JP2007153222A - 自動車用エアバッグ装置 - Google Patents

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寿一 梅原
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Abstract

【課題】 開裂溝の深さの精密な制御をすることなく、車幅方向中央の扉部を両側よりも遅れて開かせることができる自動車用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 開閉リッド6の全体を単に車幅方向で三分割するのではなく、まず前後方向で前側扉部8と後側扉部9に二分割し、その後側扉部9を車幅方向で1つのセンタ扉部9aと2つのサイド扉部9bに三分割したものである。従って、乗員頭部11に対応するセンタ扉部9aの面積が従来よりも小さくなる。センタ扉部9aの面積が小さくなると、センタ扉部9aの裏側から加わるエアバッグ5の膨張力(=圧力×面積)も小さくなり、車両衝突時に、センタ扉部9aが異常接近した乗員頭部11に当たることにより、センタ扉部9aの開きは乗員頭部11により押さえられ、車幅方向両側のサイド扉部9bの方が先に開くことなる。センタ扉部9aが小さいため、乗員頭部11に与えるダメージも小さい。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動車用エアバッグ装置に関するものである。
助手席前方に位置するインストルメントパネルには、エアバッグモジュールが設置されている。エアバッグモジュールは、インフレータとエアバッグとを容器状のリテーナに収納し、その上部を開閉リッドにて塞いだ構造をしている。開閉リッドは、インストルメントパネルの開口に嵌め込まれ、インストルメントパネルの表面の一部を形成している。
開閉リッドの裏面には開裂溝が形成され、開裂溝により開閉リッドを車幅方向で3つの扉部に三分割している。車両衝突時には、これらの扉部が開くことで、エアバッグがインフレータのガスにより膨張して車室内側へ展開し、乗員を保護するようになっている。
例えば、乗員が前屈み状態になったり、子供がエアバッグモジュールの側に佇んでいるなど、乗員頭部がエアバッグモジュールの開閉リッドに異常接近したような場合には、エアバッグは3つの扉部が同時に開いて全体的に乗員側へ展開するよりも、車幅方向両側が左右へ広がるように先行して展開し、その後に車幅方向中央が乗員側へ展開した方が、エアバッグの乗員拘束性能が向上すると言われてる。
従って、従来は、先に車幅方向両側の扉部が開き、その後に遅れて車幅方向中央の扉部が開くようにするため、車幅方向中央の扉部を区画する開裂溝の深さを他とは異ならせて、車幅方向中央の扉部が両側の扉部よりも開きにくくなるように制御している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−30862号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、車幅方向中央の扉部が両側の扉部よりも遅れて開くようにするために、開裂溝の深さを部分的に異ならせた状態で正確に形成する必要があるため、開閉リッドの製造を極めて精密に行う必要があり、製造効率が悪かった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、開裂溝の深さの精密な制御をすることなく、車幅方向中央の扉部を両側よりも遅れて開かせることができる自動車用エアバッグ装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、インフレータとエアバッグとをリテーナの内部に収納して開閉リッドで塞いだエアバッグモジュールをインストルメントパネルに設置し、開閉リッドを開裂溝により複数の扉部に分割し、車両衝突時にインフレータのガスにより膨張したエアバッグの膨張力により複数の扉部を開いて、エアバッグを車室内側へ展開させる自動車用エアバッグ装置であって、前記開閉リッドは、前後方向で、前側扉部と後側扉部に二分割されていると共に、後側扉部が、車幅方向で、乗員頭部に対応するセンタ扉部と、その両側のサイド扉部に三分割されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、センタ扉部の車幅方向サイズが、少なくとも130mm以上であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前側扉部も、車幅方向で複数の扉部に分割したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、開閉リッドの全体を単に車幅方向で三分割するのではなく、まず前後方向で前側扉部と後側扉部に二分割し、その後側扉部を車幅方向で1つのセンタ扉部と2つのサイド扉部に三分割したものである。従って、乗員頭部に対応するセンタ扉部の面積が従来よりも小さくなる。センタ扉部の面積が小さくなると、センタ扉部の裏側から加わるエアバッグの膨張力(=圧力×面積)も小さくなり、車両衝突時に、センタ扉部が異常接近した乗員頭部に当たることにより、センタ扉部の開きは乗員頭部により押さえられ、車幅方向両側のサイド扉部の方が先に開くことなる。従来は、車幅方向中央の扉部の面積が大きいため、その扉部の裏側から加わるエアバッグの膨張力も大きく、乗員頭部と当たったくらいでは押さえ込めない。そのため、開裂溝の深さの制御を精密に行う必要があったが、本発明では開裂溝の深さの制御を精密に行う必要がない。また、センタ扉部が小さいと、乗員頭部に与えるダメージも小さい。
請求項2記載の発明によれば、センタ扉部の車幅方向サイズを少なくとも130mm以上にした。センタ扉部は小さいほど乗員頭部と当たることで開きを遅らせることができるが、あまり小さすぎてはいけない。小さすぎると、サイド扉部と乗員頭部が干渉し、サイド扉部の開きが阻害される。130mmは、開閉リッドへの異常接近状態を起こしやすい子供(6才程度)の頭部の平均幅であり、少なくともこの幅以上にしておけば、子供から大人まで、乗員頭部がサイド扉部と大きく干渉することなく、センタ扉部だけを確実に押さえ込むことができる。
請求項3記載の発明によれば、前側扉部も車幅方向で複数の扉部に分割したため、最初にサイド扉部が開く際に、前側扉部の対応する分割扉部も開いて、エアバッグ展開の左右両側への広がりがスムーズになる。
本発明は、開裂溝の深さの精密な制御をすることなく、車幅方向中央の扉部を両側よりも遅れて開かせることができる自動車用エアバッグ装置を提供するという目的を、インフレータとエアバッグとをリテーナの内部に収納して開閉リッドで塞いだエアバッグモジュールをインストルメントパネルに設置し、開閉リッドを開裂溝により複数の扉部に分割し、車両衝突時にインフレータのガスにより膨張したエアバッグの膨張力により複数の扉部を開いて、エアバッグを車室内側へ展開させる自動車用エアバッグ装置であって、前記開閉リッドは、前後方向で、前側扉部と後側扉部に二分割されていると共に、後側扉部が、車幅方向で、乗員頭部に対応するセンタ扉部と、その両側のサイド扉部に三分割されていることで、実現することができる。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の第1実施例を示す図である。助手席側のインストルメントパネル1には、エアバッグモジュール2が設置されている。エアバッグモジュール2は、上方が開口した金属容器状のリテーナ3を有している。リテーナ3内は、インフレータ4と、折り畳み状のエアバッグ5を収納した状態で、図示せぬステアリングメンバに固定されている。
リテーナ3の上部開口は、樹脂製の開閉リッド6により塞がれている。開閉リッド6は通常の開裂溝7により、前後方向で、前側扉部8と後側扉部9に二分割されていると共に、後側扉部9は、更に1つのセンタ扉部9aと、その両側の2つのサイド扉部9bに三分割されている。センタ扉部9aは、ちょうど乗員(ダミー)10の頭部11に対応する位置に設定されている。
センタ扉部9aの車幅方向サイズWは、サイド扉部9bと均等幅で、開閉リッド6への異常接近状態を起こしやすい子供(6才程度)の頭部の平均幅である130mmに設定されている。
次に、エアバッグ5の展開挙動を、図4〜図6に基づいて説明する。例えば、子供である乗員10が前屈み状態になり、その頭部11が開閉リッド6に対して異常接近している状態で、自動車が衝突した場合の例を示す。衝突をセンサーが検知して、インフレータ4からエアバッグ5へガスが噴出される。折りたたみ状態のエアバッグ5はエアバッグモジュール2内で膨張して、その膨張力により開閉リッド6の開裂溝7を開裂させる。
異常接近した乗員10の頭部11が、開こうとするセンタ扉部9aに当たる(図4参照)。センタ扉部9aの面積が小さいため、その裏面に加わるエアバッグ5からの膨張力(=圧力×面積)も小さく、子供の頭部11であっても、センタ扉部9aの開きを押さえ込むことができる。また、センタ扉部9aに加わるエアバッグ5の膨張力も小さいため、センタ扉部9aが頭部11に当たっても、頭部11に与えるダメージは小さい。
乗員10の頭部11によりセンタ扉部9aの初期段階の開きが押さえ込まれるため、その間に、サイド扉部9bと前側扉部8が先行して開き、エアバッグ5は主にサイド扉部9bから左右両側部分が展開し、そのまま左右へ広がるように展開する(図5参照)。
その後、センタ扉部9aもサイド扉部9bに遅れて開き、エアバッグ5の全体が左右へ十分に展開した状態となり、乗員10の頭部を確実に左右方向で拘束して保護することができる。
この実施例のセンタ扉部9aの車幅方向サイズWは130mmあり、小さすぎないため、仮に大人の乗員の場合であっても、サイド扉部9bと干渉する部分が少なく、子供の乗員10とほぼ同様の効果が得られる。
図7及び図8は、本発明の第2実施例を示す図である。この実施例では、開閉リッド12、13における前側扉部14、15も、開裂溝16、17により、車幅方向で、2つの扉部14a、14bに二分割(図7参照)、又は3つの扉部15a、15bに三分割した例を示す。このように、前側扉部14、15も車幅方向で複数の扉部14a、14b、15a、15bに分割することで、最初にサイド扉部9bが開く際に、前側扉部14、15の対応する分割扉部も開いて、エアバッグ展開の左右両側への広がりがスムーズになる。
以上の実施例では、前側扉部8、14、15も、後側扉部9も、車幅方向で均等分割する例を示したが、例えば後側扉部9におけるセンタ扉部9aの車幅方向サイズをサイド扉部9bより大きくしたり、或いはその逆にしたりしても良い。
本発明の第1実施例に係るエアバッグモジュールを設置したインストルメントパネルを示す斜視図。 図1のエアバッグモジュールを示す斜視図。 図1のエアバッグモジュールを示す平面図。 図1の乗員頭部がリテーナに異常接近した状態を示すエアバッグモジュールの斜視図。 図4のサイド扉部が開いて左右両側のエアバッグから先行して展開した状態を示すエアバッグモジュールの斜視図。 図5の後、エアバッグの全膨張状態を示す斜視図。 本発明の第2実施例に係るエアバッグモジュール(その1)を示す平面図。 本発明の第2実施例に係るエアバッグモジュール(その2)を示す平面図。
符号の説明
1 インストルメントパネル
2 エアバッグモジュール
3 リテーナ
4 インフレータ
5 エアバッグ
6、12、13 開閉リッド
7 開裂溝
8、14、15 前側扉部
9 後側扉部
9a センタ扉部
9b サイド扉部
10 乗員
11 頭部
W 車幅方向サイズ

Claims (3)

  1. インフレータとエアバッグとをリテーナの内部に収納して開閉リッドで塞いだエアバッグモジュールをインストルメントパネルに設置し、開閉リッドを開裂溝により複数の扉部に分割し、
    車両衝突時にインフレータのガスにより膨張したエアバッグの膨張力により複数の扉部を開いて、エアバッグを車室内側へ展開させる自動車用エアバッグ装置であって、
    前記開閉リッドは、前後方向で、前側扉部と後側扉部に二分割されていると共に、
    後側扉部が、車幅方向で、乗員頭部に対応するセンタ扉部と、その両側のサイド扉部に三分割されていることを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の自動車用エアバッグ装置であって、
    センタ扉部の車幅方向サイズが、少なくとも130mm以上であることを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動車用エアバッグ装置であって、
    前側扉部も、車幅方向で複数の扉部に分割したことを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
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