JP2005030143A - 遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易な遮蔽装置を提供する。
【解決手段】 スクリーン(2010)の上端部はワイヤ(2040、2042)を介して巻取装置(2050、2052)に接続され、下端部はワイヤ(2060、2062)を介して巻取装置(2070、2072)に接続されている。巻取装置(2050、2052、2070、2072)は電動モータ等の駆動装置によって駆動される。
レール(2020)にはスクリーン(2010)の位置が上限、中間位置、下限にあることをそれぞれ検出するリミットスイッチ(2080、2082、2084)が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等のウインドにおける日射を調節するための遮蔽装置に関する。
従来の遮蔽装置として以下が提案されている。
(1)フロントウインド内側上端に巻取装置を設け、シェードを巻取装置によって常に巻取方向に付勢し、シェードを引出したときにシェード下端を係止具によってフロントウインド内面に固定するもの。(特許文献1参照)
(2)インストルメントパネル内に巻取装置を設け、シェードを巻取装置によって常に巻取方向に付勢し、シェードを引出したときにシェード上端を吸盤等でフロントガラス内面に固定するもの。さらに、シェードに横方向の芯金を入れてシェードのたるみを防止するとともに、運転時の使用を防止するため、パーキングブレーキ作動時のみシェードを引出可能とする。(特許文献2参照)
(3)フロントガラス外側上端にロールスクリーン装置の設け、シェードをロールスクリーン装置に巻取り収納し、適宜下方に引出して、下端を紐によってワイパ等に固定するもの。(特許文献3参照)
(4)ルーフに収納可能なシェードをレールによって案内し、手動あるいは電動でシェードを下方に引出可能とし、引出時、シェード下端を係合部によりウインド下部に固定する。(特許文献4参照)
特開平09−216516号公報 特開平10−175432号公報 特開平11−208267号公報 特開2000−238534号公報
従来例(1)は遮蔽時には常にウインドを下まで遮蔽し、上下方向の一部から光を取入れることはできない。またシェードの手動引出し操作は煩雑である。
従来例(2)は、シェードの手動引出し操作が煩雑である。
従来例(3)は、ロールスクリーン装置を社外に設けてあるため、車内からの操作は容易でなく、またシェードの手動引出し操作は煩雑である。
従来例(4)は、遮蔽時には常にウインドを下まで遮蔽し、上下方向の一部から光を取入れることはできない。
本発明はこのような従来の問題点を解消すべく創案されたもので、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易な遮蔽装置を提供することを目的とする。
本発明に係る遮蔽装置は、ウインドに沿って昇降して、前記ウインドを全開、全閉し得るスクリーンと、前記スクリーンを昇降させる駆動装置と、前記スクリーンが全開状態にあることを検出し得る第1センサと、前記スクリーンが全閉状態にあることを検出し得る第2センサと、前記スクリーンが全開状態と全閉状態の中間の所定状態にあることを検出し得る第3センサとを備える。これによって、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易である。
本発明に係る遮蔽装置において、前記スクリーンに、前記ウインドの形状に対応して幅方向に拡縮するための折り目を設けることにより、有効に日射を遮ることができる。
本発明に係る遮蔽装置において、前記駆動装置は、前記ウインドの上端側、下端側にそれぞれ設けられた電動式の巻取装置を備え、あるいは、前記ウインドの上端側に設けられた電動式の巻取装置と、下端側に設けられた機械式の巻取装置とを備え、あるいは、前記駆動装置は、前記ウインドの上端側に設けられた機械式の巻取装置と、下端側に設けられた電動式の巻取装置とを備えるものであってもよい。
本発明に係る遮蔽装置において、前記ウインドは、例えば、自動車に設けられたウインドであり、この場合、前記駆動装置は、自動車が駐車状態のときは、スクリーンを全閉することができないように制御され、また、前記全開状態と全閉状態の中間の所定状態は、自動車を安全に運転できる範囲で日射を遮ることができる状態とし得る。
本発明によれば、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易である。
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る遮蔽装置の実施例1を自動車に適用した例を示す斜視図、図2は、図1の自動車の平面図、図3は、図2の自動車において遮蔽装置を閉鎖した状態を示す平面図、図4は、図1の自動車の縦断面図、図5は、遮蔽装置の実施例1を自動車と分離して示す平面図、図6は、図5のVI矢視方向の図、図7は、図5のVII矢視方向の図、図8は、図5の遮蔽装置のスクリーンの伸縮状況を示す斜視図、図9は、図1のフロント側上の巻取装置を示す拡大斜視図、図10は、図1のリヤ側上の巻取装置を示す拡大斜視図、図11は、遮蔽装置の実施例1を制御するシーケンス回路を示す回路図である。
図1〜図4において、遮蔽装置は自動車1000のフロントウインド1100およびリアウインド1200に設けられ、フロントウインド1100およびリアウインド1200の日射を調節し得る。
フロントウインド1100に設けられた遮蔽装置2000は、フロントウインド1100に沿って昇降するスクリーン2010を備え、リアウインド1200に設けられた遮蔽装置3000は、リアウインド1200に沿って昇降するスクリーン3010を備える。
遮蔽装置2000において、スクリーン2010の両側端部はレール2020、2030によって、それぞれ略上下方向摺動自在かつ脱落不能にガイドされている。スクリーン2010の上端部の両端にはワイヤ2040、2042がその基端において接続されて、ワイヤ2040、2042の先端は巻取装置2050、2052によって巻き取り可能である。スクリーン2010の下端部の両端にはワイヤ2060、2062がその基端において接続されて、ワイヤ2060、2062の先端は巻取装置2070、2072によって巻き取り可能である。
巻取装置2050、2052、2070、2072は電動モータ等の駆動装置によって駆動される。
一方のレール2020にはスクリーン2010の下端を検出するリミットスイッチ2080、2082、2084が取り付けられ、リミットスイッチ2080はスクリーン2010下端が上限まで上昇したことを検出し、リミットスイッチ2082はスクリーン2010下端が所定の中間位置にある(図1、図2の状態)ことを検出し、リミットスイッチ2084はスクリーン2010下端が下限まで下降(図3の状態)したことを検出する。
巻取装置2050、2052は自動車1000の前部ルーフスペース2100に収納され、前部ルーフスペース2100内には、スクリーン2010が巻き掛けられるローラ2054が設けられている。ローラ2054は巻取装置2050、2052よりも自動車1000前方位置で、自動車幅方向に水平に配置され、ワイヤ2040、2042は巻取装置2050、2052に巻き掛けられた後、ローラ2054に戻されて巻き掛けられ、再び巻取装置2050、2052に導かれて、巻取装置2050、2052によって巻き取られる。
巻取装置2050、2052によってスクリーン2010を巻き上げていくと、スクリーン2010は巻取装置2050、2052およびローラ2054の周囲に巻き付くように巻き取られる。
これによってスクリーン2010を前部ルーフスペース2100内に収納でき、フロントウインド1100を全開し得る。
スクリーン2010を巻き取り収納することにより、収納スペースは小さくなり、例えばスライディングルーフ1300との干渉を避けることができ、ルーフペースを有効活用できる。
遮蔽装置3000において、スクリーン3010の両側端部はレール3020、3030によって、それぞれ略上下方向摺動自在かつ脱落不能にガイドされている。スクリーン3010の上端部の両端にはワイヤ3040、3042がその基端において接続されて、ワイヤ3040、3042の先端は巻取装置3050、3052によって巻き取り可能である。スクリーン3010の下端部の両端にはワイヤ3060、3062がその基端において接続されて、ワイヤ3060、3062の先端は巻取装置3070、3072によって巻き取り可能である。
巻取装置3050、3052、3070、3072は電動モータ等の駆動装置によって駆動される。
一方のレール3020にはスクリーン3010の下端を検出するリミットスイッチ3080、3082、3084が取り付けられ、リミットスイッチ3080はスクリーン3010下端が上限まで上昇したことを検出し、リミットスイッチ3082はスクリーン3010下端が所定の中間位置にあることを検出し、リミットスイッチ3084はスクリーン3010下端が下限まで下降したことを検出する。
巻取装置3050、3052は自動車1000の後部ルーフスペース3100に収納され、スクリーン3010は後部ルーフスペース3100内に引き込み収納される。
このような引き込み収納によって、後部ルーフスペース3100を薄くすることができ、自動車1000のルーフ高を確保できる。
図5〜図10を用いて遮蔽装置2000、3000をより詳細に説明する。
遮蔽装置2000において、スクリーン2010は樹脂、ゴム、不織布等のシート材に自動車1000の略前後方向に延びる複数の折り目2012を付してなり、折り目2012において折畳むことにより、幅方向に伸縮可能である。
フロントウインド1100は一般に情報に向かって幅が狭まる形状であり、スクリーン2010の上昇にともなって幅を狭め、下降にともなって幅を広げる必要があるが、スクリーン2010の幅方向伸縮によって、昇降にともなう幅調節が可能である。
さらにスクリーン2010には、スクリーン2010のたるみを防止するための複数のワイヤ2014等の芯材が幅方向に挿入されている。
同様に、遮蔽装置3000において、スクリーン3010は樹脂、ゴム、不織布等のシート材に自動車1000の略前後方向に延びる複数の折り目3012を付してなり、折り目3012において折畳むことにより、幅方向に伸縮可能である。
リアウインド1200は一般に情報に向かって幅が狭まる形状であり、スクリーン3010の上昇にともなって幅を狭め、下降にともなって幅を広げる必要があるが、スクリーン3010の幅方向伸縮によって、昇降にともなう幅調節が可能である。図8では、上図の収縮した状態から下図の拡幅した状態への移行を示している。
図8に示すように、レール2020は角柱状に形成され、レール2020の側面には、スクリーン2010の側端部が挿通されるスリット2022が形成されている。スクリーン2010には、レール2020の内部空洞2024に摺動自在に挿入された係止部2016が設けられ、係止部2016がスリット2022の幅よりも大きいことによって、スクリーン2010のレール2020からの脱落が防止されている。
これによってスクリーン2010の側端部は常にレール2020、2030によってガイドされ、フロントウインド1100の形状に沿って幅方向に拡縮される。
なおレール2030の構成はレール2020と同様であり、レール2030とスクリーン2010との関係は、レール2020とスクリーン2010との関係と同様であるので説明を省略する。
さらにスクリーン3010には、スクリーン3010のたるみを防止するための複数のワイヤ3014等の芯材が幅方向に挿入されている。
図9に示すように、巻取装置2050は電動モータ2056によってプーリ2058、2059を回転駆動するものであり、ワイヤ2040はローラ2054の上を後方に延び、プーリ2059に掛けられた後ローラ2054に戻って、ローラ2054に掛けられた後、再び前方に延びてプーリ2058に巻回されている。
巻取装置2050によってワイヤ2040を巻き取ると、ワイヤ2040はプーリ2059、ローラ2054間に大きく巻回されつつ、プーリ2058に巻き取られる。
巻取装置2050によるワイヤ2040の巻き取りを継続すると、スクリーン2010はプーリ2059、ローラ2054間に大きく巻回されていく。
巻取装置2052は巻取装置2050と同様に構成されているので説明を省略する。
図10に示すように、巻取装置3050は電動モータ3056によってプーリ3058を回転駆動するものであり、ワイヤ3040はプーリ3058に巻回されている。
巻取装置3050によってワイヤ3040を巻き取ると、スクリーン3010はルーフスペース3100内に引き込まれる。
巻取装置2070、2072、3052、3070、3072は巻取装置3050と同様に構成されているので説明を省略する。
さらにレール3020、3030の構成はレール2020と同様であり、レール3020、3030とスクリーン3010との関係は、レール2020とスクリーン2010との関係と同様であるので説明を省略する。
遮蔽装置2000は図11に示すシーケンス回路によって制御される。遮蔽装置3000は同様の制御回路によって制御されるので、説明を省略する。
図11において、スクリーン2010を上限まで上昇させて遮蔽装置2000を全開するボタンPB1、スクリーン2010を下限まで下降させて遮蔽装置2000を全閉するボタンPB2、スクリーン2010を所定の中間位置に設定して、運転可能な範囲で日射を抑制するボタンPB3が設けられ、これらボタンPB1〜PB3は、それぞれリミットスイッチ2080、2082、2084の常閉接点と直列に接続されている。
ボタンPB1にはソレノイドAが直列接続されるとともに、ソレノイドAに対応した常開接点Aが並列接続され、ボタンPB1を閉にすると、ソレノイドAが励磁されて、常開接点Aが自己保持される。
さらに常開接点Aは巻取装置2050、2052の電動モータMup(2056等)に接続され、常開接点Aが閉となったとき、巻取装置2050、2052が作動してスクリーン2010を巻き上げる。
スクリーン2010が上限まで巻き上げられて、下端がリミットスイッチ2080に接すると、リミットスイッチ2080の常閉接点が開となり、ソレノイドAへの通電が停止される。これによって、常開接点Aは開となり、電動モータMupが停止する。
さらに自動車1000のスタートスイッチに連動した常開接点IGが設けられ、常開接点IGが閉となると、ソレノイドSTが励磁され、ソレノイドSTに対応したタイマスイッチSTが所定時間自己保持される。
電動モータMupに接続された常開接点Aには、ソレノイドSTに対応した常開接点STが並列接続され、タイマスイッチSTが閉の期間中、電動モータMupが駆動される。その後、スクリーン2010が上限まで上昇したときに、リミットスイッチ2080が開となり、電動モータMupは停止する。
これによって、自動車1000の始動時には強制的に遮蔽装置2000は全開され、遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
ボタンPB2にはソレノイドBが直列接続されるとともに、ソレノイドBに対応した常開接点Bが並列接続され、ボタンPB2を閉にすると、ソレノイドBが励磁されて、常開接点Bが自己保持される。
さらに常開接点Bは巻取装置2070、2072の電動モータMdwに接続され、常開接点Bが閉となったとき、巻取装置2070、2072が作動してスクリーン2010を引き下げる。
スクリーン2010が下限まで引き下げられて、下端がリミットスイッチ2084に接すると、リミットスイッチ2084の常閉接点が開となり、ソレノイドBへの通電が停止される。これによって、常開接点Bは開となり、電動モータMdwが停止する。
さらに自動車1000の駐車ブレーキに連動した常開接点PKが、ボタンPB2、ソレノイドB、リミットスイッチ2084に直列に接続され、常開接点PKが開のとき、すなわち自動車1000が走行し得るときには、電動モータMdwを作動することができない。
常開接点PKは、電動モータMdw、常開接点Bの直列回路にも、接続されており、スクリーン2010降下を防止するための2重の安全対策が施されている。
これによって、自動車1000の走行中の遮蔽装置2000の全開、あるいは遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
一方、駐車ブレーキをかければ、エンジンを始動した状態で遮蔽装置2000を全閉し得るので、遮蔽装置2000で日射を避けつつ、空調装置を作動させ、運転者が快適に休憩することができる。
なおスタートスイッチに連動して電動モータMdwの作動を防止することも当然可能である。
ボタンPB3にはソレノイドCが直列接続され、ボタンPB3を閉にすると、ソレノイドCが励磁される。スクリーン2010の中間位置への移動は、上限からの下降か下限からの上昇であり、スクリーン2010が下限にあったときは、ソレノイドDを含む回路によって電動モータMupを駆動し、スクリーン2010が上限にあったときは、ソレノイドEを含む回路によって電動モータMdwを駆動する。
ソレノイドDには、ソレノイドCに対応する常開接点Cが接続され、常開接点Cには、ソレノイドDに対応する常開接点Dが並列接続されている。さらにソレノイドDにはリミットスイッチ2080、2082の常閉接点が直列接続されている。
ソレノイドEには、ソレノイドCに対応する常開接点Cが接続され、常開接点Cには、ソレノイドEに対応する常開接点Eが並列接続されている。さらにソレノイドEにはリミットスイッチ2082、2084の常閉接点が直列接続されている。
スクリーン2010が下限にあったときにボタンPB3を閉とすると、リミットスイッチ2080の常閉接点は閉であるので、ソレノイドDが励磁され、その常開接点Dが自己保持される。これによって電動モータMupが駆動され、スクリーン2010が上昇する。スクリーン2010が中間位置のリミットスイッチ2082に接すると、ソレノイドDの励磁が停止し、電動モータMupが停止する。
スクリーン2010が上限にあったときにボタンPB3を閉とすると、リミットスイッチ2084の常閉接点は閉であるので、ソレノイドEが励磁され、その常開接点Eが自己保持される。これによって電動モータMdwが駆動され、スクリーン2010が下降する。スクリーン2010が中間位置のリミットスイッチ2082に接すると、ソレノイドEの励磁が停止し、電動モータMupが停止する。
これによって、スクリーン2010の位置に応じて、自動的に適切な上昇、下降が行われ、スクリーン2010は確実に所定の中間位置に設置される。
以上のとおり、スクリーン2010を所望の位置に容易に設定でき、かつ運転の安全性を確保し得る。
なお遮蔽装置をコンピュータによって制御し、以上のシーケンス回路をコンピュータソフトウエアによって実現し得ることはいうまでもない。
[実施例2]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例2を図面に基づいて説明する。
図12は、本発明に係る遮蔽装置の実施例2を自動車に適用した例を示す斜視図、図13は、図12の自動車の平面図、図14は、図12の自動車の縦断面図、図15は、遮蔽装置の実施例2を自動車と分離して示す平面図、図16は、図12の巻取装置を示す拡大斜視図である。
図中実施例1と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
実施例2は実施例1における巻取装置2070、2072を1個の巻取装置5000に置き換え、巻取装置3050、3052を1個の巻取装置6000に置き換え、巻取装置3070、3072を1個の巻取装置6100に置き換えたものである。
これによって遮蔽装置2000、3000は構成が単純化され、製造原価節減、故障頻度低減、保守費用節減等の効果が得られる。
図16において、巻取装置5000は電動モータ5030によって2個のプーリ5040、5050を回転駆動するものであり、ワイヤ2060はプーリ5050に巻回され、ワイヤ2062はプーリ5040に巻回されている。
電動モータ5030によってプーリ5040、5050を回転駆動すると、ワイヤ2060、2062は同時巻き取られ、スクリーン2010は引き下げられる。
巻取装置6000、6100は巻取装置5000と同様に構成されているので説明を省略する。
[実施例3]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例3を図面に基づいて説明する。
図17は、本発明に係る遮蔽装置の実施例3を自動車に適用した例を示す斜視図、図18は、図17の自動車の平面図、図19は、図17の自動車の縦断面図、図20は、遮蔽装置の実施例3を自動車と分離して示す平面図、図21は、遮蔽装置の実施例3における巻取装置を示す拡大斜視図、図22は、遮蔽装置の実施例3におけるロック装置を示す正面図、図23は、遮蔽装置の実施例3におけるロック装置を制御するシーケンス回路を示す回路図である。
図中実施例1または実施例2と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
実施例3は実施例2における電動式の巻取装置2050、2052を機械式の巻取装置7000、7100にそれぞれ置き換え、電動式の巻取装置6000を機械式の巻取装置7200、7300に置き換えたものである。
巻取装置7000、7100は常にスクリーン2010を上昇させる方向に付勢し、スクリーン2010上昇に関しては電動駆動が不要である。同様に、巻取装置7200、7300は常にスクリーン3010を下降させる方向に付勢し、スクリーン3010下降に関しては電動駆動が不要である。
これによって遮蔽装置2000、3000は電気配線が減少するとともに構成が単純化され、製造原価節減、故障頻度低減、保守費用節減等の効果が得られる。
遮蔽装置2000のレール2030には、スクリーン2010を中間位置、下限でそれぞれ固定するためのロック装置7400、7500が設けられ、巻取装置5000を停止したときに、スクリーン2010が巻取装置7000、7100によって巻き上げられないようになっている。
これによってスクリーン2010を所望位置に設定し得る。
遮蔽装置3000のレール3030には、スクリーン3010を中間位置、下限でそれぞれ固定するためのロック装置7600、7700が設けられ、巻取装置6100を停止したときに、スクリーン3010が巻取装置7200、7300によって巻き上げられないようになっている。
これによってスクリーン3010を所望位置に設定し得る。
巻取装置7000は、ケーシング7040内にコイルバネ7020を収納し、コイルバネ7020によって回転軸7030を回転駆動して、回転軸7030に取り付けられたプーリ7010を回転駆動する構成を有する。ワイヤ2040はプーリ7010に巻回され、プーリ7010の回転によって巻き取られる。なお、巻取装置7000には、プーリを機械的エネルギによって回転し得る任意の構成を採用し得る。
巻取装置7100、7200、7300は巻取装置7000と同様の構成であるので、説明を省略する。
ロック装置7400は、ソレノイド7440に取り付けられたフック7420を、バネ7430によって付勢し、バネ7430の付勢力と反対方向にフック7420をソレノイド7440によって回転駆動する。
スクリーン2010の下端には係止軸7410が水平に突設され、フック7420には、スクリーン2010が下降したときに、係止軸7410に接するガイド面7450が形成されている。
ガイド面7450は、下降する係止軸7410によって押され、このときフック7420はバネ7430の付勢力に抗して回転され、係止軸7410はロック装置7400の下方に通過する。その後フック7420はバネ7430の付勢力によって当初の状態に戻り、係止軸7410に係合して、スクリーン2010の上昇を阻止する。
ソレノイド7440は、バネ7430の付勢力に抗してフック7420を回転し、係止軸7410をフック7420から開放する。
遮蔽装置2000は図23に示すシーケンス回路によって制御される。遮蔽装置3000は同様の制御回路によって制御されるので、説明を省略する。
図23において、スクリーン2010を上限まで上昇させて遮蔽装置2000を全開するボタンPB1、スクリーン2010を下限まで下降させて遮蔽装置2000を全閉するボタンPB2、スクリーン2010を所定の中間位置に設定して、運転可能な範囲で日射を抑制するボタンPB3が設けられ、これらボタンPB1〜PB3は、それぞれリミットスイッチ2080、2082、2084の常閉接点と直列に接続されている。
ボタンPB1にはソレノイドFが直列接続されるとともに、ソレノイドFに対応した常開接点Fが並列接続され、ボタンPB1を閉にすると、ソレノイドFが励磁されて、常開接点Fが自己保持される。
さらにソレノイドFに対応した常開接点Fは、ロック装置7400を開放するソレノイドLKm(図22の7140)、およびロック装置7500を開放するソレノイドLKdに直列接続されている。
従ってボタンPB1を押すこことにより、ロック装置7400、7500が解除され、巻取装置7000、7100によってスクリーン2010が巻き上げられる。
スクリーン2010が上限まで巻き上げられて、下端がリミットスイッチ2080に接すると、リミットスイッチ2080の常閉接点が開となり、ソレノイドFへの通電が停止される。これによって、常開接点Fは開となり、ロック装置7400、7500の解除動作が停止し、次回のロック動作が可能となる。
さらに自動車1000のスタートスイッチに連動した常開接点IGが設けられ、常開接点IGが閉となると、ソレノイドSTが励磁され、ソレノイドSTに対応したタイマスイッチSTが所定時間自己保持される。
ソレノイドLKm、LKdに直列接続された常開接点Fには、ソレノイドSTに対応した常開接点STが並列接続され、タイマスイッチSTが閉の期間中、ロック装置7400、7500が解除される。その後、スクリーン2010が上限まで上昇する適当なタイミングで、タイマスイッチSTが開となり解除動作が停止する。
これによって、自動車1000の始動時には強制的に遮蔽装置2000は全開され、遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
ボタンPB2にはソレノイドGが直列接続されるとともに、ソレノイドGに対応した常開接点Gが並列接続され、ボタンPB2を閉にすると、ソレノイドGが励磁されて、常開接点Gが自己保持される。
さらに常開接点Gは巻取装置5000の電動モータMdwに接続され、常開接点Gが閉となったとき、巻取装置5000が作動してスクリーン2010を引き下げる。
スクリーン2010が下限まで引き下げられて、下端がリミットスイッチ2084に接すると、リミットスイッチ2084の常閉接点が開となり、ソレノイドGへの通電が停止される。これによって、常開接点Gは開となり、電動モータMdwが停止する。
さらに自動車1000の駐車ブレーキに連動した常開接点PKが、ボタンPB2、ソレノイドG、リミットスイッチ2084に直列に接続され、常開接点PKが開のとき、すなわち自動車1000が走行し得るときには、電動モータMdwを作動することができない。
常開接点PKは、電動モータMdw、常開接点Gの直列回路にも、接続されており、スクリーン2010降下を防止するための2重の安全対策が施されている。
これによって、自動車1000の走行中の遮蔽装置2000の全開、あるいは遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
一方、駐車ブレーキをかければ、エンジンを始動した状態で遮蔽装置2000を全閉し得るので、遮蔽装置2000で日射を避けつつ、空調装置を作動させ、運転者が快適に休憩することができる。
なおスタートスイッチに連動して電動モータMdwの作動を防止することも当然可能である。
ボタンPB3にはソレノイドHが直列接続されるとともに、ソレノイドHに対応した常開接点Hが並列接続され、ボタンPB3を閉にすると、ソレノイドHが励磁されて、常開接点Hが自己保持される。
巻取装置5000の電動モータMdwには、リミットスイッチ2080の常開接点、常開接点H、ソレノイドX、リミットスイッチ2082の常閉接点が直列接続され、常開接点H、リミットスイッチ2082の直列回路には、ソレノイドXの常開接点が並列接続されている。
スクリーン2010が上限にあったときに、ソレノイドHが励磁されると、ソレノイドXが励磁されてその常開接点が自己保持される。これによって電動モータMdwが駆動され、スクリーン2010下端がリミットスイッチ2082に接するまで引き下げられると、リミットスイッチ2082の常閉接点が開となり、電動モータMdwが停止する。
スクリーン2010が下限にあったときは、ロック装置7500を解除するだけでスクリーン2010を中間位置に移動し得るので、ソレノイドLKdには、下限からの解除動作のための常開接点Yが接続されている。
常開接点Yに対応するソレノイドYは、リミットスイッチ2084の常開接点、ソレノイドHに対応する常開接点、リミットスイッチ2082の常閉接点に直列接続され、リミットスイッチ2084の常開接点、ソレノイドHに対応する常開接点の直列回路にはソレノイドYに対応する常開接点が接続されている。
ソレノイドLKdが駆動されてロック装置7120が解除されると、スクリーン2010は巻取装置7000、7100によって巻き上げられ、その下端部がリミットスイッチ2082に接したときに、ソレノイドYの励磁が停止する。
これによって、スクリーン2010の位置に応じて、自動的に適切な上昇、下降が行われ、スクリーン2010は確実に所定の中間位置に設置される。
以上のとおり、スクリーン2010を所望の位置に容易に設定でき、かつ運転の安全性を確保し得る。
また機械式の巻取装置7000、7100、7200、7300をスクリーン2010の巻き上げに適用しているので、電気系統に障害が生じたときにもスクリーン2010不測の引き下げは生じない。
なおロック装置7400、7500、7600、7700の手動解除を可能とすれば、電気系統の障害時にもスクリーン2010を全開し得る。
なお遮蔽装置をコンピュータによって制御し、以上のシーケンス回路をコンピュータソフトウエアによって実現し得ることはいうまでもない。
[実施例4]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例4を図面に基づいて説明する。
図24は、遮蔽装置の実施例4を自動車と分離して示す平面図、図25は、遮蔽装置の実施例4におけるロック装置を制御するシーケンス回路を示す回路図である。
図中実施例1、実施例2または実施例3と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
実施例4は実施例2における電動式の巻取装置5000を機械式の巻取装置7000、7100に置き換え、電動式の巻取装置6100を機械式の巻取装置7200、7300に置き換えたものである。すなわち実施例4は、実施例3において巻き上げ側に配置された機械式巻上げ装置を引き下げ側に配置したものである。
巻取装置7000、7100は常にスクリーン2010を下降させる方向に付勢し、スクリーン2010下降に関しては電動駆動が不要である。同様に、巻取装置7200、7300は常にスクリーン3010を上昇させる方向に付勢し、スクリーン3010下降に関しては電動駆動が不要である。
これによって遮蔽装置2000、3000は電気配線が減少するとともに構成が単純化され、製造原価節減、故障頻度低減、保守費用節減等の効果が得られる。
遮蔽装置2000のレール2030には、スクリーン2010を上限、中間位置でそれぞれ固定するためのロック装置8000、8010が設けられ、巻取装置2050、2052を停止したときに、スクリーン2010が巻取装置8000、8100によって引き下げられないようになっている。
これによってスクリーン2010を所望位置に設定し得る。
遮蔽装置3000のレール3030には、スクリーン3010を中間位置、下限でそれぞれ固定するためのロック装置8020、8030が設けられ、巻取装置6010、6020を停止したときに、スクリーン3010が巻取装置7200、7300によって引き下げられないようになっている。
これによってスクリーン3010を所望位置に設定し得る。
巻取装置7000、7100、7200、7300は、実施例3の巻取装置7000、7100、7200、7300と同様に構成されている。
ロック装置8000、8010、8020、8030は、実施例3のロック装置7400、7500、7600、7700と同様に構成され、スクリーン2010、3010にがロック装置に係合する係止軸等のが設けられている。
遮蔽装置2000は図25に示すシーケンス回路によって制御される。遮蔽装置3000は同様の制御回路によって制御されるので、説明を省略する。
図25において、スクリーン2010を上限まで上昇させて遮蔽装置2000を全開するボタンPB1、スクリーン2010を下限まで下降させて遮蔽装置2000を全閉するボタンPB2、スクリーン2010を所定の中間位置に設定して、運転可能な範囲で日射を抑制するボタンPB3が設けられ、ボタンPB1、PB2は、それぞれリミットスイッチ2080、2084の常閉接点と直列に接続されている。
ボタンPB1にはソレノイドJが直列接続されるとともに、ソレノイドJに対応した常開接点Jが並列接続され、ボタンPB1を閉にすると、ソレノイドFが励磁されて、常開接点Jが自己保持される。
さらにソレノイドJに対応した常開接点Jは、巻取装置2050、2052を駆動する電動モータMupに直列接続されており、ボタンPB1を押すこことにより、巻取装置2050、2052によってスクリーン2010が巻き上げられる。
スクリーン2010が上限まで巻き上げられて、下端がリミットスイッチ2080に接すると、リミットスイッチ2080の常閉接点が開となり、ソレノイドJへの通電が停止される。これによって、常開接点Jは開となり、巻取装置2050、2052が停止する。
さらに自動車1000のスタートスイッチに連動した常開接点IGが設けられ、常開接点IGが閉となると、ソレノイドSTが励磁され、ソレノイドSTに対応したタイマスイッチSTが所定時間自己保持される。
電動モータMupに直列接続された常開接点Jには、ソレノイドSTに対応した常開接点STが並列接続され、タイマスイッチSTが閉の期間中、電動モータMupが駆動される。その後、スクリーン2010が上限まで上昇する適当なタイミングで、タイマスイッチSTが開となり電動モータMupが停止する。
これによって、自動車1000の始動時には強制的に遮蔽装置2000は全開され、遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
ボタンPB2にはソレノイドKが直列接続されるとともに、ソレノイドKに対応した常開接点Kが並列接続され、ボタンPB2を閉にすると、ソレノイドGが励磁されて、常開接点Kが自己保持される。
さらに常開接点Kはロック装置8000、8010をそれぞれ開放するソレノイドLKu、LKmに接続され、常開接点Kが閉となったとき、ロック装置8000、8010か開放されて、スクリーン2010は巻取装置7000、7100によって引き下げられる。
スクリーン2010が下限まで引き下げられて、下端がリミットスイッチ2084に接すると、リミットスイッチ2084の常閉接点が開となり、ソレノイドKへの通電が停止される。
さらに自動車1000の駐車ブレーキに連動した常開接点PKが、ボタンPB2、ソレノイドK、リミットスイッチ2084に直列に接続され、常開接点PKが開のとき、すなわち自動車1000が走行し得るときには、ロック装置8000、8010を解除できない。
常開接点PKは、ソレノイドLKu、LKmにも直列接続されており、スクリーン2010降下を防止するための2重の安全対策が施されている。
これによって、自動車1000の走行中の遮蔽装置2000の全開、あるいは遮蔽装置2000全閉状態での発進等、不測の事故を防止し得る。
一方、駐車ブレーキをかければ、エンジンを始動した状態で遮蔽装置2000を全閉し得るので、遮蔽装置2000で日射を避けつつ、空調装置を作動させ、運転者が快適に休憩することができる。
なおスタートスイッチに連動してロック装置8000、8010解除を防止することも当然可能である。
ボタンPB3にはソレノイドLが直列接続され、ソレノイドLに対応した常開接点Lが並列接続され、ボタンPB3を閉にすると、ソレノイドLが励磁されて、常開接点Lが自己保持される。
巻取装置2050、2052の電動モータMupには、リミットスイッチ2084の常閉接点、常開接点L、ソレノイドX、リミットスイッチ2082の常閉接点が直列接続され、リミットスイッチ2084、常開接点L、の直列回路には、ソレノイドXの常開接点が並列接続されている。
スクリーン2010が下限にあったときに、ソレノイドXが励磁されると、ソレノイドXが励磁されてその常開接点が自己保持される。これによって電動モータMupが駆動され、スクリーン2010下端がリミットスイッチ2082に接するまで引き上げられると、リミットスイッチ2082の常閉接点が開となり、電動モータMupが停止する。
スクリーン2010が上限にあったときは、ロック装置8000を解除するだけでスクリーン2010を中間位置に移動し得るので、ソレノイドLKuには、上限からの解除動作のための常開接点Yが接続されている。
常開接点Yに対応するソレノイドYは、リミットスイッチ2080の常開接点、ソレノイドLに対応する常開接点、リミットスイッチ2082の常閉接点に直列接続され、リミットスイッチ2080の常開接点、ソレノイドLに対応する常開接点の直列回路にはソレノイドYに対応する常開接点が接続されている。
ソレノイドLKuが駆動されてロック装置8000が解除されると、スクリーン2010は巻取装置7000、7100によって引き下げられ、その下端部がリミットスイッチ2082に接したときに、ソレノイドYの励磁が停止する。
これによって、スクリーン2010の位置に応じて、自動的に適切な上昇、下降が行われ、スクリーン2010は確実に所定の中間位置に設置される。
以上のとおり、スクリーン2010を所望の位置に容易に設定でき、かつ運転の安全性を確保し得る。
さらに実施例4は実施例3に比較して制御回路が単純である。
なお遮蔽装置をコンピュータによって制御し、以上のシーケンス回路をコンピュータソフトウエアによって実現し得ることはいうまでもない。
[実施例5]
次に本発明に係る遮蔽装置の実施例5を図面に基づいて説明する。
図26は、本発明に係る遮蔽装置の実施例5を自動車と分離して示す平面図である。図中実施例1、実施例2、実施例3または実施例4と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
実施例5は第1〜実施例4における巻上げ用巻取装置と引き下げ用巻取装置を1個の電動式の昇降装置に置き換えたものである。これによって、遮蔽装置は構成が単純化され、製造原価節減、故障頻度低減という効果が得られる。
図26において、遮蔽装置3000は1個の電動式の昇降装置9000を備え、昇降装置9000には、スクリーン3010をガイドするレール3020、3030に沿って上昇、下降する無端ワイヤ9090、9100が掛けられている。
昇降装置9000には1対のプーリ9010、9020および電動モータ9200が設けられ、ワイヤ9090、9100はプーリ9010、9020にそれぞれ巻回されている。電動モータ9200はプーリ9020に連結され、プーリ9010はベベルギヤ9300、9400を介してプーリ9020に連結されている。
電動モータ9200によってプーリ9020を回転駆動すると、ベベルギヤ9300、9400が回転駆動され、これにともなって、プーリ9010はプーリ9020と同方向に回転駆動される。
ワイヤ9090はレール3030の上端側に配置されたプーリ9050、9060に掛けられ、プーリ9050、9060から引き出されたワイヤ9090は、レール3030に沿ってその下端方向に導かれる。レール3030の上端側にはプーリ9110が配置され、ワイヤ9090はプーリ9110に掛けられている。
プーリ9050、9060から引き出されたワイヤ9090の一方(例えば9050)はスクリーン3010の側端部に連結され、その連結部の昇降にともなってスクリーン3010は上下に駆動される。
同様に、プーリ9070、9080から引き出されたワイヤ9100の一方(例えば9070)はスクリーン3010の側端部に連結され、その連結部の昇降にともなってスクリーン3010は上下に駆動される。
ワイヤ9090、9100による昇降駆動方向は、同一方向となるように設定され、スクリーン3010はその両側端が駆動されることによって、円滑に昇降する。
なお遮蔽装置3000の構成を遮蔽装置2000に適用し得ることはいうまでもない。
本発明の遮蔽装置は、遮蔽操作および遮蔽状態調節が容易であり、自動車のウインドに適用した場合、その操作性が良好であるとともに、運転者の安全を確保し得る。
本発明に係る遮蔽装置の実施例1を自動車に適用した例を示す斜視図である。 図1の自動車の平面図である。 図2の自動車において遮蔽装置を閉鎖した状態を示す平面図である。 図1の自動車の縦断面図である 遮蔽装置の実施例1を自動車と分離して示す平面図である。 図5のVI矢視方向の図である。 図5のVII矢視方向の図である。 図5の遮蔽装置のスクリーンの伸縮状況を示す斜視図である。 図1のフロント側上の巻取装置を示す拡大斜視図である。 図1のリヤ側上の巻取装置を示す拡大斜視図である。 遮蔽装置の実施例1を制御するシーケンス回路を示す回路図である。 本発明に係る遮蔽装置の実施例2を自動車に適用した例を示す斜視図である。 図12の自動車の平面図である。 図12の自動車の縦断面図である 遮蔽装置の実施例2を自動車と分離して示す平面図である。 図12の巻取装置を示す拡大斜視図である。 本発明に係る遮蔽装置の実施例3を自動車に適用した例を示す斜視図である。 図17の自動車の平面図である。 図17の自動車の縦断面図である。 遮蔽装置の実施例3を自動車と分離して示す平面図である。 遮蔽装置の実施例3における巻取装置を示す拡大斜視図である。 遮蔽装置の実施例3におけるロック装置を示す正面図である。 遮蔽装置の実施例3におけるロック装置を制御するシーケンス回路を示す回路図である。 遮蔽装置の実施例4を自動車と分離して示す平面図である。 遮蔽装置の実施例4におけるロック装置を制御するシーケンス回路を示す回路図である。 本発明に係る遮蔽装置の実施例5を自動車と分離して示す平面図である。
符号の説明
2000、3000 遮蔽装置
2010、3010 スクリーン
2012、3012 折り目
2014、3014、2040、2042、2060、2062、3040,3042、3060、3062、9090、9100ワイヤ
2020.2030、3020、3030 レール
2050、2052、2070、2072、3050、3052、3070、3072、5000、6000、6020、7000、7100、7200、7300 巻取装置
2056、5030,9200 電動モータ
2080、2082、2084、3080、3082、3084 リミットスイッチ
7400、7500、7600、8000、8100、8200、8300 ロック装置
9000 昇降装置

Claims (8)

  1. ウインドに沿って昇降して、前記ウインドを全開、全閉し得るスクリーンと、
    前記スクリーンを昇降させる駆動装置と、
    前記スクリーンが全開状態にあることを検出し得る第1センサと、
    前記スクリーンが全閉状態にあることを検出し得る第2センサと、
    前記スクリーンが全開状態と全閉状態の中間の所定状態にあることを検出し得る第3センサと、
    を備えた遮蔽装置。
  2. 前記スクリーンには、前記ウインドの形状に対応して幅方向に拡縮するための折り目が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遮蔽装置。
  3. 前記駆動装置は、前記ウインドの上端側、下端側にそれぞれ設けられた電動式の巻取装置を備えることを特徴とする請求項1または2記載の遮蔽装置。
  4. 前記駆動装置は、前記ウインドの上端側に設けられた電動式の巻取装置と、下端側に設けられた機械式の巻取装置とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の遮蔽装置。
  5. 前記駆動装置は、前記ウインドの上端側に設けられた機械式の巻取装置と、下端側に設けられた電動式の巻取装置とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の遮蔽装置。
  6. 前記ウインドは自動車に設けられたウインドであることを特徴とする請求項1乃至5にいずれかに記載の遮蔽装置。
  7. 前記駆動装置は、自動車が駐車状態のときは、スクリーンを全閉することができないように制御されていることを特徴とする請求項6記載の遮蔽装置。
  8. 前記全開状態と全閉状態の中間の所定状態は、自動車を安全に運転できる範囲で日射を遮ることができる状態であることを特徴とする請求項6または7記載の遮蔽装置。
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