JP2007168525A - 空調ダクト構造 - Google Patents

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雅之 加藤
Hiroshi Nakagami
博司 中上
Shuji Miyasaka
修司 宮坂
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Abstract

【課題】運転室におけるオペレータの足元周りのスペースを広く確保することができ、しかも簡易な構造の空調ダクト構造を提供する。
【解決手段】作業車両の運転室1の床面を構成するフロアプレート19と、このフロアプレート19の上側に配置されるフロアマット13との間に、作業車両に装備される空気調和装置12から送り出される空気を流通させるための空気流通路27;40を設ける。この空気流通路27;40は、フロアプレート19とフロアマット13との間に配され、前記空気を取り入れるための取入れ孔34a;44aおよび前記空気を取り出すための取出し孔34b,29a;47aを備える扁平箱形構造体よりなるダクト20;21にて形成されるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばブルドーザのような作業車両に適用されて好適な空調ダクト構造に関するものである。
従来、建設機械(作業車両)の運転室の後部に配設されるエアコンユニット(空気調和装置)から運転室の前窓の曇りを除去する霜取り装置に温風を送風する配管構造において、エアコンユニットの温風出口を、キャブフロアを貫通する誘導管に接続し、霜取り装置の温風入口をキャブフロアの下側に突出させて固設し、前記誘導管出口と前記温風入口とを床下で断熱ホースにより接続・配管しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−3393号公報
前記特許文献1に係る配管構造によれば、エアコンユニットから送り出される温風を流通させるための温風通路が運転室の床下に設けられるので、運転室におけるオペレータの足元周りのスペースを広く確保することができる。また、前記温風通路として断熱ホースが用いられているので、熱損出を低く抑えることができる。
しかしながら、前記特許文献1に係る配管構造では、エアコンユニットから送り出される温風を流通させるための温風通路を運転室の床下に設けるために、エアコンユニットの温風出口に接続される誘導管を挿通させるための孔と、霜取り装置の温風入口を挿通させるための孔とをそれぞれキャブフロアに穿設する必要がある。このため、キャブフロア(フロアプレート)におけるそれら孔の周辺を補強しなければならず、また、孔と誘導管との間にグルメットやシールを設けて防音、断熱など運転室の気密化を図る必要があるなど、構造が複雑になるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、運転室におけるオペレータの足元周りのスペースを広く確保することができ、しかも簡易な構造の空調ダクト構造を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による空調ダクト構造は、
作業車両の運転室の床面を構成するフロアプレートと、このフロアプレートの上側に配置されるフロアマットとの間に、前記作業車両に装備される空気調和装置から送り出される空気を流通させるための空気流通路を設けることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、前記空気流通路は、前記フロアプレートの上側に配される底板と、この底板の上方でかつ前記フロアマットの下側に配される天板と、前記底板と前記天板とを繋ぐように配される壁板と、前記空気を取り入れるための取入れ孔と、前記空気を取り出すための取出し孔とを備える箱形構造体により形成されるものであるのが好ましい(第2発明)。
また、本発明において、前記フロアマットは、前記空気を取り入れるための取入れ孔と、前記空気を取り出すための取出し孔と、前記取入れ孔と前記取出し孔とを繋ぐように当該フロアマットの下面側に形成される凹部とを有し、前記空気流通路は、前記フロアプレートと前記凹部とにより形成されるものであっても良い(第3発明)。
本発明によれば、運転室の床面を構成するフロアプレートとそのフロアプレートの上側に配置されるフロアマットとの間に空気調和装置からの空気を流通させるための空気流通路が設けられるので、運転室におけるオペレータの足元周りのスペースを広く確保することができる。また、フロアマットを断熱材として機能させることができるので、外気との熱交換を低く抑えることができる。しかも、これらの効果はフロアプレートとフロアマットとの間に空気流通路を設けるといった簡易な構造により得ることができる。
次に、本発明による空調ダクト構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に述べる各実施形態は、作業車両としてブルドーザに本発明が適用された例であるが、これに限定されることはなく、作業車両として例えばホイールローダや油圧ショベル等にも本発明を適用することができる。
〔第1の実施形態〕
図1には本発明の第1の実施形態に係るブルドーザの運転室の概略構造を説明する横断面図が、図2には図1のA−A矢視要部断面図がそれぞれ示されている。また、図3には第1の実施形態に係る空調ダクトの全体構造説明図が、図4には横ダクトおよび縦ダクトの分解斜視図がそれぞれ示されている。
本実施形態に係るブルドーザの運転室1は、その基部の骨組を構成するフロアフレーム2(図2参照)上にキャブ3(図1参照)が組み付けられて構成され、上方から見てその前部が先細りの台形状でその後部が矩形状を呈し、全体として截頭六角錐状に形成されている。図1に示される運転室1において、左右のフロントピラー4,4′間には前窓ガラス5が組み付けられ、この前窓ガラス5の近傍にはその前窓ガラス5に対し曇り除去用空気を吹き出す吹出口としての前窓用ルーバ6が配設され、左右のセンタピラー7,7′にはヒンジ8,8′を介して左右のドア9,9′が開閉可能に取り付けられている。また、この運転室1の後部中央にはオペシート10が載置・固定され、このオペシート10の左右両側には左右のコンソール11,11′が設置され、同オペシート10の後方には空気調和装置(エアコンディショナ)12が配置されている。
前記運転室1の前部には、ゴム製のフロアマット13が敷設されている。このフロアマット13は、運転室1内の周囲に設けられる各フレーム部材を避けて床面全体に亘って敷き詰めるようにその平面視外形が先細りの略台形形状とされている。
前記右センタピラー7′の近傍の運転室1内には、中継ボックス14(以下、「右側中継ボックス14」という。)が配されている。この右側中継ボックス14は、図3に示されるように、後に詳述する横ダクト20の右端部上に設置されており、右コンソール11′(図1参照)下方のキャビネット内に挿通されるメインダクト15を介して空気調和装置12と接続されている。この中継ボックス14の底板には、横ダクト20の取入れ孔34a(図4参照)に対応する取出し孔14aが穿設されている。こうして、空気調和装置12から送り出される空気(温風、冷風等の空調風)が右側中継ボックス14に供給され、この右側中継ボックス14に供給された空調風が当該右側中継ボックス14の取出し孔14aを通って後述の横ダクト20における取入れ孔34aに向けて送り出されるようになっている。なお、この右側中継ボックス14の前面側および左側面側には、空気調和装置12からの空調風をオペレータの足元周りに吹き出す吹出口としてのルーバ16がそれぞれ装着されている。
前記左センタピラー7の近傍の運転室内には、図1に示されるように、前記右側中継ボックス14と略同構造の中継ボックス17(以下、「左側中継ボックス17」という。)が配されている。この左側中継ボックス17は、図3に示されるように、後に詳述する横ダクト20の左端部上に設置されている。この左側中継ボックス17の底板には横ダクト20の取出し孔34b(図4参照)に対応する取入れ孔17aが穿設されており、その取出し孔34bから取り出された空調風がその取入れ孔17aを通って当該左側中継ボックス17内に供給されるようになっている。なお、この左側中継ボックス17の前面側および右側面側には、前記右側中継ボックス14に装着されるルーバ16と同様のルーバ18がそれぞれ装着されている。
前記オペシート10(図1参照)の前方における運転室1の床面を構成するフロアプレート19は、図4に示されるように、中央が開口されてフロアフレーム2に一体的に設けられる外周フロアプレート19aと、この外周フロアプレート19aの開口部を塞ぐようにその外周フロアプレート19aの内周部にボルト締結によって固定される中央フロアプレート19bとより構成されている。
本実施形態においては、図3に示されるように、左右方向に延設される横ダクト20によって、前記左右の中継ボックス17,14が連通されている。また、前記横ダクト20の左右方向略中央部前面には、前後方向に延設される縦ダクト21が接続されている。この縦ダクト21の前端部には、その縦ダクト21に穿設された後述の取出し孔47a(図4参照)に対応するように柱状ダクト22が立設されている。また、この柱状ダクト22は、中継ダクト23を介して前記前窓用ルーバ6に接続されている。
前記横ダクト20は、フロアプレート19とフロアマット13との間に介在されており(図2参照)、図4に示されるように、外周フロアプレート19aの上面に固設されるボス24上に載置・固定される横ダクト本体20aと、この横ダクト本体20aに係合する蓋20bとを備え、前記ボス24、横ダクト本体20a、蓋20b、および横ダクト本体20aと蓋20bとの間に介在されるスペーサ25をそれぞれ貫通するボルト26の締め付けによって、横ダクト本体20aに蓋20bが固定されて形成される扁平箱形構造体よりなるものである。そして、この扁平箱形構造体の内部が、空気調和装置12からの空調風を流通させるための空気流通路27(図2参照)とされている。ここで、前記横ダクト本体20aと蓋20bとの間には、図示されないガスケットが介在され、密封性が確保されている。なお、横ダクト本体20aと蓋20bとを溶接等により接合して一体の横ダクト20とし、密封性を確保しても良い。
前記横ダクト本体20aは、左右方向に延びる長方形状の底板28と、この底板28の前端部に立設される前壁板29と、前記底板28の右端部において前記前壁板29と連続するように立設される右壁板30と、前記底板28の左端部において前記前壁板29と連続するように立設される左壁板31と、前記右壁板30および左壁板31にそれぞれ連設され、組付時に前記蓋20bの下面に当接する右フランジ32および左フランジ33とを備えて構成されている。ここで、前記前壁板29には、横ダクト20内に取り込まれた空調風を取り出すための取出し孔29aが穿設されている。
また、前記横ダクト20における蓋20bは、前記横ダクト本体20aの全体を覆う天板34と、この天板34の後端部に連設され、組付時にその天板34と横ダクト本体20aの底板28とを繋ぐように配される後壁板35とを備えて構成されている。ここで、前記天板34の右端部には、前記右側中継ボックス14の底板に穿設された取出し孔14a(図3参照)からの空調風を取り入れるための取入れ孔34aが穿設されている。また、前記天板34の左端部には、横ダクト20内に取り込まれた空調風を取り出すための取出し孔34bが穿設されている。
一方、前記縦ダクト21は、前記横ダクト20と同様にフロアプレート19とフロアマット13との間に介在されており(図2参照)、図4に示されるように、横ダクト本体20aの前壁板29の前面に固設されるタップドブロック36,36′にボルト37,37′によって締着される縦ダクト本体21aと、この縦ダクト本体21aに係合する蓋21bとを備え、この蓋21b、および中央フロアプレート19b上に固設されるボス38をそれぞれ貫通するボルト39の締め付けによって、縦ダクト本体21aに蓋21bが固定されて形成される扁平箱形構造体よりなるものである。そして、この扁平箱形構造体の内部が、空気調和装置12からの空調風を流通させるための空気流通路40(図2参照)とされている。なお、縦ダクト本体21aと横ダクト本体20aとの間にガスケット41が介在されるとともに、縦ダクト本体21aと蓋21bとの間に図示されないガスケットが介在されて、密封性が確保されている。本実施形態では、上記のように、縦ダクト本体21aと蓋21bとがボルト39により締着されているが、両者を溶接により固着しても良い。その形態では縦ダクト本体21aと蓋21b間のガスケットは不要となる。
前記縦ダクト本体21aは、前後方向に延びる先細りの略鉤形形状の底板42と、この底板42の前端部に立設される前壁板43と、前記底板42の後端部に立設される後壁板44と、前記底板42の右端部において前記前壁板43および後壁板44と連続するように立設される右壁板45と、前記底板42の左端部において前記前壁板43および後壁板44と連続するように立設される左壁板46とを備えて構成されている。ここで、前記後壁板44には、空調風を取り入れるための取入れ孔44aが、前記横ダクト本体20aの前壁板29に穿設された取出し孔29aに対応するように穿設されている。
また、前記縦ダクト21における蓋21bは、前記縦ダクト本体21aの全体を覆いその縦ダクト本体21aに対する蓋として実質的に貢献する天板47と、この天板47の右側に一体的に延設され、フロアマット13の右側部を支える支持部材として実質的に貢献する支持面板48と、この支持面板48の右端部において下方に突設され、当該支持面板48を補強する補強フランジ49とを備えて構成されている。ここで、前記天板47の前端部には、縦ダクト21内に取り込まれた空調風を取り出すための取出し孔47aが穿設されている。なお、符号50にて示されるのは、右側フットレスト51(図1参照)の取付用ボスである。また、符号52,52′にて示されるのは、前記ボルト37,37′を締め付ける際に締付工具を挿入するための開口を形成するための切欠きである。
なお、本実施形態においては、横ダクト20の上面と縦ダクト21の上面とが面一となるように、各ダクト20,21の形状寸法やその取付高さ位置寸法等が設定されている。また、フロアマット13の略左半分を支持するフロアマット支持面板53が、横ダクト20および縦ダクト21の上面と面一となる高さ位置に配されている。このフロアマット支持面板53は、中央フロアプレート19b上に固設されるボス54上に載置され、このボス54および当該フロアマット支持面板53をそれぞれ貫通するボルト55の締め付けによって、その中央フロアプレート19bに固定されている。なお、符号56にて示されるのは、左側フットレスト57(図1参照)の取付用ボスである。
以上に述べたように構成される本実施形態の空調ダクトにおける空調風の流れについて、図3を主に用い、適宜図1および図4を参照しつつ以下に説明する。
空気調和装置12の作動にてその空気調和装置12から送り出される空調風は、メインダクト15を介して右側中継ボックス14に供給される。この右側中継ボックス14に供給された空調風は、その一部がルーバ16,16を介してオペレータの足元周りに吹き出される一方、その残りが取出し孔14aおよび取入れ孔34a(図4参照)を通って横ダクト20内に取り込まれる。この横ダクト20内に取り込まれた空調風は、その一部が空気流通路27、取出し孔34b(図4参照)および取入れ孔17aを通って左側中継ボックス17に供給される一方、その残りが空気流通路27、取出し孔29a(図4参照)および取入れ孔44a(図4参照)を通って縦ダクト21内に取り込まれる。ここで、左側中継ボックス17に供給された空調風は、ルーバ18,18を介してオペレータの足元周りに吹き出される。一方、縦ダクト21内に取り込まれた空調風は、空気流通路40を通って取出し孔47a(図4参照)へと導かれ、更にこの取出し孔47aから柱状ダクト22および中継ダクト23を通って前窓用ルーバ6へと導かれ、この前窓用ルーバ6を介して前窓ガラス5(図1参照)に吹き付けられる。
本実施形態によれば、運転室1の床面を構成するフロアプレート19とそのフロアプレート19の上側に配置されるフロアマット13との間に空気調和装置12からの空気を流通させるための空気流通路27,40(図2参照)が設けられているので、運転室1におけるオペレータの足元周りのスペースを広く確保することができる。また、フロアマット13を断熱材として機能させることができるので、外気との熱交換を低く抑えることができる。そして、これらの効果は、フロアプレート19とフロアマット13との間に扁平箱形構造の横ダクト20および縦ダクト21を介設することにより空気流通路27,40を設けるといった簡易な構造により得ることができる。なお、本実施形態においては、横ダクト20および縦ダクト21がそれぞれボス24およびボス38によってフロアプレート19から浮かした状態で配置され、それらダクト20,21とフロアプレート19との間に空気層が形成されているので、この空気層によっても断熱効果を得ることができる。
〔第2の実施形態〕
図5には、本発明の第2の実施形態に係るフロアマットがフロアプレート上に載置された状態の縦断面図(a)および(a)のA−A矢視要部断面図(b)がそれぞれ示されている。また、図6には、第2の実施形態に係るフロアマットの上面側全体を表わす斜視図(a)および下面側全体を表わす斜視図(b)がそれぞれ示されている。なお、前記第1の実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第1の実施形態と異なる点を中心に説明することとする。
本実施形態に係るフロアマット60は、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム等のゴム製で、運転室1内の周囲に設けられる各フレーム部材を避けて床面全体に亘って敷き詰めるようにその平面視外形が先細りの略台形形状とされており(図6(a)参照)、前記右側中継ボックス14における取出し孔14aに対応する取入れ孔60a(図5(b)参照:前記横ダクト20における取入れ孔34aに相当する。)と、前記左側中継ボックス17における取入れ孔17aに対応する第1の取出し孔60b(図5(b)参照:前記横ダクト20における取出し孔34bに相当する。)と、前記柱状ダクト22が接続される第2の取出し孔60c(図5(a)参照:前記縦ダクト21における取出し孔47aに相当する。)とを備えている。
このフロアマット60においては、図6(a)(b)に示されるように、前記取入れ孔60aと前記第1の取出し孔60bとを繋ぐように左右方向に延びる第1の凹部61が当該フロアマット60の下面側に形成されている。この第1の凹部61には、当該凹部61の剛性を高めるために、フロアプレート19への載置時にそのフロアプレート19の上面に当接する所要のリブ62が突設されている。さらに、このフロアマット60の下面には、前記第1の凹部61と前記第2の取出し孔60cとを繋ぐように前後方向に延びる第2の凹部63が形成されている。この第2の凹部63にも、当該凹部63の剛性を高めるために、フロアプレート19への載置時にそのフロアプレート19の上面に当接するリブ64が突設されている。
このフロアマット60をフロアプレート19に載置した際には、図5(b)に示されるように、フロアプレート19と前記第1の凹部61とによって、前記第1の実施形態における空気流通路27に相当する空気流通路65が形成されることになる。また、図5(a)に示されるように、フロアプレート19と前記第2の凹部63とによって、前記第1の実施形態における空気流通路40に相当する空気流通路66が形成されることになる。
したがって、右側中継ボックス14の取出し孔14aから取入れ孔60aを通って第1の凹部61内に取り込まれた空調風は、その一部が、図5(b)に示されるように、空気流通路65、第1の取出し孔60bおよび取入れ孔17aを通って左側中継ボックス17に供給される一方、その残りが、同図(a)に示されるように、空気流通路65から空気流通路66および第2の取出し孔60cを経て柱状ダクト22に導かれる。
本実施形態によれば、運転室1の床面を構成するフロアプレート19とそのフロアプレート19の上側に配置されるフロアマット60との間に空気調和装置12からの空気を流通させるための空気流通路65,66(図5(a)(b)参照)が設けられているので、前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、これら空気流通路65,66は前記第1の凹部61および第2の凹部63とフロアプレート19とによって形成されるものであるため、装置構成を極めて簡易なものとすることができるという利点がある。
本発明の第1の実施形態に係るブルドーザの運転室の概略構造を説明する横断面図 図1のA−A矢視要部断面図 第1の実施形態に係る空調ダクトの全体構造説明図 横ダクトおよび縦ダクトの分解斜視図 本発明の第2の実施形態に係るフロアマットがフロアプレート上に載置された状態の縦断面図(a)および(a)のA−A矢視要部断面図(b) 第2の実施形態に係るフロアマットの上面側全体を表わす斜視図(a)および下面側全体を表わす斜視図(b)
符号の説明
1 運転室
12 空気調和装置
13,60 フロアマット
19 フロアプレート
20 横ダクト
21 縦ダクト
27,40,65,66 空気流通路
28 底板(横ダクト)
29 前壁板(横ダクト)
30 右壁板(横ダクト)
31 左壁板(横ダクト)
34 天板(横ダクト)
35 後壁板(横ダクト)
42 底板(縦ダクト)
43 前壁板(縦ダクト)
44 後壁板(縦ダクト)
45 右壁板(縦ダクト)
46 左壁板(縦ダクト)
47 天板(縦ダクト)
34a 取入れ孔(横ダクト)
29a,34b 取出し孔(横ダクト)
44a 取入れ孔(縦ダクト)
47a 取出し孔(縦ダクト)
60a 取入れ孔(フロアマット)
60b,60c 取出し孔(フロアマット)
61 第1の凹部(フロアマット)
63 第2の凹部(フロアマット)

Claims (3)

  1. 作業車両の運転室の床面を構成するフロアプレートと、このフロアプレートの上側に配置されるフロアマットとの間に、前記作業車両に装備される空気調和装置から送り出される空気を流通させるための空気流通路を設けることを特徴とする空調ダクト構造。
  2. 前記空気流通路は、前記フロアプレートの上側に配される底板と、この底板の上方でかつ前記フロアマットの下側に配される天板と、前記底板と前記天板とを繋ぐように配される壁板と、前記空気を取り入れるための取入れ孔と、前記空気を取り出すための取出し孔とを備える箱形構造体により形成されるものである請求項1に記載の空調ダクト構造。
  3. 前記フロアマットは、前記空気を取り入れるための取入れ孔と、前記空気を取り出すための取出し孔と、前記取入れ孔と前記取出し孔とを繋ぐように当該フロアマットの下面側に形成される凹部とを有し、前記空気流通路は、前記フロアプレートと前記凹部とにより形成されるものである請求項1に記載の空調ダクト構造。
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