JP2007153710A - 誘電体磁器組成物および電子部品 - Google Patents

誘電体磁器組成物および電子部品 Download PDF

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裕二 梅田
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陽 佐藤
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Abstract

【課題】鉛(Pb)を含まず、容量温度特性および比誘電率に優れ、しかも誘電損失の低減された誘電体磁器組成物を提供すること。
【解決手段】誘電体酸化物を含む主成分と、副成分として、Sbの酸化物と、を含有する誘電体磁器組成物。好ましくは、Sbの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、Sb換算で、0.3〜1.0重量%である。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子部品の誘電体層などに用いられる誘電体磁器組成物に係り、さらに詳しくは、鉛(Pb)を含まず、容量温度特性および比誘電率が良好であり、誘電損失が低減された誘電体磁器組成物に関する。
近年、電子機器などを構成する電気回路の小型化、複雑化により、電気回路に搭載される電子部品についても、より一層の小型化に加えて、誤作動を防止するため等の理由より、自己発熱が少ないことが求められている。そのため、電子部品の一例としてのセラミックコンデンサについても、良好な温度特性を維持しつつ、小型化に対応するために誘電率を高くするとともに、しかも自己発熱低減のために誘電損失が低いことが求められている。
比誘電率を高く保ちつつ、誘電損失を低減するために、たとえば特許文献1では、SrTiO、PbTiO、CaTiO、Bi、およびTiOからなる主成分に、MnO、La、Ce、Nd、Pr、Sm、Dy、ErおよびYから選択した少なくとも1種以上の酸化物、およびCuOを添加してなる誘電体磁器組成物が開示されている。
一方、近年においては地球規模の環境保護運動がいっそう高まりをみせており、電子部品の分野においても鉛(Pb)等の環境負荷物質の低減が要望されている。そのため、鉛(Pb)を含まず、かつ同程度以上の特性を持つ誘電体磁器組成物の開発が望まれている。
鉛(Pb)を含まず、しかも、容量温度特性および比誘電率が良好で、誘電損失の低減された誘電体磁器組成物として、たとえば特許文献2には、水熱合成法により作製され、比表面積を0.8〜2.4m/gに調整したBaTiOに、五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化コバルトを添加することにより得られる誘電体磁器組成物が開示されている。しかしながら、この文献に記載された誘電体磁器組成物では、誘電損失の低減が未だ不十分であり、さらには、この文献のように、水熱合成法によって作製したBaTiOを用いると、たとえば固相法によって作製したBaTiOを使用した場合と比較して、製造コストが高くなってしまうという問題もある。
また、特許文献3にはBaTiOに、Nb、Co、MnOおよび特定の希土類を添加することにより得られる誘電体磁器組成物が開示されている。しかしながら、この文献も、この文献に記載された誘電体磁器組成物では、誘電損失の低減が未だ不十分であり、さらには、液相法である蓚酸塩法によって作製したBaTiOを使用しており、同様に、製造コストが高くなってしまうという問題がある。
特開2001−247364号公報 特開平6−260020号公報 特許第2958826号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、セラミックコンデンサなどの電子部品の誘電体層に用いられ、鉛(Pb)を含まず、容量温度特性および比誘電率に優れ、しかも誘電損失の低減された誘電体磁器組成物を提供することである。また、本発明は、このような誘電体磁器組成物を用いて得られる電子部品を提供することも目的とする。
本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意検討を行った結果、誘電体磁器組成物中に、副成分として、Sbの酸化物を含有させることにより、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、誘電損失を低減できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の誘電体磁器組成物は、誘電体酸化物を含む主成分と、
副成分として、Sbの酸化物と、を含有する誘電体磁器組成物である。
本発明の誘電体磁器組成物において、好ましくは、前記Sbの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、Sb換算で、0.3〜1.0重量%である。
本発明の誘電体磁器組成物は、好ましくは、副成分として、Mnの酸化物およびZnの酸化物をさらに含み、
前記Mnの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、MnO換算で、0重量%より多く、0.5重量%以下であり、
前記Znの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、ZnO換算で、0.2〜0.6重量%である。
本発明の誘電体磁器組成物は、副成分として、Coの酸化物、Rの酸化物(ただし、RはLa、Ce、Pr、NdおよびSmから選択される少なくとも1種)、およびAlの酸化物から選択される1種以上をさらに含有していることがより好ましい。
副成分としての前記Coの酸化物を含有する場合における、その含有量は、前記主成分100重量%に対して、Co換算で、0重量%より多く、0.2重量%以下であることが好ましい。
副成分としての前記Rの酸化物を含有する場合における、その含有量は、前記主成分100重量%に対して、LaO3/2 、CeO、PrO11/6 、NdO3/2 およびSmO3/2 換算で、0重量%より多く、0.5重量%以下であることが好ましい。
副成分としての前記Alの酸化物を含有する場合における、その含有量は、前記主成分100重量%に対して、Al換算で、0重量%より多く、1.0重量%以下であることが好ましい。
本発明の誘電体磁器組成物において、好ましくは、
主成分中に含有されている前記誘電体酸化物が、
組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)で表され、前記組成式中の各成分の重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、下記点A〜Eで囲まれた領域内(ただし、a=0となる範囲は除く)にあり、かつ、
Biに対する、TiOのモル比を表すxと、Biに対する、MgOのモル比を表すyとが、0.7≦y/x≦1.5および1.0≦x+y≦1.8の関係を満足する誘電体酸化物である。
A(6,82,12)
B(2,82,16)
C(0,84,16)
D(0,92,8)
E(6,86,8)
本発明の誘電体磁器組成物においては、前記誘電体酸化物は、水熱合成法、蓚酸塩法などの液相法や、固相法により合成することができ、これらいずれの方法により合成されたものであっても良い。特に、本発明の誘電体磁器組成物は、上記特定の組成範囲に制御されているため、比較的に安価な固相法で合成した場合においても、良好な特性を得ることができる。
本発明の誘電体磁器組成物において、好ましくは、前記誘電体酸化物が、前記組成式中の各成分の重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、下記点F〜Iで囲まれた領域内にある。
F(4,84,12)
G(2,84,14)
H(2,90,8)
I(4,88,8)
本発明の電子部品は、上記いずれかの誘電体磁器組成物で構成してある誘電体層を有する。本発明に係る電子部品としては、特に限定されないが、セラミックコンデンサ、圧電素子、チップインダクタ、チップバリスタ、チップサーミスタ、チップ抵抗、その他の表面実装チップ型電子部品(SMD)などが例示される。
本発明の誘電体磁器組成物は、副成分として、Sbの酸化物を含有するため、容量温度特性に優れ(たとえば、JIS規格のB特性[−25〜85℃で容量変化率±10%以内(基準温度20℃)]を満足する温度特性)、比誘電率が高く、しかも誘電損失を低く抑えることができる。
特に、Sbの酸化物を含有させることにより、鉛(Pb)を含まない組成とした場合でも、誘電損失を十分に低く抑えることができ、そのため、環境への負荷を低減することもできる。
また、本発明の誘電体磁器組成物は、Sbの酸化物を含有する組成において、好ましくは、主成分として、組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)され、これらを構成する各成分の比率を上記所定の範囲とした誘電体酸化物を用いる。特に、この誘電体酸化物は、上記した特定の組成範囲に制御されているため、比較的に安価な固相法で合成した場合においても、容量温度特性、比誘電率および誘電損失を良好な範囲とすることができる。そして、固相法での合成が可能となることにより、水熱合成法や蓚酸塩法などの液相法で合成された誘電体酸化物を用いた場合と比較して、製造コストの大幅な削減が可能となる。
このような本発明の誘電体磁器組成物を、セラミックコンデンサなどの電子部品の誘電体層に用いることにより、鉛(Pb)などの環境負荷物質を含まず、容量温度特性および比誘電率が良好で、誘電損失が低く抑えられており、しかも製造コストが大幅に削減された電子部品を提供することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1(A)は本発明の一実施形態に係るセラミックコンデンサの正面図、図1(B)は本発明の一実施形態に係るセラミックコンデンサの側面断面図、
図2は本発明の誘電体磁器組成物におけるSrTiOと、BaTiOと、(Bi−xTiO−yMgO)と、の組成割合を示す三角図である。
セラミックコンデンサ2
図1(A)、図1(B)に示すように、本実施形態に係るセラミックコンデンサ2は、誘電体層10と、その対向表面に形成された一対の端子電極12,14と、この端子電極12,14に、それぞれ接続されたリード端子6,8とを有する構成となっており、これらは保護樹脂4に覆われている。セラミックコンデンサ2の形状は、目的や用途に応じて適宜決定すればよいが、誘電体層10が円板形状となっている円板型のコンデンサであることが好ましい。また、そのサイズは、目的や用途に応じて適宜決定すればよいが、通常、直径が5〜20mm程度、好ましくは5〜15mm程度である。
誘電体層10
誘電体層10は、本発明の誘電体磁器組成物を含有する。
本発明の誘電体磁器組成物は、誘電体酸化物を含有する主成分と、副成分として、Sbの酸化物と、を有する。
副成分としてのSbの酸化物は、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、誘電体磁器組成物の誘電損失を大きく低減させる効果を有する。本発明の誘電体磁器組成物中におけるSbの酸化物の含有量は特に限定されないが、誘電体酸化物を含有する主成分100重量%に対して、Sb換算で、好ましくは0.3〜1.0重量%、より好ましくは0.5〜0.9重量%である。Sbの酸化物の含有量が少なすぎると、誘電損失の低減効果が得られなくなる傾向にある。一方、含有量が多すぎると、比誘電率が低下する傾向にある。
本発明の誘電体磁器組成物は、このSbの酸化物を含有している点に最大の特徴を有し、Sbの酸化物を用いることにより、鉛(Pb)を実質的に含有しない組成においても、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、誘電損失を低減することが可能となる。そして、鉛(Pb)を含有させないことにより、環境負荷の低減を図ることができる。
主成分に含有される誘電体酸化物としては、特に限定されないが、本発明では、SrTiO−BaTiO−(Bi−TiO−MgO)系の組成を有する誘電体酸化物、すなわち、組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)で表される誘電体酸化物が好ましい。
好ましくは、上記組成式中の各成分の割合は、これら各成分の重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、図2に示す下記点A〜Eで囲まれた領域内(ただし、a=0となる範囲は除く)である。
A(6,82,12)
B(2,82,16)
C(0,84,16)
D(0,92,8)
E(6,86,8)
なお、図2は、SrTiOと、BaTiOと、(Bi−xTiO−yMgO)と、の組成割合を示す三角図のうち、a(すなわち、SrTiOの割合)=0〜6、b(すなわち、BaTiOの割合)=82〜100、およびc(すなわち、(Bi−xTiO−yMgO)の割合)=0〜16である範囲を示す図である。
また、各成分の割合は、それぞれの重量比で表したものであり、たとえば、上記点A(6,82,12)においては、誘電体酸化物全体100重量%中における各成分の割合が、SrTiO=6重量%、BaTiO=82重量%、(Bi−xTiO−yMgO)=12重量%であることを意味する。
各成分の割合を上記範囲とすることにより、後述する固相法で合成した場合においても、容量温度特性、比誘電率および誘電損失を良好な範囲とすることができる。そして、固相法での合成が可能となることにより、水熱合成法や蓚酸塩法などの液相法で合成された誘電体酸化物を用いた場合と比較して、製造コストの大幅な削減が可能となる。
さらに、上記組成式中の各成分の割合は、これらの重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、図2に示す下記点F〜Iで囲まれた領域内であることが、より好ましい。
F(4,84,12)
G(2,84,14)
H(2,90,8)
I(4,88,8)
各成分の割合を、上記点F〜Iに囲まれた範囲内とすることにより、比誘電率をさらに向上させることができる。
また、上記組成式中におけるxは、Bi1モルに対するTiOのモル比を表し、同様に、上記組成式中におけるyは、Biに対するMgOのモル比を表す。すなわち、x=1、y=1の場合には、Bi1モルに対して、それぞれ、TiO、MgOともに1モルとなる。
本発明においては、このx、yに関して、y/x値(すなわち、TiOとMgOとの比)およびx+y値(すなわち、Biに対する、TiO、MgOの合計の含有量)が、好ましくは0.7≦y/x≦1.5、かつ1.0≦x+y≦1.8である。
y/x値が小さすぎると(すなわち、TiOの比率が多すぎると)、容量温度特性が悪化する傾向にある。一方、y/x値が大きすぎると(すなわち、MgOの比率が多すぎると)、誘電損失が悪化する傾向にある。また、x+y値(すなわち、Biに対する、TiO、MgOの合計の含有量)が小さいと、容量温度特性が悪化する傾向にあり、一方、大きいと、誘電損失が悪化する傾向にある。
本発明の誘電体磁器組成物は、副成分として、上記したSbの酸化物以外の副成分を含有していても良い。このような副成分としては、Mnの酸化物およびZnの酸化物が好ましい。
Mnの酸化物は、絶縁抵抗を向上させる効果を有する。Mnの酸化物の含有量は、主成分100重量%に対して、MnO換算で、好ましくは0重量%より多く、0.5重量%以下であり、より好ましくは0.05〜0.3重量%である。Mnの酸化物の含有量が多すぎると、誘電率が低下したり、容量温度特性が悪化する場合がある。なお、Mnの酸化物を含有させる場合には、MnOという形態の他、MnCO、MnO等のいずれの形態で含有させても良い。
Znの酸化物は、誘電損失を低減させる効果を有する。Znの酸化物の含有量は、主成分100重量%に対して、ZnO換算で、好ましくは0.2〜0.6重量%、より好ましくは0.2〜0.5重量%である。Znの酸化物の含有量が少なすぎると、誘電損失が悪化してしまう場合がある。一方、多すぎると、比誘電率が低下したり、容量温度特性が悪化する場合がある。
また、本発明の誘電体磁器組成物は、上記したSbの酸化物、Mnの酸化物およびZnの酸化物に加えて、任意の添加成分として、Coの酸化物、Rの酸化物(ただし、RはLa、Ce、Pr、NdおよびSmから選択される少なくとも1種)、およびAlの酸化物から選択される1種以上の副成分をさらに含有していても良い。
Coの酸化物は、容量温度特性を改善する効果を有する。Coの酸化物を含有する場合における、その含有量は、主成分100重量%に対して、Co換算で、好ましくは0重量%より多く、0.2重量%以下であり、より好ましくは0重量%より多く、0.15重量%以下である。Coの酸化物の含有量が多すぎると、比誘電率が低下したり、焼結性が悪化する場合がある。
Rの酸化物(ただし、RはLa、Ce、Pr、NdおよびSmから選択される少なくとも1種)は、誘電損失を低減する効果を有する。Rの酸化物を含有する場合における、その含有量は、主成分100重量%に対して、LaO3/2 、CeO、PrO11/6 、NdO3/2 およびSmO3/2 換算で、好ましくは0重量%より多く、0.5重量%以下であり、より好ましくは0重量%より多く、0.45重量%以下である。Rの酸化物の含有量が多すぎると、容量温度特性が悪化する場合がある。
Alの酸化物は、焼結を促進する効果と、誘電損失を低減する効果と、容量温度特性を改善する効果とを有する。Alの酸化物を含有する場合における、その含有量は、主成分100重量%に対して、Al換算で、好ましくは0重量%より多く、1.0重量%以下であり、より好ましくは0重量%より多く、0.5重量%以下である。Alの含有量が多すぎると、比誘電率が低下してしまう場合がある。
誘電体層10の厚みは、特に限定されず、用途等に応じて適宜決定すれば良いが、好ましくは0.3〜1mmである。誘電体層10の厚みを、このような範囲とすることにより、中高圧用途に好適に用いることができる。
端子電極12,14
端子電極12,14は、導電材で構成される。端子電極12,14に用いられる導電材としては、たとえば、Cu、Cu合金、Ag、Ag合金、In−Ga合金等が挙げられる。
セラミックコンデンサの製造方法
次に、本実施形態に係るセラミックコンデンサの製造方法について説明する。
まず、焼成後に図1に示す誘電体層10を形成することとなる誘電体磁器組成物粉末を製造する。
誘電体磁器組成物粉末は、主成分(母材)となる誘電体酸化物と、副成分の原料と、を混合することによって得ることができる。
主成分(母材)となる誘電体酸化物としては、特に限定されないが、上記したSrTiO−BaTiO−(Bi−TiO−MgO)系の誘電体酸化物を使用することが好ましい。このような誘電体酸化物は、水熱合成法、蓚酸塩法などの液相法や、固相法により合成することができ、これらいずれの方法により製造しても良いが、特に、次に説明する固相法により製造することにより、所望の特性を実現しながら、製造コストの低減を図ることができる。
すなわち、まず、誘電体酸化物を構成することなる各原料を準備する。このような原料としては、Sr、Ba、Ti、Bi、Mgの各酸化物および/または焼成により酸化物となる原料や、これらの複合酸化物などが挙げられ、たとえば、SrCO、BaCO、TiO、Bi、MgOなどを用いることができる。次いで、これらの原料を、上記した所定の組成となるように配合し、ボールミルなどを用いて、湿式混合する。次いで、得られた混合物を、造粒し、成形して、得られた成形物を、空気雰囲気中にて仮焼きすることにより、誘電体酸化物を得ることができる。なお、仮焼き条件としては、たとえば、仮焼き温度を、好ましくは900〜1200℃、仮焼き時間を、好ましくは0.5〜4時間とすれば良い。
上記の誘電体酸化物は、所定の組成に制御されているため、このように固相法で合成した場合においても、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、しかも誘電損失を低く抑えることができる。そして、固相法での合成が可能となることにより、水熱合成法や蓚酸塩法などの液相法で合成された誘電体酸化物を用いた場合と比較して、製造コストの大幅な削減が可能となる。
次いで、上記にて得られた誘電体酸化物と、副成分の原料と、を混合して誘電体磁器組成物粉末を調製する。
副成分の原料としては、特に限定されず、Sbの酸化物の他、上記した各副成分の酸化物やこれらの複合酸化物、または焼成によりこれら酸化物や複合酸化物となる各種化合物、たとえば炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物などから適宜選択して用いることができる。
次いで、得られた誘電体磁器組成物粉末を、バインダなどを使用して造粒し、得られた造粒物を、所定の大きさを有する円板状に成形することにより、グリーン成形体とする。そして、得られたグリーン成形体を、焼成することにより、誘電体磁器組成物の焼結体を得る。なお、焼成の条件としては、特に限定されないが、保持温度が、好ましくは1200〜1400℃、より好ましくは1200〜1350℃であり、焼成雰囲気を空気中とすることが好ましい。
そして、得られた誘電体磁器組成物の焼結体の主表面に、端子電極を印刷し、必要に応じて焼き付けすることにより、端子電極12,14を形成する。その後、端子電極12,14に、ハンダ付等により、リード端子6,8を接合し、最後に、素子本体を保護樹脂4で覆うことにより、図1(A)、図1(B)に示すようなセラミックコンデンサを得る。
このようにして製造された本発明のセラミックコンデンサは、リード端子6,8を介してプリント基板上などに実装され、各種電子機器等に使用される。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
たとえば、上述した実施形態では、本発明に係る電子部品としてセラミックコンデンサを例示したが、本発明に係る電子部品としては、セラミックコンデンサに限定されず、上記した誘電体磁器組成物から構成される誘電体層を有するものであれば何でも良い。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
まず、主成分(母材)となる誘電体酸化物の原料として、SrCO、BaCO、TiO、BiおよびMgOを、それぞれ準備した。そして、準備したこれらの原料を、それぞれ秤量し、溶媒として水を用いたボールミルにより湿式混合した。次いで、得られた混合物を乾燥した後、5重量%の水を加えて造粒し、成形した。そして、得られた成形物を、空気中、1150℃、2時間の条件で仮焼することにより、誘電体酸化物を得た。なお、本実施例においては、誘電体酸化物の組成を、組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)で表したときに、組成式中のa,b,c(重量%)を、(a,b,c)=(4,84,12)、組成式中のx、y(すなわち、Biに対する、TiOおよびMgOのモル比)を、y/x=1.2、x+y=1.1となるように調製した。
次いで、上記にて得られた誘電体酸化物:100重量%に対して、副成分の原料であるSb、MnO、ZnO、Co、CeOおよびAlを表1に示す割合で添加し、溶媒として水を用いたボールミルにより湿式混合し、得られた混合物を乾燥することにより、表1に示す各副成分組成を有する誘電体磁器組成物粉末(試料番号1〜22の各組成)を得た。なお、表1中の各副成分の割合は、主成分である誘電体酸化物100重量%に対する、重量%で示した。
そして、得られた誘電体磁器組成物粉末:100重量%に対して、ポリビニルアルコール水溶液:10重量%を添加し、次いで造粒して、メッシュパスを通した後、得られた造粒粉を1.2t/cmの圧力で成形することにより、直径12mm、厚さ約1mmの円板状のグリーン成形体を得た。
次いで、得られたグリーン成形体を、空気中、1220〜1320℃、2時間の条件で焼成することにより、円板状の焼結体を得た。そして、得られた焼結体の主表面にIn−Ga電極を塗布して、図1に示すような円板状のセラミックコンデンサの試料(試料番号1〜22)を得た。得られたコンデンサ試料の誘電体層10の厚みは0.7mmであった。そして、得られた各コンデンサ試料について、以下の方法により、比誘電率、誘電損失、CR積、および容量温度特性をそれぞれ評価した。
比誘電率ε
比誘電率εは、コンデンサ試料に対し、基準温度25℃において、デジタルLCRメータ(YHP社製4274A)にて、周波数1kHz,入力信号レベル(測定電圧)1.0Vrmsの条件下で測定された静電容量から算出した(単位なし)。本実施例では、2200以上を良好とした。結果を表1に示す。
誘電損失(tanδ)
誘電損失(tanδ)は、コンデンサ試料に対し、基準温度25℃において、デジタルLCRメータ(YHP社製4274A)にて、周波数1kHz,入力信号レベル(測定電圧)1.0Vrmsの条件下で測定した。本実施例では、好ましくは0.35%以下、より好ましくは0.30%以下を良好とした。結果を表1に示す。
CR積
CR積は、上記にて測定した静電容量C(単位はF)と、絶縁抵抗IR(単位はΩ)との積を求めることにより測定した。本実施例では、1000Ω・F以上を良好とした。結果を表1に示す。
容量温度特性
コンデンサ試料に対し、−25〜125℃の温度範囲で静電容量を測定し、+20℃での静電容量に対する−25℃および85℃での静電容量の変化率(単位は%)を算出した。本実施例では、JIS規格のB特性[−25〜85℃で容量変化率±10%以内(基準温度20℃)]を満足する試料を良好とした。−25℃および85℃における静電容量の変化率を、それぞれ表1に示す。
Figure 2007153710
表1より、次のことが確認できる。
Sbの酸化物の添加量を変化させた試料番号1〜5より、Sbの酸化物を添加しなかった試料番号1は、誘電損失が0.55%と高くなってしまうのに対し、試料番号2〜4のようにSbの酸化物を所定量添加することにより、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、誘電損失の低減が可能となることが確認できる。また、試料番号5の結果より、Sbの酸化物の添加量が多すぎる場合には、比誘電率が低くなる傾向となった。
Mnの酸化物の添加量を変化させた試料番号6〜8より、Mnの酸化物を添加しなかった試料番号6では、誘電損失が0.33%となり、若干高くなる結果となった。一方、Mnの酸化物の添加量を0.8重量%と多くした試料番号8では、比誘電率および容量温度特性が悪化する結果となった。
Znの酸化物の添加量を変化させた試料番号9〜12より、Znの酸化物を添加しなかった試料番号9では、誘電損失0.34%となり、若干高くなる結果となった。一方、Znの酸化物の添加量を1重量%と多くした試料番号12では、比誘電率および容量温度特性が悪化する結果となった。
試料番号3,13〜15を比較することにより、Coの酸化物を添加することにより、容量温度特性を改善できることが確認できる。一方、Coの酸化物の添加量が多すぎると、比誘電率が悪化する傾向にあった。
試料番号3,16〜18を比較することにより、Ceの酸化物(Rの酸化物)を添加することにより、誘電損失のさらなる低減が可能となることが確認できる。一方、Ceの酸化物(Rの酸化物)の添加量が多すぎると、容量温度特性が悪化する傾向にあった。
試料番号3,19〜22を比較することにより、Alの酸化物を添加することにより、焼成温度の低温化、誘電損失の低減および容量温度特性の改善が可能となることが確認できる。一方、Alの酸化物の添加量が多すぎると、比誘電率が悪化する傾向にあった。
なお、表1中において、Sbの酸化物を添加した試料番号2〜22においては、誘電損失が全て0.35%以下となっているのに対し、Sbの酸化物を添加しなかった試料番号1においては、誘電損失が0.55%と悪化する結果となった。これらの結果より、容量温度特性および比誘電率を良好に保ちつつ、誘電損失を低減するためには、Sbの酸化物を添加することが特に有効であることが確認できる。
実施例2
Ceの酸化物の代わりに、La,Pr,Nd,Smの各酸化物を使用した以外は、実施例1の試料番号3と同様にして、コンデンサ試料を作製し、実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 2007153710
表2より、Ceの酸化物の代わりに、La,Pr,Nd,Smの各酸化物を使用した場合においても、同様の傾向が得られることが確認できる。
実施例3
主成分である誘電体酸化物の組成を、以下のように変更した以外は、実施例1の試料番号1,2,4,5と同様にして、コンデンサ試料を作製し、実施例1と同様にして、評価を行った。すなわち、実施例3においては、誘電体酸化物の組成を、組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)で表したときに、組成式中のa,b,c(重量%)を、(a,b,c)=(2,88,10)、組成式中のx、yを、y/x=1.2、x+y=1.4とした。また、実施例3においては、副成分の組成に関し、試料番号27,28,29,30を、それぞれ実施例1の試料番号1,2,4,5に対応するものにした。結果を表3に示す。
Figure 2007153710
表3より、主成分である誘電体酸化物の組成を変更した場合においても同様の傾向が得られることが確認できる。
図1(A)は本発明の一実施形態に係るセラミックコンデンサの正面図、図1(B)は本発明の一実施形態に係るセラミックコンデンサの側面断面図である。 図2は本発明の誘電体磁器組成物におけるSrTiOと、BaTiOと、(Bi−xTiO−yMgO)と、の組成割合を示す三角図である。
符号の説明
2… セラミックコンデンサ
4… 保護樹脂
6,8… リード端子
10… 誘電体層
12,14… 端子電極

Claims (10)

  1. 誘電体酸化物を含む主成分と、
    副成分として、Sbの酸化物と、を含有する誘電体磁器組成物。
  2. 前記Sbの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、Sb換算で、0.3〜1.0重量%である請求項1に記載の誘電体磁器組成物。
  3. 前記誘電体磁器組成物は、副成分として、Mnの酸化物およびZnの酸化物をさらに含み、
    前記Mnの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、MnO換算で、0重量%より多く、0.5重量%以下であり、
    前記Znの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、ZnO換算で、0.2〜0.6重量%である請求項1または2に記載の誘電体磁器組成物。
  4. 前記誘電体磁器組成物は、副成分として、Coの酸化物をさらに含み、
    前記Coの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、Co換算で、0重量%より多く、0.2重量%以下である請求項3に記載の誘電体磁器組成物。
  5. 前記誘電体磁器組成物は、副成分として、Rの酸化物(ただし、RはLa、Ce、Pr、NdおよびSmから選択される少なくとも1種)をさらに含み、
    前記Rの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、LaO3/2 、CeO、PrO11/6 、NdO3/2 およびSmO3/2 換算で、0重量%より多く、0.5重量%以下である請求項3または4に記載の誘電体磁器組成物。
  6. 前記誘電体磁器組成物は、副成分として、Alの酸化物をさらに含み、
    前記Alの酸化物の含有量が、前記主成分100重量%に対して、Al換算で、0重量%より多く、1.0重量%以下である請求項3〜5のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。
  7. 主成分中に含有されている前記誘電体酸化物が、
    組成式a(SrTiO)+b(BaTiO)+c(Bi−xTiO−yMgO)で表され、前記組成式中の各成分の重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、下記点A〜Eで囲まれた領域内(ただし、a=0となる範囲は除く)にあり、かつ、
    Biに対する、TiOのモル比を表すxと、Biに対する、MgOのモル比を表すyとが、0.7≦y/x≦1.5および1.0≦x+y≦1.8の関係を満足する誘電体酸化物である請求項1〜6のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。
    A(6,82,12)
    B(2,82,16)
    C(0,84,16)
    D(0,92,8)
    E(6,86,8)
  8. 前記誘電体酸化物が、固相法により合成された誘電体酸化物である請求項7に記載の誘電体磁器組成物。
  9. 前記誘電体酸化物が、前記組成式中の各成分の重量比を、三角図(a,b,c)で表したとき、下記点F〜Iで囲まれた領域内にある請求項7または8に記載の誘電体磁器組成物。
    F(4,84,12)
    G(2,84,14)
    H(2,90,8)
    I(4,88,8)
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の誘電体磁器組成物で構成してある誘電体層を有する電子部品。
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