JP2007169053A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像が記録される連続用紙(P)を搬送する用紙搬送部材(Rb)と、
前記用紙搬送部材(Rb)の用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される連続用紙(P)を挟持してテンションを付与するテンション付与ローラ(BR)と、前記テンション付与ローラ(BR)を駆動するローラ駆動装置と、前記テンション付与ローラ(BR)の磨耗を防止するために前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期を判別する磨耗防止用回転時期判別手段と、前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期であると判別された場合に、前記テンション付与ローラ(BR)を所定角度回転させるローラ回転制御手段と、を備えた画像形成装置(U)。
【選択図】図1
Description
(J01)特許文献1(国際公開第03/010080号パンフレット)記載の技術
特許文献1には、通常の画像形成動作を実行する場合に、駆動ローラよりもバックテンションローラを遅い周速度で回転させてテンションを付与し、逆方向に搬送する場合に駆動ローラの逆回転速度よりも速い周速度でバックテンションローラを駆動してテンションを付与した状態で逆方向に搬送(バックフィード)する技術が記載されている。
前記従来技術(J01)のように、前記バックテンションローラは、通常印刷時には用紙にテンションを付与するために駆動ローラよりも遅い速度で回転させる必要がある。前記バックテンションローラの速度が速くなるとピンレス連続用紙にスキュー(傾斜)が発生してしまうため、バックテンションローラの速度は遅ければ遅いほど良い。これに対して、バックフィード時には連続用紙にたるみの発生を防止し、印字位置精度の低下を防止するためにバックフィード時搬送速度よりも速い速度で回転させる必要がある。
しかし、前記従来技術(J01)では、通常搬送時の正回転の周速度と、バックフィード搬送時の逆回転の周速度の速度差は大きく、1つのモータで実現しようとするとモータの減速比を切り替えるための構成が必要となったり、2つのモータが必要となったり等、いずれにしても構成が複雑になるという問題がある。
しかしながら、この方法では、通常印刷中は、停止しているバックテンションローラの同じ位置が連続用紙に摺擦されるため、バックテンションローラが磨耗してしまうという問題がある。バックテンションローラの同じ位置が磨耗してしまうと、スキューが発生しやすくなる等の問題がある。
(O01)テンション付与部材の特定の位置が磨耗することを防止すること。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
前記課題を解決するために第1発明の画像形成装置(U)は、
画像が記録される連続用紙(P)を搬送する用紙搬送部材(Rb)と、
前記用紙搬送部材(Rb)の用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される連続用紙(P)を挟持してテンションを付与するテンション付与ローラ(BR)と、
前記テンション付与ローラ(BR)を駆動するローラ駆動装置(M3)と、
前記テンション付与ローラ(BR)の磨耗を防止するために前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期を判別する磨耗防止用回転時期判別手段(C6c3)と、
前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期であると判別された場合に、前記テンション付与ローラ(BR)を所定角度(α)回転させるローラ回転制御手段(C6c)と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、用紙搬送部材(Rb)は、画像が記録される連続用紙(P)を搬送する。テンション付与ローラ(BR)は、前記用紙搬送部材(Rb)の用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される連続用紙(P)を挟持してテンションを付与する。ローラ駆動装置(M3)は、前記テンション付与ローラ(BR)を駆動する。磨耗防止用回転時期判別手段(C6c3)は、前記テンション付与ローラ(BR)の磨耗を防止するために前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期を判別する。ローラ回転制御手段(C6c)は、前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期であると判別された場合に、前記テンション付与ローラ(BR)を所定角度(α)回転させる。
したがって、第1発明の画像形成装置(U)は、テンション付与ローラ(BR)が所定の時期になると回転するので、テンション付与ローラ(BR)の特定の位置だけが磨耗することを防止できる。
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第1発明において、
画像形成動作終了後に用紙搬送方向とは逆方向に前記連続用紙(P)を所定距離搬送する前記用紙搬送部材(Rb)および前記テンション付与ローラ(BR)と、
前記テンション付与ローラ(BR)を所定角度(α)回転させる際に、前記逆方向に搬送する場合の回転速度で前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる前記ローラ回転制御手段(C6c)と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記用紙搬送部材(Rb)および前記テンション付与ローラ(BR)は、画像形成動作終了後に用紙搬送方向とは逆方向に前記連続用紙(P)を所定距離搬送する。前記ローラ回転制御手段(C6c)は、前記テンション付与ローラ(BR)を所定角度(α)回転させる際に、前記逆方向に搬送する場合の回転速度で前記テンション付与ローラ(BR)で回転させる。したがって、第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、テンション付与ローラ(BR)を回転させる方向が、画像形成動作終了後も、磨耗を防止するために所定角度(α)回転させる場合も同じ速度なので、速度差がある場合に比べてモータやギア等の駆動装置の構成が複雑化することを防止できる。
第1発明の形態2の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、
360度を割り切れない前記所定角度(α)で回転させる前記ローラ回転制御手段(C6c)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記ローラ回転制御手段(C6c)、は、360度を割り切れない前記所定角度(α)で回転させるので、1周回転した時に同じ位置が磨耗してしまうことが防止される。この結果、テンション付与ローラ(BR)を均一に磨耗させることができる。
第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、前記第1発明および第1発明の形態1、2のいずれかにおいて、
印刷枚数(N)に応じて設定された磨耗防止用回転時期判別用閾値(Na)に基づいて、前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期を判別する前記磨耗防止用回転時期判別手段(C6c3)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の画像形成装置(U)では、前記磨耗防止用回転時期判別手段(C6c3)は、印刷枚数(N)に応じて設定された磨耗防止用回転時期判別用閾値(Na)に基づいて、前記テンション付与ローラ(BR)を回転させる時期を判別する。したがって、所定の印刷枚数(N)印刷されるたびにテンション付与ローラ(BR)を所定角度(α)回転させることができる。
(E01)テンション付与部材の特定の位置が磨耗することを防止することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1において、画像形成装置としてのプリンタUは、プリンタ支持面PS上に支持されている。前記プリンタUの右側上部にUI(ユーザインタフェース)が設けられている。UI(ユーザインタフェース)には、図示しない電源スイッチ、ディスプレイ等が設けられている。前記UIの下側には右端部に図示しない制御ボードを収容するためのボード収容部Sが設けられている。
前記ボード収容部Sの左側には、ROS(潜像形成装置)が配置されている。前記ROS(潜像形成装置)の左側には、ドラム状の感光体PRが回転可能に支持されている。前記感光体PRの左側面には、転写器TCが配置されている。前記感光体PRの周囲には、その回転方向に沿って前記転写器TC、クリーナCL、帯電器CCおよび、現像器Dが配置されている。実施例1の前記転写器TCおよび、帯電器CCは、コロトロン式のものを使用したが、スコロトロン式またはローラ式のものを使用可能である。
前記バックテンションローラBR,BRの用紙搬送方向下流側には、第1サブトラクタK1および転写領域上流側トラクタK2が配置されており、送り孔(スプロケット孔)が形成された連続用紙P使用時に第1サブトラクタK1および転写領域上流側トラクタK2により連続用紙Pが転写領域Q1に搬送される。
前記転写領域Q1において、転写器TCにより感光体PRのトナー像が連続用紙Pに転写される。トナー像転写後の感光体PR表面は、クリーナーCLによりクリーニングされて、再び帯電器CCにより帯電される。
図1において、前記トナー像が転写された送り孔付き連続用紙Pは、前記転写領域下流側トラクタK3および第2サブトラクタK4により定着領域Q2に搬送される。
前記定着領域Q2の通過時に定着器Fでトナー像が加熱定着された送り孔付き連続用紙Pは、冷却用ブロワ2から送風される冷却風により冷却される。前記冷却風は排気ダクト3から排気される。前記冷却風により冷却されたトナー像が形成された送り孔付き連続用紙Pは、一対の排出ローラ(用紙搬送部材)Rb,Rbの間を通って、シートガイドG2から下方のスタックトレイTR2に搬送される。
前記トラクタK1〜K4、バックテンションローラBR,BR、排出ローラRb,Rbにより実施例1の用紙搬送装置SHが構成されている。なお、実施例1の画像形成装置Uでは、前記各トラクタK1〜K4は、用紙幅方向に移動可能に構成されており、ピンレス連続用紙を使用する場合には、用紙幅方向外側の退避位置に移動させてトラクタK1〜K4が邪魔にならない位置に移動させることができるように構成されている。したがって、ピンレス連続用紙Pを使用する場合には、排出ローラ(駆動ローラ)Rb,Rbにより連続用紙Pを搬送する。
図2は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記コントローラCには、次の信号出力要素UI、SN1〜SN2の出力信号が入力されている。
UI:ユーザインタフェース
ユーザインタフェースUIは、電源スイッチUI1、ディスプレイUI2等を有している。
コントローラCは、次の被制御要素、ROS(潜像形成装置)、電源回路E、メインモータ駆動回路D1、トラクタ用モータ駆動回路D2、バックテンションローラ用モータ駆動回路D3、排出ローラ用モータ駆動回路D4、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記電源回路Eは現像用電源回路E1、帯電用電源回路E2、転写用電源回路E3、定着用電源回路E4等を有している。
前記現像用電源回路E1は、現像装置Dの現像ローラGaに現像バイアスを印加する。
前記帯電用電源回路E2は、帯電器CCに帯電バイアスを印加する。
前記転写用電源回路E3は、転写器TCに転写バイアスを印加する。
前記定着用電源回路E4は、定着装置FのフラッシュランプFに電源を供給する。
前記トラクタ用モータ駆動回路D2は、トラクタ用モータM2を介して、第1サブトラクタK1、転写領域上流側トラクタK2、転写領域下流側トラクタK3および、第2サブトラクタK4を回転駆動する。
前記バックテンションローラ用モータ駆動回路D3は、バックテンション用モータ(ローラ駆動装置)M3を介して、バックテンションローラBR,BRを回転駆動する。
前記排出ローラ用モータ駆動回路D4は、排出ローラ用モータM4を介して、排出ロールRb,Rbを回転駆動する。
なお、実施例1のトラクタ用モータM2、バックテンション用モータM3、排出ローラ用モータM4は、正逆回転可能に構成されている。
前記コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能(制御手段)を有している。前記コントローラCの機能(制御手段)を次に説明する。
C1:データ受信手段
データ受信手段C1は、画像形成装置Uに接続された図示しないコンピュータ装置から送信された印刷用の画像データを受信し、記憶する。
C2:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C2は、受信した画像形成データや設定されたマークの形状、サイズ、位置に応じて、各部材PR、D等の動作タイミングを制御して画像を形成する画像形成動作(ジョブ)を実行する。
メインモータ駆動制御手段C3は、メインモータ駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御して、感光体PRや現像器Dの現像ロールGaの駆動を制御する。
C4:電源制御手段
電源制御手段C4は、電源回路Eを制御して、現像器Dや帯電器CC、転写機Tc、定着器FのフラッシュランプFへの電源供給の制御を行う。
C5:レーザ駆動回路制御手段
レーザ駆動回路制御手段C5は、受信した画像データに応じて、ROSの駆動を制御して連続用紙Pに画像を書き込む。
用紙搬送制御手段C6は、トラクタ制御手段C6aと、排出ローラ制御手段C6bと、バックテンションローラ回転制御手段C6cとを有し、用紙搬送装置SHの駆動を制御する。なお、実施例1の用紙搬送制御手段C6は、画像形成動作であるジョブの実行時は用紙搬送方向に連続用紙Pを搬送し、ジョブ終了後は次のジョブ実行時に空白ページができないように所定時間用紙搬送装置SHを逆回転駆動させて用紙搬送方向とは逆方向に連続用紙Pを戻す。なお、実施例1では、前記逆方向に搬送する際の搬送速度は、ジョブ実行時の搬送速度の約1/6の速度で戻すように設定されている。
C6a:トラクタ制御手段
トラクタ制御手段C6aは、トラクタ用モータ駆動回路D2を介してトラクタ用モータM2の駆動を制御することにより、トラクタK1〜K4の正回転駆動および逆回転駆動を制御する。
排出ローラ制御手段C6bは、前記排出ローラ用モータ駆動回路D4を介して、排出ローラ用モータM4の駆動を制御することにより、排出ローラRb,Rbの正回転駆動および逆回転駆動を制御する。
C6c:バックテンションローラ回転制御手段
バックテンションローラ回転制御手段C6cは、磨耗防止用回転時期判別値記憶手段C6c1と、印刷ページ数カウント手段C6c2と、磨耗防止用回転時期判別手段C6c3と、ローラ回転角度記憶手段C6c4とを有し、バックテンションローラ用モータ駆動回路D3を介してバックテンションローラ用モータM3の駆動を制御することにより、バックテンションローラBR,BRの駆動を制御する。実施例1のバックテンションローラ回転制御手段C6は、ジョブ実行中にバックテンションローラBR,BRを回転させる時期であると判別された場合に、バックテンションローラBR,BRを用紙搬送方向とは逆方向に所定角度回転させる。また、実施例1のバックテンションローラ回転制御手段C6は、ジョブ終了後は、バックテンションローラBR,BRを駆動して用紙搬送方向とは逆方向に連続用紙Pを搬送する。このときの回転速度(周速度)は、連続用紙Pにテンションが付与されるように、排出ローラRbより少し速い速度に設定されている。
磨耗防止用回転時期判別用閾値記憶手段C6c1は、バックテンションローラ(テンション付与ローラ)BR,BRの磨耗を防止するためにバックテンションローラBR,BRを回転させる時期になったか否かを判別するための磨耗防止用回転時期判別用閾値Naを記憶する。実施例1の磨耗防止用回転時期判別用閾値記憶手段C6c1は、磨耗防止用回転時期判別用閾値Naとして、Na=10(ページ)を記憶している。
C6c2:印刷ページ数カウント手段(磨耗防止用回転時期判別値検出手段)
印刷ページ数カウント手段C6c2は、磨耗防止用回転時期判別値としての画像形成装置Uで連続用紙Pに印刷されたページ数(印刷枚数)Nをカウントする(検出する)。
磨耗防止用回転時期判別手段C6c3は、バックテンションローラBR,BRの磨耗を防止するためにバックテンションローラBR,BRを回転させる時期になったか否かを判別する。実施例1の磨耗防止用回転時期判別手段C6c3は、前記磨耗防止用回転時期判別値としてのページ数Nが磨耗防止用回転時期判別用閾値Na以上になったか否かを判別することにより、バックテンションローラBR,BRの磨耗を防止するためにバックテンションローラBR,BRを回転させる時期になったか否かを判別する。
C6c4:ローラ回転角度記憶手段
ローラ回転角度記憶手段C6c4は、バックテンションローラBR,BRの磨耗を防止するためにバックテンションローラBR,BRを回転させる際のバックテンションローラBR,BRの回転角度(磨耗防止回転角度)αを記憶する。実施例1のローラ回転角度記憶手段C6c4は、磨耗防止回転角度αとして、360度を割り切れない19度に設定されている。
(マーク設定処理の説明)
図3は実施例1のバックテンションローラ駆動制御処理のフローチャートである。
図3のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図3のフローチャートは画像形成装置Uの電源オンにより開始される。
ST2において、印刷ページ数Nのカウントを開始する。そして、ST3に進む。
ST3において、ページ数Nが磨耗防止用回転時期判別用閾値Na以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST6に進む。
ST4において、バックテンションローラBR,BRを所定の磨耗防止回転角度αだけ回転させる。そして、ST5に進む。
ST5において、ページ数Nをリセットする。すなわち、ページ数Nの値を0に初期化する。そして、ST2に戻る。
ST7において、ページ数Nのカウントを停止する。そして、ST8に進む。
ST8において、バックテンションローラBR,BRを逆回転駆動して、連続用紙Pの逆搬送動作(バックフィード)を開始する。そして、ST9に進む。
ST9において、逆搬送動作を終了するタイミングになったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST10に進み、ノー(N)の場合はST9を繰り返す。
ST10において、バックテンションローラBR,BRの駆動を停止する。そして、ST1に戻る。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、ジョブ実行中はバックテンションローラBR,BRは駆動しないので、停止しているバックテンションローラBR,BRと駆動する排出ローラRb,RbやトラクタK1〜K4との間で連続用紙Pにテンションが付与される。この結果、連続用紙Pがたるまないので、連続用紙Pのスキューが防止され、画像位置の精度を高めることができる。また、連続用紙Pがたるまないので、連続用紙Pに付されたマークを検出するセンサ(図示せず)等で精度良く検出を行うことができる。
さらに、実施例1の画像形成装置では、バックテンションローラBR,BRは、磨耗防止用の回転を実行する際に、バックフィード時と同じ回転速度で回転するため、バックテンションローラBR,BRを速度変更させるモータやギア、クラッチ等が不要であり、構成が複雑化することを防止できる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、前記磨耗防止回転角度αは360度を割り切れない数値に設定することが望ましいが、割り切れる数値(15度や30度等)に設定することも可能である。
(H02)前記実施例において、バックフィード動作は省略することも可能であり、バックテンションローラBR,BRを駆動させる構成を省略することも可能である。
(H04)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式等従来公知の画像記録方式の画像形成装置に適用可能である。さらに、モノクロの画像形成装置に限定されずカラー画像形成装置にも適用可能である。
(H05)前記実施例において、磨耗防止用の回転時期をページ数に基づいて判別したがこれに限定されず、ジョブの継続時間や用紙搬送時間、用紙搬送距離等、設計に応じて任意のパラメータを採用可能である。
(H07)前記実施例において、バックテンション用モータM3は正逆回転可能なモータを採用したが、連続用紙Pを用紙搬送方向とは逆方向に搬送する回転方向にのみ回転可能なモータを使用することも可能である。
BR…テンション付与ローラ、
C6c…ローラ回転制御手段、
C6c3…磨耗防止用回転時期判別手段、
M3…ローラ駆動装置、
N…印刷枚数、
Na…磨耗防止用回転時期判別用閾値、
P…連続用紙、
Rb…用紙搬送部材、
U…画像形成装置。
Claims (4)
- 画像が記録される連続用紙を搬送する用紙搬送部材と、
前記用紙搬送部材の用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される連続用紙を挟持してテンションを付与するテンション付与ローラと、
前記テンション付与ローラを駆動するローラ駆動装置と、
前記テンション付与ローラの磨耗を防止するために前記テンション付与ローラを回転させる時期を判別する磨耗防止用回転時期判別手段と、
前記テンション付与ローラを回転させる時期であると判別された場合に、前記テンション付与ローラを所定角度回転させるローラ回転制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成動作終了後に用紙搬送方向とは逆方向に前記連続用紙を所定距離搬送する前記用紙搬送部材および前記テンション付与ローラと、
前記テンション付与ローラを所定角度回転させる際に、前記逆方向に搬送する場合の回転速度で前記テンション付与ローラを回転させる前記ローラ回転制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 360度を割り切れない前記所定角度で回転させる前記ローラ回転制御手段、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 印刷枚数に応じて設定された磨耗防止用回転時期判別用閾値に基づいて、前記テンション付与ローラを回転させる時期を判別する前記磨耗防止用回転時期判別手段、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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