JP2007160360A - 駆動部品の塑性結合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】捩りトルク強度が確保されると共に、工数が削減される駆動部品の塑性結合方法を提供する。
【解決手段】ハブ1の塑性流動時に、該ハブ1の材料が、ダイ11に設けられた環状の突起16によってセレーション9へ向けて誘導される。これにより、該塑性流動されるハブ1の材料がセレーション9に充填され、駆動部品の捩り強度が確保される。また、パンチ18のかしめ成形部24によって、かしめ加工がパンチの一連の動作(塑性結合と同一工程)で行われるので、工数を削減することができる。また、パンチ18のガイド部23によって、ボス3が上端部から下端部へ向けて順次内周面3a側へ寄せられるので、ハブ1とシャフト2との嵌め合いを厳密に管理する必要がない。これにより、塑性結合前のボス3の内周面3aの加工(切削)を廃止することが可能になり、工数を削減することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ハブとシャフトとが塑性結合されて形成される駆動部品の塑性結合方法に関するもので、特に、一方の部材の結合面にセレーションが形成された駆動部品の塑性結合方法に関する。
一般に、自動車用自動変速装置には、ハブとシャフトとが一体的に結合された駆動部品が組込まれている。このような駆動部品では、一方の部材の結合面にセレーションが形成され、他方部材を塑性流動させてセレーションを他方の部材の結合面に食込ませることにより、双方の部材を結合させたものが知られている。例えば、特許文献1に記載の塑性結合部品(以下、従来の塑性結合部品と称する。)では、下型とリング型とによってハブのフランジ部が挟持されると共に、リング型の内周面によってハブのボス(以下、単にボスと称する。)外周面が拘束され、この状態で、セレーションが形成されたシャフトの端部がボス中空部に挿入される。そして、ボス上端部をパンチによって上方から押込むことによりハブの材料を塑性流動させ、シャフトの端部に形成されたセレーション(三角歯)をボスに食込ませる。次に、ボス上端部を上記パンチとは別個のパンチで押し潰すことにより、ボス上端部がかしめ加工される。このようにして得られた塑性結合部品では、ハブとシャフトとを相対回転運動させる方向に作用する回転トルクが、シャフトの端部に形成されたセレーションの歯面によって受止められる。
しかしながら、上記従来の塑性結合部品では、シャフトの端部に形成されたセレーションの歯先のみがボスに食込んでいるため、当該セレーションの歯先R部に回転トルクが作用した場合、ハブにボスを押し広げるような分力が作用し、捩り強度が低下する問題がある。そこで、ハブの材料をセレーションの歯元まで充填させるため、ボス上端部をパンチで押込む力を高めると、ハブのボスが座屈を起こしてしまう。また、従来の塑性結合部品では、プレス加工時に、リング型によってボス外周面が拘束されるため、ボスの内径がシャフト端部の外径よりも大きくなるように、予めボス内周面を切削しておく必要があり、工数増大の原因になっていた。さらに、従来の塑性結合部品では、プレス加工完了後にかしめ加工が実施されるため、これも工数増大の原因になっていた。
特開2004−195475号公報(段落番号0073〜0078、図5及び図6)
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、捩りトルク強度が確保されると共に、工数が削減される駆動部品の塑性結合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハブとシャフトとが結合されて形成され、両部材のうち一方の部材の結合面にセレーションが形成された駆動部品の塑性結合方法であって、両部材のうち他方の部材を、パンチによって成形圧力を負荷して塑性流動させ、セレーションを臨むようにダイに設けられた突起によってセレーションへ向けて誘導させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動部品の塑性結合方法において、パンチによって成形圧力を負荷して他方の部材を塑性流動させつつ、同一のパンチによって他方の部材の被結合部の一端がかしめ加工されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の駆動部品の塑性結合方法において、他方の部材の被結合部の一端の全周又は選択された部位が、パンチによってかしめ加工されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の駆動部品の塑性結合方法において、他方の部材におけるセレーションに相対する部分の全周又は選択された部位が、パンチによって成形圧力が負荷されて塑性流動されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の駆動部品の塑性結合方法において、パンチの凸部とダイの凹部とによって他方の部材の底部が圧縮成形され、該底部の被結合部近傍に凹部が形成されることを特徴とする。
したがって、請求項1に記載の発明では、塑性流動された部材をセレーションへ向けて誘導し、一方の部材の結合面(セレーション)と他方の部材の結合面との間に充填させることができる。
請求項2に記載の発明では、ハブとシャフトとの両部材を塑性結合させる工程(プレス工程)とかしめ工程とをワンパンチ(同一工程)で実施することができる。
請求項3に記載の発明では、ハブとシャフトとの軸芯方向への相対移動が阻止される。また、設計抜け強度に応じてかしめ加工する部位を選択することができる。
請求項4に記載の発明では、設計捩れ強度に応じて塑性結合させる部位を選択することができる。
請求項5に記載の発明では、型抜き後、他方の部材の底部の凹部に生じる引張によるスプリングバック力によって、駆動部品には、他方の部材の被結合部を一方の部材のセレーションに押付ける力が常時作用する。
捩りトルク強度が確保されると共に、工数が削減される駆動部品の塑性結合方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、ハブ1(他方の部材)とシャフト2(一方の部材)とを塑性結合させ、自動車用自動変速装置に組込まれる駆動部品を製造する方法を説明する。図1に示されるように、上記ハブ1は、ボス3(被結合部)と、該ボス3と同芯に設けられる外円筒部4と、内側縁5aがボス3に連続すると共に外側縁5bが外円筒部4に連続する底部5と、によって構成される。なお、ハブ1の底部5には、剛性を高めるための環状に形成された凸部6が設けられる。上記シャフト2は、上記ハブ1よりも硬い材料(結合時における径方向への変形を防止するために、ビッカース硬さで300Hv以上硬い材料、または3倍の硬度を有する材料。)によって形成される中空軸であり、一端に、第1フランジ7と第2フランジ8とを備える。そして、上記第2フランジ8の外周面(一方の部材の結合面)には、シャフト2軸芯方向(図1における上下方向)に延びる歯を有するセレーション9が形成される。該セレーション9は、図2に示されるように、歯面の一側9aがシャフト2の軸断面上に形成されると共に歯面の他側9bが軸断面に対して所定角度で傾斜して形成され、各歯の頂部9cにはR形状が形成される。
次に、本駆動部品の塑性結合方法に用いられるプレス型10を説明する。図1に示されるように、上記プレス型10は、ダイ11の中央に、上記シャフト2の軸部12が挿入される軸挿入孔13と、該軸挿入孔13の開口周縁に環状に形成され、シャフト2の第1フランジ7を支持するフランジ支持部14と、が設けられる。なお、図3にも示されるように、シャフト2がダイ11にセットされた状態では、シャフト2が芯出しされ、ダイ11とシャフト2の第2フランジ8の下側面との間には間隙15が形成される。また、上記ダイ11は、フランジ支持部14の外側に、上記軸挿入孔13と同芯の環状の突起16を備え、該突起16は、当該ダイ11にセットされたシャフト2のセレーション9と、当該ダイ11にセットされたハブ1の底部5内側縁5aの外R部と、の双方に臨むように設けられる。さらに、ダイ11は、上記突起16の外側に、後述するパンチ18に整合させた環状の凹部17が形成され、該凹部17は、図5に示されるように、底部17cと、該底部17cの内側縁17a及び外側縁17bとが、比較的大きい曲率半径の曲面によって連続するように形成される。
なお、図1に示されるように、上記プレス型10は、軸挿入孔13の回りに複数個(少なくとも3個)のクランパ19が配設され、各クランパ19によって、ダイ11にセットされたハブ1の外円筒部4が、軸挿入孔13の軸芯、即ち当該ダイ11にセットされて芯出しされたシャフト2の軸芯に向けて押圧されることにより、ハブ1がシャフト2に対して芯出しされる構造になっている。また、図3にも示されるように、プレス型10は、環状に形成されるシャフト押え20を備え、芯出しされたシャフト2の第2フランジ8の内周縁が、該シャフト押え20によって押圧されて拘束される。さらに、プレス型10は、シャフト押え20の外周側に間隔を空けて環状に形成されるハブ押え21を備え、該ハブ押え21とダイ11の凹部17の直外側部分とによって、芯出しされたハブ1の底部5が挟持される構造になっている。また、プレス型10は、シャフト押え20とハブ押え21との間に環状に形成され、外周面が上記ハブ押え21の内周面に対して軸芯方向(図1及び図3における上下方向)に摺動可能なパンチ18を備える。
図3及び図5に示されるように、上記パンチ18は、下端部外側に、環状に形成されて上記ダイ11の凹部17に相対する凸部22を備え、該凸部22の直内側には、環状に形成されたガイド部23が設けられる。そして、本駆動部品の塑性結合方法では、パンチ18が下降するのに伴い、上記ガイド部23によって、ダイ11にセットされたハブ1のボス3が、上端部から下端部へ向けて順次内周面3a(結合面)側(図3における右側)へ寄せられつつ、シャフト2のセレーション9へ向けて塑性流動される。この時、ボス3の下端部の材料が、ダイ11に形成された突起16によってセレーション9へ向けて誘導され、図6に示されるように、該ボス3の材料がセレーション9の歯元に充填される構造になっている。また、パンチ18は、上記ガイド部23の内側に、テーパ状に形成された環状のかしめ成形部24が設けられ、図8に示されるように、パンチ18がストロークエンドに到達した時点で、かしめ成形部24によって、ボス3の上端部(一端)がシャフト2の第2フランジ8の上側面に被さるようにかしめ加工される構造になっている。
なお、本駆動部品の塑性結合方法では、図7に示されるように、ボス3を拡径させる方向に作用する圧縮によるスプリングバック力をAとし、ダイ11の凹部17とパンチ18の凸部22とによって底部5が加圧されて形成された凹部25に作用する引張によるスプリングバック力をBとした場合、プレス型から型抜きされた駆動部品(製品)の内部応力が、B>Aとなるように、ダイ11の凹部17とパンチ18の凸部22とが形成される。これにより、ハブ1とシャフト2との結合部26に、ハブ1の結合面(ボス3の内周面3a)をシャフト2のセレーション9に常時押付けるような力(B−A)が作用される構造になっている。
次に、本駆動部品の塑性結合方法を説明する。まず、シャフト2(一方の部材)の軸部12がダイ11の軸挿入孔13に挿入されることにより、シャフト2がダイ11に対して芯出しされる。次に、該シャフト2の第2フランジ8のセレーション9が形成された外周面に、ハブ1(他方の部材)のボス3(被結合部)の内周面3a(結合面)が嵌合され。ハブ1とシャフト2とがダイ11にセットされると、図1に示されるように、シャフト押え20が下降され、該シャフト押え20によって、シャフト2がダイ11に拘束される。次に、クランパ19によってハブ1の外円筒部4が押圧され、ハブ1がシャフト2に対して芯出しされる。両部材(ハブ1及びシャフト2)が芯出しされると、ハブ押え21が下降され、該ハブ押え21によってハブ1がダイ11に拘束される。この状態で、パンチ18が下降されると、図3に示されるように、まず、パンチ18のガイド部23がボス3の上端部外側に当接される。
そして、パンチ18が下降するに伴い、ガイド部23によって、ボス3が上端部から下端部へ向けて順次内周面3a側(結合面側、図3における右側)へ寄せられ、該ボス3の材料がシャフト2に形成されたセレーション9へ向けて塑性流動される。この時、ボス3の下端部の材料が、ダイ11に形成された突起16によってセレーション9へ向けて誘導され、図6に示されるように、該ボス3の材料がセレーション9の歯元に充填される。そして、図8に示されるように、パンチ18がストロークエンドに到達した時点で、パンチ18のかしめ成形部24によって、ボス3の上端部(一端)が、シャフト2の第2フランジ8の上側面に被さるようにかしめ加工されると共に、ダイ11の凹部17とパンチ18の凸部22とによってハブ1の底部5が圧縮成形され、該底部5の内周縁5aのボス3近傍に環状の凹部25が形成される。なお、パンチ18が下降を開始してからストロークエンドに到達するまでは一連の動作である。
この実施の形態では以下の効果を奏する。
本駆動部品の塑性結合方法では、ハブ1(他方の部材)の塑性流動時に、該ハブ1の材料が、シャフト2に形成されたセレーション9に臨むようにダイ11に設けられた環状の突起16によってセレーション9へ向けて誘導されるので、該塑性流動されるハブ1の材料が、ボス3(被結合部)の内周面3a(結合面)とセレーション9との間に充填される。これにより、ハブ1とシャフト2との接触面積(結合面積)が従来の駆動部品(塑性流動される材料がセレーション9の歯元まで達していない)と比較して増大し、ハブ1とシャフト2との結合強度が高められ、駆動部品の捩り強度が確保される。さらに、ハブ1の材料がセレーション9の歯元に充填されるので、駆動部品の気密性が確保される。
また、本駆動部品の塑性結合方法では、ダイ11の凹部17とパンチ18の凸部22とによってハブ1の底部5が圧縮成形され、該ボス3の内側縁5aのボス3近傍に凹部25が形成される。そして、凹部25に作用する引張によるスプリングバック力Bが、ボス3を拡径させる方向に作用する圧縮によるスプリングバック力Aよりも大きく設定される。これにより、ハブ1とシャフト2との結合部26に、ハブ1の結合面(ボス3の内周面3a)をシャフト2のセレーション9に常時押付けるような力(B−A)が作用され、駆動部品の捩り強度が高められる。
また、本駆動部品の塑性結合方法では、パンチ18のかしめ成形部24によって、ボス3の上端部(一端)が、シャフト2の第2フランジ8の上側面に被さるようにかしめ加工されるので、駆動部品の抜け強度(シャフト2に対するハブ1の抜け強度)が確保される。さらに、かしめ加工がパンチ18の一連の動作(塑性結合と同一工程)で行われるので、従来のかしめ加工(塑性結合と別工程)と比較して工数が削減される。
また、本駆動部品の塑性結合方法では、パンチ18のガイド部23によって、ボス3が上端部から下端部へ向けて順次内周面3a側へ寄せられるので、ハブ1(ボス3)とシャフト2(セレーション9)との嵌め合いを厳密に管理する必要がない。したがって、塑性結合前のボス3の内周面3aの加工(切削)を廃止することが可能になり、工数が大幅に削減される。
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
本実施の形態では、図4に示されるように、突起16の頂部Rを比較的小さく形成し、該頂部Rの内外両側(図4における左右両側)に内外対称に斜面27を形成すると共に、各斜面27とダイ11の平坦面28との交差部Rを小さく形成したが、図9に示されるように、頂部Rの内外両側に斜面27を設けず、突起16aの頂部Rを比較的大きく形成し、該頂部Rとダイ11の平坦面28とを曲率半径が大きいRの曲面で連続させもよいし、また、図10に示されるように、突起16bの頂部Rの内外両側の形状を内外で対称に形成せず、内側若しくは外側に偏倚させた曲面で形成してもよい。
本実施の形態では、ハブ1(他方の部材)のボス3(被結合部)の上端部の全周がかしめ加工されるが、駆動部品の確保すべき抜け強度に応じて、ボス3の上端部の一部をかしめ加工してもよい。
また、本実施の形態では、ハブ1(他方の部材)のボス3(セレーション9に相対する部分)の全周に成形圧力を負荷し、ボス3の全周に亘って塑性流動を生じさせ、セレーション9の全周にハブ1の材料を充填させたが、駆動部品の確保すべき捩り強度に応じて、ボス3の一部に成形圧力を負荷し、該成形圧力が負荷された部分にのみ塑性流動を生じさせ、セレーション9の全周のうち一部にハブ1の材料を充填させてもよい。
本実施の形態では、図2に示されるように、セレーション9の歯面の一側9aがシャフト2の軸断面上に形成されると共に、歯面の他側9bが該軸断面に対して傾斜して形成されるが、図11に示されるように、セレーション9の歯を、頂部9c(シャフト2の軸断面)に対して対称に形成してもよい。この場合、図2に示されるセレーション9の場合と比較して、軸芯回りの捩り強度の絶対値は低くなるが、軸芯回り両方向の回転トルクに対して所定の捩り強度を確保することができる。
また、図12に示されるように、図2におけるセレーション9の頂部9cのR形状を、歯面の一側9aに対して突出させるように形成してもよい。この場合、ハブ1とシャフト2との接触面積(結合面積)がより増大し、ハブ1とシャフト2との結合強度、延いては、駆動部品の捩り強度が高められる。
本実施の形態では、図5に示されるように、ダイ11の凹部17は、底部17cと内側縁17a及び外側縁17bとが連続する緩やかな曲面で構成され、パンチ18の凸部22の形状もこれに整合させたが、図13に示されるように、ダイ11の凹部17の底部Rを比較的小さく形成すると共に該底部Rの内外両側(図13における左右両側)に斜面29を形成し、パンチ18の凸部22の形状をこれに整合させて構成してもよい。
なお、本実施の形態では、駆動部品の塑性結合方法について説明したが、結合される部材のうち、一方の部材の結合面にセレーションが形成された部材であれば、本発明は駆動部品の塑性結合に限定されない。
本実施の形態の説明図であり、ハブとシャフトとが、プレス型によって拘束された状態を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、シャフトに形成されたセレーションの形状を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、パンチのガイド部がハブのボスに当接された状態を示す図1の一部拡大図である。 本実施の形態の説明図であり、ダイに形成された突起の形状を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、パンチの凸部とダイの凹部との形状を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、ボスの材料がセレーションの歯元に充填された状態を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、ハブとシャフトとの結合部に作用する内部応力を示す図である。 本実施の形態の説明図であり、パンチがストロークエンドに到達した状態の結合部を示す図である。 突起の他の実施の形態を示す図である。 突起の他の実施の形態を示す図である。 セレーションの他の実施の形態を示す図である。 セレーションの他の実施の形態を示す図である。 パンチの凸部とダイの凹部との他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 ハブ(他方の部材)、2 シャフト(一方の部材)、3 ボス(被結合部)、5 底部、9 セレーション、11 ダイ、16 突起、17 凹部(ダイ)、18 パンチ18 凸部(パンチ)、25 凹部(底部)

Claims (5)

  1. ハブとシャフトとが結合されて形成され、両部材のうち一方の部材の結合面にセレーションが形成された駆動部品の塑性結合方法であって、前記両部材のうち他方の部材を、パンチによって成形圧力を負荷して塑性流動させ、前記セレーションを臨むようにダイに設けられた突起によって前記セレーションへ向けて誘導させることを特徴とする駆動部品の塑性結合方法。
  2. 前記パンチによって成形圧力を負荷して前記他方の部材を塑性流動させつつ、同一の前記パンチによって前記他方の部材の被結合部の一端がかしめ加工されることを特徴とする請求項1に記載の駆動部品の塑性結合方法。
  3. 前記他方の部材の前記被結合部の一端の全周又は選択された部位が、前記パンチによってかしめ加工されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動部品の塑性結合方法。
  4. 前記他方の部材における前記セレーションに相対する部分の全周又は選択された部位が、前記パンチによって成形圧力が負荷されて塑性流動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の駆動部品の塑性結合方法。
  5. 前記パンチの凸部と前記ダイの凹部とによって前記他方の部材の底部が圧縮成形され、該底部の前記被結合部近傍に凹部が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駆動部品の塑性結合方法。
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