JP2007162540A - エンジンシステムおよびそれを備える車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】自己着火の時期を短時間で制御することができるエンジンシステムおよびそれを備えた車両を提供することである。
【解決手段】エンジン100のシリンダ1内の上部には燃焼室3が設けられる。燃焼室3は吸気ポート4および排気ポート5を介してエンジン100の外部に連通する。吸気ポート4の下流側の開口端4aに吸気弁6が開閉自在に配置され、排気ポート5の上流側の開口端5aに排気弁7が開閉自在に配置される。吸気ポート4には、吸気管11が取り付けられる。吸気管11には、シリンダ1内に燃料を供給するためのインジェクタ9が設けられる。ECU50は、吸気弁6が開いているときに燃料が開口端5aに到達するようにインジェクタ9による燃料の供給を制御しかつ燃料の供給時期を変化させることにより混合気の自己着火の時期を変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンシステムおよびそれを備える車両に関する。
エンジンの熱効率を改善するために、混合気の燃料の濃度を薄くすること(空燃比のリーン化)、または排気ガスをシリンダ内へ再導入することによりエンジンの熱損失およびポンプ損失を低減する手法が知られている。
しかしながら、点火プラグを用いて混合気を着火させる火花点火方式のエンジンにおいては、空燃比をリーン化または排気ガスを大量に再導入した場合、混合気の燃焼速度が低下し、燃焼状態が不安定になる。そのため、エンジンの熱効率を大幅に向上させることができない。
上記のような燃焼状態の不安定化を防止する技術としては、HCCI(Homogeneous-Charge Compression-Ignition combustion;予混合圧縮自己着火)方式が知られている。HCCI方式は、混合気を圧縮することにより筒内温度を上昇させ、火花点火を行うことなく混合気を自己着火させるものである。HCCI方式によれば、混合気の複数の箇所から燃焼反応が生じるため、燃焼速度が低下せず、安定した燃焼が可能となる。
しかしながら、HCCI方式においては、点火プラグによる火花点火が行われないので、着火時期を制御することは容易ではない。これまでにも、着火時期を制御するための種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1に記載されている予混合圧縮自着火エンジンにおいては、冷却水量の調整、またはバーナ装置を用いることにより給気温度を調整している。それにより、自己着火のタイミングを制御している。
特許文献2に記載されている予混合圧縮自着火エンジンにおいては、給気弁または排気弁の開閉タイミングを制御することにより、圧縮自己着火前のシリンダ内に給気される排ガスの量を制御している。それにより、自己着火のタイミングを制御している。
特許文献3に記載されている予混合圧縮自着火エンジンにおいては、排気ポートの流量調整弁の開閉時期を調整することにより、シリンダ内に残留する排ガスの量を制御している。それにより、自己着火のタイミングを制御している。
特開2000−227027号公報 特開2000−274246号公報 特開2001−59421号公報
しかしながら、エンジンを構成する各装置の応答速度には限界がある。そのため、上記特許文献1〜3のように、給気温度の制御または弁の開閉タイミングを制御する方法では、自己着火の時期を短時間で制御することは困難である。
本発明の目的は、自己着火の時期を短時間で制御することができるエンジンシステムおよびそれを備えた車両を提供することである。
(1) 第1の発明に係るエンジンシステムは、機械装置を駆動するエンジンシステムであって、シリンダを有し、シリンダ内の混合気が自己着火燃焼を行うエンジンと、エンジンの動作を制御する制御手段とを備え、エンジンは、シリンダ内に空気を導く吸気通路と、吸気通路の下流側の開口端に開閉可能に設けられた吸気弁と、吸気通路を介してシリンダ内へ燃料を供給する燃料供給手段とを含み、制御手段は、吸気弁が開いているときに燃料が開口端に到達するように燃料供給手段による燃料の供給を制御しかつ燃料の供給時期を変化させることにより混合気の自己着火の時期を変化させるものである。
本発明に係るエンジンシステムは、エンジンおよび制御手段を備える。エンジンは、シリンダ、吸気通路、吸気弁および燃料供給手段を含む。燃料供給手段は、吸気通路を介してシリンダ内へ燃料を供給する。制御手段は、吸気弁が開いているときに燃料が吸気通路の下流側の開口端に到達するように、燃料供給手段による燃料の供給を制御するとともに、その供給時期を変化させることにより混合気の自己着火の時期を変化させる。
この場合、エンジンの燃料供給手段以外の構成要素の制御信号に対する応答速度が遅い場合でも、その影響を受けずに混合気の自己着火の時期を制御することができる。したがって、エンジンの1サイクルごとに混合気の自己着火の時期を制御することが可能になる。すなわち、混合気の自己着火の時期を短時間で制御することが可能になる。
また、吸気弁が開いているときに燃料が開口端に到達するので、燃料が吸気通路に滞留することを防止することができる。それにより、混合気の自己着火の時期を確実に制御することができる。
また、燃料供給手段は、吸気通路を介して燃料をシリンダ内へ供給する。この場合、燃料供給手段は、シリンダ内の高温および高圧の燃焼ガスと接触することがないので、燃料供給手段の耐久性を向上させるためのコスト増加を低減することができる。
(2) 制御手段は、混合気の自己着火の時期を遅角させるときに燃料の供給時期を進角させ、混合気の自己着火の時期を進角させるときに燃料の供給時期を遅角させてもよい。
この場合、燃料の供給時期を進角させることにより、シリンダ内で燃料と空気とを混合するための時間を十分に確保することができる。それにより、混合気の燃料濃度が均一になり、混合気の燃焼反応はシリンダ内において全体的に起こる。そのため、混合気の燃焼時期が遅くなる。また、燃料の供給時期を遅角させることにより、シリンダ内で燃料と空気とを混合するための時間が短くなる。それにより、混合気の燃料濃度が不均一になり、混合気の燃料濃度が高い領域で早期に燃焼反応が起こる。そのため、混合気の燃焼時期が早くなる。以上の結果、燃料の供給時期を進角または遅角させることにより、容易に混合気の自己着火の時期を調整することができる。
(3) エンジンシステムは、混合気の燃焼時期を計測する燃焼時期計測手段と、混合気の最適な燃焼時期を記憶する記憶手段とをさらに備え、制御手段は、燃焼時期計測手段により計測された燃焼時期と記憶手段に記憶された最適な燃焼時期との誤差が小さくなるように混合気の自己着火の時期を制御してもよい。
この場合、記憶手段に記憶された最適な燃焼時期に近づくように混合気の自己着火の時期が制御される。それにより、ノッキングおよび失火等を防止することができ、エンジンの安定した運転が可能になる。
(4) エンジンシステムは、混合気を火花点火燃焼させる点火手段をさらに備え、制御手段は、誤差の絶対値が所定の値より大きい場合に点火手段により混合気を火花点火燃焼させてもよい。
この場合、燃焼時期計測手段によって実際に測定された燃焼時期が記憶手段に記憶された最適な燃焼時期と大きく異なっている場合には、火花点火燃焼が行われる。それにより、混合気の早期着火および失火等の不整燃焼を防止することができる。
(5) 第2の発明に係る車両は、駆動輪と、第1の発明に係るエンジンシステムと、第1の発明に係るエンジンシステムにより発生される動力を駆動輪に伝達する伝達機構とを備えたものである。
本発明に係る車両においては、第1の発明に係るエンジンシステムにより発生される動力が、伝達機構により駆動輪に伝達され、駆動輪が駆動される。
この場合、第1の発明に係るエンジンシステムにより、エンジンの燃料供給手段以外の構成要素の制御信号に対する応答速度が遅い場合でも、その影響を受けずに混合気の自己着火の時期を制御することができる。したがって、エンジンの1サイクルごとに混合気の自己着火の時期を制御することが可能になる。すなわち、混合気の自己着火の時期を短時間で制御することが可能になる。
また、吸気弁が開いているときに燃料が開口端に到達するので、燃料が吸気通路に滞留することを防止することができる。それにより、混合気の自己着火の時期を確実に制御することができる。
また、燃料供給手段は、吸気通路を介して燃料をシリンダ内へ供給する。この場合、燃料供給手段は、シリンダ内の高温および高圧の燃焼ガスと接触することがないので、燃料供給手段の耐久性を向上させるためのコスト増加を低減することができる。
本発明によれば、エンジンの燃料供給手段以外の構成要素の制御信号に対する応答速度が遅い場合でも、その影響を受けずに混合気の自己着火の時期を制御することができる。したがって、エンジンの1サイクルごとに混合気の自己着火の時期を制御することが可能になる。すなわち、混合気の自己着火の時期を短時間で制御することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係るエンジンシステムおよびそれを備える車両について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態のエンジンシステムは、HCCI(Homogeneous-Charge Compression-Ignition combustion;予混合圧縮自己着火)方式および火花点火方式による燃焼を行う。
(1)自動二輪車の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の模式図である。
図1の自動二輪車600においては、本体フレーム601の前端にヘッドパイプ602が設けられる。ヘッドパイプ602にフロントフォーク603が左右方向に揺動可能に設けられる。フロントフォーク603の下端に前輪604が回転可能に支持される。ヘッドパイプ602の上端にはハンドル605が取り付けられる。
本体フレーム601の中央部には、後述するエンジンシステム200が設けられる。図1には、エンジンシステム200に含まれるエンジン100、吸気管11、排気管12および排気再循環装置13が示される。エンジンシステム200の上部には燃料タンク606が設けられ、燃料タンク606の後方にはシート607が設けられる。
エンジンシステム200の後方に延びるように、本体フレーム601にリアアーム608が接続される。リアアーム608は、後輪609および後輪ドリブンスプロケット610を回転可能に保持する。また、エンジンシステム200の排気管12には三元触媒616が介挿され、排気管12の後端にはマフラー612が取り付けられる。
エンジンシステム200のエンジン100にドライブシャフト613が取り付けられ、ドライブシャフト613には後輪ドライブスプロケット614が取り付けられる。後輪ドライブスプロケット614は、チェーン615を介して後輪609の後輪ドリブンスプロケット610に連結される。
(2)エンジンシステムの構成
図2は、エンジンシステム200を示す模式図である。図2に示すように、エンジンシステム200は、ECU50(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)、エンジン100、吸気管11、排気管12および排気再循環装置13を含む。
エンジン100はシリンダ1を有し、シリンダ1内には、ピストン2が上下動可能に設けられる。また、シリンダ1内の上部には燃焼室3が設けられる。燃焼室3は吸気ポート4および排気ポート5を介してエンジン100の外部に連通する。吸気ポート4の下流側の開口端4aに吸気弁6が開閉自在に配置され、排気ポート5の上流側の開口端5aに排気弁7が開閉自在に配置される。吸気弁6の上端には、吸気弁6を駆動するための吸気弁駆動装置6aが設けられる。排気弁7の上端には、排気弁7を駆動するための排気弁駆動装置7aが設けられる。燃焼室3の上部には、燃焼室3内で火花点火を行うための点火プラグ8が設けられる。
エンジン100には、吸気ポート4と連通するように吸気管11が取り付けられ、排気ポート5と連通するように排気管12が取り付けられる。吸気管11および排気管12には、排気再循環装置13が設けられる。排気再循環装置13は、吸気管11と排気管12とを連通させる配管13a、および配管13a内に設けられた排気再循環バルブ13bを有する。
エンジン100が作動する際には、空気が吸気管11を通して吸気ポート4からシリンダ1内に吸入される。シリンダ1内において混合気の燃焼により生じた既燃ガスは、排気ポート5から排気管12を通して排出される。このとき、排気管12を通る排気の少なくとも一部は、排気再循環装置13により吸気管11へと導かれる。排気管12から吸気管11へと導かれる排気の流量は、排気再循環バルブ13bにより調整される。
また、吸気管11内で配管13aとの合流部より上流側にスロットルバルブ14が設けられる。図示しないアクセルを操作することにより直接的または間接的にスロットルバルブ14の開度が調整される。それにより、空気の流量が調整される。本実施の形態においては、運転者は、アクセルの操作量(以下、アクセル開度と呼ぶ)を調節することにより要求トルクを決定することができる。したがって、エンジン100のトルクを大きくしたい場合すなわち高負荷運転時にはアクセル開度を大きくし、エンジン100のトルクを小さくしたい場合すなわち中低負荷運転時には、アクセル開度を小さくする。なお、本実施の形態においては、ECU50によってもスロットルバルブ14の開度が調整される。
吸気管11において、配管13aとスロットルバルブ14との間には、シリンダ1内に燃料を供給するためのインジェクタ9が設けられる。また、シリンダ1には、シリンダ1内の混合気の燃焼時期を計測するための燃焼時期計測器10が設けられる。
ECU50は、運転領域判定部51、火花点火燃焼制御部52、HCCI燃焼制御部53、および記憶部54を含む。なお、図2においては、機能的な構成を示すブロック図によりECU50を示している。運転領域判定部51、火花点火燃焼制御部52、HCCI燃焼制御部53、および記憶部54は、マイクロコンピュータおよびその制御プログラムにより実現されてもよく、これら各機能部の一部または全てが電子回路等のハードウェアにより実現されてもよい。
ECU50には、エンジン回転数センサ31からエンジン回転数ERが与えられ、アクセル開度センサ32からアクセル開度AOが与えられ、油温センサ33から油温OTが与えられ、水温センサ34から水温WTが与えられ、クランク角度センサ35からエンジン100のクランク角度CDが与えられ、燃焼時期計測器10から燃焼時期BPが与えられる。また、ECU50には、図示しないスロットル開度センサからスロットル開度TOが与えられる。なお、スロットル開度TOとはスロットルバルブ14の開き角度を示す。
ECU50は、吸気弁駆動装置6aに吸気弁制御信号IVを与え、排気弁駆動装置7aに排気弁制御信号EVを与え、排気再循環バルブ13bに排気再循環バルブ制御信号EGRを与え、点火プラグ8に点火信号SIを与え、インジェクタ9に噴射信号FIを与え、スロットルバルブ14にスロットルバルブ制御信号TVを与える。これにより、ECU50は、吸気弁駆動装置6a、排気弁駆動装置7a、点火プラグ8、インジェクタ9、排気再循環バルブ13bおよびスロットルバルブ14を制御する。
(3)エンジンの動作
次に、エンジン100の動作について説明する。本実施の形態においては、指定された負荷領域に応じてHCCI方式による燃焼(以下、HCCI燃焼と呼ぶ)および火花点火方式による燃焼(以下、火花点火燃焼と呼ぶ)が選択的に行なわれるように、ECU50によりエンジン100の動作が制御される。以下、ECU50による制御動作について説明する。
図3は、ECU50の制御動作を示すフローチャートである。
まず、図3に示すように、ECU50が運転情報を取得する(ステップS1)。ここで、運転情報とは、エンジンシステム200の動作状態に関する情報であり、例えば、アクセル開度AO、エンジン回転数ER、油温OT、水温WT、クランク角度CD、噴射信号FI、スロットル開度TO、吸気弁6および排気弁7の開閉タイミング、ならびに排気再循環バルブ13bの開度等を含む。
次に、ECU50の運転領域判定部51は、ステップS1で取得されたアクセル開度AOが、指定範囲内であるか否かを判定する(ステップS2)。なお、ステップS2で用いられる指定範囲は、エンジン100が安定したHCCI燃焼を行うことができるように任意に決定することができる。
アクセル開度AOが指定範囲内の場合、ECU50のHCCI燃焼制御部53がHCCI燃焼処理を行う(ステップS3)。その後、ステップS1に戻る。
ステップS2において、アクセル開度AOが指定範囲外の場合、ECU50の火花点火燃焼制御部52が火花点火燃焼処理を行う(ステップS4)。この場合、通常の火花点火燃焼の制御が行われる。その後、ステップS1に戻る。
以下、ステップS3におけるHCCI燃焼処理についてさらに詳細に説明する。本実施の形態においては、エンジン100の回転数に応じて目標となる燃焼時期(以下、目標燃焼時期と呼ぶ)が予め定められており、燃焼時期計測器10によって検出される燃焼時期BPが目標燃焼時期と等しくなるように各部が制御される。なお、目標燃焼時期とは、取得した運転情報に基づいて自己着火燃焼を行う場合に、熱効率および燃焼の安定性が最も向上する着火時期のことである。目標燃焼時期は、任意の運転情報に対応できるようにマップとして記憶部54(図2参照)に記憶されている。
まず、燃焼時期BPについて説明する。
上述したように、燃焼時期BPは燃焼時期計測器10によって検出される。例えば、燃焼時期BPは、シリンダ1内の熱発生率が最大となる時期(dQ/dθが最大となる時期)、または燃焼によるシリンダ1内の圧力の変化率が最大となる時期(dP/dθが最大となる時期)のいずれかとして検出することができる。なお、上記Qはシリンダ1内の発熱量を示し、Pはシリンダ1内の圧力を示し、θはクランク角度を示す。
また、燃焼質量割合が50%となる時期を燃焼時期BPとして用いてもよい。図4は、シリンダ1におけるクランク角度と熱発生率との関係、およびクランク角度と燃料質量割合との関係の一例を示したものである。燃焼質量割合が50%となる時期はdP/dθが最大となる時期に比べてやや遅角側の値となるが、図4に示すように、燃焼質量割合が50%となる時期とdQ/dθが最大となる時期とはほぼ同一である。したがって、燃焼質量割合が50%となる時期を燃焼時期BPとしてもよい。
また、エンジン100の1サイクルにおけるイオン電流を積算した場合に、その積算値の50%となる時期は燃焼質量割合が50%となる時期とほぼ同一であるので、このイオン電流の積算値の50%となる時期を燃焼時期BPとしてもよい。
本実施の形態においては、燃焼時期計測器10として、例えば、イオンプローブ等によってイオン電流を測定することができる装置を用いる。そして、測定されたイオン電流の積算値の50%の時期を燃焼時期BPとする。
次に、HCCI燃焼処理時のECU50の制御動作について説明する。
図5は、図3のステップS3に示されるHCCI燃焼処理の詳細を示すフローチャートである。
図5に示すように、ECU50のHCCI燃焼制御部53(図2参照)は、図3のステップS1で取得したエンジン回転数ER(運転情報)に応じた目標燃焼時期を記憶部54から読み込む(ステップS11)。
次に、HCCI燃焼制御部53は、図3のステップS1で取得した運転情報に基づいて、燃料噴射時期、燃料噴射量および空気量を決定する(ステップS12)。なお、空気量は、混合気の空燃比が理論空燃比(約14.5:1)となるように決定される。また、本実施の形態においては、このステップS12において決定される燃料噴射時期が、混合気の燃焼時期を決定する主な要因となる。燃料噴射時期については後述する。
次に、HCCI燃焼制御部53は、ステップS11で読み込んだ目標燃焼時期およびステップS12で決定した空気量に基づいて既燃ガス量および再循環排気量を決定する(ステップS13)。なお、この処理においては、既燃ガス量および再循環排気量を調整することにより、シリンダ1内の温度を調整することができる。
次に、HCCI燃焼制御部53は、1サイクル前の処理において補正係数が算出されたか否かを判別する(ステップS14)。なお、補正係数は、後述するステップS20の処理において算出される。
補正係数が算出されている場合、HCCI燃焼制御部53は、ステップS13で決定された既燃ガス量および再循環排気量に補正係数を乗算する(ステップS15)。
次に、HCCI燃焼制御部53は、ステップS12で決定された燃料噴射時期、燃料噴射量および空気量ならびにステップS15で算出された既燃ガス量および再循環排気量に基づいて、吸気弁6の開閉タイミング、排気弁7の開閉タイミング、排気再循環バルブ13bの開度、およびスロットルバルブ14の開度を決定する(ステップS16)。なお、ステップS14において補正係数が算出されていない場合は、ステップS12で決定された燃料噴射量および空気量ならびにステップS13で決定された既燃ガス量および再循環排気量に基づいて、吸気弁6の開閉タイミング、排気弁7の開閉タイミング、排気再循環バルブ13bの開度、およびスロットルバルブ14の開度を決定する。
次に、HCCI燃焼制御部53は、ステップS16で決定された吸気弁6の開閉タイミング、排気弁7の開閉タイミング、排気再循環バルブ13bの開度、およびスロットルバルブ14の開度に基づいて混合気を自己着火燃焼させるとともに、燃焼時期計測器10から実際の燃焼時期BPを取得する(ステップS17)。
次に、HCCI燃焼制御部53は、ステップS11で読み込んだ目標燃焼時期とステップS16で取得した実際の燃焼時期BPとの誤差を算出する(ステップS18)。次に、HCCI燃焼制御部53は、ステップS18で算出された誤差の絶対値が予め設定されたしきい値以上か否かを判別する(ステップS19)。
誤差の絶対値がしきい値以下の場合、HCCI燃焼制御部53は、再循環排気量および既燃ガス量に対する補正係数を算出する(ステップS20)。その後、HCCI燃焼制御部53は図5のステップS1に戻る。
ステップS19において誤差の絶対値がしきい値より大きい場合、火花点火燃焼制御部52(図1参照)が火花点火燃焼処理を行う(ステップS21)。その後、図5のステップS1に戻る。これらステップS19およびステップS21の処理を設けることにより、実際の燃焼時期BPが目標燃焼時期と大きく異なっている場合には、HCCI燃焼を行わずに火花点火燃焼を行うことができる。それにより、混合気の早期着火および失火等の不整燃焼を防止することができる。
なお、ステップS20において算出される再循環排気量および既燃ガス量に対する補正係数は、目標燃焼時期と実際の燃焼時期BPとの誤差が小さくなるように算出される。具体的には、実燃焼時期が目標燃焼時期よりも遅い場合には、再循環排気に対する既燃ガスの割合を大きくし、実燃焼時期が目標燃焼時期よりも早い場合には、既燃ガスに対する再循環排気の割合を大きくするように補正係数を算出する。
(4)燃焼時期
次に、燃料時期について説明する。上述したように、本実施の形態においては、燃料噴射時期がシリンダ1(図2)内の混合気の燃焼時期を決定する主な要因となる。ここで、本発明者らは、種々の実験等により、シリンダ1内への燃料の注入時期と燃焼時期とに以下の関係があることを見出した。
エンジン100(図2)の吸気行程において、吸気弁6(図2)が閉じる直前に燃料がシリンダ1内に供給される場合、シリンダ1内で燃料と空気とを混合するための十分な時間を確保することができない。そのため、混合気の燃料濃度が不均一になる。この場合、燃焼室3(図2)内において、混合気の燃料濃度の高い領域で早期に燃焼反応が起こり、その燃焼反応が燃焼室3内の全体へと広がる。それにより、混合気の燃焼時期が早くなる。
一方、吸気弁6が開いた直後に燃料がシリンダ1内に供給される場合、シリンダ1内で燃料と空気とを混合するための時間を十分に確保することができる。そのため、混合気の燃料濃度が均一になる。この場合、燃焼室3内において、混合気の燃焼反応は全体的に起こる。それにより、局所的な混合気の燃焼反応が早期に起こる上記の場合と比べて、混合気の燃焼時期は遅くなる。
以上の関係に基づいて、本実施の形態においては、シリンダ1内への燃料の注入時期を変化させることにより、混合気の燃焼時期を調整する。
ところで、図2に示すように、本実施の形態においては、シリンダ1外にインジェクタ9が設けられている。この場合、インジェクタ9から燃料が噴射されてから、その燃料がシリンダ1に到達するまでには時間を要する。また、上述したように、インジェクタ9はECU50(図2)により制御されるが、インジェクタ9の燃料噴射口(図示せず)の弁を解放するための時間および電気的な遅れ等により、ECU50から噴射信号FIが出力されてからインジェクタ9が実際に燃料を噴射するまでには時間を要する。そのため、インジェクタ9による燃料の噴射時期を制御する際には、これらの時間を考慮しなければならない。
図6は、噴射信号FIの出力時期と混合気の燃焼時期との関係の一例を示した図である。図6において、横軸はECU50(図2)による噴射信号FIの出力時期を示し、縦軸は混合気の燃焼時期を示す。また、時点a−b間は膨張行程を示し、時点b−c間は排気行程を示し、時点c−d間は吸気行程を示し、時点d−e間は圧縮行程を示す。なお、図6の例では、混合気の燃焼反応は、TDC(上死点;top dead center)後に生じている。また、吸気行程は、吸気弁6(図2)が開いてから閉じるまでの期間を示す。
また、矢印Wで示す期間は、ECU50が噴射信号FIを出力してからインジェクタ9が実際に燃料を噴射するまでに要する時間を示し、矢印Xで示す期間は、インジェクタ9が燃料を噴射している期間を示し、矢印Yで示す期間は、インジェクタ9から噴射された燃料がシリンダ1内に到達するまでに要する時間を示し、矢印Zで示す期間は、シリンダ1内に燃料が注入されている期間を示す。
図6の例では、吸気行程において、吸気弁6(図2)が開くと同時に燃料をシリンダ1内へ注入するためには、時点cにおいて、シリンダ1内への燃料の注入が開始されなければならない。この場合、上記の期間Yを考慮して、時点gにおいて、インジェクタ9からの燃料の噴射を開始しなければならない。そのためには、上記の期間Wを考慮して、時点fにおいて、ECU50(図2)から噴射信号FIを出力しなければならない。
また、吸気行程において、吸気弁6が閉じるときに、インジェクタ9から噴射された全ての燃料のシリンダ1内への注入を完了させるためには、時点dにおいて、シリンダ1内への燃料の注入を完了させなければならない。この場合、上記の期間Zを考慮して、時点jにおいて、シリンダ1内への燃料の注入を開始しなければならない。そのためには、上記の期間Yを考慮して、時点iにおいて、インジェクタ9からの燃料の噴射を開始しなければならない。したがって、上記の期間Wを考慮して、時点hにおいて、ECU50から噴射信号FIを出力しなければならない。
以上の結果、図6の例では、期間T(時点f−h間)が、噴射信号FIの出力を制御する期間となる。例えば、図5のステップS11において読み込まれた目標燃焼時期が早い(TDC近傍)場合、ECU50は、図6の期間T内において、時点f近傍の時期に噴射信号FIをインジェクタ9に与える。それにより、混合気を早期に自己着火させることができる。また、例えば、図5のステップS11において読み込まれた目標燃焼時期が遅い場合、ECU50は、図6の期間T内において、時点h近傍の時期に噴射信号FIをインジェクタ9に与える。それにより、混合気の着火時期を遅くすることができる。
これらのように、本実施の形態においては、目標燃焼時期が遅い場合には、インジェクタ9による燃料の噴射時期を進角させ、目標燃焼時期が早い場合には、インジェクタ9による燃料の噴射時期を遅角させる。それにより、混合気の燃焼時期を容易に制御することができる。
なお、期間Tは、燃料の噴射時間、インジェクタ9(図2)から開口端4a(図2)までの距離および吸気の流速等によって変化する。
例えば、燃料の噴射時間が長い場合には、図6の期間Xが長くなり、期間Tが進角側(時点b側)に移動し、燃料の噴射期間が短い場合には、期間Xが短くなり、期間Tが遅角側(時点d側)に移動する。また、インジェクタ9から開口端4aまでの距離が長い場合、または吸気の流速が遅い場合には、図6の期間Yが長くなり、期間Tが進角側に移動し、インジェクタ9から開口端4aまでの距離が短い場合、または吸気の流速が速い場合には、期間Yが短くなり、期間Tが遅角側に移動する。なお、これらの場合、期間Tの移動とともに、図6の曲線も変化する。
また、ECU50による噴射信号FIの出力時期と混合気の燃焼時期との関係(図6の曲線)は、エンジン100の回転数、負荷および温度等によって変化する。そこで、本実施の形態においては、図6に示すような噴射信号FIの出力時期と混合気の燃焼時期との関係を、エンジン100の回転数、負荷および温度等の種々の条件に対応するマップとして記憶部54に記憶している。それにより、混合気の燃焼時期を容易かつ確実に制御することができる。
また、燃料の噴射時間(図6の期間X)は、エンジン100の出力を一定に保つことができるように、燃料の噴射開始の時期に応じて変化させてもよい。この場合、燃料の噴射開始時期と燃料の噴射時間との関係をマップとして記憶部54(図2)に記憶させることにより、安定した運転が可能になる。
なお、期間T以外の時期にECU50が噴射信号FIを出力した場合、吸気弁6(図2)が閉じているときに燃料が吸気ポート4(図2)の開口端4aに到達し、吸気ポート4に燃料が滞留する。この場合、吸気行程において吸気弁6が開くと同時に多量の燃料がシリンダ1内に注入されることになり、混合気の燃焼時期が安定しない。一方、本実施の形態においては、期間T内においてECUが噴射信号FIを出力するので、燃料が吸気ポート4に滞留することを防止することができる。それにより、混合気の燃焼時期を確実に制御することができる。
(5)効果
以上のように、本実施の形態においては、インジェクタ9による燃料の噴射時期を制御することで、混合気の自己着火の時期を制御している。この場合、インジェクタ9以外の構成要素(例えば、吸気弁駆動装置6a、排気弁駆動装置7aおよび排気再循環装置13等)の制御信号に対する応答速度が遅い場合でも、その影響を受けずに自己着火の時期を制御することができる。したがって、エンジン100の1サイクルごとに混合気の自己着火の時期を制御することが可能になる。すなわち、混合気の自己着火の時期を短時間で制御することが可能になる。
また、本実施の形態においては、インジェクタ9がシリンダ1の外部に設けられている。この場合、インジェクタ9がシリンダ1内の高温および高圧の燃焼ガスと接触することがないので、インジェクタ9の耐久性を向上させるためのコスト増加を低減することができる。
また、本実施の形態においては、設定された目標燃焼時期で自己着火燃焼が行われるようにエンジンシステム200の各部が制御される。それにより、ノッキングおよび失火等を防止することができ、エンジン100の安定した運転が可能になる。
また、本実施の形態においては、目標燃焼時期と実際の燃焼時期BPとの誤差が大きい場合には、火花点火燃焼が行われる。それにより、混合気の早期着火および失火等の不整燃焼を確実に防止することができる。
(6)他の実施の形態
上記実施の形態においては、インジェクタ9が吸気管11に設けられているが、インジェクタ9は吸気ポート4に設けられてもよい。
また、上記実施の形態においては、エンジンシステム200を自動二輪車に適用した場合について説明したが、エンジンシステム200を四輪自動車等の他の車両、船舶または発電機等に適用してもよい。
(7)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、ECU50が制御手段に相当し、吸気ポート4が吸気通路に相当し、開口端4aが開口端に相当し、インジェクタ9が燃料供給手段に相当し、燃焼時期計測器10が燃焼時期計測手段に相当し、記憶部54が記憶手段に相当し、点火プラグ8が点火手段に相当し、後輪609が駆動輪に相当し、後輪ドリブンスプロケット610、ドライブシャフト613、後輪ドライブスプロケット614およびチェーン615が伝達機構に相当する。
本発明は、二輪自動車、四輪自動車等のエンジンを備える種々の車両、船舶および発電機等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の模式図である。 エンジンシステムを示す模式図である。 ECUの制御動作を示すフローチャートである。 シリンダにおけるクランク角度と熱発生率との関係の一例を示す図である。 図3のステップS3に示されるHCCI燃焼処理の詳細を示すフローチャートである。 噴射信号の出力時期と混合気の燃焼時期との関係の一例を示した図である。
符号の説明
1 シリンダ
4 吸気ポート
4a 開口端
5 排気ポート
5a 開口端
6 吸気弁
6a 吸気弁駆動装置
7 排気弁
7a 排気弁駆動装置
8 点火プラグ
9 インジェクター
10 燃焼時期計測器
11 吸気管
12 排気管
13 排気再循環装置
13b 排気再循環バルブ
14 スロットルバルブ
31 エンジン回転数センサ
32 アクセル開度センサ
33 油温センサ
34 水温センサ
35 クランク角度センサ
50 ECU
100 エンジン
200 エンジンシステム
609 後輪
610 後輪ドリブンスプロケット
613 ドライブシャフト
614 後輪ドライブスプロケット
615 チェーン
616 三元触媒

Claims (5)

  1. 機械装置を駆動するエンジンシステムであって、
    シリンダを有し、前記シリンダ内の混合気が自己着火燃焼を行うエンジンと、
    前記エンジンの動作を制御する制御手段とを備え、
    前記エンジンは、前記シリンダ内に空気を導く吸気通路と、
    前記吸気通路の下流側の開口端に開閉可能に設けられた吸気弁と、
    前記吸気通路を介して前記シリンダ内へ燃料を供給する燃料供給手段とを含み、
    前記制御手段は、前記吸気弁が開いているときに前記燃料が前記開口端に到達するように前記燃料供給手段による燃料の供給を制御しかつ前記燃料の供給時期を変化させることにより前記混合気の自己着火の時期を変化させることを特徴とするエンジンシステム。
  2. 前記制御手段は、前記混合気の自己着火の時期を遅角させるときに前記燃料の供給時期を進角させ、前記混合気の自己着火の時期を進角させるときに前記燃料の供給時期を遅角させることを特徴とする請求項1記載のエンジンシステム。
  3. 前記混合気の燃焼時期を計測する燃焼時期計測手段と、
    前記混合気の最適な燃焼時期を記憶する記憶手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記燃焼時期計測手段により計測された燃焼時期と前記記憶手段に記憶された前記最適な燃焼時期との誤差が小さくなるように前記混合気の自己着火の時期を制御することを特徴とする請求項1または2記載のエンジンシステム。
  4. 前記混合気を火花点火燃焼させる点火手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記誤差の絶対値が所定の値より大きい場合に前記点火手段により前記混合気を火花点火燃焼させることを特徴とする請求項3記載のエンジンシステム。
  5. 駆動輪と、
    請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンシステムと、
    前記エンジンシステムにより発生される動力を前記駆動輪に伝達する伝達機構とを備えたことを特徴とする車両。
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