JP2007159835A - メダル補給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の貯留タンクからメダルサンドのメダルタンクへメダルの補給を行う。
【解決手段】スロットマシン1の貯留タンク4aとメダルサンド2のメダルタンク21aとを連通するとともに貯留タンク4aからメダルタンク21aに向けて下り傾斜のメダル補給通路3aを設け、メダル補給通路3aの出口3nには開閉可能な開閉扉3bを設け、貯留タンク4aでオーバーフローしたメダルがメダル補給通路3aを自重で流下して、その勢いで開閉扉3bを開けてメダルタンク21aへ排出される。また、メダル補給通路3aの底面に開閉蓋33を設け、メダルタンク21aがメダルでオーバーフローしているときは開閉扉3bが閉じていて、メダル補給通路3aに滞留したメダルの重量で開閉蓋33が開いて、その下方に設けられたキャッシュボックス5にメダルが落ち込む。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置された遊技機と遊技媒体貸出機との間に設けて、遊技媒体を遊技機から遊技媒体貸出機へ補給を行う遊技媒体の補給装置に関するものである。
現在、パチンコ機やスロットマシン、アレンジボール機、雀球機など、遊技球やメダル等の遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機が数多く知られている。一般に遊技場には遊技機で用いられる専用の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機が設けてあって、遊技者はこの遊技媒体貸出機に紙幣もしくはプリペイドカードなどを投入して遊技に必要な金額に相当する遊技媒体の貸し出しを受ける。そして、遊技者は、例えばパチンコ機の場合には貸し出しを受けたパチンコ球を所定の入賞口に入賞させる、あるいはスロットマシンの場合にはメダルもしくはパチンコ球の投入に応じて回転するリールの図柄を入賞ライン上に並べるなど、所定の入賞条件の達成に応じて賞与として払い出される遊技媒体の獲得を目指して遊技を行う。払い出された遊技媒体は景品交換所で物品と交換することができるので、より多くの遊技媒体の獲得を目的とすることでより一層遊技を楽しむことができる。
ところで、遊技機には遊技を行うために遊技者によって遊技機に投入された遊技媒体や入賞した場合などに払い出される遊技媒体を貯留しておく貯留タンクが設けてある。例えば、遊技機の一例であるスロットマシンにおいては、当選役(当り)に入賞した場合にスロットマシンの前面に設けられた受け皿に賞与としての遊技媒体(メダル)を払い出すホッパー装置が設けられていて、このホッパー装置にはメダルを貯留しておく貯留タンクが備えられている。貯留タンクには当選役に入賞した際に払い出されるメダルが予め貯留されているが、遊技者がメダル投入口から投入したメダルも貯留される。1回の遊技に必要なメダルの枚数は1〜3枚であるが、クレジット機能が働いているとメダル投入口から投入された4枚目以降のメダルも受け皿に返却されずにこの貯留タンクに貯留される。また、当選役に入賞した場合もクレジット機能が働いていると、賞としてのメダルは受け皿に払い出されず貯留タンクに貯留される。このため、時として貯留タンクからメダルがオーバーフローすることがある。ホッパー装置の横にはこのオーバーフローしたメダルを貯留するキャッシュボックス(サブタンク)が設けられていて、このキャッシュボックスがメダルで満杯になるとオーバーフローセンサが作動してエラーを出し、遊技場の管理者がメダルを取り出す。貯留タンクにおけるメダルの数量が入賞した場合に払い出すメダルの数量に満たない場合は、やはり遊技場の管理者によって貯留タンクへメダルの補給が為される。
一方、スロットマシンに隣接して設けられたメダル貸出機にもホッパー装置が設けられていて、そのホッパー装置には遊技者が随時メダルの貸し出しが受けられるようにメダルを貯留しておくメダルタンクが設けてある。遊技者が紙幣もしくはプリペイドカードをメダル貸出機に挿入し、必要な金額ボタンを操作すると、ホッパー装置によって金額ボタンに対応した枚数のメダルがメダルタンクからメダル貸出機の受け皿に払い出される。メダルタンクに貯留されているメダルが少なくなると遊技場の管理者の手によって補給する、あるいは特許文献1に提案されるような大掛かりな専用の補給装置によって補給するなどの方法が用いられている。
特開平08−000797号公報
上記のように、スロットマシンのホッパー装置の貯留タンクにメダルが不足したり、キャッシュボックスがオーバーフローしたり、あるいはメダル貸出機のホッパー装置におけるメダルタンクにおけるメダルの貯留数が少なくなったりすると、人手によってメダルを取り出したり、あるいは補給したりする、又は大掛かりな補給装置で補給するなどの作業がなされるが、遊技の状態によってはこの作業が頻繁に行われるため、作業を行う遊技場の従業員の負荷が増えるとともに遊技者にとっては遊技を妨げられて遊技をのびのびと行えないという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、スロットマシンのホッパー装置に設けられたメダルの貯留タンクとメダル貸出機のホッパー装置に設けられたメダルタンクとを連通するメダル補給通路を設けて、貯留タンクにおいてメダルがオーバーフローした場合に、オーバーフローしたメダルがメダル補給通路を通ってメダルタンクに流れ込むようにして、人手によるメダルの取り出しや補給の回数を減らして、遊技場の従業員の負荷を軽減するとともに遊技者がのびのびと遊技ができるメダル補給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、遊技機内のホッパー装置に設けられ遊技の開始に先立って投入されたメダルを貯留する第1貯留タンクから、前記遊技機に隣接したメダル貸出機内のホッパー装置に設けられ遊技者に貸与されるメダルを貯留する第2貯留タンクへメダルを補給するメダル補給装置であって、前記第1貯留タンクと前記第2貯留タンクとを連通するとともに前記第1貯留タンクから前記第2貯留タンクに向けて下り傾斜に設けられ、前記第1貯留タンクでオーバーフローしたメダルを前記第1貯留タンク側の入口から受け入れて流下し、流下したメダルを前記第2貯留タンク側の出口から前記第2貯留タンクへ排出するメダル補給通路と、前記出口を開閉し、前記メダル補給通路を流下してきたメダルによって開放されるとともに前記第2貯留タンク内のメダルが所定量以上である場合に開放不能となる開閉扉と、を設けたことを特徴とする。
また、前記メダル補給通路の底面の一部を構成する回動自在な開閉蓋を設け、前記開閉蓋を閉じ位置に向けて付勢し、前記開閉扉が開放不能な状態で前記第1貯留タンクからオーバーフローしたメダルが前記メダル補給通路で滞留した場合、滞留したメダルの重量によって前記開閉蓋が前記付勢に抗して開放され、滞留したメダルが前記メダル補給通路から落下することを特徴とする。
更には、前記メダル補給通路から落下したメダルを受けるサブタンクを前記遊技機内に設けたことを特徴とする。
本発明のメダル補給装置によれば、スロットマシンに設けられたメダルの貯留タンク(第1貯留タンク)とメダル貸出機に設けられたメダルタンク(第2貯留タンク)とを連通するメダル補給通路を設け、メダル補給通路のメダルタンク側には回動可能な開閉扉を設け、第2貯留タンクにメダルが満たされていない場合は、第1貯留タンクにおいてオーバーフローしたメダルがメダル補給通路を流下して、その勢いで開閉扉を開放して第2貯留タンクへ排出されるようにしたので、人手によるメダルの取り出しや補給の回数を減らして、遊技場の従業員の負荷を軽減でき、また、遊技者はのびのびと遊技ができる。また、メダルが排出されて第2貯留タンクがオーバーフローしてしまう場合には、開閉扉をロックして開閉不能としているので、第2貯留タンク内には適宜なメダル量を保つように調整される。なお、開閉扉の開放制御は、第2貯留タンク内のメダルをセンサで検知させ、電気的にロック駆動とさせるようにしてもよく、また、第2貯留タンク内に貯留するメダルを開閉扉の開放軌道上の範囲まで貯まるようにさせて、このメダルによって開閉扉の開放をロックさせるようにしてもよい。
また、メダル補給通路を構成する底面には回動自在な開閉蓋を設けて、開閉蓋は閉じ位置に向けて付勢されているが、開閉扉が開放不能な状態の場合は、メダル補給通路に滞留したメダルの重量で開閉蓋が付勢に抗して開放されて、メダル補給通路に滞留したメダルがメダル補給通路から落下し、下方に設けたサブタンクに受けられるようにしたので、本発明の効果を一層高めることができる。
図1に本発明の構成の概念を示す。図1では、本発明が適応される遊技機としてのスロットマシン1及びメダル貸出機としてのメダルサンド2が隣接して配置されている。スロットマシン1の前面の上部には表示窓10が設けられ、表示窓10の奥には第1リール11a、第2リール11b、第3リール11cを有するリールユニットが配置されている。第1、第2、第3リール11a,11b、11cの外周面には、例えば「7」、「BAR」、「チェリー」など、複数種類の図柄が配列されており(図示しない)、リールが停止すると表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が外部に表示される。スロットマシン1には各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横に3本、斜めに2本の合計5本設定されており、この入賞ライン上に所定の図柄が並べて表示されることにより当りが告知される。表示窓10の横には液晶表示装置12が設けられ、例えば、興趣を高めるためにアニメーションを利用した演出等を行う。表示窓10の下には、数字や特定のアルファベットを表示する7セグメント表示装置18が設けられている。7セグメント表示装置18および液晶表示装置12は表示制御部50(図5)によって制御される。
スロットマシン1の前面の下部には遊技の開始時に操作される1枚ベットボタン13a、MAXベットボタン13b、ペイアウトボタン14などの各種操作ボタンが設けられており、また、遊技を行う際にメダルを投入するメダル投入口19が設けられている。各種操作ボタンの近くにはメダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー15や、スタートレバー15の操作により回転を開始するリールをそれぞれ停止させるための第1、第2、第3ストップボタン16a、16b、16cが設けられている。そして、前面の最下部には当選役に入賞すると払い出されるメダルを受ける受け皿17が設けられている。
スロットマシン1の横には遊技を行うために遊技者にメダルを貸し出すメダルサンド(メダル貸出機)2が設けてある。遊技者がメダルの貸し出しを受けるには、メダルサンド2の前面に設けられた紙幣挿入口2aに紙幣を挿入するかプリペイドカード挿入口2bにプリペイドカードを挿入し、図示しない金額ボタンを操作して金額ボタンに応じた枚数のメダルの貸し出しを受ける。メダルはメダルサンド2の下部に設けられた受け皿2cに払い出される。
スロットマシン1とメダルサンド2との間には、本発明のメダル補給装置3が設けられている。スロットマシン1にはホッパー装置4(図3)が設けられており、ホッパー装置4にはメダルを貯留する貯留タンク(第1貯留タンク)4a(図2、3)が設けられており、メダルサンド2にはホッパー装置21が設けられていて、ホッパー装置21には遊技者に貸し出すために払い出すメダルを貯留するメダルタンク(第2貯留タンク)21a(図2、3)が設けられている。メダル補給装置3のメダル補給通路3aはこの貯留タンク4aとメダルタンク21aとを連通していて、貯留タンク4aからメダルタンク21aに向けて下り傾斜のメダルの通路となっており、貯留タンク4aからオーバーフローしたメダルがメダル補給通路3aを自重で流下してメダルタンク21aへ排出されるようになっている。
図2は、本発明のメダル補給装置3を貯留タンク4aとメダルタンク21aとの間に取り付けた様子を示している。図2(A)は、正面から見た断面図、図2(B)は図2(A)における一点鎖線Aの位置で切断して矢印Sの方向から見た断面の一部を斜視図で示している。図2(A)に示すように、メダル補給通路3aは貯留タンク4aに設けられた第1開口4eからメダルタンク21aの側板21eに設けられた第2開口21fを連通して、貯留タンク4aからメダルタンク21aに向けて下り傾斜で設けられている。そして、メダル補給通路3aには、スロットマシン1の側板1aに設けられた開口1bの部分をスロットマシン1の内側から塞ぐように鍔3dが設けられており、更に、メダルサンド2の側板2dに設けられた開口2eを外側から塞ぐように鍔3eが設けられている。そして、鍔3eのサイズは開口1bより小さくて開口2eより大きいサイズとなっている。従って、メダル補給通路3aの貯留タンク4a側の端部(入口)3mを第1開口4eに通してメダル補給通路3aを保持しながら、メダル補給通3aのメダルサンド2側の端部(出口)3nをスロットマシン1の内側から開口1bを通してメダルサンド2の方向へ差し込むと、鍔3eは開口1bを通り抜けてメダルサンド2の側板2dに突き当たって開口2eを外側から塞ぐ。このとき、鍔3dはスロットマシン1の側板1aの開口1bをスロットマシン1の内側から塞いでいる。そして、メダル補給通路3aの出口3nはさらにメダルタンク21aに設けられた第2開口21fに差し込まれる。そして、メダル補給通路3aは鍔3dに設けられた孔3jを用いてネジ3gでスロットマシン1の側板1aに固定される。同時にメダルサンド2の内側から止め具3fを用いてネジ3hでメダルサンド2の側板2dに固定される。
メダル補給通路3aの出口3nには開閉扉3bが設けられていて、板バネ3cによって止め具3fと固定されるとともに、メダル補給通路3aの出口3nを閉じるように板バネ3cによって付勢されている。なお、板バネ3cを介して開閉扉3bが設けられる止め具3fは、メダル補給通路3aから分離させて予めメダルサンド2側に設けておくようにしても良い。その場合、開閉扉3bを施錠装置でロックするようにすれば、開口2eを塞ぐことができ、機種交換時などにおいて防犯性を高めることができる。
図3は、スロットマシン1及びメダルサンド2のそれぞれの一部を切断して内部が見えるようにして、メダル補給装置3によって貯留タンク4aからメダルタンク21aへメダルが補給される様子を概念的に示した概念図である。なお、図3では、メダル補給通路3aの底面の一部に開閉蓋33が設けてある。開閉蓋33の機能については後述する。貯留タンク4aには、遊技者が遊技を行うためにメダル投入口19から投入したメダルや、入賞した際に賞与として払い出されるメダルが貯留されていて、当選役に入賞するとホッパー装置4に設けられたホッパーモータ4bが駆動されて当選役に応じた枚数のメダルを払出口4cからスロットマシン1の受け皿17に払い出す。ホッパーモータ4bは、メダルを1枚ずつ収容する円形孔部(図示しない)を円周に沿って複数配列させた円盤ディスク4dを回転させるためのものである。そして、円盤ディスク4dは回転するに伴って、円形孔部に収容したメダルを払出口4cに向けて押し出して排出させる機能を有している。ホッパー装置4の横には後述のメダルのキャッシュボックス(サブタンク)5が設けられている。ホッパー装置4の上方には当りの入賞確率を変更する際に操作する設定変更装置6が設けられている。
メダルサンド2に設けられたメダルタンク21aには、遊技者が随時メダルの貸し出しを受けられるようにメダルが貯留されていて、遊技者が紙幣挿入口2aへ紙幣を挿入するもしくはプリペイドカード挿入口2bへプリペイドカードを挿入して金額ボタンを操作することによって、ホッパー装置21が作動して金額ボタンに相当するメダルが払出口21bからメダルサンド2の受け皿2cに払い出される。ホッパー装置21もホッパーモータ21c及び円盤ディスク21dを備えていて、遊技者の貸し出し操作に応じてホッパーモータ21cが円盤ディスク21dを回転させ、払出口21bからメダルを受け皿2cに払い出す。メダルタンク21aにはオーバーフローセンサ23が設けられており、メダルタンク21aに所定量のメダルが貯留されるとオーバーフローセンサ23が作動して、エラー信号がCPU41(図5)へ送られる。
図2、図3に示すように、メダル補給装置3のメダル補給通路3aは、断面が矩形の筒になっていて、貯留タンク4a側の入口3mがメダルタンク21a側の出口3nより上方に位置するように設けられている。従って、メダル補給通路3aは、貯留タンク4aからメダルタンク21aに向けて下り傾斜となっていて、貯留タンク4aでオーバーフローしたメダルが貯留タンク4aからメダルタンク21aへ向けて自重で流下してゆくようになっている。
メダルタンク21aの上部は開放された開口となっていて、メダルタンク21aにメダルが満たされていない場合は、貯留タンク4aからメダル補給通路3aを流下してくるメダルは、その勢いで開閉扉3bを内側に開いて、メダルタンク21aに落ち込む(図3(A))。メダルが開閉扉3bを通過してメダルタンク21aに落ち込むと開閉扉3bはバネ3cの力で閉じる。メダルがメダルタンク21aに貯留されて所定量を超えると開閉扉3bは貯留されたメダルでメダルタンク21aの内側から押されて開放されなくなる。このときオーバーフローセンサ23も作動してエラー信号がCPU41へ送信される。
図4(A)にメダル補給装置3の一部を切り取って内部が見えるようにした斜視図を示す。メダル補給通路3aは上板30、左右の横板30a、30b及び底板(底面)31によって構成される角柱状の筒をなしている。底板31は、貯留タンク4a側の第1底板32、開閉蓋33、メダルサンド2側の第2底板34の3つの部分から構成されている。開閉蓋33は第1底板32に対して板バネ(図示しない)で回動自在に係合されているが、通常は板バネの力で閉じ位置に向けて付勢されて閉じている。第1底板32と第2底板34とが左右の横板30a及び30bと図示しない締結部材で締結されて固定されているので、開閉蓋33が閉じているときは第1底板32、開閉蓋33及び第2底板34が底板31を形成して、メダルがスムーズに流下して行くようになっている。図4(B)には、底板31のみを一部切り取った状態を示している。図4(A)では開閉蓋33が閉じているが、図4(B)では開閉蓋33が付勢に抗して開いている様子を示している。
図4(B)に示すように、第1底板32の開閉蓋33側は凸部32aとなっており、開閉蓋33の第1底板32側は凹部33aとなっており、第1底板32の凸部32aが開閉蓋33の凹部33aに丁度はまるようになっている。開閉蓋33の凹部33aの左右両側の凸部33b及び第1底板32の凸部32aにはその側面から貫通する貫通孔(図示しない)が設けてあって、回転軸36が貫通孔に挿入されて第1底板32に対して開閉蓋33が回動可能に係合される。そして、開閉板33と第1底板32とはそれぞれの裏面において図示しない板バネでも係合されていて、通常は、板バネによって開閉蓋33は閉じ位置に向けて付勢されて閉じている。そして、開閉蓋33の第2底板34側には段33cが設けてあり、第2底板34の開閉蓋33側も段34aが設けてある。段33cと段34aとは丁度上下の向きが反対で対向し、開閉蓋33が閉じると段33cと段34aが丁度重なって、図4(A)に示すように第1底板32、開閉板33及び第2底板34の上面が段差なくメダルが滑らかに流下できるように閉じるように形成されている。メダルがメダル補給通路3aに滞留していないときは開閉蓋33が閉じ位置に閉じるように板バネで付勢されているが、メダル補給通路3aにメダルが滞留するとその重量で板バネの付勢に抗して回転軸36を軸にして開閉蓋33は下方へ回動して開放される。
図5は、スロットマシン1の電気的なブロック図である。スロットマシン1は制御部40によって制御される。制御部40には、CPU41やROM42、電子抽選部43、当選役決定部44などが設けられており、ROM42には各種のゲーム態様をCPU41が制御する際に参照する設定変更プログラム45、図柄テーブル46、配当テーブル47、当選テーブル48などが記憶されている。
また、CPU41には、ホッパー装置4、設定変更装置6、1枚ベットボタン13a、MAXベットボタン13b、ペイアウトボタン14、スタートレバー15、ストップボタン16a〜16cなどからの信号の外に、メダルサンド2のメダルタンク21aがオーバーフローした際のオーバーフローセンサ23からの信号やキャッシュボックス5のオーバーフローセンサ5aからの信号も入力される。
メダルタンク21aに貯留されたメダルが所定量を超えるとオーバーフローセンサ23がエラー信号をCPU41へ送信する。そして開閉扉3bはメダルタンク21aに貯留されたメダルで押されてメダル補給通路3aを流下してきたメダルの勢いでは開かなくなる。そうするとメダル補給通路3aには貯留タンク4aから流下してきたメダルが滞留する。メダルがメダル補給通路3aに滞留すると、そのメダルの重量で開閉蓋33が開放され、滞留したメダルは開閉蓋33の位置から落ちて、その下方に設けられたキャッシュボックス5に落ち込む。キャッシュボックス5がメダルで満たされるとキャッシュボックス5のオーバーフローセンサ5aが作動して、エラー信号を発信する。
上記のように構成されたメダル補給装置3の動作について説明する。遊技者はメダルサンド2の紙幣挿入口2aに紙幣を挿入するか、プリペイドカード挿入口2bにプリペイドカードを挿入し、遊技に必要な金額のボタンを操作してメダルの貸し出しを受ける。メダルはメダルサンド2のメダルタンク21aからメダルサンド2のホッパー装置21によって払出口21bを通って受け皿2cへ払い出される。遊技者はこの貸し出しを受けたメダルをスロットマシン1のメダル投入口19から1回の遊技に必要な枚数のメダルを投入し、1枚ベットボタン13aやMAXベットボタン13bを操作し、次いでスタートレバー15を操作する。
スタートレバー15が操作されるとスタートスイッチセンサ15aから信号がCPU41に向けて送信され、第一、第二、第三リール11a、11b、11cがそれぞれ回転を開始するとともに、当選役の抽選がなされる。当選役の抽選は、スタートレバー15の操作に応じて電子抽選部43において乱数の抽出がなされ、その乱数に応じて当選役決定部44が設定変更プログラム45を参照して当選役と対応付けた乱数と比較して当否を抽選、決定する。第1、第2、第3リール11a、11b、11cの駆動及び停止制御は図柄駆動制御部11によって行われる。第1、第2、第3リール11a,11b,11cはそれぞれステッピングモータ(図示しない)の駆動軸に固定され、図柄駆動制御部11は各ステッピングモータの駆動を制御することで各リール11a〜11cの回転を制御する。各リール11a〜11cの回転が所定の回転数に到達するとストップボタン16a〜16cが有効となり、ストップボタン16aによってリール11aが、ストップボタン16bによってリール11bが、ストップボタン16cによってリール11cが停止される。
ストップボタン16a〜16cによってリール11a〜11cが停止されると、各リールの外周面に描かれた各種の図柄が表示窓10を通して停止表示される。それぞれのリール11a〜11cの外周には「スイカ」、「7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ図柄」などが配列されており、当選役決定部で当選役への入賞が決定されている場合には図柄が入賞ライン上に停止表示されるように制御される。例えば、入賞ライン上に「7−7−7」が停止表示されると当選役決定部44で大当たり入賞が確定され、入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」が停止表示されると小当たり入賞が確定される。大当たりに入賞すると所定枚数のメダルの払い出しに加えてビッグボーナス(BB)が発生し、特別ゲームを、例えば30ゲーム行えるようになる。小当たりに入賞すると所定枚数のメダルの払い出しに加えてレギュラーボーナス(RB)が発生し、所定数の特別ゲームを行えるようになる。
当選役に入賞すると、ホッパー装置4が当選役決定部44で決定された当選役に対応する枚数のメダルを賞与としてメダル受け皿17に払い出す。ホッパー装置4内にはホッパーモータ4bが備えられ、このホッパーモータ4bはCPU41によって駆動が制御されており、CPU41はROM42に格納された配当テーブル47から読み出された配当データを基にホッパーモータ4bを駆動させる。ホッパーモータ4bが駆動されて賞与としてのメダルが払出口4cから受け皿17に払い出される。クレジット機能が働いていると払い出されるメダルの所定枚数の一部が貯留タンク4aに貯留されてクレジットされるが、ペイアウトボタン14が操作されている場合は、貯留タンク4aに貯留されるクレジットメダル分が受け皿17に払い出される。
貯留タンク4aにメダルが貯留されてメダルで貯留タンク4aが満たされてくると、時には貯留タンク4aからオーバーフローしてしまうことがある。オーバーフローしたメダルはメダル補給装置3のメダル補給通路3aの入口3mからメダル補給通路3aに入ってメダル補給通路3aを自重でメダルサンド2へ向けて流下してゆく。メダルサンド2にはメダルタンク21aが設けてあり、このメダルタンク21aがメダルで満たされていないときは、メダル補給通路3aの出口3nに設けられた開閉扉3bが開放可能な状態となっているので、貯留タンク4aから流下してきたメダルはその勢いで開閉扉3bを押し開けてメダルタンク21aに排出される。
メダルタンク21aが所定量のメダルで満たされると、開閉扉3bがメダルタンク21aを満たしたメダルで内側から抑えられて、メダル補給通路3aを流下してきたメダルの勢いでは開かなくなる。このときオーバーフローセンサ23も作動して、エラー信号がCPU41へ向けて送信される。開閉扉3bが開かなくなると貯留タンク4aから流下してきたメダルがメダル補給通路3aに滞留する。メダル補給通路3aの底板31に設けられた開閉蓋33は通常は板バネで閉じ位置に向けて付勢されて閉じているが、流下してきたメダルがメダル補給通路3aに滞留すると、その重量で開閉蓋33が押し開かれる。開閉蓋33が開かれると、メダル補給通路3aに滞留していたメダルは開閉蓋33の位置の下方に設けられたメダルのキャッシュボックス5に落ち込む。
メダルタンク21aが所定量のメダルで満たされた場合は、オーバーフローセンサ23からエラー信号が送信される。そして、キャッシュボックス5がメダルで満たされると、キャッシュボックス5に設けられたオーバーフローセンサ5aが作動して、エラー信号を発信する。遊技場の管理者は、このエラー信号によってキャッシュボックス5がメダルで満たされていることを知り、キャッシュボックス5からメダルを抜き取る。同時に、メダルサンド2のメダルタンク21aもメダルで満たされているので、メダルタンク21aからも貸し出すために必要量のメダルを残してメダルを抜き取る。
メダルタンク21aからメダルが抜き取られ、キャッシュボックス5からもメダルが抜き取られるので、メダルタンク21aのオーバーフローセンサ23及びキャッシュボックス5のオーバーフローセンサ5aの作動が停止する。メダル補給通路3aに滞留していたメダルも取り除かれるので、底面の開閉蓋33が板バネで閉じる。そして、メダル補給通路3aの出口3nの開閉扉3bも板バネ3cによって閉じるが、メダル補給通路3aを流下してくるメダルの勢いで開放可能な状態となる。貯留タンク4aがメダルで満たされてオーバーフローすると、メダルはメダル補給通路3aを流下してメダルタンク21aへ流れ込む、という動作が再開される。
なお、入賞した場合に受け皿17へ払い出すための十分な量のメダルが貯留タンク4aに貯留されていない場合やメダルサンド2のメダルタンク21aに貸し出すための十分なメダルが貯留されていなくて、貯留タンク4aからの補給もされない場合は、従来のスロットマシンと同様の方法でメダルが補給されるが、その方法については良く知られているので説明を省略する。
上記構成のメダル補給装置によれば、メダルタンクに貯留されているメダルが少なくて、貯留タンクにおいてメダルがオーバーフローした場合にメダルがメダル補給通路を通ってメダル補給通路の出口に設けられた開閉扉を押し開けてメダルタンクに流れ込むようにし、更には、メダルタンクにおいてメダルがオーバーフローした場合は、開閉扉が開放不能となり、メダル補給通路の底面に滞留したメダルが底面に設けられた開閉蓋を押し開けて、下方に設けられたキャッシュボックスに落ち込むようにしたので、人手によるメダルの取り出しや補給の回数を従来より減らして、遊技場の従業員の負荷を軽減でき、また、遊技者はのびのびと遊技ができる。
また、本件のメダル補給装置を設けることにより、メダルサンド側のホッパー装置は、メダルの貸し出しだけでなく、入賞した場合に賞与のメダルを払い出す遊技機側の払い出し機能をも持つことが可能となる。このことによって、遊技機側のホッパー装置は、遊技機内に投入されたメダルをオーバーフローとなるまで貯留させておくだけの貯留タンクとしての機能とすることができ、ホッパーモータや円盤ディスクなどを不要とすることができる。従って、遊技機の部品点数の削減及びそれに伴うコスト削減とともに遊技機の重量の軽減を図ることができる。
なお、上記実施例では、メダル補給通路の底面に設けた開閉蓋をスロットマシンの貯留タンク側の第1底板に対して回動するようにしたが、これをメダルサンド側の第2底板に対して回動するようにしておくことも可能で、また、この両者の組合せによる観音開きの開閉の可能な開閉板としても良い。このようにすることによってメダル補給通路に滞留したメダルを残らずキャッシュボックスに落とし込むことができる。
そして、本発明をメダルを用いるスロットマシンを例として説明したが、パチンコ球を用いるスロットマシンにも応用可能である。
本発明の補給通路が設けられたスロットマシンとメダルサンドとの配置を示す概観図である。 本発明のメダル補給装置を取り付けた様子を示す正面断面図である。 本発明のメダル補給通路をメダルが流下する様子を示す概略図である。 本発明のメダル補給通路の構造を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成を概略的に示したブロック図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
2 メダルサンド(メダル貸出機)
3 メダル補給装置
3a メダル補給通路
3b 開閉扉
4 ホッパー装置
4a 貯留タンク
5 キャッシュボックス
5a キャッシュボックスのオーバーフローセンサ
21 メダルサンドのホッパー装置
21a メダルタンク
23 メダルタンクのオーバーフローセンサ
33 開閉蓋
40 制御部
41 CPU

Claims (3)

  1. 遊技機内のホッパー装置に設けられ遊技の開始に先立って投入されたメダルを貯留する第1貯留タンクから、前記遊技機に隣接したメダル貸出機内のホッパー装置に設けられ遊技者に貸与されるメダルを貯留する第2貯留タンクへメダルを補給するメダル補給装置であって、
    前記第1貯留タンクと前記第2貯留タンクとを連通するとともに前記第1貯留タンクから前記第2貯留タンクに向けて下り傾斜に設けられ、
    前記第1貯留タンクでオーバーフローしたメダルを前記第1貯留タンク側の入口から受け入れて流下し、流下したメダルを前記第2貯留タンク側の出口から前記第2貯留タンクへ排出するメダル補給通路と、
    前記出口を開閉し、前記メダル補給通路を流下してきたメダルによって開放されるとともに前記第2貯留タンク内のメダルが所定量以上である場合に開放不能となる開閉扉と、を設けたことを特徴とするメダル補給装置。
  2. 前記メダル補給通路の底面の一部を構成する回動自在な開閉蓋を設け、前記開閉蓋を閉じ位置に向けて付勢し、前記開閉扉が開放不能な状態で前記第1貯留タンクからオーバーフローしたメダルが前記メダル補給通路で滞留した場合、滞留したメダルの重量によって前記開閉蓋が前記付勢に抗して開放され、滞留したメダルが前記メダル補給通路から落下することを特徴とする請求項1記載のメダル補給装置。
  3. 前記メダル補給通路から落下したメダルを受けるサブタンクを前記遊技機内に設けたことを特徴とする請求項2記載のメダル補給装置。
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