JP2007167722A - 浄水装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】水垢や雑菌等から清潔に保つことのできる、衛生上優れた浄水装置を提供することを目的としている。
【構成】この浄水装置は、上部に縮径部2を備えた略円筒型箱体ケース体1を有する。化粧キャップ部3上部よりフレキシブルチューブ5が外方に延出されている。フレキシブルチューブ5はチューブ内部に送水ホース6を挿通させて、送水ホース6を被覆している。送水ホース6の吐水口7は先端キャップ8の開放端82より外方に突出している。ノズル24に送水ホース6の始端を嵌着することにより、送水ホース6と浄水部とが一体化されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、活性炭やイオン交換物質等により水道水等の原水を浄化する浄水装置に関する。
この種の浄水装置には、家庭等の水道の蛇口にコンパクトに取り付けられる簡易型浄水装置がある。特許文献1には切換式浄水装置の一例が示されている。この切換式浄水装置は、水道の蛇口に接続される原水入口を、レバー操作により、原水出口と浄化水供給口に切換自在に接続する切換バルブと、浄化水出口を有するとともに切換バルブの浄化水供給口に着脱自在に接続されるろ過器とからなる。
これに対し、特許文献2に示されるように、水道の蛇口に直結される流水式浄水装置がある。この流水式浄水装置にはカートリッジ式の浄水部が具備されており、その内部構造を図6により説明する。
カートリッジ収容部100は、円筒ケース101と、円筒ケース101上部に被着される蓋体102からなる。円筒ケース101内には、隔壁によって複数のろ過室A、B、Cに区分けされた、ろ過材カートリッジ103及び中空糸カートリッジ104が収納されている。蓋体102には中空糸カートリッジ104の浄水出口110に連通した送水管108が内設されている。円筒ケース101下部の基台105には給水口109が設けられている。給水口109にはホース106が取り付けられ、ホース106の他端は蛇口(図示せず)に接続される。なお、図中の矢印は流水の流れ方向を示す。
上記構成に係る従来の浄水装置において、ホース106を介して給水口109に給水された原水は、ろ過材カートリッジ103のろ過室A、B、Cを経て、更に中空糸カートリッジ104を流通してろ過される。そして、そのろ過された浄水は浄水出口110より送水管108に流出し、送水管108の吐水口107より吐出される。長期に使用すると、ろ過材カートリッジ103及び中空糸カートリッジ104が水垢等によって汚れるので、蓋体102を外して、使用済みのろ過材カートリッジ103及び中空糸カートリッジ104を取り出して新品のカートリッジに取り替えるカートリッジ脱着構造となっている。
特開平9−174041号公報 特開平8−257559号公報
しかし、上記従来の浄水部においては、カートリッジ収容部100のろ過材カートリッジ103及び中空糸カートリッジ104のみを脱着するカートリッジ脱着構造となっており、送水管108は蓋体102に内側に取り付けられたままで送水管108を取替えない固定構造となっていた。このため、浄水口より残留塩素を含まない水が通る送水管108の管内や浄水出口110付近に、水垢や雑菌が滞留する問題があった。特に、大気に触れやすい送水管108先端付近の蓋体102部分に滴が伝って残ったりして、雑菌が繁殖するといった問題があった。しかも、送水管108を清掃するには蓋体102から分解して行う必要があり、また比較的細い送水管108の管内を清掃するには手間を要した。
この発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、水垢や雑菌等から清潔に保つことのできる、衛生上優れた浄水装置を提供することを目的としている。
この発明は、上記課題を達成するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、流入口より導入された被浄化水(原水)を流通させながら浄化した浄化水を流出口から送出する浄水部と、この浄水部を取替自在に収納する箱形筐体と、前記流出口に連通して前記浄化水を吐出する送水管とを有する浄水装置において、前記送水管の始端を前記流出口に連結して前記送水管を前記浄水部に一体化させ、前記箱形筺体又は前記浄水部に基端が取り付けられた被覆管を設け、前記被覆管に前記送水管を挿入して、前記送水管の吐水口を前記被覆管の先端開口より外部に突出させ、前記浄水部及び前記送水管を前記箱形筺体に対して一体的に取替自在にした浄水装置である。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、前記浄水部の前記流出口に、前記送水管の始端が嵌着されるノズル部を設け、
前記基端部分が前記ノズル部を覆う中空ホルダ部からなり、前記中空ホルダ部の先端面を前記ノズル部の外周部分に載置し、その載置状態を、前記中空ホルダ部に外嵌された締結部材により固定保持して、前記中空ホルダ部の中空部により、前記始端部分を密閉する密閉空間を形成してなる浄水装置である。
本発明の第3の形態は、前記第1又は第2の形態において、前記送水管は可撓性ホースからなり、前記可撓性ホースの始端を前記ノズル部に嵌着して、前記浄水部及び前記送水管を一体化した浄水装置である。
本発明の第4の形態は、前記第2又は3の形態において、前記中空ホルダ部の載置状態は、前記締結部材の締結により軸回りに回動不能に保持され、前記被覆管の回動操作により前記浄水部が軸回りに回動可能に設けられている浄水装置である。
本発明の第5の形態は、前記第2又は3の形態において、前記中空ホルダ部の載置状態は、前記被覆管の回動操作により軸回りに回動可能に保持され、前記浄水部は軸回りに回動不能に設けられている浄水装置である。
本発明の第6の形態は、前記第1〜5のいずれかの形態において、前記連結部分を覆う化粧キャップ部を着脱自在に前記箱形筐体に冠着した浄水装置である。
本発明の第7の形態は、前記第1〜6のいずれかの形態において、前記浄水部は合成樹脂製容器からなり、前記合成樹脂製容器と前記送水管とを一体成型して前記送水管を前記流出口に連通させた浄水装置である。
本発明の第8の形態は、前記第3〜6のいずれかの形態において、前記ノズル部に嵌着された前記可撓性ホースの始端の外周に、前記始端を前記ノズル部に圧着させる圧着部材を設けた浄水装置である。
本発明の第9の形態は、前記第1〜8のいずれかの形態において、前記浄水部は、前記被浄化水をろ過して浄化するろ過部材を含む交換可能なカートリッジからなり、前記被浄化水を前記ろ過部材内に流通させて浄化する浄水装置である。
本発明の第10の形態は、前記第9の形態において、前記ろ過部材は、中空糸、セラミック膜、活性炭又はイオン交換物質の一つ以上からなる浄水装置である。
本発明の第11の形態は、前記第1〜10のいずれかの形態において、前記送水管及び前記被覆管は可撓性素材からなる浄水装置である。
本発明の第1の形態によれば、前記送水管の始端を前記流出口に連結して前記送水管を前記浄水部に一体化させ、前記箱形筺体又は前記浄水部に基端が取り付けられた被覆管を設け、前記被覆管に前記送水管を挿入して、前記送水管の吐水口を前記被覆管の先端開口より外部に突出させ、前記浄水部及び前記送水管を前記箱形筺体に対して一体的に取替自在にしたので、前記浄水部の取替えの際、前記浄水部に一体化させた前記送水管を同時に取り替えることができ、水垢や雑菌が滞留することなく、前記送水管及前記浄水部を常時、清潔な状態に保ちながら浄水を得ることができる。しかも、一体化した前記送水管と前記浄水部を装着すると、前記送水管の吐水口が前記被覆管の先端開口より外部に突出した状態になるので、前記吐水口付近における水切り効果により前記被覆管の先端開口付近に滴が伝って残ったりせず、言い換えると前記吐水口付近で雑菌が繁殖するおそれがなくなり、衛生上優れた浄水装置を実現することができる。なお、本発明における前記被覆管には、例えば、前記送水管をインナーチューブとして被覆するチューブ状形態だけでなく、例えば、特許文献2に開示された蓋体102のように、前記送水管が内設されるカバー形態が含まれる。
本発明の第2の形態によれば、前記浄水部の前記流出口に、前記送水管の始端が嵌着されるノズル部を設け、前記基端部分が前記ノズル部を覆う中空ホルダ部からなり、前記中空ホルダ部の先端面を前記ノズル部の外周部分に載置し、その載置状態を、前記中空ホルダ部に外嵌された締結部材により固定保持して、前記中空ホルダ部の中空部により、前記始端部分を密閉する密閉空間を形成してなるので、前記中空ホルダ部内側に形成される前記密閉空間に、前記送水管の始端と前記ノズル部との嵌着状態を内装するように前記締結部材により固定保持できる。つまり、本形態に係る前記密閉空間の形設により、前記浄水部及び前記送水管の一体化保持構造を簡単な構成により簡易に組み付けることができ、組み立て作業性の向上を図ることができ、しかも簡単構造により組み立て材料コストの低減化も実現できる。
本発明の第3の形態によれば、前記送水管が可撓性ホースからなり、前記可撓性ホースの始端を前記ノズル部に嵌着して、前記浄水部及び前記送水管を一体化したので、前記浄水部及び前記送水管の一体化構造を簡単な構成により簡易に組み付けることができ、組み立て作業性の向上と、更に簡単構造により組み立て材料コストの低減化を実現できる。
本発明の第4の形態によれば、前記第2又は3の形態において、前記中空ホルダ部の載置状態は、前記締結部材の締結により軸回りに回動不能に保持され、前記被覆管の回動操作により前記浄水部が軸回りに回動可能に設けられているので、前記被覆管を回すことにより、前記被覆管とともに前記浄水部が回動して、前記送水管の吐水口を任意の位置に移動させることのできる、使用特性に優れた浄水装置を実現することができる。
本発明の第5の形態によれば、前記第2又は3の形態において、前記中空ホルダ部の載置状態は、前記被覆管の回動操作により軸回りに回動可能に保持され、前記浄水部は軸回りに回動不能に設けられているので、前記被覆管を回すことにより、前記送水管の吐水口を任意の位置に移動させることのできる、使用特性に優れた浄水装置を実現することができる。
本発明の第6の形態によれば、前記連結部分を覆う化粧キャップ部を着脱自在に前記箱形筐体に冠着したので、前記送水管の始端の取り付け部分等が外気に直接晒されないようして、大気中に浮遊する塵芥や雑菌等の汚染物質が前記連結部分に付着したり堆積したりせず、より清潔な浄水処理が可能となる浄水装置を実現することができる。
本発明の第7の形態によれば、前記浄水部は合成樹脂製容器からなり、前記合成樹脂製容器と前記送水管とを一体成型して前記送水管を前記排水口に連通させたので、前記浄水部及び前記送水管をワンタッチで着脱できる一体化構造を具備した浄水装置を実現することができる。
本発明の第8の形態によれば、前記ノズル部に嵌着された前記可撓性ホースの始端の外周に、前記始端を前記ノズル部に圧着させる圧着部材を設けたので、前記浄水部及び前記送水管を簡単かつ安価に一体化して、しかもワンタッチで着脱できる一体化構造を具備した浄水装置を実現することができる。
本発明の第9の形態によれば、前記浄水部は、前記被浄化水をろ過して浄化するろ過部材を含む交換可能なカートリッジからなり、前記被浄化水を前記ろ過部材内に流通させて浄化するので、カートリッジ式の前記浄水部と前記送水管とを一体化した浄水装置を実現することができる。
本発明の第10の形態によれば、前記ろ過部材は、中空糸、セラミック膜、活性炭又はイオン交換物質の一つ以上からなるので、浄水性能に優れ、かつ清潔に浄水を生成処理可能な浄水装置を実現することができる。イオン交換物質は、例えばイオン交換樹脂、イオン交換体等である。
本発明の第11の形態によれば、前記送水管及び前記被覆管は可撓性素材からなるので、例えば、前記送水管及び前記被覆管のそれぞれに、軟性樹脂製ホース、蛇腹式金属製フレキシブルチューブを用いて、前記送水管の吐水口を任意の方向に向けることのできる、操作性に富んだ便利な浄水装置を実現することができる。前記被覆管の可撓性素材として、金属線材等をメッシュ状に編んだ網状部材を使用することもできる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る浄水装置の外観を示す。同図に示すように、この浄水装置は、上部に縮径部2を備えた略円筒型箱体のケース体1を有する。縮径部2の頂部には化粧キャップ部3が螺着係合により着脱自在に取り付けられている。化粧キャップ部3上部より蛇腹式金属製フレキシブルチューブ5が外方に延出されている。フレキシブルチューブ5はチューブ内部に送水ホース6を挿通させて、送水ホース6を被覆している。ケース体1下部の基台15より給水ホース4が外方に延出されている。ケース体1には、給水ホース4よりを導入された原水を流通させながら浄化し、浄化水を送水ホース6を通じて吐水口7側に送出する浄水部が取替自在に収納されている。ケース体1下端部内側に螺着部29が内設され、螺着部29を基台15側の螺着部30に螺着することにより、ケース体1は基台15に取り付けられる。
図4はこの浄水装置の送水ホース6の先端部分を示す。フレキシブルチューブ5の先端は先端キャップ8の凹部81内部に無理ばめにより嵌着されている。フレキシブルチューブ5及び先端キャップ8は本発明の被覆管を構成する。送水ホース6の吐水口7は先端キャップ8の開放端82より1〜2cm外方に突出している。送水ホース6は軟性合成樹脂からなり、蛇腹式のフレキシブルチューブ5内に装着することにより、吐水口7を任意の方向に移動させることができ、使用特性の向上を図っている。ケース体1等の容器部材は安価に多量製造できる樹脂製部材からなる。
図2はこの浄水装置の縦断面を示す。図3は縮径部2上部の内部構造を示す図である。
浄水部はろ過部材を収納する合成樹脂製カートリッジで構成されており、このカートリッジは上部11、中央部9及び底部10からなる。上部11は中央部9と一体に形成され、底部10には中央部9と着脱自在に螺着部が形成されている。上部11、中央部9及び底部10には、それぞれ中空糸、活性炭、イオン交換樹脂のろ過部材が収納される。縮径部2に位置する上部11は、中央部9を通過した浄化水の流速が増大するように中央部9より縮径されている。上部11に用いる中空糸ろ過部材は、例えば中空の極細繊維素体束からなる。極細繊維素体には、側壁に多数の孔が開口した多孔性のファイバー材が、微細な不純物やバクテリア等の微生物をろ過するに好適である。底部10を外すことにより上部11及び中央部9にろ過部材を充填できる。底部10の下部は基台15に連結され、原水導入口14が開口されている。
上部11の頂部にはノズル部16が形成されている。ノズル部16中央に浄化水の流出口23が設けられており、流出口23に連通するノズル24が突設されている。ノズル24に送水ホース6の始端を嵌着することにより、送水ホース6と浄水部とが一体化されている。送水ホース6はノズル24に嵌着した状態で、上述のように、送水ホース6の吐水口7が先端キャップ8の開放端82より1〜2cm外方に突出する長さに設定されている。これにより、吐水口7付近における水切り効果により先端キャップ8の開放端82付近に滴が伝って残ったりすることがなく、吐水口7付近で雑菌が繁殖するのを防止でき、清潔性をより良好に維持できる。送水ホース6始端の嵌着状態は圧着部材21により保持される。図5の(5A)は圧着部材21を示す。圧着部材21は、ノズル24に嵌着した送水ホース6始端より小さい内径を有した合成樹脂製円筒体からなり、側面に切り欠き28が形成されている。ノズル24外周に嵌着された送水ホース6始端を覆うように圧着部材21を外嵌することにより、送水ホース6始端をノズル24外周に圧着させ、圧着部材21の樹脂弾性力によってその嵌着状態を保持している。図5の(5B)は送水ホース6始端をノズル24外周に圧着させる圧着部材の別の例を示す。この圧着部材30は、ノズル24に嵌着した送水ホース6始端より小さい内径を有した、1重リング状の金属線材35からなり、線材35の両端に摘み31、32が形成されている。摘み31、32には指で摘み易いように小さなリング33、34がそれぞれ形成されている。圧着部材30によれば、摘み31、32を押さえることにより金属線材35の内径が拡げて、送水ホース6を挿通させ、ノズル24外周に嵌着された送水ホース端を覆うように外嵌することにより、送水ホース6始端をノズル24外周に圧着させ、金属線材35のバネ弾性力によってその嵌着状態を保持できる。本発明の圧着部材には多重に巻回したコイル状の金属又は弾性樹脂材あるいは、送水ホース6始端外周を挟持する弾性クランプ等を使用することができる。
上記の一体化構造を保持する保持機構を図3により詳述する。フレキシブルチューブ5の基端部分18の先端にはチューブ本体より拡径された金属性中空ホルダ部19が一体に取り付けられている。金属性中空ホルダ部19を含む基端部分18はフレキシブルチューブ5に溶着することにより固着されている。フレキシブルチューブ5の基端部分18の先端を無理ばめにより中空ホルダ部19に一体化して固着してもよい。中空ホルダ部19の下端面はノズル24を覆うようにノズル部16上面の外周部分に載置される。この載置状態により、中空ホルダ部19の中空部が、圧着部材21により保持された、送水ホース6始端の嵌着状態を覆い、該始端部分を密閉する密閉空間が形成される。中空ホルダ部19をノズル部16の外周部分に載置した状態において、締着ナット20を中空ホルダ部19に対して外嵌し、ノズル部16側面の係合突起部17と螺着させることにより、締着ナット20の鍔部22と中空ホルダ部19の肩部との係合により締着ナット20の締結力を加えることができる。
浄水部の下方における中央部9及び底部10は、原水導入口14の中心軸周りに回動自在に基台15上部の回動軸受け部31に装着されている。上述のように、締着ナット20により中空ホルダ部19を介して、フレキシブルチューブ5の基端部分18が前記浄水部と一体的に連結されており、中空ホルダ部19の載置状態は、中心軸回りに回動不能に保持され、かつフレキシブルチューブ5の回動操作により前記浄水部が中心軸回りに回動可能に設けられている。従って、フレキシブルチューブ5を回すことにより、フレキシブルチューブ5とともに前記浄水部が回動して、送水ホース6の吐水口7を任意の位置に移動させることができる。言い換えると、フレキシブルチューブ5及び送水ホース6を種々の向きに動かしても送水ホース6がノズル24より外れない保持構造により、使用特性に優れた浄水装置を実現することができる。しかも、中空ホルダ部19内側に形成される前記密閉空間に、送水ホース6始端の嵌着状態を内装して、締着ナット20の締め付け作用により固定保持して、送水ホース6と浄水部との一体化保持構造を簡単かつ簡易に組み立てられ、組み立て作業性の向上を図ることができ、しかも簡単構造により組み立て材料コストの低減化も実現できる。
なお、前記浄水部を基台15に対して軸周りに回動不能に取り付け、また前記浄水部の上部11に、中空ホルダ部19を回動自在に保持する軸受け部(図示せず)を設けることにより、前記浄水部を回さないでフレキシブルチューブ5を回すことにより、送水ホース6の吐水口7を任意の位置に移動させるようにしてもよい。
本実施形態においては、浄水部及び送水ホース6をケース体1に対して一体的に取替自在にしているので、浄水部の取替えの際、送水ホース6も同時にワンタッチで取り外した後、一体化された浄水部及び送水ホースの新品を簡単に入れ替えることができ、水垢や雑菌が滞留することなく、送水ホース6と浄水部を常時、清潔な状態に保ちながら浄水を得ることができる。しかも、一体化した送水ホース6を浄水部を装着すると、送水ホース6の吐水口7が先端キャップ8先端開口より外部に突出した状態になるので、吐水口7付近における水切り効果により、先端キャップ8の先端開口付近の隙間に毛細管現象により滴が伝って残ったりせず、言い換えると吐水口7付近で雑菌が繁殖するおそれがなくなり、衛生上優れた浄水装置を実現することができる。
また、上部保持構造における送水ホース6と浄水部との連結部分において、化粧キャップ部3を縮径部2に着脱自在に冠着することにより、送水ホース6始端の取り付け部分等が外気に直接晒されないようして、大気中に浮遊する塵芥や雑菌等の汚染物質が付着したり堆積したりせず、より清潔な浄水処理が可能となる。化粧キャップ部3の開口部裏側には、フレキシブルチューブ5基端部分18を支持するガイド突起25が突設されている。
上記構成の浄水装置においては、浄水部のろ過材を交換する際には、化粧キャップ部3を外して締着ナット20の締結を解除することにより、フレキシブルチューブ5の基端部分18を引き出して、送水ホース6始端の嵌着状態の被覆状態を開放でき、更にフレキシブルチューブ5を引き抜くことにより、送水ホース6と浄水部とが一体化した状態が露出される。そして、ケース体1と基台15との係合状態を解除してケース体1を取り外すと、浄水部が取替え可能な状態になるため、ワンタッチでろ過部材のカートリッジ交換作業を行える。
尚、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明によれば、ろ過部材取替え可能な流水式浄水装置に適用して、簡単な構造で取り替え作業性が良好で、かつ、衛生面で優れた浄水装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る浄水装置の外観図である。 前記浄水装置の縦断面図である。 縮径部2上部の内部構造を示す拡大断面図である。 送水ホース6の先端部分を示す断面図である。 圧着部材21及びその変形例を示す図である。 従来の浄水装置の縦断面図である。
符号の説明
1 ケース体
2 縮径部
3 化粧キャップ部
4 給水ホース
5 フレキシブルチューブ
6 送水ホース
7 吐水口
8 先端キャップ
9 中央部
10 底部
11 上部
12 取り付けノズル
14 原水導入口
15 基台
16 ノズル部
17 係合突起部
18 基端部分
19 中空ホルダ部
20 締着ナット
21 圧着部材
22 鍔部
23 流出口
24 ノズル
25 ガイド突起
26 流入路
28 切り欠き
29 螺着部
30 螺着部
31 回動軸受け部
81 凹部
82 開放端
100 カートリッジ収容部
101 円筒ケース
102 蓋体
103 ろ過材カートリッジ
104 中空糸カートリッジ
105 基台
106 ホース
107 吐水口
108 送水管
109 給水口
110 浄水出口
A〜C ろ過室

Claims (11)

  1. 流入口より導入された被浄化水を流通させながら浄化した浄化水を流出口から送出する浄水部と、この浄水部を取替自在に収納する箱形筐体と、前記流出口に連通して前記浄化水を吐出する送水管とを有する浄水装置において、
    前記箱形筺体又は前記浄水部に基端が取り付けられた被覆管を設け、前記被覆管に前記送水管を挿入して、前記送水管の吐水口を前記被覆管の先端開口より外部に突出させ、前記浄水部及び前記送水管を前記箱形筺体に対して一体的に取替自在にしたことを特徴とする浄水装置。
  2. 前記浄水部の前記流出口に、前記送水管の始端が嵌着されるノズル部を設け、
    前記基端部分が前記ノズル部を覆う中空ホルダ部からなり、
    前記中空ホルダ部の先端面を前記ノズル部の外周部分に載置し、その載置状態を、前記中空ホルダ部に外嵌された締結部材により保持して、前記中空ホルダ部の中空部により、前記始端部分を密閉する密閉空間を形成してなる請求項1に記載の浄水装置。
  3. 前記送水管は可撓性ホースからなり、前記可撓性ホースの始端を前記ノズル部に嵌着して、前記浄水部及び前記送水管を一体化した請求項1又は2のいずれかに記載の浄水装置。
  4. 前記中空ホルダ部の載置状態は、前記締結部材の締結により軸回りに回動不能に保持され、前記被覆管の回動操作により前記浄水部が軸回りに回動可能に設けられている請求項2又は3のいずれかに記載の浄水装置。
  5. 前記中空ホルダ部の載置状態は、前記被覆管の回動操作により軸回りに回動可能に保持され、前記浄水部は軸回りに回動不能に設けられている請求項2又は3のいずれかに記載の浄水装置。
  6. 前記連結部分を覆う化粧キャップ部を着脱自在に前記箱形筐体に冠着した請求項1〜5のいずれかに記載の浄水装置。
  7. 前記浄水部は合成樹脂製容器からなり、前記合成樹脂製容器と前記送水管とを一体成型して前記送水管を前記流出口に連通させた請求項1〜6のいずれかに記載の浄水装置。
  8. 前記ノズル部に嵌着された前記可撓性ホースの始端の外周に、前記始端を前記ノズル部に圧着させる圧着部材を設けた請求項3〜6のいずれかに記載の浄水装置。
  9. 前記浄水部は、前記被浄化水をろ過して浄化するろ過部材を含む交換可能なカートリッジからなり、前記被浄化水を前記ろ過部材内に流通させて浄化する請求項1〜8のいずれかに記載の浄水装置。
  10. 前記ろ過部材は、中空糸、セラミック膜、活性炭又はイオン交換物質の一つ以上からなる請求項9に記載の浄水装置。
  11. 前記送水管及び前記被覆管は可撓性素材からなる請求項1〜10のいずれかに記載の浄水装置。
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