JP6525735B2 - エレベータ昇降路の寸法測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ昇降路の内寸を測定する装置、特にレーザ光を用いて昇降路の内寸を測定する装置に関する。
エレベータの改修工事を行う際には、建屋の建築図面に記載されていない補修工事等によって補強用の梁等が昇降路内に張り出していないかどうか等を確認する必要があるため、レーザ測定器等を用いて、昇降路の幅方向、および、奥行き方向の内寸を昇降路内の上下方向の位置に関連付けて測定する事前調査を行う必要がある。
一方、特許文献1には、昇降路に設置されたガイドレールに移動可能に取り付けられた移動体に対してレーザ光を照射し、移動体からの反射光を照射光と同軸上に反射させるように構成し、その照射光の照射角度を検知することによってガイドレールの据え付け位置を算出するレーザ光を用いた測定装置が開示されている。
特開平5-193865号公報
上記特許文献1に開示されたレーザ光を用いた測定装置では、昇降路の幅方向および、奥行き方向の内寸を昇降路の上下方向の位置に関連付けて測定することはできないため、昇降路の寸法測定の手間を軽減することができないという問題がある。
本発明の目的は、昇降路の幅方向及び奥行き方向の内寸を昇降路の上下方向位置に関連付けて測定することができるエレベータ昇降路の寸法測定装置を提供することにある。
本発明の一態様であるエレベータ昇降路の内寸を測定する測定装置は、乗りかごの上面または下面に配置されレーザ光を用いて乗りかごの上面または下面と昇降路の上側または下側基準面との間の距離を測定する第1レーザユニットと、乗りかごの上面または下面に配置され、昇降路の幅方向にレーザ光を照射して幅内寸を測定する第2レーザユニットと、乗りかごの上面または下面に配置され、昇降路の奥行き方向にレーザ光を照射して奥行き内寸を測定する第3レーザユニットと、乗りかごの昇降時に第2レーザユニット及び第3レーザユニットが測定する昇降路の幅方向および奥行き方向の内寸測定値を第1レーザユニットが測定する乗りかごの上下位置の測定値に関連付けて記録する寸法記録部と、を備え、第1レーザユニット、第2レーザユニット、及び第3レーザユニットは、一体のレーザ測定部に設置され、レーザ測定部の底面には、乗りかごの上面又は下面に磁力によって吸着するためのマグネットが内蔵され、レーザ測定部は、前面に摘みを有し、この摘みを第1位置へ回転させることにより、乗りかごの上面又は下面にマグネットの吸着力が作用して固定される状態となる一方、摘みを第2位置へ回転させることにより、マグネットの吸着力が上面又は下面に作用せず取り外せる状態となる。
本発明の別の態様であるエレベータ昇降路の内寸を測定する測定装置は、乗りかごの上面または下面に配置されレーザ光を用いて乗りかごの上面または下面と昇降路の上側または下側基準面との間の距離を測定する第1レーザユニットと、乗りかごの上面及び下面に配置され昇降路の幅方向にレーザ光を照射して幅内寸を測定する第2上レーザユニット及び第2下レーザユニットと、乗りかごの上面及び下面に配置され昇降路の奥行き方向にレーザ光を照射して奥行き内寸を測定する第3上レーザユニット及び第3下レーザユニットと、第2上レーザユニット、第2下レーザユニット、第3上レーザユニット、および、第3下レーザユニットが乗りかごの昇降時に測定する測定値を第1レーザユニットが測定する乗りかごの上下位置の測定値に関連付けて記録する寸法記録部と、を備え、第2上レーザユニット及び第2下レーザユニットが、一体の第1レーザ測定部に設置されると共に、第3上レーザユニット及び第3下レーザユニットが、一体の第2レーザ測定部に設置され、第1レーザ測定部及び第2レーザ測定部の夫々の底面には、乗りかごの上面又は下面に磁力によって吸着するためのマグネットが内蔵され、第1レーザ測定部及び第2レーザ測定部の夫々は、前面に摘みを有し、この摘みを第1位置へ回転させることにより、乗りかごの上面又は下面にマグネットの吸着力が作用して固定される状態となる一方、摘みを第2位置へ回転させることにより、マグネットの吸着力が上面又は下面に作用せず取り外せる状態となり、更には、第1レーザユニットが、第1レーザ測定部と第2レーザ測定部のいずれか一方のみに設置されて、第1レーザ測定部と、第2レーザ測定部は、構成が互いに異なり、第1レーザユニットが設置されている第1レーザ測定部及び第2レーザ測定部のうちの一方を用いて測定を行ったときとの比較で、高さ方向の測定範囲が、乗りかごの高さに略一致する高さだけ広い
本発明の一態様及び別の態様に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置によれば、乗りかごの昇降に伴って昇降路の幅方向及び奥行き方向の内寸を乗りかごの上下位置の測定値に関連付けて記録することができる。この結果、昇降路における内寸測定の手間を大幅に減らすことができる。
本発明の第1実施形態であるエレベータ昇降路の寸法測定装置を備えたエレベータの全体構成を示す図である。 図1に含まれる乗りかご及び昇降路の上面視における概略図である。 図1に含まれるエレベータ昇降路の寸法測定装置に含まれるレーザ測定部の斜視図である。 図4(A)は、最下階から最上階まで乗りかごを昇降させたときにメンテナンス端末に表示される乗りかごの上下位置とレーザ測定部から壁面Vまでの幅方向内寸の測定値を示すグラフであり、図4(B)は、図4(A)と同様に、乗りかごの上下位置とレーザ測定部から壁面Wまでの幅方向内寸の測定値とを示すグラフである。 本発明の第2実施形態であるエレベータ昇降路の寸法測定装置を備えたエレベータの全体構成を示す図である。 図5に含まれる乗りかごを最下階から最上階まで昇降させたときにメンテナンス端末に表示される乗りかごの上下位置とレーザ測定部から壁面Vまでの幅方向内寸の測定値を示すグラフである。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本発明の第1実施形態であるエレベータ昇降路の寸法測定装置が適用されるエレベータ10の全体構成を示す図である。図2は、上面視における乗りかご及び昇降路上面の構成を示す図である。図1及び図2に示す1点鎖線は、レーザユニットから照射されるレーザを示している。
エレベータ10は、昇降路Sを昇降する乗りかご12と、乗りかご12を昇降させる巻上機14とを備えている。昇降路Sは、複数階床を有する建屋内を鉛直方向に貫通して設けられた乗りかご12の通路である。昇降路Sの最下部にはピットTが設けられており、昇降路Sの直上方には機械室Mが設けられている。機械室Mには巻上機14と、巻上機14を介して乗りかご12の運転を制御する制御装置20とが設置されている。制御装置20は、通常運転時には各階の乗場に設置された呼び釦等の操作に基づき乗りかご12を昇降させる。なお、例えば、低層用エレベータシステムでは、巻上機をピットに設けることもできるが、本発明は、そのような形態にも適用することができる。
乗りかご12は、巻上機14を駆動することにより昇降路S内を昇降する機能を有し、各階の乗場扉16に対向する前面側に開閉扉(不図示)が設けられている。
本発明に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置は、図2に示す乗りかご12の上面12aの後端側中央に設置されたレーザ測定部30と、レーザ測定部30の測定値を記録するメンテナンス端末37とを備えている。
図3は、寸法測定装置に含まれるレーザ測定部30の斜視図である。レーザ測定部30は、第1レーザユニット31、第2レーザユニット32、及び、第3レーザユニット33を有している。第1レーザユニット31は、レーザ放射器、反射レーザ受信器、および、測距器を含んで構成されており、レーザ測定部30の上面から昇降路Sの上側基準面である天井Rにレーザを照射して乗りかご12の上面12aと天井Rとの間の上下方向の距離を測定する。第2レーザユニット32は、レーザ放射器、反射レーザ受信器、および、測距器を2組含んで構成されており、レーザ測定部30の左右両側面から昇降路Sの幅方向の対向する壁面V,Wにレーザを照射して壁面V,Wの間の幅方向内寸を測定する機能を有している。第3レーザユニット33は、第2レーザユニット32と同一の構成を備え、レーザ測定部30の前面及び後面から昇降路Sの奥行き方向の対向する壁面P,Qにレーザを照射して壁面P,Qの間の奥行き方向内寸を測定する機能を有している。第2レーザユニット32、及び、第3レーザユニット33は、本実施形態では、レーザ測定部30が各レーザユニット31,32,33を内蔵している例を挙げているが、各レーザユニット31,32,33が別々のレーザ測定部に設けられるものであってもよい。
また、レーザ測定部30の底面には、乗りかご12の上面12aに磁力によって吸着するためのマグネットが内蔵されている。レーザ測定部30は、前面に摘み30aを有し、この摘み30aを「ON」の位置へ回転させることにより、乗りかご12の上面12aにマグネットの吸着力が作用して固定される状態となる。一方、摘み30aを「OFF」の位置へ回転させることにより、マグネットの吸着力が上面12aに作用せずレーザ測定部30を取り外せる状態となる。これにより、乗りかご12の上面12aにレーザ測定部30を簡単に着脱することができる。また、レーザ測定部30は、無線通信機能を有し、昇降路SのピットTに設置されたアクセスポイントAPを介してメンテナンス端末37と無線通信を行って各レーザユニット31,32,33の測定値を逐次送信する。
本実施形態では、乗りかご12の上面12aにレーザ測定部30を設置しているが、下面12bにレーザ測定部30を設置し、下側基準面である昇降路SのピットTの底面との間の距離をレーザ測定部30が測定することで乗りかご12の上下位置を測定するとともに昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸を測定するようにしてもよい。
メンテナンス端末37は、アクセスポイントAPを介してレーザ測定部30及び制御装置20に無線接続されたラップトップ型のパソコンである。メンテナンス端末37は、レーザ測定部30が測定する昇降路Sの天井Rまでの距離からレーザ測定部30の昇降路S内での上下方向の位置を算出するともに、レーザ測定部30の幅方向及び奥行き方向の内寸の測定値を記録する。
続いて、上述したエレベータ昇降路の寸法測定装置による昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の寸法の測定方法について説明する。
作業者はレーザ測定部30を乗りかご12の上面12aに設置し、乗りかご12を、例えば、最下階から最上階まで昇降させる。そうすると、乗りかご12の昇降時におけるレーザ測定部30の測定値がメンテナンス端末37へ逐次送信され、図4(A)及び図4(B)に示すグラフがメンテナンス端末37に表示される。図4(A)は、レーザ測定部30から壁面Vまでの幅方向内寸を乗りかご12の上下位置と対応させて表示するグラフである。図4(B)は、図4(A)と同様に、壁面Wまでの幅方向内寸を乗りかご12の上下位置と対応させて表示するグラフである。図4(A),(B)において、「X」はレーザ測定部30から壁面V,Wまでの距離を示している。また、「Y」は第1レーザユニット31の測定する乗りかご12から天井Rまでの距離を示している。
図4(A)に示すように、昇降路Sの天井Rから乗りかご12の上面12aまでの距離が19.0m〜21.0mの範囲にかけて壁面V側の幅方向内寸が他の部分よりも0.3mだけ短い1.0mであることが示されている。これにより、壁面Vの一部が例えば補強用の梁等によって張り出して昇降路Sの幅方向内寸が狭くなっていることが確認できる。
メンテナンス端末37には、乗りかご12の上下位置と昇降路Sの奥行き方向内寸との関係を示すグラフも図4(A),(B)と同様に表示される。
上記構成に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置によれば、乗りかご12の昇降に伴って昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸を乗りかご12の昇降路S内における上下位置の測定値に関連付けて記録することができる。この結果、昇降路Sにおける内寸測定の手間を大幅に減らすことができる。
また、上記第1実施形態では、乗りかご12を最下階から最上階まで移動させた場合における昇降路Sの内寸測定を例に挙げて説明したが、乗りかご12の昇降範囲を通常運転時の昇降範囲よりも広くすることにより測定範囲をさらに拡大することもできる。
しかしながら、上記第1実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置では、乗りかご12の上面12aにしかレーザ測定部30が設置されていないため、乗りかご12の昇降範囲を通常運転時よりも広くしても幅方向及び奥行き方向の測定範囲は上面12aの昇降範囲に限られてしまうという問題がある。
そこで、乗りかご12の上面12a及び下面12bにレーザ測定部を設置する第2実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置について図5及び図6を用いて説明する。以下の説明において、上記第1実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置と同一の構成については適宜説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明を行うものとする。同図において、上記第1実施形態と同一の構成については同じ符号を付して示す。
図5は、本発明の第2実施形態であるエレベータ昇降路の寸法測定装置が適用されるエレベータ10の全体構成を示す図である。第2実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置は、レーザ測定部30,34、及び、メンテナンス端末37を備えている。レーザ測定部34は、乗りかご12の下面12bにおいて、上面12aのレーザ測定部30の直下方に配置されている。レーザ測定部30に含まれる第2レーザユニット32、及び、第3レーザユニット33は、本発明の第2上レーザユニット、及び、第3上レーザユニットに相当する。
レーザ測定部34は、第2レーザユニット32及び第3レーザユニット33に相当する第2下レーザユニット及び第3下レーザユニットとしての機能を有し、昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸を測定するとともに、レーザ測定部30と同様に内蔵するマグネットによって乗りかご12の下面12bに着脱可能に取り付けられている。
メンテナンス端末37は、レーザ測定部30が測定する昇降路Sの天井Rまでの距離からレーザ測定部30,34の昇降路S内での上下方向の位置を算出する。また、メンテナンス端末37は、レーザ測定部30が測定できない位置における昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸をレーザ測定部34の測定値によって補足して記録する。
続いて、上述した第2実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置による昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の寸法の測定方法について説明する。
作業者はレーザ測定部30を乗りかご12の上面12aに設置するとともに、レーザ測定部34を下面12bに設置後、乗りかご12を、例えば、最下階から最上階まで昇降させる。そうすると、乗りかご12の昇降時におけるレーザ測定部30,34の測定値がメンテナンス端末37へ逐次送信され、図6に示すグラフがメンテナンス端末37に表示される。図6は、レーザ測定部30から壁面Vまでの幅方向内寸を乗りかご12の上下位置と対応させて表示するグラフである。「X」はレーザ測定部30,34から壁面Vまでの距離を示している。「Y」は第1レーザユニット31の測定距離に基づいて算出された天井Rまでの距離を示している。同図では、最上階及び最下階における乗りかご12の停止位置を天井Rまでの距離と対応させて表示している。
図6において、実線で示す測定値はレーザ測定部30によって測定された幅方向内寸の測定値を示し、1点鎖線で示す幅方向内寸の測定値はレーザ測定部34によって測定された測定値を示している。乗りかご12を最下階から最上階まで昇降させる場合には、最下階の床面から距離Lの範囲は上面12aの昇降範囲よりも下側に位置するためレーザ測定部30によって幅方向及び奥行き方向の内寸測定を行うことができない。
そこで、第2実施形態に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置では、乗りかご12の下面12bにレーザ測定部34を設置し、上記最下階の床面から距離Lの範囲における幅方向及び奥行き方向の内寸をレーザ測定部34によって測定するようにしている。このようにして、レーザ測定部30を上面12aに1つだけ用いる場合よりも距離Lだけ測定範囲を広げることができ、昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸測定をより効率良く行うことができる。
第2実施形態では、レーザ測定部30を乗りかご12の上面12aに設置し、レーザ測定部34を乗りかご12の下面12bに設置しているが、反対に、レーザ測定部34を乗りかご12の上面12aに設置し、レーザ測定部30を乗りかご12の下面12bに設置してもよい。この場合には、下側基準面である昇降路SのピットTの底面との間の距離をレーザ測定部30が測定することで乗りかご12の上下位置を測定するようにすればよい。
上記第2実施形態では、乗りかご12を1回だけ最下階から最上階へ移動させて寸法測定装置によって測定を行う例を挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、最下階及び最上階の間を乗りかご12が昇降する毎に幅方向または奥行き方向に等ピッチ間隔でレーザ測定部30,34の位置を変更して測定を繰り返し行うようにしてもよい。これにより、幅方向または奥行き方向に異なる位置で昇降路Sの幅方向及び奥行き方向の内寸を測定することができるので、より正確に昇降路Sにおける梁等の張り出した箇所を把握することができる。また、上記のように等ピッチ間隔で幅方向または奥行き方向にレーザ測定部30,34を移動させる場合には、ボールネジ等を用いて移動可能に支持された架台を乗りかご12の上面12a及び下面12bに設置し、この架台に各レーザ測定部30,34を固定することが好ましい。
なお、本発明に係るエレベータ昇降路の寸法測定装置によれば、上述した実施形態およびその変形例の構成に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等の範囲内で種々の改良や変更が可能であることはいうまでもない。
10 エレベータ、12 乗りかご、12a 上面、12b 下面、20 制御装置、30,34 レーザ測定部、31 第1レーザユニット、32 第2レーザユニット、33 第3レーザユニット、37 メンテナンス端末、M 機械室、P,Q,V,W 壁面、R 天井、S 昇降路、T ピット。

Claims (2)

  1. エレベータ昇降路の内寸を測定する測定装置であって、
    乗りかごの上面または下面に配置されレーザ光を用いて前記乗りかごの上面または下面と前記昇降路の上側または下側基準面との間の距離を測定する第1レーザユニットと、
    前記乗りかごの上面または下面に配置され、前記昇降路の幅方向にレーザ光を照射して幅内寸を測定する第2レーザユニットと、
    前記乗りかごの上面または下面に配置され、前記昇降路の奥行き方向にレーザ光を照射して奥行き内寸を測定する第3レーザユニットと、
    前記乗りかごの昇降時に前記第2レーザユニット及び前記第3レーザユニットが測定する前記昇降路の幅方向および奥行き方向の内寸測定値を前記第1レーザユニットが測定する前記乗りかごの上下位置の測定値に関連付けて記録する寸法記録部と、
    を備え、前記第1レーザユニット、前記第2レーザユニット、及び前記第3レーザユニットは、一体のレーザ測定部に設置され、
    前記レーザ測定部の底面には、前記乗りかごの上面又は下面に磁力によって吸着するためのマグネットが内蔵され、
    前記レーザ測定部は、前面に摘みを有し、この摘みを第1位置へ回転させることにより、前記乗りかごの前記上面又は前記下面に前記マグネットの吸着力が作用して固定される状態となる一方、前記摘みを第2位置へ回転させることにより、前記マグネットの吸着力が前記上面又は前記下面に作用せず取り外せる状態となる、エレベータ昇降路の寸法測定装置。
  2. エレベータ昇降路の内寸を測定する測定装置であって、
    乗りかごの上面または下面に配置されレーザ光を用いて前記乗りかごの上面または下面と前記昇降路の上側または下側基準面との間の距離を測定する第1レーザユニットと、
    前記乗りかごの上面及び下面に配置され前記昇降路の幅方向にレーザ光を照射して幅内寸を測定する第2上レーザユニット及び第2下レーザユニットと、
    前記乗りかごの上面及び下面に配置され前記昇降路の奥行き方向にレーザ光を照射して奥行き内寸を測定する第3上レーザユニット及び第3下レーザユニットと、
    前記第2上レーザユニット、前記第2下レーザユニット、前記第3上レーザユニット、および、前記第3下レーザユニットが前記乗りかごの昇降時に測定する測定値を前記第1レーザユニットが測定する前記乗りかごの上下位置の測定値に関連付けて記録する寸法記録部と、
    を備え
    前記第2上レーザユニット及び前記第2下レーザユニットが、一体の第1レーザ測定部に設置されると共に、前記第3上レーザユニット及び前記第3下レーザユニットが、一体の第2レーザ測定部に設置され、
    前記第1レーザ測定部及び前記第2レーザ測定部の夫々の底面には、前記乗りかごの上面又は下面に磁力によって吸着するためのマグネットが内蔵され、
    前記第1レーザ測定部及び第2レーザ測定部の夫々は、前面に摘みを有し、この摘みを第1位置へ回転させることにより、前記乗りかごの前記上面又は前記下面に前記マグネットの吸着力が作用して固定される状態となる一方、前記摘みを第2位置へ回転させることにより、前記マグネットの吸着力が前記上面又は前記下面に作用せず取り外せる状態となり、
    更には、前記第1レーザユニットが、前記第1レーザ測定部と前記第2レーザ測定部のいずれか一方のみに設置されて、前記第1レーザ測定部と、前記第2レーザ測定部は、構成が互いに異なり、前記第1レーザユニットが設置されている前記第1レーザ測定部及び前記第2レーザ測定部のうちの一方を用いて測定を行ったときとの比較で、高さ方向の測定範囲が、前記乗りかごの高さに略一致する高さだけ広い、エレベータ昇降路の寸法測定装置。
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