JP2007162517A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う二つの吸気ポート間の流れの干渉を抑制して、所望のスワール流と吸気流量とを確保できる内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関1の同一のシリンダ2に設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポート4、5を有し、これらの吸気ポート4、5はそれぞれヘリカルポートとして構成されている。これらの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポート4には、シリンダ2に近い側の導入部4cの流路を、導入部4cとヘリカル部4との境界位置Xに向かって徐々に絞る絞り部4dが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のシリンダに吸気を導入する内燃機関の吸気装置に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関に適用される吸気装置として、吸気バルブを中心にして螺旋状に旋回するヘリカル部と、このヘリカル部に続く導入部とを備えたヘリカルポートを有し、内燃機関のシリンダ内にスワール流を生成するようにした吸気装置が広く知られている。例えば、このようなヘリカルポートの上流と最下流とを結ぶバイパスポートを設け、このバイパスポートを開閉可能な開閉弁を閉じることにより吸気の流れを一部に集中させてスワール流を強化する一方で、この開閉弁を開くことにより吸気の流れを分散させてスワール流を弱めるようにした吸気装置がある(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
実開平5−042640号公報 実開平2−147830号公報
強いスワール流をシリンダ内に生成するとともに十分な吸気流量を確保するために、へリカルポートを同一のシリンダに対して複数設ける場合がある。この場合には、隣り合うポート間で生じ得る流れの干渉を考慮して、トータルとして要求されるスワール流と吸気流量とをそれぞれ確保する必要がある。しかしながら、特許文献1は、スワール流を強める弱めるといった記載はあるが、ヘリカルポートを単独で使用した場合についての開示に留まり他のヘリカルポートと組み合わせて使用することを考慮したものではない。そのため、特許文献1のヘリカルポートを他のポートと組み合わせた場合には、他のポートからの吸気流と干渉が生じ、十分な性能を発揮できないおそれがある。
そこで、本発明は、隣り合う二つの吸気ポート間の流れの干渉を抑制して、所望のスワール流と吸気流量とを確保できる内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の吸気装置は、内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダの下方向に向かうようにして前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って湾曲しながら前記開口部に続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の上流側に接続された導入部とを備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートには、前記導入部からヘリカル部へ導かれる吸気に対して前記シリンダの上方向に向かう流れ成分を与える吸気流制御部が設けられていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
この吸気装置によれば、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートに導かれる吸気に対してシリンダの上方向に向かう流れ成分が与えられる。そして、その流れ成分が与えられた吸気はヘリカル部を経て開口部に向かいシリンダ内に導入される。吸気流制御部にて付与される流れ成分は開口部の開口方向と反対向きであるので、一旦その成分が与えられた吸気は、そのような流れ成分が付与されずにヘリカル部へ導かれる吸気と比べて開口部への進入角度が深くなる。そのため、シリンダの下方向に向かう成分が相対的に増加する一方で、開口部から離れる方向へ向かう成分が減少する。更に、上方向に向かう成分の一部がヘリカル部に導かれて旋回成分に振り分けられる。これにより、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートから隣の吸気ポートへ向かう流れが弱められる。従って、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートに導かれる吸気の流れと、隣の吸気ポートに導かれる吸気の流れ、即ちスワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートに導かれる吸気の流れとの干渉を抑制することができる。
本発明に係る吸気流制御部は種々の態様で構成できる。例えば、前記吸気流制御部として、前記シリンダに近い側の前記導入部の流路を前記導入部と前記ヘリカル部との境界位置に向かって徐々に絞る絞り部を有していてもよい(請求項2)。この場合、シリンダに近い側の流路が境界位置に向かって徐々に絞られるため、導入部からヘリカル部へ導かれる吸気に対してシリンダの上方向に向かう流れ成分を付与することができる。この態様における絞り部は、前記導入部の流路が前記境界位置において前記ヘリカル部の湾曲の内側に向かう部分よりも外側に向かう部分のほうが広くなるように構成されていてもよい(請求項3)。これにより、ヘリカル部に導かれる吸気の流量を増大させることができるので、導入部に絞り部を設けることによる流量の低下を抑制することができる。
また、前記吸気流制御部として、前記シリンダに近い側の前記導入部の流路内に設けられ、かつ前記導入部と前記ヘリカル部との境界位置に向かう方向に並べられた複数の突起部を有していてもよい(請求項4)。この場合、シリンダに近い側の流路内に沿う吸気の流れを剥離させる効果があり、これにより導入部からヘリカル部へ導かれる吸気に対してシリンダの上方向に向かう流れ成分を付与することができる。複数の突起部の間には少なからず隙間が存在するため、流路を絞る場合と比べて流路面積が大きく低下しない。この態様における複数の突起部は、前記導入部の通路を横切る方向に並べられており、前記境界位置において前記ヘリカル部の湾曲の内側に向かう部分に設けられた突起部の高さが外側に向かう部分に設けられた突起部の高さよりも高くなるように構成されていてもよい(請求項5)。これにより、ヘリカル部に導かれる吸気の流量を増大させることができるので、導入部に複数の突起部を設けることによる流量の低下を抑制することができる。
本発明の吸気装置においては、吸気流制御部が設けられる吸気ポートに隣接して配置される吸気ポートがヘリカルポートである限り、その態様に特段の制限はない。例えば、前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートの前記導入部は、前記シリンダの上下方向に関して上側に位置する上側領域と下側に位置する下側領域とに区分されて前記ヘリカル部に接続される接続部を有し、前記接続部は、前記上側領域の横幅が前記下側領域の横幅よりも狭く、かつ前記ヘリカル部に近付くに従って前記上側領域と前記下側領域との横幅の差が徐々に拡大するように構成されていてもよい(請求項6)。この態様によれば、上側領域によって旋回流を生成するとともに、下側領域によってシリンダの接線方向に向かう吸気の流れを強めることができる。このような吸気ポートとの干渉が吸気流制御部によって抑制されるので、その吸気ポートの利点を殺すことなく性能を最大限に引き出すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、導入部からヘリカル部へ導かれる吸気に対してシリンダの上方向に向かう流れ成分を与える吸気流制御部がスワール流の下流側に配置された吸気ポートに設けられているので、シリンダの下方向に向かう成分が相対的に増加する一方で、開口部から離れる方向へ向かう成分が減少する。これにより、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートに導かれる吸気の流れと、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートに導かれる吸気の流れとの干渉を抑制できる。
(第1の形態)
図1及び図2は本発明の吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示している。内燃機関1はディーゼルエンジンとして構成されていて、シリンダ2へ吸気を導入するための二つの吸気ポート4、5と、燃焼後の排気をシリンダ2から排出するための二つの排気ポート6、6とを備えている。なお、排気ポート6、6については開口部を想像線で示して形状の図示を省略した。吸気ポート4、5のそれぞれの開口部4a、5aには、吸気バルブ7が一つずつ配置され、各排気ポート6の開口部にも排気バルブ(不図示)が配置されている。吸気ポート4、5及び排気ポート6は内燃機関1のシリンダヘッド8(図3)にそれぞれ形成されている。また、シリンダ2の上部にはシリンダ2内に燃料を噴射する燃料噴射ノズル9が設けられている。燃料噴射ノズル9は図示しないコモンレールに接続されて所定の燃圧で燃料が供給される。シリンダ2内にはピストン(不図示)が往復運動自在に設けられ、図示を省略したが、コネクティングロッドを介してクランク軸に連結されている。
吸気ポート4、5は互いに隣り合うように配置されており、吸気ポート4、5のそれぞれはいわゆるヘリカルポートとして構成されている。吸気ポート4は、開口部4aの周方向s1(図2)に沿って湾曲しながら開口部4aに続くヘリカル部4bと、ヘリカル部4bの上流側(シリンダ2から離れる側)に接続された導入部4cとを備えている。吸気ポート5も同様に、ヘリカル部5b及び導入部5cをそれぞれ備えている。吸気ポート4の開口部4aには吸気バルブ7を着座させるためのバルブシート10が設けられている。これらの吸気ポート4、5は、図1及び図2に示す方向に流れるスワール流Fswがシリンダ2内に生成されるように配置されている。吸気ポート4はスワール流Fswの流れ方向の下流側に配置された吸気ポートに、吸気ポート5はスワール流Fswの流れ方向の上流側に配置された吸気ポートにそれぞれ相当する。
図3及び図4は吸気ポート4の詳細を示し、図3は図2のIII−III線に沿った断面を、図4は図3のa〜c線に沿った各断面をそれぞれ示している。図3に示すように、吸気ポート4には吸気流制御部としての絞り部4dが設けられている。図4(a)〜(c)にも示すように、絞り部4dは、シリンダ2に近い側(図3の下側)の導入部4cの流路を、導入部4cヘリカル部4bとの境界位置Xに向かって徐々に絞るように構成されている。換言すれば、絞り部4dは導入部4cの流路面積の減少が開始する開始位置xから境界位置Xまで延びており、この開始位置xとバルブシート10の上面側の外周縁10aとを結ぶ仮想面S1を基準とした場合、絞り部4dはこの仮想面S1から導入部4cの底面S2までのシリンダ2の中心軸線方向に関する高さHが境界位置Xに向かって徐々に大きくなるように構成されている。
これにより、導入部4cに導かれた吸気流F1は絞り部4dにてシリンダ2の上方向に向かう流れ成分が与えられる。そのため、絞り部4dを通過した吸気は、仮想面S1に沿った流れF2と比べて開口部4aへの進入角度が深くなり、シリンダ2の下方向に向かう成分faが相対的に増加する一方で、開口部4aから離れる方向へ向かう成分fbが減少する。更に、上方向に向かう成分の一部がヘリカル部に導かれて旋回成分に振り分けられる。
一方、吸気ポート5は、吸気ポート4の構成と相違している。図5(a)〜(c)は図2のd〜f線に沿った各断面を示している。これらの図に示すように、吸気ポート5の導入部5cは、シリンダ2の中心軸線方向に関して上側に位置する上側領域51と下側に位置する下側領域52とに区分されてヘリカル部5bに接続される接続部50を有している。接続部50は上側領域51の横幅が下側領域52の横幅よりも狭く、かつヘリカル部5bに近付くに従ってこれらの領域の横幅の差が徐々に拡大するように構成されている。また、図1に示すように、吸気ポート5のヘリカル部5bにおいては、開口部5aの周方向s2(図2)に沿って湾曲する過程で、シリンダ2の上下方向に関する縦幅が漸次小さくなるように構成されている。これにより、図2に示すように、上側領域51に導かれる流れFsよって旋回流を生成するとともに、下側領域52によってシリンダ2の接線方向に向かう吸気の流れFtを強めることができる。
以上の形態によれば、一方の吸気ポート4から他方の吸気ポート5に向かう方向の流れが弱められて、吸気ポート4からの流れと吸気ポート5からの流れとの干渉を抑制することができる。なお、この形態においては、図6(a)〜(c)に示すように絞り部4dの構成を変更することができる。これらの図は図4(a)〜(c)にそれぞれ対応する。図6に示す形態では、絞り部4dは導入部4cの流路が境界位置X(図3参照)においてヘリカル部4bの湾曲の内側に向かう部分(図6(a)〜(c)の各図の右側の部分)よりも外側に向かう部分(同各図の左側の部分)が広くなるように構成されている。換言すれば、絞り部4dは導入部4cの底面S2が仮想面S1に対して内側に向かう部分の高さH1のほうが外側に向かう部分の高さH2よりも高くなるように傾けられている。高さH1、H2のそれぞれは、境界位置Xに向かって徐々に変化している。図6の構成によれば、ヘリカル部4bに導かれる吸気の流量を増大させることができるので、導入部4cに絞り部4dを設けることによる流量の低下を抑制することができる。
(第2の形態)
次に、図7〜図10を参照しながら本発明の第2の形態について説明する。この形態に係る吸気ポート40の基本的な構成は第1の形態の吸気ポート4同様であるが、吸気流制御部の形態が異なっている。それ以外の構成は第1の形態と同様であるので、第1の形態と共通の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図7〜図9に示すように、吸気ポート40は、スワール流の流れ方向の下流側に配置されており、開口部40aの周方向s1(図7)に沿って湾曲しながら開口部40aに続くヘリカル部40bと、ヘリカル部40bの上流側(シリンダ2から離れる側)に接続された導入部40cとを備えている。導入部40cには吸気流制御部としての複数の突起部41…41が設けられている。複数の突起部41…41は、シリンダ2に近い側(図8の下側)の導入部40dの流路内に設けられ、かつ導入部40cとヘリカル部40bとの境界位置X(図8)に向かう方向及び導入部40cの流路を横切る方向に並べられている。各突起部41は突出方向に向かうに従って横幅が小さくなるような円錐状に構成されている。そのため、隣接する突起部41、41の間には隙間Gが形成される。また、図9に示すように、シリンダ2の中心軸線方向に関する各突起部41の高さH3は互いに同一である。
このように構成された複数の突起部41…41により、シリンダ2に近い側の流路内に沿う吸気の流れF1を渦流F11を伴って剥離させる。そのため、吸気流F1にはシリンダ2の上方向に向かう流れ成分が与えられる。これにより、複数の突起部41…41を通過した吸気は、これらの突起部41を有しない場合の流れF2と比べて開口部4aへの進入角度が深くなる。このため、シリンダ2の下方向に向かう成分faが相対的に増加する一方で、開口部4aから離れる方向へ向かう成分fbが減少する。更に、上方向に向かう成分の一部がヘリカル部に導かれて旋回成分に振り分けられる。しかも、隣接する突起部41、41の間には隙間Gが形成されるので、第1の形態のように流路面積を絞る場合と比べて流路面積が大きく低下しない。
以上の形態によれば、、図7に示すように、一方の吸気ポート40から他方の吸気ポート5に向かう方向の流れが弱められて、吸気ポート40からの流れと吸気ポート5からの流れとの干渉を抑制することができる。なお、この形態においては、図10に示すように複数の突起部41…41の構成を変更することができる。この図は図9に対応する。図10に示す形態では、複数の突起部41…41は、導入部40cの流路が境界位置X(図8参照)においてヘリカル部40bの湾曲の内側に向かう部分(図10の右側の部分)に設けられた突起部41の高さH4が外側に向かう部分(同図の左側の部分)に設けられた突起部41の高さH5よりも高くなるように構成されている。これにより、ヘリカル部40bに導かれる吸気の流量を増大させることができるので、導入部40cに複数の突起部41…41を設けることによる流量の低下を抑制することができる。
本発明は以上の形態に限定されず、種々の形態で実現してもよい。本発明の吸気装置は、シリンダ内にスワール流を形成することが要望されるディーゼルエンジンに適用されることに適しているが、他の形式の内燃機関への本発明の適用を排除するものではなく、例えばガソリンエンジンに適用することもできる。また、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートの構成は、図5等に示したものに限定されず、他の形態のヘリカルポートでもよい。第2の形態の突起部の形状は、突出方向に向かって横幅を徐々に小さく設定された円錐形状に限定されず、横幅が突出方向に関して一定の柱状のものでもよい。また、吸気ポートの通路を横切る方向に関して突起部の高さが一様でなく、その高さが区々であっても構わない。
なお、以上の説明では、互いに隣り合う二つの吸気ポートを区別するため、「スワール流の流れ方向の上流側の吸気ポート」及び「スワール流の流れ方向の下流側の吸気ポート」という表現を使用した。そこで、これらの表現の代りに、二つの吸気ポートを区別し得る他の表現について説明する。図11は二つの吸気ポートA、Bの位置関係を説明する説明図である。この図において、上述した形態の構成と同一構成には同一の参照符号が付されている。吸気ポートAは上述した吸気ポート4、40に、吸気ポートBは上述した吸気ポート5にそれぞれ相当する。
図11に示すように、吸気ポートAから隣の吸気ポートBまでの中心角をシリンダ2の中心線CL回りにスワール流Fswの流れ方向と同方向に測った場合、その中心角はαとなる。一方、吸気ポートBから隣の吸気ポートAまでの中心角をシリンダ2の中心線CL回りにスワール流Fswの流れ方向と同方向に測った場合、その中心角はβとなる。この図から明らかなように、中心角α、βはα<βの関係になる。従って、二つの吸気ポートA、Bのうち、吸気ポートAは、シリンダの中心線回りにスワール流の流れ方向と同方向に隣の吸気ポートまでの中心角を測った場合にその中心角が小さい側の吸気ポートということができ、一方、吸気ポートBは、シリンダの中心線回りにスワール中の流れ方向と同方向に隣の吸気ポートまでの中心角を測った場合にその中心角が大きい側の吸気ポートということができる。こうして、二つの吸気ポートA、Bを互いに区別することができる。
本発明の吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示した斜視図。 本発明の吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示した平面図。 図2のIII−III線に沿った断面図。 図3の各部の断面を示し、(a)はa−a線に沿った断面図、(b)はb−b線に沿った断面図、(c)はc−c線に沿った断面図である。 図2の各部の断面を示し、(a)はd−d線に沿った断面図、(b)はe−e線に沿った断面図、(c)はf−f線に沿った断面図である。 変形例の各部の断面を図4に対応させて示し、(a)はa−a線に沿った断面図、(b)はb−b線に沿った断面図、(c)はc−c線に沿った断面図である。 第2の形態に係る内燃機関の要部を模式的に示した平面図。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図。 図7のg−g線に沿った断面図。 変形例の断面を示した断面図。 二つの吸気ポートの位置関係を説明する説明図。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダ
4、40 スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポート
4a、40a 開口部
4b、40b ヘリカル部
4c、40c 導入部
4d、40d 絞り部(吸気流制御部)
5 スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポート
5a 開口部
5b ヘリカル部
5c 導入部
41 突起部
50 接続部
51 上側領域
52 下側領域
X 境界位置

Claims (6)

  1. 内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダの下方向に向かうようにして前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って湾曲しながら前記開口部に続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の上流側に接続された導入部とを備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、
    前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートには、前記導入部からヘリカル部へ導かれる吸気に対して前記シリンダの上方向に向かう流れ成分を与える吸気流制御部が設けられていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記吸気流制御部として、前記シリンダに近い側の前記導入部の流路を前記導入部と前記ヘリカル部との境界位置に向かって徐々に絞る絞り部を有していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記絞り部は、前記導入部の流路が前記境界位置において前記ヘリカル部の湾曲の内側に向かう部分よりも外側に向かう部分のほうが広くなるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記吸気流制御部として、前記シリンダに近い側の前記導入部の流路内に設けられ、かつ前記導入部と前記ヘリカル部との境界位置に向かう方向に並べられた複数の突起部を有していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 前記複数の突起部は、前記導入部の通路を横切る方向に並べられており、前記境界位置において前記ヘリカル部の湾曲の内側に向かう部分に設けられた突起部の高さが外側に向かう部分に設けられた突起部の高さよりも高くなるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートの前記導入部は、前記シリンダの上下方向に関して上側に位置する上側領域と下側に位置する下側領域とに区分されて前記ヘリカル部に接続される接続部を有し、前記接続部は、前記上側領域の横幅が前記下側領域の横幅よりも狭く、かつ前記ヘリカル部に近付くに従って前記上側領域と前記下側領域との横幅の差が徐々に拡大するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
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