JP2007154615A - 折りたたみ式自動門扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い開口部高さと広い有効開口間口寸法を取れ、かつスムースな開閉動作を行うことができるような折りたたみ式自動開閉門扉を提供する。
【解決手段】戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3との間で開閉を行う門扉5であって、門扉5は各側端がヒンジ7によって互いに連結された複数のパネル9を備え、各パネル9は、戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3との間に配設された上部構造体11に取り付けられた走行用レール13上を走行するスライダ15から回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネル9が走行用レール13に沿って伸展位置に伸展され、開状態では各パネル9が走行用レール13の方向と直角方向に回転して折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネル9は幅方向の中心に設けた回転中心軸17によってスライダ15から吊り下げられている。
【選択図】図1
【解決手段】戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3との間で開閉を行う門扉5であって、門扉5は各側端がヒンジ7によって互いに連結された複数のパネル9を備え、各パネル9は、戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3との間に配設された上部構造体11に取り付けられた走行用レール13上を走行するスライダ15から回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネル9が走行用レール13に沿って伸展位置に伸展され、開状態では各パネル9が走行用レール13の方向と直角方向に回転して折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネル9は幅方向の中心に設けた回転中心軸17によってスライダ15から吊り下げられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、エクステリアに用いられる折りたたみ式自動門扉の構造と開閉制御装置に関するものである。
自動車用車庫の電動式のゲートとしては、ゲートに取り付けられたアームを支柱に装備したモータで回転させてゲートを開閉する、はねあげ式ゲートや(例えば、特許文献1参照)、ゲートをフレーム間のエレメントをパンタグラフ式に連結して構成し、全体を伸縮させてゲートの開閉を行う伸縮式ゲート(例えば、特許文献2参照)が提案されている。一方、近年、車高の高いハイルーフ車や複数台の自動車に対応するような、開口高さが高く広い間口を持つものが要求されるようになってきている。ところが、従来のはねあげ式ゲートでは、開口高さをハイルーフ車が通過可能な高さにすることが困難で、また、伸縮式のものはゲートを開いたとき(エレメントを折りたたんだときの)折りたたみ厚さが厚く、開口の有効間口を広く取ることができないという問題があった。更に、これらのゲートは柵状のゲートを開閉するもので、扉を有していないことから、セキュリティ上の問題もあった。
広い開口高さと広い有効開口間口を可能にし、扉を備えてセキュリティ上の要求にも対応することができるものとして、折りたたみ式の門扉があるが、折りたたみ式の門扉は開閉動作が複雑な上、重量も大きいことから自動化することが難しく、手動開閉が一般的であった。これに対して、比較的小型、軽量の屋内の折戸については、遊星歯車機構部を介して扉を回転及びスライド運動させる折りたたみ構造を持つ自動開閉扉が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
図12(a)に示すように、この自動開閉扉は駆動回転軸扉101cとスライド回転扉101aを中間ヒンジ101bによって連接したもので、それぞれの扉は回転軸116aによって互いに回転自在に連接されている。そして、スライド回転扉101aの荷重はこの中間ヒンジ101bを介して駆動回転軸扉101cで支えられており、上記の連接扉全体の荷重は駆動回転軸116によって片持ち式に支えられている。このことから、上部の走行レール123、下部ガイド部128にはスライド回転扉101aの自重がかからず、スライド抵抗が少ない構造となっている。しかし、このような連接扉を片持ち式に支持する構造は、軽量の屋内用の扉で、しかも連接する扉が2枚の場合においては適用できるものの、扉の重量が重く、連接する扉が多数になるエクステリアの門扉には適用するには次の様な問題がある。
図12(b)は、同様の開閉構造をスライド回転扉101aが複数枚あり、その荷重が走行レール123または下部のガイド部128に掛かるようなエクステリアの門扉に適用した場合を示す。この場合には、各扉には回転部152を有するヒンジ151が互いの端面の間に取り付けられて、相互に回転自在となるように接続されている。スライド回転扉101aの自重は扉の一端に取り付けられた下部回転軸154によってサポートされるので、下部回転軸154はスライド回転扉101aの自重を支持しつつ、扉の回転と下部ガイド部128の方向に沿った移動という2方向への移動に対応することが必要になってくる。更に、スライド回転扉101aの各回転軸153,154はいずれも扉の一端に取り付けられていることから、扉が開く(折りたたまれてくる)と、スライド回転扉101aの重心は走行レール123、下部ガイド部128の横方向に飛び出してくる。このため、扉の自重により発生するモーメントに対抗するために走行レール123、下部ガイド部128には横方向の荷重F1、F2がかかる(図12(c)参照)。これにより、下部回転軸154はスライド回転扉101aの自重に加えて、横方向の力を受けつつ回転、移動することが必要となる。上部回転軸153も同様に横方向の力を受けつつ回転、移動することが必要となってくる。このため、各回転軸153,154に接続されているスライド車輪124、車輪127、及びこの車輪が走行する走行レール123、下部ガイド部128には上記の横力によるこすれが生じ、これによって動作不良を起こすことなる。この傾向は、スライド回転扉101aの重量が重くなるほど顕著となることから、従来技術の自動開閉装置を図12(b)に示すようなエクステリアの門扉に適用しようとすると、各扉の重量をできるだけ軽くすることが必要になってくる。しかし、車庫として必要な開口高さは決まっていることから、各扉の重量を軽くしようとすると各扉の幅を短くすることが必要となってくる。すると、間口を構成する扉の枚数が増加し、折りたたんだ状態での折りたたみ厚さが厚くなり、開状態での有効開口間口寸法が小さくなることとなってしまうという問題があった。更に、エクステリアの門扉ではスライド回転扉の枚数が多く、各扉間にガタがあることから、従来技術のように一定の回転とスライド移動ではスムースな開閉が困難となるという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、扉の重量が重く、連接する扉が多数になるエクステリアの門扉において、高い開口部高さと広い有効開口間口寸法を取れ、かつスムースな開閉動作を行うことができるような折りたたみ式自動開閉門扉を提供することにある。
本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によってスライダから吊り下げられていること、によって達成することができる。また、本発明において、上部構造体の中に走行用レールと平行に配設され、走行用レールに対する横方向へのスライダの移動を制限するスライダガイドと、スライダガイドの中を走行する複数のスライダガイド車輪が回転自在に取り付けられているスライダとを
有しているようにしてもよい。
有しているようにしてもよい。
本発明の折りたたみ式自動門扉において、上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、上部構造体の折りたたみ側支柱側に水平面内に回転自在に配設された直動シリンダと、門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を有することとしてもよい。
本発明の折りたたみ式自動門扉において、回転駆動パネルの回転中心軸に回転アームと対向して固定されたストッパアームを係止して、開動作において回転駆動パネルが所定の角度に達するまで走行用レールに沿って折りたたみ側支柱の方向へ移動することを制限し、閉動作においてストッパアームによって回動させられ、回転駆動パネルの戸当たり側支柱の方向への移動を制限しないストッパであって、戸当たり側支柱側のストッパ側面に設けられ、ストッパアームを係止する係止部と、係止部と上部構造体の間に設けられ、上部構造体に固定された取り付け部にストッパを回動自在に取り付けるピンと、上部構造体に当接してストッパの回動を制限する凸部と、折りたたみ側支柱側のストッパ側面に設けられ、戸当たり側支柱の方向へのストッパアームの移動によってストッパを回動させる曲面部と、折りたたみ側支柱側のストッパ側面と上部構造体との間に張架され、凸部が上部構造体に当接する様に付勢する復元ばねと、を有するストッパを備えることとしてもよい。
本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によって、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、上部構造体の折りたたみ側支柱側に水平面内に回転自在に配設された直動シリンダと、門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を含み、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置において、直動シリンダを動作させて回転駆動パネルを所定の角度まで回転させることによって各パネルを回転させて第1の位置まで折りたたむ手段と、各パネルが第1の位置まで折りたたまれた後、直動シリンダの動作によって回転駆動パネルを走行用レールの方向と略直角の角度まで回転させつつ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って折りたたみ側支柱に向かって走行させ、各パネルを第2の位置まで折りたたむ手段と、各パネルが第2の位置まで折りたたまれた後に、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って走行させて各パネルを折りたたみ位置まで折りたたむ手段と、を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置によって達成することができる。
また、本発明の開閉制御装置は、直動シリンダの動作によって各パネルを折りたたまれた状態のまま走行用レールに沿って戸当たり側支柱に向かって第1の位置まで走行させる手段と、各パネルが第1の位置に達した後、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させて各パネルを第2の位置まで伸展させる手段と、各パネルが第2の位置まで伸展した後、直動シリンダの動作によって回転駆動パネルを走行用レールの方向と略平行な位置まで回転させつつ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させ、各パネルを第3の位置まで伸展させる手段と、各パネルが第3の位置まで伸展した後に、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させ、各パネルを伸展位置まで伸展させる手段と、を有することとしても良い。
本発明は、扉の重量が重く、連接する扉が多数になるエクステリアの門扉において高い開口部高さと広い有効開口間口寸法を取れ、かつスムースな開閉動作を行うことができるという優れた効果を奏する。
以下図面を参照しながら、本発明の折りたたみ式自動門扉及び開閉制御装置について説明する。
図1は本発明の実施形態の折りたたみ式自動門扉を示し、(a)は正面図、(b)は平面図を示す。本実施形態の折りたたみ式自動門扉は左右に戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3を有し、これらの支柱の間に上部構造体11が配設されている。門扉5を構成する各パネル9は図1(b)に示すように、各パネル9をヒンジ7によって互いに回転自在となるように連結され、戸当たり側支柱1と折りたたみ側支柱3との間に伸展することにより門扉を閉状態とし、折りたたみ側支柱3に沿って折りたたむことによって開状態とするようになっている。
上部構造体11の内部には走行用レール13取り付けられており、この走行用レール13の上を走行用の車輪が取り付けられたスライダ15が走行し、このスライダ15から各パネル9の回転中心軸17が回転自在に吊り下げられている。また、上部構造体11の戸当たり側支柱側の内部には、電動スプロケット19、走行用モータ20が配設され、折りたたみ側支柱側に取り付けられた回転スプロケット21との間に張架されたチェーン23によって走行駆動機構25が形成されている。そして走行駆動機構25は門扉5の戸当たり側支柱側にある走行駆動パネル31と連結部材27によって連結されている。また、上部構造体11の折りたたみ側支柱側にはパネルを回転駆動させる直動シリンダ33が水平方向に回転自在に取り付けられ、直動シリンダ33は、門扉5の折りたたみ側支柱側にある回転駆動パネル39の回転中心軸17に固定された回転アーム37とリンク35によって連結されている。
図2、及び図3を参照して、パネル9の吊り下げ構造と走行駆動機構25について詳細に述べる。図2において(a)は折りたたみ式自動門扉の全体断面を示す図であって、(b)はスラストベアリング部の部分拡大断面を示している。パネル9はアルミなどの金属製で上部と下部は支持部材が取り付けられるように板厚が厚くなっている。パネル9の幅方向の中心の上部の穴の周囲には補強用のカラー32が溶接固定され、このカラー32に回転中心軸17の取付けねじ部を通し、パネル内側からロックナット30を締め付けることによって、回転中心軸17とパネル9が一体となるよう固定している。そして、回転中心軸17は、スラストベアリング22に着座して荷重を伝達する段部を有している。一方、スライダ15には内部に2箇所の段部を有する回転中心軸受け座24が溶接固定されており、下側の段部の上にスラストベアリング22がはまり込んでいる。そしてスラストベアリング22の上部には回転中心軸17のスラストベアリング着座用の段差部が当接し、パネル9の荷重は回転中心軸17、スラストベアリング22、回転中心軸受け座24を介してスライダ15に伝達されると共に滑らかに回転できるようになっている。回転中心軸受け座24の上側の段部には回転中心軸17に固定されたベアリング押さえ28が回転自在にはまり込んで、スラストベアリング22を周囲から保持し、安定した動作ができるようになっている。回転中心軸17の上部にはガイド車輪26が回転自在となるように取り付けられており、ガイド車輪26は上部構造体11に走行レール13と平行に配設された回転中心軸上部ガイド18にはまり込んで、パネル9のたおれを防止し、確実な回転と走行を可能にしている。また、パネル9の下部には基礎に設けられた下部ガイドレール91にはまり込んでパネル9の振れを防止する下部振れ止め92が、取付ボルト94によって回転自在に取り付けられている。上記のような構造によって、パネル9は幅方向の中心の回転中心軸17によって回転自在にスライダ15から吊り下げられている。
上部構造体11の走行用レールサポート14の上には走行用レール13が固定され、スライダ15にはこの走行用レール13の上を走行する走行車輪16が回転自在に取り付けられている。従って、パネル9の自重はスライダ15を介して走行車輪16、走行レール13に伝達され、上部構造体11によって支持されている。走行用レール13は、スライダ15に掛かるパネル9の自重による曲げモーメントが少なくなるように回転中心軸17に近接した位置に配設されている。一方、スライダ15の回転中心軸受け座24の反対側の平板部には図3に示すように2個のスライダガイド車輪38が水平面内で回転自在となるように取り付けられている。これらは、上部構造体11に走行レール13と平行に配設されたスライダガイド36にはまり込んで、スライダ15の走行用レール13の横方向の力に対抗し、スライダ15の走行用レール13に沿った方向への確実な走行を可能にすると共に、走行車輪16と協働してスライダ15がパネル9の回転時の反力によって回転することを防止している。
走行駆動装置25のチェーン23はテイクアップ40によって環状になるよう接続されている。スライダ15のうち門扉5の戸当たり側支柱側に配設された走行駆動パネル31を吊り下げている走行スライダ29は、連結部材27によってテイクアップ40に接続され、走行駆動機構25によって走行駆動されるようになっている。
以上のようにパネル9は幅方向の中心に設けられた回転中心軸17によって回転自在に吊り下げられているので、折りたたみ動作によってパネル9の自重による横力が走行用レールにかかることがなく、重量の大きなパネル9を門扉5に採用し、折りたたみ時の折りたたみ厚さを薄くして有効開口間口寸法を大きくすることができるという効果を奏する。
次に図4を参照しながら門扉5の折りたたみ側支柱側に配設された回転駆動パネル39の回転機構について説明する。図2、3において説明した部分には同様の符号を用い説明は省略する。回転駆動パネル39の回転中心軸17には回転アーム取り付け用カラー42が固定されている。カラー42には回転アーム37が固定され、回転アーム37はリンク35を介して直動シリンダ33と連結され、直動シリンダ33の動作によって回転駆動パネル39を回転させるようになっている。一方、カラー42の回転アーム37と対向する側にはストッパアーム41が固定されている。ストッパアーム41は、略L字形をしており、折れ曲がった部分の外側端面にはストッパ43の係止部45に当接する曲面部44を有しており、開動作時に所定の角度に達するまで、回転駆動パネル39が走行用レール13の方向に沿って移動することを制限することができるようになっている。ストッパ43は図示しない上部構造体11に固定された取り付け部47に回転自在となるようにピン49によって取り付けられている。ストッパ43は上部に上部構造体11に当接する凸部51を有し、側面には上部構造体11との間に張架されている復元ばね57が取り付けられている。
次に回転アーム37による回転駆動パネル39の回転動作とストッパ43の動作について、図5、6を参照しながら説明する。図5は回転駆動パネル39の開動作を示す図であり、図6は閉動作を示す図である。
門扉5が閉まっている状態では、直動シリンダ33は短縮位置にあり、ストッパアーム41はその端部がストッパ43の係止部45に当接している。そして、ストッパ43は復元バネ57にて上部構造体11の方向に張架され、凸部51が上部構造体11に当接した状態が保持されている。開動作において、直動シリンダ33の伸張を開始しても、回転アーム37の直動シリンダの伸張方向に対する角度が浅いため回転駆動パネル39は回転を開始せず、折りたたみ側支柱3の方向に直線移動を始め、ストッパアーム41がストッパ43の係止部45に押し付けられる。ところが、ストッパ43は凸部51が上部構造体11に当接して回転できない状態であることから、ストッパ43によって回転駆動パネル39の折りたたみ側支柱3への移動が制限され、直動シリンダ33の直線動作が回転動作に変換できるようになる。そして、この後、直動シリンダ33の動作によって、回転駆動パネル39は回転中心軸17の周りに回転を開始する。そして更に直動シリンダが伸張すると、回転中心軸17の回転によって、ストッパアーム41の位置がストッパ43の係止部45から外れる。このときには回転アーム37の直動シリンダの伸張方向に対する角度がかなり大きくなっているので、直動シリンダ33の伸張動作によって回転駆動パネル39はスムースに回転する。そして最終的に、回転駆動パネル39は折りたたみ側支柱3に沿った折りたたみ位置まで折りたたまれる。
閉動作の場合には、回転駆動パネル39の走行用レール13に沿った方向の移動位置と回転角度の関係が上記の開動作の場合と異なり、ストッパアーム41はストッパ43の折りたたみ側支柱側の曲面部55にぶつかる。ところがストッパ43は図6に示すようにピン49の回りに回転するのでストッパアーム41の戸当たり側支柱1の方向への移動を制限せず、回転駆動パネル39は閉動作を続けられる。更に回転駆動パネル39が戸当たり側支柱1の方向に向かって移動しつつ、閉状態の位置に向かって回転するとストッパアーム41はストッパ43の係止部45の戸当たり側支柱側に移動する。するとストッパ43は復元ばね57によって上部構造体11の方向に付勢されて凸部51が上部構造体に当接し、図5の状態に戻る。回転駆動パネル39はその後も回転と走行を続け閉状態になるまで閉動作を続ける。
このようなストッパ43によって、開動作時に回転駆動パネル39をスムースに回転開始させることができ、閉動作においては回転駆動パネル39の回転、走行動作を制限せず、折りたたみ式自動門扉に必要な回転動作と走行動作の協調動作を可能にすることができるという効果を奏する。
次に、本発明の折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置61の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置61の構成を示している。折りたたみ式自動門扉には、開閉制御用の各種リミットスイッチが設置されている。直動シリンダの伸縮位置については、直動シリンダ伸限リミットスイッチ73、直動シリンダ縮限リミットスイッチ75が設けられている。また、走行駆動パネル31の開閉位置については、全開状態を検知する開限リミットスイッチ77、開動作のときの減速開始点を検出する開減速リミットスイッチ79、全閉状態を検出する閉限リミットスイッチ81、閉動作において減速開始点を検出する閉減速リミットスイッチ83が設けられている。これら各リミットスイッチの信号は開閉制御装置61に入力される。また、操作に必要な開スイッチ67、閉スイッチ69、停止スイッチ85が操作パネルに配置され、その信号は開閉制御装置61に入力される。開閉制御装置61は入力された状態に従って、直動シリンダ33、走行用モータ20の回転数を周波数によって制御するそれぞれのインバータ回路63,65に回転数制御用の周波数信号、出力信号を出力する。直動シリンダ33、走行用モータ20はそれぞれのインバータ回路63,65から出力される電力の周波数に従って回転数が制御される。また、開閉制御装置61からはブレーキ駆動回路87の動作信号が出力され、この動作信号によって走行用モータ20のブレーキ装置が動作するように構成されている。
次に門扉5の開動作について、図8、9を参照しながら説明する。
(1)開スイッチ67が押されると閉状態(図8(a))から開動作が開始される。最初に開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動するべく周波数信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力する。これよって直動シリンダ33の駆動が開始される。直動シリンダ33は開閉制御装置61内のタイマによって所定の時間の間動作を続け、回転駆動パネル39を20度程度の角度まで回転駆動する。この時、走行用モータ20は空転している状態となっている。各パネル9は走行用レール13上を走行するスライダ15から吊り下げられて、相互にヒンジ7によって連結されているので、各パネル9は回転駆動パネル39の回転に従って回転すると共に折りたたみ側支柱3に向かって第1の位置に移動する。(図8(b)、図9(a)のa1からc1、(b)のp1からq1)。
(2)各パネル9が第1の位置へ到達すると、開閉制御装置61から走行駆動パネル駆動用の周波数信号が走行モータ用インバータ回路65に出力され、走行モータ用インバータ回路65は所定の周波数の電力を走行用モータ20に出力し、走行用モータ20の駆動を開始する。本実施例の場合は第1の位置の検出はタイマによって行うものとしたが、リミットスイッチなどによって実際のパネルの位置を検出することによってもよい(図9(b)q1からr1)。
(3)走行用モータ20と直動シリンダ33は同時に駆動され、回転駆動パネル39を回転させると共に走行駆動パネル31を走行用レール13に沿って折りたたみ側支柱3の方向に折りたたんでいく(図8(c))。この時、走行駆動パネル31の走行速度と回転駆動パネル39の回転速度は互いに協調が取れていることが必要である。このため開閉制御装置61は相互の速度の協調が取れるように各インバータ回路63,65に別々の周波数信号を出力する。一例をあげれば、直動シリンダ用インバータ回路への周波数指令値は26Hzで、走行モータ用インバータ回路への周波数指令値は52Hzとする。この比率は、回転機構、パネルの寸法などによって制御装置内で自由に設定することができる。(図9(a)のc1からd1、(b)のr1からs1)。
(4)回転駆動パネル39が走行用レール13に対して略90度の位置まで回転して各パネル9が第2の位置に達すると、直動シリンダの伸限リミットスイッチ73が動作する。この動作信号は開閉制御装置61に入力され、これによって開閉制御装置61からは直動シリンダ駆動用電流をゼロにする指令が直動シリンダ用インバータ回路63に出力され、これによって直動シリンダ33は停止する(図9(a)のd1からe1)。このとき、各パネル間にはガタによる隙間があるため、各パネル9は若干開いた状態であり、回転駆動パネルを停止位置から回転も移動もしないようにして、走行駆動パネル31の走行のみで折りたたみ動作を続けていく(図9(b)のs1からt1)。
(5)各パネル9は走行駆動パネル31の走行のみによって完全な折りたたみ状態に向かって折りたたまれていく。ここで走行駆動パネル31の位置が開減速リミットスイッチ79の設置されている位置に来ると、開減速リミットスイッチ79が動作し、動作信号が開閉制御装置61に入力され、開閉制御装置61は走行駆動パネル31の走行速度を減速すべく低い指令周波数を走行モータ用インバータ回路65に出力する。これにより走行用モータ20の回転数が減少し、走行駆動パネル31の走行速度が減速される。減速動作もインバータの周波数制御によって行うことによって走行用モータ20の回転トルクを減少させずに走行駆動パネル31を減速できることから、各パネル9をより密着させて折りたたむことができる(図8(d)、図9(b)のt1からu1)。
(6)走行駆動パネル31のみを減速走行させることによって、各パネル9は更に完全な折りたたみ状態に折りたたまれていく。そして、走行駆動パネル31が開限リミットスイッチ77の位置まで達すると開限リミットスイッチ77が動作し、動作信号が開閉制御装置61に入力され、開閉制御装置61から走行用モータ20の駆動電流をゼロとする指令が走行モータ用インバータ回路65に出力される。これにより走行用モータ20への電力供給が停止され、走行用モータ20が停止、各パネルは折りたたみ位置へ折りたたまれて開動作が終了する(図8(e)、図9(b)のu1からw1)。
(1)開スイッチ67が押されると閉状態(図8(a))から開動作が開始される。最初に開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動するべく周波数信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力する。これよって直動シリンダ33の駆動が開始される。直動シリンダ33は開閉制御装置61内のタイマによって所定の時間の間動作を続け、回転駆動パネル39を20度程度の角度まで回転駆動する。この時、走行用モータ20は空転している状態となっている。各パネル9は走行用レール13上を走行するスライダ15から吊り下げられて、相互にヒンジ7によって連結されているので、各パネル9は回転駆動パネル39の回転に従って回転すると共に折りたたみ側支柱3に向かって第1の位置に移動する。(図8(b)、図9(a)のa1からc1、(b)のp1からq1)。
(2)各パネル9が第1の位置へ到達すると、開閉制御装置61から走行駆動パネル駆動用の周波数信号が走行モータ用インバータ回路65に出力され、走行モータ用インバータ回路65は所定の周波数の電力を走行用モータ20に出力し、走行用モータ20の駆動を開始する。本実施例の場合は第1の位置の検出はタイマによって行うものとしたが、リミットスイッチなどによって実際のパネルの位置を検出することによってもよい(図9(b)q1からr1)。
(3)走行用モータ20と直動シリンダ33は同時に駆動され、回転駆動パネル39を回転させると共に走行駆動パネル31を走行用レール13に沿って折りたたみ側支柱3の方向に折りたたんでいく(図8(c))。この時、走行駆動パネル31の走行速度と回転駆動パネル39の回転速度は互いに協調が取れていることが必要である。このため開閉制御装置61は相互の速度の協調が取れるように各インバータ回路63,65に別々の周波数信号を出力する。一例をあげれば、直動シリンダ用インバータ回路への周波数指令値は26Hzで、走行モータ用インバータ回路への周波数指令値は52Hzとする。この比率は、回転機構、パネルの寸法などによって制御装置内で自由に設定することができる。(図9(a)のc1からd1、(b)のr1からs1)。
(4)回転駆動パネル39が走行用レール13に対して略90度の位置まで回転して各パネル9が第2の位置に達すると、直動シリンダの伸限リミットスイッチ73が動作する。この動作信号は開閉制御装置61に入力され、これによって開閉制御装置61からは直動シリンダ駆動用電流をゼロにする指令が直動シリンダ用インバータ回路63に出力され、これによって直動シリンダ33は停止する(図9(a)のd1からe1)。このとき、各パネル間にはガタによる隙間があるため、各パネル9は若干開いた状態であり、回転駆動パネルを停止位置から回転も移動もしないようにして、走行駆動パネル31の走行のみで折りたたみ動作を続けていく(図9(b)のs1からt1)。
(5)各パネル9は走行駆動パネル31の走行のみによって完全な折りたたみ状態に向かって折りたたまれていく。ここで走行駆動パネル31の位置が開減速リミットスイッチ79の設置されている位置に来ると、開減速リミットスイッチ79が動作し、動作信号が開閉制御装置61に入力され、開閉制御装置61は走行駆動パネル31の走行速度を減速すべく低い指令周波数を走行モータ用インバータ回路65に出力する。これにより走行用モータ20の回転数が減少し、走行駆動パネル31の走行速度が減速される。減速動作もインバータの周波数制御によって行うことによって走行用モータ20の回転トルクを減少させずに走行駆動パネル31を減速できることから、各パネル9をより密着させて折りたたむことができる(図8(d)、図9(b)のt1からu1)。
(6)走行駆動パネル31のみを減速走行させることによって、各パネル9は更に完全な折りたたみ状態に折りたたまれていく。そして、走行駆動パネル31が開限リミットスイッチ77の位置まで達すると開限リミットスイッチ77が動作し、動作信号が開閉制御装置61に入力され、開閉制御装置61から走行用モータ20の駆動電流をゼロとする指令が走行モータ用インバータ回路65に出力される。これにより走行用モータ20への電力供給が停止され、走行用モータ20が停止、各パネルは折りたたみ位置へ折りたたまれて開動作が終了する(図8(e)、図9(b)のu1からw1)。
次に門扉5の閉動作について説明する。
(1)閉スイッチ69が押されると開状態(図10(a))から閉動作が開始される。最初に開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動する信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、これによって回転駆動パネル39が移動を開始する。最初、各パネル9は完全に折りたたまれた状態であることから、直動シリンダ33を動作させると各パネル9は折りたたまれた状態のまま、戸当たり側支柱1の方向に移動してくる(図10(b)、図11(a)のa2からc2)。この動作によって、回転駆動パネル39を折りたたみ側支柱3にぶつからないような位置で回転させて、各パネル9を伸展していくことが可能となる。
(2)直動シリンダ33を制御装置内のタイマによって一定時間動作させ、各パネル9が第1の位置に到達したら、開閉制御装置61は直動シリンダ33の駆動電流をゼロとする信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、直動シリンダ33を停止させる。一方、開閉制御装置61は開動作と同様、走行駆動パネル駆動用の周波数信号を走行モータ用インバータ回路65に出力することによって、走行用モータ20を所定の回転数で駆動し走行駆動パネル31の戸当たり側支柱1に向かっての走行を開始させる。この時、回転駆動パネル39は直動シリンダ33が停止していることから回転も、移動もしないが、パネル間の接続ガタがあるので各パネル9は走行駆動パネル31の戸当たり側支柱1の方向への走行によって、徐々に開いていく。(図10(c)、図11(a)のc2からe2、(b)のq2からs2)。開動作と同様第1の位置はリミットスイッチなどによって検出して開閉制御装置61に入力するようにしても良い。
(3)直動シリンダ33を制御装置内のタイマによって一定時間動作させ、各パネル9が第2の位置に到達したら、開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動する信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、これによって回転駆動パネル39を再び駆動する。この後は開動作と同様、開閉制御装置61は走行駆動パネル31の走行速度と回転駆動パネル39の回転速度が互いに協調が取れるように各インバータ回路に周波数信号を出力する。(図10(d)、図11(a)のe2からg2、(b)のs2からt2)。
(4)回転駆動パネル39が走行用レール13に対して略平行(0度)の位置まで回転して各パネル9が第3の位置に達すると、直動シリンダの縮限リミットスイッチ75が動作し、開動作と同様直動シリンダ33は停止し、回転駆動パネル39の回転、走行も停止する。このとき、各パネル間にはガタによる隙間があるため、各パネル9は完全に伸展されていない状態であり、走行駆動パネル31の走行のみで伸展動作が続けられる(図11(a)のg2からh2、(b)t2からu2)。
(5)走行駆動パネル31が閉減速リミットスイッチ83の位置まで達すると、開動作と同様、走行駆動パネル31の速度が減速される(図10(e)、図11(b)のu2からv2)。
(6)走行駆動パネル31のみを減速走行させることによって、各パネル9は完全な伸展状態に伸展されていく。そして、走行駆動パネル31が閉限リミットスイッチ81の位置に達すると開動作と同様リミットスイッチが動作し、走行用モータ20への電力供給が停止されて走行用モータ20が停止し、各パネル9は伸展位置に展開される。(図10(f)、図11(b)のv2からx2)。
(7)走行用モータ20の動作が停止すると、開閉制御装置61からブレーキ駆動回路動作信号がブレーキ駆動回路87に出力され、ブレーキ駆動回路87は通常開放状態に励磁しているブレーキの電磁石の電流を遮断し、走行用モータ20のブレーキを動作させる。これによって、閉動作が完了後は各パネル9を手動によって開閉することができず、セキュリティ上非常に有効となる。
(1)閉スイッチ69が押されると開状態(図10(a))から閉動作が開始される。最初に開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動する信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、これによって回転駆動パネル39が移動を開始する。最初、各パネル9は完全に折りたたまれた状態であることから、直動シリンダ33を動作させると各パネル9は折りたたまれた状態のまま、戸当たり側支柱1の方向に移動してくる(図10(b)、図11(a)のa2からc2)。この動作によって、回転駆動パネル39を折りたたみ側支柱3にぶつからないような位置で回転させて、各パネル9を伸展していくことが可能となる。
(2)直動シリンダ33を制御装置内のタイマによって一定時間動作させ、各パネル9が第1の位置に到達したら、開閉制御装置61は直動シリンダ33の駆動電流をゼロとする信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、直動シリンダ33を停止させる。一方、開閉制御装置61は開動作と同様、走行駆動パネル駆動用の周波数信号を走行モータ用インバータ回路65に出力することによって、走行用モータ20を所定の回転数で駆動し走行駆動パネル31の戸当たり側支柱1に向かっての走行を開始させる。この時、回転駆動パネル39は直動シリンダ33が停止していることから回転も、移動もしないが、パネル間の接続ガタがあるので各パネル9は走行駆動パネル31の戸当たり側支柱1の方向への走行によって、徐々に開いていく。(図10(c)、図11(a)のc2からe2、(b)のq2からs2)。開動作と同様第1の位置はリミットスイッチなどによって検出して開閉制御装置61に入力するようにしても良い。
(3)直動シリンダ33を制御装置内のタイマによって一定時間動作させ、各パネル9が第2の位置に到達したら、開閉制御装置61は直動シリンダ33を駆動する信号を直動シリンダ用インバータ回路63に出力し、これによって回転駆動パネル39を再び駆動する。この後は開動作と同様、開閉制御装置61は走行駆動パネル31の走行速度と回転駆動パネル39の回転速度が互いに協調が取れるように各インバータ回路に周波数信号を出力する。(図10(d)、図11(a)のe2からg2、(b)のs2からt2)。
(4)回転駆動パネル39が走行用レール13に対して略平行(0度)の位置まで回転して各パネル9が第3の位置に達すると、直動シリンダの縮限リミットスイッチ75が動作し、開動作と同様直動シリンダ33は停止し、回転駆動パネル39の回転、走行も停止する。このとき、各パネル間にはガタによる隙間があるため、各パネル9は完全に伸展されていない状態であり、走行駆動パネル31の走行のみで伸展動作が続けられる(図11(a)のg2からh2、(b)t2からu2)。
(5)走行駆動パネル31が閉減速リミットスイッチ83の位置まで達すると、開動作と同様、走行駆動パネル31の速度が減速される(図10(e)、図11(b)のu2からv2)。
(6)走行駆動パネル31のみを減速走行させることによって、各パネル9は完全な伸展状態に伸展されていく。そして、走行駆動パネル31が閉限リミットスイッチ81の位置に達すると開動作と同様リミットスイッチが動作し、走行用モータ20への電力供給が停止されて走行用モータ20が停止し、各パネル9は伸展位置に展開される。(図10(f)、図11(b)のv2からx2)。
(7)走行用モータ20の動作が停止すると、開閉制御装置61からブレーキ駆動回路動作信号がブレーキ駆動回路87に出力され、ブレーキ駆動回路87は通常開放状態に励磁しているブレーキの電磁石の電流を遮断し、走行用モータ20のブレーキを動作させる。これによって、閉動作が完了後は各パネル9を手動によって開閉することができず、セキュリティ上非常に有効となる。
以上述べたように、本発明の開閉制御装置61によれば、回転軸がパネルの中心にある門扉を、パネルの回転と走行のタイミングを制御することによって周囲の各支柱と干渉することなくスムースに開閉することができるという優れた効果を奏する。そして開閉の最終段階で走行駆動パネルのみを減速走行させることによって各パネルがほとんど密着する程度まで折りたたむことができ、開状態での有効間口寸法を最大にすることができると共に、閉状態においては略直線上に伸展することができ、門扉の意匠を保つことができるという効果を奏する。
なお、本実施例では、回転駆動パネルの回転動作を停止させてから、走行駆動パネルを減速させているが、先に走行駆動パネルを減速してから回転駆動パネルの回転動作を停止させるようにしてもよい。
1 戸当たり側支柱、3 折りたたみ側支柱、5 門扉、7 ヒンジ、9 パネル、11 上部構造体、13 走行用レール、15 スライダ、17 回転中心軸、19 電動スプロケット、21 回転スプロケット、23 チェーン、25 走行駆動機構、27 連結部材、29 走行スライダ、31 走行駆動パネル、33 直動シリンダ、35 リンク、36 スライダガイド、37 回転アーム、38 スライダガイド車輪、39 回転駆動パネル、41 ストッパアーム、43 ストッパ、45 係止部、47 取り付け部、49 ピン、51 凸部、53 ストッパ側面、55 曲面部、57 復元ばね。
本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によってスライダから吊り下げられ、上部構造体に配設され、門扉の戸当たり側支柱側の走行スライダを走行させる走行駆動機構と、一端が上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設され、他端が門扉の折りたたみ側支柱側パネルに該パネルを回転させるように接続され、走行駆動機構と協調して門扉の折りたたみ側支柱側パネルを回転させる直動シリンダと、を有することによって達成することができる。また、本発明において、上部構造体の中に走行用レールと平行に配設され、走行用レールに対する横方向へのスライダの移動を制限するスライダガイドと、スライダガイドの中を走行する複数のスライダガイド車輪が回転自在に取り付けられているスライダとを有しているようにしてもよい。
また、本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によってスライダから吊り下げられ、上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された直動シリンダと、門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を有することによって達成することができる。
本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によって、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された直動シリンダと、門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を含み、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置において、直動シリンダを動作させて回転駆動パネルを所定の角度まで回転させることによって各パネルを回転させて第1の位置まで折りたたむ手段と、各パネルが第1の位置まで折りたたまれた後、直動シリンダの動作によって回転駆動パネルを走行用レールの方向と略直角の角度まで回転させつつ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って折りたたみ側支柱に向かって走行させ、各パネルを第2の位置まで折りたたむ手段と、各パネルが第2の位置まで折りたたまれた後に、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って走行させて各パネルを折りたたみ位置まで折りたたむ手段と、を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置によって達成することができる。
上部構造体11の内部には走行用レール13取り付けられており、この走行用レール13の上を走行用の車輪が取り付けられたスライダ15が走行し、このスライダ15から各パネル9の回転中心軸17が回転自在に吊り下げられている。また、上部構造体11の戸当たり側支柱側の内部には、電動スプロケット19、走行用モータ20が配設され、折りたたみ側支柱側に取り付けられた回転スプロケット21との間に張架されたチェーン23によって走行駆動機構25が形成されている。そして走行駆動機構25は門扉5の戸当たり側支柱側にある走行駆動パネル31と連結部材27によって連結されている。また、上部構造体11の折りたたみ側支柱側にはパネルを回転駆動させる直動シリンダ33が水平方向に首振り自在に取り付けられ、直動シリンダ33は、門扉5の折りたたみ側支柱側にある回転駆動パネル39の回転中心軸17に固定された回転アーム37とリンク35によって連結されている。
門扉5が閉まっている状態では、直動シリンダ33は短縮位置にあり、ストッパアーム41はその端部がストッパ43の係止部45に当接している。そして、ストッパ43は復元バネ57にて上部構造体11の方向に張架され、凸部51が上部構造体11に当接した状態が保持されている。開動作において、直動シリンダ33の伸張を開始しても、回転アーム37の直動シリンダの伸張方向に対する角度が浅いため回転駆動パネル39は回転を開始せず、折りたたみ側支柱3の方向に直線移動を始め、ストッパアーム41がストッパ43の係止部45に押し付けられる。ところが、ストッパ43は凸部51が上部構造体11に当接して回転できない状態であることから、ストッパ43によって回転駆動パネル39の折りたたみ側支柱3への移動が制限され、直動シリンダ33の直線動作が回転動作に変換できるようになる。そして、この後、直動シリンダ33の伸張動作によって、回転駆動パネル39は回転中心軸17の周りに回転を開始する。このとき、直動シリンダ33はリンク35の動きに合わせて水平方向に首を振る。そして更に直動シリンダが伸張すると、回転中心軸17の回転によって、ストッパアーム41の位置がストッパ43の係止部45から外れる。このときには回転アーム37の直動シリンダの伸張方向に対する角度がかなり大きくなっているので、直動シリンダ33の伸張動作によって回転駆動パネル39はスムースに回転する。そして最終的に、回転駆動パネル39は折りたたみ側支柱3に沿った折りたたみ位置まで折りたたまれる。
閉動作の場合には、回転駆動パネル39の走行用レール13に沿った方向の移動位置と回転角度の関係が上記の開動作の場合と異なり、ストッパアーム41はストッパ43の折りたたみ側支柱側の曲面部55にぶつかる。ところがストッパ43は図6に示すようにピン49の回りに回転するのでストッパアーム41の戸当たり側支柱1の方向への移動を制限せず、回転駆動パネル39は閉動作を続けられる。更に回転駆動パネル39が戸当たり側支柱1の方向に向かって移動しつつ、閉状態の位置に向かって回転するとストッパアーム41はストッパ43の係止部45の戸当たり側支柱側に移動する。するとストッパ43は復元ばね57によって上部構造体11の方向に付勢されて凸部51が上部構造体に当接し、図5の状態に戻る。回転駆動パネル39はその後も回転と走行を続け閉状態になるまで閉動作を続ける。上記の閉動作でも開動作と同様、直動シリンダ33はリンク35の動きに合わせて水平方向に首を振る。
本発明の目的は、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、各パネルは、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によってスライダから吊り下げられ、上部構造体に配設され、門扉の戸当たり側支柱側の走行スライダを走行させる走行駆動機構と、門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された直動シリンダと、門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を有することによって達成することができる。また、本発明において、上部構造体の中に走行用レールと平行に配設され、走行用レールに対する横方向へのスライダの移動を制限するスライダガイドと、スライダガイドの中を走行する複数のスライダガイド車輪が回転自在に取り付けられているスライダとを有しているようにしてもよい。
Claims (6)
- 戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、
門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、
各パネルは、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、
閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉において、
パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によってスライダから吊り下げられていること、
を特徴とする折りたたみ式自動門扉。 - 請求項1に記載の折りたたみ式自動門扉において、
上部構造体の中に走行用レールと平行に配設され、走行用レールに対する横方向へのスライダの移動を制限するスライダガイドと、
スライダガイドの中を走行する複数のスライダガイド車輪が回転自在に取り付けられているスライダと、
を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉。 - 請求項1または2に記載の折りたたみ式自動門扉において、
上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、
門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、
上部構造体の折りたたみ側支柱側に水平面内に回転自在に配設された直動シリンダと、
門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、
を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉。 - 請求項3に記載の折りたたみ式自動門扉において、
回転駆動パネルの回転中心軸に回転アームと対向して固定されたストッパアームを係止して、開動作において回転駆動パネルが所定の角度に達するまで走行用レールに沿って折りたたみ側支柱の方向へ移動することを制限し、閉動作においてストッパアームによって回動させられ、回転駆動パネルの戸当たり側支柱の方向への移動を制限しないストッパであって、
戸当たり側支柱側のストッパ側面に設けられ、ストッパアームを係止する係止部と、
係止部と上部構造体の間に設けられ、上部構造体に固定された取り付け部にストッパを回動自在に取り付けるピンと、
上部構造体に当接してストッパの回動を制限する凸部と、
折りたたみ側支柱側のストッパ側面に設けられ、戸当たり側支柱の方向へのストッパアームの移動によってストッパを回動させる曲面部と、
折りたたみ側支柱側のストッパ側面と上部構造体との間に張架され、凸部が上部構造体に当接する様に付勢する復元ばねと、
を有するストッパを備えること
を特徴とする折りたたみ式自動門扉。 - 戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、
門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、
各パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によって、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、
上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、
門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、
上部構造体の折りたたみ側支柱側に水平面内に回転自在に配設された直動シリンダと、
門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を含み、
閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置において、
直動シリンダを動作させて回転駆動パネルを所定の角度まで回転させることによって各パネルを回転させて第1の位置まで折りたたむ手段と、
各パネルが第1の位置まで折りたたまれた後、直動シリンダの動作によって回転駆動パネルを走行用レールの方向と略直角の角度まで回転させつつ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って折りたたみ側支柱に向かって走行させ、各パネルを第2の位置まで折りたたむ手段と、
各パネルが第2の位置まで折りたたまれた後に、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って走行させて各パネルを折りたたみ位置まで折りたたむ手段と、
を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置。 - 戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間で開閉を行う門扉であって、
門扉は各側端がヒンジによって互いに連結された複数のパネルを備え、
各パネルは幅方向の中心に設けた回転中心軸によって、戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱との間に配設された上部構造体に取り付けられた走行用レール上を走行するスライダから回転自在に吊り下げられ、
上部構造体の戸当たり側支柱側に配設された電動スプロケットと上部構造体の折りたたみ側支柱側に配設された回転スプロケットによって走行用レールに沿って張架されたチェーンを備える走行駆動機構と、
門扉の戸当たり側支柱側にあって、走行駆動機構と連結部材によって連結されている走行スライダから吊り下げられている走行駆動パネルと、
上部構造体の折りたたみ側支柱側に水平面内に回転自在に配設された直動シリンダと、
門扉の折りたたみ側支柱側にあって、直動シリンダとリンクによって連結されている回転アームが回転中心軸に固定されている回転駆動パネルと、を含み、
閉状態では各パネルが走行用レールに沿って戸当たり側支柱と折りたたみ側支柱の間の伸展位置に伸展され、開状態では各パネルが走行用レールの方向と直角方向に回転して折りたたみ側支柱に沿った折りたたみ位置に折りたたまれる折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置において、
直動シリンダの動作によって各パネルを折りたたまれた状態のまま走行用レールに沿って戸当たり側支柱に向かって第1の位置まで走行させる手段と、
各パネルが第1の位置に達した後、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させて各パネルを第2の位置まで伸展させる手段と、
各パネルが第2の位置まで伸展した後、直動シリンダの動作によって回転駆動パネルを走行用レールの方向と略平行な位置まで回転させつつ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させ、各パネルを第3の位置まで伸展させる手段と、
各パネルが第3の位置まで伸展した後に、直動シリンダを停止させ、走行駆動機構によって走行駆動パネルを走行用レールに沿って戸当たり側支柱の方向に走行させ、各パネルを伸展位置まで伸展させる手段と、
を有することを特徴とする折りたたみ式自動門扉の開閉制御装置。
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