JP2007170133A - 建築用電動開閉装置における制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部7aに、操作スイッチ6や遠隔操作具12の特殊操作でタイマ時間設定モードに切り換えるモード切り換え手段7eを設け、該モード切り換え手段7eにおいて、シャッターカーテン1を全閉前位置から全閉位置まで閉鎖作動させたときの時間をタイマ時間測定手段7fを構成するT5タイマにより測定し、タイマ時間設定手段7gにより、前記測定値に予め設定される時間を加えた時間をT3タイマ時間として設定する構成とする。
【選択図】図3
Description
請求項2の発明は、制御部は、全閉前位置検知信号の入力後、所定のタイマ時間のあいだに開閉体が床面に当接することに伴う障害物検知信号の入力があることで停止制御するものとし、タイマ時間設定手段は、測定手段により測定された測定時間に、予め設定される時間を加算した時間をタイマ時間として設定するように構成されている請求項1に記載の建築用電動開閉装置における制御装置である。
請求項3の発明は、全閉前位置を設定後、タイマ時間設定モードにおいて開閉体を閉鎖作動することにより、制御部は、タイマ時間測定手段に基づいて全閉前位置検知信号の入力から障害物検知信号の入力までの時間を測定するように構成されている請求項2に記載の建築用電動開閉装置における制御装置である。
請求項4の発明は、タイマ時間設定手段は、測定手段により測定された測定時間をそのままタイマ時間として設定するように構成されている請求項1に記載の建築用電動開閉装置における制御装置である。
請求項3の発明とすることにより、一層精度良く、正確なタイマ時間を、容易に設定することができる。
図面において、1は建築物の開口部に設けられた建築用電動シャッターのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻き取りドラム3に巻装されている。前記巻き取りドラム3は、シャッターケース2に収納された開閉機4に連動連結されており、該開閉機4の図示しない出力軸の正逆回転駆動に連動して巻き取りドラム3が正逆回転し、シャッターカーテン1の巻き出し、巻き取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール5の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
また、6はガイドレール5近傍に配された操作スイッチであって、該操作スイッチ6には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。
尚、本実施の形態の電動シャッターは、遠隔操作具12が設けられており、該遠隔操作具12にも、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられており、これら各スイッチPBU、PBD、PBSの何れかの操作がなされると、対応する開放、閉鎖、停止の各指令信号が受信機11の受信制御部11aにより受信され、該受信制御部11aから制御部7aに入力するように設定されている。
ここで、異常制御モードになると、制御部7aは、閉鎖用または開放用操作スイッチPBU、PBDの押し操作をしているあいだ、シャッターカーテン1を開閉作動させる、所謂押し切り的な作動制御(押し切り制御)を行うように設定されており、この状態では、閉鎖制御の過程で障害物検知信号の入力があった場合に停止駆動指令を出力する停止制御を行うように設定されている。
つまり、制御部7aにはモード切り換え手段7eが設けられており、シャッターカーテン1を、予め設定した全閉前位置にまで閉鎖した状態で、操作スイッチ6、あるいは、遠隔制御部12における各操作スイッチPBU、PBD、PBSによる特殊操作(例えば、停止用操作スイッチPBSを押しながら閉鎖用操作スイッチPBDを五回押し操作)することにより、T3タイマのタイマ時間(T3タイマ時間)を設定するためのタイマ時間設定モードに移行するように設定されている。尚、タイマ時間設定モードは、予め設定される時間、即ち、T3タイマ時間を設定するのに充分な時間(例えば5分)に設定されたT4タイマ時間のあいだにT3タイマ時間の設定操作(作業)が終了しないと、自動的に通常制御モードに復帰するように構成することができる。
また、本実施の形態では、前記タイマ時間設定モードに移行すると、制御部7aによる開閉機4の制御形態は押し切り制御モードに移行し、操作スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作がなされているあいだ、対応する駆動指令を開閉機4に対して出力する押し切り制御モードとなるように設定されているが、タイマ時間設定モードに移行したとき、通常制御モードによる開閉を行う構成とすることも可能である。
このように、実際にシャッターカーテン1が全閉前位置から全閉位置にまで閉鎖する時間を測定し、該測定時間を基準としてT3タイマ時間を設定することができ、T3タイマ時間の設定をシャッターカーテン1の閉鎖状態を目視しながら行えることになって、調整作業を一切不要にすることができて、作業性の向上が図れるように構成されている。
制御部7aは、前述したように、操作スイッチ6または遠隔操作具12の特殊操作に基づいてタイマ時間設定モードに移行する。この状態になると、制御部7aは、T4タイマをセットし、T4タイマ時間が経過したか否かを判断し、T4タイマ時間が経過していないと判断された状態では、全閉前位置が設定されているか否かを判断し、全閉前位置が設定されている場合に、シャッターカーテン1が全閉前位置に閉鎖されているか否かを判断する。そして、シャッターカーテン1が全閉前位置に位置している場合では、閉鎖指令信号の入力があるか否かを判断し、入力があることに伴い、開閉機4に閉鎖駆動指令を出力する一方でT5タイマによる時間測定を開始する。そして、制御部7aは、障害物検知信号の入力があるか否かを判断し、入力があることの判断に伴い、T5タイマにより測定された測定時間(測定値)をT3タイマのT3タイマ時間として仮登録する。続いて、制御部7aは、T3タイマ時間が既に仮登録されているか否か(既仮登録値があるか否か)を判断し、されていない場合は、シャッターカーテン1が全閉前位置に開放され閉鎖指令信号の入力を待機し(T5タイマによるタイマ時間測定待機状態)、閉鎖指令信号の入力があることに伴い、再度T5タイマによりシャッターカーテン1が全閉前位置から全閉位置まで閉鎖する時間を測定をするように設定されている。そして、T5タイマにより測定された二回目に仮登録された測定値(今回登録値)が、前記仮登録された測定値(既仮登録値)と同じであるか否かを判断し、同じである場合に、該測定値に、予め設定される時間(異常検知手段を判断するのに必要な時間)を加えた時間を算出し、該算出値をT3タイマ時間として登録(本登録)するように設定されている。
尚、これらの手順がT4タイマ時間内になされない場合、タイマ時間設定モードから通常制御モードにモード切り換えされるが、このT4タイマがタイムアップしたときに、仮登録された測定値がある場合ではこれが削除され、既に本登録されているT3タイマ時間に復帰するように設定されている。
そして、このものにおいて、T3タイマ時間の設定は、操作スイッチ6または遠隔操作具12を特殊操作してタイマ時間設定モードに切り換え、この状態において、実際にシャッターカーテン1を全閉前位置から全閉位置にまで閉鎖するときの時間を測定し、該測定した時間に、予め設定される時間を加えた数値をT3タイマ時間として設定することができる。この結果、T3タイマを実測した状態で設定することができ、シャッターカーテン1の開閉状態に基づくT3タイマ時間の調整が一切不要となるうえ、正確にT3タイマ時間を設定することができることになり、電動シャッターの設置やメンテナンス時において、作業性よく、かつ、操作性よくT3タイマの設定ができる。
このものでは、制御部7aは、操作スイッチ6または遠隔操作具12の特殊操作(例えば、停止用操作スイッチPBSを押しながら閉鎖用操作スイッチPBDを五回押し操作)に基づいてタイマ時間設定モードに移行する(モード切り換え手段)。この状態になると、制御部7aは、タイマ時間設定モードに切り換えられている最大時間を設定するT4タイマをセットし、T4タイマ時間が経過したか否かを判断し、T4タイマ時間が経過していないと判断された状態では、全閉前位置が設定されているか否かを判断し、全閉前位置が設定されている場合に、シャッターカーテン1が全閉前位置に閉鎖されているか否かを判断する。そして、シャッターカーテン1が全閉前位置に位置している場合では、閉鎖指令信号の入力があるか否かを判断し、入力があることに伴い、開閉機4に閉鎖駆動指令を出力する一方でT7タイマによる時間測定を開始する(タイマ時間測定手段)。
続いて制御部7aは、閉鎖指令信号の入力が継続されているか否かを判断し、閉鎖指令信号の入力がなくなったことの判断に伴い、T7タイマにより測定された測定時間をT6タイマのT6タイマ時間として登録するように設定されている。この場合、作業者が、シャッターカーテンの閉鎖状態をみて、最適な閉鎖状態で閉鎖用操作スイッチの操作を停止することによりT7タイマがタイムアップするため再現性はなく、この場合では、一回の測定により測定した測定時間を、そのままT6タイマ時間として設定するように構成されている(タイマ時間設定手段)。
この場合では、予めシャッターカーテンの全閉前位置を設定し、シャッターカーテンが全閉前位置に達することで全閉前位置検知信号の出力がなされるように設定する。そして、この状態において、シャッターカーテン1を全閉前位置よりも上方の任意の開放位置に開放し、ここで、操作スイッチ6または遠隔操作具12を特殊操作して、タイマ時間設定モードに移行する。そして、タイマ時間設定モードにおいて制御部7aは押し切り制御となり、タイマ時間設定モードに切り換えられている最大時間を設定するT4タイマをセットし、該T4タイマ時間が経過したか否かを判断し、T4タイマ時間が経過していないと判断された場合では、閉鎖指令信号の入力があるか否かを判断し、続いて、全閉前位置検知信号の入力があるか否かを判断する。そして、全閉前位置検知信号の入力がなされるまで閉鎖駆動した状態で、T8タイマによる時間測定を開始する(タイマ時間測定手段)。
また、二回目の測定値が一回目の測定値と異なる場合、一回目の測定値(仮登録値)を削除して、二回目の測定値を仮登録値とし、T8タイマによるタイマ時間測定待機状態に戻り、一回目の測定を行う手順と同様の測定を行うことは前記第一の実施の形態と同様である。さらに、これらの手順がT4タイマ時間内になされない場合、タイマ時間設定モードから通常制御モードにモード切り換えされるが、このT4タイマがタイムアップしたときに、仮登録された測定値がある場合ではこれが削除され、既に本登録されているT3タイマ時間に復帰するように設定されていることは、前記各実施の形態と同様である。
そして、このようにタイマ時間を測定することにより、一層精度良く、正確なタイマ時間を、容易に設定することが可能となる。
3 巻き取りドラム
4 開閉機
6 操作スイッチ
7 開閉制御装置
7a 制御部
7e モード切り換え手段
7f タイマ時間測定手段
7g タイマ時間設定手段
8 全閉前位置検知センサ
9 座板
10 障害物検知装置
10b 送信制御部
10c 確認信号出力手段
11 受信機
12 遠隔制御部
Claims (4)
- 開口部を開閉する開閉体の開閉機を操作具の操作に基づいて駆動制御する制御部において、開閉機の閉鎖制御の過程で、開閉体の全閉前位置を検知する全閉前位置検知信号の入力後、所定のタイマ時間に設定されたタイマをセットし、該タイマ時間に基づく開閉機の停止制御をするにあたり、前記制御部に、操作具の所定の操作によりタイマ時間設定モードに切り換えるモード切り換え手段と、タイマ時間設定モードにおいて、開閉体の全閉前位置から全閉位置までの閉鎖時間を測定するタイマ時間測定手段と、該測定手段により測定された測定時間に基づいてタイマ時間を設定するタイマ時間設定手段とを設けた建築用電動開閉装置における制御装置。
- 制御部は、全閉前位置検知信号の入力後、所定のタイマ時間のあいだに開閉体が床面に当接することに伴う障害物検知信号の入力があることで停止制御するものとし、タイマ時間設定手段は、測定手段により測定された測定時間に、予め設定される時間を加算した時間をタイマ時間として設定するように構成されている請求項1に記載の建築用電動開閉装置における制御装置。
- 全閉前位置を設定後、タイマ時間設定モードにおいて開閉体を閉鎖作動することにより、制御部は、タイマ時間測定手段に基づいて全閉前位置検知信号の入力から障害物検知信号の入力までの時間を測定するように構成されている請求項2に記載の建築用電動開閉装置における制御装置。
- タイマ時間設定手段は、測定手段により測定された測定時間をそのままタイマ時間として設定するように構成されている請求項1に記載の建築用電動開閉装置における制御装置。
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JP2005372498A JP2007170133A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 建築用電動開閉装置における制御装置 |
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Citations (2)
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JPH0546634Y2 (ja) * | 1987-09-18 | 1993-12-07 | ||
JPH11256962A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-21 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体の制御装置 |
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- 2005-12-26 JP JP2005372498A patent/JP2007170133A/ja active Pending
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