JP2007161171A - 車両用モジュールの組立作業台 - Google Patents

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重人 加藤
Shinichi Takase
慎一 高瀬
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達郎 堺
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幸治 池田
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Abstract

【課題】自動車に取り付けるモジュールを精度良く組み付けると共に、組み付けた電気部品の回路保証や性能の検査を効率良く行うことのできる組立作業台を提供する。
【解決手段】車両に配索されるワイヤハーネスW/Hと、該ワイヤハーネスW/Hに接続されると共に車両に取り付けられる電気部品とが組みつけられたモジュールを組み立てるための作業台であって、ワイヤハーネスW/Hおよび電気部品を所定位置に位置決めする位置決め手段である凹部101a〜101cと、前記電気部品への電力供給を検査する検査装置104を備え、ワイヤハーネスW/Hおよび電気部品を凹部101〜101cによりそれぞれ所定位置に位置決めしてモジュールを組み立てる作業と組み立てたモジュールの電気部品への電力供給の検査を同一の作業台上で行うことができる構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用モジュールの組立作業台に関し、詳しくは、車両のバックドア等に配索されるワイヤハーネスと該ワイヤハーネスに接続される電気部品との組立作業と、該電気部品への導通検査の両方を行うことができる作業台に関する。
従来、自動車等の車両のバックドアには、バックドアワイヤハーネスを配索すると共に、複数の電気部品を取り付けており、これら電気部品にバックドアワイヤハーネスをコネクタ接続している。これらバックドアワイヤハーネスと電気部品を車両の組立ラインにおいてそれぞれ個別に取り付けると、車両の組立ラインでの工数が非常に多くなる。この車両の組立ラインでのバックドアへの組付作業はバックドアを上方へ開いた状態で作業員が上方を向いた状態で行わなければならず、作業が行いにくいため、車両の組立ラインでの工数が多くなると作業効率が非常に悪くなる問題がある。
そこで、車両の組立ラインにおいて、ワイヤハーネスと電気部品をそれぞれ個別にバックドアに取り付けるのではなく、予めワイヤハーネスと所要の電気部品を組み付けてバックドアモジュールを作製し、車両の組立ラインでこのバックドアモジュールをバックドアに組み付けて、車両の組立ラインにおける工数を低減する提案がなされている。
例えば、特開2002−225565号公報(特許文献1)では、図8に示すように、樹脂製のパネル1にワイパーモータ2等の電気部品及び電線もしくは銅箔からなる配線部材3を取り付けてバックドアモジュール4としてモジュール化し、該バックドアモジュール4をバックドアDに取り付けている。
このように、パネル1に電気部品と配線部材を予め組み付けてモジュール化することにより、車両の組立ラインでは、バックドアDにバックドアモジュール4を取り付けるだけであるため、車両の組立ラインでの組付工数を低減して、作業効率を向上させることができる。
しかしながら、特許文献1で提供されているバックドアモジュールでは、各構成部品をいかにして精度良く組み付けるか、また、組み付けた電気部品の回路保証や性能保証をどのようにして行うかについては考慮されていない。
特開2002−225565号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、自動車に取り付けるモジュールを精度良く組み付けると共に、組み付けた電気部品の回路保証や性能の検査を効率良く行うことのできる組立作業台を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索されるワイヤハーネスと、該ワイヤハーネスに接続されると共に車両に取り付けられる電気部品とが組みつけられたモジュールを組み立てるための作業台であって、
前記ワイヤハーネスおよび電気部品を所定位置に位置決めする位置決め手段と、
前記電気部品への電力供給を検査する検査装置を備え、
前記ワイヤハーネスおよび電気部品を前記位置決め手段によりそれぞれ所定位置に位置決めして前記モジュールを組み立てる作業と、組み立てたモジュールの電気部品への電力供給の検査を同一の作業台上で行うことができる構成としていることを特徴とする車両用モジュールの組立作業台を提供している。
前記構成によれば、車両用モジュールの組立作業と電気部品の導通検査とを同一の作業台上で行うことができるため、組立作業台で組み立てたモジュールを導通検査台に移動する必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、車両用モジュールを構成するワイヤハーネスおよび電気部品を位置決めして精度良く組み立てることができ、かつ、導通検査によりワイヤハーネスが電気部品に接続されているか否かを検知できるため、モジュールの品質を向上させることができると共に車両への組付けも容易となる。
前記位置決め手段はモジュールの各構成部品を位置決めできる別部材の治具を組立作業台上に取り付けてもよいし、組立作業台に凹凸部を設け、この凹凸形状によってモジュールの各構成部品を所定の位置に位置決めしてもよい。また、位置決め手段にバネを用いて、該バネによりモジュールの構成部品を押圧して所定位置に位置決めするとより精度良い組み立てが可能となる。
前記車両用モジュールの組立作業台は前記位置決め手段と検査装置以外にも様々な検査装置を備えていることが好ましい。
例えば、前記電気部品としてランプを含む場合、該ランプの抵抗値を測定する手段を備えていることが好ましい。
ランプをオンにしたときのワイヤハーネスに流れる電流値と電圧値を測定して抵抗値を求め、この抵抗値が所期の値となればランプに異常がなく、所期の値と異なればランプに異常があることを検知することができる。
前記電気部品としてワイパーモータを含む場合、該ワイパーモータのトルクを測定する装置を備えていることが好ましい。
前記ワイパーモータのトルクを測定することにより、ワイパーモータが正常に作動するか否かを検査することができる。
なお、前記モジュールは、ワイパーモータ以外のモータとしてスライドウインドウモータを電気部品として備えていてもよい。
前記電気部品としてドアロックアッシーを含む場合、該ドアロックアッシーのモータのトルクを測定する装置とドアロックアッシーのラッチの位置を検出する装置を備えていることが好ましい。
前記ドアロックアッシーのモータのトルクとラッチの位置を検出し、モータの作動によってラッチが正確に動いているかを確認することができる。
また、本発明の組立作業台は、前記装置により測定された検査結果を記録する記録装置を備えていることが好ましい。
前記構成によれば、以前に検査した結果を参考にしながら前記モジュールを組み立てて検査することにより、より適切な性能を備えた電気部品を組み付けたモジュールとすることができる。
また、モジュールを取り付ける車種ごとに検査結果を記録しておけば、各車種に対応した複数種類のモジュールを組み立てる場合にも対応することができる。
前記モジュールが車両のバックドアに取り付けられるバックドアモジュールであることが好ましい。
この場合、モジュール化するワイヤハーネスはバックドアに配索するバックドアワイヤハーネスとし、該電気部品に接続する電気部品としては前記ランプ、ワイパーモータ、ドアロックアッシーの他、ノイズフィルタやパワーバックドアブザー等が挙げられる。
前述したように、本発明によれば、車両用モジュールの組立作業と電気部品の導通検査とを同一の作業台上で行うことができるため、組立作業台で組み立てたモジュールを導通検査台に移動する必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、車両用モジュールを構成するワイヤハーネスおよび電気部品を位置決めして精度良く組み立てることができ、かつ、導通検査によりワイヤハーネスが電気部品に接続されているか否かを検知できるため、モジュールの品質を向上させることができる。
さらに、前記組立作業台にモータのトルクを測定する装置やドアロックアッシーのラッチ位置を検出する装置を設けて、各電気部品の性能を測定できるようにしておくと、さらに信頼性の高いモジュールとすることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7は本発明の実施形態を示し、図1は、本実施形態の車両用モジュールの組立作業台100(以下、組立作業台100と称す)上で車両用バックドアモジュール10(以下、バックドアモジュール10と称す)を組み立てた状態を示す概略図である。該組立作業台10は車両の組立ライン(図示せず)の近傍に配置し、この組立作業台10上で組立および検査されたバックドアモジュール10を前記組立ラインで車両のバックドアに取り付けている。
組立作業台100は、作業台本体101と、装置本体102と該装置本体102に接続されたパーソナルコンピュータ103(以下、パソコン103と称す)からなる検査装置104とを備えている。
作業台本体101には、バックドアモジュール10のバックドアワイヤハーネスW/H(以下、ワイヤハーネスW/Hと称す)に外装したプロテクタ30、ワイパーモータ11及びバックドアロックアッシー12を位置決めする凹部(位置決め手段)101a、101b、101cを設けている。
円筒形状のプロテクタ30を位置決めする凹部101aは、作業台本体101の略中央に設け、溝長さと溝幅をプロテクタ30の長さと径と略同一としている。凹部101aの軸線方向と直交する方向の断面を半円形状として、プロテクタ30の下側半分が凹部101aに嵌合されて、プロテクタ30を作業台本体101の所定位置に位置決めできるようにしている。
ワイパーモータ11を位置決めする凹部101bは、前記凹部101aの一方側に設け、図3に示すように、溝底面にはワイパーモータ11のトルクを測定するトルク測定装置105を配置し、溝側面をワイパーモータ11の外形と略一致させている。トルク測定装置105にはワイパーモータ11の軸部11aを挿入する軸挿入部105aを設けている。該トルク測定装置105は電線(図示せず)を介して検査装置104の装置本体102と接続している。
バックドアロックアッシー12を位置決めする凹部101cは、前記凹部101aの他方側に設け、図4に示すように、隅部にバックドアロックアッシー12の隣接する2辺に沿う略L字状の位置決め部101c−1を突設している。該位置決め部101c−1の2面の当接面101c−2、101c−3のうち、一方の当接面101c−2をバックドアロックアッシー12の外面に沿うテーパ面とし、当接面101c−2の当接面101c−3に対する傾斜角度θを鋭角としている。これら当接面101c−2、101c−3に対向する位置には、凹部101cの側面にバネ106、107を介して連結された押付片18、109を設けている。
よって、バネ106、107の弾性力により押付片108、109でバックドアロックアッシー12を凹部101cの当接面101c−2、101c−3に押し付けて、バックドアロックアッシー12を凹部101c内に位置決めする構成としている。
また、凹部101cには、バックドアロックアッシー12の配置位置の側方にラッチ位置検出装置110、下方にトルク測定装置111を配置している。
ラッチ位置検出装置110は、非接触センサ110aを内蔵しており、バックドアロックアッシー12に設けたラッチ12aの位置を非接触で検知できるものである。
トルク測定装置111は凹部101bに設けたトルク測定装置105と同様のものであり、バックドアロックアッシー12のモータ12bの軸部12cを挿入する軸挿入部111aを設けている。
これらラッチ位置検出装置110とトルク測定装置111はそれぞれ電線(図示せず)を介して検査装置104の装置本体102と接続している。
なお、本実施形態では凹部101b、101cで電気部品であるワイパーモータ11とバックドアロックアッシー12のみを位置決めしているが、凹部101b、101cの周囲にも凹部を設けて、該凹部により後述する金属ブラケット20、21も位置決めする構成としてもよい。
検査装置104の装置本体102はコネクタ嵌合部102aを備え、該コネクタ嵌合部102aにワイヤハーネスW/Hの幹線端末のコネクタ16を接続した状態で、パソコン103の入力操作に基づいてバックドアモジュール10の電気部品に電力を供給するものである。なお、ワイヤハーネスW/Hの幹線端末のコネクタ16は、バックドアモジュール10をバックドアDに取り付けた後、車両の車体側に配索したワイヤハーネスのコネクタと接続されるものである。
また、装置本体102は、前記トルク測定装置105、111とラッチ位置検出装置110による検査結果を受信する機能とこの検査結果をパソコン103に送信する機能を備えている。
さらに、装置本体102は、バックドアモジュール10のバックドア室内ランプ15をオンにしたときのワイヤハーネスW/Hに流れる電流値と電圧値を測定してバックドア室内ランプ15の抵抗値を求め、この抵抗値が所期の値となればランプに異常がなく、所期の値と異なればランプに異常があることを検知する機能を備えている。
これらの検査結果は装置本体102からパソコン103に送信され、パソコン103に内蔵された記録装置に記録されると共に、表示画面103aに表示される。
なお、本実施形態では、検査装置104を別体の装置本体102とパソコン103により構成して電線で接続しているが、装置本体102の機能とパソコン103の機能を備えた一体型の装置としてもよい。
次に、前記組立作業台100で作製されるバックドアモジュール10について説明する。
バックドアモジュール10は、自動車のバックドアDの室内面側からバックドアDに組み付けられるバックドアワイヤハーネスW/Hと電気部品とを車両取付前に予め組み付けてモジュール化したものである。
前記バックドアモジュール10は、図5及び図6に示すように、部分的にプロテクタ30が外装されたバックドアワイヤハーネスW/Hと、該バックドアワイヤハーネスW/Hに接続される電気部品と、該電気部品のうち一部の電気部品がボルト締め固定される金属製ブラケット20、21と、該金属製ブラケット20、21を連結する連結用金属バー22、23を組みつけた構成としている。
ワイヤハーネスW/Hは、バックドアモジュール10をバックドアDに取り付けた状態で、バックドアDのバックドアガラスGの周縁に沿って、バックドアガラスGの下方から上方へと配索され、自動車の車体側へと配索されて、端末のコネクタ16が車体側に配索したワイヤハーネスのコネクタ(図示せず)に接続される。
また、ワイヤハーネスW/Hに接続され、バックドアモジュール10としてモジュール化する電気部品は、ワイパーモータ11、バックドアロックアッシー12、ノイズフィルタ13、パワーバックドアブザー14、バックドア室内ランプ15である。
前記電気部品のうち、比較的重量の大きなワイパーモータ11とバックドアロックアッシー12は、図6に示すように、ワイパーモータ固定用金属製ブラケット20とドアロックアッシー固定用金属製ブラケット21(以下、共に「金属製ブラケット」と称す)にそれぞれボルト40とナットにより締結固定している。
ワイパーモータ11を締結した金属製ブラケット20とバックドアロックアッシー12を締結した金属製ブラケット21は横長の金属板からなり、上下に対向配置している。これら金属製ブラケット20、21の一端20a、21a(図6中、左側)に、連結用金属バー22の上端22aと下端22bをボルト41とナットによりそれぞれ締結すると共に、他端20b、21b(図6中、右側)に、連結用金属バー23の上端23aと下端23bをボルト41とナットによりそれぞれ締結して、金属製ブラケット20と21を連結用金属バー22、23により連結している。即ち、金属製ブラケット20、21と連結用金属バスバー22、23とで四角枠を形成している。
金属製ブラケット20に締結したワイパーモータ11のアース回路に接続されたアース電線50の端末にはアース端子51を圧着しており、該アース端子51にはボルト孔51aを穿設している。一方、金属製ブラケット20には、アース端子51をボルト締めするためのフランジ部20cが下端縁の中央から下方に向けて突出しており、該フランジ部20cにもボルト孔20dを穿設している。図7(A)に示すように、アース端子51のボルト孔51aと金属製ブラケット20のボルト孔20dとを連通させて、これらボルト孔51aと20dにボルト42の軸部42aを通して、ボルト42とナット43によりアース端子51を金属製ブラケット20に締結している。
また、アース端子51には、ノイズフィルタ13のアース回路に接続されたアース電線52とワイヤハーネスW/Hのアース電線53も圧着されている。このように、本実施形態では1つのアース端子51に3本のアース電線50、52、53を接続しているが、各アース電線の端末にそれぞれアース端子を接続し、これら複数のアース端子を重ねた状態で金属製ブラケット20にボルト締めしてもよい。
ワイヤハーネスW/Hの所要部分に外装するプロテクタ30は横長な円筒形状で、軸線方向に開閉用スリット31を設けていると共に、該スリット31との対向位置にヒンジ部(図示せず)を設けている。該ヒンジ部はスリット31を押し開けるよう屈曲しやすい軟質樹脂で成形する一方、プロテクタ30のヒンジ部以外の部分は挿通させるワイヤハーネスW/Hの形状を保持できるようポリプロピレンからなる硬質樹脂により成形しており、プロテクタ30は二色成形により一体成形している。
前記プロテクタ30には、スリット31を押し開いてワイヤハーネスW/Hの所要部分を挿通させている。
また、前記電気部品のうち、比較的軽量なノイズフィルタ13、パワーバックドアブザー14、バックドア室内ランプ15は、ワイヤハーネスW/Hの支線wと接続すると共に、図5に示すように、前記プロテクタ30の軸線方向に所要の間隔をあけて、プロテクタ30の外周面にテープ巻き固定している。
ノイズフィルタ13、パワーバックドアブザー14、バックドア室内ランプ15の支線wとの接続方法及びプロテクタ30の外周面への固定方法は同様であるため、パワーバックドアブザー14について代表して説明する。
ワイヤハーネスW/Hを挿通させたプロテクタ30のスリット31を通してパワーバックドアブザー14と接続する支線wを引き出しており、該支線wをパワーバックドアブザー14に設けた圧接端子(図示せず)に圧接している。このように支線wと接続したパワーバックドアブザー14をプロテクタ30の外周面に沿わせてテープT巻き固定している。
前記のようにワイヤハーネスW/Hを挿通させると共に外周面に所要の電気部品をテープ巻き固定したプロテクタ30の所要箇所にクランプ(図示せず)を取り付けており、該クランプを連結用金属バー22、23の長さ方向の略中央に穿設した係止孔(図示せず)に挿入係止して、プロテクタ30を連結用金属バー22、23に固定している。プロテクタ30は横長の金属製ブラケット20、21と略平行に取り付けられ、バックドアモジュール10をバックドアDに取り付けた状態で、プロテクタ30がバックドアガラスGの下辺に沿って横方向に配置される。
また、バックドアモジュール10を取り付けるバックドアDのインナーパネル60には、ボルト孔60aを設けると共にバックドアモジュール取付面と反対面、即ち、室外側の面に前記ボルト孔60aに対応する位置にナット44を溶接により取り付けている。
次に、組立作業台100上での前記バックドアモジュール10の作製方法と検査方法について説明する。
まず、組立作業台100の作業台本体101の凹部101aに、ワイヤハーネスW/Hを貫通させると共にノイズフィルタ13、パワーバックドアブザー14、バックドア室内ランプ15をテープ巻き固定したプロテクタ30を嵌合して位置決めする。
また、ワイパーモータ11の軸部11aを凹部101bに設けたトルク測定装置105の軸挿入部105aに挿入して、ワイパーモータ11を凹部101bに嵌合して位置決めする。
さらに、バックドアロックアッシー12の軸部12aを凹部101cに設けたトルク測定装置111の軸挿入部111aに挿入すると共に、バックドアロックアッシー12を押付片106、107により凹部101cの当接面101c−2、101c−3に押し付けて、バックドアロックアッシー12を凹部101c内に位置決めする。
次いで、ボルト41で枠状に連結した金属ブラケット20、21と連結用金属バー22、23を作業台本体101上に載置して、金属ブラケット20、21に作業台本体101に位置決めしたワイパーモータ11とバックドアロックアッシー12をそれぞれボルト40で締結する。同時に、プロテクタ30に設けたクランプを連結用金属バー22、23に設けた係止孔に挿入係止する。
最後に、図7(A)に示すように、連通させたアース端子51のボルト孔51aと金属製ブラケット20のボルト孔20dにボルト42の軸部42aを通して、ボルト42とナット43によりアース端子51を金属製ブラケット20に締結する。
前記方法により組み立てたバックドアモジュール10は、他の作業台に移動させることなく、組立作業台100の作業台本体101に載置したままの状態で所定の検査を行っている。
まず、ワイヤハーネスW/Hの端末のコネクタ16を検査装置104の装置本体102のコネクタ嵌合部102aに嵌合接続する。
次いで、検査装置104のパソコン103の入力操作により、装置本体102からバックドアモジュール10の各電気部品に電力を供給し導通検査を行う。導通検査の結果は装置本体102を通してパソコン103に送信され、パソコン103の記録装置に記録されると共に、表示画面103aに表示される。
このとき、前記トルク測定装置105では、ワイパーモータ11のトルクを測定しており、ワイパーモータ11に異常がないか検査している。
また、前記トルク測定装置111でバックドアロックアッシー12のモータ12bのトルクを測定すると共に、ラッチ位置検出装置110でラッチ12aの位置を検出し、モータ12bの回転に応じてラッチ12aが所期通り正確に作動しているか検査している。
さらに、バックドア室内ランプ15をオンにしたときのワイヤハーネスW/Hに流れる電流値と電圧値を測定してバックドア室内ランプ15の抵抗値を求め、この抵抗値が所期の値となっているか検査している。
これらの検査結果も装置本体102からパソコン103に送信され、パソコン103に内蔵された記録装置に記録されると共に、表示画面103aに表示され、表示画面103aを見れば異常を即座に検知できるようにしている。
なお、異常が発生した場合には音声により警告を発する構成としてもよい。
前記検査を終えた後、バックドアモジュール10を作業台本体101から取り外し、図5に示すように、バックドアDに取り付ける。
バックドアモジュール10のバックドアDへの取付方法は、ワイパーモータ11、バックドアロックアッシー12と金属製ブラケット20、21とを締結しているボルト40、連結用金属バー22、23と金属製ブラケット20、21とを締結しているボルト41、アース端子51と金属製ブラケット20とを締結しているボルト42をバックドアDに締結することにより行っている。
例えば、アース端子51と金属製ブラケット20とを締結したボルト42の軸部42aを、図7(B)に示すように、インナーパネル60のボルト孔60aに挿入してボルト締めすると、図7(C)に示すように、ボルト42がインナーパネル60に取り付けたナット44に螺合され、金属製ブラケット20がインナーパネル60に締結固定される。このとき、アース端子51もインナーパネル60に締結固定され、アース回路がインナーパネル60に接地される。
他のボルト40、41も同様にしてインナーパネル60にボルト締めすると、金属製ブラケット20、21が複数箇所でインナーパネル60に締結固定されて、バックドアモジュール10がバックドアDに取り付けられる。
最後に、インナーパネル60の室内側にはトリム(図示せず)を取り付けて、該トリムによりバックドアモジュール10を覆っている。
前記構成によれば、バックドアモジュール10の組立作業とバックドアモジュール10の電気部品の導通検査とを同一の組立作業台100上で行っているため、組立用の作業台と検査用の作業台をそれぞれ設ける必要がなく、さらに、組立後にバックドアモジュール10を他の作業台へ移動させる必要がなく作業効率を向上させることができる。
また、組立作業台100の作業台本体101に位置決め用の凹部101a〜101cを設けているため、該凹部101a〜101cによりバックドアモジュール10のプロテクタ30、ワイパーモータ11、バックドアロックアッシー12を位置決めしてバックドアモジュール10を精度良く組み立てることができる。
さらに、導通検査によりワイヤハーネスW/Hが電気部品に接続されているか否かを検知できるため、バックドアモジュール10の品質を向上させることができる。
さらにまた、作業台本体101にトルク測定装置105、111やラッチ位置検出装置110を設けて、各電気部品の性能を測定できるようにしているため、さらに信頼性の高いモジュールとすることができる。
本発明の実施形態の組立作業台上でバックドアモジュールを組み立てた状態を示す概略斜視図である。 組立作業台の作業台本体の平面図である。 (A)はワイパーモータ位置決め用の凹部の平面図、(B)は凹部にワイパーモータを嵌合した状態のA−A線断面図である。 凹部にバックドアロックアッシーを位置決めした状態を示し、(A)は平面図、(B)はB−B線断面図である。 バックドアモジュールをバックドアに取り付けた状態を示す図面である。 バックドアモジュールの要部拡大図である。 バックドアモジュールをバックドアにボルト締め固定する工程を示し、(A)はアース端子と金属製ブラケットを締結した状態を示す断面図、(B)(C)は金属製ブラケットをインナーパネルに締結する工程を示す断面図である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 車両用バックドアモジュール
11 ワイパーモータ
12 バックドアロックアッシー
13 ノイズフィルタ
14 パワーバックドアブザー
15 バックドア室内ランプ
20 ワイパーモータ固定用金属製ブラケット
21 ドアロックアッシー固定用金属製ブラケット
22、23 連結用金属バー
30 プロテクタ
100 車両用バックドアモジュールの組立作業台
101 作業台本体
101a〜101c 位置決め用の凹部
102 装置本体
103 パーソナルコンピュータ
104 検査装置
105、111 トルク測定装置
106、107 バネ
108、109 押付片
110 ラッチ位置検出装置
D バックドア
W/H バックドアワイヤハーネス

Claims (6)

  1. 車両に配索されるワイヤハーネスと、該ワイヤハーネスに接続されると共に車両に取り付けられる電気部品とが組みつけられたモジュールを組み立てるための作業台であって、
    前記ワイヤハーネスおよび電気部品を所定位置に位置決めする位置決め手段と、
    前記電気部品への電力供給を検査する検査装置を備え、
    前記ワイヤハーネスおよび電気部品を前記位置決め手段によりそれぞれ所定位置に位置決めして前記モジュールを組み立てる作業と、組み立てたモジュールの電気部品への電力供給の検査を同一の作業台上で行うことができる構成としていることを特徴とする車両用モジュールの組立作業台。
  2. 前記モジュールはランプを前記電気部品として含み、該ランプの抵抗値を測定する手段を備えている請求項1に記載の車両用モジュールの組立作業台。
  3. 前記モジュールはワイパーモータを前記電気部品として含み、該ワイパーモータのトルクを測定する装置を備えている請求項1または請求項2に記載の車両用モジュールの組立作業台。
  4. 前記モジュールはドアロックアッシーを前記電気部品として含み、該ドアロックアッシーのモータのトルクを測定する装置とドアロックアッシーのラッチの位置を検出する装置を備えている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用モジュールの組立作業台。
  5. 前記装置により測定された検査結果を記録する記録装置を備えている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両用モジュールの組立作業台。
  6. 前記モジュールが車両のバックドアに取り付けられるバックドアモジュールである請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両用モジュールの組立作業台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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