JP2007153387A - 真空包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の包装体を積み重ねても互いの接触面がスリップすることがなく、荷崩れを起すおそれのない真空包装体を提供する。
【解決手段】内容物を包装用のプラスチックフィルム2で真空包装して真空袋体1を設け、この真空袋体1の上下両面に凹凸状の滑り止め4を形成して成る。この滑り止め4はプレス板による押圧あるいはあらかじめ凹凸部を形成したプラスチックフィルム2にて内容物を真空包装することによって形成する。
【選択図】図1
【解決手段】内容物を包装用のプラスチックフィルム2で真空包装して真空袋体1を設け、この真空袋体1の上下両面に凹凸状の滑り止め4を形成して成る。この滑り止め4はプレス板による押圧あるいはあらかじめ凹凸部を形成したプラスチックフィルム2にて内容物を真空包装することによって形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、内容物を包装用のプラスチックフィルムで真空包装して成る真空包装体に関する。
従来より、内容物を包装用のプラスチックフィルムで真空包装したものは広く知られている。
例えば、内容物として、酸化や吸湿しやすい食品、薬品、化学品、肥料等を包装する場合、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネート等から成るガスバリア性の強いプラスチックフィルムを使って真空包装することは一般的に行なわれている。
特に無し
しかしながら、内容物が大きな固形物や不定形物等の場合は問題ないが、粉状物や粒状物のように流動性を有するものをプラスチックフィルムで真空時包装した場合は、内容物の表面にプラスチックフィルムが収縮して吸着されることによって当該内容物の表面が平滑に均らされるとともに、袋体の表面が硬く変化する。
その結果、運搬や保管時に多数の真空袋体を積み重ねた際、プラスチックフィルム自体が持つ表面の平滑性と相俟って、互いの接触面がスリップすることによって、上層の袋体が滑り落ち、荷崩れを起すおそれがある。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した問題点に鑑みなされたもので、多数の真空袋体を積み重ねても、互いの接触面がスリップすることがなく、荷崩れを起すおそれのない真空包装体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の請求項1にあっては、内容物を包装用のプラスチックフィルムで真空包装して袋体を設け、この袋体の上下両面に凹凸状の滑り止めを形成したことを特徴とする。
請求項2にあっては、内容物を真空包装した袋体の上下両面に、凹凸部付きのプレス板を上下から押圧することによって凹凸状の滑り止めを形成することを特徴とする。
請求項3にあっては、包装用プラスチックフィルムの表面にあらかじめ凹凸部を設け、このプラスチックフィルムで内容物を真空包装することによって袋体の上下両面に凹凸状の滑り止めを形成することを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されるものであるから、請求項1にあっては、運搬や保管時に多数の真空袋体を積み重ねても、上下袋体における互いの接触面に設けられた凹凸状の滑り止め同志が互いに噛み合うことで横崩れが防止できる。その結果、下層の袋体上に載せられている上層の袋体が滑り落ち、荷崩れを起すおそれがないものである。
また、請求項2にあっては、真空包装後の袋体の上下両面に凹凸部をプレス加工することで容易、確実に滑り止めを形成することができる。
さらに、請求項3にあっては、あらかじめ包装用プラスチックフィルムの表面に凹凸部を形成しておき、このプラスチックフィルムの内部に内容物を充填して真空包装するだけで上下両面に滑り止めをそれぞれ備えた真空包装体を容易、確実に形成することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、内容物3を包装用のプラスチックフィルム2で真空包装して成る真空袋体であり、この真空袋体1の上下両面には凹凸状の滑り止め4が形成されている。
真空袋体1を形成する包装用プラスチックフィルム2としては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール等々のようなガスバリア性の強い素材のものが用いられる。このようなプラスチックフィルムを一層でもよいが、二層以上の多層体として利用することもできる。
こうした素材にて形成される真空袋体1内に充填される内容物3としては、酸化や吸湿しやすい粉状あるいは粒状の食品、薬品、化学品、肥料等が好適である。
例えば、真空袋体1内部には、食品として5kgあるいは10kgの米3aが充填されており、その上下両面はだいたい平坦部に形成されるとともに、該平坦部のほぼ全体に所定の等間隔を置いて、凹凸状の滑り止め4が形成されている。
この滑り止め4は、図3に示したように、対向する上下両面に凹凸部5aを備えた2個一対のプレス板5によって形成する。すなわち、同図に示したように、下側のプレス板5の凹凸部5aの上面に内容物3の入った真空袋体1を載置し、この真空袋体1の上面に、上側のプレス板5の凹凸部5aの下面を当て当該プレス板5を降下させて真空袋体1を上方から押圧する。
斯くして、真空袋体1の上下両面の平坦部に、プレス板5の凹凸部5aと対応するように、凹凸状の滑り止め4が形成される(図5参照)。この滑り止め4は内容物3とともに真空袋体1の表面側が硬化しているため形崩れをすることが少ない。
ところで、真空袋体1の上下両面に凹凸状の滑り止め4を形成するには、前記した凹凸部5a付きのプレス板5を使って上下から真空袋体1を押圧する手段に限られるものではない。
例えば、あらかじめ包装用プラスチックフィルム2の表面に凹凸部を設け、このプラスチックフィルム2を利用して上下両面の平坦部に滑り止め4を有する真空袋体1を形成することもできる。
なお、真空袋体1の上下両面に形成される滑り止め4の平面形状は、図1に示すように円形でも、また、図5に示すように矩形、その他でもよい。さらに、滑り止め4の大きさ、高さ等も滑り止めの機能を有する範囲内で任意に設定できる。
而して、以上のように構成される真空袋体1を多数、運搬や保管時に積み重ねると、上下の真空袋体1における互いの接触面に設けられた凹凸状の滑り止め4同志が互いに噛み合うことで横崩れが防止でき、これによって上層の真空袋体1は安定するため滑り落ち、荷崩れを起すことが少ない。
1 真空袋体
2 包装用プラスチックフィルム
3 内容物
4 滑り止め
5 プレス板
5a 凹凸部
2 包装用プラスチックフィルム
3 内容物
4 滑り止め
5 プレス板
5a 凹凸部
Claims (3)
- 内容物を包装用のプラスチックフィルムで真空包装して袋体を設け、この袋体の上下両面に凹凸状の滑り止めを形成したことを特徴とする真空包装体。
- 内容物を真空包装した袋体の上下両面に、凹凸部付きのプレス板を上下から押圧することによって凹凸状の滑り止めを形成することを特徴とする請求項1記載の真空包装体。
- 包装用プラスチックフィルムの表面にあらかじめ凹凸部を設け、このプラスチックフィルムで内容物を真空包装することによって袋体の上下両面に凹凸状の滑り止めを形成することを特徴とする請求項1記載の真空包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005350592A JP2007153387A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 真空包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005350592A JP2007153387A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 真空包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007153387A true JP2007153387A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38238234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005350592A Pending JP2007153387A (ja) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | 真空包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007153387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268768A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水硬性材料包装成型物及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-12-05 JP JP2005350592A patent/JP2007153387A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007268768A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水硬性材料包装成型物及びその製造方法 |
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