JP2007158116A - 線状構造体の配向制御方法、電気素子及び電界効果型トランジスタ - Google Patents

線状構造体の配向制御方法、電気素子及び電界効果型トランジスタ Download PDF

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Abstract

【課題】半導体ナノワイヤ等の線状構造体を配置するときに、その位置やや数量をコントロールする。
【解決手段】基板上にゲート電極と絶縁層が形成された基体を用意し、その上にソース電極11とドレイン電極12を形成する。ソース電極の端部付近に凹凸形成部分24−1とドレイン電極の端部付近に凹凸形成部分24−2を形成し、次にSiナノワイヤ25を分散させた分散液23を、チャネルの中心部分に滴下させる。そして、凹凸形成部分の凹部に分散液中のSiナノワイヤ25を挿入させる。そして、凹部に整列配向したSiナノワイヤ25を、両電極に接合させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、線状構造体の配列制御方法、電気素子及び電界効果型トランジスタに関する。本発明の線状構造体の配列制御方法は、例えば、シリコンナノワイヤ等の量子細線を用いたトランジスタの製法に適用して好適なものである。
今や産業の基幹となっているエレクトロニクスの進歩を支えてきた大規模集積回路(LSI)は、素子の微細化によって大容量、高速、低消費電力の性能を飛躍的に向上させてきた。しかしながら、素子のサイズが0.1μm以下になると、従来の素子の動作原理の限界に到達すると考えられることから、新しい動作原理に基づいた素子の研究が活発に行われている。具体的には、半導体結晶中に電子のド・ブロイ波の波長と同程度の幅の電子を閉じ込めることで、電子の運動の自由度を制限し、これによって生じる量子効果を利用した量子細線デバイスを形成することが、近年検討されている。量子細線は、そのナノメートルサイズによる効果によって、バルクとは異なった新しい物性を得ることができる。例えば、半導体結晶内での電子波の波長は約10nmであるから、断面の径が約10nm程度の量子細線内に電子を生じさせると、電子はほとんど散乱されずに量子細線内を閉じ込められたままで進行するので、電子波の位相を維持することができる。基板上にこの量子細線を多数配列させてなるゲート電極と、その下部にキャリアを伝える伝導層とを作り、伝導層のキャリア数をゲート電極に印加する電圧により増減させることで、高速動作性で低雑音性に優れた特性の良いトランジスタを作製することができる。
シリコン(Si)の量子細線(以下、Siナノワイヤと称す)の製造方法としては、例えば、VLS(Vapor-Liquid-Solid)法(非特許文献1参照)を用いて、Si基板上に直接成長させる方法が提案されている。これは、Si基板上に金(Au)を蒸着して、Si基板の表面にSiとAuとの溶融合金滴を形成した後、Siの原料ガスを供給しつつ加熱して、Siナノワイヤを成長させる方法である。過去においては、Siの原料ガスとして、四塩化ケイ素(SiC4)を用いたものが報告されている(非特許文献2および非特許文献3)。この場合、Siナノワイヤの直径および形成位置は、溶融合金滴の大きさおよび位置によって決定される。最近の製法としては、基板上に単分散させたAuナノ粒子を触媒として、高温CVD法を用いてSiH4ガス中で単結晶Siナノワイヤを成長させ、表面をプラズマ酸化処理することで、Siナノワイヤを形成している(非特許文献4参照)。
このほかにもSiナノワイヤの製造方法は数多く知られており、Siと溶融合金滴を形成する金属には、金(Au)のほかに銀(Ag)やインジウム(In)などがある。また原料ガスとしては、四塩化ケイ素( SiC4)以外に、シラン( SiH4 )や、ジシラン( Si26 )やトリシラン( Si3 8 )などでもナノワイヤの成長が起こることが良く知られている。
しかしながら、Siナノワイヤを用いたトランジスタで他の素子を駆動する場合、Siナノワイヤ1本当たりに流すことができる電流量に制限があるため、複数のSiナノワイヤを使って1つの素子のスイッチングを行なう場合が出てくる。従来は、上述したように、溶融合金滴の大きさおよび形成位置を制御することができなかったので、太さの揃ったSiナノワイヤを周期的に形成することができないという問題があった。そのため、Siナノワイヤを用いたトランジスタは実用的な素子として活用することができなかった。
こうした中、複数のSiナノワイヤを大面積基板上にアッセンブリする方法として、作製したSiナノワイヤを含有した溶液を大面積基板上に滴下し、Siナノワイヤを所望の方向に配列させる方法が、Lieberらにより提案されている(非特許文献5、6、7参照)。
ラングミュアー・ブロジェット(Langmuir-Blodget)法を利用したこれらの方法で、LieberらはSiナノワイヤを一方向に配列(パターニング)させて、あらかじめ形成した電極位置に複数同時にアッセンブリすることを提案している。
E.I.Givargizov, J.Vac.Sci.Techno, B11(2), 449 Wagner et.al, Appl.Phys.Lett.4, 89(1964) E.I.Givargizov, J.Cryst.Growth, 31, 20(1975) Charles Lieber, Appl. Phys. Lett., 78, 2214-2216(2001) Charles Lieber, Nano Letters, Vol.3, 951, No.7(2003) Charles Lieber, Science, 291, 630-633(2001) Duan,X. et.al, Nature, 425, 274-278(2003)
しかしながら、非特許文献5、6、7で提案された方法では、Siナノワイヤを長手方向に平行に揃えることはできるが、Siナノワイヤ同士の間隔や数量をコントロールすることができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みて鋭意検討した結果得られたものであり、Siナノワイヤ等の線状構造体を、あらかじめ形成された電極間上に所望の間隔と所望の数量配置させることのできる素子構造体及び製造方法を提供するものである。
本発明の線状構造体の配向制御方法は、線状構造体を分散させた分散液を、該線状構造体の少なくとも一部が挿入可能な凹部が形成された基体の、該凹部を含む領域に滴下する第1工程と、
前記基体の前記凹部に前記線状構造体の少なくとも一部を配置する第2工程と、
を有することを特徴とする。
本発明の電気素子は、線状構造体が一対の第1電極及び第2電極に接続されてなる電気素子において、
基体上に前記第1電極及び第2電極が対向して設けられており、
前記第1電極又は/及び前記第2電極の電極対向側の少なくとも端部の一部に、前記線状構造体の端部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする。
また本発明の電気素子は、線状構造体が一対の第1電極及び第2電極に接続されてなる電気素子において、
基体上に前記第1電極及び第2電極が対向して設けられており、
前記第1電極と前記第2電極との間の基体面の少なくとも一部に、前記線状構造体の両端部が前記第1電極と前記第2電極とにそれぞれ接するように、前記線状構造体の一部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明の電界効果型トランジスタは、半導体ナノワイヤをチャネル領域として用いる電界効果型トランジスタにおいて、
基体上にソース電極及びドレイン電極が対向して設けられており、前記ソース電極又は/及び前記ドレイン電極の少なくとも電極対向側の端部に、前記半導体ナノワイヤの端部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする。
また本発明の電界効果型トランジスタは、半導体ナノワイヤをチャネル領域として用いる電界効果型トランジスタにおいて、
基体上にソース電極及びドレイン電極が対向して設けられており、
前記ソース電極とドレイン電極との間の基体面の少なくとも一部に、前記半導体ナノワイヤの両端部が前記ソース電極と前記ドレイン電極とにそれぞれ接するように、前記半導体ナノワイヤの一部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明は、半導体ナノワイヤ等の線状構造体を配置させたい基体に、あらかじめ所望の大きさの凹凸形状を形成し、その凹部に線状構造体を落とし込み、位置決めとその位置安定化を図ったものである。
本発明によれば、半導体ナノワイヤ等の線状構造体を、基体の所定の方位でかつ所定の間隔、すなわち、所定の位置に整列させ、固定することが可能となる。予め形成する基体の凹凸形状は、フォトリソグラフィーやドライエッチング等の汎用の装置と手法で形成することが可能であることから、本素子の形成には特別な工程を必要とせず、安価に提供することが可能である。また、この線状構造体をトランジスタのチャネル領域として用いることにより、高性能の量子装置や電子応用装置を実現することが可能となる。
以下に実施形態を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態として主として、電界効果型トランジスタである半導体ナノワイヤトランジスタの場合を例にとって説明する。本発明の第1の実施形態は、主として、電界効果型トランジスタである半導体ナノワイヤトランジスタの製造方法及び構成に関するものであるが、線状構造体の形態や材料、その配向制御方法等は半導体ナノワイヤトランジスタ以外にも適用される。例えば後述するナノワイヤキャパシタを電極に接続したものを電気素子として本発明を適用することができる。
図2に示した通り、ソース電極11上の端部の一部(図2の凹凸形成部分14)に、凹凸形状を形成し(例えば図3の(a)の断面形状)、Siナノワイヤ等の量子細線を分散させた分散液13をノズル等を用いて滴下する(図1)。その後、外部から超音波振動等の振動を該基板に与えることで(必ずしも振動を与えなくともよい)、半導体(Si等)ナノワイヤ15の全体数量の一部が基板の凹凸部分の凹部に滑り落ちる(図5)。その後、凹部以外の基板上に残存する半導体ナノワイヤを溶剤等で除去することで、図4に示した様な所望の位置に半導体ナノワイヤを整列させた素子を提供することが可能となる。
本実施形態の場合は半導体ナノワイヤトランジスタの例を取り上げたので半導体ナノワイヤが線状構造体となる。しかし、本発明において、線状構造体の材料は、特に限定されず、その用途によって適宜決められる。そして、半導体(元素半導体、化合物半導体)、金属、絶縁体などのいずれであってもよく、これら2種類以上用いたものであっても良い。例えば、半導体ナノワイヤトランジスタに用いる半導体ナノワイヤ、あるいはさらにゲート絶縁層やゲート電極が形成されたものが線状構造体となる。また、導電性ナノワイヤに誘電体層、電極層が形成され、導電性ナノワイヤの一部と電極層とを2つの電極とするナノワイヤキャパシタが線状構造体となる。
また、この線状構造体は、あらかじめ素子構造の全部または一部が作り込まれたものであっても、素子構造が全く作り込まれていないものであってもよい。例えば、トランジスタでは軸方向に順次設けられたソース領域、チャネル領域およびドレイン領域が作り込まれたり、太陽電池では軸方向に交互に設けられたp型層とn型層とからなるpn接合が作りこまれたりしてもよい。
線状構造体の直径は必要に応じて選ぶことができるものであるが、典型的には、最大径が1μm以下、より好適には500nm以下、さらに好適には100nm以下である。一方、取り扱いの容易さや製造の容易などの観点からは、小さすぎないことが望ましく、そのため好適には1nm以上である。
線状構造体は、柱状半導体や針状半導体が好適に用いられ、最も典型的には量子細線やナノワイヤである。この線状構造体の長さは必要に応じて選ぶことができるものであるが、例えば数mm程度以下、典型的には10μm程度以下である。なお、TFTに利用する場合の、ソース電極、ドレイン電極の厚さは、流す電流にも依存するが、数nm以上1μm以下、好ましくは500nm以下であるのがよい。
Siナノワイヤ等の線状構造体を分散させた分散液13(図1)は、ノズル等を用いて基体上にインクジェット法やノズル印刷法等の手法でパルス的にあるいは連続的に滴下(あるいは塗布)される。滴下された分散液の大きさ(液量と粘度)は、図1に示したように、滴下後の直径が、線状構造体を配置させたい部分の幅と同等以上であれば良い。半導体ナノワイヤトランジスタの場合、ソース電極、ドレイン電極の幅と同等以上であればよく、例えば、10μm〜500μm、好ましくは、20μm〜100μm程度である。
基体上に形成する凹凸形状は、Siナノワイヤ等の線状構造体が外部振動等で滑り落ちた後、動かなくなる程度の大きさや形状であることが望ましい。
凹部の形状としては、図3に示したようなV型((a)、(a)’)、U型((b)、(b)’)矩形型((c)、(c)’)等、いずれでも良く、特に限定されない。図5に示したように、凹凸部分の幅W1はナノワイヤ等の線状構造体の直径R1以上であり(W1>R1)、溝深さH1は、ナノワイヤの半径以上であることが好ましい(H1×1/2<R1)。なお、線状構造体は必ずしも断面が円状でなくてもよく、断面が角型形状である場合もある。
凹部に落下してとどまるSiナノワイヤ等の線状構造体の本数は、凹部1本に対して何本であっても良い。半導体ナノワイヤトランジスタの場合、凹部1本に対して同数量(例えば1本)のSiナノワイヤを配置することができれば、トランジスタとしての電流量を揃えることができて好ましい。
これらの凹凸形状は、通常のフォトリソグラフィーやエッチング等で形成することが可能であり、その形状コントロールは、エッチング条件(ガス種、圧力、レート等)を選ぶことで可能である。フォトリソグラフィーの場合、図17に示したように、レジストを塗布して、所望の凹凸形状をフォトマスクを利用して露光し、現像する。その凹部にSiナノワイヤを振動落下させた後、レジストを溶剤除去することで、所望の位置にSiナノワイヤを配置させることが出来る。一方、エッチングで直接トランジスタの構造体等の基体上に凹凸を形成する場合は、図6に示したように、所望の形状のマスクを用意し、ガス等を導入してドライエッチング(プラズマエッチングあるいはイオンエッチング等)を行なう。上記レジストを利用した場合は、Siナノワイヤ等の線状構造体の下に凹凸形状は残らないが、エッチングの場合は、Siナノワイヤ等の線状構造体の下に凹凸形状が残る。
ここで、形成した凹部に落下配列しなかった余分なSiナノワイヤ等の線状構造体は、溶剤で除去する。この時、凹部に配列したSiナノワイヤ等の線状構造体までも合わせて取り去らないように、洗浄は、静かに時間をかけて行なう。あるいは、半導体ナノワイヤトランジスタの場合、該洗浄前に、凹部に配列したSiナノワイヤ等の半導体ナノワイヤの少なくとも一方の電極側の端部を、電極に接続させて、固定させても良い。
Siナノワイヤ等の線状構造体を凹凸形状面の凹部に移動させる手法としては、特に限定されないが、超音波振動等が好ましく、数nm〜数百nmサイズのナノワイヤを動かすには、20kHz以上1000kHz程度以下であることが好ましい。
線状構造体がSiナノワイヤの場合、Siナノワイヤの一端には、典型的には金(Au)または銀(Ag)からなる微粒子が結合している。基板表面の所定の結合部位は、例えば‐SH基である。場合によっては、Siナノワイヤの一端に抗原または抗体を結合させておき、基板表面の所定の結合部位にはこれらの抗原または抗体と抗原抗体反応により特異的に結合する抗体または抗原を結合させておくようにしても良い。
基板は、特に限定されないが、例えば、各種のガラス(ケイ酸塩ガラスや石英ガラス等)あるいは、プラスチック(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート等)からなる。
以下に説明する第2から第5の実施形態も主として、電界効果型トランジスタである半導体(Si)ナノワイヤトランジスタの製造方法及び構成に関するものである。しかし、線状構造体の形態や材料、その配向制御方法等は半導体ナノワイヤトランジスタ以外にも適用される。すなわち、ソース電極やドレイン電極は基体上に設けた電極や堆積膜と考えることができ、ナノワイヤキャパシタを電極間に配列させる場合や導電性のナノワイヤを基板上に配列させる場合にも適用される。
本発明の第2の実施形態は、図7に示した通り、ソース電極21上の端部の一部(図7)とドレイン電極22上の端部の一部(図7)に、凹凸周期が同期した凹凸形成部分24−1、24−2を形成する(図7のc方向及びd方向の断面形状は図8に示される)。そして、Siナノワイヤ等の量子細線を分散させた分散液23をノズル等を用いて滴下する(図9)。その後、外部から超音波振動等の振動を基板に与えることで、Siナノワイヤが基板の凹凸部分の凹部に滑り落ちる(図11)。凹部以外の部分に残っているSiナノワイヤを除去することで、図10に示した様な所望の位置にナノワイヤを並べた素子が提供される。
本発明の第3の実施形態は、図13に示した通り、ソース電極31とチャネル部とドレイン電極32上の一部(図13)に、凹凸形成部分34(チャネル部はレジストで凹凸を形成する)を形成する(図13のf−f’方向の断面形状は図14に示す)。そして、Siナノワイヤ等の量子細線を分散させた分散液33をノズル等を用いて滴下する(図15)。その後、外部から超音波振動等の振動を基板に与えることで、Siナノワイヤが基板の凹凸部分の凹部に滑り落ちる(図17)。凹部以外の部分に残っているSiナノワイヤを除去することで、図16に示した様な所望の位置にナノワイヤを並べた素子が提供される。
本発明の第4の実施形態は、図19に示した通り、チャネル部上の一部に、凹凸形成部分44(凹部のみ1本)を形成する(図19のh−h’方向断面形状は図20に示す)。そして、Siナノワイヤ等の量子細線を分散させた分散液43をノズル等を用いて滴下する(図21)。その後、外部から超音波振動等の振動を基板に与えることで、Siナノワイヤが基板の凹凸部分の凹部に滑り落ちる(図23)。凹部以外の部分に残っているSiナノワイヤを除去することで、図22に示した様なナノワイヤ素子が提供される。
本発明の第5の実施形態は、図25に示した通り、チャネル部上の一部に、凹凸形状を形成し(図25のj−j’方向断面形状は図26に示す)、Siナノワイヤ等の量子細線を分散させた分散液をノズル等を用いて滴下する(図27)。その後、外部から超音波振動等の振動を基板に与えることで、Siナノワイヤが基板の凹凸部分の凹部に滑り落ちる(図29)。凹部以外の部分に残っているSiナノワイヤを除去することで、図28に示した様な所望の位置にナノワイヤを並べた素子が提供される。
以上説明した各実施形態において、凹部はソース電極とドレインの並び方向に略平行(平行の他に実質的に平行と見なせる程度に傾く場合も含む)に設けられていることが望ましいが、特性に影響しなければSiナノワイヤがソース、ドレイン電極に接続可能な範囲で非平行に設けられてもよい。これは本発明の電気素子についても同様である。
以下に実施例も基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
以下に説明する実施例において、図6、図12、図18、図24、図30はSiナノワイヤは湾曲して凹部に沿うに描かれているが、これらの図は模式図である。すなわち、ナノワイヤが屈曲しているように記載されているが、実際には多少撓む程度である。ソース電極、ドレイン電極の端部に凹部を設け、当該凹部にナノワイヤを配置する場合、図33、図34に示すようにSiナノワイヤ70は絶縁層73に接触していてもよいし、離れていても良い。ソース電極とドレイン電極間の距離、電極の厚さにもよるが、図23や図29に示すようにナノワイヤが撓むことで絶縁層のみに凹凸を設けても、ソース・ドレイン電極と接触を保ちつつ配向制御することは可能である。図33や図34では、ソース電極、ドレイン電極に設けられている凹部は図面上は省略されている。図34はトップゲート構造の半導体ナノワイヤトランジスタを示し、かかるトップゲート構造であっても本発明は適用可能である。
なお、図33、図34において、半導体ナノワイヤトランジスタは、半導体ナノワイヤ70、ソース電極71、ドレイン電極72、ゲート絶縁層73、ゲート電極74、基板75から成る。
(第1の実施例)
図1〜図6は、本発明の第1の実施例によるTFT素子を示したものであり、図1、図2、図4は平面図、図3、図5、図6は断面図である。
図2に示したように、本実施例では、ソース電極11の端部付近に凹凸形成部分を形成した。ここでは、ソース電極の幅W7は30μm、チャネル間距離W8は2μmであり、凹凸形成部分14は、15μm×0.5μmとした。凹凸形成部分14は、所定のマスクを使用し(図省略)、直接ドライエッチングすることで形成した。
その断面形状は、図3(a)’に示したように、溝幅W21が300nm、溝ピッチW22が600nm、深さH1が200nmのV型の溝であり、凹凸形状部分14の幅全域に形成した。断面形状をV型(くさび型)にするには、ドライエッチングの条件(ガス種、圧力、レート等)を調整することで実現可能である。
次に、図1に示したように、直径約100nm、長さ4μmのSiナノワイヤ15を分散させた分散液13を、チャネルの中心部分に滴下させた。滴下方法は、ノズルからパルス的に滴下させた(直径約50μm)。このとき、分散液中のSiナノワイヤ15は、図1に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、本素子に、100kHzの超音波振動を約3分間加えた。次に、分散液中の溶剤を乾燥させた後、素子上に乗っている余分なSiナノワイヤを、溶媒でゆっくり時間をかけて洗浄除去した。
次に、溝部に整列配向したSiナノワイヤを、両電極に接合させた。すなわち、Siナノワイヤの両端をエッチングして、表面酸化膜を除去し、下部電極と同じ電極材料を、Siナノワイヤの上から部分蒸着(マスク使用)することで接合させた。
このようにして、図4(平面図)および図5(a−a’方向の断面図)に示したように、凹凸形成部分14上の凹部1本にSiナノワイヤを1本配置させることができ、幅方向には25本のSiナノワイヤが整列した素子が完成した。この素子の図4のb−b’方向断面は、図6に示した通りである。図6に示すように、基板16上に、ゲート電極17、絶縁層18、端部に凹凸形成部分14が設けられたソース電極11、ドレイン電極12が設けられる。凹凸形成部分14の凹部にSiナノワイヤ15が挿入される。
本実施例によって、図4に示したような所望複数本のSiナノワイヤ15を、所望の間隔で整列させた並列接続のトランジスタの形成を可能とした。また、これらのトランジスタ素子は、ガラス基板上に多数個同時に作製することが可能であることから、例えば各種ディスプレイの各画素のスイッチングトランジスタとして用いることが出来る。また、本実施例では、溝1本にSiナノワイヤを1本配置させることを可能とした。すなわち、全トランジスタ素子に、Siナノワイヤを設計された数量/間隔/位置に配列させることが可能となり、トランジスタ間の駆動電流を揃えることができることから、トランジスタとしての制御がしやすくなる。
(第2の実施例)
図7〜図12は、本発明の第2の実施例によるTFT素子を示したものであり、図7、図9、図10は平面図、図8、図11、図12は断面図である。
図7に示したように、本実施例では、ソース電極の端部付近に凹凸形成部分24−1とドレイン電極の端部付近に凹凸形成部分24−2を形成した。ソース電極21の幅W7は30μmであり、チャネル間距離W8は2μmであり、凹凸形成部分24−1、24−2はそれぞれ15μm×0.5μmであった。凹凸形成部分24−1、24−2はいずれも、所定のマスクを使用し、直接ドライエッチングすることで形成した。その断面形状(図7のc−c’方向とd−d’方向)は、図8に示したように、溝幅W41が150nm、溝ピッチW42が300nm、深さH4が75nmのU型の溝であり、凹凸形成部分24−1、24−2の幅全域に形成した。断面形状をU型にするには、ドライエッチングの条件(ガス種、圧力、レート等)を調整することで実現可能である。
次に、図9に示したように、直径約50nm、長さ4μmのSiナノワイヤ25を分散させた分散液23を、チャネルの中心部分に滴下させた。滴下方法は、ノズルからパルス的に滴下させた(直径約50μm)。このとき、分散液中のSiナノワイヤ25は、図9に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、本素子に、40kHzの超音波振動を約5分間加えた。次に、分散液中の溶剤を乾燥させた後、素子上に乗っている余分なSiナノワイヤを、溶媒でゆっくり時間をかけて洗浄除去した。
次に、溝部に整列配向したSiナノワイヤ25を、両電極に接合させた。すなわち、Siナノワイヤの両端をエッチングして、表面酸化膜を除去し、下部電極と同じ電極材料を、Siナノワイヤの上から部分蒸着(マスク使用)することで接合させた。
このようにして、図10(平面図)および図11(c−c’及びd−d’方向の断面図)に示したように、凹凸形成部分24−1および24−2上の凹部1本にSiナノワイヤ25を数本(図11では3本あるいは2本)配置させることができる。そして、幅方向には50個束のSiナノワイヤ25が整列した素子が完成した。この素子の図10のe−e’方向の断面構造は、図12に示した通りである。図12に示すように、基板26上に、ゲート電極27、絶縁層28、端部に凹凸形成部分24−1,24−2がそれぞれ設けられたソース電極21とドレイン電極22が設けられる。凹凸形成部分24−1,24−2の凹部にSiナノワイヤ25が挿入される。
図10に示したような複数本が束になったSiナノワイヤ束を、所望の間隔で整列させた並列接続のトランジスタの形成を可能とした。また、これらのトランジスタ素子は、ガラス基板上に多数個同時に作製することが可能であることから、例えば各種ディスプレイの各画素のスイッチングトランジスタとして用いることが出来る。
(第3の実施例)
図13〜図18は、本発明の第3の実施例によるTFT素子を示したものであり、図13、図15、図16は平面図、図14、図17、図18は断面図である。
図13に示したように、本実施例では、ソース電極31の端部とドレイン電極32の端部とその間のチャネル部分にレジストの連続的な凹凸形成部分34を形成した。ソース電極31の幅W7は30μmであり、チャネル間距離W8は2μmであり、凹凸形成部分34の面Dは、30μm×3μmであった。
凹凸形成部分34の形状は、汎用のフォトリソグラフィー技術で形成した。すなわち、凹凸形成部分の面にレジストを塗布し、所定のマスクを使用して露光して、現像する。その時の断面(図13のf−f’方向)形状は、図14(a)に示した通りである。
次に、図15に示したように、直径約100nm、長さ5μmのSiナノワイヤ35を分散させた分散液33を、チャネルの中心部分に滴下させた。滴下方法は、ノズルからパルス的に滴下させた(直径約50μm)。このとき、分散液中のSiナノワイヤ35は、図15に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、本素子に、100kHzの超音波振動を約4分間加えた。図14(b)に示すようにレジスト間にSiナノワイヤ35が挿入された。次に、分散液中の溶剤を乾燥させた後、溝部に整列配向したSiナノワイヤを、両電極に接合させた。すなわち、Siナノワイヤの両端をエッチングして、表面酸化膜を除去し、下部電極と同じ電極材料を、Siナノワイヤの上から部分蒸着(マスク使用)することで接合させた。
次に、素子上に乗っている余分なSiナノワイヤを、溶媒でゆっくり時間をかけて洗浄除去した。
次に、レジスト部を溶剤除去した(図14(c))。本実施例のように、レジストを用いて凹凸を形成した場合には、後工程でレジストを除去することから、得られたトランジスタ素子上の電極あるいはチャネル(絶縁層)上に、実施例1、2のような凹凸形状は残存しない。
このようにして、本実施例によると、図16(平面図)および図14(c)(f−f’方向の断面図)および図17に示したように、レジストの凹凸形成部分34上の凹部1本にSiナノワイヤを1本配置させることができる。そして、幅方向には100本のSiナノワイヤが整列した素子が完成した。この素子の図16のg−g’方向の断面構造は、図18に示した通りである。図18に示すように、基板36上に、ゲート電極37、絶縁層38、ソース電極21とドレイン電極22が設けられる。ソース電極21の端部とドレイン電極22の端部との間にSiナノワイヤ35が配置される。
本実施例によると、図16に示したような所望複数本のSiナノワイヤを、所望の間隔で整列させた並列接続のトランジスタの形成を可能とした。また、これらのトランジスタ素子は、ガラス基板上に多数個同時に作製することが可能であることから、例えば各種ディスプレイの各画素のスイッチングトランジスタとして用いることが出来る。また、本実施例では、レジストの溝1本にSiナノワイヤを1本配置させることを可能とした。すなわち、全トランジスタ素子に、Siナノワイヤを設計された数量/間隔/位置に配列させることが可能となり、トランジスタ間の駆動電流を揃えることができることから、トランジスタとしての制御がしやすくなる。
(第4の実施例)
図19〜図24は、本発明の第4の実施例によるTFT素子を示したものであり、図19、21、22は平面図、図20、23、24は断面図である。
図19に示したように、本実施例では、ソース電極41とドレイン電極42との間のチャネル部分の一部にのみ凹凸形成部分44を形成した。ソース電極41の幅W7は30μmであり、チャネル間距離W8は2μmであり、凹凸形状部分44は、2μm×2μmであった。凹凸形状部分44の形状は、所定のマスクを使用し、直接ドライエッチングすることで形成した。その断面形状(図19のh−h’方向)は、図20に示したように、溝幅W7が500nm、深さH7が150nmとし、1本のV型の溝のみとした。断面形状をV型にするには、ドライエッチングの条件(ガス種、圧力、レート等)を調整することで実現可能である。
次に、図21に示したように、直径約50nm、長さ3μmのSiナノワイヤ45を分散させた分散液43を、チャネルの中心部分に滴下させた。滴下方法は、ノズルからパルス的に滴下させた(直径約50μm)。このとき、分散液中のSiナノワイヤ45は、図21に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、本素子に、40kHzの超音波振動を約4分間加えた。次に、分散液中の溶剤を乾燥させた後、素子上に乗っている余分なSiナノワイヤ45を、溶媒でゆっくり時間をかけて洗浄除去した。
次に、溝部に整列配向したSiナノワイヤ45を、両電極に接合させた。すなわち、Siナノワイヤ45の両端をエッチングして、表面酸化膜を除去し、下部電極と同じ電極材料を、Siナノワイヤの上から部分蒸着(マスク使用)することで接合させた。
このようにして、図22(平面図)および図23(h−h’方向の断面図)に示したように、凹凸形成部分44上の凹部1本にSiナノワイヤを数本(図23では8本)整列配置させることができた。この素子の図22のi−i’方向の断面構造は、図24に示した通りである。図24に示すように、基板46上に、ゲート電極47、絶縁層48、ソース電極41、ドレイン電極42が設けられる。凹凸形成部分44が設けられた絶縁層45の凹部に複数のSiナノワイヤ45が挿入される。
本実施例によると、図22に示したような複数本が整列して束になったSiナノワイヤから成るトランジスタの形成を可能とした。また、これらのトランジスタ素子は、ガラス基板上に多数個同時に作製することが可能であることから、例えば各種ディスプレイの各画素のスイッチングトランジスタとして用いることが出来る。
(第5の実施例)
図25〜図30は、本発明の第5の実施例によるTFT素子を示したものであり、図25、図27、図28は平面図、図26、図29、図30は断面図である。
図25に示したように、本実施例では、チャネル部分の一部のみに表面凹凸形状を形成した。ソース電極51の幅W7は30μmであり、チャネル間距離W8は2μmであり、凹凸形成部分54の面は、15μm×1μmであった。凹凸形成部分54の形状は、所定のマスクを使用し、直接ドライエッチングすることで形成した。その断面形状(図25のj−j’方向)は、図26に示したように、溝幅W41が500nm、溝ピッチW42が1000nm、深さH4が200nmのU型の溝とした。断面形状をU型にするには、ドライエッチングの条件(ガス種、圧力、レート等)を調整することで実現可能である。
次に、図27に示したように、直径約100nm、長さ3μmのSiナノワイヤ55を分散させた分散液53を、チャネルの中心部分に滴下させた。滴下方法は、ノズルからパルス的に滴下させた(直径約50μm)。このとき、分散液中のSiナノワイヤ55は、図27に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、本素子に、100kHzの超音波振動を約3分間加えた。次に、分散液中の溶剤を乾燥させた後、素子上に乗っている余分なSiナノワイヤ55を、溶媒でゆっくり時間をかけて洗浄除去した。
次に、溝部に整列配向したSiナノワイヤ55を、両電極に接合させた。すなわち、Siナノワイヤ55の両端をエッチングして、表面酸化膜を除去し、下部電極と同じ電極材料を、Siナノワイヤ55の上から部分蒸着(マスク使用)することで接合させた。
このようにして、図28(平面図)および図29(j−j’方向の断面図)に示したように、凹凸形成部分54上の凹部1本にSiナノワイヤを数本(図29では2本〜6本)配置させることができる。そして、幅方向には15個束のSiナノワイヤが整列した素子が完成した。この素子の図28のk−k’方向の断面構造は、図30に示した通りである。図30に示すように、基板56上に、ゲート電極57、絶縁層58、ソース電極51、ドレイン電極52が設けられる。凹凸形成部分54が設けられた絶縁層55の凹部に複数のSiナノワイヤ55が挿入される。
本実施例によると、図28に示したような複数本が整列して束になったSiナノワイヤから成るトランジスタの形成を可能とした。また、これらのトランジスタ素子は、ガラス基板上に多数個同時に作製することが可能であることから、例えば各種ディスプレイの各画素のスイッチングトランジスタとして用いることが出来る。
(比較例1)
実施例1において、Siナノワイヤを整列させたいガイドとなる凹凸形状を事前にソース電極上に形成しない他は、実施例1と同じとした。この基板上に、図31に示したように、直径約100nm、長さ4μmのSiナノワイヤ65を分散させた分散液63を滴下した。図31において、61はソース電極、62はドレイン電極である。このとき、分散液中のSiナノワイヤ65は、図31に示した様に、ランダムな方向を向いていた。
次に、実施例1と同様に、本素子に、100kHzの超音波振動を約3分間加えた。その後、分散液中の溶剤を乾燥させたところ、図32に示したような位置に、Siナノワイヤ65がランダムに配置していた。すなわち、本比較例では、Siナノワイヤ65を整列させることができなかった。
本発明は基体に配向制御された線状構造体を形成する場合に広く用いられ、例えばナノワイヤを基板上に配向する場合に適用される。本発明は液晶表示装置やEL表示装置の画素回路やDRAM等の記憶素子において半導体ナノワイヤトランジスタを用いる場合に適用される。
本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例の凹凸形状を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例の凹凸部を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第1実施形態及び第1実施例を説明する断面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例の凹凸形状を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例の凹凸部を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第2実施形態及び第2実施例を説明する断面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例の工程を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例のSiナノワイヤの配置状態を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第3実施形態及び第3実施例を説明する断面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例の凹凸形状を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例の凹凸部を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第4実施形態及び第4実施例を説明する断面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例の凹凸形状を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例を説明する平面図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例の凹凸形状を説明する図である。 本発明によるTFT素子構造体の第5実施形態及び第5実施例を説明する断面図である。 比較例1を説明する平面図である。 比較例1を説明する平面図である。 半導体ナノワイヤトランジスタの構成例を示す断面図である。 半導体ナノワイヤトランジスタの他の構成例を示す断面図である。
符号の説明
13、23、33、43、53、63 ナノワイヤを含む塗布液
11、21、31、41、51、61 ソース電極
12、22、32、42、52、62 ドレイン電極
14、24、34、44、54 凹凸形成部分
15、25、35、45、55 半導体(Si)ナノワイヤ
16、26、36、46、56 基板
17、27、37、47、57 ゲート電極
18、28、38、48、58 絶縁層
H1〜H7 溝深さ
W1、W21、W3、W41、W51、W61、W7 溝幅
W1、W22、W3、W42、W52、W62 溝周期
W7 ソース電極幅及びドレイン電極幅
W8 チャネル幅

Claims (13)

  1. 線状構造体を分散させた分散液を、該線状構造体の少なくとも一部が挿入可能な凹部が形成された基体の、該凹部を含む領域に滴下する第1工程と、
    前記基体の前記凹部に前記線状構造体の少なくとも一部を配置する第2工程と、
    を有することを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  2. 請求項1に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記第2工程は超音波振動を与えて行われることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記基体上には第1電極及び第2電極が対向して設けられており、前記第1電極又は/及び前記第2電極の電極対向側の少なくとも端部の一部に、前記線状構造体の端部が挿入可能な前記凹部が設けられていることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  4. 請求項項1又は2に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記基体上には第1電極及び第2電極が対向して設けられており、前記第1電極と第2電極との間の前記基体面の少なくとも一部に、前記線状構造体の両端部が前記第1電極と前記第2電極とにそれぞれ接するように前記凹部が設けられていることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  5. 請求項項1又は2に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記基体上には第1電極及び第2電極が対向して設けられており、
    前記第1工程及び第2工程において、前記第1電極と第2電極との間の前記基体上に、前記線状構造体の両端部が前記第1電極と前記第2電極とに接するように前記凹部が設けられているレジストが配置されており、
    前記第2工程後に前記レジストが除去されることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  6. 請求項4又は5に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記凹部は前記第1電極と前記第2電極の並び方向に略平行に設けられていることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  7. 請求項3から6のいずれか1項に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記第1電極はソース電極、前記第2電極はドレイン電極であり、前記線状構造体は半導体ナノワイヤである線状構造体の配向制御方法。
  8. 請求項7に記載の線状構造体の配向制御方法において、前記基体は基板上にゲート電極、絶縁層を積層して構成されていることを特徴とする線状構造体の配向制御方法。
  9. 線状構造体が一対の第1電極及び第2電極に接続されてなる電気素子において、
    基体上に前記第1電極及び第2電極が対向して設けられており、
    前記第1電極又は/及び前記第2電極の電極対向側の少なくとも端部の一部に、前記線状構造体の端部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする電気素子。
  10. 線状構造体が一対の第1電極及び第2電極に接続されてなる電気素子において、
    基体上に前記第1電極及び第2電極が対向して設けられており、
    前記第1電極と前記第2電極との間の基体面の少なくとも一部に、前記線状構造体の両端部が前記第1電極と前記第2電極とにそれぞれ接するように、前記線状構造体の一部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする電気素子。
  11. 半導体ナノワイヤをチャネル領域として用いる電界効果型トランジスタにおいて、
    基体上にソース電極及びドレイン電極が対向して設けられており、前記ソース電極又は/及び前記ドレイン電極の少なくとも電極対向側の端部に、前記半導体ナノワイヤの端部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  12. 半導体ナノワイヤをチャネル領域として用いる電界効果型トランジスタにおいて、
    基体上にソース電極及びドレイン電極が対向して設けられており、
    前記ソース電極とドレイン電極との間の基体面の少なくとも一部に、前記半導体ナノワイヤの両端部が前記ソース電極と前記ドレイン電極とにそれぞれ接するように、前記半導体ナノワイヤの一部が挿入される凹部が設けられていることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  13. 請求項12に記載の電界効果型トランジスタにおいて、前記基体は基板上にゲート電極、絶縁層を積層して構成され、前記凹部は前記絶縁層に設けられていることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
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