JP2007158159A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007158159A
JP2007158159A JP2005353293A JP2005353293A JP2007158159A JP 2007158159 A JP2007158159 A JP 2007158159A JP 2005353293 A JP2005353293 A JP 2005353293A JP 2005353293 A JP2005353293 A JP 2005353293A JP 2007158159 A JP2007158159 A JP 2007158159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
insulating film
semiconductor device
film
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005353293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Okazaki
真吾 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005353293A priority Critical patent/JP2007158159A/ja
Publication of JP2007158159A publication Critical patent/JP2007158159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

【課題】不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置およびその半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1上に、第1絶縁膜2と第1電極3と第2絶縁膜4と第2電極5と第3絶縁膜7および第3電極9を順次形成する。上記第1電極3と第2電極5とを第2絶縁膜4により絶縁し、第2電極5と第3電極とが第3絶縁膜7により絶縁する。上記第3電極9が半導体基板1側に向かって延びる側端部9aを有する。そして、上記第3電極9の側端部9aと第1電極3の表面の一部とを直に接合する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特にキャパシタ構造およびその製造方法に関する。
情報通信の発達により、近年、携帯電話やインターネットに代表される電子機器のポータブル化やネットワーク化や低コスト化が進んでいる。これらの機器で扱う画像情報や動画情報等の情報量も拡大しており、電子機器に使用されるメモリの容量の拡大が以前にも増して要求されている。このような容量拡大を目的とする半導体メモリの高集積化のためには、その中で電荷を蓄積する役割を果たすキャパシタの微細化が必要である。しかしながら、キャパシタの微細化に伴って単位ビット当りの容量低下が起こり、ひいてはデバイス動作の安定性を欠きビット化け等の不良を引き起こし易くなるという問題がある。そのような問題を解決する対策としてこれまでにも容量を低下させない技術が開発されてきた。
不揮発性メモリ等で用いられている技術の一つに、電極間に用いる絶縁膜そのものの改善があり、信頼性の高い絶縁膜を用いて薄膜化させる手法に始まって、現在の主流であるナイトライド膜を絶縁膜で積層させたONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜を使用する手法が一般的に知られている。
また、もう一つの技術には、キャパシタの平面面積を増加させることなく実効面積のみを増加させる手法がある。例えば、特許文献1(特開2004−228186号公報)において、下部電極を凹状、上部電極を下方に向けて凸状の構造とすることで、実効面積を増加させる提案がされている。
この特許文献1(特開2004−228186号公報)では、キャパシタの下部電極を安定した凹状に形成しにくく、容量増加の効果も小さいという問題があった。
また、揮発性メモリであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)の高集積化・微細化には、多層電極を利用したフィン型キャパシタ構造があり、特許文献2(特開2002−190578号公報)においては、強誘電体層を用いた手法も提案されている。
このような多層電極を利用したフィン型キャパシタ構造において、単純に3層電極構造を用いた場合には、容量を倍化できる利点はあるが、電圧印加や読み出しタイミングがずれ易く、電極材料や回路設計の段階において同期を取る必要がある。
3層電極構造のキャパシタには、第2電極(中層電極)を中心として、第1電極(下層電極)との間で形成される第1のキャパシタと、第3電極(上層電極)との間で形成される第2のキャパシタの両者が存在する。単なるキャパシタ用途であれば、第2電極を書き込みや読み出しの電極として用いることで上記問題の回避は可能である。しかしながら、第1電極をトランジスタのゲート電極としても用いる場合には、第1電極への電圧印加が必須事項となり、第2電極と第3電極の間でキャパシタを形成するため、第3電極への電圧印加も必須となり、このための電圧印加回路も必要となる。
一般的に電極への電圧印加は、抵抗の低いメタル配線で引き廻し、メモリセルのブロック端でコンタクトを介して行っている。この場合、所定セルのゲート電極に対して電圧印加を行うとき、第1電極と第3電極の電圧印加完了時間に差が生じ易く、電圧印加が完了する時間の遅い側に動作速度を合わせ、総合的な回路動作速度を犠牲にする必要がある。また、コンタクト数を増加させて第1電極と第3電極の電圧印加完了時間の差を小さくすることも可能であるが、この場合にはセル面積が増大する問題と、メタル配線の設計が複雑になるという問題がある。
そこで、特許文献3(特開平6−85169号公報)において、第1電極と第3電極を接続した構成の揮発性メモリのDRAMが提案されている。
ここでは、上記揮発性メモリのDRAMで利用されている多層電極のフィン型キャパシタについて、その製造方法を以下に述べる。
図8Aに示すように、半導体基板300上にPSG(リン・シリケート・ガラス)等の層間絶縁膜301を被覆した後、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法等により全面に、膜厚30nmの窒化膜302、膜厚50nmの酸化膜303、ポリSi等の膜厚50nmのシリコン薄膜304、膜厚50nmの酸化膜305を順次被覆する。なお、窒化膜302は、酸化膜303をエッチングするときのストッパーとなり、シリコン薄膜304はフィン型蓄積電極の下層の一電極となる。
次に、図8Bに示すように、フォトレジスタパターン311を用いて、RIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)等により、酸化膜305、シリコン薄膜74、酸化膜303、窒化膜302および層間絶縁膜301をエッチングして、露出された蓄積電極304と半導体基板300とのコンタクトを取るためのコンタクトホール306を形成する。
次に、図8Cに示すように、CVD法等によりコンタクトホール306内の底部に露出された半導体基板300とコンタクトホール306内の側壁に露出されたシリコン薄膜304の側壁部とコンタクトを取るため、ポリSiを堆積して膜厚50nmのシリコン薄膜307を形成する。このシリコン薄膜307は、フィン型蓄積電極の上層の一電極となる。
次に、図8Dに示すように、フォトレジスタパターン312を用いて、RIE等によりシリコン薄膜307から窒化膜302上の酸化膜303が露出するまでエッチングする。
次に、図8Eに示すように、弗酸によって蓄積電極となるシリコン薄膜304とシリコン薄膜307表面に生じた自然酸化膜を除去するとともに、シリコン薄膜304とシリコン薄膜307間の酸化膜305(図8Dに示す)およびエッチングストッパーとなる窒化膜302上の酸化膜303(図8Dに示す)を除去する。
次に、図8Fに示すように、80℃で濃度60%のホット硝酸溶液に浸漬することにより、蓄積電極となるシリコン薄膜304とシリコン薄膜307表面に膜厚1.3nmの酸化膜を形成する。そして、CVD法等により酸化膜表面に膜厚5nmの窒化膜を形成した後、その窒化膜を熱酸化して膜厚1〜1.5nmの酸化膜を形成することにより、複合膜308を形成する。さらに、複合膜308上にポリSi等からなるプレート膜309を形成する。
最後に、図8Gに示すように、フォトレジスタパターン313を用いて、RIE等により一部プレート膜309と複合膜308(酸化膜と窒化膜と酸化膜)をエッチングして、もう一方の電極であるシリコン薄膜307表面を露出させ、フィン型のキャパシタを製造している。
上記特許文献3(特開平6−85169号公報)のDRAMで用いられているフィン型キャパシタでは、上部電極の形成後に上部電極と下部電極との間の絶縁膜をエッチングするため、下部電極下にストッパー用のSiN膜等が必要不可欠であった。また、高段差部に電極を被覆するため、段差側壁部の電極膜厚は被覆膜厚の6倍を超えることもあり、電極下層の絶縁膜との高選択比エッチングが必要であった。さらに、上記上部電極と下部電極の間の絶縁膜をエッチングした後に、ホット硝酸溶液等でリーク電流を抑制した酸化膜を形成したり、ポリSi等からなるプレート膜をカバレッジ良く埋め込むために光CVD技術等による成膜をしたりする必要性が生じ始めている。
特開2004−228186号公報 特開2002−190578号公報 特開平6−85169号公報
そこで、この発明の課題は、不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置およびその半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この第1の発明の半導体装置は、
半導体基板上に、第1絶縁膜と第1電極と第2絶縁膜と第2電極と第3絶縁膜および第3電極が順次形成された半導体装置であって、
上記第1電極と上記第2電極とが上記第2絶縁膜により絶縁され、
上記第2電極と上記第3電極とが上記第3絶縁膜により絶縁され、
上記第3電極が上記半導体基板側に向かって延びる側端部を有し、
上記第3電極の上記側端部と上記第1電極の表面の一部とが直に接合していることを特徴とする。
上記構成の半導体装置によれば、第2電極を中心として、第1電極との間で形成される一つめのキャパシタと、第3電極との間で形成される二つめのキャパシタの両方を同一目的に用い、第1電極と第3電極に電圧を印加する場合、第1電極の表面の一部と第3電極の側端部とを直に接合することによって、第1電極と第3電極に対しての電圧印加回路が1つで済み、また第1電極と第3電極が配線で別々に接続される場合の配線遅延等による電位差も解消できる。これにより、不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置を実現できる。
また、上記半導体装置は、アナログ回路等で使用されるMIM(Metal Insulator Metal:メタル・インシュレータ・メタル)構造においても有効であり、平面面積を増加させることなくキャパシタ容量を増加させ、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるキャパシタを有する半導体装置を実現できる。
上記半導体装置のキャパシタ容量は、以下の式で算出することができる。
容量 = 電極間絶縁膜の誘電率×電極の幅×電極の長さ÷電極間絶縁膜の膜厚
この半導体装置を用いれば、平面面積が略同一サイズのキャパシタであっても実効的な電極の幅を増加させることができ、ひいてはキャパシタ容量を増加させることができる。
この半導体装置における実効電極の幅は以下の式で表すことができ、この実効電極の幅の値を第1電極の幅よりも大きくすることで容量を増加させることが可能となる。
実効電極の幅 = (第2電極の幅×2)+第2電極の膜厚
例えば、第1電極の幅に対して第2電極の幅が半分(50%)しかなくても、上部と下部を併せれば等価(100%)となり、さらに第2電極の膜厚分が電極の幅として加算されるので、特殊な配分をしない限りは、実効電極の幅を大きくすることができる。
また、第2電極を上下で挟む第1電極と第3電極の側端部を直に接合することによって、第1電極と第3電極の各々の電極の厚さ,長さ,材料や不純物濃度等によらず、第1電極と第3電極を同電位かつ同位相の電極とすることができる。これにより、この発明の半導体装置をメモリに適用した場合には、データの読み書き時のタイミング不整合等を回避することが可能となる。
また、一実施形態の半導体装置は、上記第1電極と上記第2電極および上記第3電極が、ポリシリコンとシリサイドまたはアルミの導電体材料であるのが望ましい。
また、一実施形態の半導体装置は、上記第1絶縁膜と上記第2絶縁膜および上記第3絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちのいずれか1つか、または、上記シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちの2つ以上の膜が積層された複合膜であるのが望ましい。
また、一実施形態の半導体装置は、
上記第3電極の平面形状が矩形であって、
上記第3電極の1辺または2辺または3辺で、上記第1電極と上記第3電極が直に接合しているのが望ましい。
また、上記第1電極と第3電極の対応する2辺または3辺で、第1電極と第3電極とを直に接合することにより、キャパシタの実効面積をより大きくできる。
また、この第2の発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に第1絶縁膜と第1電極を順次形成する工程と、
上記第1絶縁膜,第1電極が形成された上記半導体基板上に第2絶縁膜と第2電極を順次形成する工程と、
上記第2絶縁膜と上記第2電極を加工して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
上記第1電極の一部を露出させた後、上記第1絶縁膜,第1電極,第2絶縁膜および第2電極が形成された上記半導体基板上に第3絶縁膜を形成する工程と、
上記第3絶縁膜を形成した後、上記第1電極の一部が露出していた領域でかつ上記第2電極近傍の領域を除く領域に対応する上記第3絶縁膜の領域を除去して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
上記第3絶縁膜上および上記第1電極の露出領域上に、上記第1電極の露出領域と直に接合する第3電極を形成する工程と
を有することを特徴とする。
上記半導体装置の製造方法によれば、第1電極と第2絶縁膜および第2電極とで形成される一つめのキャパシタと、第2電極と第3絶縁膜および第3電極とで形成される二つめのキャパシタの両方を同一目的に用い、第1電極と第3電極に電圧を印加する場合、第1電極の表面の一部と第3電極の側端部とを直に接合することによって、第1電極と第3電極に対する電圧印加回路が1つで済み、また第1電極と第3電極が配線で別々に接続される場合の配線遅延等による電位差も解消できる。これにより、不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置を製造することができる。
また、3層の電極と3層の絶縁膜とを有しており、半導体製造過程の加工方法によって、11種類のキャパシタと5種類の電極配線を作製することができ、多種多様な用途にも対応することが可能である。また、当然のことながら、第1電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。さらに、半導体製造過程の加工方法によっては、第2電極や第3電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。
また、この第3の発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に第1絶縁膜と第1電極を順次形成する工程と、
上記第1絶縁膜,第1電極が形成された上記半導体基板上に第2絶縁膜と第2電極を順次形成する工程と、
上記第2電極を加工して、上記第2絶縁膜の一部を露出させる工程と、
上記第2絶縁膜の一部を露出させた後、上記第1絶縁膜,第1電極,第2絶縁膜および第2電極が形成された上記半導体基板上に第3絶縁膜を形成する工程と、
上記第3絶縁膜を形成した後、上記第2絶縁膜の一部が露出していた領域でかつ上記第2電極近傍の領域を除く領域に対応する上記第2,第3絶縁膜の領域を除去して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
上記第3絶縁膜上および上記第1電極の露出領域上に、上記第1電極の露出領域と直に接合する第3電極を形成する工程と
を有することを特徴とする。
上記半導体装置の製造方法によれば、第1電極と第2絶縁膜および第2電極とで形成される一つめのキャパシタと、第2電極と第3絶縁膜および第3電極とで形成される二つめのキャパシタの両方を同一目的に用い、第1電極と第3電極に電圧を印加する場合、第1電極の表面の一部と第3電極の側端部とを直に接合することによって、第1電極と第3電極に対する電圧印加回路が1つで済み、また第1電極と第3電極が配線で別々に接続される場合の配線遅延等による電位差も解消できる。これにより、不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置を製造することができる。
また、3層の電極と3層の絶縁膜とを有しており、半導体製造過程の加工方法によって、11種類のキャパシタと5種類の電極配線を作製することができ、多種多様な用途にも対応することが可能である。また、当然のことながら、第1電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。さらに、半導体製造過程の加工方法によっては、第2電極や第3電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。
また、一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記第2,第3の発明の半導体装置の製造方法において、上記第1絶縁膜と上記第1電極を形成した後、上記第1絶縁膜と上記第1電極を加工する工程を有する。
上記実施形態の半導体装置の製造方法によれば、第1〜第3電極で形成するキャパシタの素子分離領域を設け、さらにキャパシタ以外のトランジスタ等を形成する領域を設けることができる。
また、一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記第2,第3の発明の半導体装置の製造方法において、上記第3電極を形成した後、上記第3絶縁膜,上記第2電極,上記第2絶縁膜および上記第1電極のうちの少なくとも1つと上記第3電極をエッチングにより加工する工程を有する。
上記実施形態の半導体装置の製造方法によれば、第3電極まで被覆した状態において所望のフォトレジストパターンを形成し、例えば第3電極と第2電極と第1電極を一括で加工することによって、各電極間のアライメントマージン(オーバーラップ)が不要となり、そのようなアライメントマージンを確保することによるチップ面積の増加を抑制できる。
また、一実施形態の半導体装置の製造方法は、
上記第2,第3の発明の半導体装置の製造方法において、
上記第3電極の平面形状が矩形であって、
上記第3電極の1辺または2辺または3辺で、上記第1電極と上記第3電極が直に接合しているのが望ましい。
また、上記第1電極と第3電極の対応する2辺または3辺で、第1電極と第3電極とを直に接合することによって、キャパシタの実効面積をより大きくできる。
以上より明らかなように、この発明の半導体装置およびその製造方法によれば、不揮発性メモリ等の半導体装置に用いることができ、ひいては不揮発性メモリ等の課題である、単位ビット当りのメモリセル面積を増加させることなく、簡単な製造工程でメモリセルキャパシタ容量を増加させ、かつ安定した電圧印加ができるキャパシタを提供できる。また、この発明の半導体装置およびその製造方法によれば、第1電極の表面の一部と第3電極の側端部とを直に接合することによって、第1電極と第3電極に対して電圧印加回路が1つで済み、このため、第1電極と第3電極の配線遅延等による電位差も解消でき、安定したキャパシタを提供できる。
以下、この発明の半導体装置およびその製造方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の第1実施形態の半導体装置の断面図を示している。
この第1実施形態の半導体装置は、図1に示すように、半導体基板101上に予め第1絶縁膜102を被覆し、さらにその第1絶縁膜102の上部に第1電極103と第2絶縁膜104と第2電極105と第3絶縁膜107と第3電極109を有し、第1電極103の表面の一部と第3電極9の半導体基板101側に向かって延びる側端部9aとが直接接合している。
一方、図6に一般的な2電極半導体装置の断面図を示している。半導体基板201上に第1絶縁膜202を被覆し、さらにその第1絶縁膜202上に第1電極203と第2絶縁膜204および第2電極205を有している。このような2電極半導体装置に対して、図1に示すこの実施形態の半導体装置は、同一サイズの第1電極であっても、約1.8倍の実効面積を得ることができ、ひいてはキャパシタ容量も1.8倍に増加させることが可能である。また、当然のことながら、基板と第1電極とでキャパシタを形成したり、第1電極をトランジスタのゲート電極として用いたりすることも可能である。
図2は、この実施形態の半導体装置の斜視図である。半導体基板1上に予め第1絶縁膜2を被覆し、さらにその第1絶縁膜2上に第1電極3と第2絶縁膜4と第2電極5と第3絶縁膜7と第3電極9を有し、第1電極3の表面の一部と第3電極9の側端部9aとが直接接合した構造をしている。仮にメモリセル端の電圧印加部をAとして単一メモリ部をBとすると、第1電極3と第3電極9の側端部とが接合しているため、単一メモリ部Bにおける第1電極3の電位かつ位相と、第3電極9の電位かつ位相を同一にすることが可能となる(ここでいう位相とは、電圧オン時や電圧オフ時の瞬間的な電位変動およびそのタイミングのことである)。
これに対して、図7に示す3層電極を有する一般的な半導体装置では、第1電極203と第3電極209を直接接合しておらず、第1電極203の電位かつ位相と第3電極209の電位かつ位相を揃えるために、電極の厚さ,長さ,材料や不純物濃度等を回路設計上で同期を取ることが必要となる。また、各々の電極を最終的にメタル等のPADまで引き上げる必要があり、電極各々にコンタクトを設ける必要も発生し、ひいてはチップ面積の増加に繋がる。
図3は図2の左側方から半導体装置を見た断面図である。半導体基板1上に予め第1絶縁膜2を被覆し、さらにその第1絶縁膜2上に第1電極3と第2絶縁膜4と第2電極5と第3絶縁膜7と第3電極9を有している。この発明の特徴である第1電極3の表面の一部と第3電極9の側端部の接合は、図3の奥行きに当るので、ここでは図示していない。この図3は、この発明をメモリセル等に用いたときの具体例を示すものである。
上記第2電極5は、図3に示すように、各個に分離されており、この分離領域にも第3電極9により被覆しているため、キャパシタの実効面積として第2電極5の上下や左右や奥(側端部)を利用できる。図中では上記分離領域の第1電極3の表面の一部と第3電極9を直接接合させているが、第2絶縁膜4や第3絶縁膜7をエッチングせずに残すことで、直接接合をさせなくても良い。
(第2実施形態)
図4A〜図4Gは、この発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための工程過程図を示している。
図4Aに示すように、半導体基板41上に厚さ8nmのシリコン酸化膜からなる第1絶縁膜42を被覆し、さらにその第1絶縁膜42の上に、厚さ105nmのポリシリコン膜からなる第1電極43と、厚さ3nmのシリコン酸化膜と厚さ4nmのシリコン窒化膜と厚さ6nmのシリコン酸化膜の複合膜からなる第2絶縁膜44と、厚さ175nmのポリシリコン膜からなる第2電極45とを順次被覆している。
上記第1絶縁膜42や第2絶縁膜44は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちのいずれか1つでもよいし、上記シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちの2つ以上の膜が積層された複合膜であっても良い。上記第1電極43や第2電極45は、ポリシリコン以外に、シリサイドやアルミ等の導電体材料であっても良い。
なお、上記第1電極を用いたトランジスタを製造するために、第1電極と第1絶縁膜を予め所望のフォトレジストパターンでエッチングした後に、第2絶縁膜と第2電極を被覆しても良い。また、上記第1電極のみを予め所望のフォトレジストパターンでエッチングした後に、第2絶縁膜と第2電極を被覆しても良く、第2電極の下層に第2絶縁膜と第1絶縁膜の積層絶縁膜を形成することによって、駆動電圧の高い第2電極を用いたトランジスタの製造も可能となる。
図4Bは、図4Aの工程後に所望のフォトレジストパターン46を用いて、第2電極45と第2絶縁膜44をエッチングした状態である。上記フォトレジストパターン46で、必要な第2電極45のパターンのみを残しても良いが、後述する第3電極49をエッチングするときに併せて第2電極45もエッチングすればアライメントマージン(重ね合せ)が不要となる。したがって、第2電極45と第3電極49を積層で残すパターン箇所は、この工程においてフォトレジストパターン46で保護されていることが望ましい。また、上記エッチングにおいては、第2電極45のみをエッチングして第2絶縁膜44や第1絶縁膜42は残しても良く、第3電極49の下層に第3絶縁膜47と第2絶縁膜44と第1絶縁膜42を任意に組合せた積層絶縁膜を形成することによって、駆動電圧の高い第3電極を用いたトランジスタの製造も可能となる。
図4Cは、図4Bの工程後にフォトレジストパターン46(図4Bに示す)を除去し、厚さ3nmのシリコン酸化膜と厚さ4nmのシリコン窒化膜と厚さ6nmのシリコン酸化膜の複合膜からなる第3絶縁膜47を被覆した状態である。上記第3絶縁膜47は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちのいずれか1つでもよいし、上記シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちの2つ以上の膜が積層された複合膜であっても良い。
図4Dは、図4Cの工程後に所望のフォトレジストパターン48を用いて、第1電極43上の第3絶縁膜47をエッチングした状態である。なお、第2電極45の側壁を覆う第3絶縁膜47を確実に残すためには、第1電極43上に第3絶縁膜47のオーバーラップが必要である。そのオーバーラップ量は、第2電極45とフォトレジストパターン48のアライメントマージンと、第2電極45側壁の第3絶縁膜47膜厚との和よりも大きく設定する。数値的には大きくても最大0.5μm以下に、最小は第3絶縁膜47の膜厚程度に設定して良い。
尚、図4Bで第1絶縁膜42を残した場合や、図4Bで第2絶縁膜44を残した場合、さらにはその両者である場合には、第3絶縁膜47と併せて本工程でエッチングを行っても良い。図示していないが、第1絶縁膜42と第2絶縁膜44と第3絶縁膜47の積層膜、第1絶縁膜42と第2絶縁膜44の積層膜、第1絶縁膜42と第3絶縁膜47の積層膜、第2絶縁膜44と第3絶縁膜47の積層膜を残しても良く、後々の第3電極49で3Vを超える高電圧キャパシタや高電圧トランジスタのゲート絶縁膜として利用することもできる。
図4Eは、図4Dの工程後にフォトレジストパターン48(図4Dに示す)を除去し、厚さ105nmのポリシリコン膜からなる第3電極49を被覆した状態である。上記第3電極49は、ポリシリコン以外に、シリサイドやアルミ等の導電体材料であっても良い。
図4Fは、図4Eの工程後に所望のフォトレジストパターン40を用いて、第3電極49と第3絶縁膜47と第2電極45と第2絶縁膜44と第1電極43をエッチングした状態である。図4Bにおいて、第1電極43と第3電極49を直接接合するため、第2電極45の一端を加工したが、それを除いては一括で加工することができ、アライメントマージン確保のためのセルやキャパシタサイズの増大を抑制することが可能となる。なお、図4Aで予め第1電極43をエッチングした場合や、図4Bで図中左部の第2電極45もエッチングした場合、またその両者であった場合にはこの工程でエッチングすべき対象膜は減少する。
図4Gは、図4Fの工程後にフォトレジストパターン40(図4Fに示す)を除去した状態であり、この発明の最終形態を示すものである。
(第3実施形態)
図5A〜図5Jは、この発明の第3実施形態の半導体装置の製造方法における11種類のキャパシタと5種類の電極配線の製造工程を説明するための工程過程図を示している。
図5Aは、半導体基板51上に厚さ8nmのシリコン酸化膜からなる第1絶縁膜52を被覆し、更にその上部に厚さ105nmのポリシリコン膜からなる第1電極53を順次被覆した状態である。
次に、図5Bは、図5Aの工程後に上記第1電極53以外のトランジスタを製造するために、予め第1電極53と第1絶縁膜52を所望のフォトレジストパターン61でエッチングした状態である。
次に、図5Cは、図5Bの工程後に厚さ3nmのシリコン酸化膜と厚さ4nmのシリコン窒化膜と厚さ6nmのシリコン酸化膜の複合膜からなる第2絶縁膜54と厚さ175nmのポリシリコン膜からなる第2電極55を順次被覆した状態である。尚、図5Bにおいて、上記第1電極53のみを予め所望のフォトレジストパターンでエッチングした後に、第2絶縁膜54と第2電極55を被覆しても良く、第2電極55の下層に第2絶縁膜54と第1絶縁膜52の積層絶縁膜を形成することによって、駆動電圧の高い第2電極を用いたトランジスタの製造も可能となる。
次に、図5Dは、図5Cの工程後に所望のフォトレジストパターン56で、第2電極55と第2絶縁膜54をエッチングした状態である。上記フォトレジストパターン56で、必要な第2電極55パターンのみを残しても良いが、後述する第3電極59をエッチングするときに併せて第2電極55もエッチングすればアライメントマージン(重ね合せ)が不要となる。したがって、第2電極55と第3電極59を積層で残すパターン箇所は、この工程のフォトレジストパターン56で保護されていることが望ましい。また、上記エッチングにおいては、第2電極55のみをエッチングして第2絶縁膜54や第1絶縁膜52は残しても良く、第3電極59の下層に第3絶縁膜57と第2絶縁膜54と第1絶縁膜52を任意に組合せた積層絶縁膜を形成することによって、駆動電圧の高い第3電極を用いたトランジスタの製造も可能となる。
次に、図5Eは、図5Dの工程後にフォトレジストパターン56(図5Dに示す)を除去し、厚さ3nmのシリコン酸化膜と厚さ4nmのシリコン窒化膜と厚さ6nmのシリコン酸化膜の複合膜からなる第3絶縁膜57を被覆した状態である。上記第3絶縁膜57は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜以外に、或いは金属酸化膜や金属窒化膜、若しくはそれらの複合膜であっても良い。
次に、図5Fは、図5Eの工程後に所望のフォトレジストパターン58で、第1電極53上の第3絶縁膜57や第2電極55上の第3絶縁膜57をエッチングした状態である。
尚、図5Bで第1絶縁膜52を残した場合や、図5Dで第2絶縁膜54を残した場合、更にはその両者である場合には、第3絶縁膜57と併せて本工程でエッチングを行っても良い。図示していないが、第1絶縁膜52と第2絶縁膜54と第3絶縁膜57の積層絶縁膜、第1絶縁膜52と第2絶縁膜54の積層絶縁膜、第1絶縁膜52と第3絶縁膜57の積層絶縁膜、第2絶縁膜54と第3絶縁膜57の積層絶縁膜を残しても良く、後々の第3電極59で3Vを超える高電圧キャパシタや高電圧トランジスタのゲート絶縁膜として利用することもできる。
次に、図5Gは、図5Fの工程後にフォトレジストパターン58(図5Fに示す)を除去し、厚さ105nmのポリシリコン膜からなる第3電極59を被覆した状態である。上記第3電極59は、ポリシリコン以外に、シリサイドやアルミ等の導電体材料であっても良い。
次に、図5Hは、図5Gの工程後に所望のフォトレジストパターン60を用いて、第3電極59と第3絶縁膜57と第2電極55と第2絶縁膜54と第1電極3をエッチングした状態である。
次に、図5Iは、図5Hの工程後にフォトレジストパターン60(図5Hに示す)を除去し、所望のフォトレジストパターン62で、第3電極59と第3絶縁膜57をエッチングした状態である。
次に、図5Jは、図5Iの工程後にフォトレジストパターン62(図5Iに示す)を除去した状態であり、本発明下で作製し得る半導体素子の最終形態を示す例である。図5Jにおいて、C−1〜C−11は11種類のキャパシタを示し、L−1〜L−5は5種類の電極配線を示している。
詳しくは、C−1は、本発明の半導体装置の構造のキャパシタである。C−2は、第1絶縁膜と第1電極と第2絶縁膜と積層電極(第2電極と第3電極)からなるキャパシタである。C−3は、第1絶縁膜と第1電極と第2絶縁膜と第2電極と第3絶縁膜と第3電極からなるキャパシタである。C−4は、第1絶縁膜と第1電極と第2絶縁膜と第2電極からなるキャパシタである。C−5は、第1絶縁膜と第1電極と第3絶縁膜と第3電極からなるキャパシタである。C−6は、第1絶縁膜と積層電極(第1電極と第3電極)からなるキャパシタである。C−7は、第1絶縁膜と第1電極からなるキャパシタである。C−8は、第2絶縁膜と第2電極と第3絶縁膜と第3電極からなるキャパシタである。C−9は、第2絶縁膜と積層電極(第2電極と第3電極)からなるキャパシタである。C−10は、第2絶縁膜と第2電極からなるキャパシタである。C−11は、第3絶縁膜と第3電極からなるキャパシタである。
また、L−1は、第1電極と第3電極の積層体からなる電極配線である(C−6を兼ねる)。L−2は、第1電極単体からなる電極配線である(C−7を兼ねる)。L−3は、第2電極と第3電極の積層体からなる電極配線である(C−9を兼ねる)。L−4は、第2電極単体からなる電極配線である(C−10を兼ねる)。L−5は、第3電極単体からなる電極配線である。
上記半導体装置の製造方法によれば、第1電極53と第2絶縁膜54および第2電極55とで形成される一つめのキャパシタと、第2電極55と第3絶縁膜57および第3電極59とで形成される二つめのキャパシタの両方を同一目的に用い、第1電極53と第3電極59に電圧を印加する場合、第1電極53の表面の一部と第3電極59の側端部とを直に接合することによって、第1電極53と第3電極59に対しての電圧印加回路が1つで済み、また第1電極と第3電極が配線で別々に接続される場合の配線遅延等による電位差も解消できる。これにより、不揮発性メモリ等にも利用でき、簡単な製造工程で微細化が可能な高容量でかつ安定した電圧印加ができるフィン型キャパシタの構造を有する半導体装置を製造することができる。
また、上記半導体装置の製造方法では、3層の電極と3層の絶縁膜とを有しており、半導体製造過程の加工方法によって、11種類のキャパシタと5種類の電極配線を作製することができ、多種多様な用途にも対応することが可能である。また、当然のことながら、第1電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。さらに、半導体製造過程の加工方法によっては、第2電極や第3電極をトランジスタのゲート電極として用いることも可能である。
この発明の半導体装置およびその製造方法を用いることによって、平面面積が略同一サイズのキャパシタであっても実効的な電極の幅を増加させることができ、ひいてはキャパシタ容量を増加させることができる。一般的な2電極半導体装置に対して、この発明の半導体装置のキャパシタ容量の増加比率は以下の式で表せ、その一例を表1に示す。
容量増加比率 = 第2電極幅÷第1電極幅×2+第2電極膜厚÷第1電極幅
Figure 2007158159
また、この発明の半導体装置およびその製造方法によれば、第2電極を上下で挟む第1電極と第3電極の側端部を直に接合することによって、第1電極と第3電極を同電位かつ同位相の電極とすることができ、ひいてはこの発明の半導体装置をメモリに適用した場合には、データの読み書き時のタイミング不整合等を回避することが可能となる。
以上のことより、この発明の半導体装置およびその製造方法を用いることによって、小さいセル(チップ)面積で、メモリの容量拡大、キャパシタの高容量化、セルやキャパシタへの安定した電圧供給が可能となる。したがって、この発明の半導体装置およびその製造方法は、基板と電極との間の容量と、電極と電極との間の容量の比率(カップリング比)が必要な不揮発性メモリ等に利用される。
図9は半導体プロセスの各世代(ノード;Node)におけるアライメントマージンの推移およびノード(Node)に対するアライメントマージンの比率を示しており、図10は半導体プロセスの各世代における電極膜厚の推移およびノード(Node)に対する電極膜厚の比率を示している。図9,図10に示すように、微細化に対するアライメントマージンと電極膜厚の推移は、ノード(Node)に対する比率としては横ばい状態である。
また、図11は半導体プロセスの各世代における電極エッチング時の選択比の推移および対電極膜厚比率を示す図である。この対電極膜厚比率は、各ノードで適用可能な選択比を、各ノードで用いる電極膜厚で割ったものである。図11に示すように、近年、半導体プロセスが微細化されて100nmノード以降の世代では、電極をエッチングするときの選択比(電極エッチングレートと下地膜エッチングレートとの比率)が劇的に進化している。このような極めて高い選択比によるエッチングを適用することで、半導体プロセスが100nmノード以降の世代において、この発明の構成の半導体装置を実現することが可能となった。
このような選択比が向上する以前であれば、基板へのダメージや素子分離絶縁膜の膜減りが発生するため、本発明の構成の半導体装置への適用は困難であった。
また、チップサイズの縮小と共に、コスト低減のために電極の一括エッチングをする場合、選択比の著しい向上が必要不可欠であり、近年の選択比の著しい向上によって、本発明の構成の半導体装置を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の半導体装置の断面図である。 図2は上記半導体装置の斜視図である。 図3は図2の左側方から半導体装置を見た断面図である。 図4Aはこの発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための工程過程図を示している。 図4Bは上記図4Aに続く工程過程図である。 図4Cは上記図4Bに続く工程過程図である。 図4Dは上記図4Cに続く工程過程図である。 図4Eは上記図4Dに続く工程過程図である。 図4Fは上記図4Eに続く工程過程図である。 図4Gは上記図4Fに続く工程過程図である。 図5Aはこの発明の第3実施形態の半導体装置の製造方法における11種類のキャパシタと5種類の電極配線の製造工程を説明するための工程過程図を示している。 図5Bは上記図5Aに続く工程過程図である。 図5Cは上記図5Bに続く工程過程図である。 図5Dは上記図5Cに続く工程過程図である。 図5Eは上記図5Dに続く工程過程図である。 図5Fは上記図5Eに続く工程過程図である。 図5Gは上記図5Fに続く工程過程図である。 図5Hは上記図5Gに続く工程過程図である。 図5Iは上記図5Hに続く工程過程図である。 図5Jは上記図5Iに続く工程過程図である。 図6は一般的な半導体装置の断面図である。 図7は3層電極を有する一般的な半導体装置の断面図である。 図8AはDRAMで用いられている半導体装置の製造工程過程図である。 図8Bは上記図8Aに続く工程過程図である。 図8Cは上記図8Bに続く工程過程図である。 図8Dは上記図8Cに続く工程過程図である。 図8Eは上記図8Dに続く工程過程図である。 図8Fは上記図8Eに続く工程過程図である。 図8Gは上記図8Fに続く工程過程図である。 図9は半導体プロセスの各世代おけるアライメントマージンの推移およびノード(Node)に対するアライメントマージンの比率を示す図である。 図10は半導体プロセスの各世代における電極膜厚の推移およびノード(Node)に対する電極膜厚の比率を示す図である。 図11は半導体プロセスの各世代における電極エッチング時の選択比の推移および対電極膜厚比率を示す図である。
符号の説明
1…半導体基板
2…第1絶縁膜
3…第1電極
4…第2絶縁膜
5…第2電極
6,8,10,11,12…フォトレジストパターン
7…第3絶縁膜
9…第3電極
A…電圧印加部
B…単一メモリ部
20…半導体基板
21…層間絶縁膜
22…窒化膜
23…酸化膜
24…シリコン薄膜
25…酸化膜
26…コンタクトホール
27…シリコン薄膜
28…酸化膜
29…窒化膜
30…酸化膜
31…プレート膜
40,46,48…フォトレジストパターン
41…半導体基板
42…第1絶縁膜
43…第1電極
44…第2絶縁膜
45…第2電極
47…第3絶縁膜
49…第3電極
51…半導体基板
52…第1絶縁膜
53…第1電極
54…第2絶縁膜
55…第2電極
56,58,60,61,62…フォトレジストパターン
57…第3絶縁膜
59…第3電極

Claims (12)

  1. 半導体基板上に、第1絶縁膜と第1電極と第2絶縁膜と第2電極と第3絶縁膜および第3電極が順次形成された半導体装置であって、
    上記第1電極と上記第2電極とが上記第2絶縁膜により絶縁され、
    上記第2電極と上記第3電極とが上記第3絶縁膜により絶縁され、
    上記第3電極が上記半導体基板側に向かって延びる側端部を有し、
    上記第3電極の上記側端部と上記第1電極の表面の一部とが直に接合していることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記第1電極と上記第2電極および上記第3電極に、導電体材料としてポリシリコンまたはシリサイドまたはアルミニウムを用いたことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記第1絶縁膜と上記第2絶縁膜および上記第3絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちのいずれか1つか、または、上記シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と金属酸化膜および金属窒化膜のうちの2つ以上の膜が積層された複合膜であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記第3電極の平面形状が矩形であって、
    上記第3電極の1辺または2辺または3辺で、上記第1電極と上記第3電極が直に接合していることを特徴とする半導体装置。
  5. 半導体基板上に第1絶縁膜と第1電極を順次形成する工程と、
    上記第1絶縁膜,第1電極が形成された上記半導体基板上に第2絶縁膜と第2電極を順次形成する工程と、
    上記第2絶縁膜と上記第2電極を加工して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
    上記第1電極の一部を露出させた後、上記第1絶縁膜,第1電極,第2絶縁膜および第2電極が形成された上記半導体基板上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3絶縁膜を形成した後、上記第3絶縁膜の形成前に露出していた上記第1電極の領域でかつ上記第2電極近傍の領域を除く領域に対応する上記第3絶縁膜の領域を除去して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
    上記第3絶縁膜上および上記第1電極の露出領域上に、上記第1電極の露出領域と直に接合する第3電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1絶縁膜と上記第1電極を形成した後、上記第1絶縁膜と上記第1電極を加工する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3電極を形成した後、上記第3絶縁膜,上記第2電極,上記第2絶縁膜および上記第1電極のうちの少なくとも1つと上記第3電極をエッチングにより加工する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3電極の平面形状が矩形であって、
    上記第3電極の1辺または2辺または3辺で、上記第1電極と上記第3電極が直に接合していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 半導体基板上に第1絶縁膜と第1電極を順次形成する工程と、
    上記第1絶縁膜,第1電極が形成された上記半導体基板上に第2絶縁膜と第2電極を順次形成する工程と、
    上記第2電極を加工して、上記第2絶縁膜の一部を露出させる工程と、
    上記第2絶縁膜の一部を露出させた後、上記第1絶縁膜,第1電極,第2絶縁膜および第2電極が形成された上記半導体基板上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3絶縁膜を形成した後、上記第3絶縁膜の形成前に露出していた上記第1電極の領域でかつ上記第2電極近傍の領域を除く領域に対応する上記第3絶縁膜の領域を除去して、上記第1電極の一部を露出させる工程と、
    上記第3絶縁膜上および上記第1電極の露出領域上に、上記第1電極の露出領域と直に接合する第3電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1絶縁膜と上記第1電極を形成した後、上記第1絶縁膜と上記第1電極を加工する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3電極を形成した後、上記第3絶縁膜,上記第2電極,上記第2絶縁膜および上記第1電極のうちの少なくとも1つと上記第3電極をエッチングにより加工する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3電極の平面形状が矩形であって、
    上記第3電極の1辺または2辺または3辺で、上記第1電極と上記第3電極が直に接合していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2005353293A 2005-12-07 2005-12-07 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2007158159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005353293A JP2007158159A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005353293A JP2007158159A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007158159A true JP2007158159A (ja) 2007-06-21

Family

ID=38242087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005353293A Pending JP2007158159A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007158159A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009212363A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 New Japan Radio Co Ltd キャパシタの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009212363A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 New Japan Radio Co Ltd キャパシタの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090078981A1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method therefor
JP2001339054A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1022476A (ja) 容量素子
US10103101B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JPH0529563A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JPH1140765A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US8581315B2 (en) Semiconductor device having cylindrical lower electrode of capacitor and manufacturing method thereof
JP2000101048A (ja) コンデンサ及びコンデンサの作製方法
CN105609503A (zh) 存储单元、存储器件及电子设备
JPS6074470A (ja) 半導体装置
CN100547766C (zh) 具有增加电容的嵌入式dram及其制造方法
US7981756B2 (en) Common plate capacitor array connections, and processes of making same
KR100447823B1 (ko) 반도체 장치
TW508799B (en) Methods of forming wiring layers on integrated circuits including regions of high and low topography, and integrated circuits formed thereby
JPH04225276A (ja) 半導体メモリ装置
JP2007158159A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH09232542A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004031886A (ja) コンタクトの製造方法
CN111755388B (zh) 半导体结构的制作方法
JP3039425B2 (ja) 容量素子及びその製造方法
KR20090111050A (ko) 반도체 소자 및 그의 제조방법
JPH04216666A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20040029525A (ko) 플레쉬 메모리 소자 및 그 제조방법
TWI251283B (en) Semiconductor device and method for forming the same
JP2000260963A (ja) 半導体装置およびその製造方法