JP2007165806A - ウェハプローバ - Google Patents

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Hiroyuki Tsuto
宏之 津戸
Tomoyuki Hikita
友幸 引田
Tadashi Matsumoto
匡史 松本
Masahito Iguchi
真仁 井口
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Taiheiyo Cement Corp
NTK Ceratec Co Ltd
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Nihon Ceratec Co Ltd
Taiheiyo Cement Corp
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Abstract

【課題】弾性率が高く、厚みが薄く、軽量で、かつ温度制御の容易なチャックトップを有するウエハプローバを提供する。
【解決手段】シリコンウエハ6上に形成されたICチップの電気特性を検査するウエハプローバにおいて、該ウエハプローバのチャックトップ部1を炭化珪素を強化材とし、かつシリコンをマトリックスとする金属−セラミックス複合材料で構成する。また前記複合材料中における炭化珪素の含有率を30〜80体積%とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造工程で使用されるウェハプローバに関し、詳細にはウェハプローバのチャックトップ部の構成材料に関するものである。
ICの製造においては、まずシリコン単結晶のインゴットを円柱状にブロック切断して、さらにブレードソー方式或いはワイヤーソー方式によって1枚1枚にスライシングする。その後、前工程としてスライシングされたシリコンウェハに多数のICを同時に作り込む工程が行われる。この前工程の最終工程としてシリコンウェハ上の多数のICの電気特性が設計どおりに動作するか否かを計測してICチップの良/不良を判断するG/W工程がある。
これらのG/W工程では検査装置として主にウェハプローバが用いられ、プローバの測定ステージであるチャックトップ部上にシリコンウェハをセットして、IC上の外部電極引き出し用パッドに、プローブを接触させることでICチップの良/不良を判断している。この方法として、ICの全電極引き出し用パッドに合わせてプローブを配置したプローブガードという機器を使用する。プローブガードの全プローブから信号線が引き出されていてテスタとつながっている。テスタはICの出力信号と予めメモリされている波形を比較して良/不良を判断する。
これらのウェハプローバのチャックトップ部には、アルミニウム合金やステンレス鋼等の金属製のものが使用されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
しかしながら、上述のような金属製のチャックトップ部を有するウェハプローバには以下のような問題がある。
まず、チャックトップがアルミニウム合金製の場合、その弾性率の低さゆえチャックトップ部の金属板の肉厚が薄い場合、G/W工程において、プローブガードのプローブがICの電極に接触する際に針圧がかかり、その為に金属板であるチャックトップ部に反りや歪が生じることで、チャックトップ部上にセットされているシリコンウェハが破損したり傾く原因になっていることがあげられる。そのためチャックトップ部の肉厚が約15mm程度必要になる。
さらにチャックトップ部の肉厚を上記に記載した理由で厚くする必要があるために、チャックトップ部の重量が重い上に、さらにウェハプローバの外径寸法が大きくなってしまう。その為、軽量でかつコンパクトなウェハプローバを製造することができない。
また、チャックトップがステンレス鋼製の場合、アルミニウム合金に比べて弾性率が高い為、チャックトップ部の肉厚を薄くすることができるが、比重が7.9×103kg/m3と大きい為にチャックトップ部の重量が重くなってしまう。
さらに、ステンレス鋼は熱伝導度が16W/m・℃と低いので、昇温降温特性が悪く、電圧や電流の変化に対してチャックトップ部の温度が迅速に追従しない。その為、温度制御がしにくい状況になってしまう。特に、高温でチャックトップ部にシリコンウェハを載置している状態において、低温に切り替えようとしてもチャックトップ部の温度がなかなか下がらない為、温度制御が不能になってしまう。
特許第2587289号公報 特公平3−40947号公報 特開平11−31724号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、弾性率が高く、厚みが薄く、軽量で、且つ温度制御の容易なチャックトップ部を有するウェハプローバを提供することを目的とする。
本発明によれば、シリコンウェハ上に形成されたICチップの電気特性を検査するウェハプローバにおいて、該ウェハプローバのチャックトップ部を、炭化珪素を強化材とし、かつシリコンをマトリックスとする金属−セラミックス複合材料で構成することを特徴とするウェハプローバ、が提供される。
このウェハプローバにおいては、金属−セラミックス複合材料中におけるセラミックスの含有率が30〜80体積%であることが好ましい。
本発明によれば、薄く、軽量で、かつ高い熱伝導度、低熱膨張性を有するチャックトップ部を有する、小型・軽量・高剛性のウェハプローバを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明ではシリコンウェハ上に形成されたICチップの電気特性を検査するウェハプローバにおいて、該ウェハプローバのチャックトップ部を、炭化珪素を強化材とし、かつシリコンをマトリックスとする金属−セラミックス複合材料で構成することを特徴とするウェハプローバを提案している。(請求項1)
金属−セラミックス複合材料は以下の特徴を有する。弾性率は270〜350GPaとステンレス鋼以上の剛性を示す。また、比重においては2.7〜3.1×103kg/m3とアルミニウム合金並に計量である。熱伝導度は175〜200W/m・℃とアルミニウム合金以上の熱伝導性を示す。さらに熱膨張係数に関しても2〜4×10-6とアルミニウム合金よりもかなり低い熱膨張性を示す。
本発明は、通常、ウェハプローバのチャックトップ部には、図2の模式断面図の金属製チャックトップ部7で示されているようにアルミニウム合金やステンレス鋼等の金属製のものが使用されているのに対して、図1の模式断面図の金属−セラミックス複合材料製チャックトップ部1で示されているように、チャックトップ部を金属製から金属−セラミックス複合材料製に変更することにある。一番上層に電気特性を検査するシリコンウェハ6、上から第2層に金属−セラミックス複合材料製チャックトップ部1が構成され、この上にシリコンウェハ6を密着して載置して検査を行う。その下層には金属−セラミックス複合材料製チャックトップ部1を昇温、降温する為に発熱体4と冷却部3(水冷管5を含む)がセラミックス製の絶縁層2を挟んで構成されている。ここで、セラミックス製の絶縁層2は、発熱体4と冷却部3を絶縁する役割を果たす。
ウェハプローバのチャックトップ部を、従来使用されているアルミニウム合金やステンレス鋼等の金属から金属−セラミックス複合材料に変更することにより、剛性の高い基板にすることが出来る為、プローブガードのプローブによりシリコンウェハをセットしたチャックトップ部に針圧がかかってもチャックトップ部の反りがなくなる。又、ステンレス鋼並みに剛性が高いので、チャックトップ部の厚みを薄くできる上に、アルミニウム並みの比重であるため、チャックトップ部の重量が軽くなることが可能になる。さらに、金属−セラミックス複合材料は熱伝導度がステンレス鋼やアルミニウム合金よりも高いので、昇温降温特性がよく、電圧や電流量の変化に対してチャックトップ板の温度が迅速に追従しやすい。
また、本発明では前記複合材料中における炭化珪素の含有率が30〜80体積%であることを特徴とするウェハプローバを提案している。(請求項2)
ここで炭化珪素の含有率を30〜80体積%に限定したのは炭化珪素の含有率が30体積%より少ないと、弾性率が200GPa程度と合成が低くなり、また80体積%より多いと金属−セラミックス複合材料の作製が困難となるからである。
次に本発明の製造方法を述べると、先ず強化材としてSiC粉末を、マトリックス金属としてSi合金を用意する。用意したSiC粉末とSi合金を慣用の方法で複合化する。例えば、SiC、カーボン、シリコン粉末により成形体を作製し、非酸化雰囲気中1300〜2000℃で焼成する方法や、SiC、カーボン、有機バインダーにより成形体を作製し、溶融したSiを非酸化雰囲気中1500〜2000℃で含浸させる方法などが挙げられる。
次に、本発明の実施例と比較例について説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
(実施例)
強化材として市販の信濃電気精錬社製のSiC粉末(品番:#400、平均粒形30μm)を用い、これにフェノール樹脂を添加して100×100×10mm形状に成形した。得られた成形体をAr中で1000度に加熱してSiCプリフォームを得た。次にSiを当該プリフォームとともに炉内に設置し、1700℃に加熱してSiを溶融し、SiCの含有率が50体積%になるようにプリフォームに含浸させて金属マトリックスがSiである金属−セラミックス複合材料を得た。
この複合材料より3×4×40mmの試験片を切り出しアルキメデス法により密度を測定し、また、弾性率を共振法により測定した。その結果は、密度が2800kg/m3と小さく、弾性率は280GPaと高かった。さらに熱膨張係数は2.8×106/Kと小さく、熱伝導度は175W/m・Kと高かった。
(比較例)
比較のため比較例ではアルミニウム製のチャックトップ部から試験片を切り出し、実施例と同様に評価した。その結果、密度は2700kg/m3、弾性率は80GPa、熱膨張係数は20×106/K、熱伝導度は125W/m・Kであった。
以上より明らかなように、実施例は比較例のものより密度はほぼ同等であるものの高い弾性率、低い熱膨張係数、高い熱伝導度を示した。このようにウェハプローバのチャックトップ部を従来使用されているアルミニウム合金から金属−セラミックス複合材料に変更することで剛性の高い基盤にすることができるため、プローブガードのプローブによりシリコンウェハをセットしたチャックトップ部に針圧がかかってもチャックトップ部のそりが小さくなることがわかった。また熱伝導度が高くなることから加熱−冷却試験に対しても精度よく評価できることがわかった。
本発明の実施例により得られた金属−セラミックス複合材料としたチャックトップによるウェハプローバを作製し、その上に8インチ(直径200mm)のシリコンウェハを載置し、シリコンウェハに針を1箇所接触させて針圧によるシリコンウェハの周囲のそりを測定した。その結果、金属−セラミックス複合材料製チャックトップ部においては5〜15μmときわめて小さかった。
比較例であるアルミニウム合金製チャックトップでは同様のそりを測定したところ、95〜120μmと大きくなった。
以上の通り、本発明のウェハプローバのチャックトップ部を、セラミックスを強化材とし、かつ、シリコンをマトリックスとする金属−セラミックス複合材料に変更することにより、高い剛性の為、チャックトップ部のプローブの針圧による反りがなくなった。
本発明のウェハプローバは、小型・軽量・高剛性であり、装置の移動が多い環境などでの使用に好適である。
本発明の実施例に関わるウェハプローバの模式断面図である。 従来使用されているウェハプローバの模式断面図である。
符号の説明
1 金属−セラミックス複合材料製チャックトップ部
2 絶縁層(セラミック基板)
3 冷却部
4 発熱体
5 水冷管(または空冷管)
6 シリコンウェハ
7 金属製チャックトップ部
8 測定箇所

Claims (2)

  1. シリコンウェハ上に形成されたICチップの電気特性を検査するウェハプローバにおいて、該ウェハプローバのチャックトップ部を、炭化珪素を強化材とし、かつシリコンをマトリックスとする金属−セラミックス複合材料で構成することを特徴とするウェハプローバ。
  2. 前記複合材料中における炭化珪素の含有率が30〜80体積%であることを特徴とする請求項1記載のウェハプローバ。
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