JP2007171075A - 昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室 - Google Patents

昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室 Download PDF

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Abstract

【課題】 治療室の出入口に開閉時間の短縮化が可能であり、迷路部を設ける必要のない、昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提供する。
【解決手段】 出入口3を設けた遮蔽壁2の外面に、上下に構築された扉案内構造体5に縦両側面をガイドレール6、6を介して遮蔽扉4を昇降可能に配置して、この遮蔽扉4の底部に昇降駆動装置7を構成する伸縮駆動軸8を接続して前記遮蔽扉4を昇降可能に支持する。また前記遮蔽扉4に対し、ケーブル9、9、固定滑車10、10を介し重量軽減手段としてのカウンターウエイト11、11を連結して、前記昇降駆動装置7の負荷軽減手段として用いて、昇降駆動装置7を起動して遮蔽扉4を昇降させて前記出入口3を開閉する構成とする。

【選択図】 図3

Description

本発明は、放射線を遮蔽することができる、昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室に関するものである。
従来、例えば患部に放射線を照射して治療を行う放射線治療装置を収容する放射線治療室は、放射線を遮蔽するために、コンクリート等の遮蔽壁で構築されているが、出入口からの放射線の漏洩を防止するため、放射線遮蔽扉が設置されている。この放射線遮蔽扉は、通常、相当の厚さのコンクリート製の素材を用いており、重量は過大なものとなるので、その開閉動作のために大きな動力が必要であり、開閉時間もかかりすぎるといった問題があった。
そこで、そのような過大な重量の遮蔽扉を用いることなく、放射線の漏洩を防止するために、例えば
特開平8−103507号公報では、図9に示すように、放射線治療装置が設置されている照射室a、散乱したX線が入口扉bに直接到達するのを防ぐための迷路部cを設けるようにしている。
しかしながら、上述の照射室aでは、
(1) 迷路部cを設けたことにより動線が複雑となり、照射室a内への出入りが円滑にはいかない。
(2) 照射室aの床面積のみでなく、迷路部cの床面積が必要となる。
(3) 迷路部cを設けたとしても、迷路部cの長さが放射線の減衰に充分でない場合、出入口には遮蔽能力を有する入口扉bを設置する必要がある。
本発明は、以上のような課題を改善するために提案されたものであって、治療室の出入口に開閉時間の短縮化が可能であり、迷路部を設けなくても、放射線の漏洩を防止することができる、昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明では、請求項1において、放射線遮蔽壁で仕切った室内の出入口に、遮蔽扉を、昇降駆動装置により昇降自在に構成すると共に、前記遮蔽扉の頂部を出入口の通路に構成した昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
また本発明では、請求項2において、前記室内を遮蔽壁により方形状に仕切ると共に、前記室内の一隅部における遮蔽壁を開口して出入口を形成し、この出入口内の遮蔽壁の対向面および対応する遮蔽扉の側端面を非平坦面状に形成し、前記出入口内の遮蔽壁の対向面に沿って、前記遮蔽扉を昇降可能に配置した昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
また本発明では、請求項3において、前記室内を遮蔽壁により方形状に仕切ると共に、前記室内の一隅部における遮蔽壁を対をなすように突出させて出入口通路を形成し、これら対向する遮蔽壁の対向面に沿って遮蔽扉を昇降可能に配置した昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
また本発明では、請求項4において、前記昇降駆動装置は、前記出入口床面下において、下方から前記遮蔽扉を支持する伸縮直動軸を備えた昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
また本発明では、請求項5において、前記遮蔽扉にケーブル一端を接続して、固定滑車を介して前記ケーブル他端に重量軽減手段としてのカウンターウエイトを接続する構成とした昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
さらに本発明では、請求項6において、前記出入口の床面縁部に対向する前記遮蔽扉の頂部端面側に、前記床面縁部に係合する係合斜面部を構成すると共に、前記出入口外側通路に対向する前記遮蔽扉の頂部端面側に、外側通路との隙間をなくす突出部を構成した昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室を提案する。
(1)遮蔽扉を昇降させて放射線使用室の出入口を開閉するため、開閉時間を短縮することができる。
(2)遮蔽扉が出入口を開放したときに、出入口への通路が形成されるため、室内に出入りするのに支障はない。
(3)遮蔽扉を重量軽減手段としてのカウンターウエイトにより、昇降させることができるので、大規模、高出力の動力源や駆動装置は不要となる。
(4)迷路を必要としないため、建築計画が簡素化され、有利となる。
(5)動線として単純化され、円滑な入退室が可能となる。
請求項1によれば、出入口の開閉時間が短時間で済み、遮蔽扉を駆動させて出入口を開いたときに、前記遮蔽扉の頂部端面が出入口の床面と同レベルの位置にもたらされ、出入口への通路として使用することができる。
請求項2によれば、遮蔽壁の一隅部を開口して、対向面を遮蔽扉のガイド手段として用いることができ、特別な案内構造体は不要であり、一層、構成を簡略化することができ、建築計画が簡素化され、有利となる。
また出入口内の遮蔽壁の対向面と対応する遮蔽扉の側端面とは非平坦面状に形成されているので、出入口内の遮蔽壁の対向面と遮蔽扉との間に生ずる隙間は直線状に連なる隙間とはならず、直線状の隙間において生ずるような放射線漏洩のおそれはない。
請求項3によれば、遮蔽扉のガイド手段として遮蔽壁を用いたので、特別な案内構造体は不要であり、一層、構成を簡略化することができ、建築計画が簡素化され、有利となる。
請求項4によれば、遮蔽扉は、出入口床面下方から支持する伸縮直動軸により前記出入口を、昇降駆動して開閉することができる。
請求項5によれば、昇降駆動装置の伸縮直動軸にかかる遮蔽扉の荷重をカウンターウエイトによって、軽減することができ、前記昇降駆動装置にかかる負荷を軽減することができる。
請求項6によれば、遮蔽扉を下降させて、出入口を開放すると、前記遮蔽扉の頂部端面の係合斜面部が、出入口躯体の床面縁部に対して係合し、出入口への通路に隙間をなくすことができる。
以下、本発明にかかる昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室について、一つの実施の形態を挙げ、添付の図面に基づいて説明する。
図1に、放射線使用室の一例として放射線治療室1を示し、この放射線治療室1は、放射線治療装置(図示省略)を収容して、放射線治療装置から出射される放射線を遮蔽可能な厚さDのコンクリート製の遮蔽壁2で全体断面略方形状に構成している。
そして前記遮蔽壁2の所定の箇所には、間口が厚さDに比較して幅狭の寸法の出入口3を貫通形成しており、この出入口3を設けた箇所の遮蔽壁2の外面に、遮蔽扉4を接するように設け、昇降駆動装置(後述)により昇降させて前記出入口3を開閉する構成としている。
前記遮蔽扉4は、遮蔽壁2の厚さDと同等の厚さを有する矩形状の扉であり、周知のように、鉄板で形成した箱体にコンクリートを充填して構成している。
すなわち遮蔽扉4は、出入口3を設けた箇所の遮蔽壁2の外面において、遮蔽壁2に沿って上下に構築された扉案内構造体5に縦両側面をガイドレール6、6を介して昇降可能に配置されており、このような状態で前記遮蔽扉4は、底部に昇降駆動装置7を構成する伸縮駆動軸8を接続して昇降可能に支持している(図3参照)。
また以上のような遮蔽扉4に対し、ケーブル9、9、固定滑車10、10を介し重量軽減手段としてのカウンターウエイト11、11を連結して、前記昇降駆動装置7の負荷軽減手段として用いている。
その際、前記ケーブル9、9は、一端を前記遮蔽扉4の頂部4T両端近傍にそれぞれ接続して、前記ケーブル9、9を躯体上部に設けた固定滑車10、10に架け渡すと共に、前記ケーブル9、9の末端側にカウンターウエイト11、11を接続するようにしている。なお、前記カウンターウエイト11、11は、前記扉案内構造体5内のガイド部材12、12に沿って昇降する構成である。
また、前記カウンターウエイト11、11の底部には、緩衝装置13、13を設けている。
ここで前記昇降駆動装置7について説明する。
前記昇降駆動装置7には、例えば油圧駆動装置を用いている。
すなわち昇降駆動装置7は、前記伸縮駆動軸8としての油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧パワーユニット14とで構成している。
前記伸縮駆動軸8は、シリンダ8aとロッド8bとで構成し、ロッド8b先端に前記遮蔽扉4底部を取り付けている。
なお、前記昇降駆動装置7には、圧縮空気による圧縮空気駆動装置を用いることもできる。
そして前記遮蔽扉4には、前記遮蔽扉4の頂部4T端面の、前記出入口3躯体の床面縁部に対向する側に、出入口3躯体の床面縁部に傾斜係合する係合斜面部4E1を構成している(図4参照)。一方、前記遮蔽扉4の頂部4T端面の外側通路に面する側にも、外側通路との隙間をなくす突出部4E2を設けている。
なお、前記遮蔽扉4は、寸法として、幅、高さは、出入口3から室内より放射線が直線的に透過してくる位置より外側にもたらされるように寸法設定がなされている。
従って、前記出入口3の開口縁部に対して、遮蔽扉4の昇降動作に支障のないように、5〜10mm程度の隙間を設けているが、この隙間は、遮蔽扉4や遮蔽壁2の厚さDに比較して微小であり、室内より放射線が直線的に透過してくる位置より上に、遮蔽扉4の頂部4Tがもたらされるので、放射線漏洩等の問題はない。
以上のような構成の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室1において、
放射線治療室1の出入口3は、出入口3を形成した位置の遮蔽壁2外面において出入口3開口面を遮蔽扉4で全面的に覆うことで、遮蔽することができる。
ここで、治療を行う際、患者が放射線治療室1内に入室するときは、昇降駆動装置7を起動して、前記遮蔽扉4を底部で支持する伸縮駆動軸8を作動させて遮蔽扉4を下降させる。
その際、前記遮蔽扉4は、頂部4T両端近傍に、躯体上部に設けた固定滑車10、10を介して架け渡すと共に、末端側にカウンターウエイト11、11を接続したケーブル9、9によって吊下げ支持されているので、前記昇降駆動装置7および伸縮駆動軸8にかかる負荷が分担されて昇降駆動装置7および伸縮駆動軸8にかかる負荷を軽減することができ、前記遮蔽扉4を、遮蔽壁2に沿って構築された扉案内構造体5のガイドレール6、6を介して、迅速に下降させて、前記出入口3を開放することができる。このように遮蔽扉4を下降させて放射線治療室1の出入口3を開放することができるので、これまでの横引き遮蔽扉等に比較して開扉時間を短縮することができる。
前記遮蔽扉4を下降させていくと、前記遮蔽扉4の頂部4T端面の係合斜面部4E1が、出入口3躯体の床面縁部に対して係合する。これによって、出入口3が開放され、前記遮蔽扉4の頂部4Tを、容易に、目標とする床面の高さにもたらすことが達成される。
なお、前記遮蔽扉4は、前記出入口3の開口縁部に対して、遮蔽扉4の昇降動作に支障のないように、5〜10mm程度の隙間を設定しているが、前記遮蔽扉4の頂部4T端面の係合斜面部4E1が、出入口3躯体の床面縁部に対して係合することで、出入口3への通路に隙間、および段差をなくすことができ、さらには、前記遮蔽扉4の頂部4T端面の外側通路に面する側にも、外側通路との隙間をなくす突出部4E2を設けているので、患者がストレッチャー等での入退室が支障なく行うことができるなど、前記遮蔽扉4の頂部4Tを通路として活用することができる(図4参照)。
このように、前記放射線治療室1に、これまでのような迷路部はなく、動線として単純化され、円滑な入退室が可能となる。
入室が完了すると、昇降駆動装置7を起動して、前記遮蔽扉4を底部で支持する伸縮駆動軸8を伸長させて遮蔽扉4を上動させることができる。この際も、前記遮蔽扉4は、カウンターウエイト11、11を接続したケーブル9、9によって吊下げ支持されているので、カウンターウエイト8、8の重力が前記ケーブル9、9を通して補助力(上昇力)として伸縮駆動軸8に作用するので、昇降駆動装置7および伸縮駆動軸8にかかる負担が軽減され、昇降駆動装置7は比較的低出力のものでもよい。
以上のようにして、前記遮蔽扉4は、遮蔽壁2に沿って構築された扉案内構造体5のガイドレール6、6を介して、迅速に上動させて、出入口3を遮蔽することができる。
この際、出入口3の開口縁部に対して、遮蔽扉4の昇降動作に支障のないように、5〜10mm程度の隙間を設けているが、この隙間は、前記遮蔽扉4および遮蔽壁2の厚さDに比較して微小であり、遮蔽扉4の寸法設定によって、室内より放射線が直線的に透過してくる位置より上に、遮蔽扉4の頂部4Tがもたらされるので、放射線漏洩等の問題はない。
このようにして、前記放射線治療室1の出入口3を遮蔽扉4によって遮蔽することができる。
なお、前記遮蔽扉4を上動させると、カウンターウエイト11、11は下降するが、カウンターウエイト11、11が底部に介装した緩衝装置13、13によって建物基部にカウンターウエイト11、11が激突するのを回避することができる。
本発明にかかる昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室は、以下のように構成することもできる。
この場合、上記実施例における放射線治療室1と同構成要素については、同符号を付して、それらの説明は省略する。
図5、図6に示すように、この放射線治療室1では、補助力としてのカウンターウエイト8、8は用いず、昇降駆動装置7における伸縮駆動軸8のみによって、遮蔽扉4を昇降させる構成としている。
この場合、遮蔽壁4は出入口3を設けた箇所の遮蔽壁2の外面に、一体的に突設した一対のガイド壁15、15内側のガイドレール6、6に沿って、昇降可能に配置している。
前記伸縮駆動軸8は、一対の油圧アクチュエータを用いて、遮蔽扉4を昇降可能に支持している。
このような構成の昇降駆動装置7を用いれば、重量過大な遮蔽扉4でも、カウンターウエイト8、8を用いなくても、無理なく昇降させることができ、能率的な放射線治療室1の出入口3の開閉が実現できる。
また本発明にかかる昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室は、以下のように構成することもできる。
この場合、図7に示すように、放射線治療室1を形成する方形状遮蔽壁2の一隅を開口して出入口3を形成し、この出入口3内の双方の遮蔽壁2の対向面にガイドレール6、6を配設して、ここに、遮蔽扉4を昇降可能に配置している。
この遮蔽扉4においては、例えば断面略5角形状に形成して、これに対応して前記出入口3の断面開口形状を形成している。すなわち、前記出入口3内の双方の遮蔽壁2の対向面のうち、方形状遮蔽壁2の隅角部と対向する側の遮蔽壁2対向面を逆V字面状に形成している。このようにすることで、出入口3内の双方の遮蔽壁2の対向面と前記遮蔽扉4の側端面との間に生ずる隙間を、非直線状(折れ線形状)に連なる隙間として、直線状の隙間において生ずるような放射線漏洩を防止するようにしている。
勿論、上記遮蔽扉4および出入口3内における遮蔽壁2の対向面の形状は一例であり、前記遮蔽扉4の一方の側端面を段差面状として、これに対応するように遮蔽壁2対向面を段差形成することも可能である。
上述のような放射線治療室1においても、前記遮蔽扉4を昇降駆動装置7における伸縮駆動軸8として、一対の油圧アクチュエータを用いて、遮蔽扉4を昇降可能に支持し、遮蔽扉4を昇降させて、出入口3を開閉する構成としている。
以上のような放射線治療室1によれば、遮蔽壁2の一隅部を開口して、対向面を遮蔽扉4のガイド手段として用いることができ、特別な案内構造体は不要であり、一層、構成を簡略化することができ、建築計画が簡素化され、有利となる。 その際、遮蔽扉4を断面略5角形状に形成して、対応する出入口3内の遮蔽壁2の対向面を逆V字面状に形成したことにより、前記出入口3内の双方の遮蔽壁2の対向面と前記遮蔽扉4との間に生ずる隙間は、直線状に連なる隙間とはならず、直線状の隙間において生ずるような放射線漏洩のおそれはない。
さらに本発明は、にかかる昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室は、以下のように構成することもできる。
この場合、図8に示すように、放射線治療室1を形成する方形状遮蔽壁2の一隅を遮蔽壁2の厚さDより若干大きい寸法分、遮蔽壁2を対をなすように突出させて出入口通路16を形成し、これら対向する遮蔽壁2、2の対向面にガイドレール6、6を配設して、ここに、遮蔽扉4を昇降可能に配設している。
この場合においても、遮蔽扉4を昇降駆動装置7における伸縮駆動軸8によって支持すると共に、前記対向する遮蔽壁2、2の両外側面に沿って昇降可能に配置した重量軽減手段としてのカウンターウエイト11、11によって、遮蔽扉4を昇降させて、出入口3を開閉する構成としている。
以上のような放射線治療室1においても、遮蔽扉4のガイド手段として、特別な案内構造体は不要であり、一層、構成を簡略化することができ、建築計画が簡素化され、有利となる。
本発明にかかる遮蔽扉を用いた放射線使用室である放射線治療室の一例を示す、模式的な横断面図である。 図1に示す遮蔽扉の拡大して示す横断面図である。 図1に示す放射線治療室における遮蔽扉に対する昇降駆動装置の一例を示す、構成説明図である。 図1に示す放射線治療室における遮蔽扉を降下させて、出入口を開放した状態を示す、縦断面説明図である。 本発明にかかる放射線治療室の別例を示す、要部を拡大した横断面図である。 図5に示す、放射線治療室における遮蔽扉に対する昇降駆動装置の構成説明図である。 本発明にかかる遮蔽扉を用いた放射線使用室である放射線治療室の別例を示す、模式的な横断面図である。 本発明にかかる遮蔽扉を用いた放射線使用室である放射線治療室の別例を示す、模式的な横断面図である。 従来の放射線使用室の一例を示す、模式的な横断面図である。
符号の説明
1 放射線治療室
2 遮蔽壁
3 出入口
4 遮蔽扉
4E1 係合斜面部
4T 頂部
4E2 突出部
5 扉案内構造体
6 ガイドレール
7 昇降駆動装置
8 伸縮駆動装置
9 ケーブル
10 定滑車
11 カウンターウエイト
12 ガイド部材
13 緩衝装置
14 油圧パワーユニット
15 ガイド壁
16 出入口通路

Claims (6)

  1. 放射線遮蔽壁で仕切った室内の出入口に、遮蔽扉を、昇降駆動装置により昇降自在に構成すると共に、前記遮蔽扉の頂部を出入口の通路に構成したことを特徴とする昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
  2. 前記室内を遮蔽壁により方形状に仕切ると共に、前記室内の一隅部における遮蔽壁を開口して出入口を形成し、この出入口内の遮蔽壁の対向面および対応する遮蔽扉の側端面を非平坦面状に形成し、前記出入口内の遮蔽壁の対向面に沿って、前記遮蔽扉を昇降可能に配置したことを特徴とする請求項1記載の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
  3. 前記室内を遮蔽壁により方形状に仕切ると共に、前記室内の一隅部における遮蔽壁を対をなすように突出させて出入口通路を形成し、これら対向する遮蔽壁の対向面に沿って遮蔽扉を昇降可能に配置したことを特徴とする請求項1記載の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
  4. 前記昇降駆動装置は、前記出入口床面下において、下方から前記遮蔽扉を支持する伸縮直動軸を備えたことを特徴とする請求項1記載の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
  5. 前記遮蔽扉にケーブル一端を接続して、固定滑車を介して前記ケーブル他端に重量軽減手段としてのカウンターウエイトを接続する構成としたことを特徴とする請求項1または3記載の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
  6. 前記出入口の床面縁部に対向する前記遮蔽扉の頂部端面側に、前記床面縁部に係合する係合斜面部を構成すると共に、前記出入口外側通路に対向する前記遮蔽扉の頂部端面側に、外側通路との隙間をなくす突出部を構成したことを特徴とする請求項1記載の昇降型放射線遮蔽扉を用いた放射線使用室。
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CN113546330A (zh) * 2020-04-26 2021-10-26 西安大医集团股份有限公司 一种放射治疗设备

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