JP2007168031A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御ユニットのケース内で照明灯の位置を自由に変更できる工作機械を提供する。
【解決手段】マシニングセンタは制御部を内蔵する制御ユニット30を備えている。そして、その制御ユニット30のケース31内にはLED照明装置60が設置されている。さらに、そのLED照明装置60の土台にはマグネットが固着されている。これにより、土台を板金からなるケース31の内壁面に固定できる。例えば、LED照明装置60をケース31の内壁面から取り外し、作業者自身がLED照明装置60を把持しながら、所望の場所を照らしつつ保守点検を行うことができる。さらに、LED照明装置60の固定位置を自由に変更することができる。よって、装置同士が重なって影になる箇所でも、LED照明装置60の固定場所を変更することで十分に照らすことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は工作機械に関し、詳細には、制御ユニットのケース内に照明装置を備えた工作機械に関する。
従来より、工作機械の一種であるマシニングセンタは、土台となるベース上に、ワーク(被加工物)を切削工具で加工する機械本体を備え、さらに、そのベース上に、機械本体の一部又は全部を覆うためのスプラッシュカバーを備えている。このスプラッシュカバーは、ベースの上部に配設されたテーブルや、機械本体から飛散する切粉やクーラント(切削液)が外部周囲に飛散するのを防ぐものである。さらに、このスプラッシュカバーの背面側には、このマシニングセンタの電源装置や制御装置等を格納する制御ユニットが設置されている。
この制御ユニットは、作業者に対向する前面が開口するケースを備え、該開口するケースの前面には、蓋状の扉が着脱可能に固定されている。さらに、その前面の開口端部には、カバーの着脱を検出する扉スイッチが設けられている。例えば、カバーがケース前面から取り外された場合、扉スイッチがオフされる。すると、扉スイッチからケース内に格納された制御回路にオフ信号が出力されるので、制御回路のCPUは前記扉が外されていることを作業者に報知するため、スプラッシュカバーに固定された警告ランプを点滅させる。これにより、ケースが開口したままの状態で、マシニングセンタが動作するのを未然に防止することができる。また、このような制御ユニットでは、ケース内に組み付けられた各種部品及び装置等の保守点検を定期的に行う必要がある。そのため、例えば、制御盤(制御ユニット)内の適所に照明灯を配置するとともに、制御盤内に内蔵された電源ユニットから電源を得ることのできる制御盤内の照明電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この照明電源装置により、懐中電灯を用いなくても、照明灯によって制御盤内を照らすことができるので、ケース内の保守点検をするのに非常に便利であった。
実開平6−50742号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御盤内では、照明灯の配置場所を変更できないため、各種部品同士が互いに入り組んだ場所では、照明灯で照らすことができない箇所を生じてしまう問題点があった。また、制御盤内の場所によっては大きい部品の影になるという問題点もあった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、制御ユニットのケース内で照明灯の位置を自由に変更できる工作機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の工作機械は、ワークを加工する機械本体と、当該機械本体の制御を行う制御ユニットとを備えた工作機械であって、前記制御ユニットは、筐体と、当該筐体に設けられた開口部と、前記筐体に着脱可能に設けられ、前記開口部を閉塞するための蓋と、前記筐体内に設けられ、前記筐体内を照らすための照明手段とを備え、前記照明手段は、前記照明手段を前記筐体内に着脱可能に固定するための固定手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の工作機械は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記筐体は金属板で形成され、前記固定手段は磁石であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の工作機械は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記蓋の着脱を報知する報知手段と、前記開口部に設けられ、前記蓋の着脱を検出する検出手段と、当該検出手段による前記蓋の開放の検出に基づいて、前記報知手段に前記蓋の着脱を報知させる報知制御手段と、前記検出手段による前記蓋の開放の検出に基づいて、前記照明手段を動作させる照明制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の工作機械は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記照明手段は、発光ダイオードであることを特徴とする。
請求項1に係る発明の工作機械では、筐体から蓋を開放することによって筐体内が露出される。そして、照明手段によって筐体内を照らすことができる。さらに、照明手段は固定手段によって着脱可能であるので、例えば、照明手段を筐体内から取り外して筐体内の所望の部分を自由に照らすことができる。これにより、筐体内を全て照らすことができるため、懐中電灯等が不要となり、筐体内の保守点検を効率よく行うことができる。
また、請求項2に係る発明の工作機械では、請求項1に記載の発明の効果に加え、固定手段は磁石であるので、金属板で形成された筐体内の好きな場所に照明手段を固定することができる。これにより、作業者が照らしたい部分を自由に照らすことができるので、懐中電灯等が不要となり、筐体内の保守点検を効率よく行うことができる。
また、請求項3に係る発明の工作機械では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、報知制御手段は、検出手段による蓋の開放の検出に基づいて、報知手段に蓋の着脱を報知させる。さらに、照明制御手段によって、その検出手段の検出結果を共有することによって前記照明手段を動作させることができる。このように1つの検出手段を共有することができるので筐体内の部品点数を減らすことができる。
また、請求項4に係る発明の工作機械では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、照明手段は高輝度、長寿命、低消費電力かつ低コストである発光ダイオードであるので、使い勝手が良く、かつ経済的である。
以下、本発明の一実施形態であるマシニングセンタ1について、図面に基づいて説明する。図1は、マシニングセンタ1の全体斜視図であり、図2は、制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が閉塞状態)であり、図3は、制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31の上側に固定した状態)であり、図4は、制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31から取り出した状態)であり、図5は、制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31の下側に固定した状態)であり、図6は、LED照明装置60の斜視図であり、図7は、入出力基板52の電気回路図である。
なお、本実施形態であるマシニングセンタ1は、スプラッシュカバー3の背面側に、マシニングセンタ1の動作を制御する制御部や各種電源及び各種装置等を内蔵する制御ユニット30を備えるものである。そして、この制御ユニット30のケース31内にはLED照明装置60が設置され、そのLED照明装置60の設置場所を自由に変更できる点に本発明の特徴を備えている。
はじめに、マシニングセンタ1の概略構成について説明する。図1に示すマシニングセンタ1は、図示外のワークと工具とを相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「中ぐり」、「フライス削り」、「穴空け」、「切削」等)を施すことができる工作機械である。このマシニングセンタ1は、基台となる鉄製のベース2と、該ベース2の上部に設けられ、ワークを加工する機械本体(図示外)と、前記ベース2の上部に固定され、機械本体及びベース2の上部を覆う箱状のスプラッシュカバー3とを主体に構成されている。
そして、スプラッシュカバー3の背面側には、マシニングセンタ1の動作を制御する制御部(図示外)等の各種装置を内蔵する略直方体状の制御ユニット30が配設されている。さらに、その制御ユニット30の上部には、下面が開口された平面視横長の箱状に形成され、その内部に回生抵抗や冷却ファンなどを収納する抵抗カバー38が設けられている。なお、図1に示すスプラッシュカバー3が「保護カバー」に相当する。
次に、ベース2について説明する。図1に示すように、ベース2はY軸方向(マシニングセンタ1の前後方向)に長い略直方体状に形成され、鋳型内に鋳鉄等の金属材料を流し込むことによって成型されている。さらにその芯部は、軽量化、高強度化及び低コスト化のため、所謂肉抜き成形(リブによる骨組構造)されている。そして、ベース2の下部の四隅には高さ調節が可能な脚部2a(図1では3本の脚部2aのみ図示)が各々設けられ、これら4本の脚部2aが工場等の床面に設置されることにより、マシニングセンタ1が所定場所に設置される。
また、ベース2の上部略中央にはテーブル装置5が設置されている。このテーブル装置5は、図示しないベースと、該ベースにスリーブを用いて回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルの上部に同心状に固定され、スピンドルと一体的に回転する回転テーブルとを主体に構成されている。そして、その回転テーブルの上面両端側には、回転軸を対称の中心として配置された一対のワーク保持部(図示外)が設けられている。これにより、一方のワーク保持部に保持されたワークに対して加工を施しつつ、他方のワーク保持部に別のワークを保持させることができるので作業時間を短縮できる。
さらに、ベース2の上部後方側の両隅には、略直方体状に形成された台座である一対のコラム座部(図示外)が設けられ、該コラム座部上には、Z軸方向(上下方向)に延設されたコラムが固定されている。さらに、そのコラムには、該コラムの前面に沿って移動可能な主軸ヘッド、該主軸ヘッドの下部に回転可能に設けられた主軸、該主軸の先端に工具を着脱可能に装着する工具交換装置等が組み付けられている。これにより、ベース2上に、コラム、主軸ヘッド、主軸及び工具交換装置等からなる機械本体が構成され、ベース2上に固定されたスプラッシュカバー3によってその周囲が覆われている。
次に、スプラッシュカバー3について説明する。図1に示すように、底面の一部が開口する略箱状に形成され、板金からなる前壁3a、右側壁3b、左側壁3c、天壁3d及び背壁3eを主体に構成されている。そして、前壁3aの左側寄りには、ワークの着脱を行うための正面視長方形状の開口部10が設けられている。さらに、その開口部10には、スライド開閉式の主扉11と、当該主扉11の右端部に蝶番(図示外)によって連結され、主扉11のスライド移動にともなって従動する補助扉(図示外)とからなる扉ユニットが設けられている。
この扉ユニットでは開口部10を開放する場合、図1に示す主扉11の取っ手部11aを右方向(主扉11の正面に対向した時の右側方向)に引っ張ると、主扉11が開口部10に沿ってスライド移動する。これに伴い、補助扉は右側壁3b側に付勢されるとともに、徐々に回転しながら右側壁3b側に折り畳まれ、主扉11の後方に収納されるようになっている。
ところで、開口部10の右側には、マシニングセンタ1の操作や、加工プログラムのパラメータ入力等を行う略三角柱状の操作ボックス13が設けられている。そして、この操作ボックス13から延びる配線(図示外)は、スプラッシュカバー3の底面側を配索され、制御ユニット30内の各種装置(図示外)に接続されている。また、前壁3aの上端部左側の角部には、マシニングセンタ1の動作エラーを作業者に報知するためのタワー型の警告報知ランプ19が設置されている。さらに、その警告報知ランプ19の右隣には、制御ユニット30の開閉扉32(図2,図3参照)が開放された状態であることを報知するタワー型の扉開放警告報知ランプ25が設置されている。
一方、右側壁3b及び左側壁3cには長方形状の開口部14が各々設けられ、該開口部14には点検ハッチ15が着脱可能に固定されている。この点検ハッチ15を取り外すことで開口部14が開放され、該開口部14を介すことによって、テーブル装置5の回転テーブル上におけるワークの着脱作業や、機械本体の保守点検等を行うことができる。
さらに、天壁3dには、機械本体を構成する主軸ヘッド(図示外)、該主軸ヘッドの配線処理を行うケーブルベア(図示外)、工具交換装置のマガジンモータ(図示外)等の上部を覗けるための開口部9が設けられている。さらに、その開口部9には、該開口部9から上方に突出する各種装置の上部を覆うための箱状のカバー18が覆設されている。
また、スプラッシュカバー3の内側において、前壁3aの後方には、機械本体の加工領域を仕切るための正面視横長の略長方形状の中仕切板20が設けられている。そして、この中仕切板20はベース2の上部から所定の隙間27を空けて設けられ、その隙間27に前記テーブル装置5が配置されている。これにより、回転テーブル上の一端側のワーク着脱部は中仕切板20の内側に配置され、他端側のワーク着脱部は中仕切板20の外側に配置される。よって、一方のワークが加工中の場合であっても、他方のワーク着脱部におけるワーク交換を行うことができる。また、その中仕切板20の右側には、機械本体の保守点検等を行うための開口部21が設けられ、該開口部21にはスライド扉22がスライド開閉可能に設けられている。
そして、この中仕切板20の内面側には、ベース2の後端側上部に設けられた機械本体(図示外)が配置されている。この機械本体は、図示しないコラム、主軸ヘッド、主軸、工具交換装置等を主体に構成されている。また、右側壁3b、左側壁3c、背壁3eには、中仕切板20に囲まれた加工領域内に切削液を噴出させるためのチップシャワー、主軸に装着された工具及びワークに向かって切削液を噴出するための切削液ノズル等が設置されている。そして、この機械本体では、操作ボックス13で設定された加工プログラムに基づき、工具が装着された主軸が高速回転することで、テーブル装置5の回転テーブル上に固定されたワークに対して所望の加工を施すことができる。
次に、本発明の特徴である制御ユニット30について説明する。図2に示す制御ユニット30は、スプラッシュカバー3の背壁3e側(図1参照)に設けられている。この制御ユニット30は、図2、図3に示すように、前面に開口部33を有する略直方体状のケース31と、該ケース31の開口部33に開閉可能に設けられた開閉扉32とを備えている。以下、各部材について順に説明する。なお、図3に示すケース31が「筐体」に相当し、開閉扉32が「蓋」に相当する。
まず、開閉扉32について説明する。図2に示すように、開閉扉32は正面視縦長の長方形状の板金で形成され、その外周端部の所定幅はケース31に対向する内面側に折り曲げられている。そして、この開閉扉32の右端部が、ケース31の天壁31cの右側前方の角部に突設された上ヒンジ部35と、ケース31の底壁の右側前方の角部近傍に固定された断面略L字型の下ヒンジ部材36の先端部との間に回動可能に軸支されている。これにより、開閉扉32の右端部が軸支側一端部となり、左端部が遊端側一端部となっている。また、開閉扉32を正面から見た時の上部左側には、ケース31に内蔵された後述するブレーカ42(図3参照)に対向するとともに、該ブレーカ42を操作するためのツマミ34が設けられている。
次に、ケース31の外側構造について説明する。図2,図3に示すように、ケース31の天壁31cの外面には、回生抵抗(図示外)や冷却ファン(図示外)等を収納する略直方体状の抵抗カバー38が設けられている。また、ケース31の右側壁31bの外面上部には、マシニングセンタ1の各種機構から引き出され、ケース31内に配索される各種接続コードを収容する配線カバー39が設けられている。なお、この配線カバー39の背面には貫通孔(図示外)が形成され、各種接続コードが該貫通孔を介すことによってケース31内に配索されている。
さらに、抵抗カバー38の背面側には、各種コネクタを収容するための略直方体状の端子カバー(図示外)が設けられている。そして、その端子カバーと抵抗カバー38との接合面には互いの内部を貫通する貫通孔(図示外)が形成され、抵抗カバー38内の回生抵抗から引き出されたリード線(図示外)が、この貫通孔(図示外)を介して端子カバー内のコネクタ(図示外)に接続されている。
次に、ケース31の内側構造について説明する。図3に示すように、ケース31の開口部33を形成する開口端の上部左側には、開閉扉32の開閉を検出する上側開閉扉スイッチ40が設けられている。さらに、その開口端の下部左側には、開閉扉32の開閉を検出する下側開閉扉スイッチ41が設けられている。これら上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41は一般的なマイクロスイッチである。よって、開閉扉32によりケース31の開口が閉塞される場合は、上側開閉扉スイッチ40(下側開閉扉スイッチ41)に開閉扉32の上端部(下端部)が当接して押下される。これにより、開閉扉32によって開口部33が閉塞されると、上側開閉扉スイッチ40(下側開閉扉スイッチ41)はオンされ、開閉扉32が上側開閉扉スイッチ40(下側開閉扉スイッチ41)から離れて開口部33が開放されるとオフされる。
また、上側開閉扉スイッチ40の近傍には、開閉扉32のツマミ34の裏面側に対向するブレーカ42が設けられている。そして、このブレーカ42の右側には、200Vから100Vに変圧するためのトランス43が設けられ、該トランス43の右側には、工具交換装置用のインバータ44が設けられている。さらに、そのインバータ44の下方であって、かつケース31の略中央にはDCスイッチング電源45が設けられ、該DCスイッチング電源45の下側には、NCスイッチング電源46が設けられている。さらに、そのNCスイッチング電源46の下側には、CPU、ROM、RAMからなる制御部を備えるNCユニット47が設けられ、該NCユニット47の左右両側には、上下方向に延設された一対の左側配線ダクト48及び右側配線ダクト49が設けられている。さらに、右側配線ダクト49の下方には、機械本体等を動作するためのサーボモータ(図示外)の動作を制御するためのサーボアンプ50が設けられている。
また、ケース31の左側壁の内面の下側には、支持部材51を介し、NCユニット47に電気的に接続され、ケース31内の各種装置とNCユニット47との間における各種信号の入出力を行うための入出力基板52が設けられている。そして、その入出力基板52には、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41がリード線を介して各々接続されている。さらに、その入出力基板52には、ケース31内を照らすためのLED照明装置60と、扉開放警告報知ランプ25とが各リード線を介して各々接続されている。また、LED照明装置60は、後述する土台65(図6参照)に固着されたマグネット67(図6参照)によって、例えば、図3に示すように、ブレーカ42の奥側の左側壁の内面に着脱可能に固定することができる。
次に、LED照明装置60について説明する。図6に示すように、LED照明装置60は光源に複数のLED69を用いた照射灯である。LED照明装置60は、LED69を複数(例えば20個)内蔵する有底円筒状の装置本体61と、該装置本体61の開口端を上下方向に揺動可能に軸支する略コの字型の支持フレーム64と、該支持フレーム64の下部に固定される底の浅い有底円筒状の土台65と、該土台65の内側に固着された円盤状のマグネット67とを主体に構成されている。そして、この装置本体61の内側のLED69は格子状に配列され、かつ開口端側に向けて各々配置されている。さらに、装置本体61の開口端には、強化ガラスからなる表面レンズ部62が固定されている。また、装置本体61は、支持フレーム64の互い対向する両端部にビス68で締め付けられ、該ビス68の締め付け強度によって装置本体61の揺動動作が可能となる。
上記構造からなるLED照明装置60は、光源としてLED69を採用しているので、ノイズ、発熱の恐れがなく、ケース31内に組み込まれた各種装置の動作に影響をほとんど与えない。さらにLED69は一般的に高輝度、長寿命、低コストであるため使い勝手がよく経済的である。なお、図6に示すLED照明装置60が「照明手段」に相当する。
そして、土台65の内側にはマグネット67が固着され、該マグネット67が土台65の底面側に露出しているので、板金からなるケース31の内壁面、開閉扉32の内壁面等に固定することができる。これにより、例えば、図4に示すように、LED照明装置60をケース31の内壁面から取り外し、作業者自身がLED照明装置60を把持しながら、所望の場所を照らしつつ保守点検を行うことができる。さらに、図5に示すように、LED照明装置60をケース31の左側壁下部に固定することによって、ケース31内の下側を照らすこともできる。このようにLED照明装置60の設置場所を自由に変えることができるので、装置同士が重なって影になってしまう部分も十分に照らすことができる。
次に、入出力基板52の電気回路について説明する。図7に示すように、まず、入出力基板52には、DC24Vを供給する直流電源70が設けられ、該直流電源70には上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41が直列に接続されている。そして、その下側開閉扉スイッチ41は、リード線を介すことによって入出力基板52に接続され、インバータ(電圧交換用バッファ)71に電気的に接続されている。さらに、このインバータ71の下流側には、論理積回路であるAND回路72の一方の入力端子が接続されている。さらに、そのAND回路72の他方の入力端子には、NCユニット47に設けられた制御部(図示外)のCPU(図示外)の制御信号が入力されるようになっている。なお、このAND回路72はDC5Vを供給する直流電源73とグランドとに各々接続されている。また、インバータ71の出力端子から流れる電流は、NCユニット47の制御部(図示外)のCPU(図示外)によって検知される。
次いで、AND回路72の出力端子には、デジタルトランジスタ(抵抗内蔵型トランジスタ)74のベース側が接続され、エミット側はグランドに接続され、コレクタ側には別のデジタルトランジスタ(抵抗内蔵型トランジスタ)75のベース側が接続されている。そして、そのデジタルトランジスタ75のエミット側にはLED照明装置60の一方の端子が接続され、コレクタ側にはDC24Vを供給する直流電源76が接続されている。なお、LED照明装置60の他方の端子はグランドに接続されている。
また、AND回路72の出力端子には、AND回路80の一方の入力端子が接続されている。さらに、そのAND回路80の他方の入力端子には、NCユニット47に設けられた制御部(図示外)のCPU(図示外)の点滅信号が入力されるようになっている。そして、AND回路80の出力端子には、デジタルトランジスタ81のベース側が接続され、エミット側はグランドに接続され、コレクタ側には別のデジタルトランジスタ82のベース側が接続されている。そして、そのデジタルトランジスタ82のエミット側には扉開放警告報知ランプ25(図1参照)の一方の端子が接続され、コレクタ側にはDC24Vを供給する直流電源83が接続されている。なお、扉開放警告報知ランプ25の他方の端子はグランドに接続されている。
次に、開閉扉32の開閉した時のLED照明装置60及び扉開放警告報知ランプ25の各動作について図7を参照して説明する。まず、図2にしめすように、ケース31の開口部33が、開閉扉32によって閉塞された場合、図3に示す上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41に開閉扉32の上端部及び下端部が当接する。これにより、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41はオンされるので、直流電源70から入出力基板52のインバータ71に電流が流れる。しかしながら、このインバータ71によってAND回路72には電流が流れないので、デジタルトランジスタ74,75には電流が流れない。よって、LED照明装置60のLED69は点灯しない。一方、NCユニット47上の制御部のCPUは、インバータ71から電流が流れていないことを検知することによって、開閉扉32が確実に閉塞されていると判断するので、機械本体の動作を許可する。さらに、AND回路80にも電流が流れないので、CPUから点滅信号が出力されたとしても、デジタルトランジスタ81,82には電流が流れない。よって、扉開放警告報知ランプ25は点滅しない。
次に、開閉扉32が回動し、ケース31の開口部33が開放された場合、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41から開閉扉32の上端部及び下端部が離間する(図3参照)。すると、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41はオフされるので、直流電源70から入出力基板52のインバータ71には電流が流れない。即ち、このインバータ71からAND回路72の一方の入力端子に電流が流れる。また、インバータ71から電流が流れていることをNCユニット47の制御部のCPUが検知することによって、該CPUは、開閉扉32が開放されているか、又は開閉扉32の上端部又は下端部の何れかが確実に閉まっていないと判断する。この場合、CPUは機械本体の動作を禁止するように機械本体の制御を行う。これにより、開口部33が開閉扉32によって確実に締められていない状態で、機械本体によるワークの加工動作等が開始されるのを防止できる。
そして、CPUからAND回路72の他方の入力端子に制御信号が出力される。これにより、AND回路72の何れの入力端子にも電流が流れるので、AND回路72の出力端子から電流が流れる。即ち、デジタルトランジスタ74,75にバイアスがかけられる。すると、デジタルトランジスタ74,75に電流が流れ、5Vから24Vにまで昇圧される。そして、LED照明装置60を介しグランドに向かって電流が一気に流れるので、LED照明装置60のLED69が点灯する。
一方、AND回路80の一方の入力端子には、AND回路72の出力端子から電流が流れる。さらに、AND回路80の他方の入力端子には、NCユニット47の制御部のCPUから出力された点滅信号が入力される。すると、AND回路80の出力端子からは点滅信号に基づいて断続的に電流が流れる。即ち、デジタルトランジスタ81,82にバイアスが断続的にかけられる。すると、デジタルトランジスタ81,82に電流が断続的に流れ、5Vから24Vにまで昇圧される。そして、扉開放警告報知ランプ25を介しグランドに向かって電流が断続的に流れるので、扉開放警告報知ランプ25が点滅する。
このように上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41は、開閉扉32の開閉を検知するために使用される。そして、制御部のCPUは、この開閉扉32の開閉に基づいて、LED照明装置60及び扉開放警告報知ランプ25の各制御を行う。そして、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41を共用することによって、新たなマイクロスイッチが不要となるので、制御ユニット30における部品点数を少なくできる。
なお、図3に示す上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41が「検出手段」に相当し、図3に示すNCユニット47上に設けられた制御部のCPUが「報知制御手段」と、「照明制御手段」とに相当する。
以上説明したように、本実施形態のマシニングセンタ1では、制御部を内蔵する制御ユニット30を備えている。そして、この制御ユニット30のケース31内にはLED照明装置60が設置されている。さらに、そのLED照明装置60の土台65にはマグネット67が固着されている。これにより、土台65を板金からなるケース31の内壁面や、開閉扉32の内面等に固定できるので、例えば、LED照明装置60の固定位置を自由に変更することができる。さらに、LED照明装置60をケース31の内壁面から取り外し、作業者自身がLED照明装置60を把持しながら、所望の場所を照らしつつ保守点検を行うこともできる。したがって、装置同士が重なって影になる箇所でも十分に照らすことができる。
また、LED照明装置60及び扉開放警告報知ランプ25の各動作は、開閉扉32の開閉動作に基づいて、制御部のCPUによって行われる。さらに、CPUは、各装置の制御動作において、上側開閉扉スイッチ40及び下側開閉扉スイッチ41を共用している。これにより、新たなマイクロスイッチが不要となるので、制御ユニット30の部品点数を削減することができる。
なお、本発明の工作機械は、上記実施形態に限らず、各種の変形が可能なことはいうまでもない。上記実施形態では、制御ユニット30の開閉扉32が開放されている場合は扉開放警告報知ランプ25を点滅させたが、例えば、扉開放警告報知ランプ25を省き、警告報知ランプ19を点滅又は点灯させてもよい。
また、扉開放警告報知ランプ25の代わりに、操作ボックス13のディスプレイに警告を表示するようにしてもよい。
また、制御ユニット30のケース31及び開閉扉32は何れも板金で構成されているので、各部材の内面及び外面に対して、LED照明装置60の土台65を自由に固定できることは言うまでもない。
さらに、上記実施形態では、ケース31内を照らす照射手段として、LED69を複数備えたLED照明装置60を挙げて説明したが、例えば、蛍光灯や、白熱電球等を備える照射装置に変更してもよい。
また、上記実施形態では、ケース31の開口部33は、開閉扉32の回動によって開閉されているが、開口部33に対して蓋部材を着脱可能に固定するようにしてもよい。
本発明の工作機械は、機械本体の動作を制御する制御ユニットを備えた工作機械に適用可能である。
マシニングセンタ1の全体斜視図である。 制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が閉塞状態)である。 制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31の上側に固定した状態)である。 制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31から取り出した状態)である。 制御ユニット30の斜視図(開閉扉32が開放状態、LED照明装置60をケース31の下側に固定した状態)である。 LED照明装置60の斜視図である。 入出力基板52の電気回路図である。
符号の説明
1 マシニングセンタ
25 扉開放警告報知ランプ
30 制御ユニット
31 ケース
32 開閉扉
33 開口部
40 上側開閉扉スイッチ
41 下側開閉扉スイッチ
60 LED照明装置
61 装置本体
67 マグネット
68 ビス
69 LED

Claims (4)

  1. ワークを加工する機械本体と、当該機械本体の制御を行う制御ユニットとを備えた工作機械であって、
    前記制御ユニットは、
    筐体と、
    当該筐体に設けられた開口部と、
    前記筐体に着脱可能に設けられ、前記開口部を閉塞するための蓋と、
    前記筐体内に設けられ、前記筐体内を照らすための照明手段と
    を備え、
    前記照明手段は、前記照明手段を前記筐体内に着脱可能に固定するための固定手段を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記筐体は金属板で形成され、
    前記固定手段は磁石であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記蓋の着脱を報知する報知手段と、
    前記開口部に設けられ、前記蓋の着脱を検出する検出手段と、
    当該検出手段による前記蓋の開放の検出に基づいて、前記報知手段に前記蓋の着脱を報知させる報知制御手段と、
    前記検出手段による前記蓋の開放の検出に基づいて、前記照明手段を動作させる照明制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 前記照明手段は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の工作機械。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013042059A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体製造装置
JP2013202763A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Brother Industries Ltd 工作機械用制御装置
JP2015205376A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社ディスコ 加工装置

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