JP2007160463A - 裁断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】周期的に変化する要素を含む裁断線を規定する裁断線情報を容易に生成する。
【解決手段】受信した裁断線情報に従って装入された媒体480を裁断する裁断装置140を含む裁断システム10であって、裁断線情報に対して修飾成分を付加した実行裁断線情報を生成する実行裁断線情報生成部101を備え、裁断装置140が実行裁断線情報に従って裁断を実行する。実行裁断線情報生成部101は、裁断装置140に含まれていても、裁断装置140に対して裁断線情報を供給する情報処理装置100に含まれていてもよい。また、実行裁断線情報生成部101は、情報処理装置100上で実行されるソフトウェアプログラムであってもよい。
【選択図】図5

Description

本発明は、裁断システムに関する。より詳細には、受信した裁断線情報に従って装入された媒体を裁断する裁断装置を含む裁断システムに関する。
紙、布、樹脂フィルム等のシート状の被裁断媒体から、様々な形状の裁断線情報に従って切片を切り出しあるいは切り込みをいれるカッティング・マシンあるいはカッティングプロッタ等と呼ばれる裁断装置がある。裁断装置は、切刃の向きおよび被裁断媒体に対する高さを変化させることができるカッタヘッドを備え、裁断動作においては、切刃先端を被裁断媒体に貫入させた状態でカッタヘッドを被裁断媒体に対して相対移動させて被裁断媒体を裁断する。
特許文献1には、ひとつの裁断装置が開示されている。この文献に記載された裁断装置は、X軸方向に走行するテーブルにより搬送される布地に対して、X軸と直交するY軸方向に往復移動する主軸頭を備えている。また、テーブルによるX方向への搬送と主軸頭のY方向の往復移動を組み合わせて、主軸頭により布地全体を走査することができる。従って、主軸頭にナイフ(カッタ)を装着して布地上で適切な形状を描かせることにより、布地から所望の形状の裁断片を切り出すことができる。
また、特許文献2には、やはりシート状の被裁断媒体から所望の裁断片を切り出すことができる作画・カッティング両用プロッタが記載されている。この作画・カッティング両用プロッタも、往復移動する作画ヘッドと、作画ヘッドの往復移動方向に直交する方向に被裁断媒体を搬送するローラ群とを備え、被裁断媒体の全面に対して作画ヘッドを走査させることができる。従って、作画ヘッドに筆記用具を装着した場合は被裁断媒体上に所望の図形を記録することができ、作画ヘッドに刃物を装着した場合は被裁断媒体から所望の形状の裁断片を切り出すことができる。また、この特許文献2では、作画・カッティング両用プロッタをホストコンピュータに接続して裁断システムを形成することについても言及されている。更に、下記特許文献3にはカッティングプロッタの簡略化された構造が、特許文献4にはハーフカット用シートに対してハーフカットおよびフルカットをいずれも実行できるカッティングプロッタの構造が、特許文献5にはハーフカット用紙の供給から不要シートの除去までを自動的に実施する切り抜き文字作成装置の構造が、特許文献6にはシートカートリッジを備えたカッティングプロッタの構造が、特許文献7には切取マージンを生成する画像処理装置の構造がそれぞれ記載されている。
特公平7−90511号公報 特開2001−225297号公報 特開2002−127076号公報 特開2002−127088号公報 特開2002−127089号公報 特開2002−127090号公報 特開2005−014594号公報
裁断装置を用いて被裁断媒体を裁断するときには、裁断装置に裁断線情報を提供することにより切り出す切片の形状を指示する。また、裁断装置は、与えられた裁断線情報により規定された裁断線に沿って媒体を裁断する。従って、例えば、鎖線状の裁断線を表す裁断線情報が与えられた場合は、いわゆるミシン目を形成することができる。また、細かい周期で反復される屈曲を含む裁断線を表す裁断線情報により、波線あるいはジグザグ状のピンキングラインを描くように媒体を裁断させることもできる。
しかしながら、波線あるいはピンキングライン等(以下、「波線等」と記載する)で描かれた裁断線を規定する裁断線情報を作成することは、実際にはかなり面倒な作業になる。例えば情報処理装置上の画像作成プログラムを使用して裁断線情報を作成する場合、短い間隔で非常に多数の変曲点あるいは頂点を指定しなければならない。
また、ひとつの媒体に対して、周期あるいは波高の異なる波線等の要素を含む複数の裁断線を適用して、その効果を確認したい場合がある。このような場合は、異なる周期、波高毎に個別に裁断線情報を作成しなければならず、必要な作業は膨大なものになる。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の第1の形態として、受信した裁断線情報に従って装入された媒体を裁断する裁断装置を含む裁断システムであって、当初入力された入力裁断線情報に対して修飾成分を付加した実行裁断線情報を生成する実行裁断線情報生成部を備え、裁断装置が実行裁断線情報に従って裁断を実行する裁断システムが提供される。これにより、当初入力された入力裁断線情報に修飾成分を付加して、波線等により形成された実行裁断線情報を生成し、実行裁断線情報に従って裁断を実行できる。従って、入力裁断線情報は比較的単純な裁断形状を規定するものにできるので、裁断線情報の作成が容易になる。また、付加する修飾成分だけを変更することにより、ひとつの入力裁断線情報に対して複数の実行裁断線情報を容易に作成できる。
また、ひとつの実施形態によると、上記裁断システムにおいて、実行裁断線情報生成部は裁断装置に含まれていてもよい。これにより、入力裁断線情報の作成には任意のツールを使用できるので、ユーザのツール選択の幅が拡がる。
また、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、実行裁断線情報生成部は、裁断装置に対して裁断線情報を供給する情報処理装置に含まれていてもよい。更に、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、実行裁断線情報生成部は、裁断装置に対して裁断線情報を供給する情報処理装置上で実行されるソフトウェアプログラムであってもよい。これにより、既存の裁断装置を用いても、この裁断システムを形成することができる。
また、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、修飾成分は、入力裁断線情報で規定される裁断線に対する変移が周期的に変化する成分である。これにより、波線等により描かれた裁断線を含む裁断線情報を容易に作成できる。
また、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、修飾成分は、裁断線情報に特定の裁断パターンが表れたときに付加される特定の裁断パターンを付加する成分である。更に、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、修飾成分は、裁断線情報に鋭く屈曲するパターンが表れたときに、屈曲の角を面取りする裁断パターンに変換する成分である。これにより、例えば、ユーザが任意に作成した裁断線情報を、裁断線として適切な形状に整形させることができ、裁断後に美麗な成果物を得ることができる。
更に、他の実施形態によると、上記裁断システムにおいて、修飾成分は、媒体に対する裁断深さが周期的に変化する成分である。これにより、裁断線が短い周期で断続するミシン目も容易に作成できる。また、裁断線上の裁断区間の割合を減らすことにより、折線等を形成することもできる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は裁断システム10の形成例を示す図である。同図に示すように、この裁断システム10は、ディスプレイ装置110および裁断装置140を接続された情報処理装置100を中心に形成されている。情報処理装置100は、入力装置としてのキーボード102およびマウス104並びにソフトウェアのインストール等に利用できるディスクドライブ106を備えている。更に、この情報処理装置100は、図示されていない通信回線にも接続されており、通信回線を介してデータおよびプログラムを受け入れることもできる。なお、図1では、裁断装置140に媒体480が装入されている様子も併せて描かれている。
上記のような裁断システム10では、情報処理装置100およびその入力装置を利用して入力された入力裁断線情報に基づいて、裁断装置140に、媒体480を裁断させることができる。また、情報処理装置100では、適切な画像処理プログラムを実行することにより、入力裁断線情報を加工することもできる。
また更に、情報処理装置100には、イメージスキャナ装置120およびプリンタ装置130も接続されており、これらの機能を利用することもできる。即ち、被裁断媒体を含む種々の媒体から画像を読み取ってディスプレイ装置110に表示させ、あるいはそれをプリンタ装置130でプリントすることにより複製媒体を作成することもできる。
図2は、上記の裁断システム10において裁断装置140に装入されて裁断の対象となる媒体480の一例を示す図である。同図に示すように、この媒体480には、略中央に配置された単一の中心画像212と、その周辺に配置された複数の周辺画像214とが記録されている。
図3は、上記のような媒体480に、入力裁断線情報により規定された入力裁断線216を重畳して示す図である。同図に示すように、この入力裁断線216は、中心画像212の側方および上方を包囲し、両端が離れた開曲線である。なお、入力裁断線216の作成方法としては、情報処理装置100上で実行されている画像作成プログラムを使用して作成する方法の他、記録媒体あるいは通信回線等を利用して外部から入力する方法、イメージスキャナ装置120を用いて当初より画像として入力する方法等があるが、これらに限定されるわけではない。
図4は、媒体480を、入力裁断線216で示された裁断線に従って裁断した場合の成果物である簡易POP30の完成した状態を示す図である。同図に示すように、入力裁断線216に従って裁断した場合、媒体480にはいわば切り込みが入っている状態になる。このような切り込みの入った媒体480を、入力裁断線216の両端を結ぶ直線を折線202として折り曲げることにより、周辺画像214の中央で中心画像212が立ち上がった簡易POP30となる。
図5は、上記のような裁断動作を実行できる裁断システム10における実行裁断線情報生成部101の配置を説明する図である。実行裁断線情報生成部101は、入力裁断線情報に基づいて、後述するような実行裁断線情報を生成する。また、実行裁断線情報は、裁断動作の実行において使用される。従って、実行裁断線情報生成部101は、入力裁断線情報を入力する要素から、実行裁断線情報に基づいて裁断を実行する要素までの間の任意の位置に配置することができる。
上記のような実行裁断線情報生成部101は、例えば、図中に点線で示す情報処理装置圏105、即ち、情報処理装置100の内部に配置することもできる。また、図中に一点鎖線で示す裁断装置圏107、即ち、裁断装置140の内部に配置することもできる。また、情報処理装置圏105および裁断装置圏107のいずれにも属さない、独立したデバイスとして供給することもできる。また、情報処理装置100上で実行できるソフトウェアプログラムとして供給して、情報処理装置100にインストールすることにより実行裁断線情報生成部101を形成することもできる。
上記のように配置できる実行裁断線情報生成部101には、例えば、修飾成分を格納した格納部103が付帯しており、入力された入力裁断線情報に対して修飾成分を付加した実行裁断線情報を出力する。従って、裁断装置140においては、修飾成分が付加された実行裁断線情報に基づく裁断線に従って裁断動作が実行される。なお、格納部103に格納された修飾成分は、入力裁断線情報に加算するためのデータであってもよいし、入力裁断線情報を処理するための処理手順であってもよい。また、裁断線情報となる線分情報に鎖線等の修飾成分を付加する処理手順としては、例えば特開07−049954号公報、特開H−08−022547号公報、特開11−188924号公報、特開2000−151983号公報等に記載がある。従って、このような処理手順を経て修飾成分の付加された線分を実行裁断線情報として出力することができる。
図6は、裁断線がピンキングラインとなる修飾成分を含む実行裁断線217に従って媒体480を裁断して作成された簡易POP31を示す斜視図である。同図に示すように、媒体480を裁断した実行裁断線217は、全体としては図3に示した入力裁断線に沿った形状を有する。ただし、実行裁断線情報に基づく実行裁断線217は、その全長にわたってピンキングラインとなっている。このような形状を有する簡易POP31では、立ち上がった中心画像212周囲の媒体480の輪郭が細かく変化するのでその境界が目立たなくなり、中心画像212が周辺画像214の中に浮き上がって見える効果がより強調される。
このような実行裁断線217を規定する実行裁断線情報は、実行裁断線情報生成部101において、入力裁断線に対して周期的な変移を含む修飾成分が付加されて生成される。このように、この裁断システム10では、比較的単純な形状の入力裁断線を作成するだけで波線等の要素を含む実行裁断線情報が生成され、それに従って裁断動作が実行される。
図7は、図6に示した場合とは異なる修飾成分を含む実行裁断線218に従って媒体480を裁断して作成された簡易POP32を示す斜視図である。同図に示すように、媒体480を裁断した実行裁断線218は、全体としては図3に示した入力裁断線に沿った形状を有する。ただし、この実行裁断線情報に基づく実行裁断線218は、裁断線の各屈曲部においてその角が面取りされている。従って、立ち上がった中心画像212周囲の媒体480の輪郭が円滑な曲線を描いている。これにより、立ち上がり部分の角が傷みにくくなると共に、中心画像212の周囲に付帯する媒体480が目立たなくなる。
このような実行裁断線218を規定する実行裁断線情報は、実行裁断線情報生成部101において、入力裁断線のベクトルが急峻に変化する部分に対して変化を連続的にする修飾成分を付加して生成される。このように、この裁断システム10では、比較的単純な多角形の入力裁断線を作成するだけで円滑に連続する曲線状の実行裁断線情報が生成され、それに従って裁断動作が実行される。
図8は、図6および図7に示した場合とは異なる修飾成分を含む実行裁断線219に従って裁断した媒体482を示す図である。同図に示すように、媒体482を裁断した実行裁断線219は、全体としては図3に示した入力裁断線に沿った形状を有する。ただし、この実行裁断線情報に基づく実行裁断線219は周期的に断続するミシン目となっている。また、図8に示した状態では、ミシン目である実行裁断線219がまだ切り離されていないので、当初の媒体480と同じシート状の外形を保っている。一方、この実行裁断線219により形成されたミシン目を切り離すことにより、図4に示した簡易POP30と同等の成果物を、切断工具無しに作成できる。
このような実行裁断線219を規定する実行裁断線情報は、実行裁断線情報生成部101において、入力裁断線が周期的に断続する修飾成分、あるいは、裁断装置140における裁断深さが周期的に変化する修飾成分を付加して生成される。このように、この裁断システム10では、単純な連続線による入力裁断線を作成するだけで、ミシン目を形成する鎖線状の実行裁断線情報が生成され、それに従って裁断動作が実行される。
なお、図示は省略したが、裁断システム10には、上記のような複数種類の修飾成分から所望の種類の修飾成分を選択する手段を設けることが好ましい。また、付加する修飾成分の変化量、即ち、ピンキングラインにおける線分の折り返し周期、円滑な連続曲線とする場合の最小および最大曲率、ミシン目にする場合の裁断間隔等を調節する手段を設けることも好ましい。
図9は、上記のような裁断システムを形成する場合に使用できる、読取部50および記録裁断部60を備えた複合装置40全体の形態を示す斜視図である。同図に示すように、この複合装置40は、記録裁断部60の上に読取部50を重ねた構造になっている。従って読取部50から記録裁断部60への媒体480の移動にあたっては、ユーザの手で媒体480を移動させなければならない。しかしながら、特定の媒体に対する情報の一部は、読取部50および記録裁断部60の間で共有することもできる。
読取部50は、画像が形成された媒体480を載せるための原稿台410と、原稿台410に載せられた媒体480を上方から押さえる原稿押さえ部420とを備えている。また、原稿台410の中央部の大半は、透明なガラス板412により形成されている。
ガラス板412の直下には、ガラス板412の短辺と略同じ長さを有するラインセンサ490が、ガラス板412の短辺と平行に配置されている。また、ラインセンサ490は、ガラス板412の長辺の略全長にわたって往復移動する。従って、原稿台410上に載せられたシート状の媒体480の下面から、ガラス板412を介して画像を読み取ることができる。
なお、複合装置40の下部に形成される記録裁断部60については、この図では、後方に配置されたペーパサポート310と、手前側に水平に突出し、且つ、昇降するリフトトレイ360とが見えている。ペーパサポート310は筐体470の後方に固定されており、ここに装入された媒体480が一枚ずつ、後述する記録部62に取り込まれる。また、取り込まれた媒体480に対して画像が記録された後、上昇位置にあるリフトトレイ360上に排出される。
また、複合装置40の前面には、操作パネル430が設けられている。ここには、複合装置40全体の電源を断続する電源スイッチ、動作状態を表示するディスプレイ等が配置されている。また、操作パネル430は、複合装置40をスタンドアローンの複写機として使用する場合の操作部も兼ねている。なお、この複合装置40はスタンドアローンの複写機等として使用することもできるが、図1に示したような情報処理装置100等に接続して、その出力装置(プリンタ)あるいは入力装置(スキャナ)等としても使用できる。
図10は、図9に示した複合装置40に実装された記録裁断部60の構造と動作を示す図である。同図に示すように、記録裁断部60は、裁断部64の上に記録部62を積層して形成されている。なお、同図において、図9と共通の構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いた。
記録裁断部60の前面(図中では左側)には、リフトトレイ360が装着されている。リフトトレイ360は、その端部に形成されたねじ穴に挿通されたボールねじ366により支持されている。また、ボールねじ366の下端にはボールねじ駆動部364が結合されており、ボールねじ366を回転駆動できる。従って、ボールねじ駆動部364を適宜動作させることにより、リフトトレイ360を、図中に矢印Eで示すように、記録部62の前方と、裁断部64の前方との間で昇降させることができる。
記録部62は、後方(図中では右方)に装着されたペーパサポート310と、搬送ローラ340および搬送従動ローラ342を含む記録搬送部344と、記録プラテン350と、排出従動ローラ372を含む記録排出部374とが搬送系を形成している。記録媒体としてペーパサポート310に装入された媒体480は、記録搬送部344により1枚ずつ記録プラテン350上に送り込まれ、更に、記録排出部374により上昇しているリフトトレイ360上に送り出される。
記録プラテン350の上方には、媒体480の搬送方向と直交するように、互いに平行な一対の案内レール320、322が水平に配置されている。また、案内レール320、322を自身に挿通され、記録プラテン350上で水平に往復移動する記録キャリッジ330が配置されている。記録キャリッジ330は、図示されていない駆動手段により駆動され、案内レール320、322に沿って往復移動する。このとき、記録キャリッジ330は、一対の案内レール320、322を挿通されているので、前方または後方に傾くことがない。
また、記録キャリッジ330は、上方から搭載されたインクカートリッジ332と、下面に懸架された記録ヘッド334とを備えている。従って、記録プラテン350上方で、媒体480に向かってインクを吐出できる。従って、記録キャリッジ330の往復移動と記録搬送部344による媒体480の搬送とを組み合わせることにより、媒体480表面の任意の領域にインクを吐出させて画像を記録できる。
裁断部64は、後方に装着された排出トレイ510を備える一方、前面はリフトトレイ360に対して開放されている。従って、媒体480をリフトトレイ360から自身の内部に取り込むことができる。
裁断部64の前端側には、リフトトレイ360から媒体480を取り込む裁断搬送部544を備えている。裁断搬送部544は、搬送ローラ540および搬送従動ローラ542を有して、これら搬送ローラ540および搬送従動ローラ542に挟まれた媒体480を水平に移動させる。また、裁断部64の後端側には、排出ローラ390および排出従動ローラ392を含む裁断排出部394が形成されている。
更に、裁断搬送部544および裁断排出部394の間には、裁断プラテン550が配置されている。裁断プラテン550は、水平で略平坦な上面を有して、載せられた媒体480を下方から支持して、その鉛直方向の位置決めを担う。一方、裁断プラテン550の上方には、裁断キャリッジ530が配置されている。また、裁断プラテン550の上方には、裁断キャリッジ530を貫通する一対の案内レール520、522が配置されている。案内レール520、522は、媒体480の搬送方向と直交する方向に水平に配置され、且つ、互いに平行である。従って、案内レール520、522に案内された裁断キャリッジ530は、媒体480上で往復移動する。なお、図中には、この往復移動方向が矢印Xにより示されている。
裁断キャリッジ530は、図示されていない駆動機構により、その往復移動を駆動されている。また、裁断キャリッジ530の下面には、カッタ532が装着されている。カッタ532は、裁断キャリッジ530に対して相対的に上下に移動できる。従って、裁断プラテン550上に位置する媒体480に向かってカッタ532を降下させることにより、カッタ532下端を媒体480に貫入させることができる。
更に、カッタ532を媒体480に貫入させた状態で、媒体480の搬送および裁断キャリッジ530の往復移動を組み合わせて裁断キャリッジ530および媒体480を相対移動させることにより、任意の形状の裁断線に従って媒体480をカッタ532で裁断できる。
以上のような構造を有する記録裁断部60において、当初、ペーパサポート310に装入された媒体480は、搬送ローラ340および搬送従動ローラ342に挟まれて、記録プラテン350上に送り込まれる。この媒体480に対して、記録キャリッジ330の下面に装着された記録ヘッド334からインクが下方に向かって吐出され、媒体480の上面に画像が形成される。
やがて、上面に画像を記録された媒体480の先端は記録排出部374に到達して、排出ローラ370および排出従動ローラ372に挟まれて、排出トレイを兼ねたリフトトレイ360上に排出される。媒体480がリフトトレイ360上に完全に排出されると、ボールねじ駆動部364により駆動されたボールねじ366が回転して、リフトトレイ360が降下する。降下したリフトトレイ360が裁断搬送部544の高さまで降下すると、裁断部64の搬送ローラ540および搬送従動ローラ542に挟まれて、媒体480は裁断部64内に取り込まれ、裁断プラテン550上に搬送される。
こうして裁断部64に取り込まれた媒体480は、カッタ532により裁断され、排出ローラ390および排出従動ローラ392に挟まれて、排出トレイ510上に排出される。これらの記録および裁断を経て排出された媒体480は、画像を記録され、且つ、裁断されている。
なお、上記の説明においては、説明の便宜上、リフトトレイ360側を裁断搬送部544、排出トレイ510側を裁断排出部394として記載しているが、ひとつの切片を切り出すためには、媒体480を少なくとも1往復させなければならない。従って、媒体480は、前方のリフトトレイ360側に向かっても、後方の排出トレイ510側に向かっても搬送され得る。また、最終的に裁断を終えた媒体480は、リフトトレイ360に排出させても、排出トレイ510に排出させても差し支えない。
更に、リフトトレイ360を降下させたまま状態で、記録部62を通さずに、裁断部64に直接に媒体480を装入することもできる。これにより、記録裁断部60を、単なる裁断部64として利用することもできる。
このような複合装置40は、図1に示した裁断システム10において、イメージスキャナ装置120、プリンタ装置130および裁断装置140の3台と代替させて、同等の機能を果たすことができる。従って、情報処理装置100に複合装置40を加えることにより、裁断システムを簡潔に形成できる。
以上説明したように、この裁断システム10では、入力裁断線情報として裁断線の概要を作成すれば、波線等の詳細な要素は修飾成分として付加することができる。従って、細かく変移する成分を含む複雑な実行裁断線情報を短時間で容易に作成することができる。
ここまで本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態が本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
裁断線情報の生成方法を実施できる裁断システム10の形成例を示す図。 画像を有する媒体480の裁断前の状態を示す図。 入力裁断線情報の規定する入力裁断線216を媒体480上に示す図。 入力裁断線情報に従って裁断して得られる簡易POP30を示す図。 実行裁断線情報生成部101の配置を説明する図。 実行裁断線情報に従って裁断して得られる簡易POP31を示す図。 他の実行裁断線情報に従って裁断して得られる簡易POP32を示す図。 他の実行裁断線情報に従って裁断して得られるミシン目入りの媒体482を示す図。 記録裁断部60を備えた複合装置40の全体形状を示す斜視図。 記録裁断部60を抜き出してその構造を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 裁断システム、30、31、32、33 簡易POP、40 複合装置、60 記録裁断部、62 記録部、64 裁断部、100 情報処理装置、101 実行裁断線情報生成部、102 キーボード、103 格納部、104 マウス、105 情報処理装置圏、106 ディスクドライブ、107 裁断装置圏、110 ディスプレイ装置、120 イメージスキャナ装置、130 プリンタ装置、140 裁断装置、202 折線、212 中心画像、214 周辺画像、216 入力裁断線、217、218、219 実行裁断線、310 ペーパサポート、320、322、520、522 案内レール、330 記録キャリッジ、332 インクカートリッジ、334 記録ヘッド、340、540 搬送ローラ、342、542 搬送従動ローラ、344 記録搬送部、350 記録プラテン、360 リフトトレイ、364 ボールねじ駆動部、366 ボールねじ、370、390 排出ローラ、372、392 排出従動ローラ、374 記録排出部、394 裁断排出部、410 原稿台、412 ガラス板、420 原稿押さえ部、430 操作パネル、470 筐体、480、482 媒体、510 排出トレイ、530 裁断キャリッジ、532 カッタ、544 裁断搬送部、550 裁断プラテン

Claims (8)

  1. 受信した裁断線情報に従って装入された媒体を裁断する裁断装置を含む裁断システムであって、
    当初入力された入力裁断線情報に対して修飾成分を付加した実行裁断線情報を生成する実行裁断線情報生成部を備え、前記裁断装置が前記実行裁断線情報に従って裁断を実行する裁断システム。
  2. 前記実行裁断線情報生成部が、前記裁断装置に含まれている請求項1に記載の裁断システム。
  3. 前記実行裁断線情報生成部が、前記裁断装置に対して裁断線情報を供給する情報処理装置に含まれる請求項1に記載の裁断システム。
  4. 前記実行裁断線情報生成部が、前記裁断装置に対して裁断線情報を供給する情報処理装置上で実行されるソフトウェアプログラムである請求項1に記載の裁断システム。
  5. 前記修飾成分が、前記入力裁断線情報で規定される裁断線に対する変移が周期的に変化する成分である請求項1に記載の裁断システム。
  6. 前記修飾成分が、前記裁断線情報に特定の裁断パターンが表れたときに付加される特定の裁断パターンを付加する成分である請求項1に記載の裁断システム。
  7. 前記修飾成分が、前記裁断線情報に鋭く屈曲するパターンが表れたときに、前記屈曲の角を面取りする裁断パターンに変換する成分である請求項6に記載の裁断システム。
  8. 前記修飾成分が、前記媒体に対する裁断深さが周期的に変化する成分である請求項1に記載の裁断システム。
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