JP2007161041A - 車両用ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動が生じてもディスプレイ部を所定の位置に保持することができる車両用ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ部12と、そのディスプレイ部12を車両前後方向へ移動させる移動機構(モータ30等)とを備えている車両用ディスプレイ装置において、加速度センサで車両の振動を逐次検出し、ディスプレイ部12が突条部14bと衝合している状態において加速度センサによって所定値以上の振動が検出された場合には、ディスプレイ部12が突条部14b側へ移動する方向に移動機構を作動させる。このようにすれば、振動によってディスプレイ部12に突条部14bから離隔する方向の力が生じても、ディスプレイ部12の位置がずれにくくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ディスプレイ装置に関し、特に、ディスプレイ部を所定の方向へ移動させる移動機構を有している車両用ディスプレイ装置に関する。
車両用ディスプレイ装置としては、たとえば、ナビゲーション装置に備えられているものや、車載テレビとして用いられるものなどが知られている。それら車両用ディスプレイ装置の中には、ディスプレイ部が移動機構によって移動可能となっているものがある。
たとえば、特許文献1に記載されている装置がそれである。特許文献1に記載の装置は、電気的制御が可能な開閉機構により、車両幅方向に平行な回転軸回りにディスプレイ部の角度を調整できるようになっており、また、電気的制御が可能な走行機構により、ディスプレイ部を車両前後方向に自走させることができるようにもなっている。
上記開閉機構は、モータの回転軸にウォームが設けられるとともに、そのウォームと噛み合うホイールが連結棒等を介してディスプレイ部に連結された構成である。この構成においては、ウォームとホイールとからなるウォームギアのギア比によってディスプレイ部の姿勢が保持されているが、ユーザがある程度の力をディスプレイ部に加えれば、ディスプレイ部の角度を直接調整することもできる。
特開平6−48254号公報
ディスプレイ部が、開閉機構などの移動機構により移動可能となっている場合、特許文献1に記載の装置のように、ユーザの直接的な操作を可能とするために、ユーザからの力によって、ディスプレイ部を移動機構による移動方向の両方向に移動させることができる場合が多い。
ところで、車両に搭載されるディスプレイ装置には、車両走行に伴って生じる振動が伝達されることがある。この振動は、ユーザからの力と同様にディスプレイ部に加えられる外力であることから、振動によって、ディスプレイ部の位置が所定の位置からずれてしまうことも考えられる。特に、今後、ディスプレイが大型化してその重量が増加していくと、振動によってディスプレイ部の位置がずれてしまう恐れが大きくなる。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、振動が生じてもディスプレイ部を所定の位置に保持することができる車両用ディスプレイ装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、ディスプレイ部と、そのディスプレイ部を所定の方向へ移動させる移動機構とを備えている車両用ディスプレイ装置であって、車両の振動を逐次検出する振動検出装置と、前記ディスプレイ部と衝合することによりディスプレイ部の一方への移動を阻止するストッパ部と、前記ディスプレイ部がストッパ部に衝合している状態で前記振動検出装置によって検出される振動が所定値以上であることに基づいて、前記ディスプレイ部が前記ストッパ部側へ移動する方向に、前記移動機構を作動させる移動機構制御手段とを含むことを特徴とする。
このように、振動検出装置によって車両の振動を逐次検出し、検出された振動が所定値以上であることに基づいて、ディスプレイ部がストッパ部側へ移動する方向に移動機構を作動させれば、振動によってディスプレイ部がストッパ部とは反対側へ移動してしまうことが抑制される。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の車両用ディスプレイにおいて、前記ディスプレイ部の揺動中心となる揺動軸を有し、前記ディスプレイ部は、前記ストッパ部に衝合している状態において、前記揺動軸の軸心を含む鉛直面に平行、またはその鉛直面よりも上部が下部に対して前記ストッパ部とは反対側に突き出していることを特徴とする。
ディスプレイ部が所定の揺動軸回りに揺動可能である場合において、請求項2とは異なり、ストッパ部に衝合している状態でディスプレイ部の下部が上部に対してストッパ部とは反対側へ突き出すようになっている場合には、ディスプレイ部には自重によってストッパ部方向への力が働いている。従って、ディスプレイ部は振動によってストッパ部から離隔する方向に揺動しにくいのであるが、請求項2のようになっている場合には、重力によってディスプレイ部に生じる力はストッパ部方向へは働かない。従って、請求項2のようになっている場合には、ディスプレイ部は振動によって揺動軸回りに揺動しやすいので、移動機構制御手段によって移動機構を作動させて、ディスプレイ部の揺動を抑制する意義が大きい。
前記振動検出装置としては、たとえば、請求項3乃至6のものがある。請求項3は、前記振動検出装置が、車両の加速度を検出する加速度センサであるものである。車両の振動は、加速度センサによって直接検出されるから、振動検出装置として加速度センサを用いることができるのである。
また、請求項4は、前記振動検出装置が、車両の所定方向の角速度を検出するジャイロセンサと、そのジャイロセンサによって検出される車両の角速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段とを含むものである。ジャイロセンサは車両の角速度を検出するものであり、速度を微分すると加速度となることから、請求項4のようにして加速度、すなわち、車両の振動を検出することができるのである。
請求項5は、前記振動検出装置が、車速を検出する車速センサと、その車速センサによって検出される車速に基づいて加速度を算出する加速度算出手段とを含むものである。前述のように、速度を微分することによって加速度を算出することができることから、請求項5のようにしても、加速度すなわち車両の振動を検出することができるのである。
請求項6は、前記振動検出装置が、車両の所定部位に備えられたマイクと、そのマイクによって検出される音に含まれるロードノイズの大きさの変化に基づいて車両の振動を検出するノイズ変化検出手段とを含むものである。車両の振動の主原因は、車両が凸凹の路面を走行することによるものであり、車両が凸凹の路面を走行する場合にはノードノイズが発生することから、請求項6のようにしても、車両の振動を検出することができるのである。
また、請求項3記載のように、振動検出装置として加速度センサを備える場合、請求項7のように、移動機構による移動方向の加速度に基づいて移動機構を制御することが好ましい。
すなわち、請求項7記載の発明は、請求項3に記載の車両用ディスプレイ装置において、前記移動機構は、前記ディスプレイ部を車両前後方向に移動させるものであって、前記移動機構制御手段は、前記加速度センサによって検出される車両前後方向の振動が所定値以上であることに基づいて、前記移動機構を作動させるものであることを特徴とする。
このように、移動機構の移動方向の加速度に基づいて移動機構を制御するようにすれば、より確実にディスプレイ部の移動を抑制することができる。
上記請求項1乃至7記載の発明によれば、振動によってディスプレイ部がストッパ部とは反対側へ移動してしまうことを抑制できるのであるが、請求項8記載のようにすることがより好ましい。
その請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の車両用ディスプレイ装置において、前記ディスプレイ部の位置を検出する位置検出器をさらに備え、前記移動機構制御手段は、その位置検出器によって、前記ディスプレイ部がストッパ部に衝合している衝合位置からずれたと検出されたことに基づいて、前記移動機構を制御してディスプレイ部をその衝合位置へ戻す制御も実行するものであることを特徴とする。
このようにすれば、仮に振動によってディスプレイ部の位置が衝合位置からずれてしまったとしても、移動機構制御手段によって移動機構が制御されて、ディスプレイ部の位置が衝合位置に戻されるので、ディスプレイ部の位置が衝合位置に確実に保持されることになる。
請求項8記載の発明では、振動を検出することによって、ディスプレイ部の位置がずれる前に移動機構を作動させるとともに、ずれが生じた場合には、元の位置へディスプレイ部を戻していたが、請求項9記載のように、後者のみを備えた装置とすることもできる。なお、その場合、ディスプレイ部がストッパ部に衝合している必要はないので、ストッパ部を任意の保持位置に設定することもできる。
すなわち、請求項9記載の発明は、ディスプレイ部と、そのディスプレイ部を所定の方向へ移動させる移動機構と、そのディスプレイ部の位置を検出する位置検出器とを備えている車両用ディスプレイ装置であって、前記位置検出器によって、前記ディスプレイ部の位置が所定の保持位置からずれたと検出されたことに基づいて、前記移動機構を制御してディスプレイ部をその保持位置へ戻す移動機構制御手段を備えていることを特徴とする。
このようにすれば、振動によってディスプレイ部の位置が保持位置からずれてしまったとしても、移動機構制御手段によって移動機構が制御されて、ディスプレイの位置が保持位置に戻されるので、ディスプレイの位置が保持位置に保持される。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用されたディスプレイ装置を備えた車載ナビゲーション装置10の構成の一部を示す側面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。
この車載ナビゲーション装置10は、たとえば、ダッシュボードの運転席と助手席との中間位置に形成された取り付け穴に嵌め入れられる。ディスプレイ部12は、液晶ディスプレイなどによって構成される図示しない表示面が乗員側となるように配置されており、図1、図2に示す状態では、二点鎖線で示す筐体14に嵌め入れられている。
筐体14は、ディスプレイ部12が配置されている側が開口している直方体形状を有しており、その筐体14の底板部14aには、その底板部14aに対して上側に垂直に突き出す突条部14bが形成されている。この突条部14bはストッパ部として機能するものであり、図1、図2に示す状態では、突条部14bはディスプレイ部12と衝合させられている。
なお、本実施形態においては、底板部14aが水平面と平行に配置されているものとする。従って、突条部14bは鉛直面と平行となっている。また、その突条部14bと当接させられている状態では、ディスプレイ部12も鉛直面と平行となっている。
上記突条部14bは、図2に示すように、筐体14の一方の側板部14cから他方の側板部14dまで車幅方向と平行に形成されている。一対の側板部14c、14dには、筐体14の開口部付近のディスプレイ部12に対向する位置に、鉛直方向の溝部14eがそれぞれ形成されている。
ディスプレイ部12の上記側板部14c、14dに対向する側面の上部には、側板部14c、14dにそれぞれ形成されている溝部14eに嵌合する突起部12aが形成されている。また、その突起部12aが形成されている一対の側面の下部には、先端部が拡径された揺動軸12bが側面に対して垂直に突き出している。
上記揺動軸12bのうちの一方は、連結板16の先端部に形成された穴と嵌合しており、連結板16とその揺動軸12bとは、相対回転可能且つ車両前後方向に略相対移動不能となっている。この連結板16は、ラック18と一体的に形成されており、連結板16はラック18の長手方向の一端からその長手方向に突き出している。
上記ラック18は、歯面が側板部14dとは反対側となるように配置されている。このラック18の歯面とは反対側の側面は、側板部14dと平行に底板部14aに固定された案内板20の一方の側面と当接させられている。
上記ラック18には、ピニオンギア22が噛み合っている。このピニオンギア22は、ホイール24とも噛み合っている。なお、ピニオンギア22およびホイール24は、筐体14の底板部14aに回転可能に固定されている。上記ホイール24とウォーム26とによってウォームギア28が形成されており、ウォーム26は、モータ30の軸に設けられている。
また、ディスプレイ部12の他方の側面に設けられた揺動軸12bは、案内板32の先端に形成された穴と嵌合しており、案内板32と揺動軸12bとは、相対回転可能且つ車両前後方向に略相対移動不能となっている。この案内板32は、車両前後方向に平行な長手状の支持部材34を貫通しており、案内板32と支持部材34とは、長手方向に相対移動可能となっている。また、支持部材34は、筐体14の底板部14aに固定されている。
このように構成されているので、モータ30の回転によってウォーム26が回転させられると、ホイール24およびピニオンギア22が回転させられ、それによってラック18およびラック18と一体化された連結板16が、案内板20によって案内されつつ車両前後方向に移動させられる。さらに、連結板16の移動に伴い、連結板16と揺動軸12bによって連結されているディスプレイ部12の下部が、車両前後方向に移動させられる。従って、本実施形態においては、モータ30、ウォームギア28、ピニオンギア22、ラック18によって、移動機構35が構成される。なお、他方の揺動軸12bは案内板32によって車両前後方向に案内されるので、ディスプレイ12の下部は、車幅方向に平行な状態を維持しつつ車両前後方向に移動させられる。
また、筐体14の底板部14a上において、ラック18の基端面に対向する位置に固定された非接触式のポテンショメータ36は、ラック18の位置、すなわち、ディスプレイ部12の下部の位置を逐次検出する。このポテンショメータ36が位置検出器に相当する。
一方、ディスプレイ部12の上部は、一対の突起部12aが一対の側板部14c、14dに形成された溝部14eにそれぞれ嵌め入れられているため、上下方向にのみ移動可能となっている。従って、ディスプレイ部12の下部が車両前後方向に移動することによって、ディスプレイ部12の上部は上下方向に移動する。その結果、ディスプレイ部12は、揺動軸12b回りに揺動し、揺動軸12bを含む鉛直平面に対する角度が変化することになる。
従って、移動機構35を作動させることにより、ディスプレイ部12の角度を調整することができる。なお、角度が調整された後は、ウォームギア28のギア比等によってディスプレイ部12の角度は保持される。図3は、ディスプレイ部12の角度が調整された状態を例示する図である。このように、ディスプレイ部12の角度が調整可能となっていると、ディスプレイ部12の表示面を乗員の好みの角度とすることができ、また、筐体14にディスク入出口を設け、通常はディスプレイ部12によってそのディスク入出口を隠しておき、必要なときのみ、ディスプレイ部12を傾けてディスク入出口を露出させることもできる。
図4は、車載ナビゲーション装置10において、ディスプレイ部12の角度を調整するための電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、車載ナビゲーション装置10は、前述の構成以外に、制御装置40と、操作ボタン50と、加速度センサ52と、モータドライブ回路54とを備えている。
制御装置40は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えた所謂コンピュータであり、位置判定手段41、保持位置設定手段42、振動量決定手段43、および移動機構制御手段44を備えている。これらの手段は、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより実施される。これらの手段の内容については後述する。
操作ボタン50は、ディスプレイ部12の角度を調整するための操作信号を制御装置40に入力するために操作されるものであり、また、ディスプレイ部12を直接手で動かしてその角度を調整した場合に、その角度を保持位置として設定するためにも操作される。
加速度センサ52は、振動検出装置として機能するものである。この加速度センサ52は、本実施形態では一軸加速度センサを用いており、車両内の所定部位に設置されて、車両前後方向の加速度を検出する。モータドライブ回路54は、制御装置40からの信号に基づいて、モータ30のオンオフ制御およびモータ30の回転方向の制御を行うものである。
次に、制御装置40の各手段について説明する。位置判定手段41は、ポテンショメータ36からの信号に基づいて、ディスプレイ部12の位置を判定する。保持位置設定手段42は、操作ボタン50からの操作信号によってディスプレイ部12の位置(すなわち角度)が調整された場合には、操作終了時に位置判定手段41によって判定されたディスプレイ部12の位置を保持位置として設定する。また、ディスプレイ部12を直接手で移動させ、操作ボタン50から、現在の位置を保持位置とすることを指示する信号が入力された場合には、その信号が入力されたときに位置判定手段41によって判定された位置を保持位置として設定する。
振動量決定手段43は、加速度センサ52からの信号に基づいて、たとえば、加速度と振動量との予め設定された関係を用いて、車両前後方向の振動量を所定の短い周期で逐次決定する。移動機構制御手段44は、操作ボタン50からの操作信号に基づいて、ドライブ回路54を制御してモータ30をオンオフさせるとともに、モータ30の回転方向を制御する。また、移動機構制御手段44は、位置判定手段41によって判定されているディスプレイ部12の位置が、図1、2に示す位置、すなわち、ディスプレイ部12が突条部14bと衝合している位置(以下、この位置を衝合位置という)である場合には、保持位置を衝合位置と判定して次の第1の制御を実行する。一方、保持位置設定手段42によって、ディスプレイ部12の保持位置が衝合位置とは異なる位置に設定されている場合には、後述する第2の制御を実行する。
第1の制御においては、振動量決定手段43によって逐次決定される振動量が所定値以上であるか否かを逐次判定し、振動量が所定値以上であると判定した場合には、ディスプレイ部12を突条部14b方向へ引っ張る方向にモータ30を駆動させるための信号を、モータドライブ回路54に出力する。これによって、振動によってディスプレイ部12の位置が衝合位置からずれてしまうことを抑制できる。なお、このときのモータ30の駆動時間は、比較的短時間(たとえば、100m秒)に設定される。このようにモータ30の駆動時間を短時間に設定すれば、モータ30の駆動音が車両の振動に起因して生じる音と時間的に重複するため、乗員にはモータ30の作動音が聞こえにくくなる。従って、モータ30の作動音を乗員が耳障りに感じることが少なくなる。また、モータ30のトルクは、予め設定された一定値とされてもよいし、振動量が大きいほど大きなトルクとしてもよい。
さらに、第1の制御においては、位置判定手段41によってディスプレイ部12の位置が衝合位置からずれてしまったと判定された場合には、ドライブ回路54を制御してディスプレイ部12を衝合位置に引き戻す。これによって、ディスプレイ部12がより確実に衝合位置に保持されることになる。
一方、第2の制御においては、位置判定手段41において逐次判定されるディスプレイ部12の現在位置と、保持位置設定手段42によって設定されたディスプレイ部12の保持位置とを所定の短周期で逐次比較する。そして、現在位置と保持位置とがずれていると判定した場合には、ディスプレイ部12を保持位置へ戻すための信号をモータドライブ回路54へ出力する。これによって、たとえば、図3に示すように、ディスプレイ部12の位置が衝合位置とは異なる位置である場合であったとしても、ディスプレイ部12の位置が保持される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、振動検出装置として加速度センサ52を備えていたが、図5に示すように、加速度センサ52に代えて、ジャイロセンサ56および加速度算出手段45からなる振動検出装置を備えてもよい。ジャイロセンサ56は、車両の角速度を検出することにより車両の相対方位を決定するものである。加速度算出手段45は、制御装置40によって実施される手段であり、ジャイロセンサ56からの角速度信号を微分して加速度を算出する。この場合、振動量決定手段手段46は、加速度算出手段45によって算出される加速度に基づいて、振動量を逐次決定するする。なお、ジャイロセンサ56としては、音叉式など、公知の種々の振動ジャイロを用いることができる。
また、上記図5において、ジャイロセンサ56に代えて車速センサを用いてもよい。ジャイロセンサ56と車速センサは、速度を検出する点において共通し、速度を微分すれば加速度が得られるから、ジャイロセンサ56に代えて、車速センサを用いることができるのである。
さらに、図6に示すように、加速度センサ52に代えて、マイク58およびノイズ変化検出手段47からなる振動検出装置を備えてもよい。マイク58は、車室内または車室外の所定位置に設置される。ノイズ変化検出手段47は制御装置40によって実施される手段であり、マイク58によって検出される音から、たとえば、所定周波数以下の信号を抽出することによりロードノイズを抽出し、さらに抽出したロードノイズの変化率を逐次算出する。ロードノイズの大きさは、車両が比較的短周期で細かく振動する砂利道走行時には、車両振動に対応して比較的短周期で細かく変化し、また、車両が石などの突起物を踏んだことにより一時的に大きく振動した場合にも、車両振動に対応して一時的に大きく変化する。すなわち、ロードノイズの大きさは車両振動に対応して変動するので、ロードノイズの変化率から車両振動が検出できるのである。なお、図6の振動量決定手段48は、ノイズ変化検出手段47によって算出されたロードノイズの変化率から、その変化率と振動量との間の予め設定された関係を用いて振動量を逐次決定する。
また、前述の実施形態において用いていた加速度センサ52は、一軸加速度センサであったが、加速度センサとしては、二軸、三軸のものを用いることもでき、その場合には、振動量決定手段43は、加速度センサからの信号から、ディスプレイ部12の移動方向である車両前後方向の加速度を抽出して、その抽出した車両前後方向の加速度に基づいて振動量を決定する。ただし、ディスプレイ部12の移動方向とは異なる方向の振動に起因してディスプレイ部12の位置がずれてしまうことも考えられるので、残りの軸方向の加速度を加算して振動量を決定してもよい。
また、前述の実施形態のディスプレイ部12は、下部が車両前後方向に移動可能となっているとともに、上部が上下方向に移動可能となっており、それにより、ディスプレイ部12の角度を調整するようになっていたが、ディスプレイ部12の移動が回転移動のみ、すなわち、移動不能な所定の回転軸回りに回転可能とされていてもよい。また、回転軸(揺動軸)が備えられずに、ディスプレイ部12の移動が平行移動のみとなっていてもよい。
本発明が適用されたディスプレイ装置を備えた車載ナビゲーション装置10の構成の一部を示す側面図である。 図1のII−II線断面図である。 ディスプレイ部12の角度が調整された状態を例示する図である。 車載ナビゲーション装置10において、ディスプレイ部12の角度を調整するための電気的構成を示すブロック図である。 ディスプレイ部12の角度を調整するための電気的構成を示す図であって、図4とは別の構成を示すブロック図である。 ディスプレイ部12の角度を調整するための電気的構成を示す図であって、図4、図5とは別の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10:車載ナビゲーション装置
12:ディスプレイ部
12b:揺動軸
14b:突条部(ストッパ部)
35:移動機構
36:ポテンショメータ(位置検出器)
40:制御装置
44:移動機構制御手段
45:加速度算出手段
47:ノイズ変化検出手段
52:加速度センサ
56:ジャイロセンサ
58:マイク

Claims (9)

  1. ディスプレイ部と、そのディスプレイ部を所定の方向へ移動させる移動機構とを備えている車両用ディスプレイ装置であって、
    車両の振動を逐次検出する振動検出装置と、
    前記ディスプレイ部と衝合することによりディスプレイ部の一方への移動を阻止するストッパ部と、
    前記ディスプレイ部がストッパ部に衝合している状態で前記振動検出装置によって検出される振動が所定値以上であることに基づいて、前記ディスプレイ部が前記ストッパ部側へ移動する方向に、前記移動機構を作動させる移動機構制御手段と
    を含むことを特徴とする車両用ディスプレイ装置。
  2. 前記ディスプレイ部の揺動中心となる揺動軸を有し、
    前記ディスプレイ部は、前記ストッパ部に衝合している状態において、前記揺動軸の軸心を含む鉛直面に平行、またはその鉛直面よりも上部が下部に対して前記ストッパ部とは反対側に突き出していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ディスプレイ。
  3. 前記振動検出装置は、車両の加速度を検出する加速度センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ディスプレイ装置。
  4. 前記振動検出装置は、車両の所定方向の角速度を検出するジャイロセンサと、そのジャイロセンサによって検出される車両の角速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段とを含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ディスプレイ装置。
  5. 前記振動検出装置は、車速を検出する車速センサと、その車速センサによって検出される車速に基づいて加速度を算出する加速度算出手段とを含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ディスプレイ装置。
  6. 前記振動検出装置は、車両の所定部位に備えられたマイクと、そのマイクによって検出される音に含まれるロードノイズの大きさの変化に基づいて車両の振動を検出するノイズ変化検出手段とを含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ディスプレイ装置。
  7. 請求項3に記載の車両用ディスプレイ装置であって、
    前記移動機構は、前記ディスプレイ部を車両前後方向に移動させるものであって、
    前記移動機構制御手段は、前記加速度センサによって検出される車両前後方向の振動が所定値以上であることに基づいて、前記移動機構を作動させるものであることを特徴とする車両用ディスプレイ装置。
  8. 前記ディスプレイ部の位置を検出する位置検出器をさらに備え、
    前記移動機構制御手段は、その位置検出器によって、前記ディスプレイ部がストッパ部に衝合している衝合位置からずれたと検出されたことに基づいて、前記移動機構を制御してディスプレイ部をその衝合位置へ戻す制御も実行するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車両用ディスプレイ装置。
  9. ディスプレイ部と、そのディスプレイ部を所定の方向へ移動させる移動機構と、そのディスプレイ部の位置を検出する位置検出器とを備えている車両用ディスプレイ装置であって、
    前記位置検出器によって、前記ディスプレイ部の位置が所定の保持位置からずれたと検出されたことに基づいて、前記移動機構を制御してディスプレイ部をその保持位置へ戻す移動機構制御手段を備えていることを特徴とする車両用ディスプレイ装置。
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