JP2007163150A - 液面高さ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器が傾いたことに起因して、液面が許容最低高さよりも低いと誤検出されることを抑制することのできる液面高さ検出装置を提供する。
【解決手段】液面高さ検出装置100は、容器1内の液面の高さに応じて昇降するフロート130と、容器1の中心から偏倚した位置に配置されて前記フロート130の昇降方向以外への移動を規制する中空柱状のガイド110と、同ガイド110内における前記フロート130の位置に基づいて前記液面が許容最低高さよりも低い旨検出するセンサ140とを備える。前記ガイド110は、その下端から液体が流出することを防止する底部114と、前記偏倚方向側の側面に同液体の流入出を許容する開口部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は液面高さ検出装置に関する。
例えば車両に搭載される燃料タンクやオイルパン等の容器内には、容器内の燃料やオイル等の液体の量が減少し液面が許容最低高さよりも低くなった際に、こうした状態を検出する液面高さ検出装置が設けられている(特許文献1参照)。具体的には、図12(a)に示されるように、液面高さ検出装置は、容器1内の液面の高さに応じて昇降するフロート130と、容器1の中心から車両後方B側に偏倚した位置に配設されてフロート130の昇降方向以外への移動を規制する中空柱上のガイド10と、ガイド10内におけるフロート130の位置に基づいて液面が許容最低高さhlよりも低い旨検出するセンサ140とを備えている。これにより、容器1内の液体の量が減少し液面が低くなるにつれてフロート130が降下し、フロート130とセンサ140との距離が所定の距離まで近づくと、センサ140が反応して液面が許容最低高さhlよりも低い旨検出することとなる。
実開平3−128825
ところで、例えば、坂道を走行する際に車両が傾くと、図12(b)及び(c)に示されるように、液面が容器に対して傾くこととなる。図12(b)に示されるように、容器1の中心からガイド10を偏倚させて配置している車両後方B側、すなわち容器1の偏倚方向B側の端部が下がるように傾いて偏倚方向B側の液面が上昇し、ガイド10内の液面が液面高さh2まで上昇すると、フロート130も液面高さh2まで上昇することとなる。このため、フロート130とセンサ140との距離が離れることとなるので、センサ140が反応して液面が許容最低高さhlよりも低い旨検出してしまうことはない。ところが、図12(c)に示されるように、容器1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いて偏倚方向B側の液面が降下すると、ガイド10内の液面も低下し、ガイド10内の液面が液面高さh3まで低下すると、フロート130も液面高さh3まで下降することとなる。このため、実際にはオイルの量が不足していない場合であってもフロート130とセンサ140との距離が近づくこととなるので、上記所定の距離まで近づいた場合にはセンサ140が反応して液面が許容最低高さhlよりも低いと誤検出してしまうことがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、容器が傾いたことに起因して、液面が許容最低高さよりも低いと誤検出されることを抑制することのできる液面高さ検出装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、容器内の液面の高さに応じて昇降するフロートと、容器の中心から偏倚した位置に配置されて前記フロートの昇降方向以外への移動を規制する中空柱状のガイドと、同ガイド内における前記フロートの位置に基づいて前記液面が許容最低高さよりも低い旨検出するセンサとを備える液面高さ検出装置において、前記ガイドは、その下端から液体が流出することを防止する底部と、前記偏倚方向側の側面に同液体の流入出を許容する開口部とを備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、ガイドは、その下端から液体が流出することを防止する底部を備えているため、容器の偏倚方向側の端部が上がるように傾いて液面が底部よりも下がったとしても、底部には液体が保持されるようになる。このため、容器が傾いたことに起因して、液面が許容最低高さよりも高いにもかかわらず、液面が許容最低高さよりも低いと誤検出されることを抑制することができる。また、ガイドの偏倚方向の側面には液体の流入出を許容する開口部が形成されているため、容器内の液面の高さに応じてフロートを昇降させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ガイドは、前記側面の下端から所定長さの部分が前記偏倚方向側に突出した突出部と、同突出部の下方を覆うように前記底部が延設された延設底部とが形成されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、容器の偏倚方向側の端部が上がるように傾いたとき、ガイド内から流出する液体の量が突出部と延設底部とにより減少させられるため、そのときの液面を更に高く保持することができる。その結果、容器が大きく傾いた場合にも、液面が許容最低高さよりも低いと誤検出されることを抑制することができる。
容器が傾いた際に、ガイド内に保持される液体の量が多いほど、センサが誤検出してしまうことを抑制することができる。一方、ガイド内の液面の高さが許容最低高さよりも高くなると、実際には容器内の液面の高さが許容最低高さよりも低いにもかかわらず、その旨を検出することができなくなってしまうおそれがある。
この点、請求項3に記載の発明によれば、前記突出部の前記偏倚方向側の端部には前記液体の流出を防止する側部が形成されているため、容器の偏倚方向側の端部が上がるように傾いた場合に、ガイド内により多くの液体を保持することができる。また、容器内の液体の量が実際には許容最低量よりも少ない場合、すなわち、容器が傾いていない状態において液面が許容最低高さよりも低い場合には、開口部からオイルが流出し、フロートの高さが許容最低高さとなるため、センサが誤検出してしまうこともない。
また、請求項4に記載の発明は、これら請求項2または3に記載の発明において、前記突出部は、その下端からの長さが前記偏倚方向側ほど短く形成されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、突出部の下端からの長さが偏倚方向側ほど短くされているため、容器の偏倚方向側の端部が上がるように傾いた際に、ガイド内から突出部の上端を介して外部へと液体が流出すること液面の傾きに合わせて効果的に抑制することができる。このため、ガイド内の液面の高さを更に高い状態に維持することができる。
具体的には、請求項5に記載の発明によるように、前記突出部の上端が前記偏倚方向側ほど下方に傾く直線に形成されるとともに、その直線の傾きが想定される前記液面の最大傾きに等しく設定されてなるといった態様を採用することができる。この場合、突出部の上端が偏倚方向側ほど下方に傾く直線に形成されるとともに、その直線の傾きが想定される液面の最大傾きに等しく設定されるので、容器の偏倚方向側の端部が上がるように傾いて液面が想定される最大傾きまで傾いた場合であっても、液体がガイド内から突出部の上端を介して外部へと流出することがほとんどない。また、ガイドの内部から流出する液体を保持する機能を有する突出部を必要最低限の大きさで作ることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる液面高さ検出装置を、車載用のオイルタンクに備えらた液面高さ検出装置に具体化したものについて、図1〜図4を参照して説明する。
図1は本実施形態におけるオイルタンク1及び液面高さ検出装置100の縦断面構造を示しており、車両前方向をFで示すとともに車両後方向をBで示すこととする。
図1に示されるように、オイルタンク1の中心から車両後方B側に偏倚した位置には液面高さ検出装置100が配置されている。液面高さ検出装置100は大きくは、ガイド110と、同ガイド110の上記偏倚方向B側に設けられた突出部120と、同ガイド110内のオイル面の高さに応じて昇降するフロート130と、磁気センサ140とを備えている。
図2は本実施形態におけるオイルタンク1及び液面高さ検出装置100の平面図である。図2に示されるように、液面高さ検出装置100はオイルタンク1の上記偏倚方向B側の内壁の中央位置に配設されている。
図3はガイド110及び突出部120の斜視図である。図3に示されるように、ガイド110は中空の円柱状のものであり、側面を覆う側部112とガイド110の下方全体を覆う底部114とを備えている。側部112の偏倚方向B側には、ガイド110の上端から下端にわたってスリット状の開口部が形成されており、ガイド110の内部と外部とが同開口部を介して連通されている。
ガイド110の偏倚方向B側には、同ガイド110の側部において下端から所定の長さの部分が偏倚方向B側に突出した突出部120を備えている。
突出部120は2つの板状部材からなり、ともに同一形状の台形であって、同板状部材のうち偏倚方向Bとは反対方向F側の端部はガイド110の側部112の両端部に接続されるとともに、その下端は突出部120の下方全体を覆う延設底部124に接続されている。図1に示されるように、突出部120は、延設底部124と平行な水平部120aと同水平部120aの偏倚方向B側の端部から偏倚方向B側斜め下方に向けて傾斜する傾斜部120bとを有している。延設底部124の偏倚方向B側の端部はオイルタンク1の内周面に接続されている。
ガイド110内には、ガイド110の内周面の形状に合わせて形成された円筒形状のフロート130が挿入されている。フロート130は耐油性の樹脂によって形成され、ガイド110内のオイル面の高さに応じてガイド110内を昇降可能となっている。フロート130には図示しない磁石が配設されている。
また、オイルタンク1内であってガイド110の底部114の下方には、磁力に反応して検出信号を出力する磁気センサ140が配設されている。
オイルタンク1には、内部のオイルが許容最低量となったときのオイル面の高さに相当する許容最低高さhlが設定されており、底部114及び延設底部124は、これらの上面の高さが許容最低高さhlとなるように配設されている。ガイド110内におけるオイル面の高さが低下し、フロート130の下端面の位置が許容最低高さhlよりも低くなると、磁気センサ140はフロート130の磁石に反応してオイル面が許容最低高さhlよりも低い旨検出することとなる。
図4は、ガイド110及び突出部120の縦断面構造を示している。
図4に示されるように、延設底部124と傾斜部120bとのなす角∠bが、延設底部124と後述する直線lとのなす角∠aよりも大きくなるように傾斜部120bの傾斜角度が決められている。直線lの傾きは、オイルタンク1内においてオイル面が想定される範囲内で最も傾いた際のオイル面の最大傾きと等しくなっている。
次に本実施形態にかかる液面高さ検出装置100の作用について、図5を参照して説明する。
例えば車両が下り坂を走行する場合には、図5に示されるように、オイルタンク1の上記偏倚方向B側の端部が上がるように傾いてオイル面が底部114よりも下がることとなる。この場合、ガイド110内のオイルは、側部112、底部114、突出部120、及び延設底部124によって保持されることとなる。このため、ガイド110内のオイル面の高さはオイルタンク1が傾く前の状態、すなわちオイルタンク1が水平な状態におけるガイド110内のオイル面の高さh1よりも大きく低下することはない。更に、オイルタンク1内のオイル面が想定される範囲内で最も傾いた場合であっても、突出部120の傾斜部120bの傾きが上記想定されるオイル面の最大傾きよりも大きくされているため、ガイド110内のオイルを保持することができる。
また、例えば左右に傾斜をもつ路面上を走行する場合には、オイルタンク1は左右のいずれか一方が上昇するとともに他方が低下するように傾くこととなる。この場合、本実施形態では、ガイド110がオイルタンク1の上記偏倚方向B側の内壁上であって左右方向の中央位置に配設されているため、オイルタンク1が左右に傾いた場合にガイド110内のオイル面の高さはほとんど変化しない。
一方、オイルタンク1内のオイルの量が許容最低量よりも少ない場合には、開口部からオイルが流出し、そもそもガイド110内にオイルが存在しないため、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いたとしてもガイド110内にオイルが流入してくることはない。このため、フロート130が上昇することはなく、オイルが不足している場合にオイルが不足していない旨検出することもない。
なお、車両が上り坂を走行する場合には、オイルタンク1の車両前方F側の端部が上がるように傾いてオイルタンク1の中心よりも上記偏倚方向B側のオイル面が上がることとなる。このため、フロート130とセンサ140との距離が離れることとなるので、センサ140が反応して液面が許容最低高さhlよりも低い旨検出してしまうことはない。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)本実施形態によれば、ガイド110は、その下端からオイルが流出することを防止する底部114を備えているため、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いてオイル面が底部114よりも下がったとしても、底部114にはオイルが保持されるようになる。このため、オイルタンク1が傾いたことに起因して、オイル面が許容最低高さhlよりも高いにもかかわらず、オイル面面が許容最低高さhlよりも低いと誤検出されることを抑制することができる。また、ガイド110の偏倚方向Bの側面にはオイルの流入出を許容する開口部が形成されているため、オイルタンク1内のオイル面の高さに応じてフロート130を昇降させることができる。
(2)本実施形態によれば、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いたとき、ガイド110内から流出するオイルの量が突出部120と延設底部124とにより減少させられるため、そのときのオイル面を更に高く保持することができる。その結果、オイルタンクが大きく傾いた場合にも、オイル面が許容最低高さhlよりも低いと誤検出されることを抑制することができる。
(3)オイルタンク1が傾いた際に、ガイド110内に保持されるオイルの量が多いほど、センサが誤検出してしまうことを抑制することができる。一方、ガイド110内のオイル面の高さが許容最低高さhlよりも高くなると、実際にはオイルタンク1内のオイル面の高さが許容最低高さhlよりも低いにもかかわらず、その旨を検出することができなくなってしまうおそれがある。
この点、本実施形態によれば、突出部120の偏倚方向B側の端部にはオイルの流出を防止する側部が形成されているため、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いた場合に、ガイド110内により多くのオイルを保持することができる。また、オイルタンク1内のオイルの量が実際には許容最低量よりも少ない場合、すなわち、オイルタンク1が傾いていない状態においてオイル面が許容最低高さhlよりも低い場合には、開口部からオイルが流出しフロートの高さが許容最低高さとなるため、センサが誤検出してしまうこともない。
(4)本実施形態によれば、突出部120の下端からの長さが偏倚方向B側ほど短くされているため、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いた際に、ガイド110内から突出部120の上端を介して外部へとオイルが流出することをオイル面の傾きに合わせて効果的に抑制することができる。このため、ガイド110内のオイル面の高さを更に高い状態に維持することができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・本実施形態では、底部114及び延設底部124を、これらの上面の高さが許容最低高さhlとなるように配設しているが、図6に示されるように、これらの上端面の高さを許容最低高さhlよりも低い位置に配設してもよい。この場合、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いてオイル面が底部よりも下がると、底部214及び延設底部224の上面の高さを許容最低高さhlに設定する場合よりもガイド210内のオイル面の高さが低くはなるものの、底部214にはオイルが保持される。このため、オイルタンク1が傾いたことに起因して、オイル面が許容最低高さhlよりも高いにもかかわらず、オイル面が許容最低高さhlよりも低いと誤検出されることを抑制することができる。
・本実施形態では突出部120の形状を台形としたが、例えば図7に示されるように、突出部320の形状を長方形としてもよい。この場合、突出部320の偏倚方向B側の端部とオイルタンク1の内周面との間にクリアランスを設けるようにすれば、同端部を介してオイルの流入出が許容され、オイルタンク1内のオイル面の高さに応じてフロート130を昇降させることができる。また図8に示されるように、突出部420の形状を三角形としてもよい。この場合、傾斜部420bの傾きを想定されるオイル面の最大傾きに等しく設定すれば、オイルタンク1の偏倚方向B側の端部が上がるように傾いてオイル面が想定される最大傾きまで傾いた場合であっても、オイルがガイド110内から突出部420の上端を介して外部へと流出することがほとんどない。また、ガイド110の内部から流出するオイルを保持する機能を有する突出部420を必要最低限の大きさで作ることができる。
・ガイド110に形成された突出部120及び延設底部124は必ずしも必須の構成ではなく、開口部及び底部をガイドに備えるだけのものであっても、オイルの偏倚方向B側の端部が上がるように傾いてオイル面が底部よりも下がったとしても、底部に液体を保持することはできる。
・本実施形態では、フロートに配設された磁石の磁力に反応して検出信号を出力する磁気センサ140を採用しているが、フロートの位置に基づいて液面が許容最低高さhlよりも低い旨検出するものであれば、機械的に検出するものや、光学的に検出するものであってもよい。
・本実施形態において例示した液体及び容器は、オイル及びオイルタンクに限られるものではなく、例えば水及び水を貯留するためのウォータタンクや、燃料及び燃料を貯留するための燃料タンク等であってもよい。要するに、液体及び液体を貯留するための容器であればよい。
・本実施形態において例示したガイドは略円筒形状のものに限られるものではなく、例えば四角柱等の多角柱であってもよい。要するに、フロートの昇降方向以外への移動を規制する中空柱状のガイドであればよい。
・本実施形態では、ガイド110の上端から下端までスリット状の開口部を形成しているが、開口部の形状はこれに限られるものではない。例えば上述したように、底部114を配置する高さを許容最低高さhlよりも低く設定する場合には、図9に示されるように、ガイドの側面の偏倚方向B側であって上端から同許容最低高さhlまでの範囲に開口部を設け、残りの部分をオイルタンク1の内周面に当接させるようにしてもよい。また図10に示されるように、開口部を円形とするとともに、こうした開口部をガイド310の軸方向に沿って複数形成するようにしてもよい。要するに、開口部はガイド310の側面の偏倚方向B側に形成され、オイルの流入出を許容するものであればよい。
・本実施形態では、オイルタンク1の中心から車両後方B側の内壁の中央位置に液面高さ検出装置100を配設したが、同中央位置以外の場所に配設するようにしてもよい。例えば、車両後方B側の内壁上であって上記中央位置以外の部分に液面高さ検出装置を配設した場合、上記中央位置に液面高さ検出装置を配設した場合に比べて、オイルタンク1が左右に傾くことに起因するオイルの流出量は増加するものの、オイルタンク1が前後方向に傾くことに起因するセンサ140の誤判定については同様に抑制することができる。また、オイルタンク1内の中心から車両前方F側に偏倚した位置や、車両左方向側、或いは右方向側に偏倚した位置に液面高さ検出装置を配設するようにしてもよい。例えば、図11に示されるように、オイルタンク1の左側の内壁上であって前後方向の中央位置にガイド610等を配設すると、オイルタンク1が左右に傾くことに起因するセンサ140の誤検出を抑制することができるようになる。なお、この場合であってもオイルタンク1が前後方向に傾いた場合には、ガイド610がオイルタンク1の前後方向の中央位置に配設されているため、ガイド610内のオイル面の高さはほとんど変化しない。要するに、容器の中心から偏倚した位置にガイドが配置されるとともに、ガイドの偏倚方向側の側面にオイルの流入出を許容する開口部を備えるものであればよい。
本発明の第1実施形態にかかる液面高さ検出装置及びその周辺構造を示す断面図。 同実施形態にかかる液面高さ及びその周辺構造の平面図。 同実施形態にかかるガイド及び突出部の斜視図。 同実施形態にかかるガイド及び突出部の断面図。 同実施形態にかかる液面高さ検出装置の作用を示す断面図。 本発明の液面高さ検出装置の変更例を示す断面図。 本発明の液面高さ検出装置の他の変更例を示す断面図。 本発明の液面高さ検出装置の他の変更例を示す断面図。 本発明の液面高さ検出装置の他の変更例を示す断面図。 本発明の液面高さ検出装置の他の変更例を示す斜視図。 本発明の液面高さ検出装置の他の変更例を示す平面図。 従来の液面高さ検出装置及びその周辺構造を示す断面図。
符号の説明
1…オイルタンク、100、600…液面高さ検出装置、10、110、210、610…ガイド、112、212、312…側部、114、214、314…底部、120、220、320、420、520、620…突出部、120a…水平部、120b、420b…傾斜部、124、224…延設底部、130…フロート、140…磁気センサ。

Claims (5)

  1. 容器内の液面の高さに応じて昇降するフロートと、容器の中心から偏倚した位置に配置されて前記フロートの昇降方向以外への移動を規制する中空柱状のガイドと、同ガイド内における前記フロートの位置に基づいて前記液面が許容最低高さよりも低い旨検出するセンサとを備える液面高さ検出装置において、
    前記ガイドは、その下端から液体が流出することを防止する底部と、前記偏倚方向側の側面に同液体の流入出を許容する開口部とを備える
    ことを特徴とする液面高さ検出装置。
  2. 前記ガイドは、前記側面の下端から所定長さの部分が前記偏倚方向側に突出した突出部と、同突出部の下方を覆うように前記底部が延設された延設底部とが形成されてなる請求項1に記載の液面高さ検出装置。
  3. 前記突出部の前記偏倚方向側の端部には前記液体の流出を防止する側部が形成され、同側部の上端が前記許容最低高さに設定される請求項2に記載の液面高さ検出装置。
  4. 前記突出部は、その下端からの長さが前記偏倚方向側ほど短く形成されてなる請求項2または3に記載の液面高さ検出装置。
  5. 前記突出部の上端が前記偏倚方向側ほど下方に傾く直線に形成されるとともに、その直線の傾きが想定される前記液面の最大傾きに等しく設定されてなる請求項4に記載の液面高さ検出装置。
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