JP2007164414A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄積画像をサムネイル表示する際、サムネイル表示による公開される画像に対するセキュリティの保護が必要な対象を明確にし、チェック処理を効率良く行う。
【解決手段】 図示は管理者モードにおける蓄積画像の一覧表示処理フローを示す。一覧表示画面でサムネイル表示をする際、対象画像に各々付与された公開属性により表示の可否を判定する処理を行い(S14)、誰にでも公開が可能な画像はサムネイル表示を行い(S16)、それ以外は、書誌情報とダミーサムネイルを表示する(S17)ことにより、管理者であってもサムネイル表示により画像内容を見ることができないようにし、セキュリティの保護対象を明確にし、不要な制限をせずに、サムネイル表示の有効利用を図ることを可能にする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像読取や外部から転送入力された入力画像を画像記憶部に蓄積し、蓄積画像による画像出力(プリント出力或いは外部へのデータ転送)処理を行う画像処理装置(例えば、複写・FAX・プリンタ・スキャナ等の機能を複合して持つMFP、画像処理システムを構成するPCなど)に関し、より特定すると、蓄積画像のサムネイル表示において、非公開にすべき画像のセキュリティの保護を可能とする仕組みを備えた上記画像処理装置に関する。
今日、入力された電子化データを記録紙上に画像出力したり、外部機(画像処理装置)へ送信する処理を行う画像処理装置として、MFP(Multi-Function Peripherals)、ネットワークプリンタ、画像処理システムを構成するPC(Personal Computer)等が広く普及している。
これらの画像処理装置では、入力画像を画像記憶部に蓄積し、蓄積画像を再利用することにより、入力及び転送するデータの処理量を削減し、システムの効率化、高パフォーマンス化を可能とする。
蓄積画像を再利用する際に、ユーザは利用しようとする画像が実際に蓄積画像の中に存在するかを確認したり、求める画像にアクセスする必要があり、このために、蓄積画像の一覧リストをユーザの入力操作に従って、機器の操作パネル(或いはホストPCのディスプレイ)に表示する、といった方法が用いられる。
このような蓄積画像の一覧リストの表示において、例えばファイル名や入力日時等の書誌事項等によるリスト表示の場合、ユーザによるチェックが困難になる面がある。これを改善し、一覧画面から求める画像へのアクセスをさらに容易にするための画面表示方法として、従来、データ内容の一部をサムネイル(Thumbnail)とする表示を行っている。
下記特許文献1には、画像形成装置(ディジタル式複写機)に出力要求を行うPCの画像データ管理システムにおいて、一覧表示する画像データファイルのアイコンにサムネイル画像を用いる例が示されている。
また、下記特許文献2には、蓄積文書のサムネイル取得要求を行うネットワーク機器に画像形成装置(融合機)からネットワーク経由でサムネイルを供給するシステムの例が示されている。ここには、ネットワーク機器からの文書ID及びパスワードを含むHTTPリクエストに応えて、融合機は、文書DBの外に設けた表示用サムネイル(サムネイルは文書から生成されるが、文書DBとは別に管理される)の格納場所(URL)へのアクセスを指示することで、ネットワーク機器によるサムネイルの取得を可能とする仕組みが示されている。
特開2003−316535号公報 特開2004−5475号公報
ところで、上記のように、一覧表示にデータ内容の一部を示すサムネイルを用いることによって、ユーザによる画像(ファイル)の検索が、書誌事項によるよりも容易になるので、サムネイルを用いた一覧表示は、多くのアプリケーションやOS(Operating System)にサポートされており、又、MFP、複写機などの操作部の画面にサムネイルを表示する機能を持つものもある。
しかしながら、MFPのような機器の場合には、機器を複数のユーザによって共用することがごく普通の使用形態であり、こうした機器で安易にサムネイル表示を行うと、画像内容が第3者に漏れてしまう可能性があり、セキュリティ上好ましくない。
そこで、セキュリティを保護するための対策として、サムネイル表示を利用するときに、必ずパスワード等の入力を条件に表示を行うようにし、サムネイル表示により第3者への情報の漏洩を防止する方法が考えられる(上記特許文献1、参照)。
ただ、サムネイル表示の対象となる蓄積画像(文書)の中には、誰にでも公開が可能な類の情報(つまり、セキュリティの保護を必要としない情報)もあり、この類の情報に対しパスワードの入力をしないとサムネイル表示が利用できないようにすると、不要なパスワードチェックのために入力操作や余分な時間が掛かることになって、迅速な処理を望むユーザの要求が満たされないことになってしまう。なお、上記特許文献2では、情報の如何を問わず、サムネイルを取得するためにはパスワードを入力することを条件としており、ここには、公開可否といった情報の持つ性質への適応性という課題の認識が無い。
このように、従来では、サムネイル表示される画像に対し、必要な範囲でセキュリティを保護するためのチェックを必要な範囲で行うようにする有効な手段がこれまで提案されてこなかった、といえる。
本発明は、サムネイル表示される画像のセキュリティの保護に対する従来技術の上記した問題点に鑑み、これを解決するためになされたもので、その課題は、蓄積画像(文書)の再利用が可能な画像処理装置において、蓄積画像をサムネイル表示する際に、サムネイル表示される画像に対して、セキュリティの保護対象を明確にし、セキュリティチェック等の必要となる処理を効率良く行うようにすることにある。
請求項1の発明は、入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段を有する画像処理装置において、前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し画像公開可否の属性を管理情報として付与する手段と、サムネイル表示が指示された時に、表示対象画像に管理情報として付与された画像公開可否の属性をチェックする手段と、画像公開可否のチェック結果に応じて、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段と、異なる利用権限により分類される利用者の権限に応じて装置の使用を制限する装置管理手段を有する画像処理装置において、前記装置管理手段は、サムネイル表示が指示された時に、指示した利用者の権限をチェックする手段と、利用者権限のチェック結果に蓄積画像のサムネイルの非表示が定められていることを条件に、前記蓄積画像管理手段に対して表示対象画像のサムネイル非表示を指示する手段を備え、かつ前記蓄積画像管理手段は、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段と、前記装置管理手段からの指示に従い、前記表示制御手段にサムネイル表示/非表示の動作をさせる手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段と、異なる利用権限により分類される利用者の権限に応じて装置の使用を制限する装置管理手段を有する画像処理装置において、前記装置管理手段は、サムネイル表示が指示された時に、指示した利用者の権限をチェックする手段と、利用者権限のチェック結果に蓄積画像のサムネイルの表示権限が定められていることを条件に、前記蓄積画像管理手段に対して表示対象画像のサムネイル表示を指示する手段を備え、かつ前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し画像公開可否の属性を管理情報として付与する手段と、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段と、サムネイル表示が指示された時に、表示対象画像に管理情報として付与された画像公開可否の属性をチェックする手段と、前記装置管理手段からサムネイル表示が指示されても、画像公開可否のチェック結果が公開否であることを条件に、前記表示制御手段にサムネイル非表示とする動作をさせる手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載された画像処理装置において、前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し付与する画像公開可否の属性として、さらに前記利用者の中から公開可能な利用者を特定する情報を付加する手段と、公開可能な利用者が付加された属性を対象に画像公開可否をチェックする手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記蓄積画像管理手段は、指示されたサムネイル表示を非表示とした蓄積画像に対するデータの有無を該画像の管理情報に基づいて表示する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項1の発明によると、蓄積画像に対し画像公開可否の属性を付与し、画像のサムネイルを表示するときに、その属性をチェックし、公開を否としたサムネイルを非表示としたので、セキュリティの保護対象画像を明確にして、これを非表示とすることで所期の目的が全うされ、他方、蓄積画像の中でも公開を可としたサムネイルに対し、利用者のパスワード入力等の操作を要することなく、誰でも利用することが可能になる。
請求項2の発明によると、異なる利用権限により分類される利用者の権限に応じて使用を制限するようにし、画像のサムネイルを表示するときに、利用者の権限をチェックし、サムネイル表示を利用する権限が与えられていない利用者(例えば、管理者や第3者)に対し、サムネイルを非表示とすることで、画像のセキュリティの保護を図ることが可能になる。
請求項3,4の発明によると、異なる利用権限により分類される利用者の権限と、蓄積画像に対して付与された画像公開可否の属性を併用した、サムネイル表示の使用制限を行うにし、請求項2においてサムネイル表示を利用する権限が与えられていない利用者(例えば、管理者や第3者)に対し、全体を非表示としていた画像の一部に公開を可とする属性を付与し(請求項4では、公開可能な利用者を特定する情報を付加し、限定公開とする)、サムネイルの利用を開放することで、サムネイル表示の利用性を向上させる(例えば、管理者がサムネイルを見て、文書内容の確認をしながら、文書の整理が可能となり、操作性と作業効率が向上する)ことが可能になる。
請求項5の発明によると、セキュリティの保護対象となった画像のサムネイル表示が利用できない場合にも、セキュリティ上問題の無い情報として、非表示とした蓄積画像に対するデータの有無を示すようにしたので、文書管理に必要なデータを確認することが可能になる。
以下に、本発明の画像処理装置に係わる実施形態を示す。
先ず、本発明に係る画像処理装置の1実施装置例の構成について、その概略を説明する。以下に例示する画像処理装置は、入力画像を画像記憶部に蓄積し、蓄積画像による画像出力(プリント出力或いは外部へのデータ転送)処理を行うMFPやネットワークプリンタなどの画像処理装置である。ただ、蓄積画像に対する上記処理を行う装置であれば、下記に例示する装置に限らず、クライアント/サーバシステムを構成するPC等の処理装置であっても良い。
図1は、本実施形態の画像処理装置(MFP、ネットワークプリンタ等)のハードウェア構成を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置は、コントローラボード60と、オペレーションパネル53と、FCU(Facsimile Control Unit)68と、エンジン部71と、プロッタ72を有する。
コントローラボード60には、CPU(Central Processing Unit)61と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)66と、HDD(Hard Disk Drive)65と、ローカルメモリ(MEM−C)64と、システムメモリ(MEM−P)63と、ノースブリッジ(NB)62と、サウスブリッジ(SB)73と、NIC(Network Interface Card)74と、USB(Universal Serial Bus)デバイス75と、IEEE1394デバイス76と、セントロニクスデバイス77を有する。
FCU68は、G3規格対応ユニット69と、G4規格対応ユニット70とを有する。
オペレーションパネル53は、コントローラボード60のASIC66に接続されている。また、SB73と、NIC74と、USBデバイス75と、IEEE1394デバイス76と、セントロニクスデバイス77は、NB62にPCIバスで接続されている。
また、FCU68と、エンジン71と、プロッタ72は、コントローラボード60のASIC66にPCIバスで接続されている。
なお、コントローラボード60は、ASIC66にローカルメモリ64、HDD65などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB62を介して接続されている。このように、NB62を介してCPU61とASIC66とを接続すれば、CPU61のインタフェースが公開されていない場合に対応できる。
なお、ASIC66とNB62とはPCIバスを介して接続されているのでなく、AGP(Accelerated Graphics Port)67を介して接続されている。このように、一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB62とを低速のPCIバスでなくAGP35を介して接続し、パフォーマンスの低下を防いでいる。
CPU61は、画像処理装置の全体を制御する機能を持つものである。NB62は、CPU61、システムメモリ63、SB73およびASIC66を接続するためのブリッジである。
システムメモリ63は、システムの管理・制御に必要なデータを記憶するメモリで、この実施形態では、蓄積画像を管理するためのデータの格納場所として用いられ(後述する図3の表示用画像記憶部115及びサムネイル非表示用画像記憶部116、参照)、ここに格納するデータの中には、画像のサムネイル(後記でサムネイルを用いた蓄積画像の一覧表示について詳述)を含む。
SB73は、NB62とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。また、ローカルメモリ64は、処理する画像データを記憶するメモリである。
ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD65は、画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積などを行うためのストレージである。
また、オペレーションパネル53は、ユーザによる処理条件(動作モード)の設定や動作指令の入力操作を受け付けると共に、入力操作等に必要な情報の表示を行い、ユーザI/Fとしての機能を提供する操作部である。この実施形態では、サムネイルによる蓄積画像(文書)の一覧は、このオペレーションパネルに表示される(後述する図3の表示部117、参照)。
なお、HDD65、ローカルメモリ64又は図示しない例えばNV(Non-Volatile)−RAMは、画像データ及び画像データの管理情報(後述する画像データの属性情報)の記憶部として用いられる(後述する図3の蓄積用画像記憶部112及び画像属性保存用記憶部113、参照)。
上記したハードウェアで構成する画像処理装置は、蓄積画像の管理機能を持っており、管理機能の1つとして蓄積画像の検索をユーザが入力操作をする操作部(例えば、オペレーションパネル53)の表示画面から行うことができるようにする。
このために、蓄積され、管理されている画像の検索用画面として、例えば蓄積画像の一覧表示を行い、この一覧表示画面からユーザは必要な画像を検索する。
ここでは、画像の検索作業を容易にするために、一覧表示画面に画像のサムネイル(Thumbnail)を表示する。このサムネイル表示は、画像内容の一部が表示されるので、ユーザによる画像の検索作業を容易にする反面、どの画像を誰にでも利用できるようにすると、公にすることが望ましくない画像のセキュリティが護れない。
そこで、本実施形態では、公開すべきではない個人情報、特定のユーザ間で共有する情報、或いは誰にでも公開が可能な情報といった蓄積画像の種類によって、検索(一覧表示)画面へのサムネイル表示を制限できるようにする。また、利用者(ユーザ)に対しても、例えば、一般ユーザ、管理者(文書管理者、機器管理者等)、といった利用者権限を設定することにより、一覧表示(検索)画面の利用やサムネイル表示の利用に制限を加えることができるようにする。
このような方法で、蓄積画像のサムネイル表示を制限することで、セキュリティの保護対象を明確にし、不要な制限をせずに、サムネイル表示の有効利用を図ることを可能にする。
以下に、上記したサムネイル表示に係る実施形態を詳細に説明するが、その前に、本実施形態でのサムネイル表示処理の理解を容易にするために、図2及び図3を参照して、処理の概要を示す。
図2は、サムネイル表示が可能な一覧表示(検索)画面の1例を示す図である。図2に示される画面には、検索の対象となる4つの画像のサムネイル表示が可能である。
対象とした4画像のうちの公開を可とした3画像は、サムネイル表示を行っているが、画像100は、「!」となっている。
この「!」画像100は、一部のユーザに対し見せたくないので、サムネイル表示を制限している画像で、本来表示されるべき画像のサムネイルの表示が保留されていることを示す画像である。ただし、「!」画像100の下には、画像の存在を示すべく、画像のファイル名が記される。
「!」画像100のように、表示を保留された画像は、セキュリティの保護を必要とする画像であるが、この画像を利用する権限を与えられたユーザに対しては、サムネイル表示の制限する必要は無い。従って、該当する画像を利用する権限が与えられていることを証明するユーザ入力を条件に制限を解除し、サムネイル表示を行うようにするとよい。
例えば、セキュリティの保護を必要とする「!」画像100のような画像には、パスワードを設定し、表示画面上の「!」画像100をマウスで選択することにより、パスワード入力画面を表示し、入力されたパスワードをチェックし、チェックに成功すれば、サムネイル表示の保留を解除するような方法によって、サムネイル表示を行うようにすることができる。
図3は、サムネイル表示の保留を解除した後の図2に示した検索画面を示す図である。同図に示すように、図2における「!」画像100は、サムネイル表示の保留が解除された後に、サムネイル表示による画像101として表示される。
蓄積画像のサムネイル表示の制限方法に係る実施形態については、下記で詳述するが、例えば、利用者権限により異なるモード(管理者モードや一般ユーザモード)の動作を可能とする場合に、モードによってサムネイル表示に制限をかけることができる。このような方法を採る場合、例えば、一般ユーザモードを選択したときの検索画面には、図2の「!」画像100のように、特定の個人が管理する画像(文書)に対してセキュリティの保護が必要になるので、サムネイル表示に制限をかけ、表示を保留する。
ただ、ユーザがその画像を管理する特定の個人本人である場合には、サムネイル表示の保留を解除して、サムネイル表示を行っても構わない。このときには、上記の方法によって保留を解除し、図3のサムネイル表示による画像101を表示する。
このようなサムネイル表示処理により、蓄積画像のサムネイル表示を制限し、又制限を解除することにより、蓄積画像のサムネイル表示に伴って必要になるセキュリティの保護を可能にする。
ここで、蓄積画像を管理するための処理に係るソフトウェア構成について説明する。
図4は、本実施形態の画像処理装置におけるソフトウェア構成を示す図である。なお、同図は、蓄積画像を管理するための処理に係る部分を主としているので、他の部分は省略されている。
図4に示すように、画像処理装置における蓄積画像を管理するための処理に係るソフトウェアは、制御部110と、画像管理部111と、蓄積用画像記憶部112と、画像属性保存用記憶部113と、表示管理部114と、表示用画像記憶部115と、サムネイル非表示用記憶部116と、表示部117よりなる。
制御部110は、画像処理装置全体の制御を行う。画像管理部111は、画像データの管理と管理に必要な画像データの圧縮、生成など画像データの処理を行う。なお、画像管理部111が行う画像データの処理の中には、画像データからサムネイル用画像データを生成する処理を含む。
蓄積用画像記憶部112は、HDD65、ローカルメモリ64(図1、参照)又は図示しない例えばNV(Non-Volatile)−RAM等に画像データを記憶し、その管理をする。画像属性保存用記憶部113は、画像データの管理情報(画像の公開可否情報等の画像属性を含む)をHDD65、ローカルメモリ64又は図示しない例えばNV(Non-Volatile)−RAM等に保存し、その管理をする。
表示管理部114は、サムネイルの表示に関する管理とこの管理に必要なデータの処理を行う。表示用画像記憶部115は、サムネイルとして表示される画像データをシステムメモリ63(図1、参照)記憶し、その管理をする。サムネイル非表示用画記憶部116は、図2で説明した画像100のような、サムネイルの表示を保留したことを示す保留画像をシステムメモリ63(図1、参照)に記憶し、その管理をする。表示部117は、ユーザに対してオペレーションパネル53の画像を表示するもので、蓄積画像(文書)の一覧(図2、図3、参照)を検索画面として表示する。
なお、制御部110は、画像管理部111及び表示管理部114を制御下におき、蓄積画像を管理するための1処理として、ユーザの指示によって、オペレーションパネル53を通して、検索(一覧表示)画面を表示する後記のフロー図(図11〜14)に従う処理を行う。
蓄積画像を管理するための処理を行う上記したソフトウェア(図4)による蓄積画像のサムネイルの表示処理について説明を加える。
図5は、画像データからサムネイルが表示されるまでの処理フローを説明する図で、図中の矢印にてデータの流れを示す。
図5のサムネイル表示処理は、図4に示した画像管理部111と表示管理部114が連携して行う処理で、蓄積用画像記憶部112が記憶した全体画像120の部分画像(例えば、第1ページ目の画像)である画像データ121を表示部117(図4、参照)によってサムネイルの表示をするまでの処理ステップS101〜105にて示す。この処理フローにおいて、画像データ121は、表示用画像記憶部115が管理するメモリ領域である圧縮画像データ領域123、伸長後画像データ領域128及び表示用メモリ129を経て表示用のデータへと生成される。画像127は、実際にオペレーションパネル53に表示された画像を示す。なお、画像126は、保留画像を示し、サムネイル非表示用画記憶部116が管理するサムネイル非表示用画像メモリ領域118に記憶されている画像データである。
処理フローに沿って、各ステップでの処理を説明すると、画像に対しサムネイル表示の指示が出されると、画像管理部111では、その画像の部分画像121に対応する画像データを圧縮し、圧縮画像データ122が生成される(ステップS101)。
次いで、生成された圧縮画像データ122は、表示管理部114へ転送される(ステップS102)。画像管理部111から転送され、圧縮画像データ領域123に格納した圧縮画像データ122は、表示管理部114で伸長され、伸長後の画像データ124として画像データ領域128へ展開される(ステップS103)。
また、伸長された画像データ124は、表示用メモリ129にDMA転送され、サムネイル表示用の画像データ125として展開される(ステップS104)。
次いで、表示用メモリ129へ展開された画像データ125は、表示部117でオペレーションパネル53のLCD等の表示画面にサムネイル127として表示される(ステップS105)。
次に、蓄積画像のサムネイル表示の利用制限に係る実施形態を説明する。
蓄積画像のサムネイル表示をする際、公開すべきではない個人情報、特定のユーザ間で共有する情報、或いは誰にでも公開が可能な情報、といった画像の持つ属性に応じて、所定の利用者(ユーザ)に対してはサムネイル表示を制限することによって、公にすべきではない情報の漏洩を防ぐことで、セキュリティを保ち、かつ適正なサムネイル表示の利用を図ることが可能になる。
ところで、画像処理装置においては、これまでも、予め定められた利用者権限に応じた設定モードにより機器を動作させることで、機器の適正な利用を図る(利用者権限がない場合には、蓄積画像へのアクセスができない)ようにする、という方法が普通に採用されている。
利用者権限に応じた設定モードとしては、例えば、“管理者モード”と“一般ユーザモード”がある。“管理者モード”では、一般ユーザが利用できない機器の各種機能の設定ができるモードであり、文書管理、機器管理、ネットワーク管理、ユーザ管理等の機能の利用を可能とする。
また“一般ユーザモード”は、管理者が登録した特定のユーザに利用を制限できるモードであり、利用するためには、特定のユーザであることを認証する手続が必要で(例えば、登録したユーザIDとパスワードや指紋、声紋等の入力を条件とする)、ユーザ認証を条件として機器(或いは機器のアプリケーションや機能)を利用できるようにする。
ここで、一般ユーザモードにおいてユーザの利用制限を可能とする方法、即ち、予め利用者として登録された特定のユーザであることの認証を条件に、ユーザが機器(画像処理装置)を利用して、画像(文書)を入力し、入力画像を蓄積した後、蓄積画像に対するアクセスを可能とする方法について、図6〜10を参照して説明する。なお、図6〜10において、機器(画像処理装置)をMFPとした例を示す。
ユーザが機器を利用するまでの手順に従うと、先ず、図6に示すように、機器管理者Xさんが、管理する機器(画像処理装置)の利用者として、機器(或いは機器のアプリケーションや機能)の利用者リストA(以降リストA)を作成し、予め機器に登録する。なお、リストAには、個人の外に、特定の構成員(個人)よりなるグループを登録するようにしても良い。これにより予め登録された人だけが機器(或いは機器のアプリケーションや機能)を利用できるように、利用者制限の設定を行う。
実際に機器を使用する場合は、図7に示すように、機器を利用しようとするユーザに対して、ユーザを特定してログインすることを機器側から要求する。具体的には機器の操作画面上でログイン要求用の画面を表示し、この画面表示に応えてユーザはユーザ名とパスワード等の利用者を特定するためのデータの入力を行う。
次いで、図8に示すように、ログイン要求用の画面で入力されたユーザ名とパスワード等のユーザ情報に基づいて、ユーザ認証が行なわれる。機器は、入力されたユーザ情報とリストAを照合し、真正な利用者であるか、否かをチェックすることにより認証結果を得る。このチェックで、ログインしたユーザが管理者Xさんによって予めリストAに登録された利用者として認証されれば、ログインに成功し、機器の利用ができることになって、通常の使用可能な状態の画面が表示される。
他方、認証に失敗した場合は、機器はアラートを表示して、ユーザに「利用の不許可」を通知する。
上記のようにして、ログインに成功した後、ユーザは、画面への操作によって、PMFが有する複写、印刷、その他のアプリケーションを使用するための条件を指示し、機器を動作させることができる。
利用する機器の機能の中で、入力画像(例えば、原稿読取により入力された画像)をHDD等の記憶部に蓄積し、その後蓄積画像を再利用することを可能にする機能においては、画像入力時に入力する画像(ファイル)に対して、その後再利用されるファイルに対し、セキュリティを保ち、かつ適正な利用が図られるように、画像(ファイル)の持つ属性として、ユーザ使用権限を設定する。例えば、入力画像(ファイル)に対し、公開対象や、編集許可対象、削除許可対象と言ったファイル操作に対する実行権をどのユーザーに対して与えるかを登録できるようにする。
原稿読取により処理対象の画像を入力する場合、図9に示すように、入力画像(ファイル1)に付与する属性として、公開対象や、編集許可対象、削除許可対象と言ったファイル操作に対する実行権をどのユーザーに対して与えるかを登録するためのデータ入力を行う。入力されたデータは、読取入力されたファイル1の利用者リストPにファイル操作に対する実行権として登録される。図9の例では、(1) ファイルオーナーとして、画像(ファイル)を作成したAさん、(2) 公開対象として、全ユーザ、(3) 編集許可対象として、Aさん,Bさん、(4) 削除許可対象として、Aさん,Cさん、の4つの属性に対してそれぞれ実行権限を有するユーザを登録している。
その後蓄積された画像(ファイル)は、再利用される際に、画像(ファイル)に関連付けて管理されるファイル1の利用者リストPの登録内容を参照することで、ファイルに対しての操作の可否をチェックすることが出来るので、ファイル毎に許可されたユーザに制限して画像のアクセスや利用をすることが可能となる。
図10は、蓄積された画像(ファイル1)に対してログインしたユーザ(Aさん)が参照要求を行った場合の動作例を示している。同図に示すように、ログインユーザであるAさんがファイル1に対してファイル参照要求を行なった場合、ファイル1の利用者リストPの公開対象が全ユーザーとして登録されているので、Aさんによってファイル1の参照が可能であり、又編集や削除も許可されているので、このようなファイル操作も行うことができる。
次に、利用者権限に応じた設定モード(例えば、上記した“管理者モード”と“一般ユーザモード”)によりユーザの利用を制限可能とする仕組みのもとで行う蓄積画像(ファイル)の一覧表示に係る実施形態について示す。
本案では、蓄積画像(ファイル)の一覧表示にサムネイルの表示を可能とする。ただ、公にすべきではない画像のセキュリティを保ち、かつ適正なサムネイル表示の利用を図るために、サムネイルによる表示を制限する。以下に示す実施形態では、サムネイル表示を制限する仕組みを、利用者権限により選択される設定モードに適応した形態で行う例を示す。
利用者権限によって選択される設定モードが、ここでは、管理者モードである場合についての適応例を示す。以下には、管理者モードで蓄積画像(ファイル)の一覧表示を行う場合に、一覧表示される画像のサムネイル表示を全画像に対して制限する「一覧表示処理(1)」及び同じく管理者モードにおいて、一覧表示される画像のサムネイル表示を画像の属性として付与した公開の可否情報に基づいて制限する「一覧表示処理(2)」の2様の形態について、それぞれ説明する。
「一覧表示処理(1)」
機器の管理者は、機器の利用者権限として、文書管理、機器管理、ネットワーク管理、ユーザ管理等の機能を利用できる権限を持つ。従って、管理者だけに制限して利用を可能とする管理者モードにおいては、ユーザが作成し、蓄積した画像(ファイル)に対し、例えば、不要ファイルの削除等のファイル操作が行えるようになっている。また、こうした操作を行う必要があることから、管理者モードにおいては、機器内の全ての文書にアクセスができるようにしている。
ただ、管理者モードでファイル管理機能を利用し、ファイル操作を行うする際、管理者は、蓄積画像(ファイル)の一覧表示を用いるので、無制限にサムネイルによる一覧表示を行うと、公にすべきではない個人情報等のファイル内容が知られてしまう。個人情報等の秘密性を必要とする情報の開示は、管理者であっても望ましくない。
そこで、ここでは、「管理者」しか利用できない管理者モードで一覧表示を行う際にも、サムネイル表示を抑制することにより、蓄積画像(ファイル)の内容を開示することを防止する。
図11は、本実施形態におけるサムネイル表示を抑制する画像一覧表示処理のフロー図を示す。なお、管理者モードにおいて行うこの画像一覧表示処理では、一覧表示をする全画像に対し、サムネイル表示を抑制する。
本実施形態の画像一覧表示処理は、機器の利用者を管理者だけに制限した時に行う処理であるから、図11に示す処理フローでは、先ず、この処理を適用する管理者モードの設定であることをチェックする。
このチェックは、ここでは、利用者制限モードであるかを確認し(ステップS1)、利用者制限モードであることが確認できた場合、さらにこのモードが管理者モードであるか(ステップS2)を確認することによる(他の利用者制限モードである一般ユーザモードと判別する)。この確認は、利用者(ユーザ)名、パスワード等のチェックにより行う。このチェックに成功しない(ステップS1,S2で、該当するモードであることが確認できない)場合、利用者権限を持たないので、画像一覧表示処理を停止させ、次の処理要求に対応するために待機する。
他方、管理者モードであることが確認できた場合には(ステップS2-YES)、サムネイルで表示する画像数を取得する(ステップS3)。なお、ここで取得する画像数は、一覧表示する画像数であり、管理者モードでは、通常全画像の表示を可能とする。また、後述するように、サムネイル表示を抑制する画像に対してもダミーサムネイルを表示するので、ここでは、抑制する画像をサムネイルで表示する画像数として把握する。
次に、一覧表示する画像の表示処理に移行する(ステップS5,S6)が、表示の対象となる複数の画像に対する処理は、1画像ごと順に行うので、処理フローの手順として、先ず画像一覧表示の対象となる画像処理を全部完了したか、否かを、ステップS3で得た画像数をもとにチェックし、表示処理のフローを管理する(ステップS4)。即ち、全画像の処理の完了を確認して(ステップS4-YES)、処理フローを終了する。
ここで、未処理の画像があれば(ステップS4-NO)、該当する画像に対するサムネイル表示の抑制処理を行う(ステップS5)。サムネイル表示の抑制処理は、表示管理部114が管理するサムネイル非表示用画像記憶部116の管理下のサムネイル非表示用画像メモリ領域118に記憶されている画像126(予め実際のサムネイルを保留する場合に用いる擬似サムネイル表示画像)をサムネイル表示用のデータとして表示部117に渡す。
次いで、表示部117は、受取った擬似サムネイル表示用の画像データを該当する画像のサムネイル表示画像として表示処理を行う(ステップS6)。この表示処理の結果、画像一覧表示画面上のサムネイル表示は、図2の「!」画像100に示される擬似サムネイルの形態で表示される。
なお、擬似サムネイルによってサムネイル表示を抑制する場合にも、一覧表示画面には、画像に付与されている、例えばファイル名や入力日時等の書誌事項は表示する。また、本例では、擬似サムネイルを表示したが、サムネイルを表示させないで、書誌事項による一覧リストを表示するようにしても良い。
「一覧表示処理(2)」
本実施形態の一覧表示処理は、管理者モードで一覧表示を行う際、サムネイル表示を抑制することで、管理者に対し、蓄積画像(ファイル)内容の開示が防止できる、という点で上記「一覧表示処理(1)」と同様の目的を持っているが、ここでは、一覧表示される画像のサムネイル表示を画像の属性として付与した公開の可否情報に基づいて制限するとし、属性に係らず表示対象の全画像のサムネイル表示を制限した、先の一覧表示処理(1)と異なる。即ち、本実施形態の一覧表示処理では、誰にでも公開可能な属性を持つ画像に対しては、サムネイル表示を利用できるようにする処理フローを例示するものである。なお、以下に示す実施形態は、上記「一覧表示処理(1)」と同様に、管理者モードで一覧表示を行う際の処理フローについて示す。
図12は、本実施形態におけるサムネイル表示を抑制する画像一覧表示処理のフロー図を示す。
本実施形態の画像一覧表示処理は、機器の利用者を管理者だけに制限した時に行う処理であるから、図12に示す処理フローでは、先ず、この処理を適用する管理者モードの設定であることをチェックする。
このチェックは、ここでは、利用者制限モードであるかを確認し(ステップS10)、利用者制限モードであることが確認できた場合、さらにこのモードが管理者モードであるか(ステップS11)を確認することによる(他の利用者制限モードである一般ユーザモードと判別する)。この確認は、利用者(ユーザ)名、パスワード等のチェックにより行う。このチェックに成功しない(ステップS10,S11で、該当するモードであることが確認できない)場合、利用者権限を持たないので、画像一覧表示処理を停止させ、次の処理要求に対応するために待機する。
他方、管理者モードであることが確認できた場合には(ステップS11-YES)、サムネイルで表示する画像数を取得する(ステップS12)。なお、ここで取得する画像数は、一覧表示する画像数であり、管理者モードでは、通常全画像の表示を可能とする。また、後述するように、サムネイル表示を抑制する画像に対してもダミーサムネイルを表示するので、ここでは、サムネイルで表示する画像数を含む。
次に、一覧表示する画像の表示処理(S16〜18)に移行するが、表示の対象となる複数の画像に対する処理は、1画像ごと順に行うので、処理フローの手順として、先ず画像一覧表示の対象となる画像処理を全部完了したか、否かを、ステップS12で得た画像数をもとにチェックし、表示処理のフローを管理する(ステップS13)。即ち、全画像の処理の完了を確認して(ステップS13-YES)、処理フローを終了する。
ここで、未処理の画像があれば(ステップS13-NO)、該当する画像を表示するときに、サムネイル表示が可能であるか、否かを判定する(ステップS14)。この判定は、図13に該当画像の表示の可否判定処理[A]として示すサブルーチンの処理を行う。
図13の判定処理では、該当画像に属性として付与されている公開属性を画像ファイルの利用者リスト(図9、参照)の公開対象欄を参照することにより得、得られた公開属性が“全ユーザ”であるか、否かによって、サムネイル表示をするか、サムネイル表示を抑制するかを判断するので、この観点で公開属性をチェックする(ステップS31)。
このチェックの結果、“全ユーザ”に公開しない属性でれば、サムネイル表示抑制フラグをSETし(ステップS32)、“全ユーザ”に公開する属性であれば、サムネイル表示抑制フラグをRESETし(ステップS33)、このフラグ処理をした後、このサブルーチンを抜ける。
図12の処理フローに戻ると、次に、サムネイル表示をするか、サムネイル表示を抑制するかのどちらかに表示処理を分岐するために、サムネイル表示抑制フラグをチェックする(ステップS15)。
ここで、サムネイル表示抑制フラグがRESETされていれば(ステップS15-YES)、サムネイル表示をするので、図14に該当画像の転送処理[B]として示すサブルーチンの処理を行う(ステップS16)。
図14の該当画像の転送処理では、画像管理部111は、該当画像のサムネイルに用いる画像全範囲のデータ圧縮処理を行い(ステップS21)、生成した圧縮画像データを表示管理部114へ転送する(ステップS22)。
次に、画像管理部111から転送された圧縮画像データ122を受取る表示管理部114は、圧縮画像データの伸長処理を行う(ステップS23)。この後、伸長された画像データを表示用メモリにDMA転送し、サムネイル表示用の画像データとして表示部117に渡し(ステップS24)、このサブルーチンを抜ける。
他方、サムネイル表示抑制フラグがRESETされていなければ(ステップS15-NO)、該当する画像に対するサムネイル表示の抑制処理を行う(ステップS17)。サムネイル表示の抑制処理は、表示管理部114が管理するサムネイル非表示用画像記憶部116の管理下のサムネイル非表示用画像メモリ領域118に記憶されている画像126(予め実際のサムネイルを保留する場合に用いる擬似サムネイル表示画像)をサムネイル表示用のデータとして表示部117に渡す。
表示部117は、ステップS16で処理されたサムネイル表示用の画像データ或いはステップS17で処理された擬似サムネイル表示用の画像データを受取り、それぞれの表示用の画像データによる表示処理を行う(ステップS18)。この表示処理の結果、画像一覧表示画面上のサムネイル表示は、図2に示されるように、公開が可能な画像のサムネイル表示と「!」画像100に示される擬似サムネイルの形態で表示される。
なお、擬似サムネイルによってサムネイル表示を抑制する場合にも、一覧表示画面には、画像に付与されている、例えばファイル名や入力日時等の書誌事項は表示する。
この実施形態に示すように、蓄積画像のサムネイル表示をする際、誰にでも公開が可能な情報とそれ以外の公開が制限される情報、といった画像の持つ属性に応じて、所定の利用者(ユーザ)に対してはサムネイル表示を制限することによって、公にすべきではない情報の漏洩を防ぐことで、セキュリティを保ち、かつ適正なサムネイル表示の利用を図ることが可能になる。
本発明の実施形態に係わる画像処理装置(MFP等)のハードウェア構成を示す図である。 保留画像(ダミーサムネイル)を含むサムネイル表示が可能な一覧表示(検索)画面の1例を示す。 図2において保留を解除したときのサムネイルによる一覧表示(検索)画面を示す 本発明の実施形態に係わる画像処理装置におけるソフトウェア構成を、蓄積画像を管理するための処理に係る部分を主に示す。 画像データからサムネイルが表示されるまでの処理フロー(図中の矢印にてデータの流れを示す)の説明図である。 利用制限が可能な画像処理装置への利用者登録プロセスを説明する図である。 利用制限が可能な画像処理装置(図6)の使用時の初期状態を説明する図である。 利用制限が可能な画像処理装置(図6)の使用時のログインを説明する図である。 利用制限が可能な画像処理装置(図6)の画像入力(原稿読取)時に設定する利用者権限の登録プロセスを説明する図である。 利用制限が可能な画像処理装置(図6)の利用者権限を持つユーザによるファイル参照時のプロセスを説明する図である。 本発明の実施形態に係わる画像処理装置におけるサムネイル表示を抑制可能とする画像一覧表示処理のフロー図を示す。 本発明の実施形態に係わる画像処理装置におけるサムネイル表示を抑制可能とする他の画像一覧表示処理のフロー図を示す。 図12のフローにおける“該当画像の表示の可否判定処理[A]”のサブルーチンの処理フロー図を示す。 図12のフローにおける“該当画像の転送処理[B]”のサブルーチンの処理フロー図を示す。
符号の説明
53・・オペレーションパネル、60・・コントローラボード、61・・CPU(Central Processing Unit)、65・・HDD(Hard Disk Drive)、63・・システムメモリ(MEM−P)、64・・ローカルメモリ(MEM−C)、65・・HDD(Hard Disk Drive)、66・・ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、110・・制御部、111・・画像管理部、112・・蓄積用画像記憶部、113・・画像属性保存用記憶部、114・・表示管理部、115・・表示用画像記憶部、116・・サムネイル非表示用画像記憶部、117・・表示部。

Claims (5)

  1. 入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段を有する画像処理装置であって、
    前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し画像公開可否の属性を管理情報として付与する手段と、サムネイル表示が指示された時に、表示対象画像に管理情報として付与された画像公開可否の属性をチェックする手段と、画像公開可否のチェック結果に応じて、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段と、異なる利用権限により分類される利用者の権限に応じて装置の使用を制限する装置管理手段を有する画像処理装置であって、
    前記装置管理手段は、サムネイル表示が指示された時に、指示した利用者の権限をチェックする手段と、利用者権限のチェック結果に蓄積画像のサムネイルの非表示が定められていることを条件に、前記蓄積画像管理手段に対して表示対象画像のサムネイル非表示を指示する手段を備え、かつ
    前記蓄積画像管理手段は、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段と、前記装置管理手段からの指示に従い、前記表示制御手段にサムネイル表示/非表示の動作をさせる手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 入力画像を蓄積する画像データ蓄積手段と、入力画像及び蓄積画像に対する処理を行う画像データ処理手段と、蓄積画像のサムネイルを表示可能とした蓄積画像管理手段と、異なる利用権限により分類される利用者の権限に応じて装置の使用を制限する装置管理手段を有する画像処理装置であって、
    前記装置管理手段は、サムネイル表示が指示された時に、指示した利用者の権限をチェックする手段と、利用者権限のチェック結果に蓄積画像のサムネイルの表示権限が定められていることを条件に、前記蓄積画像管理手段に対して表示対象画像のサムネイル表示を指示する手段を備え、かつ
    前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し画像公開可否の属性を管理情報として付与する手段と、表示対象画像のサムネイル表示/非表示を制御する表示制御手段と、サムネイル表示が指示された時に、表示対象画像に管理情報として付与された画像公開可否の属性をチェックする手段と、前記装置管理手段からサムネイル表示が指示されても、画像公開可否のチェック結果が公開否であることを条件に、前記表示制御手段にサムネイル非表示とする動作をさせる手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載された画像処理装置において、
    前記蓄積画像管理手段は、蓄積画像に対し付与する画像公開可否の属性として、さらに前記利用者の中から公開可能な利用者を特定する情報を付加する手段と、公開可能な利用者が付加された属性を対象に画像公開可否をチェックする手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記蓄積画像管理手段は、指示されたサムネイル表示を非表示とした蓄積画像に対するデータの有無を該画像の管理情報に基づいて表示する手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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