JP2007161127A - 車両のシート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体剛性の確保と、第2後列シートの支持剛性の確保と、第1後列シートのレイアウト自由度とを達成することができる車両のシート構造の提供を目的とする。
【解決手段】車室のフロアパネル上に前列シートを配設し、前列シートの後方に一対のシートが並設された後列シート51,52を配設してなる車両のシート構造であって、後列シートは、第1後列シート51と、第1後列シートに着座する乗員より体格が小さい乗員用の第2後列シート52とから成り、第2後列シートのシートバック52Bを、車幅方向に延びる補強メンバ70を介して車体71に着脱可能に固定し、第1後列シートのシートバック51Bには補強メンバと対応する逃げ部84,85を設けたものである。
【選択図】図20

Description

この発明は、車室のフロアパネル上に前列シートが配設され、該前列シートの後方に一対のシート(セパレートタイプのシート)が並設された後列シートが配設されたような車両のシート構造に関する。
従来、上述例の車両のシート構造としては、図27、図28、図29に示す構造のものがある。
すなわち、車室の下面を形成するフロアパネル200を設け、このフロアパネル200の前部に運転席シート201と助手席シート202とを左右に並設する一方、フロアパネル200の後方には上方へ段上げ形成された左右同一高さのキックアップ部203を設け、このキックアップ部203上には左右の乗員用シートとしてのリヤシート204,205を並設し、さらに、上述のキックアップ部203の車幅方向中間部において、その車外側下方には車両補機としての燃料タンク206を配設した構造である。
一方、特許文献1には、フロアパネルに対して、湾曲部と、この湾曲部をそのまま上方に延長させた延長部とを備えて成る左右同一高さのキックアップ部を段上げ形成し、このキックアップ部の車外側前部と車外側後部とに車幅方向に延びるクロスメンバをそれぞれ設ける一方、上記キックアップ部上にはリヤシートを配設し、キックアップ部の車外側下方において上記前後の各クロスメンバ間には、その上面が上述の湾曲部および延長部に沿う形状の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
また、特許文献2には、車室の下面を形成するフロアパネルの後方に段部を介してキックアップフロア部を連設し、このキックアップフロア部にリヤキックアップ部を介してリヤフロアを連設し、これら段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部、リヤフロアを左右同一高さに設定すると共に、上述のキックアップフロア部およびリヤキックアップ部上に乗員用シートとしてのリヤシートを配設する一方、上述の段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部およびリヤフロアの車外側下方には、これら各要素の連続形状に沿う構造の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
しかしながら、図27〜図29で示した従来構造、並びに、上述の各特許文献1、2には、リヤシートの支持剛性確保とリヤシートのユーティリティー性(実用性)確保との両立を図る。
ところで、低全高のコンパクトな車両を構成する要請があり、この場合、乗員の居住性を確保すると共に、車体剛性の確保と、シートの支持剛性確保とを両立させる必要があり、さらに、後席のユーティリティー性を確保する必要がある。
一方、特許文献3には、ベンチシートタイプのリヤシートにおけるシートバックを、複数のストライカを用いて、車体に連結する折畳み構造の後列シートが開示されているが、ベンチシートタイプである以上、セパレートシートにようなユーティリティ性の確保が困難である。
特開平6−211169号公報 特開平5−627号公報 特開平11−263247号公報
そこで、この発明は、前列シートの後方に大きさが異なる一対の後列シートを配設する時、車体剛性とシート支持剛性とを確保するために、第2後列シートに車幅方向に延びる補強メンバを設け、これにより車体剛性確保とシート支持剛性確保との両立を図り、第1後列シートには補強メンバが邪魔にならないように逃げ部を設け、第1後列シートは補強メンバによりその取付け位置に制約を受けることなくレイアウトすることができる車両のシート構造の提供を目的とする。
この発明による車両のシート構造は、車室のフロアパネル上に前列シートを配設し、該前列シートの後方に一対のシートが並設された後列シートを配設してなる車両のシート構造であって、上記後列シートは、第1後列シートと、該第1後列シートに着座する乗員より体格が小さい乗員用の第2後列シートとから成り、上記第2後列シートのシートバックを、車幅方向に延びる補強メンバを介して車体に着脱可能に固定すると共に、上記第1後列シートのシートバックには上記補強メンバと対応する逃げ部を設けたものである。
上述の補強メンバは、第2後列シートのシートバック中間から第1後列シートのシートバック中間まで車幅方向に延びるように構成してもよく、また、該補強メンバはその軽量化を図る目的を、角パイプ等のパイプ部材により形成されることが望ましい。
上記構成によれば、前列シートの後方に大きさが異なる一対の後列シートを配設する時、車体剛性とシート支持剛性とを確保するために、第2後列シートのシートバックに車幅方向に延びる補強メンバを設け、この補強メンバを介して第2後列シートのシートバックを車体に着脱可能に固定したので、この補強メンバにより、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図ることができる。
また、第1後列シートのシートバックには、補強メンバが邪魔にならないように、該補強メンバと対応する逃げ部を設けたので、第1後列シートは上記補強メンバによりその取付け位置に制約を受けることがなく、レイアウトすることができる。
要するに、低全高のコンパクトなボディにおいて、前列シートと後列シートとによる多人数乗車と、セパレートタイプの後列シートによる後席のユーティリティ性確保とを図りつつ、車体剛性の確保、シート支持剛性の確保、第1後列シートのレイアウト自由度を達成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記逃げ部は第1後列シートのシートバック背面に形成された凹設部に設定したものである。
上記構成によれば、凹設部にて上述の逃げ部が形成されるので、該逃げ部を簡単に構成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1後列シートのシートバックは前後方向の位置が調整可能なリクライニング機構を備えたものである。
上記構成によれば、乗員の体格に応じて、シートバックの前後位置調整(シートバックの傾斜角度の調整)が可能となり、乗員の快適性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1後列シートと第2後列シートは、それぞれのシートクッションの上方にシートバックが倒伏して略同一高さに折畳み可能に構成されたものである。
上記構成によれば、第1および第2の各後列シートのシートバック倒伏時には、これらシートバックがそれぞれのシートクッション上に折畳まれて、略同一高さになるので、後方に荷室を確保することができ、後席の実用性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1後列シートのシートバックの背面には、上下に離間して複数の凹設部が設けられたものである。
上記構成によれば、第1後列シートのシートバックを通常使用状態に立設した場合においても、同シートバックをシートクッション上に倒伏させた場合においても、複数の凹設部により、補強メンバとシートバックとの干渉を回避することができる。
この発明の一実施態様においては、上記複数の凹設部のうち上側の凹設部は、第1後列シートのシートバックのリクライニング時の逃げ部となり、下側の凹設部は、第1後列シートのシートバックをシートクッション上に折畳んだ時の補強メンバの逃げ部となるように構成されたものである。
上記構成によれば、第1後列シートのシートバックのリクライニング時には、上側の凹設部が補強メンバの逃げ部となるので、シートバックの適切なリクライニングが得られ、第1後列シートのシートバックをシートクッション上に折畳んだ時には、下側の凹設部が補強メンバの逃げ部となって、該補強メンバを下側の凹設部に格納することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルに上方へ段上げされたキックアップ部が設けられ、該キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設され、かつ、高さ方向で第1キックアップ部より高い第2キックアップ部とから成り、上記第1キックアップ部上に第1後列シートを配設し、上記第2キックアップ部上に第2後列シートを配設したものである。
上記構成によれば、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図りつつ、キックアップ部は、高さが異なる第1キックアップ部と第2キックアップ部とから成るので、キックアップ部上下の車室内空間および車室外空間に対するシートや車両補機等のレイアウト自由度の拡大を図ることができる。
また、相対的に高さが低い第1キックアップ部上(第1キックアップ部とルーフ部との間の上下スペースが相対的に高い部分)に第1後列シートを配設し、相対的に高さが高い第2キックアップ部上(第2キックアップ部とルーフ部との間の上下スペースが相対的に低い部分)に第2後列シートを配設したので、第1および第2の各後列シートを車室内の上下スペースの差異に対応して、適切にレイアウトすることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2後列シートのシートバックの回動支点は、第1後列シートのシートバックの回動支点より低位置になるように設定されたものである。
上記構成によれば、キックアップ部の高さの差異により、後列シートそれ自体の高さが異なるが、シートバックの回動支点の高さを上記の如く設定したので、それぞれのシートバックを倒伏した時、一対の後列シートのシートバックが略同一高さに折畳まれて、フラット性を確保することができ、荷物の搭載性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1後列シートの前方に助手席シートが配設され、第2後列シートの前方に運転席シートが配設されたものである。
上記構成によれば、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図りつつ、運転席シートと助手席シートとから成る前列シートのスペースもバランスよく確保することができ、特に、第1後列シートの乗員の安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
すなわち、体格の大きい乗員が助手席側の後列シート(第1後列シート)に着座可能となり、一般に助手席側の後列シート(第1後列シート)は使用頻度が高く、この後列シート(第1後列シート)が歩道側(いわゆる路肩)に対応するので、安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1キックアップ部と第2キックアップ部の車室外側下方には、高さ方向の大きさが異なる車両補機が配設されたものである。
上述の車両補機は、高さが低いサブタンク(燃料タンク)と、高さが高いメインタンク(燃料タンク)とに設定してもよい。
上記構成によれば、第1および第2の両キックアップ部の下方に車両補機をそれぞれ配設したので、大きさが異なる車両補機を仕分けて効率的にパッケージングすることができる。
この発明によれば、前列シートの後方に大きさが異なる一対の後列シートを配設する時、車体剛性とシート支持剛性とを確保するために、第2後列シートに車幅方向に延びる補強メンバを設け、これにより車体剛性確保とシート支持剛性確保との両立を図り、第1後列シートには補強メンバが邪魔にならないように逃げ部を設け、第1後列シートは補強メンバによりその取付け位置に制約を受けることなくレイアウトすることができる効果がある。
車体剛性確保と、第2後列シートの支持剛性確保と、第1後列シートのレイアウト自由度の確保とを図るという目的を、車室のフロアパネル上に前列シートを配設し、該前列シートの後方に一対のシートが並設された後列シートを配設した車両において、上記後列シートは、第1後列シートと、該第1後列シートに着座する乗員より体格が小さい乗員用の第2後列シートとから成り、上記第2後列シートのシートバックを、車幅方向に延びる補強メンバを介して車体に着脱可能に固定すると共に、上記第1後列シートのシートバックには上記補強メンバと対応する逃げ部を設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のシート構造を示すが、まず、図1〜図7を参照して、車両の下部車体構造について説明する。
図1〜図7において、エンジンルームEと車室Rとを車両の前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)1を設け、このダッシュロアパネル1の下端後部には、後方に向けてほぼ水平に延びるフロアパネル2を一体または一体的に連設し、このフロアパネル2で車室Rの下面(底面)を構成している。
上述のフロアパネル2の後部には、上方へ段上げ形成されたキックアップ部3(図2参照)を設けるが、このキックアップ部3は、助手席側Pa(車両の右側参照)の第1キックアップ部4と、この第1キックアップ部4と車幅方向で並設された運転席側Dr(車両の左側参照)の第2キックアップ部5とを備えている。
しかも、図2に斜視図で示すように、第2キックアップ部5は第1キックアップ部4よりも高さ方向でより一層高く形成されている。
ここで、助手席側Paの第1キックアップ部4は、フロアパネル2から上方に立上がる前面壁部4aと、この前面壁部4aから後方に向けて延びるキックアップフロア部4bとを有する。
また、運転席側Drの第2キックアップ部5は、フロアパネル2から上方に立上がる前面壁部5aと、この前面壁部5aから後方に向けて延びるキックアップフロア部5bとを有し、第2キックアップ部5の前面壁部5aの立上り量は、第1キックアップ部4の前面壁部4aの立上り量よりも大きくなるように設定されている。
しかも、図2、図3に示すように、第1キックアップ部4は、第2キックアップ部5に対して車両の前方に所定距離L1だけオフセットするように形成されている。
上述のキックアップ部3における各キックアップフロア部4b,5bのさらに後方には、リヤキックアップ部6を介してリヤフロア7を連設している。
一方、フロアパネル2の車幅方向の中央部には車室R内方へ突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部8を形成している。このトンネル部8は、ダッシュロアパネル1とリヤキックアップ部6との間において車両の前後方向に延びるように形成されると共に、このトンネル部8の上部には該トンネル部8との間に閉断面9を形成するトンネルメンバ10(いわゆるハイマウントバックボーンフレーム)を接合固定している。
上述のトンネルメンバ10は、トンネル部8の上部に沿って、ダッシュロアパネル1とリヤキックアップ部6との間において車両の前後方向に延びる車体剛性部材(強度部材)であり、このトンネルメンバ10によりフロア剛性および車体剛性の向上を図っている。
また、フロアパネル2の車幅方向両端部には車両の前後方向に延びる強度部材としてのサイドシル11を接合固定している(図3参照)。
このサイドシル11は、サイドシルアウタと、サイドシルインナと、サイドシルレインフォースメントとを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体剛性部材である。但し、図面においては図示の便宜上、サイドシルインナのみを図示している。
図2、図3、図5〜図7に示すように、フロアパネル2の前後方向の中間部には、中央側のトンネル部8と左右のサイドシル11,11とを連結してそれぞれ車幅方向に延びる左右一対のクロスメンバ12,12(No.2クロスメンバ)を設け、このクロスメンバ12(車体剛性部材)とフロアパネル2の上面との間には車幅方向に延びる閉断面13を形成し、車体剛性の向上を図っている。
図2、図3、図5、図6に示すように、助手席側Paにおける第1キックアップ部4の前部上面には、車幅方向に延びるクロスメンバ14(No.3クロスメンバ)を設け、第1キックアップ部4の上面と、このクロスメンバ14との間には同方向に延びる閉断面14aを形成し、車体剛性の向上を図っている。
また、図2、図3、図7に示すように、運転席側Drにおける第2キックアップ部5の前部上面には、車幅方向に延びるクロスメンバ15(No.3クロスメンバ)を設け、第2キックアップ部5の上面と、このクロスメンバ15との間には同方向に延びる閉断面15aを形成し、車体剛性の向上を図っている。
図2、図3に示すように、左右のクロスメンバ14,15(車体剛性部材)は、第2キックアップ部5の前部に配設されたクロスメンバ15よりも、第1キックアップ部4の前部に配設されたクロスメンバ14が車両の前方にオフセットして配設されている。
また、これらの各クロスメンバ14,15は車室Rの内側に位置しており、その車室内側端部(車幅方向の内端部)は上述のトンネル部8の縦壁部に接続固定されている。
図2、図3、図5、図6に示すように、助手席側Paにおける第1キックアップ部4の後方には、リヤキックアップ部6とリヤフロア7との車外側において車幅方向に延びるリヤクロスメンバ16(No.4クロスメンバ)を設け、各要素6,7,16間には同方向に延びる閉断面16aを形成して、車体剛性の向上を図ると共に、この閉断面16a内にはリヤフロア7とリヤクロスメンバ16とを上下方向に接続する略Z字状の節部材17を設けて、さらなる下部車体剛性の向上を図っている。
図2、図3、図7に示すように、運転席側Drにおける第2キックアップ部5の後方には、リヤキックアップ部6とリヤフロア7との車外側において車幅方向に延びるリヤクロスメンバ18(No.4クロスメンバ)を設け、各要素6,7,18間には同方向に延びる閉断面18aを形成して、下部車体剛性の向上を図っている。
これらのリヤクロスメンバ16,18(車体剛性部材)はキックアップ部3の後方において第1キックアップ部4と第2キックアップ部5とに渡って車幅方向に延びる車体剛性部材であって、図2、図3に示すように、これらのリヤクロスメンバ16,18は、第1キックアップ部4の後方に配設されるリヤクロスメンバ16と、第2キックアップ部5の後方に配設されるリヤクロスメンバ18とが車両の前後方向にオフセットされており、これらの各リヤクロスメンバ16,18は左右非対称に形成されている。
この実施例では、図2、図3に示すように、第1キックアップ部4の後方に配設された助手席側Paのリヤクロスメンバ16の前部が、第2キックアップ部5の後方に配設された運転席側Drのリヤクロスメンバ18の前部に対して車両前方にオフセット配置されている。
これら各リヤクロスメンバ16,18のさらに後方には、車幅方向に延びて後述する左右一対のリヤサイドフレーム43,43間を接続するリヤクロスメンバ19(No.5クロスメンバ)を設け、このリヤクロスメンバ19(車体剛性部材)とリヤフロア7との間には車幅方向に延びる閉断面19aを形成して、後部車体剛性の向上を図っている。なお、このリヤクロスメンバ19よりも後方において、リヤフロア7にはスペアタイヤパン(図示せず)を段下げ形成してもよい。
一方、図2、図4に示すように、フロアパネル2の下面において、サイドシル11とトンネル部8との間の車幅方向の中間部を、車両の前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム20,20を設け、このフロアフレーム20とフロアパネル2の下面との間には、同方向に延びる閉断面20aを形成して、車体剛性の向上を図っている。
このフロアフレーム20はフロアパネル2に接合固定された車体剛性部材である。
ところで、図4に底面図で示すように、トンネル部8の車外側の下部空間内には、エンジンと共にパワートレインを構成するところのトランスミッション21を配設し、このトランスミッション21の出力を推進軸としてのプロペラシャフト22を介してリヤディファレンシャル装置23に伝達し、リヤディファレンシャル装置23の差動出力を、左右の後輪ドライブシャフト24,24を介して、左右の後輪25,25に伝達すべく構成している。ここで、左右の各後輪25,25はリヤサスペンション装置26,26(例えば、ダブルウィッシュボーン型のサスペンション装置)により左右独立して懸架されている。
また、上述のトランスミッション21のミッションケースと、リヤディファレンシャル装置23のデフケースとの間には、断面略Z字状で、車両の前後方向に延びるパワープラントフレーム27を設けている。
このパワープラントフレーム27(いわゆるPPF)はエンジン駆動系からのロール方向の動きを許容しつつ、リヤディファレンシャル装置23のワインドアップ振動を抑制するためのものである。
さらに、図4に示すように、エンジンの排気系には、シリンダヘッドの排気ポートおよび排気マニホルドに連通するフロントエキゾーストパイプ28と、キャタリスト29、ミドルエキゾーストパイプ30、プリサイレンサ31、リヤエキゾーストパイプ32、メインサイレンサ33、テールパイプ34,34とから成る排気通路35を接続し、この排気通路35を、図示しないブラケットを介してボディ側に支持すると共に、フロントエキゾーストパイプ28、キャタリスト29、ミドルエキゾーストパイプ30は、トンネル部8の車外側の下部空間内に位置させている。
ところで、図3〜図7に示すように、助手席側Paの第1キックアップ部4の下方には第1の車両補機としてのサブタンク36(第1燃料タンク)を配設し、運転席側Drの第2キックアップ部5の下方にはサブタンク36よりも高さ方向で大型の第2の車両補機としてのメインタンク37(第2燃料タンク)を配設するが、図8に斜視図で示すように、サブタンク36とメインタンク37とは、上方に立上がって車幅方向に延びる略門形状のトンネルタンク部38で車幅方向に連通されて、タンク容量を確保すべく構成し、かつ非対称鞍型の単一の燃料タンク39として一体ユニット化されている。
ここで、上述のサブタンク36の後部には、リヤキックアップ部6の背面に沿って上方へ立上がる隆起部36aが一体形成されており、この隆起部36aでタンク容量のさらなる拡大を図るように構成している。
また、メインタンク37の上部にはフューエルポンプ40が取付けられている。一方、上述のサブタンク36とメインタンク37とをトンネルタンク部38を介して一体ユニット化した燃料タンク39は、図4、図5〜図7に示すように、タンク支持部材としてのタンクバンド41,42を介してボディ側に支持されている。
図9は図3のA−A線矢視断面図、図10は図3のB−B線矢視断面図、図11はトンネルタンク部38に相当する部位の断面図、図12は図3のC−C線矢視断面図、図13は図3のD−D線矢視断面図であって、図3、図9〜図13に示すように、リヤフロア7の下面両サイドには車体剛性部材としてのリヤサイドフレーム43,43を接合固定し、これら左右一対のリヤサイドフレーム43,43をサイドシル11の後端部まで車両の前方に向けて延設している。
また、図9、図10、図11に示すように、第1および第2の各キックアップ部4,5の車幅方向外側部にはリヤサイドインナパネル44,44をそれぞれ接合固定している。
図3で示したように、No.3クロスメンバとしての各クロスメンバ14,15は、助手席側Paのクロスメンバ14が運転席側Drのクロスメンバ15よりも車両前方にオフセット配置されているので、第1キックアップ部4の前部に配設したクロスメンバ14の車室内側端部(車幅方向内端部)と、第2キックアップ部5の前部に配設したクロスメンバ15の車室内側端部(車幅方向内端部)とを図9、図10に示すコネクトメンバ45,46(補強メンバ)で接続し、側突耐力の向上を図るように構成している。
これらのコネクトメンバ45,46は、図9、図10に断面図で示すように、トンネル部8内、つまりトンネル部8の車外側に位置している。
また両コネクトメンバ45,46は図3に平面図で示すように、これら各コネクトメンバ45,46同士が互にオーバラップする前後幅を有すると共に、一方のコネクトメンバ45は両クロスメンバ14,15とオーバラップする前後幅を有し、他方のコネクトメンバ46も両クロスメンバ14,15とオーバラップする前後幅を有するように構成されている。
そして、一方のコネクトメンバ45は、トンネル部8のトップデッキ部の中間下面と、トンネル部8の下端部車外側とに接合固定されていて、トンネル部8との間に閉断面45aを形成している。
他方のコネクトメンバ46は、トンネル部8の縦壁部の中間部位の車外側と、一方のコネクトメンバ45の車外側の下面とに接合固定されていて、トンネル部8との間に閉断面46aを形成している。
そして、上述の閉断面45a,46a構造のコネクトメンバ45,46で、クロスメンバ14,15を車幅方向に連続させることにより、側突耐力の向上を図るように構成している。
また、図14に上述の両コネクトメンバ45,46を分解斜視図で示すように、一方のコネクトメンバ45は、上側の接合片45bと、上下方向中間の接合片45cと、下側の接合片45dと、各接合片間つまり接合片45b,45c間、接合片45c,45d間を連接する連接片45e,45fとを有し、これら各片45b〜45fを金属部材により一体形成した補強部材である。
さらに、他方のコネクトメンバ46は、上側の接合片46bと、下側の接合片46cと、これら両接合片46b,46cを上下方向に連接する湾曲状の連接片46dとを有し、これら各片46b〜46dを金属部材により一体形成した補強部材である。
ここで、図14に示す構造に加えて、図15に示す如く、上述の各コネクトメンバ45,46に、少なくとも車幅方向に延びるビード45g,46e(例えば十字状のビード)を閉断面45a,46a側に向けて一体形成し、ビード45g,46eにより車体剛性および側突耐力のさらなる向上を図ってもよい。
図11に燃料タンク39のトンネルタンク部38に相当する部位の断面図を示すように、トンネル部8の車外側において、サブタンク36とメインタンク37とを車幅方向に連通するトンネルタンク部38の下方には、第3の車両補機としてのミドルエキゾーストパイプ30(排気管)、プロペラシャフト22、パワープラントフレーム27が配設されている。
図3で示したように、No.4クロスメンバとしての各リヤクロスメンバ16,18は助手席側Paのリヤクロスメンバ16の前部が、運転席側Drのリヤクロスメンバ18の前部よりも車両前方にオフセット配置されると共に、これらの各リヤクロスメンバ16,18は車幅方向に分割して形成されているので、図12、図13に示すように、これらのリヤクロスメンバ16,18双方をコネクトメンバ47によって車幅方向に接続し、車体剛性の向上および側突耐力の向上を図っている。
上述のコネクトメンバ47は断面凹状の部材であって、リヤフロア7の下面に該コネクトメンバ47を接続して、これら両者7,47間に閉断面47aを形成すると共に、一方のリヤクロスメンバ16は図12、図13に示すように閉断面43a構造のリヤサイドフレーム43とコネクトメンバ47との間に接続し、他方のリヤクロスメンバ18も図13に示すように閉断面43a構造のリヤサイドフレーム43とコネクトメンバ47との間に接続している。
上述のコネクトメンバ47はNo.4クロスメンバとしての各リヤクロスメンバ16,18のうち、前後幅が広い方のリヤクロスメンバ16と略同等の前後幅を有し、左右に分割された各リヤクロスメンバ16,18を車幅方向に連続して接続する接続メンバである。
次に、車両のシート構造について詳述する。
図16は、図3で示した車体に対して後列シート51,52および前列シート56,57を取付けた状態で示す平面図であって、助手席側Paの第1キックアップ部4上には第1後列シートとしての第1リヤシート51を配設すると共に、運転席側Drの第2キックアップ部5上には第1リヤシート51に着座する乗員X(図5参照)の体格よりもその体格が小さい乗員Y(図7参照)用の第2リヤシート52(第2後列シート)を配設している。
これら第1および第2の各リヤシート51,52は、シートクッション51C,52Cと、シートバック51B,52Bとをそれぞれ有する左右独立のセパレートシート(バケット・シート)に構成されている。また、図6、図17に示すように、第1リヤシート51のシートバック51Bは、回動支点P1(回転軸または回転支軸)とリクライニングヒンジブラケット54等からなるリクライニング機構55を備え、回動支軸P1を中心として、図6、図17に仮想線で示すように、後方へリクライニング可能に構成されると共に、図6に仮想線で示すように、シートクッション51Cの上方に倒伏して折畳み可能に構成されている。
さらに、第2リヤシート52のシートバック52Bは、図1、図7に示す回動支点P2(回転軸、回転支軸)を中心として、図1に仮想線で示すように、シートクッション52Cの上方に倒伏して折畳み可能に構成されている。
図17に上述の各回動支点P1,P2(いわゆるヒンジセンタ)を併記するように、第1リヤシート51の回動支点P1よりも第2リヤシート52の回動支点P2が後方に位置するように配設されると共に、第2リヤシート52の回動支点P2は、第1リヤシート51の回動支点P1よりも低位置になるように配設されており、これら各リヤシート51,52のシートバック51B,52Bをそれぞれのシートクッション51C,52C上方に倒伏して、折畳んだ時、各シートバック51B,52Bの高さになって、フラット性を確保するように構成されている。
上述の第1リヤシート51および第2リヤシート52の前方には、図16に示すように、前列シート56,57が配設され、この前列シート56,57は車幅方向に並設された運転席シート57と助手席シート56とから成り、第1リヤシート51の前方には助手席シート56が配設され、第2リヤシート52の前方には運転席シート57が配設されている。つまり、運転席シート57の後方に第2リヤシート52を配設し、この第2リヤシート52には相対的に体格が小さい乗員Yが着座可能となるので、運転席シート57の前後スペースを広く設定することができる。
図5〜図7、図16に示すように、助手席シート56および運転席シート57は、それぞれシートクッション56C,57C、シートバック56B,57B、ヘッドレスト56H,57Hを有する左右独立のセパレートシート(バケット・シート)に構成されている。
また、図16に示すように、運転席シート57よりも助手席シート56が車両前方にオフセットするように配設される一方、後列シート側においては第2リヤシート52よりも第1リヤシート51が車両前方にオフセットするように配設されている。
図5に示す助手席シート56および図7に示す運転席シート57には乗員Y(図7参照)よりも体格が大きい前席乗員Z1,Z2(図5、図7参照)が着座可能で、助手席側Paの後列シートつまり第1リヤシート51には前席乗員Z1,Z2の体格とほぼ同等の後席乗員X(図5参照)が着座可能となるので、助手席側Paの前後の各シート56,51の前方へのオフセット構造により、助手席シート56および第1リヤシート51の前後のスペースの適切化を図っている。
図5、図6、図9〜図11では図面の簡略化を図るために図示省略したが、助手席側Paの第1キックアップ部4のキックアップフロア部4bと、第1リヤシート51のシートクッション51Cとの間には、図18、図19に示すように、該シートクッション51Cの上下位置を調整する高さ調整機構58を設けている。
この高さ調整機構58は、図18、図19に示すように、前後一対のスクリュ59,59(但し、図面では一方のみを示す)と、電動モータ60の回転軸61の回転力をスクリュ59に伝達するギヤボックス62と、上述のスクリュ59に螺合したスライダ63,64(1本のスクリュ59当り、2個のスライダ63,64)と、シートクッション51Cの下面に取付けたリフトアップ、リフトダウン用のブラケット65と、このブラケット65とスライダ63,64との間をピン連結する一対のリンク66,67とを備え、スクリュ59の一側つまりギヤボックス62側には右ネジを形成し、スクリュ59の他側つまり軸受部材68側には左ネジを形成している。
そして、電動モータ60をシートクッション51Cの上昇方向(リフトアップ方向)に駆動すると、ギヤボックス62内の図示しないギヤ(例えば、ウオームとウオームホイール)を介して、電動モータ60の回転力がスクリュ59に伝達され、一対のスライダ63,64が互に近接する方向に移動して、リンク66,67を介してシートクッション51Cを図18に示す低位置から図19に示す高位置へ上昇させ、逆に、電動モータ60をシートクッション51Cの下降方向(リフトダウン方向)に駆動すると、ギヤボックス62内の図示しないギヤを介して、電動モータ60の回転力がスクリュ59に伝達され、一対のスライダ63,64が互に離間する方向に移動して、リンク66,67を介してシートクッション51Cを図19に示す高位置から図18に示す低位置へ下降させるように構成したものであり、乗員の体格に応じてシートクッション51Cの上下位置調整が可能となり、乗員の快適性を確保することができるものである。
図20は図17の構造を車両後方から見た状態で示す斜視図、図21はシートバック51B,52Bを倒伏させた状態の斜視図であって、図17、図20、図21に示すように、運転席側Drの第2リヤシート52のシートバック52Bは、車幅方向に延びる補強メンバ70を介して車体71と固定されるように構成している。
すなわち、補強メンバ70の運転席側Drを第2リヤシート52のシートバック52Bの内部に埋没し、かつ、補強メンバ70の同側Drを第2リヤシート52の図示しないシートバックフレームに固定すると共に、シートバック52Bから露呈した補強メンバ70を車幅方向に直線状に延出して、この補強メンバ70の助手席側Paを第1リヤシート51のシートバック51Bと離間対向させている。
ここで、上述の補強メンバ70は第2リヤシート52のシートバック52B中間から第1リヤシート51のシートバック51B中間対応位置まで車幅方向に延びるメンバであり、また該補強メンバ70はその軽量化を目的として角パイプなどのパイプ部材にて構成されている。
また、上述の補強メンバ70の左右両端から後方に向けて、溝部72aを有する舌片72,72を一体または一体的に設けている。
一方、車体71側においては、図17、図20、図21に示すように、リヤサスペンション装置26のダンパ73に接しつつ、その両端が車体71に接合された湾曲形状のブラケット74を設け、このブラケット74の車幅方向の内側にはメンバ支持ブラケット75を接合固定している。
そして、このメンバ支持ブラケット75と、補強メンバ70の舌片72とを、図22、図23に示す着脱手段76で、取付け、取外し可能に構成したものである。なお、補強メンバ70の両端に設けられた各舌片72,72をメンバ支持ブラケット75に着脱可能に取付ける着脱手段76,76の構造は運転席側Drと助手席側Paとで左右対称に構成されているので、図22、図23ではその運転席側Drの構成を示す。
図22に締付け前の状態を、図23に締付け後の状態をそれぞれ示すように、上述の着脱手段76は、メンバ支持ブラケット75に貫通形成された孔部77と、この孔部77の車外側に溶接手段等により接合固定されたナット78と、ボルト79、締付け用のテーパ部80、フランジ部81、操作レバー82を一体形成したリリースレバー83とを備えており、このリリースレバー83はシートバック52Bの前後方向への移動軌跡と直交するように配置されている。
上述のテーパ部80はボルト79側が小径で、フランジ部81側が大径になるように形成されている。また補強メンバ70の舌片72における溝部72aは上記テーパ部80と対応するテーパ形状に形成されており、テーパ部80とテーパ形状の溝部72aとでテーパ機構が構成されている。
そして、上述のナット78にボルト79を螺合した状態で、図22に示すように、メンバ支持ブラケット75とリリースレバー83のフランジ部81との間に、補強メンバ70の舌片72を位置させ、この状態からリリースレバー83を締付け方向に操作すると、テーパ部80が溝部72aに圧接して、舌片72を車幅方向外方に押圧し、図23の締付け状態となり、助手席側Paのリリースレバー83も運転席側Drと同様に操作されるので、締付け用のテーパ部80にて、補強メンバ70の舌片72をメンバ支持ブラケット75に固定することができる。
なお、図23に示す締付け状態から、その締付けを解除するには、リリースレバー83を緩める方向に操作すればよく、図22に示す緩め操作完了後においては、補強メンバ70をリリースレバー83から離脱させることができる。
図22、図23に示す着脱手段76に代えて、図24、図25に示す着脱手段76を用いてもよい。
図24、図25に示す着脱手段76は、メンバ支持ブラケット75に、締付け用のテーパ部80に対応するテーパ孔77を形成し、リリースレバー83を図24の締付け前の状態から図25に示す締付け後の状態に操作した時、補強メンバ70の舌片72を、テーパ部80による締付け力に加えて、メンバ支持ブラケット75とフランジ部81との間で狭持すべく構成したものであり、このように構成すると、着脱手段76の車幅方向の大きさのコンパクト化を図ることができる。なお、図24、図25において図22、図23と同一の部分には同一符号を付している。
ところで、図17、図20、図21に示すように、第1リヤシート51のシートバック51Bの背面には補強メンバ70に対応すべく、その上下に車幅方向全幅に延びる複数の凹設部84,85(逃げ部)を離間形成している。
上側の凹設部84は、第1リヤシート51のシートバック51Bを図17に仮想線で示すように、リクライニングさせた時、補強メンバ70とシートバック51Bとの干渉を回避するための逃げ部であり、下側の凹設部85は、第1リヤシート51のシートバック51Bを図21に示すように、そのシートクッション51C上に折畳んだ時、補強メンバ70で荷室スペースを阻害しないように、該補強メンバ70を格納する格納部である。
ところで、図24、図25で示した着脱手段76を採用した場合には、補強メンバ70の両端構造を図26で示すように構成することができる。
すなわち、車幅方向に延びる補強メンバ70は、内部に閉断面70Cが形成された角パイプ等のパイプ部材70Aと、このパイプ部材70Aの左右両端に接合固定されたリッド部材70B,70Bとで構成している。
そして、上述の補強メンバ70のリヤ側のコーナ部(シートバック51B,52Bを図26に示すようにシートクッション51C,51C上に倒伏させた時に、上側に位置するコーナ部)にヒンジ86,86を介して舌片72,72を起伏可能に取付けている。
補強メンバ70を上述の着脱手段76(図24、図25参照)を用いて、車体71に取付け固定する場合には、左右一対の舌片72,72を図26に実線で示すように起立させる一方、補強メンバ70を車体71から取外した後に、シートバック51B,52Bをそれぞれのシートクッション51C,52上に倒伏させると共に、該補強メンバ70を凹設部85に格納する場合には、この格納後において、左右一対の舌片72,72を、ヒンジ86,86を介して、図26に仮想線で示すように、水平状態に伏動させると、この舌片72,72が荷室上方に向けて突出するのを防止して、荷室をさらに有効に利用することができる。
また、第2リヤシート52のシートバック52Bには、舌片72の起伏動を許容する凹部52aが形成されている。
なお、図中、90はステアリングホイール、91はインストルメントパネル、92はルーフ部、93は前輪である。また、図1において100は後列シートのシートバックを折畳んだ時、荷室に搭載した荷物である。さらに、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように、上記実施例の車両のシート構造は、車室Rのフロアパネル2上に前列シート56,57を配設し、該前列シート56,57の後方に一対のシートが並設された後列シート51,52を配設してなる車両のシート構造であって、上記後列シート51,52は、第1リヤシート51と、該第1リヤシート51に着座する乗員X(図5参照)より体格が小さい乗員Y(図7参照)用の第2リヤシート52とから成り、上記第2リヤシート52のシートバック52Bを、車幅方向に延びる補強メンバ70を介して車体71に着脱可能に固定すると共に、上記第1リヤシート51のシートバック51Bには上記補強メンバ70と対応する逃げ部(凹設部84,85参照)を設けたものである。
この構成によれば、前列シート56,57の後方に大きさが異なる一対のリヤシート51,52を配設する時、車体剛性とシート支持剛性とを確保するために、第2リヤシート52のシートバック52Bに車幅方向に延びる補強メンバ70を設け、この補強メンバ70を介して第2リヤシート52のシートバック52Bを車体71に着脱可能に固定したので、この補強メンバ70により、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図ることができる。
また、第1リヤシート51のシートバック51Bには、補強メンバ70が邪魔にならないように、該補強メンバ70と対応する逃げ部(凹設部84,85)を設けたので、第1リヤシート51は上記補強メンバ70によりその取付け位置に制約を受けることがなく、レイアウトすることができる。
要するに、低全高のコンパクトなボディにおいて、前列シート56,57とリヤシート51,52とによる多人数乗車と、セパレートタイプのリヤシート51,52による後席のユーティリティ性確保とを図りつつ、車体剛性の確保、シート支持剛性の確保、第1リヤシート51のレイアウト自由度を達成することができる。
さらに、上記逃げ部は第1リヤシート51のシートバック51B背面に形成された凹設部84,85に設定したものである。
この構成によれば、凹設部84,85にて上述の逃げ部が形成されるので、該逃げ部を簡単に構成することができる。
加えて、上記第1リヤシート51のシートバック51Bは前後方向の位置が調整可能なリクライニング機構55を備えたものである。
この構成によれば、乗員の体格に応じて、シートバック51Bの前後位置調整(シートバック51Bの傾斜角度の調整)が可能となり、後席乗員Xの快適性を確保することができる。
また、上記第1リヤシート51と第2リヤシート52は、それぞれのシートクッション51C,52Cの上方にシートバック51B,52Bが倒伏して略同一高さに折畳み可能に構成されたものである(図21参照)。
この構成によれば、第1および第2の各リヤシート51,52のシートバック51B,52B倒伏時には、これらシートバック51B,52Bがそれぞれのシートクッション51C,52C上に折畳まれて、略同一高さになるので、後方に荷室を確保することができ、後席の実用性を確保することができる。
さらに、上記第1リヤシート51のシートバック51Bの背面には、上下に離間して複数の凹設部84,85が設けられたものである。
この構成によれば、第1リヤシート51のシートバック51Bを通常使用状態に立設した場合においても、同シートバック51Bをシートクッション51C上に倒伏させた場合においても、複数の凹設部84,85により、補強メンバ70とシートバック51Bとの干渉を回避することができる。
しかも、上記複数の凹設部84,85のうち上側の凹設部84は、第1リヤシート51のシートバック51Bのリクライニング時の逃げ部となり、下側の凹設部85は、第1リヤシート51のシートバック51Bをシートクッション51C上に折畳んだ時の補強メンバ70の逃げ部(格納部)となるように構成されたものである。
この構成によれば、第1リヤシート51のシートバック51Bのリクライニング時には、上側の凹設部84が補強メンバ70の逃げ部となるので、シートバック51Bの適切なリクライニングが得られ、第1リヤシート51のシートバック51Bをシートクッション51C上に折畳んだ時には、下側の凹設部85が補強メンバ70の逃げ部(格納部)となって、該補強メンバ70を下側の凹設部85に格納することができる。
また、上記フロアパネル2に上方へ段上げされたキックアップ部3が設けられ、該キックアップ部3は第1キックアップ部4と、該第1キックアップ部4と車幅方向で並設され、かつ、高さ方向で第1キックアップ部4より高い第2キックアップ部5とから成り、上記第1キックアップ部4上に第1リヤシート51を配設し、上記第2キックアップ部5上に第2リヤシート52を配設したものである。
この構成によれば、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図りつつ、キックアップ部3は、高さが異なる第1キックアップ部4と第2キックアップ部5とから成るので、キックアップ部4,5上下の車室内空間および車室外空間に対するシートや車両補機等のレイアウト自由度の拡大を図ることができる。
また、相対的に高さが低い第1キックアップ部4上(第1キックアップ部4とルーフ部92との間の上下スペースが相対的に高い部分)に第1リヤシート51を配設し、相対的に高さが高い第2キックアップ部5上(第2キックアップ部5とルーフ部92との間の上下スペースが相対的に低い部分)に第2リヤシート52を配設したので、第1および第2の各リヤシート51,52を車室内の上下スペースの差異に対応して、適切にレイアウトすることができる。
さらに、上記第2リヤシート52のシートバック52Bの回動支点P2は、第1リヤシート51のシートバック51Bの回動支点P1より低位置になるように設定されたものである(図17参照)。
この構成によれば、キックアップ部4,5の高さの差異により、リヤシート51,52それ自体の高さが異なるが、シートバック51B,52Bの回動支点P1,P2の高さを上記の如く設定したので、それぞれのシートバック51B,52Bを倒伏した時、一対のリヤシート51,52のシートバック51B,52Bが略同一高さに折畳まれて、フラット性を確保することができ、荷物の搭載性向上を図ることができる。
加えて、上記第1リヤシート51の前方に助手席シート56が配設され、第2リヤシート52の前方に運転席シート57が配設されたものである。
この構成によれば、車体剛性の確保と、シート支持剛性の確保との両立を図りつつ、運転席シート57と助手席シート56とから成る前列シート56,57のスペースもバランスよく確保することができ、特に、第1リヤシート51の乗員Xの安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
すなわち、体格の大きい後席乗員Xが助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)に着座可能となり、一般に助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)は使用頻度が高く、この後列シート(第1リヤシート51)が歩道側(いわゆる路肩)に対応するので、安全性と使い勝手との両立を図ることができる。
さらに、上記第1キックアップ部4と第2キックアップ部5の車室外側下方には、高さ方向の大きさが異なる車両補機(サブタンク36,メインタンク37参照)が配設されたものである。
この構成によれば、第1および第2の両キックアップ部4,5の下方に車両補機(サブタンク36,メインタンク37)をそれぞれ配設したので、大きさが異なる車両補機を仕分けて効率的にパッケージングすることができる。
ここで、車両補機を燃料タンクに設定すると、適切なタンク容量を確保することができる。
また、実施例で開示したように、上記運転席シート57よりも助手席シート56を前方にオフセットして配設すると、第2リヤシート52のシートバック52Bの着脱性を確保しつつ、助手席スペースの確保と、助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)のスペース拡大とを図ることができ、第1リヤシート51に着座する後席乗員Xの快適性向上を図ることができる。
つまり、運転席側Drにはステアリングホイール90が存在するので、運転席シート57を前寄りに配設することはできないが、助手席側Paにはステアリングホイール90が存在しない分、助手席スペースを確保した上で助手席シート56を前方にオフセットして配設することができ、これにより、助手席側Paの後列シート(第1リヤシート51)のスペース拡大を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の第1後列シートは、実施例の第1リヤシート51に対応し、
以下同様に、
第2後列シートは、第2リヤシート52に対応し、
逃げ部は、凹設部84,85に対応し、
車両補機は、サブタンク36とメインタンク37とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては左ハンドル車両に適用した構成を例示したが、上記構造を右ハンドル車両に適用してもよいことは勿論である。
本発明のシート構造を備えた車両の側面図 車両の下部車体構造を示す斜視図 図2の平面図 車両の要部底面図 助手席側の構造を示す側面図 第1後列シートのシートバックのリクライニング状態と倒伏状態とを示す側面図 運転席側の構造を示す側面図 燃料タンクの斜視図 図3のA−A線矢視断面図 図3のB−B線矢視断面図 トンネルタンク部に相当する部位の断面図 図3のC−C線矢視断面図 図3のD−D線矢視断面図 コネクトメンバの分解斜視図 コネクトメンバの他の実施例を示す分解斜視図 車両のシート構造を示す平面図 車両のシート構造を示す拡大側面図 高さ調整機構を示す背面図 シートクッション上昇時の説明図 図17の構成を車両後方から見た状態で示す斜視図 シートバックの略同一高さの折畳み状態を示す斜視図 着脱手段の締付け前の状態を示す平面図 着脱手段による締付け後の状態を示す平面図 他の実施例の着脱手段の締付け前の状態を示す平面図 図24の着脱手段による締付け後の状態を示す平面図 シートバックを倒伏した状態の他の実施例を示す平面図 従来の車両のシート構造を示す平面図 図27の運転席側の側面図 図27の助手席側の側面図
符号の説明
R…車室
2…フロアパネル
3…キックアップ部
4…第1キックアップ部
5…第2キックアップ部
36…サブタンク(車両補機)
37…メインタンク(車両補機)
51…第1リヤシート(第1後列シート)
52…第2リヤシート(第2後列シート)
51B,52B…シートバック
51C,52C…シートクッション
55…リクライニング機構
56…助手席シート(前列シート)
57…運転席シート(前列シート)
70…補強メンバ
71…車体
84,85…凹設部(逃げ部)
P1,P2…回動支点

Claims (10)

  1. 車室のフロアパネル上に前列シートを配設し、該前列シートの後方に一対のシートが並設された後列シートを配設してなる車両のシート構造であって、
    上記後列シートは、第1後列シートと、該第1後列シートに着座する乗員より体格が小さい乗員用の第2後列シートとから成り、
    上記第2後列シートのシートバックを、車幅方向に延びる補強メンバを介して車体に着脱可能に固定すると共に、
    上記第1後列シートのシートバックには上記補強メンバと対応する逃げ部を設けた
    車両のシート構造。
  2. 上記逃げ部は第1後列シートのシートバック背面に形成された凹設部に設定した
    請求項1記載の車両のシート構造。
  3. 上記第1後列シートのシートバックは前後方向の位置が調整可能なリクライニング機構を備えた
    請求項1または2記載の車両のシート構造。
  4. 上記第1後列シートと第2後列シートは、それぞれのシートクッションの上方にシートバックが倒伏して略同一高さに折畳み可能に構成された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両のシート構造。
  5. 上記第1後列シートのシートバックの背面には、上下に離間して複数の凹設部が設けられた
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両のシート構造。
  6. 上記複数の凹設部のうち上側の凹設部は、第1後列シートのシートバックのリクライニング時の逃げ部となり、
    下側の凹設部は、第1後列シートのシートバックをシートクッション上に折畳んだ時の補強メンバの逃げ部となるように構成された
    請求項5記載の車両のシート構造。
  7. 上記フロアパネルに上方へ段上げされたキックアップ部が設けられ、該キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設され、かつ、高さ方向で第1キックアップ部より高い第2キックアップ部とから成り、
    上記第1キックアップ部上に第1後列シートを配設し、上記第2キックアップ部上に第2後列シートを配設した
    請求項1〜6の何れか1に記載の車両のシート構造。
  8. 上記第2後列シートのシートバックの回動支点は、第1後列シートのシートバックの回動支点より低位置になるように設定された
    請求項7記載の車両のシート構造。
  9. 上記第1後列シートの前方に助手席シートが配設され、第2後列シートの前方に運転席シートが配設された
    請求項1〜8の何れか1に記載の車両のシート構造。
  10. 上記第1キックアップ部と第2キックアップ部の車室外側下方には、高さ方向の大きさが異なる車両補機が配設された
    請求項7または9記載の車両のシート構造。
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