JP2007153036A - 作業車両のトランスミッション - Google Patents
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Abstract
【解決手段】HST32を車軸21L・21Rの上後方に配置し、電動モータ35L・35Rをトランスミッション30の前部に配置した。そして、HST32を操作する電動モータ82を備え、電動モータ82をトランスミッション30の後方上面に取り付けた。また、トランスミッション30の前後中途部の外周の同一平面上に取付面87を形成し、取付面87の外周形状に合わせた開口部83aを有する板状の取付フレーム83に、後方よりトランスミッション30を挿入して取り付けるように構成した。
【選択図】図1
Description
そして、HSTの出力を調節するHSTレバーと本機主変速操作部がリンクで機械的に結ばれているが、HSTレバーの操作力が重い傾向にある。また、HSTレバー操作用の電動モータをトランスミッション側面(HST側面)に配置することにより、電動モータがトランスミッションと機体フレームの間の狭い空間に配置されることになるため、電動モータの調整が困難であり、メンテナンス性が悪くなる。
また、トランスミッションを取り付ける本機取付部は、数点の部品に渡り、形状が単一でない、取り付け、位置決めが困難である。
エンジンからの駆動力が伝達される油圧式無段変速装置と、左右一対の車軸と、該左右の車軸に旋回用動力を伝える左右一対の動力源と、該油圧式無段変速装置から出力される駆動力および該動力源から伝達される駆動力を合成して該車軸へ伝達する左右一対の遊星歯車機構を有する差動機構と、を備える作業車両のトランスミッションにおいて、
該油圧式無段変速装置を前記車軸の上後方に配置し、前記動力源をトランスミッションの前部に配置したことを特徴とするものである。
前記油圧式無段変速装置を操作する操作用動力源を備え、該操作用動力源を前記トランスミッションの後方上面に取り付けたことを特徴とするものである。
前記トランスミッションの前後中途部の外周の同一平面上に取付部を形成し、該取付部の外周形状に合わせた開口部を有する板状の取付フレームに、後方よりトランスミッションを挿入して取り付けることを特徴とするものである。
エンジンをより後方に配置できるため、本機の重心を機体の前後中央付近に位置させることができ、本機の前後重量バランスが良くなり、除雪性能が向上する。
また、HSTを車軸の上後方に配置することにより、HSTを機体の後方に配置できるため、HSTのメンテナンスが容易となる。
さらに、動力源をトランスミッションの前方に配置することにより、トランスミッションの前側上方のスペースが広がるため、オーガ昇降シリンダを左右中央付近に位置させることができ、本機の左右重量バランスが良くなる。
HSTの操作に要する力が軽減できるとともに、操作用動力源をフレームの外側に配置できるため操作用動力源のメンテナンスが容易となる。
トランスミッションの本機への取り付け、位置決めが容易となる。
まず、本発明に係る作業車両の一実施の形態としての歩行型除雪機(以下、「除雪機」)1の全体構成について、図1および図2を用いて説明する。なお、本発明に係る作業車両としては除雪機に限定されるものではなく、例えば、歩行型の走行部の前部にモア等の刈取装置や耕耘装置等を装着した作業車両でもよい。
トランスミッション30は、駆動源であるエンジン15および電動モータ35L・35Rからの駆動力を左右のクローラ式走行装置4L・4Rに伝達し、除雪機1を直進(前進・後進)または左右旋回させるものである。このとき、トランスミッション30は、左右の走行装置4の回転速度をそれぞれ調節し、除雪機1の直進および滑らかな旋回を可能としている。
ミッションケース31は、車軸21L・21Rの回転軸線に対して直角な分割面を有し、2つのケース要素31L・31Rに分離接合自在に構成されている。そして、これらのケース要素31L・31Rの前面には、電動モータ35L・35Rを設置して支持するための取付面が形成され、また、該ケース要素31L、31Rのいずれか一方の後面には、HST32を設置して支持するための取付面が形成され、本実施例においては、ケース要素31Rの後面上部にHST32の取付面が形成されている。
すなわち、前記センタセクションに形成される付設面にシリンダブロックが付設され、このシリンダブロック内の複数のピストンが固定斜板に当接しながら回転することにより、出力軸42aが回転する。
そして、伝達軸61の中途部には伝達ギヤ63が固設されており、また、サンギヤ軸50にはセンターギヤ44がスプライン嵌合により回転不能に支持されており、このセンターギヤ44と伝達ギヤ63には、無端チェーンであるチェーン80が巻回されている。また、伝達軸61の左端には伝達軸61の回転を制動するための駐車ブレーキ81が取り付けられている。なお、駐車ブレーキ81については後述する。
なお、動力源としては、本実施例に示す電動モータ35L・35Rの他、油圧モータでも構わない。この場合、該油圧モータへ圧油を供給する油圧ポンプを単一としてエンジンに連動連結させるとともに、該油圧ポンプから吐出される圧油量を二分する可変式流量調整弁を設け、前記旋回レバー24の操作量に応じて夫々の油圧モータに供給する油量を変更するように構成する。あるいは、夫々の油圧モータに対応する一対の可変容積式油圧ポンプを設け、前記旋回レバー24の操作量に応じて夫々の油圧ポンプの吐出量を変更するように構成するものであってもよい。
また、遊星歯車機構33L、33Rに対してモータ軸45L、45Rを作動的に連結せしめる手段としては、本実施例に示すウォームギヤの他、ベベルギヤやフェースギヤ、ハイポイドギヤ等を用いてもよい。
電動モータ82は、HST32を操作するための動力源であって、トランスミッション30の後方上面に取り付けられている。すなわち、電動モータ82は、HST32の上面に取り付けられており、機体フレーム6の後部上面より外側に突出するように配置されている。そして、発電機16またはバッテリ17からの電力が、電動モータ82の駆動回路(インバータ)88に供給され、電動モータ82が回転数等を制御されながら駆動する。この電動モータ82の制御は、前記駆動回路88が接続される制御回路37が用いられることにより行われる(図2参照)。
これにより、HST32の操作に要する力が軽減できるとともに、電動モータ82を機体フレーム6の外側に配置できるため電動モータ82のメンテナンスが容易となる。
前述したようにトランスミッション30は、機体フレーム6内の後部に収容されており、具体的には、トランスミッション30は、機体フレーム6内の後部に設けられている取付フレーム83に取り付けられている。すなわち、前記トランスミッション30の前後中途部の外周の同一平面上に取付部(本機取付面87)が形成され、該取付部の外周形状に合わせた開口部83aを有する板状の取付フレーム83に、後方よりトランスミッション30を挿入して取り付けるように構成している。
前記取付フレーム83は、トランスミッション30を取り付ける部材であって、機体左右方向の面を有するプレートにより構成されている。取付フレーム83の中央には、トランスミッション30の外周部が挿着される開口部83aが設けられており、この開口部83aに後方からトランスミッション30が挿着される。また、取付フレーム83の開口部83aの外周には、トランスミッション30への取付孔84・84・・・が開口部83aに沿って複数箇所開口されている。
一方、トランスミッション30のミッションケース31には、前記取付孔84・84・・・に位置を合わせて取付孔86・86・・・が設けられている。本実施例では該取付孔86・86・・・は、ミッションケース31の左右外側に2箇所ずつ(電動モータ35Rの外側下方に2箇所、電動モータ35Lの外側下方に2箇所)、そして、ミッションケース31の上部に1箇所の合計5箇所配置している。そして、該取付孔86・86・・・の前面は、ミッションケース31の同一平面上に位置して本機取付面87を構成している。つまり、該取付孔86・86・・・は、ミッションケース31の前後方向中途部の同一平面上に設けられている。
なお、取付孔84・84・・・および取付孔86・86・・・の位置は、本実施例に限定するものではない。
これにより、トランスミッション30の本機への取り付け、位置決めが容易となる。
従来は、ブレーキが取り付けられている軸と車軸が前後(同じ高さ)に配置されていた。しかし、駐車ブレーキの位置が低いため、錆等の問題や雪によるブレーキレバー凍結の恐れがあった。そこで、図6等に示すように、駐車ブレーキ81を取り付ける軸(伝達軸61)と車軸21L・21Rを上下に配置し、駐車ブレーキ81をミッションケース上部に位置する軸に配置するように構成している。
すなわち、前述のように車軸21L・21Rの直上方に位置する伝達軸61の左端には、伝達軸61の回転を制動するための駐車ブレーキ81が取り付けられている。駐車ブレーキ81は、伝達軸61に固定されているブレーキドラム81aと、ブレーキドラム81aに押し付けられ摩擦力によりその回転を止めるブレーキシュウ81b等から構成される。ブレーキシュウ81bは、ミッションケース31の側面に軸支されているブレーキレバー81cとリンク装置等を介して連結されており、このブレーキレバー81cをレバー軸81dを中心に下方に押し下げることにより、ブレーキシュウ81bがブレーキドラム81aに押し付けられて伝達軸61の回転が制動される。反対に、その状態からブレーキレバー81cをレバー軸81dを中心に上方に引き上げることにより、駐車ブレーキ81が解除される。
なお、駐車ブレーキ81は、本実施例に示すドラム式に限定するものではない。
これにより、駐車ブレーキ81を地面から遠ざけることにより、凍結や錆等から保護できる。
15 エンジン
21L・21R 車軸
30 トランスミッション
32 HST
33L・33R 遊星歯車機構
34 差動機構
35L・35R 電動モータ
82 電動モータ
84 取付孔
86 取付孔
Claims (3)
- エンジンからの駆動力が伝達される油圧式無段変速装置と、左右一対の車軸と、該左右の車軸に旋回用動力を伝える左右一対の動力源と、該油圧式無段変速装置から出力される駆動力および該動力源から伝達される駆動力を合成して該車軸へ伝達する左右一対の遊星歯車機構を有する差動機構と、を備える作業車両のトランスミッションにおいて、
該油圧式無段変速装置を前記車軸の上後方に配置し、前記動力源をトランスミッションの前部に配置したことを特徴とする作業車両のトランスミッション。 - 前記油圧式無段変速装置を操作する操作用動力源を備え、該操作用動力源を前記トランスミッションの後方上面に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のトランスミッション。
- 前記トランスミッションの前後中途部の外周の同一平面上に取付部を形成し、該取付部の外周形状に合わせた開口部を有する板状の取付フレームに、後方よりトランスミッションを挿入して取り付けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両のトランスミッション。
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