JP2007162789A - ナット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ナット1は、仮係合部23と本係合部24を形成した保持部20を備えた本体10と、雌ねじ部81と、係合片83が設けられた係合脚部85を備えたリテーナ80から構成される。
リテーナ80の係合片83と本体10の仮係合部23との係合によるリテーナ80の仮止め状態では、ナット1はボルトBへ抜き差し容易であり、係合片83と本体10の本係合部24を係合させることにより、ナット1はボルトBへ螺合状態となる。
【選択図】 図1
Description
この従来のナット100は、筒状の本体部101内に、弧状に形成され、その内側に雌ねじ部111を備えた分割片110が収められる。この分割片110は三個で一組とされ、それぞれの分割片110は薄肉ヒンジ部により一体に連結されており、それぞれ向き合うように折り曲げられて収納される。
また各分割片110には、その下端部に一体形成された、線状で斜め下方へ延出されたばね部120が形成される。このばね部120は、本体部101内へ各分割片110が収納された際、外れを防ぐために嵌合される蓋部130へ当接される。これにより各分割片110は、前記ばね部120の撓みにより、本体部101の挿入孔102のボルトBの挿し入れ側の開口側に向けて、常時付勢される構造とされる。そして本体部101に設けられる挿入孔102は、該ボルトBの差し入れ口側から奥側に向けて、拡径状とされる構造とされている。
この結果、前記ボルトBの雄ねじ部150に対して、ボルトBに対してナット100を特に回転させることなく、単純に挿入するだけで、該ナット100に対して該ボルトBを所望の位置まで差し入れることができる。
そして、このボルトBの差し入れを止めると、前記各分割片110は、前記ばね部120により常時挿入側の開口に向けて付勢されているので、各分割片110は、挿入されているボルトBに、湾曲内側が密着する位置まで、前記本体部101の開口側に、前記付勢により移動され、該位置でボルトBの雄ねじ部150に雌ねじ部111を噛み合わせる。この結果、該ナット100を前記所望の位置で該ボルトBに対して螺着させることができる。
そこで本発明は、容易に締め付けたい部位へナットをボルトへ螺合し、かつ、該ボルトからナットの取り外しについても、ナットを回転させることなく容易に取り外しができることにより、ロータンクや便座等の保守点検や掃除の際の着脱が迅速にできるナットの提供を目的とするものである。
本発明の実施形態1について、図面を参照しながら説明する。ナットは図1に示すように、本体とリテーナから構成され、更に本体には、押え部材が取り付けられる。
以下、本体、押え部材、リテーナの順に説明していく。
また従来と同一の部材については、同一の符号を付けて説明する。
更に強く締め付けたい場合は、上記状態のナット1を回転させることにより、それを可能とする。
本発明の実施形態2について図7を参照して説明する。本実施形態は前記実施形態1の一部を変更したものであるから、その変更部分について詳述し、その実施形態1と同一もしくは実質的に均等構成と考えられる部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
そして取付部30の外周面には、押え部材50に開けられた嵌合孔部51へ圧着する突起部31が、円周方向に一条以上(本実施形態では二条形成。)形成されており、内周面は、ボルトBを挿入した際、遊嵌可能とする径の挿入孔部15が貫通形成される。
またフランジ部11のもう一方側には、断面逆台形状に形成され、その上面部には前記挿入孔部15が軸方向へ開口された状態に形成された保持部40が形成される。
そして前記フランジ部11には、前記保持部40との接続部付近の一方側へ本係合部44が開けられており、更にその本係合部44の上面へ仮係合部43が開口される。
リテーナ90は、略逆U字状に形成され、その内周面には、ボルトBの雄ねじ部150と螺合する雌ねじ部81が刻設されており、また外周面は、断面略台形状に形成され、前記保持部40へ嵌合した際、その保持部40とリテーナ90が合わさった断面が正六角形状となるように形成される。
この係合片83は、リテーナ90を開閉させることにより前記フランジ部11の仮係合部43と本係合部44へ係合可能とされ、本係合部44へ係合した際は、リテーナ90は、本体10の保持部40へ密着状態となり、かつ、リテーナ90の雌ねじ部81は、ボルトBの雄ねじ部150へ螺合可能な位置へ移動する。
また係合片83と仮係合部43が係合した際は、リテーナ90は、保持部40の上面部において、斜めに浮いた状態とされ、かつ、リテーナ90の雌ねじ部81は、保持部40の挿入孔部15より外径の位置へ保持される。
この仮止め状態は、本体10の挿入孔部15へボルトBが挿入されても実施形態1と同様に、リテーナ90の雌ねじ部81は、保持部40の挿入孔部15より外径の位置へ保持されるので、ナット1の本体10への挿入孔部15へは、ボルトBは抜き差し容易である。
この状態においてナット1の挿入孔部15へボルトBを挿入させ、締め付け位置まで移動させた後、リテーナ90を本体部10の保持部40へ押し込むとリテーナ90は、薄肉ヒンジ部95を支点にして保持部40へ移動すると共に、フランジ部11の仮係合部43へ係合していた係合片84は、その係合を解除して本係合部44へ係合し、リテーナ90は、保持部40へ密着することによりナット1は本止め状態となる。これによりリテーナ90の雌ねじ部81は、ボルトBの雄ねじ部150へ係合し、ボルトBへナット1は螺合される。
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記記述以外にも要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
10…本体
15…挿入孔部
20、40…保持部
21…開口部
23、43…仮係合部
24、44…本係合部
50…押え部材
80、90…リテーナ
81…雌ねじ部
83…係合片
85…係合脚部
86…蓋部
150…雄ねじ部
B…ボルト
C…被取付部材
D…工具
Claims (1)
- ボルトを挿入可能とする挿入孔部を備えた本体と、この本体に開口する開口部から軸方向と交差する方向から挿入されてボルトと結合し、略U字状に延びてその内周部に雌ねじ部が形成された係合脚部を有するリテーナよりなるナットであって、
前記リテーナには、前記本体へ係合する係合片が設けられ、
前記本体には、前記係合片と係合して、本体へリテーナを仮止めする仮係合部と、前記係合片と係合して、リテーナの雌ねじ部がボルトの雄ねじ部へ係合する状態で、本体へリテーナを係合させる本係合部が設けられることを特徴とするナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005358365A JP2007162789A (ja) | 2005-12-13 | 2005-12-13 | ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005358365A JP2007162789A (ja) | 2005-12-13 | 2005-12-13 | ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007162789A true JP2007162789A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38245928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005358365A Pending JP2007162789A (ja) | 2005-12-13 | 2005-12-13 | ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007162789A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164100A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Utsunomiya Kogyo Kk | 係止装置 |
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-
2005
- 2005-12-13 JP JP2005358365A patent/JP2007162789A/ja active Pending
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