発明のSPI-ROMは、データ格納部を備え、パッケージ化された組立後のSPI-ROMであって、前記パッケージ外に引き出され、通常動作時にシリアル入力されるデータのための第1のリード端子と、前記パッケージ外に引き出され、特定動作時にパラレル入力されるデータのための複数の第2のリード端子と、前記パッケージ内に設けられ、前記第1のリード端子と前記複数の第2のリード端子との切り替えを制御する制御部と、前記パッケージ内に設けられ、前記データ格納部と前記第1のリード端子又は前記複数の第2のリード端子との間の伝送経路を、前記制御部の制御により切り替えるスイッチ部と、を有している。
本発明のSPI-ROMのテスト方法は、前記発明のSPI-ROMを用いたテスト方法であって、前記制御部により制御される前記スイッチ部により、前記データ格納部と前記複数の第2のリード端子との間の前記伝送経路を導通状態に設定し、テスト用データをパラレルに前記複数の第2のリード端子から入力して前記データ格納部に書き込み、又は、前記データ格納部に書き込まれた前記テスト用データを読み出して前記複数の第2のリード端子からパラレルに出力して、前記SPI-ROMの内部回路をテストする。
本発明のSPI-ROMの製造方法では、ウェハ内の各素子領域に、データ格納部と、通常動作時にシリアル入力されるデータのための第1のリード端子と、テスト時にパラレル入力されるテスト用データのための複数の第2のリード端子と、前記第1のリード端子と前記複数の第2のリード端子との切り替えを制御する制御部と、前記データ格納部と前記第1のリード端子又は前記複数の第2のリード端子との間の伝送経路を前記制御部の制御により切り替えるスイッチ部と、を備えたSPI機能を有するROM回路をそれぞれ形成する。
次に、前記各ROM回路が形成された前記各素子領域を個々のチップに分割し、前記分割された各チップに対して、前記第1のリード端子及び前記複数の第2のリード端子を外部に露出させた状態で樹脂封止によりパッケージ化して組み立てる。そして、前記組み立て後に、前記スイッチ部により、前記データ格納部と前記複数の第2のリード端子との間の前記伝送経路を導通状態に設定し、前記テスト用データをパラレルに前記複数の第2のリード端子から入力して前記データ格納部に書き込み、又は、前記データ格納部に書き込まれた前記テスト用データを読み出して前記複数の第2のリード端子からパラレルに出力して、前記ROM回路をテストして良品/不良品の選別を行う。
請求項1、2、4、7、8に係る発明によれば、複数の第2のリード端子を書き込み時のみデータ入力端子として利用出来るようにしたので、書き込みデータ入力にかかる時間を短縮出来る。更に、メモリ容量が大きくなる程、SPIの特徴である第1のリード端子からの1ピン入力端子は、書き込みに更に時間が掛かるが、本発明では、容量が大きくなった場合でもピン構成が変わらないことから、第2のリード端子のピン数も同じで、書き込み時間を大幅に短縮出来る。
請求項5に係る発明によれば、第2のリード端子をテスト時のリードチェック端子として利用出来るようにしたので、リードチェックテストに掛かる時間を短縮出来る。更に、SPIの特徴として、データ入力ピンである第1のリード端子が1ピンしかないので、第2のリード端子を複数本利用することで、リードチェックテスト時間を大幅に短縮出来る。
請求項3、6に係る発明によれば、第1のリード端子又は第2のリード端子を使用することにより、第2のリード端子を用いたコード格納領域に対するROMコードの書き込み経路と、第1のリード端子を用いたデータ格納部に対するデータの書き込み経路とを分けることが出来るので、制御とテストプログラム作成の容易性が期待出来る。例えば、第2のリード端子の利用可能な内容のROMコードをコード格納領域に書き込むと、SPI-ROMは、そのROMコードの内容に従った動作をする。これにより、第2のリード端子を利用してデータ格納部へデータの書き込みが行えるので、当該SPI-ROMの動作等をテストするためのテストプログラムを、通常のEPROM等と同じアルゴリズムで書き込むことができ、制御とテストプログラム作成の容易性が期待出来る。しかも、ROMコードの内容を任意に設定することにより、その内容に従ってSPI-ROMを機能させることが可能となるので、メモリ容量の異なるSPI-ROM製品の切り替えや、不良メモリセル救済の冗長機能を容易に実行出来る。
パッケージ化された組立後のSPI-ROMは、パッケージ外に引き出され、通常動作時にシリアル入力されるデータのための第1のリード端子と、パッケージ外に引き出され、特定動作時(例えば、テスト時)にパラレル入力されるデータ(例えば、テスト用データ)のための複数の第2のリード端子と、パッケージ内に設けられ、第1のリード端子と複数の第2のリード端子との切り替えを制御する制御部と、パッケージ内に設けられ、SPI-ROM内のデータ格納部(例えば、メモリセルマトリクス)と第1のリード端子又は複数の第2のリード端子との間の伝送経路を、制御部の制御により切り替えるスイッチ部とを有している。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。図2(a)、(b)は、図1のSPI-ROMの構成を説明する図であり、同図(a)は平面から見たパッケージの外観図、及び同図(b)はその端子(Pin、ピン)の読み出し動作時の機能説明図である。
図2(a)のSPI-ROM1は、例えば、16MbitのSPI-OTPのパッケージ様式例を示すもので、平面から見て方形のモールド樹脂で封止されたパッケージ1aの長辺両側に、8個×2(合計16本)の端子(Pin)GND,NC,NC,NC,NC,SI,SCLKが設けられている。本実施例1のSPI-ROM1では、通常の汎用のOTPと異なり、パッケージ組立後に外部に露出させるピンとして、シリアルデータ(Serial Data )であるシリアルアドレスを入力する第1のリード端子(例えば、シリアル端子)SIと、シリアルデータ(Serial Data )である読み出しデータを出力又は書き込みデータを入力する第2のリード端子(例えば、シリアル端子)SOとが、それぞれ1ピンしか設けられていない。
図2(b)において、端子#CSはチップ選択用(Chip Select)、端子SCLKはクロック信号入力用(Clock Input)、端子Vccは電源電圧供給用(Power supply)、端子GNDはグランド接続用(Ground)である。端子DCは、不使用時において電圧0v〜電源電圧(Vcc)を印加しても動作上問題がないが、データ書き込み(プログラム、以下「PGA」ともいう。)時に高圧のプログラム電圧Vppを供給するためのものである。
本実施例1の特徴は、9本の空き端子NCの内の8本の端子NC0〜7を入力データ書き込み用として使用し、残り1本の空き端子NCを未接続用にしている。
図1のSPI-ROM1は、データ格納部(例えば、16Mbitのメモリセルマトリクス)10を有している。メモリセルマトリクス10は、複数のワード線WLと、これに対して直交する複数のビット線BLとを有し、これらの交差箇所に、ROMセルからなるメモリセルがそれぞれ接続されている。複数のビット線BLには、多入力信号から1出力信号を順次選択して出力するマルチプレクサ11が接続されている。複数のワード線WLには、内部アドレスの内のロウアドレスをデコードして該ワード線WLを選択して活性化するためのロウデコーダ12が接続され、更に、マルチプレクサ11にも、内部アドレスの内のコラムアドレスをデコードしてビット線を選択するためのコラムデコーダ13が接続されている。
マルチプレクサ11には、入力データラッチ回路14aを介して入力バッファ15aが接続されると共に、出力データラッチ回路14bを介して出力バッファ15bが接続されている。入力データラッチ回路14aは、反転されたイネーブル信号EPGMにより活性化され、マルチプレクサ11に与える書き込み用の入力データをラッチしておく回路、データ出力バッファ15aは、反転されたイネーブル信号EPGMにより活性化され、その入力データラッチ回路14aに与えるための入力データを入力する回路である。出力データラッチ回路14bは、反転されたイネーブル信号EPGMにより活性化され、マルチプレクサ11から出力された読み出し出力データをラッチする回路、出力バッファ15bは、反転されたイネーブル信号EPGMにより活性化され、出力データラッチ回路14bから出力された読み出し出力データを保持する回路である。入力バッファ15aは、データバス16及び信号線16aを介してシリアル端子SOに接続され、更に、出力バッファ15bが、信号線17を介してそのシリアル端子SOに接続されている。
ロウデコーダ12及びコラムデコーダ13には、オプション用のアドレス入力バッファ18を介して複数のアドレス端子A0〜Anが接続され、更に、そのアドレス入力バッファ18に、オプションバッファ19を介して活性化信号入力端子OPが接続されている。複数のアドレス端子A0〜Anは、プロービング時に供給されるパラレルなテスト用アドレスを入力するための端子である。複数のアドレス端子A0〜Anは、ボンディングされず、パッケージ組立後はピンとしてパッケージ外部へ露出しないが、未だウェハ状態でのプロービングの時には、通常のROMと同様に、アドレス端子が複数あった方が書き込みのテスト用アドレスをパラレルに入力できて効率的であるので設けられている。又、このアドレス端子A0〜Anは、汎用のOTPとしてフレーム・パッケージ・ボンディングを変更しても使用する。アドレス入力バッファ18は、アドレス端子A0〜Anから入力されるテスト用アドレスを保持し、これを内部アドレスとしてロウデコーダ12及びコラムデコーダ13に与える回路である。オプションバッファ19は、入力端子OPから入力されるオプション信号に基づき、アドレス入力バッファ18を動作状態にさせるためのイネーブル信号S18を発生させる回路である。
オプション用のアドレス入力バッファ18及びオプションバッファ19に対応して、オプション用のデータ入力バッファ20及びプログラムバッファ21が設けられ、このプログラムバッファ21に複数のデータ入力端子DN0〜DN15が接続されている。
複数のデータ入力端子DN0〜DN15は、プロービング時に入力されるパラレルなテスト用データを入力するための端子である。複数のデータ入力端子DN0〜DN15は、アドレス端子A0〜Anと同様に、ボンディングされず、パッケージ組立後はピンとしてパッケージ外部へ露出しないが、未だウェハ状態でのプロービングの時には、通常のROMと同様に、入力端子が複数あった方が書き込みデータをパラレルに入力できて効率的であるので設けられている。又、このデータ入力端子DN0〜DN15は、汎用のOTPとしてフレーム・パッケージ・ボンディングを変更しても使用する。
データ入力バッファ20は、データ入力端子DN0〜DN15から入力されるテスト用データを保持し、このテスト用データをデータバス16を介してデータ入力バッファ15aに与える回路である。プログラムバッファ21は、オプションバッファ19からのイネーブル信号S19により活性化され、データ入力バッファ20等を動作状態にさせるためのイネーブル信号S21を発生させる回路である。又、このプログラムバッファ21は、プログラムモードに入る時に端子DCにプログラム電圧Vppが印加されると、反転したプログラムイネーブル信号EPGMを出力してデータ入力バッファ15及びデータ出力バッファ15b等を活性化させる回路である。
SPI-ROM1では、汎用のOTPと異なり、パッケージ組立後に外部に露出するピンとして、シリアル端子SIとSOとがそれぞれ1ピンしか設けられていないので、シリアル端子SIから入力されるシリアルアドレスをインクリメントし、シリアル端子SOよりシリアルにデータ出力するために、アドレスカウンタ22及びコントローラ23が設けられている。
アドレスカウンタ22は、プログラムバッファ21から出力される反転されたイネーブル信号EPGMにより活性化され、シリアル端子SIから入力されるシリアルアドレスをインクリメントして内部アドレスを生成し、この内部アドレスをロウデコーダ12及びコラムデコーダ13に与える回路である。コントローラ23は、端子#CSから入力されるチップセレクト信号、端子SCLKから入力されるクロック、及び反転されたイネーブル信号EPGMにより動作し、アドレスカウンタ22、入力データラッチ回路14a、出力データラッチ回路14b、データ入力バッファ15a、及びデータ出力バッファ15b等を制御するための制御信号を出力する回路である。
本実施例1のSPI-ROM1では、従来のSPI-ROMに対し、パッケージ組立後のPGA時に端子NC0〜NC7を使用出来るように制御部Aとこの制御部Aにより制御されるスイッチ部Bとを追加している。
制御部Aは、コントロール回路(例えば、プログラムコントロール回路)30により構成されている。このプログラムコントロール回路30は、使用する端子NC0〜NC7の解放を制御する制御信号S30を出力する回路であり、プログラムバッファ21からのイネーブル信号S21により活性化され、コントローラ23からの制御信号により動作が制御され、データ書き込み時に端子SOを使って1bitづつのデータ書き込みを行うのか、或いは、端子NC0〜NC7を利用しての複数bitからの書き込みを行うのかを切り替えるための制御信号S30を出力する機能を有し、論理回路等で構成されている。
スイッチ部Bは、例えば、制御信号S30を反転して反転制御信号S31を出力するインバータ31と、複数の端子NC0〜NC7にそれぞれ接続され、制御信号S30,S31によりオン/オフ動作して端子NC0〜NC7から入力される書き込み用入力データの導通/遮断を行う複数のトランスファゲート32−0〜32−7と、伝送経路(例えば、データバス)16とデータ出力端子SOとの間の伝送経路(例えば、信号線)16aに直列に接続され、制御信号S30,S31によりオン/オフ動作して信号線16aを接続/遮断するトランスファゲート33と、コントローラ23からの制御信号により制御され、トランスファゲート32−0〜32−7からの書き込み用入力データをデータバス16へ転送する転送回路(例えば、NC用データ入力バッファ)34とにより構成されている。
(実施例1の製造方法例)
図3は、図1のSPI-ROM1の製造方法例を示す工程図である。
SPI-ROM1は、例えば、次のような工程ST1〜ST7により製造される。
先ず、ROM形成工程ST1では、通常の半導体製造方法により、半導体ウェハ内の各素子領域に、ROM回路を形成すると共に、制御部A及びスイッチ部Bを形成する。
プロービングによるテスト工程ST2では、例えば、メモリテスタを用い、オプション信号を入力端子OPに入力すると、入力されたオプション信号によってオプションバッファ19が動作し、このオプションバッファ19からイネーブル信号S19が出力される。出力されたイネーブル信号S19により、アドレス入力バッファ18及びプログラムバッファ21が活性化され、このプログラムバッファ21からイネーブル信号S21が出力されてデータ入力バッファ20も活性化する。これにより、通常のROMと同じ数の端子(例えば、アドレス端子A0〜An、及びデータ入力端子DN0〜DN15)が使用出来るようになる。
そこで、メモリテスタからテスト用アドレスを出力してアドレス端子A0〜Anへ入力すると共に、テスト用データを出力してデータ入力端子DN0〜DN15へ入力する。アドレス端子A0〜Anへ入力されたテスト用アドレスは、アドレス入力バッファ18に保持され、このアドレス入力バッファ18から出力される内部アドレスが、ロウデコーダ12によりデコードされてメモリセルマトリクス10のワード線WLが選択されると共に、コラムデコーダ13によりデコードされてマルチプレクサ11によりメモリセルマトリクス10のビット線BLが選択される。データ入力端子DN0〜DN15へ入力されたテスト用データは、データ入力バッファ20に保持された後、データバス16を介してデータ入力バッファ15aへ送られて、入力データラッチ回路14aにラッチされる。ラッチされたテスト用データは、マルチプレクサ11により選択されたビット線BLへ送られ、このビット線BLと選択されたワード線WLとの交差箇所のメモリセルにテスト用データが書き込まれる。又、メモリセルマトリクス10に書き込まれたテスト用データは、マルチプレクサ11を介して読み出されて出力データラッチ回路14bにラッチされ、出力バッファ15bから出力される。
このようにして、メモリセルが正しく書き込み/読み出し/消去が出来るか否かのチェックが行われる。その他、直流特性、コンタクトチェック、機能チェック、動作マージンチェック等も行われ、SPI-ROM回路の良否判別や、救済可能な場合に、ヒューズの切断等により不良メモリセルを冗長メモリセルに置き換える等の処理が行われる。
ウェハ分割工程ST3では、半導体ウェハ内の各SPI-ROM回路が切断され、個々のSPI-ROMチップに分割される。
ボンディング工程ST4では、分割された良品のSPI-ROMチップを例えばリードフレームの素子搭載部に固定し(ダイボンディング)、入力端子OP、アドレス端子A0〜An、及びデータ入力端子DN0〜DN15を除いて、端子SI,#CS,SCLK,SO,DC,NC0〜NC7部分を金線を用いてリードフレームの各リードへ接続する(ワイヤボンディング)。
組立工程ST5では、SPI-ROMチップをモールド樹脂で封止してパッケージ1aを形成し、リードフレームから切り離す。
テスト工程ST6では、後述する方法により、テスト用データを用いた書き込みテストや、読み出しテストを行い、良品/不良品の判別を行う。書き込んだテスト用データは、消去する。
その後、メーカの出荷工程ST7では、良品のSPI-ROM1をユーザへ出荷する。ユーザは、購入したSPI-ROM1に対し、端子SI,SOを用いて所望のプログラムデータ等を書き込んで使用する。なお、SPI-ROM1の特徴は、シリアルでの入出力であるため、メモリ容量が8Mbit/16Mbit/32Mbit・・・と異なる場合にも、同一パッケージ、及び同一ピン配置であって同じピン本数である。
(図1のSPI-ROMに制御部A及びスイッチ部Bを追加しないときの読み出しテスト)
図4は、図1のSPI-ROMに制御部A及びスイッチ部Bを追加しないときの読み出しテストを示す動作波形図である。図5(a)、(b)は、図4の読み出しテストの説明図である。
アドレス入力端子SI及びシリアル端子SOを用いてメモリセルマトリクス10の読み出しテストを行う場合、例えば、図4に示すように、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち下がりから、端子SIにコマンドCOMMANDが入り、この端子SIに読み出しコマンドの入力、及びアドレスAD1,AD2,AD3の入力後、アドレスカウンタ22、コントローラ23、ロウデコーダ12及びコラムデコーダ13の動作により、メモリセルマトリクス10内のメモリセルが選択されて記憶データが読み出され、マルチプレクサ11、出力データラッチ回路14b及び出力バッファ15bを介して、端子SOから読み出しデータdataが出るという動作波形になる。
ここで、端子SIに入るアドレスAD1,AD2,AD3は、図5に示すように、1st.ByteCommandが読み出しコマンド入力区間、2nd.ByteがAD1、3rd.ByteがAD2、4th.ByteがAD3という順に端子SIから、端子SCLKに入るクロックの立ち上がりでコマンドCOMMANDとアドレスAD1,・・・をシリアルに取り込むことで、アドレスAD1,・・・を確定する。以降、アドレスAD1,・・・は内部のアドレスカウンタ22にてインクリメントされていく。アドレスAD3の後は、端子SIがDon't Careとなる。図5の例では、読み出し(Read)時のコマンド(Commad)が16進数系の03[Hex]として説明されている。
アドレス取り込み後に、端子SCLKに供給されるクロックの立ち上がり毎に、端子SOからシリアルにデータdataを出力する。データdataを端子SOから8bit出力する毎に、アドレスカウンタ22から出力される内部アドレスをインクリメントし、ロウデコーダ12及びコラムデコーダ13でデコードしてワード線WLを選択する。端子SOは、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち上がりで高インピーダンス状態(以下、「Hi-Z」という。)となる。
(図1のSPI-ROMに制御部A及びスイッチ部Bを追加しないときの書き込みテスト)
図6は、図1のSPI-ROMに制御部A及びスイッチ部Bを追加しないときの書き込みテストを示す動作波形図である。図7(a)、(b)は、図6の書き込みテストの説明図である。
メモリセルマトリクス10の書き込みテストを行う場合、例えば、図6に示すように、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち下がりから、端子SIにコマンドCOMMANDが入り、この端子SIに書き込みコマンドINの入力、及びアドレスAD1,AD2,AD3の入力後、端子SOから書き込みデータdataがシリアルに入り、データ入力バッファ15a、入力データラッチ回路14a及びマルチプレクサ11を介して、メモリセルマトリクス10に書き込まれるという動作波形になる。
ここで、端子SIに入るアドレスAD1,AD2,AD3は、図7に示すように、1st.Byte Commandが書き込みコマンド入力区間、2nd.ByteがAD1、3rd.ByteがAD2、4th.ByteがAD3という順に、端子SCLKに入るクロックの立ち上がりで、端子SIからコマンドCOMMANDとアドレスAD1,AD2,AD3をシリアルに取り込むことで、アドレスAD1,・・・を確定する。以降、アドレスAD1,・・・は内部のアドレスカウンタ22にてインクリメントされていく。アドレスAD3の後、端子SIがDon't Care となる。書き込み時は、端子DCは高圧のプログラム電圧Vpp≒8Vとする。端子DCは、0V〜電源電圧(Vcc)ではDon't Care となる。図7の例では、PGA時のコマンド(Commad)が16進数系の9B[Hex]として説明されている。
アドレス取り込み後、端子SCLKに供給するクロックの立ち上がり毎に、端子SOからシリアルにデータdataを取り込み、データ入力バッファ15a、入力データラッチ回路14a及びマルチプレクサ11を介して、ロウデコーダ12及びコラムデコーダ13により選択されたメモリセルマトリクス10内のメモリセルに書き込む。データdataを端子SOから8bit入力データラッチ回路14aに取り込む毎に、アドレスカウンタ22から出力される内部アドレスをインクリメントする。端子SOは、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち上がりでHi-Zとなる。
しかしながら、このような図1のSPI-ROMに制御部A及びスイッチ部Bを追加しないときの読み出しテスト及び書き込みテストでは、前記のような課題(a)〜(c)が生じるので、これを解決するために、本実施例1のSPI-ROM1では、制御部A及びスイッチ部Bを追加している。これにより、以下のような書き込みテストが行える。
(図1のSPI-ROM1の書き込みテスト)
図8は、図1のSPI-ROM1の書き込みテストを示す動作波形図である。図9(a)、(b)は、図8の書き込みテストの説明図である。
書き込みテストを行う場合、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち下がりから、端子SCLKに供給される1クロック毎に端子SIにデータが入力される。図8、図9に示すように、端子SIに入る最初の8bitがプログラムコマンドPGA-COMMND、続いて8bit毎にアドレスAD1,AD2,AD3が入力される。アドレスAD3以降、端子SIはDon't Care になり、端子#CSに供給されるチップセレクト信号が立ち上がり、アドレス入力が終了する。図9の例では、PGA時のコマンド(Command)が16進数系の9C[Hex]として説明されている。
このPGMコマンド入力をトリガに、コントローラ23の制御によってプログラムコントロール回路30及びデータ入力バッファ34が活性化し、このプログラムコントロール回路30から端子NC0〜NC7を開放するための制御信号S30が出力される。制御信号S30と、この制御信号S30がインバータ31で反転された反転制御信号S31とにより、トランスファゲート32−0〜32−7,33が導通する。
次に、端子#CSに供給されるチップセレクト信号が立ち下がり、入力アドレスAD1,・・・に対応したデータdataを、端子SOではなく、端子NC0〜NC7より入力する。端子SOの入力データの場合は、端子SCLKに供給される1クロック毎に端子D7~D0を入力とする8bitを単位としていたが、本実施例1では、端子SCLKに供給される1クロックで、シリアルに入る8bitのデータdataを端子NC0〜NC7へ入力する。アドレスAD1,・・・は、内部のアドレスカウンタ22でインクリメントされて内部アドレスが生成されるので、インクリメントされた次アドレスA2,・・・に対応するデータ8bitを、端子NC0〜NC7にて連続でROM容量分入れていく。
端子NC0〜NC7に入力されたデータdataは、データ入力バッファ34、データバス16、データ入力バッファ15a、入力データラッチ回路14a及びマルチプレクサ11を介して、ロウデコーダ12及びコラムデコーダ13により選択されたメモリセルマトリクス10内のメモリセルに書き込まれる。
(実施例1の効果)
本実施例1のSPI-ROM1によれば、パッケージ1a上の端子NC0〜NC7をPGM時のデータ入カピンとして利用し、PGM時に端子NC0〜NC7の開放をするためのトランスファゲート32−0〜32−7と、このトランスファゲート32−0〜32−7の開放を制御するプログラムコントロール回路30と、端子NC0〜NC7からの入力データをデータバス16へ転送するデータ入力バッファ34とを有するので、次の(1)、(2)のような効果がある。
(1) 端子NC0〜NC7を書き込み時のみデータ入力端子として利用出来るようにしたので、書き込みデータ入力に掛かる時間を短縮出来る。SPIの特徴として、データ入力ピンであるシリアル端子SOが1ピンしかないので、例えば、16Mbitの容量のROMの場合は、通常PGM時のクロック(SCLK)の1サイクル×ROM容量[sec.]の時間が掛かるが、本実施例1のように端子NC0〜NC7を8本利用することで、書き込み時間を1/8に短縮出来る。
(2) メモリ容量が大きくなる程、SPIの特徴であるシリアル端子SOからの1ピン入力端子は、書き込みに更に時間が掛かるが、本実施例1では、容量が大きくなった場合でもピン構成が変わらないことから、端子NC0〜NC7のピン数も同じで、書き込み時間1/8は可能であり、更に効果がある。
(実施例2の構成)
図10は、本発明の実施例2を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。図11(a)、(b)は、図10のSPI-ROMの構成を説明する図であり、同図(a)は平面から見たパッケージの外観図、及び同図(b)はその端子(Pin)の読み出し動作時の機能説明図である。これらの図10及び図11において、実施例1の図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のSPI-ROM1Aでは、実施例1のNC用データ入力バッファ34に代えて、転送回路であるNC用出力バッファ34Aを設け、テスト時の全ビット動作テスト(以下「リードチェックテスト」という。)時に端子NC0〜NC7を使用出来るようにしている。そのため、出力バッファ15bには伝送経路(例えば、データバス)17Aが接続され、このデータバス17Aが、トランスファゲート33及び伝送経路(例えば、信号線)17を介して、シリアル端子SOに接続されている。データバス17Aは、出力バッファ34Aの入力側に接続され、この出力バッファ34Aの出力側が、トランスファゲート32−0〜32−7を介して、端子NC0〜NC7に接続されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の製造方法)
実施例1とほぼ同様に製造される。
(実施例2の動作)
図12は、図10のSPI-ROM1Aにおけるリードチェックテストのための読み出し動作を示す波形図である。図13(a)、(b)は、図12のリードチェックテストの説明図である。
リードチェックテストを行う場合は、端子#CSに供給されるクロックの立ち下がりから、端子SCLKに供給される1クロック毎に、端子SIにデータが入力される。図12、図13に示すように、端子SIに入る最初の8bitがリードチェックコマンドCOMMAND、続いて8bit毎にアドレスAD1,AD2,AD3が入力される。アドレスAD3以降、端子SIはDon't Careになり、端子#CSに供給されるチップセレクト信号が立ち上がり、アドレス入力が終了する。
このリードチェックコマンド入力をトリガに、コントローラ23の制御によってプログラムコントロール回路30及びデータ入力バッファ34が活性化し、このプログラムコントロール回路30から端子NC0〜NC7を開放するための制御信号S30が出力される。制御信号S30と、この制御信号S30がインバータ31で反転された反転制御信号S31とにより、トランスファゲート32−0〜32−7,33が導通する。図13の例では、リードチェック時のコマンドを99[Hex]として説明されている。
次に、端子#CSに供給されるチップセレクト信号が立ち下がり、入力アドレスAD1,・・・に対応したメモリセルマトリクス10内のデータdataを、マルチプレクサ11、出力データラッチ回路14b及び出力バッファ15bを介してデータバス17Aへ読み出し、端子SOではなく、端子NC0〜NC7より出力する。
端子SOからのデータ出力の場合は、端子SCLKに供給される1クロック毎に、端子D7〜D0の8bitを単位として出力していたが、本実施例2では、端子SCLKに供給される1クロックで、シリアルに出力される8bitのデータdataを端子NC0〜NC7へ出力する。アドレスAD1,・・・は、内部のアドレスカウンタ22でインクリメントされて内部アドレスが生成されるので、インクリメントされた次アドレスA2,・・・に対応するデータ8bitを、端子NC0〜NC7にて連続でフルアドレス分出力する。
全ビットの動作の確認が主であるため、実際のSPI機能のチェックではないので、本実施例2のようなテスト方法でも代替出来る。
(実施例2の効果)
本実施例2のSPI-ROM1Aによれば、パッケージ1a上の端子NC0〜NC7をテスト時の全ビット動作テストの出力用ピンとして利用し、全ビット動作テスト時に端子NC0〜NC7を開放するためのトランスファゲート32−0〜32−7と、このトランスファゲート32−0〜32−7の開放を制御するプログラムコントロール回路30と、読み出したROMデータを端子NC0〜NC7へ転送する出力バッファ34Aとを有するので、次のような効果がある。
端子NC0〜NC7をテスト時のリードチェック端子として利用出来るので、リードチェックテストに掛かる時間を短縮出来る。SPIの特徴として、データ入力ピンである端子SOが1ピンしかないので、端子NC0〜NC7を8本利用することで、リードチェックテスト時間を実施例1と同様に1/8に短縮出来る。
(実施例3の構成)
図14は、本発明の実施例3を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。図15(a)、(b)は、図14のSPI-ROMの構成を説明する図であり、同図(a)は平面から見たパッケージの外観図、及び同図(b)はその端子(Pin)の読み出し動作時の機能説明図である。これらの図14及び図15において、実施例1の図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3のSPI-ROM1Bでは、実施例1のアドレスカウンタ22、コントローラ23、及びNC用データ入力バッファ34に代えて、アドレスカウンタ22B、コントローラ23B、ROMコード書き込み用のROMコードバッファ34B、ROMコード書き込み回路(ROMコード用マルチプレクサ11a、ROMコード用デコーダ12a,13a、ROMコード用データ書き込みラッチ回路14aB、ROMコード用書き込みバッファ15aB、ROMコードデコーダ入力バッファ18a)、ROMコード読み出し回路(ROMコード用マルチプレクサ11b、ROMコード用出力ラッチ回路14bB、ROMコード用出力バッファ15bB)、ROMコードチェック回路36、16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37、及びパワーオンリセット回路38と、メモリセルマトリクス10の特定領域に配置されたROMコード格納用のコード格納領域(例えば、ROMコードセルエリア)10aとが設けられている。ここで、コントローラ23B、プログラムバッファ21、プログラムコントロール回路30等により、メモリセルマトリクス10及びROMコードセルエリア10aに対する読み書きを制御する制御手段を構成している。
ROMコードは、ROMの拡張機能(例えば、8Mbit/16Mbit品の製品の切り替え機能、16Mbit品の数bit不良品を8Mbit製品として使用するための冗長機能等)を実行するためのものであり、例えば、“0”、“1”の数bitのデータで構成され、ROMコードセルエリア10aに書き込まれる。ROMコードセルエリア10aは、例えば、ワード線WL1本分程度のエリアであり、複数ビットのROMコードセルで構成されている。ROMコードセルは、メモリセルと同様のものであり、これに対してROMコード書き込み用/読み出し用の回路が必要になるので、転送回路(例えば、ROMコードバッファ)34B、ROMコード書き込み回路(11a,12a,13a,14aB,15aB,18a)、ROMコード読み出し回路(11b,14bB,15bB)、ROMコードチェック回路36、16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37、及びパワーオンリセット回路38が設けられている。
ROMコードバッファ34Bの入力側は、トランスファゲート32−0〜32−7を介して端子NC0〜NC7に接続されている。ROMコードバッファ34Bの出力側は、ROMコード書き込み(ROM code write)用の伝送経路(例えば、データバス)35を介して、ROMコード用書き込みバッファ15aBに接続され、この書き込みバッファ15aBが、ROMコード用データ書き込みラッチ回路14a、及びROMコード用マルチプレクサ11aを介して、ROMコードセルエリア10aに接続されている。ROMコードエリア10aの読み出し(coderead)側は、ROMコード用マルチプレクサ11b、ROMコード用出力ラッチ回路14bB、及びROMコード用出力バッファ15bBを介して、ROMコードチェック回路36に接続されている。
ROMコードチェック回路36は、読み出したROMコードをラッチして保持する回路であり、レジスタ等で構成され、この出力側に、16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37が接続されている。16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37は、ROMコードチェック回路36に保持されたROMコードに基づき、16Mbit品/8Mbit品の切り替えを行うためのモード切り替え信号S37a、及びアドレスコントロール信号S37bを出力するスイッチであり、この出力側にアドレスカウンタ22B、及びコントローラ23Bが接続されている。アドレスカウンタ22Bは、アドレスコントロール信号S37bに基づき、16Mbit品又は8Mbit品に対応した内部アドレスを生成する機能を有している。16Mbit品/8Mbit品の切り替えは、SPI-ROM1Bの使用中に切り替えるのではなく、出荷前のテスト時等において、ROMコードにより決定されて切り替えられる。
コントローラ23Bは、モード切り替え信号S37aに基づき、16Mbit品又は8Mbit品に対応した制御信号を出力し、プログラムバッファ21、プログラムコントロール回路30、入力データラッチ回路14a、出力データラッチ回路14b、ROMコード用データ書き込みラッチ回路14aB、ROMコード用出力ラッチ回路14bB、ROMコードバッファ34B、データ入力バッファ15a、出力バッファ15b、ROMコード用書き込みバッファ15aB、及びROMコード用出力バッファ15bBを制御する回路である。
パワーオンリセット回路38は、電源投入時にリセットパルスを出力する回路であり、このリセットパルスがROMコードデコーダ入力バッファ18aに保持され、該リセットパルスがROMコード用デコーダ12a,13aによりデコードされ、ROMコードセルエリア10aが選択される構成になっている。
(実施例3の製造方法)
実施例1とほぼ同様に製造される。
(実施例3の動作)
図16は、図14のSPI-ROM1BのROMコード書き込み動作を示す動作波形図である。図17(a)、(b)は、図16のROMコード書き込み動作の説明図である。
ROMコードを書き込む場合、端子#CSに供給されるチップセレクト信号の立ち下がりから、端子SCLKに供給される1クロック毎に端子SIにデータが入力される。図16、図17に示すように、端子SIに入る最初のコマンドCOMMAND入力で、規定のROMコード書き込みモードに入る。図17の例では、ROMコード書き込み時のコマンド(Command)が16進数系のCC[Hex]として説明されている。
最初のコマンドCOMMAND入力をトリガに、コントローラ23Bの制御によってプログラムコントロール回路30及びROMコードバッファ34Bが活性化し、このプログラムコントロール回路30Bから端子NC0〜NC7を開放するための制御信号S30が出力される。制御信号S30と、この制御信号S30がインバータ31で反転された反転制御信号S31とにより、トランスファゲート32−0〜32−7,33が導通する。
次に、端子#CSに供給されるチップセレクト信号が立ち下がり、ROMコードを端子NC0〜NC7より入力する。端子SCLKに供給される1クロックで、シリアルに入る8bitのROMコードを端子NC0〜NC7へ入力する。端子NC0〜NC7に入力されたROMコードは、データ入力バッファ34B、データバス35、ROMコード用書き込みバッファ15aB、ROMコード用データ書き込みラッチ回路14aB及びROMコード用マルチプレクサ11aを介して、ROMコード用デコーダ12a,13aにより選択されたROMコードセルエリア10a内のROMコードセルに書き込まれる。
ROMコードセルエリア10aに設定したROMコードは、次のようにして読み出される。
電源が投入されると、パワーオンリセット回路38からリセットパルスが出力され、ROMコードデコーダ入力バッファ18aに保持される。バッファ18aに保持されたリセットパルスは、ROMコード用デコーダ12a,13aでデコードされ、ROMコードセルエリア10aが選択されてROMコードが読み出される。読み出されたROMコードは、ROMコード用マルチプレクサ11b、ROMコード用出力ラッチ回路14bB、及びROMコード用出力バッファ15bBを介して、ROMコードチェック回路36にラッチされて保持される。保持されたROMコードにより、16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37からモード切り替え信号S37a及びアドレスコントロール信号S37bが出力される。この信号S37a,S37bにより、アドレスカウンタ22B及びコントローラ23Bが、その切り替えられたモードにてSPI-ROM1Bを制御するので、ROMコードによって決められた機能のROMとして動作することになる。
(実施例3の効果)
本実施例3のSPI-ROM1Bによれば、端子NC0〜NC7からの入力によりROMコードを書き込むROMコードセルエリア10aを持ち、ROMコードにより製品の切り替えを行い、ROMコード書き込み時に端子NC0〜NC7の開放をするためのトランスファゲート32−0〜32−7と、このトランスファゲート32−0〜32−7の開放を制御するプログラムコントロール回路30と、端子NC0〜NC7からのデータをROMコード用書き込み用バッファ15aBに転送するROMコードバッファ34Bと、ROMコードセルエリア10aに書き込まれたROMコードを読み出すROMコード用デコーダ12a,13a及びROMコードチェック回路36と、電源投入時にROMコード用デコーダ12a,13aを選択するパワーオンリセット回路38及びROMコードデコーダ入力バッファ18aと、ROMコードを読み取ってチップ機能を決定する16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ37とを有するので、次の(i)〜(iv)のような効果がある。
(i) メーカの製品出荷前のROMコードによる製品(例えば、16Mbit品/8Mbit品)の切り替えは、例えば、配線層マスクやボンディングのオプションよりも後工程にもってくることが出来るため、短納期でSPI−ROM1Bの出荷が可能である。
(ii) 端子NC0〜NC7又は端子SOを使用することにより、端子NC0〜NC7を用いたROMコードセルエリア10aに対するROMコードの書き込み経路と、端子SOを用いたメモリセルマトリクス10に対するデータの書き込み経路とを分けることが出来るので、例えば、8バイト(Byte)コマンドを端子SIに書き込む場合に、端子SCLK等のクロックとの同期を取らなくて良く、制御とテストプログラム作成の容易性が期待出来る。
例えば、端子NC0〜NC7の利用可能な内容のROMコードをROMコードセルエリア10aに書き込むと、SPI-ROM1Bは、そのROMコードの内容に従った動作をする。これにより、端子NC0〜NC7を利用してメモリセルマトリクス10へデータの書き込みが行えるので(つまり、通常のEPROM等と同じ書き込みが行えるので)、当該SPI-ROM1Bの動作等をテストするためのをテストプログラムを、通常のEPROM等と同じアルゴリズムで書き込むことができ、制御とテストプログラム作成の容易性が期待出来る。
(iii) 実施例3では、16Mbit品を8Mbit品に変更出来る例を説明したが、その逆も可能である。つまり、ピン配置やアドレス本数が同一であるため、2製品を共通のバンクとして使用出来る。
(iv) 実施例3では、16Mbitと8Mbitの製品切り替えを、ROMコードにより行うようにしたが、ROMコードの内容を任意に設定することにより、その内容に従ってSPI-ROM1Bを機能させることが可能となる。例えば、不良メモリセル救済の冗長機能を実行するようなROMコードの内容を設定しておけば、16Mbit製品としてメモリセルに数bitの不良があった場合に、不良の無いメモリエリア8Mbitを使用して8Mbit品として救済出来る冗長機能にも利用出来る。
なお、本発明は上記実施例1〜3に限定されず、種々の変形や利用形態が可能である。例えば、SPI-ROM1,1A,1Bの内部回路やパッケージ形状は、図示以外の回路構成やパッケージ形状に変更しても良い。又、上記実施例1〜3では、SPI-ROM1,1A,1Bについて説明したが、本発明は、OTP、EPROM、P2ROM等の他のROMにも適用できる。
本発明の実施例1を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。 図1のSPI-ROMの構成を説明する図である。 図1のSPI-ROMの製造方法例を示す工程図である。 図1のSPI-ROMに制御部及びスイッチ部を追加しないときの読み出しテストを示す動作波形図である。 図4の読み出しテストの説明図である。 図1のSPI-ROMに制御部及びスイッチ部を追加しないときの書き込みテストを示す動作波形図である。 図6の書き込みテストの説明図である。 図1のSPI-ROMの書き込みテストを示す動作波形図である。 図8の書き込みテストの説明図である。 本発明の実施例2を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。 図10のSPI-ROMの構成を説明する図である。 図10のSPI-ROMにおけるリードチェックテストのための読み出し動作を示す波形図である。 図12のリードチェックテストの説明図である。 本発明の実施例3を示すSPI-ROMの概略の構成ブロックである。 図14のSPI-ROMの構成を説明する図である。 図14のSPI-ROMのROMコード書き込み動作を示す動作波形図である。 図16のROMコード書き込み動作の説明図である。
符号の説明
1,1A,1B SPI-ROM
1a パッケージ
10 メモリセルマトリクス
10a ROMコードセルエリア
11,11a,11b マルチプレクサ
12 ロウデコーダ
12a,13a ROMコード用デコーダ
13 コラムデコーダ
14a 入力データラッチ回路
14b 出力データラッチ回路
14aB ROMコード用データ書き込みラッチ回路
14bB ROMコード用出力ラッチ回路
15a データ入力バッファ
15b 出力バッファ
15aB ROMコード用書き込みバッファ
15bB ROMコード用出力バッファ
16,17A,35 データバス
18 OP用アドレス入力バッファ
18a ROMコードデータ入力バッファ
19 オプションバッファ
20 OP用データ入力バッファ
21 プログラムバッファ
22,22B アドレスカウンタ
23,23B コントローラ
30 プログラムコントロール回路
32−0〜32−7,33 トランスファゲート
34 NC用データ入力バッファ
34A NC用出力バッファ
34B ROMコードバッファ
36 ROMコードチェック回路
37 16Mbit/8Mbit切り替えスイッチ
38 パワーオンリセット回路

Claims (8)

  1. データ格納部を備え、パッケージ化された組立後のシリアル・ペリフェラル・インタフェース機能を有する読み出し専用記憶装置であって、
    前記パッケージ外に引き出され、通常動作時にシリアル入力されるデータのための第1のリード端子と、
    前記パッケージ外に引き出され、特定動作時にパラレル入力されるデータのための複数の第2のリード端子と、
    前記パッケージ内に設けられ、前記第1のリード端子と前記複数の第2のリード端子との切り替えを制御する制御部と、
    前記パッケージ内に設けられ、前記データ格納部と前記第1のリード端子又は前記複数の第2のリード端子との間の伝送経路を、前記制御部の制御により切り替えるスイッチ部と、
    を有することを特徴とする読み出し専用記憶装置。
  2. 前記特定動作時にパラレル入力される前記データは、テスト時にパラレル入力されるテスト用データであることを特徴とする請求項1記載の読み出し専用記憶装置。
  3. 前記特定動作時にパラレル入力される前記データは、特定機能設定時にパラレル入力されるROMコードであることを特徴とする請求項1記載の読み出し専用記憶装置。
  4. 前記制御部は、前記データ格納部への書き込みを制御するコントロール回路により構成され、
    前記スイッチ部は、前記コントロール回路により制御されて前記伝送経路を導通/遮断するトランスファゲートと、前記複数の第2のリード端子からパラレル入力される前記データを前記伝送経路へ転送する転送回路と、を有することを特徴とする請求項2記載の読み出し専用記憶装置。
  5. 前記制御部は、前記データ格納部に対する全ビット動作テストを制御するコントロール回路により構成され、
    前記スイッチ部は、前記コントロール回路により制御されて前記伝送経路を導通/遮断するトランスファゲートと、前記データ格納部から前記伝送経路へ読み出されたデータを前記複数の第2のリード端子へ転送する転送回路と、を有することを特徴とする請求項2記載の読み出し専用記憶装置。
  6. 請求項3記載の読み出し専用記憶装置において、
    前記データ格納部内には、前記ROMコードを格納するコード格納領域を有し、
    前記制御部は、前記データ格納部及び前記コード格納領域に対する読み書きを制御する制御手段を有し、
    前記スイッチ部は、前記制御手段により制御されて前記伝送経路を導通/遮断するトランスファゲートと、前記複数の第2のリード端子からパラレル入力される前記ROMコードを前記伝送経路へ転送する転送回路とを有することを特徴とする読み出し専用記憶装置。
  7. 請求項2、4又は5記載の読み出し専用記憶装置を用いたテスト方法であって、
    前記制御部により制御される前記スイッチ部により、前記データ格納部と前記複数の第2のリード端子との間の前記伝送経路を導通状態に設定し、
    前記テスト用データをパラレルに前記複数の第2のリード端子から入力して前記データ格納部に書き込み、又は、前記データ格納部に書き込まれた前記テスト用データを読み出して前記複数の第2のリード端子からパラレルに出力して、
    前記読み出し専用記憶装置の内部回路をテストすることを特徴とする読み出し専用記憶装置のテスト方法。
  8. ウェハ内の各素子領域に、データ格納部と、通常動作時にシリアル入力されるデータのための第1のリード端子と、テスト時にパラレル入力されるテスト用データのための複数の第2のリード端子と、前記第1のリード端子と前記複数の第2のリード端子との切り替えを制御する制御部と、前記データ格納部と前記第1のリード端子又は前記複数の第2のリード端子との間の伝送経路を前記制御部の制御により切り替えるスイッチ部と、を備えたシリアル・ペリフェラル・インタフェース機能を有する読み出し専用記憶回路をそれぞれ形成し、
    前記各読み出し専用記憶回路が形成された前記各素子領域を個々のチップに分割し、
    前記分割された各チップに対して、前記第1のリード端子及び前記複数の第2のリード端子を外部に露出させた状態で樹脂封止によりパッケージ化して組み立て、
    前記組み立て後に、前記スイッチ部により、前記データ格納部と前記複数の第2のリード端子との間の前記伝送経路を導通状態に設定し、前記テスト用データをパラレルに前記複数の第2のリード端子から入力して前記データ格納部に書き込み、又は、前記データ格納部に書き込まれた前記テスト用データを読み出して前記複数の第2のリード端子からパラレルに出力して、前記読み出し専用記憶回路をテストして良品/不良品の選別を行うことを特徴とする読み出し専用記憶装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9959937B2 (en) 2015-08-28 2018-05-01 Toshiba Memory Corporation Memory system including test circuit

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