JP2007154422A - 立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造とそれを用いた断熱屋根 - Google Patents

立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造とそれを用いた断熱屋根 Download PDF

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Abstract

【課題】立ちはぜ折板屋根Rの上に断熱材A(単位断熱材10)を安定的に固定するための断熱材固定構造を得る。
【解決手段】立ちはぜ折板屋根Rの山形部1の頂部に形成される突条(立ちはぜ)4に、幅の広い挟持先端部62を持つクランプ60を固定する。該クランプ60に対して、断熱材Aの取り付け孔のX方向ピッチP1と同じピッチでボルト22を立設した第1の固定用治具20を固定し、該ボルト22を利用して断熱材Aを固定する。突条(立ちはぜ)4の軒先方向(Y方向)のピッチPaが断熱材Aの取り付け孔のY方向ピッチP2と異なる場合には、調整機能を持つ第2の固定用治具30を仲介して第1の固定用治具20に取り付け、Y方向のピッチ合わせを行った後、断熱材Aを固定する。固定した断熱材Aの上に必要に応じて保護層を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、山形部が所定ピッチで連続している構造を備えた折板屋根、特に、屋根板同士を継ぎ合わせたときの突条が山形部の頂部を屋根勾配方向に走っている、いわゆる立ちはぜ折板屋根に対して断熱材を安定して固定するための固定構造と、その固定構造を用いた断熱屋根に関する。
発泡樹脂などで作られた断熱材を屋根板の上に固定して断熱屋根とすることが行われている。屋根板が平板状の場合には、断熱材を屋根板の上に敷設し、かつ固定用ボルトなどを用いて断熱材を屋根板に固定していくことは比較的に容易である。しかし、図1に示すような、金属製の屋根板をはぜ継ぎして作られる立ちはぜ折板屋根、すなわち、屋根勾配方向であるX方向に走る山形部1が軒先方向であるY方向に所定ピッチPaで連続しており、該山形部1の頂部2には屋根板3をはぜ継ぎしたときの突条(立ちはぜ)4が屋根勾配方向に走っている立ちはぜ折板屋根の上に断熱材を安定的に固定することは、容易でない。
すなわち、立ちはぜ折板屋根は、図1bに断面を示すように、左右の立ち上がり縁の上端部に互いに係合する湾曲部3a,3bを形成した長尺状の屋根板3を、隣接する屋根板3,3の湾曲部同士を係合(はぜ継ぎ)しながら、梁5の上に専用の取り付け具6を利用して固定するようにしており、前記のように山形部2の頂部には軒先方向に一定ピッチPaで屋根勾配方向に走る突条4は形成されるものの、断熱材を固定するためのボルトなどは屋根面に存在しないからである。
一つの解決策として、特許文献1には、板状の断熱材が載置される平板部と、その両端から下方に延びて立ちはぜの首部に嵌り込む脚とからなる固定具を立ちはぜ部に取り付け、該脚に外側からねじ通しした止めねじを締め付けることによって、固定具を立ちはぜ部に固定し、そのようにして固定した固定具の前記平板部の上に断熱材を載せた状態で、断熱材の上方から固定具(平板部)に向けてアンカービスを打ち込むことにより、屋根板に断熱材を固定した断熱屋根が記載されている。
特開2004−218284号公報
特許文献1に記載のように特定形状の固定具を介して立ちはぜ折板屋根の上に板状の断熱材を取り付けるやり方は、断熱材の取り付け構造として有効であるものの、なお改善すべき余地がある。
すなわち、一般に、板状の断熱材は矩形状であり、所定の大きさに形成されたものが施工現場に持ち込まれる。また、屋根板上での固定作業を効率化するために、断熱材には、屋根勾配方向であるX方向と軒先方向であるY方向とに所定ピッチP1,P2で取り付け孔が予め形成されていることが多い。その場合、取り付け孔のX方向のピッチP1に一致させて、固定具を立ちはぜ部の屋根勾配方向に固定していくことが求められるが、屋根板の上で、一定ピッチP1で立ちはぜ部に固定具を取り付けていくことは容易でない。特に、屋根の面積が大きい場合には、多数枚の断熱材を屋根勾配方向に配置することとなるので、その作業量も膨大となる。
さらに、断熱材に形成される取り付け孔の前記Y方向のピッチP2が、山形部のピッチPaと同じまたはその整数倍である場合には問題は生じないが、双方のビッチが異なる場合には、立ちはぜ部に固定した固定具に対して、アンカービス等を断熱材の取り付け孔を通して的確に打ち込めない場合が起こり得る。そのような場合、固定具の位置に対応する箇所から断熱材を通してアンカービス等を打ち込むこととなるが、固定具は断熱材が覆われていて見ることができないので、適切な打ち込み箇所を見つけ出すのが容易でないと共に、予め形成されていた取り付け孔はそのまま空穴として残ることとなり、断熱性能にも影響が出る。
また、立ちはぜ屋根の隣接する山形部の間は空所であり、その部分では断熱材は裏面側からの支えを有していないので、作業者がその部分に足を載せたときに、断熱材に破損が生じる恐れがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも少ない作業量で断熱材を立ちはぜ折板屋根の上に安定的に固定できるようにした立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、断熱材に形成される取り付け孔の軒先方向のピッチP2と立ちはぜ折板屋根の山形部のピッチPaとが異なっている場合でも、安定的に断熱材を固定できるようにした立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、そのような固定構造を用いた断熱屋根を提供することにある。
本発明による立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造は、屋根勾配方向であるX方向に走る山形部が軒先方向であるY方向に所定ピッチPaで連続しており、該山形部には屋根板を連接したときの突条が屋根勾配方向に走っている立ちはぜ折板屋根の上に断熱材を固定する固定構造であって、前記突条を左右から挟み付ける一対のクランプ片からなるクランプを少なくとも突条の2箇所に固定し、該固定したクランプを利用してX方向に伸びる長尺状の第1の固定用治具を取り付け、該第1の固定用治具に対して断熱材を固定することを特徴とする。
上記の固定構造では、基本的に、断熱材は前記第1の固定用治具に対して固定する構造であり、第1の固定用治具を屋根板の上に安定的に取り付け得るだけの数のクランプ(少なくとも2個)を立ちはぜ突条に対して固定すればよいので、立ちはぜ部へのクランプ取り付け作業は大きく省力化される。固定したクランプを利用して第1の固定用治具を取り付ける作業は、立ちはぜ部にクランプを固定する作業に比べれば、容易である。第1の固定用治具に対する断熱材の固定は、第1の固定用治具に固定用のボルトを立設しておき、それを利用して断熱材を固定するようにしてもよく、断熱材の上からアンカービス等を第1の固定用治具に対して打ち込むようにしてもよい。第1の固定用治具は前記X方向の全長にわたって位置しており、アンカービス等の打ち込み位置の選定は容易である。
断熱材は予め取り付け孔を有しないものであってもよい。その場合には、施工現場での作業が幾分煩雑となる。好ましくは、断熱材として、取り付け孔を前記X方向にピッチP1、前記Y方向にピッチP2で有しているものを用いる。そして、その際に、前記第1の固定用治具として、該断熱材のX方向のピッチP1と同じピッチP1でボルトを立設した長尺状の固定用治具を用いる。複数枚の断熱材が、前記ボルトを利用して第1の固定用治具に固定される。
この固定構造では、第1の固定用治具に立設したボルトを、断熱材に形成した取り付け孔に差し込むだけで、断熱材の仮固定ができるので、断熱材の取り付け作業はさらに容易化する。断熱材から突出しているボルトの部分にワッシャを介してナットを締め込むことにより、断熱材はしっかり固定される。
断熱材に形成した取り付け孔の前記Y方向のピッチP2が、屋根板のY方向のピッチPaと同じかその整数倍である場合には、断熱材の取り付け孔のピッチP2に一致する箇所の突条(立ちはぜ)に前記クランプを固定し、固定したクランプに第1の固定用治具を直接取り付けることにより、該第1の固定用治具を利用して断熱材を安定的に取り付けることができる。
しかし、立ちはぜである突条のY方向のピッチPaの整数倍が断熱材の取り付け孔のY方向のピッチP2に一致しないのが通常であり、そのための対策として、本発明による立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造の他の態様では、一端に、前記突条に固定したクランプに自由度をもった状態で係合しうる係止孔を有し、他端は第1の固定用治具に固定できるようになっている第2の固定用治具をさらに用いる。そして、第2の固定用治具に固定した第1の固定用治具のボルトを利用して断熱材を固定する。
このように、突条に固定したクランプに自由度をもった状態で係合しうる第2の固定用治具を用い、該第2の固定用治具に第1の固定用治具を固定することにより、立ちはぜである突条のY方向のピッチPaと異なる任意のピッチで第1の固定用治具を立ちはぜ折板屋根の上に固定することが可能となる。固定しようとする断熱材の取り付け孔のY方向のピッチP2に一致させて第1の固定用治具を固定しておくことにより、断熱材を当該第1の固定用治具を用いて確実に固定することができる。
他端側も第1の固定用治具との間で固定位置を調整できるような形状とされている第2の固定用治具を用いることもできる。この場合には、第1の固定用治具のピッチ合わせが一層容易となる。
本発明による立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造において、他の態様では、立ちはぜ折板屋根に嵩上げ材が配置される。すなわち、この態様は、上記の断熱材の固定構造であって、立ちはぜ折板屋根には嵩上げ材が配置されており、第1の固定用治具は該嵩上げ材の上に配置されており、第2の固定用治具は、嵩上げ材が配置されない箇所において一端を前記突条に固定したクランプに固定し、他端を第1の固定用治具に固定していることを特徴とする。
この固定構造では、嵩上げ材の上に配置されている第1の固定用治具を利用して断熱材が固定されるので、突条に取り付けたクランプや第2の固定用治具が断熱材の底面にぶつかるのを効果的に回避できる。さらに、第1の固定用治具の取り付け状態も安定するので、断熱材の固定そのものも一層安定する。
前記の態様において、嵩上げ材は、突条(立ちはぜ部)に固定されているクランプを避けた状態で突条(立ちはぜ部)の上に乗ることができるものであればよく、クランプの部分を切り欠いた(開孔部とした)、広い面積を持つ平板状の板材などであってもよい。この場合、嵩上げ材としては、軽量化の目的から、発泡樹脂製のものを用いることが望ましい。具体的には、発泡性ポリスチレン、発泡性ポリプロピレン、発泡性ポリエチレン、発泡性ポリウレタン、発泡性ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。発泡樹脂製でなく、非発泡合成樹脂製、木材製のようなものであってもよい。発泡樹脂製の嵩上げ材を用いる場合には、結果として2層構造の断熱層が形成されるので、屋根の断熱性能はさらに向上する。
嵩上げ材として、ブリキなどの薄い鉄板を箱状に曲げ加工して得る上面がフラットな棒状をなすパネル材や樹脂製もしくは鋼製の角パイプやチャンネル材なども用いることができる。この場合、嵩上げ材は立ちはぜ折板屋根の屋根勾配方向に直交する方向に配置する。その際に、嵩上げ材同士は隙間をおいて配置することが望ましく、その隙間を利用して、前記第2の固定用治具を取り付ける。
なお、上記の説明では、軒先方向であるY方向と直交するX方向を屋根勾配方向と表現しているが、本発明において屋根がX方向に勾配が付いていることは必須でなく、発明の本質からいって、屋根は、多数枚の屋根板同士がはぜ継ぎで接合している、いわゆる立ちはぜ折板屋根であればよく、それが勾配のない水平屋根の場合であっても本発明の範囲に含まれる。
また、本発明において、断熱材の素材としては、軽量であることから、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の発泡性樹脂が挙げられる。特に、JIS A9511に規定される押し出し法ポリスチレンフォームは好ましいが、ビーズ型内発泡により得られる発泡樹脂板であってもよい。発泡樹脂製の場合、耐候性に欠けるので、通常、別途保護層がその上に形成される。保護層には、亜鉛メッキ鋼板のような耐食性・耐候性に優れた金属板、塩化ビニル系樹脂シートやアスファルト系シートのような防水性シート、ポリウレタン系樹脂やアクリル系樹脂からなる被覆材、あるいはそれらを積層したものが挙げられる。保護層は、断熱材を屋根板に留め付け後に、断熱材の上に積層固定するようにしてもよく、予め保護層を一体に積層した断熱材を用い、断熱材の留め付けと保護層の積層とが同時に行われるようにしてもよい。後者の場合、保護層とは反対側の面に不織布からなる層を貼着しておくこともできる。それにより、上方からの荷重に対する曲げ強度をより大きなものとすることができる。
鋼板のような硬質の保護層を一体に積層した断熱材の場合、施工現場で断熱材に取り付け孔を形成することは容易でない。この場合には、予め、前記X方向にピッチP1、前記Y方向にピッチP2で取り付け孔を形成した断熱材を用いることが推奨される。
本発明によれば、従来よりも少ない作業量で断熱材を立ちはぜ折板屋根の上に安定的に固定できるようにした断熱材の固定構造が得られる。また、断熱材に形成される取り付け孔の軒先方向のピッチP2と立ちはぜ折板屋根の山形部のピッチPaとが異なっている場合でも、安定的に断熱材を固定できるようにした立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造が得られる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施の形態に基づき説明する。図1は立ちはぜ折板屋根の一例を示し、図2はその立ちはぜである突条に固定するクランプを示している。図3は立ちはぜ折板屋根の上に固定した状態の断熱材の一例を示す平面図である。図4は本発明の固定構造で用いる第1の固定用治具を示し、図5は第2の固定用治具を示す。図6は本発明による断熱材の固定構造の一形態を説明する図であり、図7は図6における第1の固定用治具と第2の固定用治具との固定構造の部分のみを上から見て示している。図8と図9は本発明による断熱材の固定構造の他の形態を説明するための図である。
前記しかつ図1に示すように、立ちはぜ折板屋根Rは、屋根勾配方向であるX方向に走る山形部1が軒先方向であるY方向に所定ピッチPaで連続しており、該山形部1の頂部2には屋根板3を連接したときの突条(立ちはぜ)4が屋根勾配方向に走っている。このような立ちはぜ折板屋根Rの上に図3に示ようにして断熱材10を固定することにより、本発明に断熱屋根とされる。
図2はそこで用いるクランプ60を示す。クランプ60は、一定の横幅を持つ左右一対のクランプ片61,61で構成される。各クランプ片61は、立ちはぜである突条4の下方領域を押さえ付ける挟持先端部62と、そこに続く膨出部63と、前記挟持先端部62の先端位置とほぼ同じ垂直位置にある垂直部64と、該垂直部64の上端に位置する水平部65とを有し、垂直部64には左右のクランプ片61、61を一体に締め付けるときに用いるボルトのためのボルト孔66が形成されている。また、水平部65にも他部材を一体に固定するときに用いるボルトのためのボルト孔67が形成されている。
前記膨出部63の内面側の形状は、好ましくは立ちはぜである突条4の外郭形状に一致した形状であり、その大きさは、左右のクランプ片61、61を締め付けたときに突条4をわずかに圧縮して変形させるように大きさとされる。しかし、膨出部63の内面側の形状は、左右のクランプ片61、61を締め付けたときに、その内周面が部分的に突条4に接触するような形状であっても差し支えない。
クランプ60の固定に際しては、左右のクランプ片61,61の膨出部63の間に突条4を挟み込んだ姿勢とし、双方の垂直部64に形成したボルト孔66にボトルを通してナットで締め付ける。一定の横幅を持つ挟持先端部62の先端と膨出部63の内面側とで突条4を両側から押さえ付けた状態で、クランプ60は突条4に固定されるので、クランプ60の固定状態はきわめて安定したものとなる。
そのようにして固定したクランプ60を利用して、断熱材10を固定する。図示しないが、一つの固定態様として、立ちはぜである突条4の必要箇所に複数個のクランプ60を固定し、固定したクランプ60の水平部65に形成したボルト孔67を利用して固定用ボルトを立設し、そのボルトに対して直接断熱材10を固定することもできる。しかし、前記したように、断熱材10には屋根勾配方向であるX方向と軒先方向であるY方向に所定ピッチ(P1,P2)で取り付け孔11が形成されているのが普通であり、そのピッチP1,P2に一致するようにして、各突条4に多数のクランプ60を固定していくことは、きわめて困難であり、またY方向に対しては不可能となることがある。
以下の実施の形態では、第1の固定用治具20(図4)を用いることによってX方向のピッチ合わせを容易にし、第2の固定用治具30(図5)を用いることによってY方向の任意のピッチ合わせを容易かつ可能としている。なお、突条4のY方向のピッチPaの整数倍が断熱材10のY方向のピッチP2と一致する場合には、第2の固定用治具30の使用を省略することもできる。
この例において、立ちはぜ折板屋根Rに固定する断熱材Aは、図3に示すように、矩形状の単位断熱材10を複数枚組み付けて構成される。単位断熱材10は発泡樹脂の成形品であり、段差部14が形成されている。各偶部には孔11が形成されており、該孔11は、段差部14を利用して隣接する単位断熱材10、10を組み付けたときに、上下に連通する取り付け孔11となる。この例では、複数枚の単位断熱材10を組み付けて断熱材Aとしたときに、前記各取り付け孔11は、屋根勾配方向であるX方向ではピッチP1で配列しており、軒先方向であるY方向ではピッチP2で配列している。ピッチP1とピッチP2は同じであってもよく、異なっていてもよい。なお、断熱材Aは一枚物で作られていてもよいが、その場合でも、ピッチP1およびピッチP2で取り付け孔11が形成される。図3には前記した第1の固定用治具20も同時に示している。
第1の固定用治具20は、図4に示すように、長尺状の金属板21と、そこに固定的に立設した複数本の固定用ボルト22からなり、ボルト22の間隔(ピッチ)は、断熱材Aに形成した取り付け孔11の屋根勾配方向であるX方向でのピッチP1と同じとされている。また、所要箇所には、後記するように、第2の固定用治具30の他端側とボルトナット25,26(図6)を用いて固定するときに用いる穴23が形成されている。
第2の固定用治具30は、図5に示すように、長尺状の金属板31であり、その両端には長孔32が形成されている。なお、固定構造の形態に応じて、図5aに示す単に平板状の第2の固定用治具30aと、図5bに示すに両端部の高さが違うようにされた第2の固定用治具30bが選択的に用いられる。また、施工現場の状況などに応じて、図5cに示すように長さのより短い第2の固定用治具30cを用いることもある。
施工に当たっては、図2に基づき説明したようにして、立ちはぜ折板屋根Rの一つの山形部1の立ちはぜ部である突条4に、前記した第1の固定用治具20に形成されている穴23のピッチで、少なくとも2個のクランプ60を固定する。前記山形部1に隣接する山形部1であって、断熱材10のY方向のピッチP2にほぼ一致する箇所にある山形部1・・にも同様にしてクランプ60を固定する。
次ぎに、図6に示すように、嵩上げ材として、固定したクランプ60を避けることのできる開口41を備えた発泡樹脂製板40を、立ちはぜである突条4の上に敷設する。発泡樹脂製板40の厚さは、突条4に固定したクランプ60の高さを超える厚さとする。発泡樹脂製板40の平面視での形状や大きさは任意であり、複数枚の発泡樹脂製板40を寄せ集めて立ちはぜ折板屋根R上の必要とされる面積を覆うようにしてもよい。
敷き詰めた発泡樹脂製板40の上であって、前記突条4に固定したクランプ60の近傍に、所要本数の第1の固定用治具20をX方向に向けて仮配置する。次ぎに、図5aに示した平板状の第2の固定用治具30aの一端部を、そこに形成した長孔32と既に固定されているクランプ60の水平部65に形成したボルト孔67とに固定ボルト68を通してナット69を仮締めすることにより、クランプ60側に仮固定する。
また、仮固定した第2の固定用治具30aの他方の端部に形成した長孔32と、前記第1の固定用治具20に形成した穴23とにボルト25を通し、ナット26を仮締めすることにより、第2の固定用治具30aと第1の固定用治具20とを仮固定する。同じことを、同じ山形部1上の突条4に固定した他のクランプ60と第1と第2の固定用治具20,30との間でも行う。
この状態では、第1の固定用治具20はX方向とY方向の双方向にわずかに移動することができるので、施工現場での設計仕様に合わせて、所定の位置に第1の固定用治具20を位置決めし、固定ボルト68側のナット69とボルト25側のナット26を締め込んで、第1の固定用治具20の位置を固定する。なお、前記固定ボルト68に係合する長孔32のみで所要の位置合わせができる場合には、第2の固定用治具30aの他端側の長孔32は円孔であってもよい。
この態様で、断熱材A(単位断熱材10)の裏面側が、第2の固定用治具30および第1の固定用治具20に衝接するのを避けなければならないので、前記部材が位置することとなる断熱材A(単位断熱材10)の裏面には、凹陥部19が形成される。
側方に位置する2本目の第1の固定用治具20に対しても、同じようにして位置決めと固定を行う。その際に、基準となる第1の固定用治具20と2本目の第1の固定用治具20との間隔は、断熱材Aに形成した取り付け孔11の軒先方向であるY方向のピッチP2と同じになるように、2本目の第1の固定用治具20の位置決めを行う。この位置調整は、前記したように、第2の固定用治具30aが両端に係止孔として長孔32を有しており、そこでピッチの違いを吸収することができるので、可能となる。
必要本数の第1の固定用治具20を同様にして立ちはぜ折板屋根Rの山形部1(立ちはぜである突条4)に対して固定していくことにより、敷設した発泡樹脂製板40の上には、前記X方向にはピッチP1で、Y方向にはピッチP2で、所要本数のボルト22が固定的に立設した状態となる(図3も参照)。
立設したボルト22・・・を利用し、単位断熱材10に形成した取り付け孔11にボルト22を貫通させながら、必要枚数の単位断熱材10を発泡樹脂製板40の上に配置する。単位断熱材10から飛び出ているボルト22にナット28をネジ込むことにより、単位断熱材10は立ちはぜ折板屋根Rの上にしっかりと固定される。すべての単位断熱材10に対してナット28による締め付けを行うことにより、図3に示すように、本発明による固定構造で固定された断熱材Aが立ちはぜ折板屋根Rの上に完成する。
図7は、第1の固定用治具20と第2の固定用治具30との固定構造の部分の他の例を上から見て示している。なお、図7において、図6に示した部材と同じ部材には同じ符号を付している。立ちはぜ折板屋根Rの上には、前記のようにして嵩上げ材としての発泡樹脂製板40が敷設され、その上に、第1の固定用治具20と第2の固定用治具30を用いて単位断熱材10・・・が固定されて、断熱材Aとされている。
図7に示すように、この例では、図5aおよび図5cに示した、長さの異なる第2の固定用治具30a、30cが用いられており、図で右側では、第1の固定用治具20を固定するのに長さの長い第2の固定用治具30aを、左側では、第1の固定用治具20を固定するのに長さの短い第2の固定用治具30c用いている。このように、立ちはぜ折板屋根Rの山形部1(立ちはぜである突条4)のピッチPaと断熱材AのY方向のピッチP2との関係で、異なった長さの第2の固定用治具が用いられる場合がある。
図8は本発明による固定構造の第2の形態を示しており、ここでは、嵩上げ材を用いずに、クランプ60が固定されていない山形部1の突条(立ちはぜ)4を支持基盤として断熱材A(単位断熱材10)が配置されている。ここでは、クランプ60を固定していない立ちはぜである突条4の頂部を支持基盤として、その上に断熱材A(単位断熱材10)が乗った状態にある。断熱材A(単位断熱材10)の裏面側が、クランプ60,第2の固定用治具30aおよび第1の固定用治具20に衝接するのを避けるために、前記部材が位置することとなる断熱材A(単位断熱材10)の裏面には凹陥部19が形成される。この形態でも、仮配置された第1の固定用治具20を山形部3に対して所定位置に固定する手順と方法は、図6に示したものと同じであり、同じ機能を奏する部材には同じ符号を付し、説明は省略する。
図9は本発明による固定構造の第3の形態を示している。ここでは、嵩上げ材として、発泡樹脂製板40ではなく、鋼製の角パイプ40Aを用いている。角パイプ40Aの高さは、立ちはぜ折板屋根Rの山形部1に固定されるクランプ60の高さよりも高く、該クランプ60を避けるようにして、必要本数の角パイプ40Aが前記Y方向に平行に所要の間隔をおいて配置されている。第2の固定用治具30bには、図5bに示した両端で高さの違う第2の固定用治具30bを用いており、その一端をクランプ60に固定ボルト68に固定し、他端を第1の固定用治具20に固定している。そして、配置した角パイプ40Aの上面を支持基盤として、第1の固定用治具20が仮配置され、以下、図6に示したものと同じようにして、仮配置した第1の固定用治具20をクランプ60に対して所定位置に固定する。なお、同じ機能を奏する部材には同じ符号を付しており、その説明は省略する。
なお、図示しないが、本発明による断熱屋根においては、好ましくは、上記のようにして固定した断熱材A(10)の上に適宜の保護層が形成される。
立ちはぜ折板屋根の一例を示す斜視図(図1a)と屋根板を示す断面図(図1b)。 立ちはぜである突条に固定するクランプと該クランプが突条に固定された状態を説明するための図。 立ちはぜ折板屋根の上に固定した状態の断熱材の一例を示す平面図。 本発明の固定構造で用いる第1の固定用治具を示す図。 本発明の固定構造で用いる第2の固定用治具を示す図。 本発明による断熱材の固定構造の一態様を説明する図。 図6における第1の固定用治具と第2の固定用治具との固定構造の部分のみを上から見て示す図。 本発明による断熱材の固定構造の他の態様を説明する図。 本発明による断熱材の固定構造のさらに他の態様を説明する図。
符号の説明
R…立ちはぜ折板屋根、A…断熱材、P1…断熱材に形成される取り付け孔のX方向のピッチ、P2…断熱材に形成される取り付け孔のY方向のピッチ、Pa…山形部のピッチ、X…屋根勾配方向、Y…軒先方向、1…山形部、2…山形部の頂部、3…屋根板、4…突条(立ちはぜ)、10…単位断熱材、14…断熱材の段差部、11…取り付け孔、19…断熱材の裏面の裏面形成される凹陥部、20…第1の固定用治具、21…長尺状の金属板、22…固定用ボルト、23…固定用穴、30…第2の固定用治具、31…長尺状の金属板、32…長孔、40…嵩上げ材としての発泡樹脂製板、41…開口、40A…嵩上げ材としての角パイプ、60…クランプ、61…左右一対のクランプ片、62…挟持先端部、63…膨出部、64…垂直部、65…水平部

Claims (6)

  1. 屋根勾配方向であるX方向に走る山形部が軒先方向であるY方向に所定ピッチPaで連続しており、該山形部には屋根板を連接したときの突条が屋根勾配方向に走っている立ちはぜ折板屋根の上に断熱材を固定する固定構造であって、
    前記突条を左右から挟み付ける一対のクランプ片からなるクランプを少なくとも突条の2箇所に固定し、該固定したクランプを利用してX方向に伸びる長尺状の第1の固定用治具を取り付け、該第1の固定用治具に対して断熱材を固定することを特徴とする立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造。
  2. 断熱材は、取り付け孔を前記X方向にピッチP1、前記Y方向にピッチP2で有しているものであり、前記第1の固定用治具は該断熱材のX方向のピッチP1と同じピッチP1でボルトを立設した長尺状の固定用治具であり、前記ボルトを利用して断熱材は第1の固定用治具に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造。
  3. 一端に、突条に固定したクランプに自由度をもった状態で係合しうる係止孔を有しており、他端は第1の固定用治具に固定できるようになっている、第2の固定用治具をさらに用い、断熱材は該第2の固定用治具に固定された第1の固定用治具のボルトを利用して固定されていることを特徴とする請求項2に記載の立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造。
  4. 第2の固定用治具の他端側も第1の固定用治具との間で固定位置を調整できるような形状とされている第2の固定用治具を用いることを特徴とする請求項3に記載の立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造。
  5. 立ちはぜ折板屋根には嵩上げ材が配置されており、第1の固定用治具は該嵩上げ材の上に配置されており、第2の固定用治具は、嵩上げ材が配置されない箇所において一端を前記突条に固定したクランプに固定し、他端を第1の固定用治具に固定していることを特徴とする請求項3または4に記載の立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の立ちはぜ折板屋根への断熱材の固定構造により固定された断熱材を持つ断熱屋根。
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