JP2007075908A - 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械 - Google Patents

回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2007075908A
JP2007075908A JP2005263236A JP2005263236A JP2007075908A JP 2007075908 A JP2007075908 A JP 2007075908A JP 2005263236 A JP2005263236 A JP 2005263236A JP 2005263236 A JP2005263236 A JP 2005263236A JP 2007075908 A JP2007075908 A JP 2007075908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerative
box
cooling structure
resistor
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005263236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4848710B2 (ja
Inventor
Daisuke Haga
大輔 芳賀
Koji Kamitori
孝治 神取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005263236A priority Critical patent/JP4848710B2/ja
Publication of JP2007075908A publication Critical patent/JP2007075908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848710B2 publication Critical patent/JP4848710B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 回生抵抗の発熱による制御箱への影響を低減すること。
【解決手段】 マシニングセンタ1の制御箱9の上面に立設された抵抗カバー30の筐体内の回生抵抗40a〜40cで発生する熱を冷却するために、回生抵抗40a〜40cが制御箱9の上面と離間するように、回生抵抗40a〜40cを取付部材70a〜70cに取付けて抵抗カバー30の筐体内に吊り下げ固定する。さらに、回生抵抗40a〜40cを冷却するための空気流を発生させる冷却ファン50を抵抗カバー30の筐体31内に設け、また冷却ファン50による空気流を回生抵抗40a〜40cへ誘導するための風向調整部材60を設ける。
【選択図】 図11

Description

本発明は、回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械に関し、詳細には、工作機械の制御箱の上面に立設された箱状カバーの筐体内に回生抵抗が設けられて、該回生抵抗で発生する熱を冷却するものに関する。
従来より、工作機械の一種であるマシニングセンタでは、土台となるベース上に、ワーク(被加工物)を切削工具で加工する機械本体を備え、その機械本体の背面側にマシニングセンタの動作を制御するための各種制御装置を内蔵する制御箱が配設されている。そして、モータ減速時の回生エネルギーを熱として消費するための回生抵抗を、制御箱の外部に設けるようにしたものが知られている。
例えば、通気区画上部と発熱体とを一体に覆う箱状カバーと、箱状カバー内を横方向に仕切って通気区画の上部に排気ダクトを形成するとともに、背面側に外気ファンを取付けたファン取付板とを備えた制御盤において、発熱体である略板状直方体の電力用抵抗器を、その長手方向を前後に、かつ、幅の広い側面を垂直にして取付板上に並置し、取付板前縁から前方に向かって斜め上方に延びる偏向板に、抵抗器前端を差込固定する。これにより、外気ファンの組立・交換が容易にでき、正面に位置するオペレータに外気排気流が当たらないようにするとともに、電力用抵抗器の強制風冷が良好にでき、かつ、盤内間接空冷用の熱交換効率も向上できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3383738号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、電力用抵抗器が取付板を介して制御盤の上面に配設されている。このように、電力用抵抗器が制御盤の近傍に配設されていると、電力用抵抗器による発熱が制御盤に伝わりやすく、制御盤内に設けられた電気回路や制御素子の誤作動などを生じやすくなるという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、回生抵抗の発熱による制御箱への影響を確実に低減することができる回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、工作機械の制御箱の上面に立設された箱状カバーの筐体内に回生抵抗が設けられて、該回生抵抗で発生する熱を冷却する回生抵抗の冷却構造であって、前記回生抵抗は、前記制御箱の上面と離間するように、前記箱状カバーの筐体内における上面又は側面に設けられたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記回生抵抗を冷却するための空気流を発生させるファンが、前記箱状カバーの筐体内に設けられたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記回生抵抗は薄型の直方体状に形成されており、該回生抵抗における最大面積を有する側面が、前記箱状カバーの筐体内面に対して垂直となるように設けられたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項2又は3に記載の発明の構成に加え、前記回生抵抗は薄型の直方体状に形成されており、該回生抵抗における最大面積を有する側面が前記ファンによる空気流の流動方向に対して平行となるように設けられたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記箱状カバーの筐体内面に、前記回生抵抗を前記箱状カバーの筐体内に吊り下げて固定するための取付部材が設けられており、前記回生抵抗は、前記取付部材に取付けられて、前記箱状カバーの筐体内に吊り下げ固定されたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記箱状カバーの筐体内における前記制御箱の上面と前記回生抵抗の下面とで形成される間隙に、前記ファンによる空気流を前記回生抵抗へ誘導するための風向調整部材が設けられたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記風向調整部材は、その側面が薄い板状に形成された板状部材であって、該風向調整部材の側面が前記箱状カバーの筐体内面に当接しており、該風向調整部材の上面が前記回生抵抗の下面または、前記取付部材の下面と当接しており、該風向調整部材の下面において前記制御箱の上面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項2乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、その側面が台形状の断面形状をなす前記回生抵抗を複数備えており、前記複数の回生抵抗は、各々の最大面積を有する側面が互いに平行となるように、かつ均等な間隔で配置されており、前記複数の回生抵抗のうちで両端側に位置する回生抵抗においては、前記箱状カバーの筐体内面に対向する側面が、他の回生抵抗に対向する側面よりも小さいことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明の回生抵抗の冷却構造は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記複数の回生抵抗のうちで中央部に位置する回生抵抗は、前記ファンの近傍に位置するように配置されたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明の回生抵抗の工作機械は、前記請求項1乃至9のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、工作機械の制御箱の上面に立設された箱状カバーの筐体内の回生抵抗で発生する熱を冷却するものであって、制御箱の上面と離間するように、回生抵抗を箱状カバーの筐体内における上面又は側面に設けた。よって、回生抵抗が制御箱とは離間して設けられるため、回生抵抗の発熱による制御箱への影響を確実に低減することができる。
また、請求項2に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項1に記載の発明の効果に加え、回生抵抗を冷却するための空気流を発生させるファンを箱状カバーの筐体内に設けた。よって、回生抵抗で発生する熱をファンで冷却することができる。
また、請求項3に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項2に記載の発明の効果に加え、薄型の直方体状に形成されている回生抵抗を、その最大面積を有する側面が箱状カバーの筐体内面に対して垂直となるように設けた。よって、ファンの空気流と回生抵抗の表面との接触面積を大きくして、ファンによる冷却効果を向上させることができる。
また、請求項4に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、薄型の直方体状に形成されている回生抵抗を、その最大面積を有する側面がファンによる空気流の流動方向に対して平行となるように設けた。よって、ファンの空気流と回生抵抗の表面との接触面積を大きくして、ファンによる冷却効果を向上させることができる。
また、請求項5に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、回生抵抗を取付部材に取付けて箱状カバーの筐体内に吊り下げ固定した。よって、回生抵抗が制御箱と接触しないように箱状カバーの筐体内に固定され、かつ回生抵抗の発熱が取付部材にも拡散されるため、回生抵抗の発熱による制御箱への影響をより低減することができる。
また、請求項6に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、箱状カバーの筐体内における制御箱の上面と回生抵抗の下面とで形成される間隙に、ファンの空気流を回生抵抗へ誘導するための風向調整部材を設けた。よって、回生抵抗周辺のファンによる空気流の流速及び風圧を高めることができ、ファンによる冷却効果をより向上させることができる。
また、請求項7に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項6に記載の発明の効果に加え、風向調整部材はその側面が薄い板状に形成された板状部材であって、その側面が箱状カバーの筐体内面に当接しており、その上面が回生抵抗の下面又は取付部材の下面と当接しており、その下面において制御箱の上面との間に隙間が形成されている。よって、回生抵抗の発熱が風向調整部材にも拡散されるため、回生抵抗の発熱による制御箱への影響をより低減することができる。
また、請求項8に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項2乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、その側面が台形状の断面形状をなす複数の回生抵抗は、各々の最大面積を有する側面が互いに平行かつ等間隔で配置され、その両端側に位置する回生抵抗では、箱状カバーの筐体内面に対向する側面が他の回生抵抗に対向する側面よりも小さい。よって、箱状カバーの筐体内におけるファンの空気流を円滑にして、ファンによる冷却効果をより向上させることができる。
また、請求項9に係る発明の回生抵抗の冷却構造では、請求項8に記載の発明の効果に加え、複数の回生抵抗のうちで中央部に位置する回生抵抗を、ファンの近傍に位置するように配置した。よって、最も熱を帯びやすい中央部の回生抵抗を、より効果的に冷却することができる。
また、請求項10に係る発明の回生抵抗の工作機械では、前記請求項1乃至9のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造を備えた。よって、回生抵抗の発熱による制御箱への影響によって、工作機械で誤作動が生じることを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態であるマシニングセンタ1について、図面に基づいて説明する。
はじめに、マシニングセンタ1の概略構成について説明する。図1は、マシニングセンタ1の右斜め後方からみた外観斜視図である。図2は、マシニングセンタ1の右斜め前方からみた外観斜視図である。図3は、図2に示すA−A線矢視方向断面図である。なお、図1における右上方向,図2における右下方向,図3における正面方向が、それぞれマシニングセンタ1の正面方向にあたる。また、マシニングセンタ1のX軸方向とは、マシニングセンタ1の左右方向を指し、Y軸方向とは、マシニングセンタ1の前後方向(奥行き方向)を指し、Z軸方向とは、マシニングセンタ1の上下方向を指すものとする。また、マシニングセンタ1が本発明に係る「工作機械」に相当する。
図1乃至図3に示すマシニングセンタ1は、図示外のワークと工具とを相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「中ぐり」、「フライス削り」、「穴空け」、「切削」等)を施す工作機械である。このマシニングセンタ1は、基台となる鉄製のベース2と、該ベース2の上部に設けられ、ワークを加工する機械本体と、前記ベース2の上部に固定され、機械本体及びベース2の上部を覆う箱状のスプラッシュカバー3とを主体に構成されている。
そして、スプラッシュカバー3の後方には、マシニングセンタ1の動作を制御する制御装置(図示外)を内蔵する制御箱9が配設されている。また、制御箱9には、モータ減速時の回生エネルギーを熱として消費するための回生抵抗を収納するとともに、その回生抵抗を冷却するための抵抗カバー30が設けられているが、詳細は後述する。
図1及び図2に示すように、ベース2は、鋳型内に鋳鉄等の金属材料を流し込むことによって成型され、Y軸方向に長い略直方体状に形成されている。さらに、その芯部は、軽量化、高強度化及び低コスト化のため、所謂、肉抜き成形(リブによる骨組構造)されている。そして、ベース2の下部の四隅には、高さ調節が可能な4本の脚部2aが各々設けられ、これらが工場などの床面に設置されることにより、マシニングセンタ1が所定場所に設置されるようになっている。また、ベース2の上部後方側の両隅部には、略直方体状に形成された台座である一対のコラム座部4,4が互いに離間して設けられ、該一対のコラム座部4,4上には、Z軸方向に延設された柱状のコラム5の下部が載置して固定されている。さらに、図3に示すように、ベース2の上部には、底部21と周板22とで構成された凹状の収納部20が設けられ、その収納部20の内側にスプラッシュカバー3の下部が収納された状態となっている。
一方、スプラッシュカバー3は、図1乃至図3に示すように、前壁3a、右側壁3b、左側壁3c、天壁3d、ベース2上部から右斜め側方に張り出した右底壁3e、ベース2上部から左斜め側方に張り出した左底壁3f、コラム5の前面から右側に張り出した右背壁3g、コラム5の前面から左側に張り出した左背壁3h等の複数の板金によって箱状に構成されている。そして、図2に示すように、前壁3aの略中央には、縦長長方形状の開口部10が設けられ、該開口部10には、スライド開閉式の開閉扉11が設けられている。そして、この開閉扉11の取っ手部11aを左方向にスライドさせることにより、開口部10が開口され、テーブル8上に保持されたワークの着脱が可能である。また、開閉扉11の右側には、マシニングセンタ1の加工プログラムや、加工プログラム等のパラメータの設定入力を行うための操作パネル12が設けられている。
さらに、図1及び図2に示すように、左側壁3cには、長方形状の開口部14が設けられ、該開口部14には、蓋状の点検ハッチ15が着脱可能に固定されている。そして、この点検ハッチ15を外し、開口部14を開口することで、テーブル8上のワークの着脱作業や、スプラッシュカバー3の内側に収納された機械本体を構成する各種装置の保守作業ができるようになっている。なお、図示しないが、右側壁3bにも、左側壁3cと同様の開口部と、該開口部を閉塞する点検ハッチが設けられている。
また、図1及び図2に示すように、スプラッシュカバー3の天壁3dには、主軸ヘッド(図示外)や、主軸ヘッドの配線処理を行うケーブルベア(図示外)、工具交換装置6(図3参照)のマガジンモータ(図示外)等が突出する開口部(図示外)が設けられ、該開口部には、箱状のカバー17,18が各々覆設されている。さらに、スプラッシュカバー3の前壁3aの上部左側の角部には、マシニングセンタ1の動作に関するエラーを作業者に報知するためのタワー型の警告報知ランプ16が設置されている。
そして、このスプラッシュカバー3の内側には、図3に示すように、ワークの切削加工を行う機械本体が収納されている。この機械本体は、ベース2の上部後方に設けられたコラム座部4,4(図1及び図2参照)上に載置して固定された柱状のコラム5と、該コラム5の、ベース2の上部に対向する前面側に設けられ、Z軸方向に移動可能に保持された主軸ヘッド(図示外)と、該主軸ヘッドの下部に回転可能に保持された主軸7と、該主軸7に装着される工具を自動的に交換する工具交換装置(ATC)6とを主体に構成されている。さらに、ベース2上部の収納部20内には、ワークが着脱可能に固定されると共に、XY軸方向に移動可能なテーブル8が配設されている。
このような構成により、マシニングセンタ1は、ユーザが操作パネル12から指定した加工内容に応じて、テーブル8上のワークをXY軸方向に移動させ、かつ工具が取り付けられた主軸7をZ軸方向に移動させながら、当該ワークに機械加工を施すものである。
次に、制御箱9の概略構成について説明する。図4は、制御箱9の正面図である。図5は、制御箱9の平面図である。図6は、制御箱9の左側面図である。図7は、制御箱9の右側面図である。なお、図1乃至図3に示すマシニングセンタ1の背面方向が、図4乃至図7に示す制御箱9の正面方向にあたり、具体的には、図4における正面方向,図5における下方向,図6における右方向,図7における左方向が、それぞれ制御箱9の正面方向にあたる。
図4乃至図7に示す制御箱9は、正面視縦長であって、かつ平面視横長をなす箱状部材であって、その内部にマシニングセンタ1の動作を制御する制御装置(図示外)を内蔵している。そして、制御箱9の正面側には、前後開閉式の開閉扉9aが設けられており、この開閉扉9aにはツマミ部9bが設けられている。このツマミ部9bを時計回り方向に回転させると開閉扉9aが開閉可能となり、制御装置(図示外)の調整やメンテナンスが可能となる。
そして、制御箱9の上面には、下面が開口された平面視横長の箱状部材であって、その内部に回生抵抗や冷却ファンなどを収納した抵抗カバー30が設けられている。抵抗カバー30は、その開口した下面側を制御箱9の上面に対向させて立設されており、その長手方向(抵抗カバー30の左右方向)がマシニングセンタ1(制御箱9)のX軸方向と平行となっている。
そして、抵抗カバー30の左側面は、パンチングメタルによるメッシュ構造となっており、後述する排気口31bとしての機能のみならず、外部からのゴミや障害物の進入を防ぐ機能を有する。一方、抵抗カバー30の右側面は閉口されているが、その右端部が制御箱9の上面から右方向に突出するように、抵抗カバー30が制御箱9の上面における右側寄りに配置されている。そのため、抵抗カバー30の下面のうち、制御箱9の上面から右方向にはみ出した部分が下方向に向けて開口されており、この開口部が後述する給気口31aとしての機能を有する。
また、制御箱9の右側面には、左側面が開口された平面視縦長の箱状部材であって、その内部に各種接続コードを収容するための配線カバー28が設けられている。配線カバー28は、その開口した左面側を制御箱9の右側面に対向させて設置されている。この配線カバー28の背面には貫通孔(図示外)が形成されており、マシニングセンタ1の各種機構から引き出された各種接続コードがこの貫通孔(図示外)を介して配線カバー28内に収容されている。また、制御箱9と配線カバー28との接合面には各々の内部を連通する貫通孔(図示外)が形成されており、配線カバー28内の各種接続コードはこの貫通孔(図示外)を介して、制御箱9内の制御装置(図示外)に接続されている。
また、制御箱9の上面における抵抗カバー30の背面に、平面視横長の箱状部材であって、その内部に各種コネクタを収容するための端子カバー29が設けられている。端子カバー29の内部には、制御箱9内の制御装置(図示外)に接続するためのコネクタが配設されている。そして、抵抗カバー30と端子カバー29との接合面には各々の内部を連通する貫通孔(図示外)が形成されており、抵抗カバー30内の回生抵抗(図8等参照)から引き出されたリード線(図示外)が、この貫通孔(図示外)を介して端子カバー29内のコネクタ(図示外)に接続されている。
次に、抵抗カバー30の概略構成について説明する。図8は、抵抗カバー30の平面図である。図9は、抵抗カバー30の正面図である。図10は、抵抗カバー30の底面図である。図11は、抵抗カバー30の概略斜視図である。なお、図1乃至図3に示すマシニングセンタ1の背面方向が、図8乃至図11に示す抵抗カバー30の正面方向にあたり、具体的には、図8における下方向,図9における正面方向,図10における上方向,図11における左下方向が、それぞれ抵抗カバー30の正面方向にあたる。また、理解を容易にするために、図8〜図10では抵抗カバー30の筐体31を仮想線で示し、図11では筐体31を図示していない。なお、抵抗カバー30が本発明に係る「箱状カバー」に相当する。
図8乃至図11に示す抵抗カバー30は、薄い金属板が箱状に成形加工された、下面が開口した平面視横長の筐体31を有する。そして、この筐体31の内部に、複数の回生抵抗40a,40b,40cが配設されている。各回生抵抗40a〜40cは、その内部に巻線が配設されて薄型直方体状に固化させたセメントを、アルミケース内に収容したカートリッジ状の抵抗器である。本実施の形態では、抵抗カバー30の筐体31内に3つの回生抵抗40a,40b,40cが配設された場合を例示し、各回生抵抗40a〜40cは容量500ワットで抵抗値15オームであるものとする。また、各回生抵抗40a〜40cは、平面視、その厚みの小さい側面が台形状の断面形状を有しているものとする。
先述のように、抵抗カバー30の下面のうち、制御箱9の上面から右方向にはみ出した部分が、下方向に向けて開口した給気口31aとして機能し、この給気口31aから筐体31内へ外部空気が流入可能となっている。そして、筐体31の内部では、その右側面の内側近傍(図8〜10における筐体31の右側面の左側)に、回転中の冷却ファン50(後述する)に直接作業者が触れることを防ぐための安全カバー51が設けられている。
そして、安全カバー51の左側面には、抵抗カバー30の左右方向を軸線方向として羽を回転駆動させる冷却ファン50が設置されている。冷却ファン50はその回転駆動によって、給気口31aから外部空気を流入させて回生抵抗40a〜40cを冷却するための空気流を抵抗カバー30内に発生させる。一方、先述のように、筐体31における左側面はメッシュ構造となっており、外部の空気が流出可能な排気口31bとなっている。そのため、冷却ファン50による空気流は、抵抗カバー30内を給気口31aから排気口31bへ左方向に流動する。
そして、冷却ファン50からみた空気流の流動方向の下流側(冷却ファン50から左方向)に、3つの回生抵抗40a〜40cが配設されている。ここで、筐体31内の天井面(筐体31内における上面)に、金属板をコの字型に曲げ成形した連結金具である取付部材70a,70b,70cが設けられている。各回生抵抗40a〜40cは各取付部材70a〜70cにそれぞれ取付けられて、筐体31内に吊り下げ固定される。
より詳細には、取付部材70aは、正面視横長の長方形状の平面であって、かつコの字型断面の底部をなす取付面72aと、取付面72aと連通して上端縁部から垂直に突出する上側面71aと、取付面72aと連通して下端縁部から垂直に突出する下側面73aとからなり、上側面71aと下側面73aとは同一方向に平行に突出するように曲げ形成されている。そして、回生抵抗40aの最大面積をなす側面が取付面72aに取り付けられて、回生抵抗40aが取付部材70aにネジ止め固定されている。さらに、上側面71aが筐体31の天井内面に取り付けられて、取付部材70aが筐体31の天井内面にネジ止め固定されている。
同様に、取付部材70b,70cも取付部材70aと同じ構成を有している。そのため、取付面72bに回生抵抗40bが取り付けられた取付部材70bが、上側面71bで筐体31の天井内面に取り付けられている。また、取付面72cに回生抵抗40cが取り付けられた取付部材70cが、上側面71cで筐体31の天井内面に取り付けられている。その結果、各回生抵抗40a〜40cは、各々の最大面積を有する側面が筐体31の天井内面に対して垂直となるように、それぞれ筐体31内に吊り下げ固定される。
そして、各回生抵抗40a〜40cは、各々の最大面積を有する側面が抵抗カバー30の左右方向と平行となるように配設されている。言い換えれば、各回生抵抗40a〜40cは、各々の最大面積を有する側面が冷却ファン50の空気流の流動方向に対して平行となるように配設されている。さらに、各回生抵抗40a〜40cは、各々の最大面積を有する側面が互いに平行となるように、かつ等間隔で配置されている。
また、回生抵抗40a〜40cのうちで中央に位置する回生抵抗40bは、冷却ファン50の近傍に位置するように、回生抵抗40a,40cと比較して右側に配置されている。さらに、取付部材70aのコの字型の断面が、抵抗カバー30の正面側(図8では下方向)に向けて開口するように、取付部材70aが取り付けられている。反対に、取付部材70cのコの字型の断面が、抵抗カバー30の背面側(図8では上方向)に向けて開口するように、取付部材70cが取り付けられている。
これにより、回生抵抗40a〜40cのうちで最も正面側に位置する回生抵抗40aでは、回生抵抗40bと対向する側面の方が、筐体31の正面側の内面と対向する側面よりも大きい。すなわち、平面視、回生抵抗40aの台形状の断面を形成する四辺のうち、長辺が背面側に向き、かつ短辺が正面側に向くように配置される。同様に、回生抵抗40a〜40cのうちで最も背面側に位置する回生抵抗40cでは、回生抵抗40bと対向する側面の方が、筐体31の背面側の内面と対向する側面よりも大きい。すなわち、平面視、回生抵抗40cの台形状の断面を形成する四辺のうち、長辺が正面側に向き、かつ短辺が背面側に向くように配置される。
一方、筐体31の内部には、回生抵抗40a〜40cの下方に、金属板を曲げ成形した金具であって、冷却ファン50による空気流を回生抵抗40a〜40cへ誘導するための風向調整部材60が設置されている。詳細には、風向調整部材60は、平面視横長の長方形状をなし、かつ制御箱9の上面に対して平行面となる取付面62と、取付面62における短手方向の両端縁部から各々垂直に下方向に突出する脚部63と、取付面62の右端縁部がくの字型に下方向へ曲げ成形された傾斜部61とからなる。
そして、風向調整部材60では、平面視、取付面62の縦方向の長さが、筐体31内の縦方向の長さと略等しい。そのため、風向調整部材60を筐体31内に設置すると、風向調整部材60の正面側の脚部63は筐体31の正面内面に接触し、かつ風向調整部材60の背面側の脚部63は筐体31の背面内面に接触する。そして、この脚部63によって制御箱9の上面で立設された状態で、風向調整部材60は筐体31にネジ止め固定される。さらに、各取付部材70a〜70cの下側面73a〜73cが、風向調整部材60の取付面62上にそれぞれ載置及び固定される。このような構成によって、筐体31内における制御箱9の上面と回生抵抗40a〜40cの下面とで形成される間隙に、風向調整部材60が設置される。
また、風向調整部材60では、その傾斜部61が冷却ファン50による空気流の流動方向と対向するように、抵抗カバー30の右方向に向けられている。さらに、傾斜部61の最下端部は制御箱9の上面に接触しておらず、また取付面62は脚部63に支持されているため、風向調整部材60と制御箱9の上面との間には隙間が生じている。よって、この風向調整部材60と制御箱9の上面との間に形成される隙間にも、冷却ファン50による空気流が流動可能である。
ここで、上記の抵抗カバー30における、回生抵抗40a〜40cの冷却構造について説明する。図12は、冷却ファン50の空気流の流れを示すための、抵抗カバー30の平面図である。図13は、冷却ファン50の空気流の流れを示すための、抵抗カバー30の正面図である。なお、図12及び図13では、理解を容易にするために説明に必要な構成のみを図示し、冷却ファン50の空気流の流れを示す矢印を示している。
まず、抵抗カバー30において各回生抵抗40a〜40cが発熱すると、その筐体31内の温度が上昇することになる。しかし、各回生抵抗40a〜40cは各取付部材70a〜70cによって筐体31内に吊り下げ固定されて制御箱9とは離間しているので、回生抵抗40a〜40cの発熱による制御箱9への影響は少ない。また、回生抵抗40a〜40cの発熱は、各々が取り付けられる各取付部材70a〜70cに熱分散し、さらには抵抗カバー30の筐体31にも熱分散するため、加熱の集中が防止された冷却しやすい構造となっている。
そして、図12及び図13に示すように、各回生抵抗40a〜40cを冷却するために冷却ファン50が回転駆動すると、制御箱9の上面から右方向にはみ出した給気口31aから外気が流入する。そして、冷却ファン50の空気流は、安全カバー51を経由して各回生抵抗40a〜40cに向けて送風されて、この空気流によって各回生抵抗40a〜40cは直接冷却される。
ここで、図12に示すように、回生抵抗40a〜40cは平面視台形の断面形状を有しているため、回生抵抗40a〜40cの右側面は冷却ファン50の空気流の流動方向に対して傾斜している。そして、複数の回生抵抗40a〜40cは、各々の最大面積を有する側面が互いに平行かつ等間隔となるように配置されており、両端側に位置する回生抵抗40a,40cでは、筐体31の内面に対向する側面が他の回生抵抗40bに対向する側面よりも小さい。さらに、薄型直方体状に形成されている回生抵抗40a〜40cは、その最大面積を有する側面が筐体31の天井面に対して垂直となるように、かつ冷却ファン50による空気流の流動方向に対して平行となるように設けられている。
このような回生抵抗40a〜40cの形状や配置によって、各回生抵抗40a〜40cの隙間や、各回生抵抗40a〜40cと抵抗カバー30の筐体31との隙間を、冷却ファン50の空気流が円滑に流動しやすく、かつ冷却ファン50の空気流と各回生抵抗40a〜40cの表面との接触面積が大きい。これにより、各回生抵抗40a〜40cがより効果的に冷却されるとともに、抵抗カバー30の筐体31に分散した熱も冷却される。
また、回生抵抗40a〜40cのうち中央に位置する回生抵抗40bは、その両隣りに位置する回生抵抗40a,40cの発熱の影響も受けるため、回生抵抗40a,40cよりも熱を帯びやすい。しかし、回生抵抗40bは回生抵抗40a,40cよりも右方向の冷却ファン50の近傍に配置されているので、回生抵抗40a,40cよりも冷却ファン50の空気流が接触しやすい。そのため、熱を帯びやすい回生抵抗40bであっても、確実に冷却される。
また、図13に示すように、回生抵抗40a〜40cの下側には風向調整部材60が設けられている。この薄い板状の風向調整部材60は、その脚部63が筐体31の内面に当接しており、その取付面62が回生抵抗40a〜40cの下面(または各取付部材70a〜70cの下側面73a〜73c)と当接している。よって、回生抵抗40a〜40cの発熱は風向調整部材60にも熱分散し、さらには抵抗カバー30の筐体31にも熱分散するため、加熱の集中が防止された冷却しやすい構造となっている。
さらに、この風向調整部材60によって、筐体31内における下部を流れる空気流の一部が、回生抵抗40a〜40cに向けて上方に流れるように傾斜部61で誘導される。そのため、回生抵抗40a〜40c周辺における冷却ファン50による空気流の流速及び風圧が高められる。一方、筐体31内における下部を流れる空気流の残りが、風向調整部材60と制御箱9の上面との間に形成される隙間を流動する。これにより、各回生抵抗40a〜40cがより効果的に冷却されるとともに、風向調整部材60や筐体31に分散した熱も冷却される。
最後に、各回生抵抗40a〜40cの隙間や、各回生抵抗40a〜40cと抵抗カバー30の筐体31との隙間や、風向調整部材60と制御箱9の上面との間に形成される隙間などを流動した冷却ファン50の空気流は、抵抗カバー30の左側面に形成された排気口31bから排出される。
以上、本実施形態のマシニングセンタ1によれば、その制御箱9の上面に立設された抵抗カバー30の筐体31内の回生抵抗40a〜40cで発生する熱を冷却するために、制御箱9の上面と離間するように回生抵抗40a〜40cを筐体31内における上面に設けた。よって、回生抵抗40a〜40cの発熱による制御箱9への影響を確実に低減することができる。さらに、回生抵抗40a〜40cを取付部材70a〜70cに取付けて筐体31内に吊り下げ固定したので、回生抵抗40a〜40cの発熱が取付部材70a〜70cや筐体31に拡散されて、加熱が集中しにくく冷却しやすい構造とすることができる。
また、回生抵抗40a〜40cを冷却するための空気流を発生させる冷却ファン50を筐体31内に設けたので、回生抵抗40a〜40cで発生する熱を冷却ファン50で冷却することができる。さらに、薄型直方体状に形成されている回生抵抗40a〜40cを、その最大面積を有する側面が筐体31の内面に対して垂直となるように、かつ冷却ファン50による空気流の流動方向に対して平行となるように設けた。よって、冷却ファン50の空気流と回生抵抗40a〜40cの表面との接触面積を大きくして、冷却ファン50による冷却効果を向上させることができる。
また、筐体31内における制御箱9の上面と回生抵抗40a〜40cの下面とで形成される間隙に、冷却ファン50による空気流を回生抵抗40a〜40cへ誘導するための風向調整部材60を設けた。よって、回生抵抗40a〜40c周辺の冷却ファン50による空気流の流速及び風圧が高められて、冷却ファン50による冷却効果をより向上させることができる。さらに、薄い板状の風向調整部材60は、その脚部63が筐体31の内面に当接しており、その取付面62が回生抵抗40a〜40cの下面(または各取付部材70a〜70cの下側面73a〜73c)と当接しており、制御箱9の上面との間に隙間が形成されている。よって、回生抵抗40a〜40cの発熱が風向調整部材60や筐体31に拡散されて、加熱が集中しにくく冷却しやすい構造とすることができる。
また、複数の回生抵抗40a〜40cを各々の最大面積を有する側面が互いに平行かつ等間隔で配置し、その両端側に位置する回生抵抗40a,40cでは、筐体31の内面に対向する側面が他の回生抵抗40bに対向する側面よりも小さいので、筐体31内における冷却ファン50の空気流を円滑にして、冷却ファン50による冷却効果をより向上させることができる。また、その中央部に位置する回生抵抗40bを、冷却ファン50の近傍に位置するように配置した。よって、最も熱を帯びやすい中央部の回生抵抗40bを、効果的に冷却することができる。
そして、上記のような回生抵抗40a〜40cの冷却構造を備えたマシニングセンタ1では、回生抵抗40a〜40cの発熱が制御箱9へ影響を及ぼすことによって誤作動が生じることを防止することができる。
なお、本発明の回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械は、上記実施形態に限らず、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、上記実施の形態では、回生抵抗40a〜40cを抵抗カバー30の筐体31内における上面に配設しているが、回生抵抗40a〜40cを抵抗カバー30の筐体31内における側面に配設してもよい。また、回生抵抗40a〜40cが制御箱9の上面と離間すればよいため、取付部材70a〜70cを設けずに回生抵抗40a〜40cを直接筐体31内における上面又は側面に配設してもよい。
また、各回生抵抗40a〜40cの形状や配置等も、上記実施の形態に限定されず任意に変更することができる。例えば、各回生抵抗40a〜40cを、それぞれ異なる形状又は大きさとしてもよいし、その容量や抵抗値を任意に異ならせてもよいし、回生抵抗の数量を2つ以下又は4つ以上としてもよい。また、各回生抵抗40a〜40cを一列に並べて配置したり、異なる高さに配置したり、筐体31内の側面に対して垂直となるように設置してもよい。
また、取付部材70a〜70cや風向調整部材60の形状や配置等も、上記実施の形態に限定されず任意に変更することができる。取付部材70a〜70cをT字型の取付金具として実装してもよいし、風向調整部材60を冷却ファン50の空気流の流動方向に沿って徐々に上方に湾曲するような板状部材としてもよい。
本発明に係る回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械は、制御箱の上面に立設された箱状筐体の内部に回生抵抗が設けられた工作機械において、該回生抵抗で発生する熱を冷却するための構造として利用できる。
マシニングセンタ1の右斜め後方からみた外観斜視図である。 マシニングセンタ1の右斜め前方からみた外観斜視図である。 図2に示すA−A線矢視方向断面図である。 制御箱9の正面図である。 制御箱9の平面図である。 制御箱9の左側面図である。 制御箱9の右側面図である。 抵抗カバー30の平面図である。 抵抗カバー30の正面図である。 抵抗カバー30の底面図である。 抵抗カバー30の概略斜視図である。 冷却ファン50の空気流の流れを示すための、抵抗カバー30の平面図である。 冷却ファン50の空気流の流れを示すための、抵抗カバー30の正面図である。
符号の説明
1 マシニングセンタ
2 ベース
3 スプラッシュカバー
4 コラム座部
5 コラム
6 工具交換装置
7 主軸
8 テーブル
9 制御箱
10 開口部
11 開閉扉
12 操作パネル
14 開口部
15 点検ハッチ
16 警告報知ランプ
17,18 カバー
28 配線カバー
29 端子カバー
30 抵抗カバー
31 筐体
31a 給気口
31b 排気口
40a,40b,40c 回生抵抗
50 冷却ファン
51 安全カバー
60 風向調整部材
61 傾斜部
62 取付面
63 脚部
70a,70b,70c 取付部材
71a,71b,71c 上側面
72a,72b,72c 取付面
73a,73b,73c 下側面

Claims (10)

  1. 工作機械の制御箱の上面に立設された箱状カバーの筐体内に回生抵抗が設けられて、該回生抵抗で発生する熱を冷却する回生抵抗の冷却構造であって、
    前記回生抵抗は、前記制御箱の上面と離間するように、前記箱状カバーの筐体内における上面又は側面に設けられたことを特徴とする回生抵抗の冷却構造。
  2. 前記回生抵抗を冷却するための空気流を発生させるファンが、前記箱状カバーの筐体内に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の回生抵抗の冷却構造。
  3. 前記回生抵抗は薄型の直方体状に形成されており、該回生抵抗における最大面積を有する側面が、前記箱状カバーの筐体内面に対して垂直となるように設けられたことを特徴とする請求項2に記載の回生抵抗の冷却構造。
  4. 前記回生抵抗は薄型の直方体状に形成されており、該回生抵抗における最大面積を有する側面が前記ファンによる空気流の流動方向に対して平行となるように設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の回生抵抗の冷却構造。
  5. 前記箱状カバーの筐体内面に、前記回生抵抗を前記箱状カバーの筐体内に吊り下げて固定するための取付部材が設けられており、
    前記回生抵抗は、前記取付部材に取付けられて、前記箱状カバーの筐体内に吊り下げ固定されたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造。
  6. 前記箱状カバーの筐体内における前記制御箱の上面と前記回生抵抗の下面とで形成される間隙に、前記ファンによる空気流を前記回生抵抗へ誘導するための風向調整部材が設けられたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造。
  7. 前記風向調整部材は、その側面が薄い板状に形成された板状部材であって、該風向調整部材の側面が前記箱状カバーの筐体内面に当接しており、該風向調整部材の上面が前記回生抵抗の下面または、前記取付部材の下面と当接しており、該風向調整部材の下面において前記制御箱の上面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の回生抵抗の冷却構造。
  8. その側面が台形状の断面形状をなす前記回生抵抗を複数備えており、
    前記複数の回生抵抗は、各々の最大面積を有する側面が互いに平行となるように、かつ均等な間隔で配置されており、前記複数の回生抵抗のうちで両端側に位置する回生抵抗においては、前記箱状カバーの筐体内面に対向する側面が、他の回生抵抗に対向する側面よりも小さいことを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造。
  9. 前記複数の回生抵抗のうちで中央部に位置する回生抵抗は、前記ファンの近傍に位置するように配置されたことを特徴とする請求項8に記載の回生抵抗の冷却構造。
  10. 前記請求項1乃至9のいずれかに記載の回生抵抗の冷却構造を備えたことを特徴とする工作機械。
JP2005263236A 2005-09-12 2005-09-12 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械 Expired - Fee Related JP4848710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005263236A JP4848710B2 (ja) 2005-09-12 2005-09-12 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005263236A JP4848710B2 (ja) 2005-09-12 2005-09-12 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007075908A true JP2007075908A (ja) 2007-03-29
JP4848710B2 JP4848710B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=37936706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005263236A Expired - Fee Related JP4848710B2 (ja) 2005-09-12 2005-09-12 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4848710B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2756938A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-23 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Heating element unit, control panel, and robot system
WO2018155689A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 川崎重工業株式会社 制御盤
WO2022210344A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ブラザー工業株式会社 制御盤及び工作機械

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3383738B2 (ja) * 1996-05-22 2003-03-04 三菱電機株式会社 制御盤
JP2003164112A (ja) * 2001-11-20 2003-06-06 Mitsubishi Electric Corp インバータ付きモータ
JP2003312953A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御盤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3383738B2 (ja) * 1996-05-22 2003-03-04 三菱電機株式会社 制御盤
JP2003164112A (ja) * 2001-11-20 2003-06-06 Mitsubishi Electric Corp インバータ付きモータ
JP2003312953A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御盤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2756938A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-23 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Heating element unit, control panel, and robot system
CN103945674A (zh) * 2013-01-22 2014-07-23 株式会社安川电机 发热元件单元、控制面板和机器人系统
US20140203741A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-24 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Heating element unit, control panel, robot system, and heat radiation method in heating element unit
WO2018155689A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 川崎重工業株式会社 制御盤
CN110313227A (zh) * 2017-02-27 2019-10-08 川崎重工业株式会社 控制盘
CN110313227B (zh) * 2017-02-27 2020-09-22 川崎重工业株式会社 控制盘
EP3589098A4 (en) * 2017-02-27 2020-12-30 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha CONTROL PANEL
US11382236B2 (en) 2017-02-27 2022-07-05 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Controller
WO2022210344A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ブラザー工業株式会社 制御盤及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP4848710B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4720523B2 (ja) 工作機械
JP6998115B2 (ja) ロボットコントローラ
JP4713458B2 (ja) 電子機器収納装置
JP4848710B2 (ja) 回生抵抗の冷却構造及び当該冷却構造を備えた工作機械
WO2020246613A1 (ja) ロボット用制御装置
JP4800237B2 (ja) 電子機器収納装置
JP2016530658A (ja) 数値制御工作機械のための制御コンソール
JP4453803B2 (ja) 制御盤
JP6485224B2 (ja) 工作機械
US11547016B2 (en) Control panel unit for machine tool
JP4756579B2 (ja) 空気調和装置
JP2012190876A (ja) 制御盤
JPH08118170A (ja) 工作機械の制御箱
JP7072541B2 (ja) 電力変換装置の冷却構造
JP2001274563A (ja) 工作機械の制御装置
JP6924138B2 (ja) 空気圧縮装置
JPH04351404A (ja) ペンダント形操作箱
JP6948922B2 (ja) 冷却装置
JP6419003B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4581310B2 (ja) 制御装置
JP4442298B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP5140008B2 (ja) エレベータ制御装置
JP4660027B2 (ja) 空調換気扇
JPH047897A (ja) 制御盤
JP3209655U (ja) 制御盤の放熱構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees