JP2007161232A - 遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遮蔽操作および遮蔽状態調節を容易にし、かつ、任意の遮蔽状態において、ウインドの形状に対応して、ウインド全幅を遮蔽する。
【解決手段】 スクリーン(2010)は、水平方向に延在する複数の棒状部材(2100)を、移動方向に並列連結して構成され、各棒状部材は、レール(2020、2030)にそれぞれ係合しつつ、レールに沿って移動可能な端部部材(2110、2112)が両端部に設けられ、端部部材は中央部材(2114)の両端部に、長手方向移動自在に嵌合されている。中央部材は、ヒンジによって隣接する棒状部材の中央部材に連結されている。これによって、スクリーンはレールに沿って撓むことができ、かつウインド幅方向に伸縮可能である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動車等のウインドにおける日射を調節するための遮蔽装置に関する。
従来の遮蔽装置として以下が提案されている。
(1)フロントウインド内側上端に巻取装置を設け、シェードを巻取装置によって常に巻取方向に付勢し、シェードを引出したときにシェード下端を係止具によってフロントウインド内面に固定するもの。(特許文献1参照)
(2)インストルメントパネル内に巻取装置を設け、シェードを巻取装置によって常に巻取方向に付勢し、シェードを引出したときにシェード上端を吸盤等でフロントガラス内面に固定するもの。さらに、シェードに横方向の芯金を入れてシェードのたるみを防止するとともに、運転時の使用を防止するため、パーキングブレーキ作動時のみシェードを引出可能とする。(特許文献2参照)
(3)フロントガラス外側上端にロールスクリーン装置に設け、シェードをロールスクリーン装置に巻取り収納し、適宜下方に引出して、下端を紐によってワイパ等に固定するもの。(特許文献3参照)
(4)ルーフに収納可能なシェードをレールによって案内し、手動あるいは電動でシェードを下方に引出可能とし、引出時、シェード下端を係合部によりウインド下部に固定する。(特許文献4参照)
特開平09−216516号公報 特開平10−175432号公報 特開平11−208267号公報 特開2000−238534号公報
従来例(1)は遮蔽時には常にウインドを下まで遮蔽し、上下方向の一部から光を取入れることはできない。またシェードの手動引出し操作は煩雑である。
従来例(2)は、シェードの手動引出し操作が煩雑である。
従来例(3)は、ロールスクリーン装置を車外に設けてあるため、車内からの操作は容易でなく、またシェードの手動引出し操作は煩雑である。
従来例(4)は、遮蔽時には常にウインドを下まで遮蔽し、上下方向の一部から光を取入れることはできない。
本発明はこのような従来の問題点を解消すべく創案されたもので、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易な遮蔽装置を提供することを目的とする。
本発明は、ウインドに沿って昇降して、前記ウインドを開閉するように、所定移動方向に移動するスクリーンと、前記スクリーンを前記ウインドに沿って案内するレールと、前記スクリーンを前記レールに沿って移動させる駆動装置とを備えた遮蔽装置であって、前記スクリーンは、前記移動方向に対して略垂直な伸縮方向に、伸縮可能である。
これによって、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易であり、かつ、任意の遮蔽状態において、ウインドの形状に対応して、ウインド全幅を遮蔽することができる。
本発明に係る遮蔽装置において、前記スクリーンは、前記伸縮方向に延在するとともに、前記伸縮方向に伸縮可能であり、かつ前記移動方向に並列に配列された複数の棒状部材と、前記棒状部材が、相互離間せず、かつ、前記伸縮方向の枢軸回りに回転し得るように、相隣接する前記棒状部材相互を連結する連結手段とを備える。
これによって、スクリーンをウインドに沿った形状のまま移動することができ、有効に日射を遮ることができる。
本発明に係る遮蔽装置において、前記棒状部材は、前記棒状部材の両端部に設けられ、前記レールに係合しつつ、前記レールに沿って移動可能な端部部材と、前記端部部材が、前記伸縮方向に移動し得るように嵌合され、かつ前記連結部材が装着された、中央部材とを備える。
これによって、スクリーンの可撓性、伸縮性を容易に確保し得る。
本発明に係る遮蔽装置において、前記中央部材および/または前記端部部材は管状に形成され、内部に断熱材が挿入される。
これによって、遮蔽装置に断熱性能を付与し、室内の保温に有効である。
本発明に係る遮蔽装置において、前記スクリーンが全開状態にあることを検出し得る第1センサと、前記スクリーンが全閉状態にあることを検出し得る第2センサと、前記スクリーンが全開状態と全閉状態の中間の所定状態にあることを検出し得る第3センサとを備えてもよい。これによって、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易である。
本発明に係る遮蔽装置において、前記連結手段は、相隣接する前記中央部材が折畳み可能であり、かつ、折畳方向が交互に逆方向となるように、中央部材を連結するものであってもよい。これによって、スクリーンを折り畳み収納することが可能であり、例えばサンルーフ付き車両のウインドに適用し得る。
本発明に係る遮蔽装置において、前記移動方向は略上下方向である。
これによって、自動車のウインド等、上下方向の遮蔽調節が求められるウインドに適用可能である。
本発明に係る遮蔽装置において、前記中央部材には前記ウインドの外を観察し得る覗き窓を設けてもよい。これによって、遮蔽状態においてもウインドの外を観察し得る。
本発明に係る遮蔽装置において、前記ウインドは、例えば、自動車に設けられたウインドであり、この場合、前記駆動装置は、自動車が駐車状態のときは、スクリーンを全閉することができないように制御され、また、前記全開状態と全閉状態の中間の所定状態は、自動車を安全に運転できる範囲で日射を遮ることができる状態とし得る。
本発明によれば、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易であり、かつ、任意の遮蔽状態において、ウインドの形状に対応して、ウインド全幅を遮蔽することができる。
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る遮蔽装置の実施例1を自動車に適用した例を示す斜視図、図2は、図1の自動車の平面図、図3は、図2の自動車において遮蔽装置を閉鎖した状態を示す平面図、図4は、図1の自動車の縦断面図、図5は、遮蔽装置の実施例1を自動車と分離して示す平面図、図6は、図5のVI−VI矢視線に沿う断面図、図7は、図5のVII−VII矢視線に沿う断面図、図8は、図5のVIII−VIII矢視線に沿う断面図、図9は、実施例1の棒状部材の連結状況を示す部分拡大図、図10は、実施例1の棒状部材の折畳み状況を示す部分拡大図、図11は、実施例1を自動車と分離して示す縦断面図、図12は、実施例1のレールによるガイド状況を示す斜視図、図13は、図12よりも棒状部材が伸長した状況を示す斜視図、図14は、図1の駆動装置を示す平面図、図15は、駆動装置のプーリを示す拡大斜視図、図16は、遮蔽装置の実施例1を制御するシーケンス回路を示す回路図である。
図1〜図4において、遮蔽装置は自動車1000のフロントウインド1100およびリアウインド1200に設けられ、フロントウインド1100およびリアウインド1200の日射を調節し得る。
フロントウインド1100に設けられた遮蔽装置2000は、フロントウインド1100に沿って昇降するスクリーン2010を備え、リアウインド1200に設けられた遮蔽装置3000は、リアウインド1200に沿って昇降するスクリーン3010を備える。
特に図5、図11に示すように、遮蔽装置2000において、スクリーン2010の両側端部はレール2020、2030によって、それぞれ略上下方向摺動自在かつ脱落不能にガイドされている。スクリーン2010の下端部にはワイヤ2040、2042が接続され、またワイヤ2040、2042は、自動車1000のルーフに設けられた駆動装置4000によって駆動される。
遮蔽装置3000において、スクリーン3010の両側端部はレール3020、3030によってそれぞれ略上下方向摺動自在かつ脱落不能にガイドされている。スクリーン3010の下端部にはワイヤ3040、3042が接続され、またワイヤ3040、3042は駆動装置4000によって駆動される。
駆動装置4000にはプーリ2050、2052が設けられ、ワイヤ2040、2042は、それぞれプーリ2050、2052に巻回されている。駆動装置4000は、プーリ2050、2052を回転駆動することによって、ワイヤ2040、2050を介してスクリーン2010を上下方向(移動方向)に駆動する。
ワイヤ2040はレール2030下端位置に設けられたプーリ2060に巻回され、かつレール2030の中途に設けられたプーリ2070によって走行自在に指示されている。ワイヤ2040は、スクリーン2010の側部に沿って周回するように張設されており、プーリ2050からプーリ2070を経て、プーリ2060に至り、プーリ2060からスクリーン2010の側部に沿ってプーリ2050に戻る。
ワイヤ2042はレール2032下端位置に設けられたプーリ2062に巻回され、かつレール2032の中途に設けられたプーリ2072によって走行自在に指示されている。ワイヤ2042は、スクリーン2010の側部に沿って周回するように張設されており、プーリ2052からプーリ2072を経て、プーリ2062に至り、プーリ2062からスクリーン2010の側部に沿ってプーリ2052に戻る。
駆動装置4000にはプーリ3050、3052が設けられ、ワイヤ3040、3042は、それぞれプーリ3050、3052に巻回されている。駆動装置4000は、プーリ3050、3052を回転駆動することによって、ワイヤ3040、3050を介してスクリーン3010を上下方向に駆動する。
ワイヤ3040はレール3030下端位置に設けられたプーリ3060に巻回され、かつレール3030の中途に設けられたプーリ3070によって走行自在に指示されている。ワイヤ3040は、スクリーン3010の側部に沿って周回するように張設されており、プーリ3050からプーリ3070を経て、プーリ3060に至り、プーリ3060からスクリーン3010の側部に沿ってプーリ3050に戻る。
ワイヤ3042はレール3032下端位置に設けられたプーリ3062に巻回され、かつレール3032の中途に設けられたプーリ3072によって走行自在に指示されている。ワイヤ3042は、スクリーン3010の側部に沿って周回するように張設されており、プーリ3052からプーリ3072を経て、プーリ3062に至り、プーリ3062からスクリーン3010の側部に沿ってプーリ3052に戻る。
図5、図14、図15において、駆動装置4000はプーリ2050、2052に連結された回転軸4010、プーリ3050、3052に連結された回転軸4020を有し、回転軸4010、4020はケーシング4030から、自動車側方に向かって水平方向に突設されている。
ケーシング4030内において、回転軸4010、4020には、ギヤ4012、4022がそれぞれ装着され、ギヤ4012、4022には、ギヤ4014、4024がそれぞれ噛合されている。ギヤ4014、4024は、電動モータ4016、4026の出力軸に装着されており、これによってプーリ2050、2052、3050、3052は所定のトルクでワイヤ2040、2042、3040、3042を駆動する。
特に図6〜図13に示すように、スクリーン2010は、スクリーン2010の移動方向に対して略垂直の方向(水平方向)に延在する複数の棒状部材2100を、移動方向に並列連結して構成され、各棒状部材2100は、レール2020、2030にそれぞれ係合しつつ、レール2020、2030に沿って移動可能な端部部材2110、2112が両端部に設けられ、端部部材2110、2112は中央部材2114の両端部に、長手方向移動自在に嵌合されている。中央部材2114は、ヒンジ(連結手段)2200によって隣接する棒状部材2100の中央部材2114に連結されている。これによって、スクリーン2010はレール2020、2030に沿って撓むことができ、かつウインド幅方向(水平方向)に伸縮可能である。
特に図6、図7に示すように、各棒状部材2100の中央部材2114は同一長さに設定され、一方、端部部材2110、2112は、ウインド1100の幅に対応して、下方の棒状部材2100ほど長く設定されている。これによって、スクリーンの任意の昇降状態において、ウインド1100全幅の遮蔽が可能である。
端部部材2110、2112は、中央部材2114に嵌合する嵌合部2120と、嵌合部2120から側方に突出し、かつワイヤ2040、2042に係合するワイヤ係合部2122とを有する。ワイヤ係合部2122の先端には、円盤状のレール係合部2124が形成され、レール2020、2030からの脱落が防止されている。
ワイヤ2040、2042は、スクリーン2010における全ての棒状部材2100におけるワイヤ係合部2122に係合され、あるいは、一部の棒状部材2100、例えば、上端、下端の棒状部材2100U、2100L(図11参照)のワイヤ係合部2122にのみ係合される。前者は、駆動力をスクリーン全体について均一化でき、後者は構成の単純化を図ることができる。
端部部材2110、2112は管状に形成され、その内部には断熱材2116が充填されている。一方、中央部材2114には、端部部材2110、2112の挿入が阻害されない範囲で、断熱材2118が充填されている。これによって、スクリーン2010に断熱性能が付与され、自動車1000車内を保温し得る。
スクリーン3010は、スクリーン2010における棒状部材2100と同様の、棒状部材3100をヒンジ(図示省略)によって連結して構成されており、その説明は省略する。
レール2020にはスクリーン2010の下端を検出するリミットスイッチ2300、2302、2304が取り付けられ、リミットスイッチ2300はスクリーン2010下端が上限まで上昇したことを検出し、リミットスイッチ2302はスクリーン2010下端が所定の中間位置にある(図1、図2の状態)ことを検出し、リミットスイッチ2304はスクリーン2010下端が下限まで下降(図3の状態)したことを検出する。
図9、図10において、棒状部材2100は断面長方形状に形成され、ヒンジ2200は、相隣接する中央部材2114を折畳み得るように、すなわち棒状部材2100を折畳み得るように連結している。さらに、隣接棒状部材2100のの折畳方向が、棒状部材2100の配列に沿って、交互に逆方向となるように、ヒンジ2200の折曲方向が設定され、また、折畳んだ状態では、棒状部材2100の断面における短辺2102を連ねた状態とすることが可能である。
折畳み動作を実現するためには、例えば、図11において、ワイヤ2042を下端の棒状部材2100Lのみに連結し、スクリーン2010の上昇時に、下端の棒状部材2100Lによって、より上方の棒状部材2100を順次押し上げつつ、折り畳む方法を採用し得る。
遮蔽装置2000は図11に示すシーケンス回路によって制御される。遮蔽装置3000は同様の制御回路によって制御されるので、説明を省略する。
図11において、スクリーン2010を上限まで上昇させて遮蔽装置2000を全開するボタンPB1、スクリーン2010を下限まで下降させて遮蔽装置2000を全閉するボタンPB2、スクリーン2010を所定の中間位置に設定して、運転可能な範囲で日射を抑制するボタンPB3が設けられ、これらボタンPB1〜PB3は、それぞれリミットスイッチ2300、2302、2304の常閉接点と直列に接続されている。
ボタンPB1にはソレノイドAが直列接続されるとともに、ソレノイドAに対応した常開接点Aが並列接続され、ボタンPB1を閉にすると、ソレノイドAが励磁されて、常開接点Aが自己保持される。
さらに常開接点Aは駆動装置2050の電動モータMup(4016:上昇方向)に接続され、常開接点Aが閉となったとき、スクリーン2010を上昇させる。
スクリーン2010が上限まで上昇し、下端がリミットスイッチ2300に接すると、リミットスイッチ2300の常閉接点が開となり、ソレノイドAへの通電が停止される。これによって、常開接点Aは開となり、電動モータMupが停止する。
さらに自動車1000のスタートスイッチに連動した常開接点IGが設けられ、常開接点IGが閉となると、ソレノイドSTが励磁され、ソレノイドSTに対応したタイマスイッチSTが所定時間自己保持される。
電動モータMupに接続された常開接点Aには、ソレノイドSTに対応した常開接点STが並列接続され、タイマスイッチSTが閉の期間中、電動モータMupが駆動される。その後、スクリーン2010が上限まで上昇したときに、リミットスイッチ2300が開となり、電動モータMupは停止する。
これによって、自動車1000の始動時には、強制的に遮蔽装置2000は全開され、遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
ボタンPB2にはソレノイドBが直列接続されるとともに、ソレノイドBに対応した常開接点Bが並列接続され、ボタンPB2を閉にすると、ソレノイドBが励磁されて、常開接点Bが自己保持される。
さらに常開接点Bは駆動装置4000の電動モータMdw(4016:下降方向)に接続され、常開接点Bが閉となったとき、スクリーン2010を降下させる。
スクリーン2010が下限まで下降して、下端がリミットスイッチ2304に接すると、リミットスイッチ2304の常閉接点が開となり、ソレノイドBへの通電が停止される。これによって、常開接点Bは開となり、電動モータMdwが停止する。
さらに自動車1000の駐車ブレーキに連動した常開接点PKが、ボタンPB2、ソレノイドB、リミットスイッチ2304に直列に接続され、常開接点PKが開のとき、すなわち自動車1000が走行し得るときには、電動モータMdwを作動することができない。
常開接点PKは、電動モータMdw、常開接点Bの直列回路にも、接続されており、スクリーン2010降下を防止するための2重の安全対策が施されている。
これによって、自動車1000の走行中の遮蔽装置2000の全開、あるいは遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
一方、駐車ブレーキをかければ、エンジンを始動した状態で遮蔽装置2000を全閉し得るので、遮蔽装置2000で日射を避けつつ、空調装置を作動させ、運転者が快適に休憩することができる。
なおスタートスイッチに連動して電動モータMdwの作動を防止することも当然可能である。
ボタンPB3にはソレノイドCが直列接続され、ボタンPB3を閉にすると、ソレノイドCが励磁される。スクリーン2010の中間位置への移動は、上限からの下降か下限からの上昇であり、スクリーン2010が下限にあったときは、ソレノイドDを含む回路によって電動モータMupを駆動し、スクリーン2010が上限にあったときは、ソレノイドEを含む回路によって電動モータMdwを駆動する。
ソレノイドDには、ソレノイドCに対応する常開接点Cが接続され、常開接点Cには、ソレノイドDに対応する常開接点Dが並列接続されている。さらにソレノイドDにはリミットスイッチ2300、2302の常閉接点が直列接続されている。
ソレノイドEには、ソレノイドCに対応する常開接点Cが接続され、常開接点Cには、ソレノイドEに対応する常開接点Eが並列接続されている。さらにソレノイドEにはリミットスイッチ2302、2304の常閉接点が直列接続されている。
スクリーン2010が下限にあったときにボタンPB3を閉とすると、リミットスイッチ2300の常閉接点は閉であるので、ソレノイドDが励磁され、その常開接点Dが自己保持される。これによって電動モータMupが駆動され、スクリーン2010が上昇する。スクリーン2010が中間位置のリミットスイッチ2302に接すると、ソレノイドDの励磁が停止し、電動モータMupが停止する。
スクリーン2010が上限にあったときにボタンPB3を閉とすると、リミットスイッチ2304の常閉接点は閉であるので、ソレノイドEが励磁され、その常開接点Eが自己保持される。これによって電動モータMdwが駆動され、スクリーン2010が下降する。スクリーン2010が中間位置のリミットスイッチ2302に接すると、ソレノイドEの励磁が停止し、電動モータMupが停止する。
これによって、スクリーン2010の位置に応じて、自動的に適切な上昇、下降が行われ、スクリーン2010は確実に所定の中間位置に設置される。
以上のとおり、スクリーン2010を所望の位置に容易に設定でき、かつ運転の安全性を確保し得る。
なお、遮蔽装置3000は同様のリミットスイッチ3300、3302、3304を備えており、同様のシーケンス回路によって制御される。
なお遮蔽装置をコンピュータによって制御し、以上のシーケンス回路をコンピュータソフトウエアによって実現し得ることはいうまでもない。
[実施例2]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例2を図面に基づいて説明する。
図17は、本発明に係る遮蔽装置の実施例2を自動車に適用した例を示す斜視図、図18は、図17の遮蔽装置における棒状部材を示す断面図である。
実施例2は、中央部材2114にウインド1100の外を観察し得る覗き窓を設けたものである。
図17、図18において、棒状部材2100の中央部材2114には、水平方向に長い貫通孔2400が複数穿設され、全棒状部材2100の対応位置に貫通孔2400が穿設されることによって、良好な視界の覗き窓2500が形成されている。
これによって、遮蔽状態においてもウインド1100の外を観察し得る。なお前方のウインド1100のみならず、後方のウインド1200についても覗き窓を設けることは当然可能である。
[実施例3]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例3を図面に基づいて説明する。
図19は、本発明に係る遮蔽装置の実施例3を自動車に適用した例を示す斜視図、図20は、実施例3を自動車と分離して示す縦断面図、図21は、実施例3の全開状態を示す縦断面図である。
実施例3は、サンルーフ1300を有する自動車1000への適用を可能としたものである。
車のルーフスペースが限定されているため、遮蔽装置2000、3000それぞれについて、駆動装置4500、4600が分離して設けられ、比較的狭いスペースに収納し得る。
遮蔽装置2000について代表的に説明すると、図10に関連して説明したように、スクリーン2010は、棒状部材2100の短辺2102が連なるように、全長を極めて短縮した状態で収納することが可能である。すなわち、図21に示すように、下端の棒状部材2100Lを駆動装置4500によって引き上げたときに、スクリーン2100は全長が著しく短縮され、小スペースへの収納が可能である。これによって、サンルーフ1300付車両への適用が可能である。
以上の実施例は主に自動車のウインドへの適用について説明したが、本発明は、住宅用の小窓、天窓、その他種々のウインドに適用でき、またその開閉方向も、上下のみならず、水平、斜め等多様に設定し得る。
本発明に係る遮蔽装置の実施例1を自動車に適用した例を示す斜視図である。 図1の自動車の平面図である。 図2の自動車において遮蔽装置を閉鎖した状態を示す平面図である。 図1の自動車の縦断面図である。 遮蔽装置の実施例1を自動車と分離して示す平面図である。 図5のVI−VI矢視線に沿う断面図である。 図5のVII−VII矢視線に沿う断面図である。 図5のVIII−VIII矢視線に沿う断面図である。 実施例1の棒状部材の連結状況を示す部分拡大図である。 実施例1の棒状部材の折畳み状況を示す部分拡大図である。 実施例1を自動車と分離して示す縦断面図である。 実施例1のレールによるガイド状況を示す斜視図である。 図12よりも棒状部材が伸長した状況を示す斜視図である。 図1の駆動装置を示す平面図である。 駆動装置のプーリを示す拡大斜視図である。 遮蔽装置の実施例1を制御するシーケンス回路を示す回路図である。 本発明に係る遮蔽装置の実施例2を自動車に適用した例を示す斜視図である。 図17の遮蔽装置における棒状部材を示す断面図である。 本発明に係る遮蔽装置の実施例3を自動車に適用した例を示す斜視図である。 実施例3を自動車と分離して示す縦断面図である。 実施例3の全開状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1000 自動車
1100、1200 ウインド
1300 サンルーフ
2000、3000 遮蔽装置
2010、3010 スクリーン
2012 短辺
2020.2030、3020、3030 レール
2040、2042、3040,3042 ワイヤ
2052、2062、2072、3052、3062、3072 プーリ
2100、2100U、2100L、3100 棒状部材
2110、2112 端部部材
2114 中央部材
2116、2118 段熱材
2122 ワイヤ係合部
2124 レール係合部
2200 ヒンジ
2300、2302、2304、3300、3302、3304 リミットスイッチ
2400 貫通孔
2500 覗き窓
4000 駆動装置
4010、4020 回転軸
4012、4014、4022、4024 ギヤ
4016、4026 電動モータ

Claims (12)

  1. ウインドに沿って昇降して、前記ウインドを開閉するように、所定移動方向に移動するスクリーンと、前記スクリーンを前記ウインドに沿って案内するレールと、前記スクリーンを前記レールに沿って移動させる駆動装置とを備えた遮蔽装置であって、
    前記スクリーンは、前記移動方向に対して略垂直な伸縮方向に、伸縮可能であることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記スクリーンは、
    前記伸縮方向に延在するとともに、前記伸縮方向に伸縮可能であり、かつ前記移動方向に並列に配列された複数の棒状部材と、
    前記棒状部材が、相互離間せず、かつ、前記伸縮方向の枢軸回りに回転し得るように、相隣接する前記棒状部材相互を連結する連結手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の遮蔽装置。
  3. 前記棒状部材は、
    前記棒状部材の両端部に設けられ、前記レールに係合しつつ、前記レールに沿って移動可能な端部部材と、
    前記端部部材が、前記伸縮方向に移動し得るように嵌合され、かつ前記連結部材が装着された、中央部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記中央部材は管状に形成され、内部に断熱材が挿入されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遮蔽装置。
  5. 前記端部部材は管状に形成され、内部に断熱材が挿入されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遮蔽装置。
  6. 前記スクリーンが全開状態にあることを検出し得る第1センサと、
    前記スクリーンが全閉状態にあることを検出し得る第2センサと、
    前記スクリーンが全開状態と全閉状態の中間の所定状態にあることを検出し得る第3センサと、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遮蔽装置。
  7. 前記連結手段は、相隣接する前記中央部材が折畳み可能であり、かつ、折畳方向が交互に逆方向となるように、中央部材を連結することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遮蔽装置。
  8. 前記移動方向は略上下方向であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の遮蔽装置。
  9. 前記中央部材には前記ウインドの外を観察し得る覗き窓が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の遮蔽装置。
  10. 前記ウインドは自動車に設けられたウインドであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の遮蔽装置。
  11. 前記駆動装置は、自動車が駐車状態のときは、スクリーンを全閉することができないように制御されていることを特徴とする請求項10記載の遮蔽装置。
  12. 前記全開状態と全閉状態の中間の所定状態は、自動車を安全に運転できる範囲で日射を遮ることができる状態であることを特徴とする請求項10または11に記載の遮蔽装置。
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