JP2007155072A - 駆動装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とによって、感光体駆動ギヤの回転軸の軸方向両端をそれぞれ支持する感光体駆動装置300で、駆動装置後側板302と駆動装置前側板301との間の隙間を塞ぐカバー部材としての上側カバー310を、駆動装置後側板302と駆動装置前側板301との対向状態を維持したまま着脱可能に設けた。
【選択図】 図9
Description
また、駆動装置としては特許文献1に記載の駆動装置のように、モータや複数の駆動ギヤを一体的に組み上げて、駆動ユニットとして画像形成装置本体に取り付けるものがある。特許文献1では、2つのケーシング部材を合わせることで駆動ギヤの周囲全体を覆うように構成された、箱型形状のケーシングを用いた駆動装置が記載されている。駆動ギヤを固定する際はその回転軸を支持する必要があるが、特許文献1の駆動装置では、駆動ギヤの回転軸の両端を2つのケーシング部材によってそれぞれ支持するものであり、この2つのケーシング部材を合わせて箱型形状とすることで駆動ギヤの固定がなされる。
また、請求項2の発明は、請求項1の駆動装置において、上記カバー部材を、少なくとも上記2つの側板間の上側の隙間を塞ぐように設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の駆動装置において、上記カバー部材は、電気配線を保持する配線保持部材を有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の駆動装置において、上記カバー部材と上記配線保持部材とは一体成型であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の駆動装置において、上記カバー部材を、少なくとも上記2つの側板間の下側の隙間を塞ぐように設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の駆動装置において、上記カバー部材は上記駆動ギヤよりも難燃性が高いことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の駆動装置において、上記カバー部材の材料は、金属であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6の駆動装置において、上記カバー部材の材料は、UL燃焼試験法でUL94規格のV−1の条件を満たす樹脂であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の駆動装置において、上記カバー部材は吸音材を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の駆動装置において、上記被駆動部材を備える装置本体に該駆動装置を取り付けたまま、上記カバー部材を取り外すことが可能な構成にしたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の駆動装置において、上記2つの側板の材料は、UL燃焼試験法でUL94規格のV−1の条件を満たす樹脂であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、移動する表面にトナー像を形成する像担持体と、像担持体上にトナー像を形成する画像形成手段と、該像担持体上に形成された該トナー像を転写体上に転写する転写手段と、該像担持体を駆動する像担持体駆動手段とを有する画像形成装置において、該像担持体駆動手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の駆動装置を用いることを特徴とするものである。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置としての複写機100全体の外観斜視図である。本実施形態の画像形成装置は、原稿読取部と画像形成部を備えた複写機の一例であるが、LANケーブルや電話回線と接続することにより、プリンタ、スキャナ、ファクシミリとしても用いることができる。
複写機100では、本体の略中央部に画像形成部としてのプリンタ部22が配置され、そのプリンタ部22の直下に2段の給紙装置23が配置されている。また、プリンタ部22の上部には胴内排紙型と呼ばれる排紙部24が設けられており、その上方に原稿読取部としてのスキャナ部25が配置されている。
また、このスキャナ部25の正面側には、複写機100の複数の機能を操作するための入力手段(スタートキー、テンキー、機能設定キー、リセットキー、クリア/ストップキー等の各種キー)と、各種入力情報や装置の状態を表示する表示手段(液晶表示パネル、あるいは入力手段を兼ねた液晶タッチパネル等)とを有する操作部26が設けられている。
プリンタ部22の上部のスキャナ部25は、原稿が載置される原稿台であるコンタクトガラス25a、原稿を照明する照明光源25bなどを備えている。さらに、原稿からの反射光を反射する第1ミラー25c、第2ミラー25d、第3ミラー25c、原稿からの反射光を結像する結像レンズ25f、その結像位置に配置され原稿画像を読み取るCCD等の読取手段であるイメージセンサ25g等を備えている。
このスキャナ部25の上には、コンタクトガラス25aに載置された原稿を押さえる圧板、コンタクトガラス25aに原稿を自動給紙する図示しない自動原稿給紙装置(ADF)などが設けられる。
いずれか一方の給紙カセットから第一給紙部39aまたは第二給紙部39bにより転写紙Pが給紙され、第一搬送ローラ40aまたは第二搬送ローラ40bを介してレジストローラ41に向けて給紙されるようになっている。また、レジストローラ41に給紙された転写紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラ42に向けて送り出される。
そして、操作部26のスタートスイッチを押すと、ADFに原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス25a上へと移動した後にスキャナ部25を駆動する。他方、コンタクトガラス25a上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ部25を駆動する。そして、光源25bと第1ミラー25cを有する第1走行体、および第2ミラー25dと第3ミラー25eを保持する第2走行体を走行する。そして、光源25bから光を放射し、原稿面からの反射光を第1ミラー25cで反射して第2走行体に向け、第2走行体の第2ミラー25d、第3ミラー25eで反射して結像レンズ25fを通してイメージセンサ25gに入れ、イメージセンサ25gで原稿内容を読み取る。その後、操作部26でのモード設定、あるいは操作部で自動モード選択が設定されている場合には原稿の読み取り結果に従い、フルカラーモードまたは白黒モードで画像形成動作を開始する。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置34Y,34C,34M,34Kにより現像され、感光体ドラム31Y,31C,31M,31Kの表面にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像がそれぞれ形成される。
そして中間転写ベルト37a上に形成された画像は、二次転写ローラ42の位置まで搬送され、転写紙Pに一括して二次転写される。画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット90に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ43で排紙部24に向けて搬送され、排紙ローラ44で排紙される。これにより転写紙P上にカラー画像を得ることができる。
また、中間転写ベルト37a上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置38によってクリーニングされ、次の作像工程に備える。
また、図1の示す複写機100ではスキャナ部25を備えた構成を例示したが、スキャナ部25を外せば、プリンタの構成となる。
図1に示す複写機100では、プリンタ部22と給紙装置23が設置される装置本体には、外装の内部に図3に示すような構造からなる本体フレーム200を備えている。なお、図1及び図3において、図中の矢印Aの側が装置前側、矢印Bの側が装置後側、矢印Cの側が装置左側、矢印Dの側が装置右側である。
本体フレーム200は、金属製のベース203や鋼板製の本体前側板201、本体後側板202、フレーム、締結部材(ネジ、ボルト、ナット、等)などで構成されている。また、装置の外装は、外装カバーや前開閉扉27、横開閉扉28等の部材で構成されており、外装カバーや前開閉扉27、横開閉扉28等の部材は、プラスチックを用いた樹脂成型によって形成されている。この外装の前開閉扉27は外装カバーに対して開閉可能に設けられ、トナーボトルの交換や画像形成部の保守、メンテンナンス時に作業が容易になるようになっている。また、外装の右側の横開閉扉28は、定着ユニット90の着脱や、転写紙Pの紙詰まり時の除去処理等の作業がし易いように設けられている。なお、横開閉扉28には、手差し用の給紙テーブル29が開閉可能に設けられている。
図4は、感光体駆動装置300の本体フレーム200に対する組付けの説明図である。図4(a)は、感光体駆動装置300を組み付ける前の感光体駆動装置300と本体フレーム200との斜視図であり図4(b)は、感光体駆動装置300を組み付けた状態の感光体駆動装置300と本体フレーム200との斜視図である。
図4(a)に示すように、感光体駆動装置300は、本体フレーム200の対して図中矢印B方向から組み付けられ、図4(b)に示すように本体後側板202に固定される。
図5は、感光体駆動装置300の斜視図である。図6は、感光体駆動装置300を画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに接続した状態の斜視図である。
感光体駆動装置300は各色の回転体である感光体ドラム31Y,31C,31M,31Kに駆動を伝達する回転体駆動ギヤとしての感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを備えている。この感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを挟むようにして転体駆動軸支持板としての駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とを備えている。感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kの回転軸である駆動ギヤ回転軸6Y,6C,6M,6Kの駆動装置後側板302側の端部は駆動装置後側板302を貫通し、駆動装置後側板302の外側から視認することができる。また、駆動ギヤ回転軸6Y,6C,6M,6Kを駆動装置後側板302に対して回転可能に支持する駆動ギヤ軸受けとしての軸受け7Y,7C,7M,7Kや、軸受け7Y,7C,7M,7Kを保持し、駆動装置後側板302に対する位置を固定する軸受け保持部材8Y,8C,8M,8Kを備えている。
駆動装置後側板302の外側には、ブラック(K)の画像を担持する感光体ドラム31Yの感光体駆動ギヤ1Kに駆動を伝達する駆動源としての第一感光体駆動モータ3を備えている。さらに、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)のそれぞれ画像を担持する感光体ドラム31Y,31C,31Mの感光体駆動ギヤ1Y,1C,1Mに駆動を伝達する駆動源としての第二感光体駆動モータ4を備えている。
図5及び図7に示すように、感光体駆動装置300は、2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とによって、感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを含む、駆動ギヤ列を挟み込んで構成されている。
この感光体駆動装置300の特徴として以下のことが挙げられる。
まず、感光体駆動装置300を駆動ユニットとして、複写機100本体とは独立して扱うことが可能であり、駆動ユニットとしての評価を容易に行うことができる。ここで、駆動ユニットとしての評価とは、単体にて行う評価はモータの回転ムラの評価である。駆動ユニットを複写機に取り付けた状態であると駆動ユニットを一度組んで測定を行いもう一度取り外すという作業が入ってしまい、実際の測定以外の時間が余分にかかってしまう。
さらに、感光体駆動装置300が備える感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを含める駆動ギヤ列の上下左右の駆動装置後側板302と駆動装置前側板301との隙間は、何も覆われておらず、開放された状態である。この隙間から感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを配置した空間にアクセスすることが可能であるため、箱型形状のケーシングを用いた駆動装置に比べて、容易に感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kの回転位相の調節などを行うことができる。
駆動ギヤ列の上下左右が開放された駆動装置では、画像形成装置内で発火が起こった際に駆動ギヤ列を配置した空間に火が入り込んでしまう場合がある。そして、比較的難燃性の低いHB材からなる駆動ギヤを用いていると、入り込んだ火が、感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kに簡単に伝わって、燃えてしまうおそれがある。
図8に示すように感光体駆動装置300の上方には、火元となる可能性があるクラッチ220とモータ210とが配置されている。この火元となり得る部材から発火が起こった際に、駆動ギヤ列の上下左右が開放されていると、感光体駆動ギヤ1Y,1C,1M,1Kを配置した空間に火が入り込みギヤに燃え移ってしまう危険性がある。さらに、感光体駆動装置300の下に燃え広がる恐れもある。
図9(a)に示す状態から、図中矢印E方向に上側カバー310を垂直に降ろしていき、駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とに取り付け、ネジで締結することで、図9(b)の状態になる。
また、図9(b)に示すように、2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とによって構成される感光体駆動装置300の上側の隙間を上側カバー310で覆っている。これにより、感光体駆動装置300の上側から異物が進入することを防止することができ、異物が感光体駆動ギヤ1を含む駆動ギヤ列に付着することを防止することができる。よって、駆動ギヤ列の破損を防止することができる。
さらに、感光体駆動装置300の上側の隙間を上側カバー310で覆っていることにより、万一の火災が発生したときに、感光体駆動装置300の上方から内部に火が入り込み、駆動ギヤ列に火が燃え移ることを防止することができる。
図10(a)に示す状態から、図中矢印F方向に下側カバー311を垂直に上げていき、駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とに取り付け、ネジで締結することで、図10(b)の状態になる。
また、図10(b)に示すように、2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とによって構成される感光体駆動装置300の下側の隙間を下側カバー311で覆っている。これにより、感光体駆動装置300の下側から異物が進入することを防止することができ、異物が駆動ギヤ列に付着することを防止することができる。よって、駆動ギヤ列の破損を防止することができる。
さらに、感光体駆動装置300の下側の隙間を下側カバー311で覆っていることにより、万一の火災が発生し、駆動ギヤ列に火が燃え移ったとしても、さらに感光体駆動装置300の下方に燃え広がることのを防ぐことができる。
図11は、上側カバー310が電気配線を保持する配線保持部材を備える構成の説明図である。図11の上側カバー310の挿入口部317にハーネスクランプ315を取り付けたり、上側カバー310の凹み部318にサドルエッジ316を取り付けたりすることことで上側カバー310に電気配線を束ねたハーネスを保持する機能を持たせることができる。ここで、ハーネスクランプ315とサドルエッジ316とは、配線保持部材としてのハーネス保持部材である。上側カバー310にハーネス保持機能を持たせることで、感光体駆動装置300内から外に出すハーネスや感光体駆動装置300の外にあるハーネスを保持することができ、ハーネスが感光体駆動ギヤ1やモータに接触することを防ぐことができる。
なお、ハーネス保持機能は上側カバー310に持たせるものに限らず、下側カバー311に持たせても良い。
図12は、ハーネス保持部材を一体的に形成した上側カバー310の説明図である。図12に示す上側カバー310は、ハーネス保持部材であるハーネスガイド320を一体的に備えている。このように上側カバー310にハーネスガイド320を直接つけることでハーネスが感光体駆動装置300内の感光体駆動ギヤ1やモータにふれることを防ぐことができる。また、ハーネス保持部材とガイド部材とを一体的に形成しているので、部品点数を削減することができる。
図13は、上側カバー310に吸音材を設ける構成の説明図である。図13(a)上側カバー310と吸音材319とがばらばらの状態の説明図であり、図13(b)は、上側カバー310に吸音材319を固定した状態の正面説明図であり、図13(c)は、上側カバー310に吸音材319を固定した状態の側面説明図である。
図13(a)に示す状態から、上側カバー310に対して、矢印Gの向きに吸音材319を垂直に上げていき、両面テープやネジなどを使って締結した状態が図13(b)や図13(c)である。
駆動ユニット内には様々なギヤが存在しておりそれぞれ駆動中に騒音を発生する。図13に示すように上側カバー310に吸音材319を取り付けることで、感光体駆動装置300内で発生する騒音を外に漏れにくくすることができる。
なお、上側カバー310に吸音材を設けるものに限らず下側カバー311に吸音材を持たせても良く、また上側カバー310と下側カバー311との両方に吸音材を持たせても良い。
また、本実施形態では、駆動装置として感光体駆動装置300について説明した。2つの側板に挟まれる空間内に駆動ギヤ列を配置する駆動装置であれば、感光体以外の回転体を駆動する駆動装置にも側板の端部の隙間を塞ぐようにカバー部材を設けることができる。
また、2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とを組み立てた状態で、2つの側板の下端部の隙間を覆うように下側カバー311を取り付けている。よって、感光体駆動ギヤ1を支持するように対向して配置する駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とを離すことなく、下側カバー311を容易に取り外すことができ、駆動ギヤ列に容易にアクセスすることできる。なお、2つの側板である駆動装置後側板302と駆動装置前側板301とによって構成される感光体駆動装置300の下側の隙間を下側カバー311で覆っている。これにより、感光体駆動装置300の下側から異物が進入することを防止することができ、異物が駆動ギヤ列に付着することを防止することができる。よって、駆動ギヤ列の破損を防止することができる。さらに、感光体駆動装置300の下側の隙間を下側カバー311で覆っていることにより、万一の火災が発生し、駆動ギヤ列に火が燃え移ったとしても、さらに感光体駆動装置300の下方に燃え広がることのを防ぐことができる。
また、感光体駆動装置300の上側カバー310にハーネスクランプ315やサドルエッジ316といったハーネス保持部材を設けることで、ハーネス保持を行いハーネスが感光体駆動ギヤ1やモータに接触することを防ぐことを可能にしている。さらにハーネスにバインドを付けることでハーネスの差込口が近い時に起こる誤挿入の防止のための長さ規制も同時に行うことができる。
また、感光体駆動装置300のカバー部材の材質を、駆動ギヤ列よりも難燃性が高い金属にすることで、複写機100内で発火が起こった際の火が感光体駆動装置300に入り込むのを防ぐことができる。さらに、もし火が感光体駆動装置300に入り込み駆動ギヤ列に燃え移ったとしても、感光体駆動装置300のさらに下に燃え広がるのを防ぐことが可能になる。これにより、感光体駆動装置300の外側で、駆動ギヤ列に火が燃え移りにくく、さらに、駆動ギヤ列に火がついたとしても、その火が他の部材に燃え移りにくくしているので、駆動ギヤ列の材質に精度はでやすいが難燃性の低いHB材を使用することができる。
また、感光体駆動装置300のカバー部材の材質を、駆動ギヤ列よりも難燃性がUL燃焼試験法でUL94規格のV−1の条件を満たす樹脂にすることで、複写機100内で発火が起こった際の火が感光体駆動装置300に入り込むのを防ぐことができる。さらに、もし火が感光体駆動装置300に入り込み、駆動ギヤ列に燃え移ったとしても、感光体駆動装置300のさらに下に燃え広がるのを防ぐことが可能になる。これにより、感光体駆動装置300の外側で、駆動ギヤ列に火が燃え移りにくく、さらに、駆動ギヤ列に火がついたとしても、その火が他の部材に燃え移りにくくしているので、駆動ギヤ列の材質に精度はでやすいが難燃性の低いHB材を使用することができる。
また、上側カバー310を設けることで外に音を漏れにくくしており、さらに上側カバー310の内側に吸音材319を取り付けることでさらに効果をあげることが可能になる。これにより、複写機100を動かした際の騒音を低下することができ複写機100の使用者がより快適に使用できるようになる。
また、感光体駆動装置300の正面側にのみネジ止め部310aを設け、ネジ止めすることにより、感光体駆動装置300を複写機100本体に取り付けた状態でも、感光体駆動装置300を本体後側板202からはずすことなく、上側カバー310の取り付け取り外しすることが可能となる。これにより、より簡単に駆動ギヤ列にアクセスすることができるようになる。
また、感光体駆動装置300の上側カバー310の材質をモールドとし、ハーネス保持部材であるハーネスガイド320を一体的に備え、直接ハーネスガイドの機能を持たせることで、ハーネスがギヤやモータに接触することを防ぐとともに、部品点数を削減することができる。さらにハーネスにバインドを付けることでハーネスの差込口が近い時に起こる誤挿入の防止のための長さ規制も同時に行うことができる。
また、駆動装置後側板302と駆動装置前側板301の材料として、UL燃焼試験法でUL94規格のV−1を満たす樹脂を用いることにより、複写機100内で発火が起こった際の火が感光体駆動装置300に燃え移ることを防ぐことが可能になり、駆動ギヤ列の材質に精度はでやすいが難燃性の低いHB材を使用することができる。
また、画像形成装置としての複写機100の感光体駆動手段として、感光体駆動装置300を用いることにより、駆動ギヤ列に容易にアクセスができることで駆動手段の調節が容易であり、駆動ギヤの破損を防止することにより色ずれのない安定した画像形成が可能となる。
3 第一感光体駆動モータ
4 第二感光体駆動モータ
6 駆動ギヤ回転軸
7 軸受け
8 軸受け保持部材
22 プリンタ部
23 給紙装置
24 排紙部
30 画像形成ユニット
31 感光体ドラム
32 帯電装置
33 光書込装置
34 現像装置
37a 中間転写ベルト
100 複写機
200 本体フレーム
201 本体前側板
202 本体後側板
300 感光体駆動装置
301 駆動装置前側板
302 駆動装置後側板
310 上側カバー
311 下側カバー
315 ハーネスクランプ
316 サドルエッジ
317 挿入口部
318 凹み部
319 吸音材
320 ハーネスガイド
Claims (12)
- 駆動源と、
対向する2つの側板と、
該駆動源からの駆動を被駆動部材に伝達する駆動ギヤとを有し、
該駆動ギヤを該2つの側板に挟まれる空間内に配置し、該2つの側板で該駆動ギヤの回転軸の軸方向両端をそれぞれ支持する駆動装置において、
該2つの側板間の隙間を塞ぐカバー部材を、該2つの側板の対向状態を維持したまま着脱可能に設けたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項1の駆動装置において、
上記カバー部材を、少なくとも上記2つの側板間の上側の隙間を塞ぐように設けたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項1または2の駆動装置において、
上記カバー部材は、電気配線を保持する配線保持部材を有することを特徴とする駆動装置。 - 請求項3の駆動装置において、
上記カバー部材と上記配線保持部材とは一体成型であることを特徴とする駆動装置。 - 請求項1、2、3または4の駆動装置において、
上記カバー部材を、少なくとも上記2つの側板間の下側の隙間を塞ぐように設けたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項1、2、3、4または5の駆動装置において、
上記カバー部材は上記駆動ギヤよりも難燃性が高いことを特徴とする駆動装置。 - 請求項6の駆動装置において、
上記カバー部材の材料は、金属であることを特徴とする駆動装置。 - 請求項6の駆動装置において、
上記カバー部材の材料は、UL燃焼試験法でUL94規格のV−1の条件を満たす樹脂であることを特徴とする駆動装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の駆動装置において、
上記カバー部材は吸音材を備えていることを特徴とする駆動装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の駆動装置において、
上記被駆動部材を備える装置本体に該駆動装置を取り付けたまま、上記カバー部材を取り外すことが可能な構成にしたことを特徴とする駆動装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の駆動装置において、
上記2つの側板の材料は、UL燃焼試験法でUL94規格のV−1の条件を満たす樹脂であることを特徴とする駆動装置。 - 移動する表面にトナー像を形成する像担持体と、
像担持体上にトナー像を形成する画像形成手段と、
該像担持体上に形成された該トナー像を転写体上に転写する転写手段と、
該像担持体を駆動する像担持体駆動手段とを有する画像形成装置において、
該像担持体駆動手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の駆動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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- 2005-12-07 JP JP2005354148A patent/JP4852303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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