JP6502752B2 - 連節バス - Google Patents

連節バス Download PDF

Info

Publication number
JP6502752B2
JP6502752B2 JP2015111685A JP2015111685A JP6502752B2 JP 6502752 B2 JP6502752 B2 JP 6502752B2 JP 2015111685 A JP2015111685 A JP 2015111685A JP 2015111685 A JP2015111685 A JP 2015111685A JP 6502752 B2 JP6502752 B2 JP 6502752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
chassis frame
base
extending portion
air tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015111685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016222155A (ja
Inventor
淳 大古
淳 大古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2015111685A priority Critical patent/JP6502752B2/ja
Publication of JP2016222155A publication Critical patent/JP2016222155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6502752B2 publication Critical patent/JP6502752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、前部車両と後部車両とが車両前後方向に揺動可能に連節された連節バスに関する。
日本では、1985年のつくば万博において、前部車両と後部車両とを連節した連節バスが導入された。連節バスは、前部車両の後面と後部車両の前面とに開口を設けて、前部車両と後部車両との間で乗員が行き来できるようにしたバスである。この連節バスは、前部車両が後部車両を牽引する牽引(プーラー)式連節バスである。牽引式連節バスは、前部車両の中央床下にエンジンが搭載されるため、床面を高くして乗降口に2段のステップを備える2ステップバスとなる。
特開平07−205844号公報
近年、乗降性を改善するために、床を低くしてステップを無くしたノンステップの低床バスが主流となってきた。低床バスでは、エンジンを車両後端部に搭載することで、低床化及びノンステップ化を実現している。このような時代の潮流に鑑みると、連節バスにおいても、低床化及びノンステップ化が強く求められと考えられる。そこで、エンジンを後部車両の後端部に搭載して後部車両で前部車両を押すプッシャー式連節バスにすることで、連節バスを低床化及びノンステップ化することが考えられる。
しかしながら、エンジンを後部車両に搭載すると、後部車両の連節部付近には、エンジン推進力の加減速による大きな圧縮及び引張荷重が作用する。特に、車体もバス全体の強度及び剛性に寄与するスケルトン構造(骨格構造)を採用すると(例えば、特許文献1参照)、後部車両の車体にも、エンジン推進力の加減速による大きな圧縮引張荷重が作用する。また、連節バスは、連節部において車体の連続性が断たれるため、後部車両の車体は、連節部付近において強度及び剛性が低下する。しかも、後部車両の車体には、乗客が乗降するための乗降口が取り付けられるため、後部車両の車体は、乗降口の付近においても強度及び剛性が低下する。
このように、低床化した連節バスは、後部車両の連節部付近において、座屈変形、曲げ、撓み、溶接剥がれ等による変形が発生しやすくなるという問題がある。
そこで、本発明は、後部車両の変形を抑制できる連節バスを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するべく鋭意研究を行った結果、連節バスに搭載されるエアタンクを活用することで、後部車両の変形を抑制できるとの知見に至った。
すなわち、本発明に係る連節バスは、前部車両と、前部車両の車両前後方向後方に配置された後部車両と、前部車両と後部車両とを揺動可能に連節する連節部と、を備え、後部車両は、後部シャシフレームと、乗員が乗降する乗降口が形成された後部車体と、エアが充填されるエアタンクと、エアタンクを後部シャシフレームに固定する固定部材と、を備え、固定部材は、乗降口よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口側の端部において、後部シャシフレームに固定される。
本発明に係る連節バスでは、連節部付近及び乗降口付近において、後部車両の後部車体の剛性及び強度が低下する。しかしながら、固定部材が後部シャシフレームに固定されることで、乗降口よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口側の端部において、後部車両の後部シャシフレームの剛性及び強度が高まる。つまり、後部車体の剛性及び強度が低下する連節部付近及び乗降口付近において、後部シャシフレームの剛性及び強度が高まる。これにより、後部車両に特別な補強部材を追加しなくても、後部車両の車両前後方向前端部分の変形を抑制できる。
後部シャシフレームは、複数の骨格部材により構成され、固定部材は、2以上の骨格部材を連結されてもよい。この連節バスでは、固定部材が2以上の骨格部材を連結するため、後部シャシフレームの剛性及び強度を適切に高めることができる。
後部車両は、乗降口よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口側の端部に配置された座席を備え、エアタンクは、座席により覆われてもよい。この連節バスでは、エアタンクは、車両上下方向において座席と同じ位置に配置されて、座席により覆われる。このため、エアタンクにより後部車両の車室内スペースが狭くなるのを抑制できる。
本発明によれば、後部車両の変形を抑制できる。
連節バスの概略側面図である。 連節部の概略平面図である。 後部車両の車室内を後方から見た斜視図である。 図3において座席を取り外した状態を示す斜視図である。 後部シャシフレームを示す平面図である。 パーキングブレーキ用エアタンク及び固定部材の組立図である。 後部シャシフレームに基部を固定した状態を示す平面図である。 後部シャシフレームにパーキングブレーキ用エアタンクを取り付けた状態を示す平面図である。 図8の状態を示す側面図である。 図9に示すX−X線断面における座席とパーキングブレーキ用エアタンクとの関係を示す断面図である。 パーキングブレーキ用エアタンクの取付方法を説明するための図である。
以下、実施形態に係る連節バスについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明では、車両前後方向における前及び後を単に前及び後ともいい、車両上下方向における上及び下を単に上及び下ともいう。
[連節バスの基本構造]
図1は、連節バスの概略側面図である。図1に示すように、本実施形態の連節バス1は、前部車両2と、後部車両3と、連節部4と、を備える。
前部車両2は、連節バス1の車両前後方向前側に配置される。前部車両2は、連節バス1を駆動するエンジンが搭載されない従動車両である。前部車両2は、ノンステップバスのように低床化されている。
前部車両2には、車両前後方向前側に位置する前輪23aと、車両前後方向後側に位置する第一後輪23bと、が取り付けられる。前輪23aは、操舵機構に連結された操舵輪である。前輪23a及び第一後輪23bは、回転駆動されない従動輪である。
前部車両2は、前部シャシフレーム21と、前部シャシフレーム21に接続される前部車体22と、を備える。
前部シャシフレーム21は、複数の骨格部材により構成される。前部シャシフレーム21は、少なくとも、車両前後方向後端部において車両幅方向に延びる横延部21a(図2参照)を備える。横延部21aは、連節部4と接続される部材であり、バルクヘッドとも呼ばれる。前部シャシフレーム21には、前部車両2の床25が載置固定される。
前部車体22は、複数の骨格部材により5面体が構成されるスケルトン構造(骨格構造)である。詳しく説明すると、前部車体22は、車両右側面側に位置する側構造部(不図示)と、車両左側面側に位置する左側構造部22aと、車両天面側に位置する屋根構造部(不図示)と、車両後面側に位置する後構造部(不図示)と、車両前面側に位置する前構造部(不図示)と、を備える。そして、前部シャシフレーム21は、右側構造部、左側構造部22a、後構造部、及び前構造部の下端部に、溶接等により接続される。なお、前部車両2の後構造部には、乗客が前部車両2と後部車両3との間で行き来するための通路用開口27(図3参照)が形成される。
後部車両3は、連節バス1の車両前後方向後側に配置される。後部車両3は、連節バス1を駆動するエンジンE/Gが車両前後方向後端部に搭載された駆動車両である。後部車両3は、ノンステップバスのように低床化されている。
後部車両3には、車両前後方向中央部に位置する第二後輪33が取り付けられる。第二後輪33は、エンジンE/Gの回転により回転駆動されて、連節バス1を駆動させる駆動輪である。
後部車両3は、後部シャシフレーム31と、後部シャシフレーム31に接続された後部車体32と、を備える。
後部シャシフレーム31は、複数の骨格部材により構成される。後部シャシフレーム31は、少なくとも、車両前後方向前端部において車両幅方向に延びる第一横延部31a(図2参照)を備える。第一横延部31aは、後述する連節部4の連節機構41と接続される部材であり、バルクヘッドとも呼ばれる。後部シャシフレーム31には、後部車両3の床35が載置固定される。なお、後部シャシフレーム31の詳細については、後述する。
後部車体32は、複数の骨格部材により5面体が構成されるスケルトン構造(骨格構造)である。詳しく説明すると、後部車体32は、車両右側面側に位置する右側構造部(不図示)と、車両左側面側に位置する左側構造部32aと、車両天面側に位置する屋根構造部(不図示)と、車両前面側に位置する前構造部(不図示)と、車両後面側に位置する後構造部(不図示)と、を備える。そして、後部シャシフレーム31は、右側構造部、左側構造部32a、前構造部、及び後構造部の下端部に、溶接等により接続される。なお、後部車両3の前構造部には、乗客が前部車両2と後部車両3との間で行き来するための通路用開口37(図3参照)が形成される。
図2は、連節部を示す概略平面図である。図1及び図2に示すように、連節部4は、前部車両2と後部車両3との間において前部シャシフレーム21と後部シャシフレーム31とを車両前後方向に揺動可能に連節する。連節部4は、連節機構41と、通路部42と、幌43と、を備える。
連節機構41は、前部シャシフレーム21の横延部21aに接続される前側接続部41aと、後部シャシフレーム31の第一横延部31aに接続される後側接続部41bと、を備える。前側接続部41aと後側接続部41bとは、前部車両2と後部車両3との間において、車両上下方向に延びる軸線を揺動中心として揺動可能に接続される。なお、連節機構41は、トレーラー(牽引車)のように前部シャシフレーム21と後部シャシフレーム31とを容易に着脱可能に接続するのではなく、ボルトの締結により前部シャシフレーム21と後部シャシフレーム31とを着脱不能に接続する。但し、メンテナンスを行う場合等の特段の事情があるときは、ボルトを外すことにより前部シャシフレーム21と後部シャシフレーム31とを分離することが可能となる。
通路部42は、前部車両2の床25と後部車両3の床35とに架け渡されて、連節機構41に載置される。幌43は、前部車両2及び後部車両3に取り付けられており、連節機構41及び通路部42を覆うとともに、前部車両2の通路用開口27と後部車両3の通路用開口37とに連通される通路空間を形成する。
[後部車両の詳細]
図3は、後部車両の車室内を後方から見た斜視図である。図4は、図3において座席を取り外した状態を示す斜視図である。図1、図3及び図4に示すように、後部車体32の左側の左側構造部32aには、乗降口51と、乗降ドア52と、が設けられる。乗降口51は、左側構造部32aに形成された開口である。このため、後部車体32の強度及び剛性は、乗降口51付近において低下する。乗降ドア52は、乗降口51を開閉するドアである。
後部車体32の車室内には、乗客が座る座席53が設けられる。座席53は、乗降口51よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口51側(乗降口51が形成された左側構造部32a側)の端部に配置される。具体的に説明すると、座席53は、車幅方向内側に向けられた、車両前後方向に長い複数人用の座席である。そして、乗降口51よりも車両前後方向における前方において、座席53の背もたれが左側構造部32aに取り付けられる。左側構造部32aに対する座席53の背もたれの取り付けは、例えば、フックによる係止、ボルト締め等により行うことができる。なお、後部車体32の車室内には、座席53以外の座席も設けられる。
座席53は、座席本体53aと、台部53bと、に分割される。座席本体53aは、乗員が直接的に腰掛ける部位であり、背もたれ(シートバック)、座部(シートクッション)、肘掛けなどを備える。台部53bは、座席本体53aを所定の高さに保持する部位である。台部53bは、底面及び車幅方向外側の側面が切り欠かれた略箱状に形成される。台部53bの下端部は、床35に固定されて台部53bの下端部を覆う壁部38に固定される。また、台部53bの車幅方向外側端部は、左側構造部32aに固定される。そして、床35の台部53bに覆われた部分、すなわち床35の壁部38に囲まれた部分が切り欠かれて、開口36が形成されている。
図5は、後部シャシフレームを示す平面図である。図5に示すように、後部シャシフレーム31は、複数の骨格部材により構成される。後部シャシフレーム31は、第一横延部31aと、第一横延部31aよりも車両前後方向後方において車幅方向に延びる第二横延部31bと、第二横延部31bよりも車両前後方向後方において車幅方向に延びる第三横延部31cと、を備える。また、後部シャシフレーム31は、第一横延部31aと第二横延部31bとに接続される複数の第一縦延部31dと、第二横延部31bと第三横延部31cとに接続される複数の第二縦延部31eと、を備える。なお、後部シャシフレーム31は、これら以外の骨格部材も備える。
第一横延部31a、第二横延部31b、第三横延部31c、複数の第一縦延部31d、及び複数の第二縦延部31eは、後部シャシフレーム31を構成する骨格部材である。第一縦延部31dと第二縦延部31eとは、別の骨格部材であってもよく、1本の骨格部材であってもよい。本実施形態では、第一縦延部31d及び第二縦延部31eとして、少なくとも、座席53の車両上下方向下方に配置される固定用縦延部101、固定用縦延部102、及び固定用縦延部103を備える。固定用縦延部101は、車幅方向左側端部に配置されて、第一縦延部31d及び第二縦延部31eを構成する1本の骨格部材である。固定用縦延部102は、固定用縦延部101よりも車幅方向内側に配置されて、第一縦延部31dを構成する1本の骨格部材である。固定用縦延部103は、固定用縦延部101よりも車幅方向内側に配置されて、第二縦延部31eを構成する1本の骨格部材である。
[パーキングブレーキ用エアタンクの取付構造]
図6は、パーキングブレーキ用エアタンク及び固定部材の組立図である。図7は、後部シャシフレームに基部を固定した状態を示す平面図である。図8は、後部シャシフレームにパーキングブレーキ用エアタンクを取り付けた状態を示す平面図である。図9は、図8の状態を示す側面図である。図10は、図9に示すX−X線断面における座席とパーキングブレーキ用エアタンクとの関係を示す断面図である。図5〜図10に示すように、後部車両3には、パーキングブレーキ用エアタンク86が搭載される。パーキングブレーキ用エアタンク86は、エアが充填されるパーキングブレーキ用のエアタンクである。パーキングブレーキ用エアタンク86は、後部車両3に2つ搭載され、車両前後方向に配列される。パーキングブレーキ用エアタンク86は、座席本体53aの車両上下方向下方に配置される。つまり、パーキングブレーキ用エアタンク86は、乗降口51よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口51側の端部に配置される。そして、パーキングブレーキ用エアタンク86は、開口36を通って床35よりも車両上下方向上方に突出し、座席53の台部53bに覆われる。
パーキングブレーキ用エアタンク86は、固定部材110により、後部シャシフレーム31に固定される。固定部材110は、複数の基部111と、複数のU字ボルト112と、を備える。
基部111は、後部シャシフレーム31を構成する2以上の骨格部材に固定されて、パーキングブレーキ用エアタンク86が載置される。後部シャシフレーム31に対する基部111の固定は、例えば、ボルト締めにより行うことができる。具体的には、基部111の貫通孔H1及び後部シャシフレーム31の貫通孔H2に、ボルトB1を挿入する。そして、基部111及び後部シャシフレーム31を挟み込むように、ボルトB1にナットN1を締結する。
複数の基部111は、第一基部111a、第二基部111b、第三基部111c、及び第四基部111dの4つの基部111により構成される。
第一基部111a、第二基部111b、第三基部111c、及び第四基部111dは、車両前後方向に並列に配置される。具体的に説明すると、第一基部111aは、車幅方向に直線状に延び、固定用縦延部101及び固定用縦延部102に固定される。第二基部111bは、第一基部111aよりも車両前後方向後方において車幅方向に直線状に延び、固定用縦延部101及び固定用縦延部102に固定される。第三基部111cは、第二基部111bよりも車両前後方向後方において車幅方向に直線状に延び、固定用縦延部101及び固定用縦延部103に固定される。第四基部111dは、第三基部111cよりも車両前後方向後方において車幅方向に直線状に延び、固定用縦延部101及び固定用縦延部103に固定される。このため、第一基部111a及び第二基部111bは、固定用縦延部101と固定用縦延部102とを連結し、第三基部111c及び第四基部111dは、固定用縦延部101と固定用縦延部103とを連結する。
U字ボルト112は、基部111に載置されたパーキングブレーキ用エアタンク86を固定部材110に固定する。U字ボルト112は、両端が下方を向く逆U字型に湾曲形成されたボルトである。U字ボルト112は、車両上下方向上方からパーキングブレーキ用エアタンク86を挟み込み、その両端部が、基部111に固定される。基部111に対するU字ボルト112の固定は、例えば、ナット締めにより行うことができる。具体的には、U字ボルト112の両端部に雄ネジが刻設された雄ネジ部Sを、基部111の貫通孔H3に挿入する。そして、基部111を挟み込むように、雄ネジ部SにナットN2を締結する。
複数のU字ボルト112は、第一基部111aに固定される第一U字ボルト112aと、第二基部111bに固定される第二U字ボルト112bと、第三基部111cに固定される第三U字ボルト112cと、第四基部111dに固定される第四U字ボルト112dと、の4つのU字ボルト112により構成される。
[パーキングブレーキ用エアタンクの取付方法]
図11は、パーキングブレーキ用エアタンクの取付方法を説明するための図である。図11に示すように、まず、座席53を取り外して、開口36から後部車両3の車室内側に後部シャシフレーム31を露出させる。
次に、第一基部111a、第二基部111b、第三基部111c、及び第四基部111dを、それぞれ固定用縦延部101、固定用縦延部102及び固定用縦延部103に固定する。次に、パーキングブレーキ用エアタンク86を第一基部111a、第二基部111b、第三基部111c、及び第四基部111dに載置する。次に、第一U字ボルト112a、第二U字ボルト112b、第三U字ボルト112c、及び第四U字ボルト112dを、それぞれ第一基部111a、第二基部111b、第三基部111c、及び第四基部111dに固定する。これにより、パーキングブレーキ用エアタンク86が後部シャシフレーム31に固定される。
次に、パーキングブレーキ用エアタンク86に台部53bを被せて、台部53bを壁部38及び左側構造部32aに固定する。次に、座席本体53aの背もたれを左側構造部32aに取り付けて、座席本体53aを台部53bに載置固定する。これにより、パーキングブレーキ用エアタンクの取り付けが完了する。
このように、本実施形態に係る連節バス1では、連節部4付近及び乗降口51付近において、後部車体32の剛性及び強度が低下する。しかしながら、固定部材110の基部111が後部シャシフレーム31に固定されることで、乗降口51よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における乗降口51側の端部において、後部シャシフレーム31の剛性及び強度が高まる。つまり、後部車体32の剛性及び強度が低下する連節部4付近及び乗降口51付近において、後部シャシフレーム31の剛性及び強度が高まる。これにより、後部車両3に特別な補強部材を追加しなくても、後部車両3の車両前後方向前端部分の変形を抑制できる。
また、この連節バス1では、固定部材110の基部111が固定用縦延部101と固定用縦延部102及び固定用縦延部103とを連結するため、後部シャシフレーム31の剛性及び強度を適切に高めることができる。
また、この連節バス1では、パーキングブレーキ用エアタンク86は、車両上下方向において座席53と同じ位置に配置されて、座席53の台部53bにより覆われる。このため、パーキングブレーキ用エアタンク86により後部車両3の車室内スペースが狭くなるのを抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。例えば、上記実施形態において、パーキングブレーキ用エアタンク86は、座席53により覆われるものとして説明したが、他の部材により覆ってもよく、床35を高くして床35の下方に配置してもよい。また、座席53に覆われるのは、パーキングブレーキ用エアタンク86であるものとして説明したが、他のエアタンクであってもよい。
1…連節バス、2…前部車両、3…後部車両、4…連節部、21…前部シャシフレーム、21a…横延部、22…前部車体、22a…左側構造部、23a…前輪、23b…第一後輪、25…床、27…通路用開口、31…後部シャシフレーム、31a…第一横延部、31b…第二横延部、31c…第三横延部、31d…第一縦延部、31e…第二縦延部、32…後部車体、32a…左側構造部、33…第二後輪、35…床、36…開口、37…通路用開口、38…壁部、41…連節機構、41a…前側接続部、41b…後側接続部、42…通路部、43…幌、51…乗降口、52…乗降ドア、53…座席、53a…座席本体、53b…台部、86…パーキングブレーキ用エアタンク、101…固定用縦延部、102…固定用縦延部、103…固定用縦延部、110…固定部材、111…基部、111a…第一基部、111b…第二基部、111c…第三基部、111d…第四基部、112…U字ボルト、112a…第一U字ボルト、112b…第二U字ボルト、112c…第三U字ボルト、112d…第四U字ボルト、B1…ボルト、E/G…エンジン、H1…貫通孔、H2…貫通孔、H3…貫通孔、N1…ナット、N2…ナット、S…雄ネジ部。

Claims (3)

  1. 前部車両と、
    前記前部車両の車両前後方向後方に配置された後部車両と、
    前記前部車両と前記後部車両とを揺動可能に連節する連節部と、を備え、
    前記後部車両は、
    後部シャシフレームと、
    乗員が乗降する乗降口が形成された後部車体と、
    エアが充填されるエアタンクと、
    前記エアタンクを前記後部シャシフレームに固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記乗降口よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における前記乗降口側の端部において、前記後部シャシフレームに固定される、
    連節バス。
  2. 前記後部シャシフレームは、複数の骨格部材により構成され、
    前記固定部材は、2以上の前記骨格部材を連結する、
    請求項1に記載の連節バス。
  3. 前記後部車両は、前記乗降口よりも車両前後方向における前方、且つ、車幅方向における前記乗降口側の端部に配置された座席を備え、
    前記エアタンクは、前記座席により覆われる、
    請求項1又は2に記載の連節バス。
JP2015111685A 2015-06-01 2015-06-01 連節バス Active JP6502752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111685A JP6502752B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 連節バス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111685A JP6502752B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 連節バス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016222155A JP2016222155A (ja) 2016-12-28
JP6502752B2 true JP6502752B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=57745345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111685A Active JP6502752B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 連節バス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6502752B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7172882B2 (ja) * 2019-06-28 2022-11-16 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1006915A3 (nl) * 1993-03-10 1995-01-24 Hool Nv Gelede autobus.
JP2000280777A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Nissan Diesel Motor Co Ltd 蓄圧式ハイブリッド車両のアキュムレータ固定装置
JP2009281551A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 流体タンク取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016222155A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070126264A1 (en) Lower vehicle body structure of vehicle
JP6787233B2 (ja) 車両下部構造
JP6017952B2 (ja) 乗物用シート
JP5930304B2 (ja) 車両用シート
US20100270822A1 (en) Mounting structure of vehicle seat and vehicle that includes mounting structure of vehicle seat
US20130169019A1 (en) Vehicle
JP5493898B2 (ja) 車両のシート取付構造
JP6502752B2 (ja) 連節バス
JP2006290013A (ja) 車両のシート配設構造
JP2010167818A (ja) 車両の下部車体構造
JP2008302911A (ja) 車体構造
JP2008110636A (ja) 車両の下部車体構造
JP2008105507A (ja) 車両の下部車体構造
JP2008068736A (ja) 車両の下部車体構造
JP7182081B2 (ja) 車両のキャブ構造
JP2010167820A (ja) 車両の下部車体構造
JP2010167819A (ja) 車両の下部車体構造
JP4635690B2 (ja) 車両の補機配設構造
JP2006290141A (ja) 車両の下部車体構造
JP5430953B2 (ja) 斜張ワイヤーを備えた車両用シートのバックシートフレーム構造および該バックシートフレーム構造を備えた車両用シート
JP2008068737A (ja) 車両の下部車体構造
JP2009227063A (ja) アシストグリップ取付構造
JP6529795B2 (ja) 連節バス
CN219989080U (zh) 全地形车
CN220009540U (zh) 全地形车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6502752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250