JP2007170598A - フロントフォーク - Google Patents

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Abstract

【課題】 アジャスタ構造に形成された操作部を有する減調部をボトム部に設けるのに際して、操作部の出っ張りを少なくしながら操作部に対する回動操作を容易にすると共に減調部を形成するについての材料の歩留まりを良くする。
【解決手段】 車体側チューブと車輪側チューブ11とが出没可能に連繋されて伸縮可能とされるフォーク本体1と、このフォーク本体1内に内蔵のダンパ内およびダンパ外に連通する流路L1,L2中に配在されるアジャスタ構造の操作部21に対する回動操作によってフォーク本体1の収縮作動時に発生される圧側減衰力の高低調整を可能にする減調部2とを有し、減調部2が車輪側チューブ11のボトム部に配在されてなるフロントフォークにおいて、減調部2が操作部21の回動操作時における移動方向となる軸芯線をフォーク本体1の伸縮方向となる軸芯線に対して傾斜させると共に操作部21における操作端21aをボトム部外に突出させながら車体側チューブ側となる斜め上方に向けてなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、二輪車たる、たとえば、自動二輪車の前輪側に架装されて前輪に入力される路面振動を吸収するフロントフォークの改良に関する。
たとえば、近年の自動二輪車の前輪側に架装されるフロントフォークにあっては、伸縮作動時に発生される減衰力を高低調整可能にすることが多く、その場合に、フロントフォークにおける上端にアジャスタ構造に形成された操作部を有していて、この操作部を回動操作することで、内蔵されるダンパにおける、たとえば、ピストン部で発生される伸側減衰力を高低調整し得るとすることがある。
その一方で、たとえば、特許文献1に開示されているように、フロントフォークが下端部たるボトム部に同じくアジャスタ構造に形成された操作部を有していて、この操作部の回動操作で、フロントフォークの収縮作動時に、内蔵されるダンパにおける、たとえば、ベースバルブ部で発生される圧側発減衰力を高低調整し得るとする提案がある。
それゆえ、この特許文献1に開示のフロントフォークによれば、この種のフロントフォークが常態として最収縮作動時の衝撃を緩和すべくクッション機構を備えていることを鑑みれば、上記の操作部の回動操作による収縮作動時の減衰力調整を可能にすることで、その最収縮作動時にあってより一層効果的な衝撃緩和を具現化し得ることになる。
特開2001‐140967(明細書中の段落0007から0009,同0028,図1,図3)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のフロントフォークにあっては、アジャスタ構造に形成された操作部の回動操作で収縮作動時における圧側減衰力の高低調整を可能にすること自体に根本的な不具合がある訳ではないが、操作部の操作端がいわゆる周辺に干渉し易くなる危惧があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記したフロントフォークもそうであるが、凡そこの種のフロントフォークにおけるボトム部にあっては、いわゆる前後のいずれか一方側にブレーキ機構を保持するためのブラケットを一体に有すると共に、反対側にフェンダーを保持するためのブラケットを一体に有するのが常態である。
ちなみに、同じボトム部であって前輪の車軸の軸線方向となるフロントフォークにおけるいわゆる横側で車輪側とならない側、すなわち、外側には、上記したフェンダーの一部が位置決められることからして、また、フェンダーがない場合であるが、自動二輪車が横倒しなどされるときに路面に操作端を接触させないようにすることからして、上記の操作部が前輪の車軸の軸線方向に配在されることはない。
以上からすれば、特許文献1に開示されている場合のように、アジャスタ構造に形成されている操作部をフロントフォークのボトム部における前側あるいは後側のいずれかに位置決めるとする場合、ブラケットを含めてブレーキ機構あるいはフェンダーなどのいわゆる周辺が操作部における操作端に近隣する事態になることが容易に予想される。
そして、仮に、操作部における操作端がブレーキ機構あるいはフェンダーなどの周辺に近隣する場合には、この操作端への、たとえば、工具の連繋が困難になり、それゆえ、操作部の回動操作を容易に実践できなくなる危惧があり、その結果、フロントフォークにおける最収縮作動時の衝撃緩和をより一層効果的に具現化するようにすることが困難になることが懸念されることになる。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、アジャスタ構造に形成された操作部を有する減調部をボトム部に設けるのに際して、操作部の出っ張りを少なくしながら操作部に対する回動操作を容易にすると共に減調部を形成するについての材料の歩留まりを良くして、その汎用性の向上を期待するのに最適となるフロントフォークを提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるフロントフォークの構成を、基本的には、車体側チューブと車輪側チューブとが出没可能に連繋されて伸縮可能とされるフォーク本体と、このフォーク本体内に内蔵のダンパ内およびダンパ外に連通する流路中に配在されるアジャスタ構造の操作部に対する回動操作によってフォーク本体の収縮作動時に発生される圧側減衰力の高低調整を可能にする減調部とを有し、減調部が車輪側チューブのボトム部に配在されてなるフロントフォークにおいて、減調部が操作部の回動操作時における移動方向となる軸芯線をフォーク本体の伸縮方向となる軸芯線に対して傾斜させると共に操作部における操作端をボトム部外に突出させながら車体側チューブ側となる斜め上方に向けてなるとする。
そして、より具体的には、ボトム部がブレーキ機構あるいはフェンダーを保持するブラケットを一体に有すると共に、このブラケットが減調部を形成するハウジングの一部とされてなるとする。
それゆえ、この発明にあっては、フロントフォークにおけるフォーク本体を構成する車輪側チューブのボトム部に配在される減調部がアジャスタ構造に形成の操作部の回動操作時における移動方向となる軸芯線をフォーク本体の伸縮方向となる軸芯線に対して傾斜させると共に操作部における操作端をボトム部外に突出させながら車体側チューブ側となる斜め上方に向けてなるとするから、この減調部における操作部の操作端がボトム部に連設のブラケットに保持されるブレーキ機構やフェンダーに干渉しなくなり、操作端に対する、たとえば、工具の連繋が容易に可能になり、工具利用による操作部の回動操作が容易に可能になる。
そして、ボトム部がブレーキ機構あるいはフェンダーを保持するブラケットを一体に有すると共に、このブラケットが減調部を形成するハウジングの一部とされてなることで、ボトム部に減調部を形成する際の材料に歩留まりを良くすることになる。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるフロントフォークは、図1に示すように、フォーク本体1を有してなり、このフォーク本体1が内部たる軸芯部にダンパを有すると共に下端部たるボトム部に減調部2を有してなるとしている。
このとき、フォーク本体1は、上端側が自動二輪車におけるハンドル側に連結される車体側チューブと、下端が自動二輪車における前輪たる車輪に連結される車輪側チューブ11とが出没可能に連繋されて伸縮可能とされている。
そして、このフォーク本体1にあっては、車体側チューブと車輪側チューブ11との間に懸架バネを配在させていて、この懸架バネの附勢力によって車体側チューブと車輪側チューブ11と間が離間するように、すなわち、フォーク本体1が伸長するように附勢されてなるとしている。
つぎに、ダンパは、シリンダ体とこのシリンダ体に対して出没可能に連繋されるロッド体とを有して伸縮可能に、すなわち、フォーク本体1の伸縮作動に同期して伸縮するように形成されている。
そして、このダンパにあっては、伸長作動時にシリンダ体内の減衰部、すなわち、ロッド体に連設されながらシリンダ体内に収装されてシリンダ体内で摺動するピストン部に配在の伸側減衰バルブで伸側減衰力を発生し、また、図示する実施形態では、後述する減調部2で圧側減衰力を発生するとしている。
その結果、このフロントフォークを前輪側に架装する自動二輪車にあっては、前輪に入力される路面振動を吸収して、自動二輪車における乗り心地を改善することが可能になる。
一方、この発明によるフロントフォークにあっては、上記したフォーク本体1内、すなわち、このフォーク本体1内に内蔵されるダンパ内およびダンパ外のリザーバに連通する流路L1,L2(図4参照)中に減調部2を有してなるとするもので、図3にも示すように、減調部2がフロントフォークにおけるボトム部に、すなわち、フォーク本体1におけるボトム部に配在されてなるとしている。
このとき、図示するところでは、ボトム部がフォーク本体1を構成する車輪側チューブ11の下端を閉塞するように配在される、すなわち、車輪側チューブ11に一体的に連設されるボトム部材3からなるとしている。
そして、このボトム部材3は、図1中での下端部に前輪の車軸を把持する状態に連結させる連結部3aと、図示するところでは、図1中で左側となる前側にブレーキ機構をネジ止めなどで連結させるブラケット3bと、図1中で右側となる後側にフェンダーFを同じくネジ止めなどで連結させるブラケット3cとをそれぞれ一体に有してなるとしている。
ちなみに、この発明にあっては、いわゆるボトム部があることを要件にするが、このボトム部がどのような態様に形成されているかまでは限定しておらず、したがって、図示するところに代えて、ボトム部が車輪側チューブ11に一体に形成されてなるとしても良いことはもちろんである。
また、上記したブレーキ機構やフェンダーについては、これが、ボトム部の前側あるいは後側のいずれかいわゆる反対側に配在されることがあるのはもちろんである。
つぎに、減調部2は、詳しくは後述するが、図1および図3に示すように、アジャスタ構造に形成された操作部21、すなわち、ほぼ筒状に形成されるハウジング22(図2参照)に回動操作可能に螺装されて回動操作時にハウジング22に対して出没するように進退する操作部21を有してなるが、この操作部21における操作端21aをボトム部材3外に突出させながらこのボトム部材3に斜めに連設されてなるとしている。
すなわち、図示する実施形態にあって、減調部2は、ハウジング22がボトム部材3にいわゆる斜めに連設されることで、このハウジング22に螺装されるアジャスタ構造の操作部21が上記のボトム部に斜めに配在されることになるように配慮している。
より具体的には、減調部2は、操作部21の回動操作時における移動方向となる軸芯線をフォーク本体1の伸縮方向となる軸芯線に対して傾斜させると共に、操作部21における操作端21aをボトム部外に突出させながら車体側チューブ側となる斜め上方に向けてなるとしている。
このとき、図示するところでは、減調部2を構成するハウジング22が、上記のボトム部材3におけるブラケット、すなわち、ブレーキ機構を保持するブラケット3bと部分的に合体されてなるとして、ボトム部材3がハウジング22の一部を形成してなるとしている。
このように、ボトム部材3がハウジング22の一部を形成してなるとすることで、減調部2をボトム部に形成するときの材料の歩留まりを良くすることが可能になり、また、この減調部2のボトム部からの突出量を小さくすることが可能になり、周辺たるブレーキ機構への干渉の機会を減らすことが可能になる。
そして、減調部2における操作部21、すなわち、操作端21aの突出量を小さく抑えることが可能になるから、この操作端21aが周辺に干渉する機会も少なくなり、操作端1aに対する、たとえば、工具の連繋が容易になる。
その結果、操作部21に対する工具を利用しての回動操作が容易になり、この減調部2の作動によるダンパの減衰部で発生される減衰力の高低調整が容易に実現可能になる。
のみならず、この発明における減調部2にあっては、上記したように、ハウジング22がボトム部に斜めに配在され、しかも、ブレーキ機構を保持するブラケット3bと部分的に合体されてなるとするから、後述するように、減調部2をダブル調整型に設定するなどして大型化することが可能になる。
すなわち、逆に言えば、減調部2が大型化されても、そのボトム部への配在が可能になる点で有利になると言い得ることになる。
ところで、減調部2については、フォーク本体1の収縮作動時に圧側減衰力を発生する限りには、任意の構造に形成されて良いが、図示するところでは、図4に示すように、ダンパからの作動油の流れで開放作動するリーフバルブからなる弁体23を有すると共に、このリーフバルブからなる弁体23を迂回する流路中に配在されて進退時に作動油の通過流量を調整可能にするニードルからなる弁体24を有してなるとしている。
少し説明すると、ハウジング22内には、ダンパ内に連通する流路L1に連通すると共にダンパ外となるフォーク本体内に画成のリザーバに連通する流路L2に連通する穴状の空部が形成されていて、この穴状の空部の開口がハウジング22対するキャップ部材25の螺着で閉塞されてなるとしている。
そして、上記の空部が隔壁部材26によって流路L1側と流路L2側とに画成されてなるとし、この隔壁部材26の軸芯部を図中で右側となる先端側が貫通する外側アジャスタ211の図中で左側となる基端側が上記のキャップ部材25の軸芯部に螺装されてなるとしている。
そして、この外側アジャスタ211の先端側には、隔壁部材26に開穿のポート26aの下流側端を開閉可能に閉塞する前記の弁体23を介装させると共に、同じく隔壁部材26に開穿のポート26bの下流側端を開閉可能に閉塞するリーフバルブからなるチェック弁26cを介装させてなるとしている。
ちなみに、外側アジャスタ211の図中で右端部となる先端部には、ナット211aが螺着されていて、上記した弁体23およびチェック弁26cの決められた位置への定着を実現している。
それゆえ、この減調部2にあっては、流路L1を介してのダンパ内からの作動油が弁体23および流路L2を介してリザーバ側に流通することになり、このとき、弁体23の作動でこの弁体23によって設定されている減衰力を発生することになる。
そして、この減調部2にあっては、流路L2を介してのリザーバ側からの作動油がチェック弁26cおよび流路L1を介してダンパ内に流通することになり、このとき、ダンパ内における作動油の吸い込み不足、すなわち、バキューム現象の発現を阻止し得ることになる。
ところで、上記の弁体23によって発生される減衰力については、図示するところでは、これを高低調整し得るとしているので、以下には、これについて、少し説明する。
すなわち、上記した弁体23には、バネ受23aを介して附勢バネ23bからのバネ力が作用するとしており、この附勢バネ23bの図中で左端となる基端がバネ受23cを介して前記したキャップ部材25に担持されてなるとしている。
それゆえ、上記した弁体23にあっては、ダンパ内からの高圧が作用するときには、附勢バネ23bを収縮させるように後退して、ポート26bの下流側端を大きく開口させることになり、いわゆるリリーフ機能を発揮することになる。
そして、図4に示す状態から、外側アジャスタ211を回動操作してキャップ部材25内から抜き出すようにするときには、バネ受け23cがキャップ部材25に担持された状態に維持される一方で、隔壁部材26がキャップ部材25側に移動するようになるから、附勢バネ23bが収縮されてバネ力たる附勢力が強くなる。
その結果、この強くなった附勢力を受ける弁体23におけるクラッキング圧が高くなり、それゆえ、この弁体23を介してリザーバ側に流通する作動油の油量が制限されることになり、言わばより高い減衰力の発生状態が現出されることになる。
そして、この抜き出された外側アジャスタ211を回動操作してキャップ部材25内に押し込むようにするときには、収縮されていた附勢バネ23bが伸長されるようになって、その分弁体23におけるクラッキング圧が低くされることになり、上記したクラッキング圧をより大きくする場合に比較して言わば低い減衰力の発生状態が現出されることになる。
一方、図示する減調部2にあって、外側アジャスタ211は、その軸芯部に内側アジャスタ212をディテント構造下に螺装させるとしており、この内側アジャスタ212の回動操作による外側アジャスタ211内での進退で、上記の弁体23を迂回するバイパス路の開閉を現出し得るとしている。
すなわち、まず、前記した外側アジャスタ211の先端側の軸芯部には、前記した空部、すなわち、ダンパ内に連通する流路L1側に開口する透孔211bが開穿されていて、この透孔211bをバイパス路にすると共に、この透孔211bの前記したリザーバ側に連通する流路L2側となる下流側端の開口にニードルからなる前記の弁体24が配在されてなるとしている。
それゆえ、図4に示す状態から、内側アジャスタ212を外側アジャスタ211の軸芯部で回動操作してこれを外側アジャスタ211内から抜き出すようにするときに、ニードルからなる弁体24が透孔211aたるバイパス路を開放することになり、前記したリーフバルブからなる弁体23を通過する作動油の油量を少なくし、その分、この弁体23で発生される減衰力を小さくすることが可能になる。
そして、図示するように、ニードルからなる弁体24が最前進して透孔211aたるバイパス路を閉鎖する場合には、上記の弁体23を通過する作動油の流量が復帰されて、言わば高い減衰力の発生を可能にすることになる。
このことからすれば、この発明の減調部2にあっては、外側アジャスタ211の回動操作による発生減衰力の高低調整と、内側アジャスタ21による更なる発生減衰力の高低調整が可能とされる、すなわち、ダブル減調が可能とされることになり、より精緻な減衰力の高低制御が可能になる利点がある。
前記したところでは、この発明のフロントフォークが自動二輪車の前輪側に架装される場合を例にして説明したが、この発明の意図するところからすれば、このフロントフォークが自転車の前輪側に架装されるとしても良く、その場合の作用効果が異ならないことはもちろんである。
また、前記したところでは、減調部2がいわゆるダブル減調を可能にするように形成されてなるとしたが、この発明が意図するところからすれば、特許文献1に開示されているいわゆるシングル減調を可能にするように形成されてなるとしても良いことはもちろんである。
そして、この場合には、フォーク本体1に内蔵のダンパにおいて、シリンダ体内にベースバルブ部が配在されていて、このベースバルブ部によってフォーク本体1の収縮作動時における圧側減衰力の発生を可能にするとしても良いことはもちろんである。
そして、この発明にあっては、フロントフォークのボトム部に減調部2を設けるのに際して、この減調部2をいわゆる斜めに設ける場合について言及しているが、この発明が意図するところからすれば、減調部2に代えて、アキュムレータやタンクを設ける場合に適用されるとしても良いことはもちろんである。
この発明の一実施形態によるフロントフォークの下端部を示す正面図である。 図1のフロントフォークの下端部を示す平面図である。 図1のフロントフォークの下端部を示す斜視図である。 減調部の一実施形態を示す断面図である。-
符号の説明
1 フォーク本体
2 減調部
2b ブラケット
3 ボトム部を構成するボトム部材
11 車輪側チューブ
21 操作部
21a 操作端
22 ハウジング
23 リーフバルブからなる弁体
24 ニードルからなる弁体
211b バイパス路たる透孔
L1,L2 流路

Claims (3)

  1. 車体側チューブと車輪側チューブとが出没可能に連繋されて伸縮可能とされるフォーク本体と、このフォーク本体内に内蔵のダンパ内およびダンパ外に連通する流路中に配在されるアジャスタ構造の操作部に対する回動操作によってフォーク本体の収縮作動時に発生される圧側減衰力の高低調整を可能にする減調部とを有し、減調部が車輪側チューブのボトム部に配在されてなるフロントフォークにおいて、減調部が操作部の回動操作時における移動方向となる軸芯線をフォーク本体の伸縮方向となる軸芯線に対して傾斜させると共に操作部における操作端をボトム部外に突出させながら車体側チューブ側となる斜め上方に向けてなることを特徴とするフロントフォーク。
  2. ボトム部がブレーキ機構あるいはフェンダーを保持するブラケットを一体に有すると共に、このブラケットが減調部を形成するハウジングの一部とされてなる請求項1に記載のフロントフォーク。
  3. 減調部がダンパ内からの作動油の流れで開放作動するリーフバルブからなる弁体を有すると共に、このリーフバルブからなる弁体を迂回するバイパス路中に配在されて進退時に作動油の通過流量を調整可能にするニードルからなる弁体を有してなる請求項1に記載のフロントフォーク。
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