JP2007162413A - 框との連続的な床仕上げ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】框との段差や間隙が発生せず、しかも外観化粧効果の全体的に統一した床仕上げ構造を提供する。
【解決手段】床下地材(2)(2a)又は既設床材(30)に敷設一体化されるフローリング(F)と同じ別個な框用フローリング(f)の木質基板(4)へ、その裏側から折り曲げ溝付け加工を施して、上記框用フローリング(f)の折り曲げ溝から可撓な表面化粧被膜(5)をヒンジとしつつ、水平な踏面(9)(9a)と垂直な見付け面(10)又は蹴上げ面(10a)とを備えた断面倒立L字型の框(A)(A1)となるように折り曲げ立体化すると共に、上記框(A)(A1)を床下地材(2)(2a)又は既設框(29)へ取り付け固定した上、その框(A)(A1)の踏面(9)(9a)と上記フローリング(F)とを面一状態に実継ぎ接合した。
【選択図】 図2

Description

本発明は框との段差や間隙無く連続した床仕上げ構造に関する。
玄関の上がり框と床仕上げ材との突き合わせ部位に発生する段差や間隙を無くすための公知発明として、特開2001−81950号と特開2004−285693号が提案されており、その後者はリフォーム用である。
特開2001−81950号公報 特開2004−285693号公報
前者の特開2001−81950号発明では、框(2)(2A)の上面部(21)(21A)と床仕上げ材(3)とが同じ材質で作られているとしても、その框(2)(2A)自身を上面部(21)(21A)と垂下部(22)(22A)とから成る予じめの断面倒立L字型として、床仕上げ材(3)と別個独立に生産する必要がある。
しかも、その上面部(21)(21A)に床仕上げ材(3)と同じ割付模様(23)(23A)を加工しなければ、框(2)(2A)と床仕上げ材(3)との連続的な統一感を表出させることもできない。
つまり、この公知発明の場合框(2)(2A)の上面部(21)(21A)から突出するさね部(24)(24A)を介して、床仕上げ材(3)と接合される構造になっているとしても、框(2)(2A)が床仕上げ材(3)と同一物ではないため、その框(2)(2A)を上記さね部(24)(24A)も備えた断面倒立L字型として、専用の機械・設備を使い、特別に生産しなければならない。
そして、上記框(2)(2A)は無垢材から生産工場での予じめ断面倒立L字型に造形されている結果、その梱包・輸送上いたづらに嵩張ることとなり、コスト高を招く問題もある。
他方、後者の特開2004−285693号発明でも、リフォーム框をその水平部(1a)と垂下片(1b)とから成る断面倒立L字型の枠部材(1)として、上張り床(2)と別個独立に生産準備しなければならず、そのために専用の機械・設備が必要となる。
又、特別な接続部材(雇い実)(B)も用意して、上張り床(2)の表面が枠部材(リフォーム框)(1)の表面よりも低い位置となるように、その嵌合凹部(r)と嵌合させる必要があり、施工上未だ煩らわしい。
更に、上記枠部材(リフォーム框)(1)の表面化粧材としても、上張り床(2)のそれと同一化しなければ、その枠部材(リフォーム框)(1)と上張り床(2)とが連続する統一的な外観化粧効果を得られないことになる。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するための構成上、請求項1では床下地材又は既設床材に敷設一体化されるフローリングと同じ別個な框用フローリングの木質基板へ、その裏側から折り曲げ溝付け加工を施して、
上記框用フローリングの折り曲げ溝から可撓な表面化粧被膜をヒンジとしつつ、水平な踏面と垂直な見付け面又は蹴上げ面とを備えた断面倒立L字型の框となるように折り曲げ立体化すると共に、
上記框を床下地材又は既設框へ取り付け固定した上、その框の踏面と上記フローリングとを面一状態に実継ぎ接合したことを特徴とする。
又、請求項1に従属する請求項2の構成では、框用フローリングの折り曲げ溝として、その木質基板の裏側から断面二等辺三角形の突条が残るほぼM字型の条溝を、表面化粧被膜まで到達する一定深さ分だけ切り欠くと共に、
その折り曲げ用条溝を挟んで向かい合う一方の木口側に、他方の木口側を逃し入れるための条溝を、上記折り曲げ用条溝と連通開口する断面倒立L字型として、やはり木質基板の裏側から折り曲げ用条溝よりも浅い一定深さ分だけ切り欠くことにより、
框における踏面と見付け面又は蹴上げ面との角隅部が、フラットな傾斜コーナー面となるほぼ直角に折り曲げたことを特徴とする。
更に、請求項2に従属する請求項3では、ほぼM字型折り曲げ用条溝と倒立L字型逃し入れ用条溝との1組を、並列する2組として切り欠くと共に、
框用フローリングにおける当初の一定厚みを保った状態にある他方の木口側へ、その木質基板の裏側から表面化粧被膜まで到達する1個のI字型折り曲げ用条溝も切り欠くことにより、
上下一対のほぼ直角な出隅部に続くほぼ直角な入隅部を備えた框として、その框用フローリングを順次合計3回折り曲げたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、框の材料が床下地材やその上面の既設床材へ敷設一体化されるフローリングと同じ厚み、割付け模様並びに着色化粧模様などを備えた別個な框用フローリングから成り、しかもその木質基板の裏側から折り曲げ溝付け加工が施されているため、これを折り曲げる前の展開平板状態として、上記フローリングと同じく小型・扁平に梱包・輸送できるほか、そのフローリングの設備・機械を使って、框用フローリングの塗装も便利良く行なえ、コストダウンに寄与する。
又、上記框用フローリングを搬入した施工現場において、その折り曲げ溝から可撓な表面化粧被膜をヒンジとしつつ、水平な踏面と垂直な見付け面又は蹴上げ面とを備えた断面倒立L字型の框へ折り曲げ立体化することができる。
そして、その折り曲げ立体化した框の踏面と見付け面又は蹴上げ面を、床下地材や既設框へ取り付け固定した上、その踏面と上記床下地材や既設床材へ敷設一体化されるフローリングとを、実継ぎ接合(凹凸嵌合)することによって、そのフローリングと框との段差や間隙が無い面一状態の床仕上げ構造を得られることになり、これから表出する外観化粧効果も連続的に統一されるのである。
特に、請求項2の構成を採用するならば、上記框用フローリングをM字型の折り曲げ用条溝から折り曲げ立体化した時、その条溝を挟む一方の木口側に連通開口する断面倒立L字型の逃し入れ用条溝内へ、他方の木口側が自づと受け入れ規制されることになるため、安定・確固な折り曲げ状態の框を得ることができ、しかも上記折り曲げ用条溝に残る断面二等辺三角形の突条により、その框の角隅部を欠損するおそれがないフラットな傾斜コーナー面に造形し得る効果もある。
その場合、請求項3の構成を採用するならば、上記框の剛性とその見付け面又は蹴上げ面の外観化粧効果をますます向上させることができ、特に階段の踊り場や段差がある廊下に有用となる。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、先ず図1〜5は玄関に新設の床仕上げ構造を示しており、(F)は床梁(根太)(1)上の床下地材(2)へ直接に、又はスペーサーとなる合板(3)などを介して敷設一体化されるフローリング(木質系床仕上げ材)であって、寸法安定性に富む普通合板(就中5プライのラワン合板)の木質基板(4)と、その表面へ貼り付け一体化された化粧単板(つき板)やプラスチック製化粧シートなどの可撓な化粧被膜(5)とから成る。その化粧シートには言うまでもなく、木目柄などの着色化粧模様(図示省略)がプリントされている。
又、(6)は上記フローリング(F)の表面にほぼV溝として加工された割付け模様、(7)(8)は同じくフローリング(F)の接合端面に各々加工された雄実と雌実との一対であり、これらの実継ぎ(凹凸嵌合)を介して、そのフローリング(F)の隣り合う相互が段差や間隙を生ずることなく、床全体の面一状態に仕上げられることとなる。
尚、そのフローリング(F)の実継ぎ接合に先立って、雄実(7)の根元部から床下地材(2)へ斜めに打ち込み固定されるフィニッシュネイル(無頭隠し釘)や、その実継ぎ接合部に塗布される接着剤は、図示省略してある。
他方、(A)は玄関の框(上がり框)であり、これも上記床下地材(2)へ敷設されるフローリング(F)と同じフローリング(f)として、やはり木質基板(4)と表面化粧被膜(5)とから成るが、その框(A)の材料となるフローリング(f)には、使用時の水平な踏面(9)とこれから垂下する見付け面(10)とを区分するため、その折り曲げるべき必要部位に図3、4のような溝付け加工が予じめ施されている。
即ち、上記框用フローリング(f)の木質基板(4)には、断面二等辺三角形の突条(11)を残すほぼM字型の折り曲げ用条溝(12)が、その裏側から表面化粧被膜(5)まで到達する一定深さ(d1)分だけ切り欠かれている。
しかも、その折り曲げ用条溝(12)を挟んで向かい合う一方の木口側(a)には、他方の木口側(b)を逃し入れるための条溝(13)が、上記折り曲げ用条溝(12)と連通開口する断面倒立L字型として、やはり木質基板(4)の裏側から折り曲げ用条溝(12)よりも浅い一定深さ(d2)分だけ切り欠かれている。(14)はその逃し入れ用条溝(13)の切り欠きと相対的に残存する補強条片であり、一定厚み(t1)を保っている。
このような展開平板状態での溝付け加工された框用フローリング(f)を図5に示す如く、上記折り曲げ用条溝(12)から可撓な表面化粧被膜(5)をヒンジとして折り曲げた時、その一方の木口側(a)に連通開口している倒立L字型の逃し入れ用条溝(13)内へ、残る他方の木口側(b)が自づと正しく逃し入れられて、ほぼ直角に受け止め規制されるようになっているのである。
その結果、上記框(A)はその材料のフローリング(f)から、踏面(9)と見付け面(10)とを備えた断面倒立L字型に立体化されることとなり、その踏面(9)を形作るフローリング(f)の接合端面から雄実(7)が突出する一方、見付け面(10)は框(A)の設置高さに応じて切断され、玄関の土間(15)に向かって垂下する。(16)はその框用フローリング(f)の雌実(8)を除去した下端部のフラットな切断面である。
その場合、上記框用フローリング(f)における倒立L字型の逃し入れ用条溝(13)が切り欠かれた一方の木口側(a)を、框(A)の見付け面(10)として垂下させ、当初の一定厚み(t)を保った状態にある他方の木口側(b)を、その框(A)としての荷重が加わる踏面(9)として関係設定することが望ましい。(17)は上記框(A)における踏面(9)と見付け面(10)との角隅部に生成された約45度のフラットな傾斜コーナー面である。
因みに、図示実施形態の框(A)では好適な一例として、その5プライのラワン合板を木質基板(4)とするフローリング(f)の全体厚み(t)が約12.0mm、その折り曲げ用条溝(12)の切り欠き幅(w1)が約4.2mm、逃し入れ用条溝(13)の切り欠き幅(w2)と切り欠き深さ(d2)が何れも約9.0mm、補強条片(14)の厚み(t1)が約3.0mm、突条(11)の高さ(h)が約2.0mmに各々寸法化されている。
上記玄関の框用フローリング(f)は折り曲げ自在であるため、これを展開した平板状態として、床下地材(2)上へ敷設使用されるフローリング(F)と同じく、小型・扁平に梱包の上、施工現場まで安価に便利良く搬入することができる。
玄関の新設として、その本発明の床仕上げ構造を施工するに当っては、床梁(根太)(1)上へ床下地材(2)と、スペーサーとなる合板(3)などを順次に敷設して、図外の釘やステープルにより固定する。
そして、施工現場において上記框用フローリング(f)の裏面へ、接着剤を塗布するか又は両面接着テープを貼り付けると共に、これから断面倒立L字型に折り曲げ立体化した框(A)の踏面(9)を、上記床下地材(2)上の合板(3)などへ位置決め状態に貼り付け終了後、その踏面(9)の接合端面に突出している雄実(7)の根元部から、フィニッシュネイル(18)を約45度の斜めに打ち込み固定して、踏面(9)の浮き上がりを防止する一方、上記框(A)の残る見付け面(10)を床梁(根太)(1)へ直接貼り付け一体化するか、又はその見付け面(10)に裏当て接着した別個な合板(19)を、ビス(20)などにより床梁(根太)(1)へ取り付け固定する。
更に、上記框(A)の踏面(9)から突出している雄実(7)と、フローリング(F)の対応位置する雌実(8)とを引き続き実継ぎ接合(凹凸嵌合)し、これをフローリング(F)同志の隣り合う相互間でも繰り返すことにより、その床全体として床下地材(2)上へ敷設一体化すれば良い。
そうすれば、上記框(A)の材料をなすフローリング(f)と、床下地材(2)上へ敷設一体化されるフローリング(F)とは、その材質や厚み(t)、割付け模様(6)、表面化粧被膜(5)の着色化粧模様なども含む諸性状につき、互いに同一として、しかも実継ぎ接合されているため、段差や間隙が無く連続した面一状態の床仕上げ構造を得られ、その外観化粧状態も図1のように美しく統一されるのである。
先には、框用フローリング(f)の折り曲げ構造として、M字型の折り曲げ用条溝(12)のほか、これと連通開口する倒立L字型の逃し入れ用条溝(13)も切り欠くことにより、框(A)の角隅部がフラットな傾斜コーナー面(17)となるほぼ直角に折り曲げているが、これに代えて、図6の第1変形実施形態に示す如く、櫛目型の折り曲げ用条溝(21)だけを木質基板(4)の裏側から、表面化粧被膜(5)まで到達する一定深さ(d1)分として切り欠くことにより、框(A)の角隅部が円弧状のコーナー面(22)となるほぼ直角に折り曲げても良い。
又、図7、8の第2変形実施形態に示す如く、上記M字型折り曲げ用条溝(12)と倒立L字型逃し入れ用条溝(13)との1組を、並列する2組として切り欠くと共に、当初の一定厚み(t)を保った状態にある他方の木口側(b)へ、木質基板(4)の裏側から表面化粧被膜(5)まで到達する1個のI字型折り曲げ用条溝(23)も切り欠くことにより、上下一対のほぼ直角な出隅部(24)(25)に続くほぼ直角な入隅部(26)を備えた框(A)として、その順次合計3回折り曲げるように造形しても良い。(27)はその入隅部(26)との対応位置に発生する折り曲げコーナー空間へ充填された合板や無垢材などの補強スペーサーである。
このような第2実施形態の折り曲げ構造を採用するならば、上記框(A)を床梁(根太)(1)から大きく、且つ剛性に張り出し設置することができるほか、その框(A)の垂下する見付け面(10)によって、土間(15)から立ち上がるモルタル(28)などの地肌を美しく被覆化粧し得る効果もある。尚、上記框用フローリング(f)における踏面(9)と見付け面(10)との折り曲げ角度は既述の直角のみならず、これよりも小さな鋭角や大きな鈍角となるように、溝付け加工しても良い。
本発明の上記床仕上げ構造は玄関の新設のみならず、そのリフォーム用として既設の上がり框(29)並びに床材(30)へ、図9のような後付け被覆状態に施工することもできる。
つまり、そのリフォーム施工に当っては新設時と同じく、先ず上記框用フローリング(f)の裏面へ接着剤を塗布するか、又は両面接着テープを貼り付けると共に、これから断面倒立L字型に折り曲げ立体化した框(A)の踏面(9)を、既設上がり框(29)へ上方から被覆状態に貼り付け一体化して、その踏面(9)の接合端面に突出している雄実(8)の根元部から既設上がり框(29)へ、フィニッシュネイル(18)を約45度の斜めに打ち込み固定する一方、上記框(A)の残る見付け面(10)を同じく既設上がり框(29)へ横方向から貼り付け一体化する。
そして、その框(A)の踏面(9)から突出している上記雄実(7)と、既設床材(30)へ敷設一体化されるフローリング(F)の対応的な雌実(8)とを、引き続き実継ぎ接合(凹凸嵌合)して、これをフローリング(F)同志の隣り合う相互間でも繰り返すことにより、その全体として既設床材(30)へ固定すれば良い。
そうすれば、リフォームされた床仕上げ構造としても、段差や間隙の発生しない全体的な面一状態と、その框(A)も含む統一的な外観化粧効果を得られるのであり、短時間での効率良く現場施工することができる。
次に、図10は階段の踊り場(31)や段差のある廊下に適用した本発明の床仕上げ構造を示している。その踊り場(31)の端部や廊下の段差部に設置される框(A1)は、玄関の上記框(上がり框)(A)と同一構成であり、やはり木質基板(4)と表面化粧被膜(5)とを備えた折り曲げ自在のフローリング(f)から成る。
そのため、これを施工するに当っても、上記玄関の框(上がり框)(A)に準じて、床梁(1a)上へ床下地材(2a)と遮音シート(32)とを順次に敷設一体化し、框用フローリング(f)の裏面に接着剤を塗布すると共に、その框用フローリング(f)を倒立L字型の框(A1)として折り曲げ立体化する。
そして、このような框(A1)の水平な踏面(9a)を上記遮音シート(32)へ貼り付け状態に位置決めし、その雄実(7)の根元部からフィニッシュネイル(18)を斜めに打ち込み固定する一方、上記踏面(9a)から垂下する蹴上げ面(10a)を、床梁(1a)や床下地材(2a)へ貼り付け一体化し、引き続いて踊り場(31)や廊下となるフローリング(F)の雌実(8)を、上記框(A1)の踏面(9a)から突出する雄実(7)と実継ぎ接合(凹凸嵌合)し、これを繰り返し実行すれば良い。
その場合、框用フローリング(f)の折り曲げ構造としては、特に図7、8の第2変形実施形態を採用することが好ましい。そうすれば、その框(A1)の踏面(9a)から垂下する見付け面(10)が、階段や廊下の段差における優美な蹴上げ面(10a)となり、その外観化粧効果の向上に役立つからである。
尚、図10に示した実施形態でも、階段の踊り場(31)や廊下になるフローリング(F)と、その踊り場(31)の端部や廊下の段差部に設置される框(A1)との全体的な面一状態や、その統一した外観化粧効果を得られることは、言うまでもない。
本発明に係る床仕上げ構造を玄関の新設として施工した状態の斜面図である。 図1の側断面図である。 図2の框用フローリングを抽出して示す側面図である。 図3の折り曲げ溝付け加工部分を抽出して示す拡大図である。 図4の折り曲げ状態を示す側面図である。 框用フローリングの第1変形実施形態を示す部分側面図である。 框用フローリングの第2変形実施形態を示す側面図である。 図7の折り曲げ使用状態を示す側断面図である。 リフォーム用としての床仕上げ構造を示す側断面図である。 本発明に係る床仕上げ構造を階段の踊り場に適用した施工状態の側断面図である。
符号の説明
(1)・床梁(根太)
(2)(2a)・床下地材
(3)・合板(スペーサー)
(4)・木質基板
(5)・表面化粧被膜
(6)・割付け模様
(7)・雄実
(8)・雌実
(9)(9a)・踏面
(10)・見付け面
(10a)・蹴上げ面
(11)・突条
(12)(13)(21)(23)・折り曲げ用条溝
(14)・補強条片
(15)・土間
(16)・切断面
(17)・傾斜コーナー面
(18)・フィニッシュネイル
(19)・合板
(20)・ビス
(22)・円弧状コーナー面
(24)(25)・出隅部
(26)・入隅部
(27)・補強スペーサー
(28)・モルタル
(29)・既設上がり框
(30)・既設床材
(31)・踊り場
(A)(A1)・框
(F)・床下地材へのフローリング
(f)・框用フローリング

Claims (3)

  1. 床下地材(2)(2a)又は既設床材(30)に敷設一体化されるフローリング(F)と同じ別個な框用フローリング(f)の木質基板(4)へ、その裏側から折り曲げ溝付け加工を施して、
    上記框用フローリング(f)の折り曲げ溝から可撓な表面化粧被膜(5)をヒンジとしつつ、水平な踏面(9)(9a)と垂直な見付け面(10)又は蹴上げ面(10a)とを備えた断面倒立L字型の框(A)(A1)となるように折り曲げ立体化すると共に、
    上記框(A)(A1)を床下地材(2)(2a)又は既設框(29)へ取り付け固定した上、その框(A)(A1)の踏面(9)(9a)と上記フローリング(F)とを面一状態に実継ぎ接合したことを特徴とする框との連続的な床仕上げ構造。
  2. 框用フローリング(f)の折り曲げ溝として、その木質基板(4)の裏側から断面二等辺三角形の突条(11)が残るほぼM字型の条溝(12)を、表面化粧被膜(5)まで到達する一定深さ(d1)分だけ切り欠くと共に、
    その折り曲げ用条溝(12)を挟んで向かい合う一方の木口側(a)に、他方の木口側(b)を逃し入れるための条溝(13)を、上記折り曲げ用条溝(12)と連通開口する断面倒立L字型として、やはり木質基板(4)の裏側から折り曲げ用条溝(12)よりも浅い一定深さ(d2)分だけ切り欠くことにより、
    框(A)(A1)における踏面(9)(9a)と見付け面(10)又は蹴上げ面(10a)との角隅部が、フラットな傾斜コーナー面(17)となるほぼ直角に折り曲げたことを特徴とする請求項1記載の框との連続的な床仕上げ構造。
  3. ほぼM字型折り曲げ用条溝(12)と倒立L字型逃し入れ用条溝(13)との1組を、並列する2組として切り欠くと共に、
    框用フローリング(f)における当初の一定厚み(t)を保った状態にある他方の木口側(b)へ、その木質基板(4)の裏側から表面化粧被膜(5)まで到達する1個のI字型折り曲げ用条溝(23)も切り欠くことにより、
    上下一対のほぼ直角な出隅部(24)(25)に続くほぼ直角な入隅部(26)を備えた框(A)(A1)として、その框用フローリング(f)を順次合計3回折り曲げたことを特徴とする請求項2記載の框との連続的な床仕上げ構造。
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