JP2007172083A - 防犯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高い不審者情報を地域で共有可能とする。
【解決手段】各住戸に設置されている複数の撮像装置(ドアホン子器1)で撮像され不審者候補が写っている人物画像を管理装置(センタサーバ3)で収集して不審者を登録している。従って、撮像装置(ドアホン子器1)並びに住戸端末(親機2)が設置されている住戸を含む地域で不審者情報を共用することができる。しかも、複数の人物画像に写っている不審者候補が同一人物であるか否かを判定するとともに同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として管理装置(センタサーバ3)において登録するので、不審者情報の信頼性を高めることができる。
【選択図】図1
【解決手段】各住戸に設置されている複数の撮像装置(ドアホン子器1)で撮像され不審者候補が写っている人物画像を管理装置(センタサーバ3)で収集して不審者を登録している。従って、撮像装置(ドアホン子器1)並びに住戸端末(親機2)が設置されている住戸を含む地域で不審者情報を共用することができる。しかも、複数の人物画像に写っている不審者候補が同一人物であるか否かを判定するとともに同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として管理装置(センタサーバ3)において登録するので、不審者情報の信頼性を高めることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、不審者に関する情報を地域で共有可能とする防犯システムに関するものである。
従来、玄関に設置されるドアホン子器と宅内に設置される1乃至複数の住戸機との間で通話可能なインターホンシステムにおいて、火災センサやガス漏れセンサ、不審者の侵入を検知する検知センサなどの防災・防犯センサと住戸機とを接続し、センサの検出結果を住戸機で集中監視するとともに、インターネットを通じて住戸機から外部のサーバ(管理装置)へ検出結果を報知するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、かかる従来システムでは、ドアホン子器に来訪者を撮像するカメラが設けられ、当該カメラあるいは防犯カメラで撮像した画像(通常は動画)が住戸機のモニタに表示され、必要に応じて記録(録画)されるようになっている。
特開2004−135198号公報
ところで、ドアホン子器のカメラや防犯カメラで撮像された画像(人物画像)に写っている人物が不審者であった場合でも当該不審者の情報はその住戸に留まっており、上述のような従来システムでは、当該住戸が含まれる地域内(例えば、同じ町内や学区内など)で不審者の情報を共用することはできなかった。また、地域内で不審者の情報を共用する場合においては、不審者とされた人物のプライバシー保護のために誤った情報が流布することを防ぐ必要がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、信頼性の高い不審者情報を地域で共有することができる防犯システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、所定の範囲内に存在する複数の住戸にそれぞれ設置され、少なくとも住戸の玄関を含む範囲を撮像する撮像装置並びに撮像装置で撮像した画像を表示する住戸端末と、複数の撮像装置で撮像された画像をネットワークを介して収集し管理する管理装置とで構成され、前記住戸端末は、撮像装置で撮像した人物画像を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した人物画像を表示する表示手段と、表示手段に表示した人物画像を不審者候補に投票する操作を受け付ける不審者候補投票受付手段と、不審者候補投票受付手段で投票の操作を受け付けた人物画像に関する情報をネットワークを介して管理装置に送信するデータ送信手段とを備え、前記管理装置は、ネットワークを介して伝送される人物画像を受信するデータ受信手段と、データ受信手段で受信した人物画像を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した複数の人物画像のうちで不審者候補に投票された人物同士を対比して同一人物か否かを判定する判定手段と、判定手段により同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録する登録手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記判定手段は、顔認識アルゴリズムを利用した画像処理によって同一人物か否かを判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記登録手段は、投票された全ての不審者候補を不審者として登録するとともに登録済みの不審者を写した人物画像が複数存在する場合に当該複数の人物画像の中から選択された一の人物画像を残して残りの人物画像を記憶手段から削除することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記登録手段は、撮像された時間が特定の時間帯であるという前記条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記登録手段は、撮像されたときに当該住戸が留守であったという前記条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、前記管理装置は、データ受信手段で受信した人物画像に写っている不審者候補を前記登録手段によって登録された不審者と照合するとともに両者が一致したときに当該不審者候補が既に登録済みの不審者であることを当該人物画像の送信元である住戸端末に通知する通知手段を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記住戸端末は、前記通知手段に対して人物画像に写っている不審者候補が既に登録済みの不審者と一致するか否かの通知を要求する要求手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、各住戸に設置されている複数の撮像装置で撮像され不審者候補が写っている人物画像を管理装置で収集して不審者を登録しているので、撮像装置並びに住戸端末が設置されている住戸を含む地域で不審者情報を共用することができ、しかも、複数の人物画像に写っている不審者候補が同一人物であるか否かを判定するとともに同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として管理装置において登録するので、不審者情報の信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、不審者情報の信頼性をさらに高めることができる。
請求項3の発明によれば、不審者候補に投票された人物を全て重複無く不審者として登録できる。
請求項4の発明によれば、不審者情報の信頼性をさらに高めることができる。
請求項5の発明によれば、不審者情報の信頼性をさらに高めることができる。
請求項6の発明によれば、不審者情報を管理装置から住戸端末に通知することで利便性及び安全性が向上する。
請求項7の発明によれば、住戸端末からの要求に応じて不審者情報を管理装置から住戸端末に通知することで利便性及び安全性がさらに向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の防犯システムは、図1に示すように少なくとも住戸の玄関を含む範囲を撮像する撮像装置としてのドアホン子器1と、住戸内に設置されてドアホン子器1との間で通話可能であり且つドアホン子器1で撮像された画像が表示可能である住戸端末としてのインターホン親機(以下、親機と略す。)2と、複数の親機2とそれぞれネットワーク(インターネット)を介して通信可能である管理装置としてのセンタサーバ3とで構成されている。但し、ドアホン子器1並びに親機2が設置される複数の住戸は、同じ町内や同じ学区内といった所定の範囲(地域)内に存在している。
ドアホン子器1は、マイクロホン並びにスピーカを用いて音声の入出力が可能である通話部10と、CCDカメラなどで構成され、来訪者が呼出釦(図示せず)を押操作したときに起動して来訪者を撮像する撮像部11と、信号線L1を介して親機2の信号送受信部20との間で音声(音声信号)並びに画像(映像信号)を送受信する信号送受信部12とを備えている。なお、図示は省略しているが、ドアホン子器1には呼出釦が設けられ、この呼出釦が操作されたときに信号線L1を介して呼出信号が送信される。
親機2は、ドアホン子器1の信号送受信部12との間で信号線L1を介して音声並びに画像を送受信する信号送受信部20と、ハンドセット若しくはマイクロホンとスピーカを用いて音声の入出力が可能である通話部21と、LCDを有し信号送受信部20で受信する映像信号によりドアホン子器1の撮像部11で撮像された画像を表示する画像表示部22と、不揮発性メモリからなり信号送受信部20で受信する映像信号を記録(録画)するメモリ部23と、公衆電話回線や光ファイバケーブルなどを介してインターネットに接続されインターネットを介したデータ通信を行うデータ通信部24と、CPUを主構成要素とする演算処理部25と、種々の操作釦(図示せず)を有し該操作釦が操作されたときに演算処理部25に対して操作信号を出力する操作部26とを備えている。
親機2においては、ドアホン子器1から信号線L1を介して呼出信号を受信すると演算処理部25が画像表示部22を起動し、信号線L1を介してドアホン子器1から送信される映像信号によりドアホン子器1の撮像部11で撮像された画像が画像表示部22に表示され、さらに、住戸人が操作部26の通話釦(図示せず)を操作することで演算処理部25が通話部21を起動し、ドアホン子器1との間で信号送受信部20並びに信号線L1を介して音声信号を授受することにより、住戸人と来訪者との通話が可能になる。ここで、画像表示部22に画像が表示されている状態で操作部26に設けられた録画釦(図示せず)が操作されると、演算処理部25が映像信号をメモリ部23に記録(録画)する。あるいは、操作部26に設けられた留守録設定釦(図示せず)が操作されて留守録モードに設定されていれば、同様にドアホン子器1から送信される映像信号をメモリ部23に記録(留守録)する。そして、メモリ部23に記録した映像信号は、操作部26に設けられた再生釦(図示せず)が操作されることで演算処理部25により画像表示部22に渡されて画像表示部22で画像が表示(再生)される。なお、演算処理部25は、メモリ部23に記録した映像信号の1フレーム分の画像(静止画)を抽出してディジタルデータ(画像データ)に変換する機能を有しており、後述するように変換した画像データをデータ通信部24よりインターネットを介してセンタサーバ3に送信する。ここで、ドアホン子器1の撮像部11で撮像される画像には、通常、ドアホン子器1の呼出釦を操作した人物の顔画像(以下、人物画像と呼ぶ。)が含まれていると考えられるので、親機2からセンタサーバ3に送信される画像データは人物画像のデータである。
一方、センタサーバ3は、インターネットを介したデータ通信を行うデータ通信部30と、CPUやメモリなどで構成されるデータ処理部31と、ハードディスクのような大容量の記録媒体からなるデータ保存部32とを備え、データ通信部30で受信した画像データ(人物画像のデータ)がデータ処理部31によってデータ保存部32に保存される。ここで、各住戸に設置されている親機2にはそれぞれ固有の識別符号(例えば、1,2,…といった番号)が割り当てられ、親機2から送信される画像データには当該番号(以下、住戸番号と呼ぶ。)が自動的に付与されるため、個々の画像データが何れの住戸(親機2)から送信されたものであるかが判別できる。但し、住戸番号の代わりに、インターネットを利用したデータ通信を行うために各親機2に付与されているグローバルIPアドレスに基づいて個々の画像データの送信元を判別しても構わない。
また、データ処理部31においては、顔認識アルゴリズムを利用した画像処理によってデータ保存部32に保存されている複数の人物画像に写っている人物が同一人物か否かを判定する機能を有している。かかる顔認識アルゴリズムは従来より種々のものが提供されているが、基本的には人物画像の目、鼻、口、耳などの特徴部分を抽出するとともに抽出した特徴部分の一致度を判定するものであり、詳細については説明を省略する。
ここで、エミット(EMIT(Embedded Micro Internetworking Technology))と称する機器組み込み型ネットワーク技術(機器に簡単にミドルウェアを組み込んでネットワークに接続できる機能を備えるネットワーク技術、以降、EMIT技術と称する。)を用いることで、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handy phone System)等の外部端末(図示せず)から様々な設備機器(照明装置、空調装置、動力装置、センサ、電気錠、ウェブカメラ等、以降、EMIT端末と称する。)<図示せず>にアクセスして、EMIT端末を遠隔監視・制御することができる。尚、EMIT端末は、マイコン搭載の組み込み機器であり、機器組み込み型のネット接続用ミドルウェアでありEMIT技術を実現するEMITソフトウェアが搭載されている。本実施形態においては、親機2の演算処理部25にEMITソフトウェアを搭載することによって、センタサーバ3のデータ処理部31で作成される様々なコンテンツ(ウェブページ)をインターネットを介して受信し画像表示部22に表示できるようになっている。
次に、図2のフローチャートを参照して親機2の動作について説明する。
ドアホン子器1から信号線L1を介して送信された映像信号を信号送受信部20で受信すると(S1)、受信した映像信号によりドアホン子器1の撮像部11で撮像された画像を画像表示部22で表示する(S2)。このとき、操作部26の録画釦が操作されるか若しくは留守録モードに設定されていることで録画の指示が有れば(S3)、演算処理部25は信号送受信部20で受信した映像信号をメモリ部23に記録(録画)し(S4)、さらに、メモリ部23に記録した映像信号の1フレーム分の画像(静止画)を抽出してディジタルデータ(人物画像データ)に変換し、当該人物画像データに識別符号(画像番号)を付与してデータ通信部24よりインターネットを介してセンタサーバ3に送信する(S5)。ここで、画像表示部22に表示されている画像を見た住戸人が当該画像に写っている人物を不審者と考えて操作部26に設けられた投票釦(図示せず)を操作すると、不審者候補投票受付手段たる操作部26によって前記人物に対する不審者候補への投票が受け付けられ(S6)、操作部26から不審者候補の投票を受け付けた旨の操作信号が演算処理部25に出力される。演算処理部25では、前記操作信号を受け取ると直前に送信した人物画像の画像番号と当該画像番号に対して不審者候補に投票されたことを示す通知(以下、投票通知と呼ぶ。)とをデータ通信部24よりインターネットを介してセンタサーバ3に送信する(S7)。そして、録画の指示がないとき(S3)、不審者候補への投票が受け付けられなかったとき(S6)、画像番号と投票通知がセンタサーバ3に送信された(S7)のち、演算処理部25は画像表示部22による画像表示を終了する(S8)。
一方、メモリ部23に記録されている画像に写っている人物がセンタサーバ3に不審者として登録されているか否かを住戸人が確認したい場合、当該人物が写っている画像が画像表示部22に表示されている状態で操作部26に設けられた確認要求釦(図示せず)を住戸人が操作すれば、操作部26から演算処理部25に対して確認要求を受け付けた旨の操作信号が出力される。演算処理部25では、当該操作信号を受け取ると画像表示部22に表示されている画像の画像番号とともに登録済みの不審者との照合結果を要求するコマンド(以下、照合要求コマンドと呼ぶ。)をデータ通信部24よりインターネットを介してセンタサーバ3に送信する(S11)。そして、センタサーバ3から返信される照合結果をデータ通信部24で受信すれば、演算処理部25は受け取った照合結果(確認要求の対象である人物画像が登録済みの不審者と一致又は不一致)を画像表示部22に表示して処理を終了する(S12)。
続いて、図3のフローチャートを参照してセンタサーバ3の動作を説明する。
何れかの親機2からインターネットを介して送信された人物画像データをデータ通信部30で受信すると(S1)、データ処理部31は受け取った人物画像データをデータ保存部32に保存する(S2)。ここでデータ処理部31は、図4に示すような人物画像管理テーブルによってデータ保存部32に保存した人物画像を管理している。この人物画像管理テーブルは、各親機2に割り当てられている住戸番号と、親機2において付与された画像番号と、全ての人物画像に対してデータ処理部31が割り当てるファイル名と、不審者候補への投票の有無と、不審者候補に投票された人物を識別するためにデータ処理部31が割り当てる人物番号と、不審者への登録状況とを管理するためのものである。
さらにデータ処理部31は、新たに人物画像管理テーブルに追加した人物画像に写っている人物と、人物画像管理テーブルにおいて不審者に登録されている人物(以下、登録済不審者と呼ぶ。)とを上述の顔認証アルゴリズムを使って照合し(S3)、一致する登録済不審者の有無を調べる(S4)。そして、一致する登録済不審者があれば、データ処理部31は当該人物画像に付与された住戸番号、つまり、送信元の親機2に対して、送信してきた人物画像に写っている人物が登録住不審者である旨の注意を喚起するウェブページを作成してデータ通信部30よりインターネットを介して当該親機2に送信する(S5)。なお、一致する登録済不審者がなければデータ処理部31は処理を終了する。
一方、何れかの親機2からインターネットを介して送信された画像番号並びに投票通知をデータ通信部30で受信すると(S6)、データ処理部31は送信元の親機2の住戸番号及び画像番号によって特定される人物画像に対して人物画像管理テーブルに不審者候補への投票があった旨(図4においては「候補」の文字)を書き込む(S7)。またデータ処理部31では、当該人物画像に写っている人物(新規の不審者候補)と既に不審者候補に投票されていた他の人物(既存の不審者候補)とを照合し(S8)、既存の不審者候補に同一人物がいれば当該不審者候補に割り当てられている人物番号と同一の人物番号を新規の不審者候補に割り当て、既存の不審者候補に同一人物がいなければ新たな人物番号を新規の不審者候補に割り当てる。さらにデータ処理部31は、新規の不審者候補が追加された場合に所定の条件を満たす不審者候補の有無を調べ、当該条件を満たす不審者候補が有れば(S9)、人物画像管理テーブルにおける当該不審者候補の不審者の項目に「登録」と書き込むことで不審者に登録する(S10)。なお、当該条件を満たす不審者候補がなければデータ処理部31は処理を終了する。
ここで、不審者に登録するための前記条件としては、例えば、以下のような条件を挙げることができる。例えば、不審者候補への投票数が多いほど不審者である可能性が高いと考えられるので、一定数以上の投票があった人物を不審者に登録すればよい。あるいは、昼間ではなく夜中や朝方にばかり写っている人物や、留守中にばかり写っている人物は不審者の可能性が高いと考えられるので、撮像された時間が特定の時間帯(例えば、夜間)であるという条件、あるいは、撮像されたときに当該住戸が留守であったという条件を満足する場合に不審者に登録してもよい。なお、人物画像が撮像された時間や留守録か否かといった情報は、親機2の演算処理部25が人物画像をセンタサーバ3に送信する際に併せて送信し、当該人物画像とともに人物画像管理テーブルで管理すればよい。さらに、実際の運用実績に基づいて不審者候補に投票される人物が不審者に登録される率が高いと思われる場合、若しくは不審者候補の投票数が極めて少ない場合などにおいては、不審者候補に投票された全ての人物を不審者として登録しても構わない。但し、不審者候補に投票された全ての人物を不審者として登録する際、登録済不審者を写した人物画像が複数存在する場合には、これら複数の人物画像の中から選択された一の人物画像を残して残りの人物画像をデータ保存部32から削除することで同一人が重複して登録されるのを防ぐことができる。
一方、何れかの親機2からインターネットを介して送信された照合要求コマンドをデータ通信部30で受信すると(S11)、データ処理部31は照合要求コマンドに含まれる送信元の住戸番号並びに画像番号によって特定される人物画像に写っている人物と登録済不審者とを顔認証アルゴリズムを使って照合し(S12)、その照合結果を通知するためのウェブページを作成してデータ通信部30よりインターネットを介して照合要求コマンドの送信元の親機2に送信する(S13)。
上述のように本実施形態によれば、各住戸に設置されている複数の撮像装置(ドアホン子器1)で撮像され不審者候補が写っている人物画像を管理装置(センタサーバ3)で収集して不審者を登録しているので、撮像装置(ドアホン子器1)並びに住戸端末(親機2)が設置されている住戸を含む地域で不審者情報を共用することができる。しかも、複数の人物画像に写っている不審者候補が同一人物であるか否かを判定するとともに同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として管理装置(センタサーバ3)において登録するので、不審者情報の信頼性を高めることができるという利点がある。なお、本実施形態においては、判定手段、登録手段、通知手段を全てセンタサーバ3のデータ処理部31によって構成している。
また、本実施形態では撮像装置としてインターホンシステムにおけるドアホン子器1を例示したが、例えば、人感センサによって人の存在を検知したときに撮像する所謂センサカメラや、インターネットを介してセンタサーバ3に直接画像を送信する機能を有した所謂ウェブカメラを用いることができる。また、本実施形態では住戸端末である親機2の演算処理部25にEMITソフトウェアを搭載しているため、住戸人が所有する携帯電話機などの通信端末によって人物画像に対する不審者候補の投票や不審者の確認等を行うことも可能である。さらに、親機2が備える操作部26として画像表示部22の画面前面に配設されるタッチパネルを用いても構わない。
1 ドアホン子器(撮像装置)
2 インターホン親機(住戸端末)
3 センタサーバ(管理装置)
11 撮像部
22 画像表示部
23 メモリ部
24 データ通信部
25 演算処理部
30 データ通信部
31 データ処理部
32 データ保存部
2 インターホン親機(住戸端末)
3 センタサーバ(管理装置)
11 撮像部
22 画像表示部
23 メモリ部
24 データ通信部
25 演算処理部
30 データ通信部
31 データ処理部
32 データ保存部
Claims (7)
- 所定の範囲内に存在する複数の住戸にそれぞれ設置され、少なくとも住戸の玄関を含む範囲を撮像する撮像装置並びに撮像装置で撮像した画像を表示する住戸端末と、複数の撮像装置で撮像された画像をネットワークを介して収集し管理する管理装置とで構成され、
前記住戸端末は、撮像装置で撮像した人物画像を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した人物画像を表示する表示手段と、表示手段に表示した人物画像を不審者候補に投票する操作を受け付ける不審者候補投票受付手段と、不審者候補投票受付手段で投票の操作を受け付けた人物画像に関する情報をネットワークを介して管理装置に送信するデータ送信手段とを備え、
前記管理装置は、ネットワークを介して伝送される人物画像を受信するデータ受信手段と、データ受信手段で受信した人物画像を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した複数の人物画像のうちで不審者候補に投票された人物同士を対比して同一人物か否かを判定する判定手段と、判定手段により同一人物と判定された不審者候補を写した複数の人物画像が所定の条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録する登録手段とを備えたことを特徴とする防犯システム。 - 前記判定手段は、顔認識アルゴリズムを利用した画像処理によって同一人物か否かを判定することを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
- 前記登録手段は、投票された全ての不審者候補を不審者として登録するとともに登録済みの不審者を写した人物画像が複数存在する場合に当該複数の人物画像の中から選択された一の人物画像を残して残りの人物画像を記憶手段から削除することを特徴とする請求項1又は2記載の防犯システム。
- 前記登録手段は、撮像された時間が特定の時間帯であるという前記条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録することを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
- 前記登録手段は、撮像されたときに当該住戸が留守であったという前記条件を満足する場合に当該不審者候補を不審者として登録することを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
- 前記管理装置は、データ受信手段で受信した人物画像に写っている不審者候補を前記登録手段によって登録された不審者と照合するとともに両者が一致したときに当該不審者候補が既に登録済みの不審者であることを当該人物画像の送信元である住戸端末に通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の防犯システム。
- 前記住戸端末は、前記通知手段に対して人物画像に写っている不審者候補が既に登録済みの不審者と一致するか否かの通知を要求する要求手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の防犯システム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-12-19 JP JP2005365568A patent/JP2007172083A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090303 |