JP2007160851A - プリンタ及びテンプレートに印刷を行う方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】XHTMLデータで印刷指示を受けたデータをすべて印刷する。
【解決手段】ページエリアとフッタエリアとを有し、フッタエリアの基準サイズが定められているテンプレートデータを記憶する記憶部13と、XHTML文書を解析し、ページデータとフッタデータとを特定する解析部11と、テンプレートデータ、ページデータ及びフッタデータに基づいて、印刷レイアウトを定めるレイアウト処理部15と、レイアウト処理部15で定められた印刷レイアウトに従った印刷を実行する印刷機構18とを備える。レイアウト処理部15は、テンプレートに従って、ページデータをページエリアに割り当て、フッタデータをフッタエリアに割り当てた結果、フッタデータが、基準サイズのフッタエリアに収まらない場合、フッタデータがすべて印刷されるように、テンプレートを修正する。
【選択図】 図1
【解決手段】ページエリアとフッタエリアとを有し、フッタエリアの基準サイズが定められているテンプレートデータを記憶する記憶部13と、XHTML文書を解析し、ページデータとフッタデータとを特定する解析部11と、テンプレートデータ、ページデータ及びフッタデータに基づいて、印刷レイアウトを定めるレイアウト処理部15と、レイアウト処理部15で定められた印刷レイアウトに従った印刷を実行する印刷機構18とを備える。レイアウト処理部15は、テンプレートに従って、ページデータをページエリアに割り当て、フッタデータをフッタエリアに割り当てた結果、フッタデータが、基準サイズのフッタエリアに収まらない場合、フッタデータがすべて印刷されるように、テンプレートを修正する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、予め保持しているテンプレートに所定のデータを挿入して印刷を行うプリンタに関する。
従来、CSS(Cascading Style Sheets)で記述されたテンプレートを予め保持していて、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)データを受け付けて、このテンプレートに画像などを貼り付けて印刷を行うプリンタがある。
特開2005−111795号公報
このプリンタでは、さらに、テンプレートの予め定められたエリアにXHTMLデータで指定されたテキストを挿入して印刷を行うこともできる。
このとき、例えばヘッダまたはフッタエリアに印刷すべきデータとして指定されたヘッダデータまたはフッタデータ量が、予め定められているそれぞれのエリアサイズよりも多いと、オーバーフローして一部が印刷されないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、XHTMLデータで印刷指示を受けたデータをすべて印刷するための技術を提供することである。
本発明の一実施態様に従うプリンタは、第1エリアと第2エリアとを有し、前記第2エリアの基準サイズが定められているテンプレートに関するテンプレートデータを記憶する記憶部と、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)文書を解析し、前記第1エリアに印刷する第1データと、前記第2エリアに印刷する第2データとを特定する解析部と、前記テンプレートデータ、前記第1データ及び前記第2データに基づいて、印刷レイアウトを定めるレイアウト処理部と、前記レイアウト処理部で定められた印刷レイアウトに従った印刷を実行する印刷機構とを備える。そして、前記レイアウト処理部は、前記テンプレートに従って、前記第1データを前記第1エリアに割り当て、前記第2データを前記第2エリアに割り当てた結果、前記第2データが、前記基準サイズの前記第2エリアに収まらない場合、前記第2データがすべて印刷されるように、前記テンプレートを修正して印刷レイアウトを定める。
これにより、第2データが基準サイズの第2エリアに収まらない場合であっても、全第2データを確実に印刷することができる。
好適な実施形態では、前記レイアウト処理部は、前記第2データが前記第2エリアにすべて収まるように、前記第2エリアを拡張するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記レイアウト処理部は、前記第1データが割り当てられた第1エリア及び前記拡張された第2エリアが、1ページに収まらないときは、前記第1エリアを縮小して、1ページ内で印刷可能としてもよい。
好適な実施形態では、前記レイアウト処理部は、前記第2データを複数に分割し、分割された第2データを、複数ページの第2エリアに割り当てることも可能である。
好適な実施形態では、前記第2エリアはヘッダエリアまたはフッタエリアであってもよい。
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ1の機能構成を示す図である。
同図に示すプリンタ1は、PC、デジタルカメラ、携帯電話機などのプリンタホスト8からXHTML(eXtensible HyperText Markup Language)で記述されたデータを受信して、このXHTMLデータに従った印刷を実行する。プリンタホスト8からは、印刷対象となる画像データを、XHTMLデータとともにプリンタ1へ送信してもよいし、画像データはプリンタ1内に予め保持していてもよい。
プリンタ1は、XHTMLデータの構文解析を行う解析部11と、テンプレートに関するデータを記憶したテンプレートデータ記憶部13と、解析部11による構文解析結果に従って、指定されたテンプレートに指定されたデータを割り当てて印刷レイアウトを決定するレイアウト処理部15と、印刷ヘッド、紙送り機構などを備え、印刷媒体に印刷を行う印刷機構18とを備える。
テンプレートデータ記憶部13には、例えば、種々のテンプレートに関するデータが格納されている。このテンプレートは、例えばCSS(Cascading Style Sheets)で記述されていてもよい。
ここで図2(a)には、テンプレートデータ記憶部13に格納されているテンプレートデータによって構成されるテンプレート50の一例を示す。
テンプレート50は、所定の用紙サイズエリアに複数のデータエリア51,52が設けられているとともに、それらの周囲にはマージンエリア53が定められている。すなわち、同図の例では、データエリアとして、ページエリア51と、フッタエリア52とが設けられている。
ここで、フッタエリア52は、基準となるサイズ(高さ及び幅)が予め定められている。そして、原則として、基準サイズのフッタエリア52内に、指定されたデータが割り当てられる。そして、フッタエリア52及び上下のマージンエリア53を除いた領域にページエリア51が割り当てられる。
ただし、フッタエリア52のサイズを、基準サイズのまま固定とするか、あるいは、可変(フッタ優先)とするかは、あらかじめ設定することが可能である。
再び図1を参照すると、解析部11は、プリンタホスト8から送られてくるXHTMLデータを解析する。ここで、XHTMLデータには、テンプレートデータ記憶部13に格納されているいずれのテンプレートを利用するかを示すテンプレートの指定と、その指定されたテンプレート内のデータエリアに割り当てるデータが示されている。従って、解析部11は、XHTMLデータを解析して利用するテンプレートを特定するとともに、そのテンプレート内の各データエリアに割り当てるデータを特定する。
例えば、図2に示すテンプレート50を利用する場合、解析部11はXHTMLデータを解析して、ページエリア51に割り当てるページデータ及びフッタエリア52に割り当てるフッタデータを特定する。
レイアウト処理部15は、解析部11から解析結果の通知を受けて、その解析結果に従った印刷レイアウトを決定する。例えば、上記の例であれば、レイアウト処理部15がテンプレートデータ記憶部13から図2に示すレイアウト50のためのレイアウトデータを取得するとともに、ページデータ及びフッタデータを取得して、印刷レイアウトを合成する。
ここで、例えば、図2(b)に示すように、フッタデータの量が大きく、基準サイズのフッタエリア52には収まり切らない場合には、上述のフッタ優先が設定されていれば、レイアウト処理部15は、フッタデータがすべて印刷されるように、テンプレートを修正する。
例えば、レイアウト処理部15は、フッタエリア52にフッタデータを割り当てたときに必要な高さを予測する。そして、予測されたフッタエリア52の高さが基準高さを超えるときは、所定の修正を行う。
その修正態様の具体例を、図3に示す。
例えば、同図(a)に示すように、レイアウト処理部15は、フッタエリア52にすべてのフッタデータが収まるように、フッタエリア52の高さを高くし、フッタエリア52を拡張する。
このとき、さらに、レイアウト処理部15は、ページデータをページエリア51に割り当てたときに必要な高さを予測する。そして、ページエリア51の高さとフッタエリア52の高さと、上下のマージンエリア53の和が、ページの高さよりも大きいときは、ページエリア51を縮小し、上下のマージンエリア53を確保し、かつ、ページエリア51及び拡張されたフッタエリア52が1ページに収まるようにする。例えば、ページデータが画像データであるようなときは、縮小表示される。
この場合、ページデータに後続があれば、2ページ以降は、周囲にマージンエリア53が確保され、ページエリア51のみが割り当てられる。
また、ページエリア51の高さとフッタエリア52の高さと、上下のマージンエリア53の和が、ページの高さよりも大きい場合には、同図(b)に示すように、ページデータを分割し、複数ページに分けてレイアウトしてもよい。例えば、ページデータがテキストデータのときは、分割が可能である。
さらに、この場合には、フッタデータも分割するようにしてもよい。つまり、ページデータ及びフッタデータが、いずれも複数ページに分割して印刷される。フッタデータを分割する場合には、各ページのフッタエリア52の高さを基準サイズのときよりも高くしてもよいし、基準サイズのままでもよい。
次に、図4及び5に示すフローチャートを用いて、レイアウト処理部15が行う処理手順を説明する。
まず、レイアウト処理部15は、フッタエリア52のサイズの自動調整を行うフッタ優先指定がされているか否かを判定する(S11)。フッタ優先指定がされていないときは、(S11:No)、レイアウト処理部15がフッタエリア52を基準サイズにしたままで、レイアウトを行って印刷する(S12)。
フッタ優先指定がされているときは、(S11:Yes)、レイアウト処理部15がフッタデータに基づいて、フッタエリア52に必要な高さを予測する(S13)。そして、レイアウト処理部15は、予測した高さとフッタエリア52の基準高さとを比較する(S14)。予測高さがフッタエリア52の基準高さを超えていないときは(S14:No)、レイアウト処理部15がフッタエリア52を基準サイズにしたままで、レイアウトを行って印刷する(S15)。
予測高さが基準高さを超えているときは(S14:Yes)、レイアウト処理部15がページデータに基づいて、ページエリア51に必要な高さを予測する(S21)。そして、レイアウト処理部15は、予測したページエリア51の高さとフッタエリア52の高さと上下のマージンエリア53の高さとの和と、ページ高さとを比較する(S22)。そして、予測したページエリア51の高さとフッタエリア52の高さと上下のマージンエリア53の高さとの和が、ページ高さを超えないときは(S22:No)、フッタエリア52に全フッタデータが収容されるように、フッタエリア52の高さを拡大し、レイアウトを行って印刷する(S23)。
一方、予測したページエリア51の高さとフッタエリア52の高さと上下のマージンエリア53の高さとの和が、ページ高さを超えるときは(S22:Yes)、レイアウト処理部15は、ページデータの分割が可能であるか判定する(S24)。ページデータの分割が不可能であるときは、(S24:No)、1ページに収まるようにページデータを縮小して、ステップS23へ遷移する(S25)。
また、ページデータの分割が可能であるときは(S24:Yes)、ページデータ及びフッタデータの双方を分割し、それぞれを複数ページに分割してレイアウトし、複数ページを印刷する(S26)。
これにより、フッタデータのデータ量が多く、基準サイズのフッタエリアに収まらないときであっても、すべてのフッタデータを印刷することができるようになる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、フッタエリアを例に説明したが、ヘッダなどのこれ以外のエリアであっても同様に適用することができる。
1…プリンタ、8…プリンタホスト、11…解析部、13…テンプレートデータ記憶部、15…レイアウト処理部、18…印刷機構、50…テンプレート、51…ページエリア、52…フッタエリア、53…マージンエリア。
Claims (6)
- 第1エリアと第2エリアとを有し、前記第2エリアの基準サイズが定められているテンプレートに関するテンプレートデータを記憶する記憶部と、
XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)文書を解析し、前記第1エリアに印刷する第1データと、前記第2エリアに印刷する第2データとを特定する解析部と、
前記テンプレートデータ、前記第1データ及び前記第2データに基づいて、印刷レイアウトを定めるレイアウト処理部と、
前記レイアウト処理部で定められた印刷レイアウトに従った印刷を実行する印刷機構とを備え、
前記レイアウト処理部は、前記テンプレートに従って、前記第1データを前記第1エリアに割り当て、前記第2データを前記第2エリアに割り当てた結果、前記第2データが、前記基準サイズの前記第2エリアに収まらない場合、前記第2データがすべて印刷されるように、前記テンプレートを修正して印刷レイアウトを定めることを特徴とするプリンタ。 - 前記レイアウト処理部は、
前記第2データが前記第2エリアにすべて収まるように、前記第2エリアを拡張することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 前記レイアウト処理部は、
前記第1データが割り当てられた第1エリア及び前記拡張された第2エリアが、1ページに収まらないときは、前記第1エリアを縮小して、1ページ内で印刷可能とすることを特徴とする請求項2記載のプリンタ。 - 前記レイアウト処理部は、
前記第2データを複数に分割し、分割された第2データを、複数ページの第2エリアに割り当てることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 前記第2エリアはヘッダエリアまたはフッタエリアであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプリンタ。
- 第1エリアと第2エリアとを有し、前記第2エリアの基準サイズが定められているテンプレートに印刷を行うための方法であって、
XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)文書を解析し、前記第1エリアに印刷する第1データと、前記第2エリアに印刷する第2データとを特定するステップと、
前記テンプレートに関するテンプレートデータ、前記第1データ及び前記第2データに基づいて、印刷レイアウトを定めるステップと、
前記レイアウト処理部で定められた印刷レイアウトに従った印刷を実行するステップとを有し、
前記印刷レイアウトを定めるステップは、前記テンプレートに従って、前記第1データを前記第1エリアに割り当て、前記第2データを前記第2エリアに割り当てた結果、前記第2データが、前記基準サイズの前記第2エリアに収まらない場合、前記第2データがすべて印刷されるように、前記テンプレートを修正して印刷レイアウトを定めることを特徴とする印刷方法。
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JP2012079213A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Seiko Epson Corp | ネットワークシステム、ネットワークシステムのステータス管理方法およびプログラム |
JP2014017661A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
CN107415489A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-12-01 | 厦门汉印电子技术有限公司 | 一种扩展打印内容的方法及其打印机 |
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