JP2007152741A - 画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置、及び画像形成装置 - Google Patents

画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドット位置の制御を高精度に行うことができる画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、変調データ生成部11において“1”bitを1/32〜3/32画素単位で遅らせた変調データを生成することができるので、これに基づいて生成されるPM信号を1/32〜3/32画素単位で遅くすることが可能である。よって、ドットを打つタイミングを1/32〜3/32画素ずつ遅くする、すなわちドットを1/32〜3/32画素単位で右シフトすることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置及び画像形成装置に関し、特に、ドットの位置制御を高精度で行う画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置及び画像形成装置に関する。
近年広く使用されているレーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置の画像書き込み系の構成を図21に示す。
画像書き込み系は、画像処理ユニット101と、レーザ駆動回路102と、クロック生成回路103と、位相同期回路104と、半導体レーザ105と、ポリゴンミラー106と、走査レンズ107と、フォトディテクタ108と、感光体109と、から構成される。
半導体レーザ105から照射された光ビームは、回転駆動するポリゴンミラー106によりスキャンされ、走査レンズ107を介して被走査媒体である感光体109上に光スポットを形成し、感光体109を露光して静電潜像を形成する。
フォトディテクタ108は走査された光ビームを検知し、検知信号を位相同期回路104に出力する。位相同期回路104は、該検知信号に基づいて画像クロックを生成し、画像処理ユニット101、レーザ駆動回路102に出力する。画像処理ユニット101は画像データをレーザ駆動回路102に出力する。
レーザ駆動回路102は、画像処理ユニット101により生成された画像データと位相同期回路104により1ライン毎に位相が設定された画像クロックに従い、半導体レーザ105の駆動を制御するための駆動信号を出力する。
このような画像書き込み系において、ポリゴンミラー106等の偏向器の偏向反射面の回転軸からの距離のばらつきは、感光体109上を走査する光スポット(光ビーム)の走査速度ムラを発生させる。該走査速度ムラはドット位置ずれ、画像の揺らぎの要因であるので、形成画像の品質の劣化が生じる。なので、高品位の画質を実現するためには走査ムラの補正を行う必要がある。
また、発光源がマルチビーム方式の画像書き込み系において、各ビーム発光源の発振波長に差があると、走査レンズの色収差が補正されていない場合には露光位置ずれが発生してしまう。そのため、各ビーム発光源に対応する光スポットの走査幅に差の発生、ドット位置ずれが生じ、画像品質が劣化してしまう。なので、走査幅の補正も行う必要がある。
このような問題に対応する技術としては、次のものが知られている。
特許文献1、特許文献2では、画素クロックの周波数を変化させることで、走査線に沿った光スポット位置を制御するラスタ出力式走査システム、周波数可変画素クロックが提案されている。これらの技術においては、画素クロックの周波数を変化させることで上述のドット位置ずれ、走査ムラや走査幅補正を行い画像品質の劣化を抑制している。
特開2001−228415号公報 特開平11−167081号公報
しかしながら、上記の特許文献1、特許文献2のような画素クロックの周波数を変化させる周波数変調方式は、一般に画素クロック制御部の構成が複雑となってしまう問題点がある。また、周波数変調幅が微小になるにつれて画素クロック制御部の構成の複雑さが増大するため、ドット位置のきめ細かな制御を行うことが難しいという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で光スポットの位置制御(ドット位置制御)を高い精度で行うことができる画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置は、高周波クロックを生成する高周波クロック生成手段と、前記高周波クロックと位相データと水平同期信号とから画素クロックを生成する画素クロック生成手段と、画素を打つタイミングを指示する画素制御データと画素データに基づいて、前記位相データ及び前記変調データを生成する変調データ生成手段と、前記変調データと前記高周波クロックとからシリアルパルス列のパルス変調信号を生成するシリアル変調信号生成手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置において、前記変調データ生成手段は、前記画素制御データに応じて値が変化するアドレスカウントを有し、前記アドレスカウンタの値に応じて前記変調データのビット配分を異ならせることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置において、前記変調データ生成手段は、ビット配分の異なる画素データを前記アドレスカウンタの値に対応させて保持する画素データ保持手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置において、前記変調データ生成手段は、固定データを有し、前記アドレスカウンタの値に応じて前記固定データの一部を選択することで、前記変調データを生成することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2から4のいずれか1項記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置において、前記アドレスカウンタの値と前記画素制御データに基づいて前記アドレスカウンタがリセットされることを特徴とする。
請求項6記載の光走査装置は、請求項1から5のいずれか1項記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置を有することを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置は、請求項6記載の光走査装置を有することを特徴とする。
本発明は、高周波クロックを生成する高周波クロック生成手段と、前記高周波クロックと位相データと水平同期信号とから画素クロックを生成する画素クロック生成手段と、画素を打つタイミングを指示する画素制御データと画素データに基づいて、前記位相データ及び前記変調データを生成する変調データ生成手段と、前記変調データと前記高周波クロックとからシリアルパルス列のパルス変調信号を生成するシリアル変調信号生成手段とを有することにより、簡単な構成によりドット位置の制御を精度良く行うことができ、省電力化が図られ、かつ容易にAISC化することができる。
以下、本発明について実施の形態に即して説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明に係る画素クロック及びパルス変調信号生成装置の第1の実施形態について説明する。
<画像書き込み系>
図1を参照して、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置を含む画像書き込み系の構成について説明する。
画像書き込み系は、画素クロック及びパルス変調信号生成装置10と、半導体レーザ21と、コリメータレンズ22と、シリンダレンズ23と、ポリゴンミラー24と、fθレンズ25と、折り返しミラー26と、トロイダルレンズ27と、感光体28と、フォトディテクタ29A、29Bと、ドット位置ずれ検出・制御部30と、画像処理部31と、レーザ駆動部32と、から構成される。なお、画素クロック及びパルス変調信号生成装置10の構成については、後で詳述する。
半導体レーザ21から出力された光ビーム(レーザ光)は、コリメータレンズ22、シリンダレンズ23を透過し、回転駆動するポリゴンミラー24により偏光走査される。偏光走査された光ビームは、fθレンズ25を透過し、折り返しミラー26で折り返され、トロイダルレンズ27を通って感光体28に入射し、感光体28の被走査面上に静電潜像を形成する。
折り返しミラー26の始端、終端には、フォトディテクタ29A(始端側)、29B(終端側)が配置されており、走査された光ビームを検出し、フォトディテクタ29Aは始端側の水平同期信号Aを、フォトディテクタ29Bは終端側の水平同期信号Bを出力する。
ドット位置ずれ検出・制御部30は、フォトディテクタ29A、29Bからの水平検知信号A、Bに基づいて光ビームが走査される時間を測定し、基準の時間と比較することでずれ量を検出する。そして、該ずれ量を補正する「画素制御データ」を生成し、画素クロックに同期して後述の変調データ生成部11に対して出力する。
画像処理部31は、出力画像について画像処理を行うことで「画像データ」を生成し、該画像データを画素クロックに同期して変調データ生成部11に出力する。なお、画像データは、白を表す白画素データと黒を表す黒画素データの2値のデータの集合からなる。
レーザ駆動部32は、後述のシリアル変調信号生成部14からの「PM信号」に基づいて、半導体レーザ21を駆動する。
<画素クロック及びパルス変調信号生成装置>
画素クロック及びパルス変調信号生成装置10の構成について説明する。画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、変調データ生成部11と、高周波クロック生成部12と、画素クロック生成部13と、シリアル変調信号生成部14と、から構成される。ここで、図20を用いて各部において入出力される信号について説明する。高周波クロック生成部12から4本のクロックが出力され、シリアル変調信号生成部14に入力し、画素クロック生成部13に1本入力する(画素クロック生成部13に入力される1本とシリアル変調信号生成部14に入力される信号のうち1本は重複する)。なお、数字が記されていないラインは、1bitの信号とする。同様に、3bitの画素制御データが変調データ生成部11に入力され、1bitの画像データが変調データ生成部11に入力される。変調データ生成部11は、32bitの変調データと2bitの追加データ選択信号をシリアル変調信号生成部14に出力し、2bitの位相データを画素クロック生成部13へ出力する。画素クロック生成部13は、1bitの高周波クロックと、1bitの水平同期信号と、2bitの位相データとに基づいて画素クロックを生成する。
変調データ生成部11は、ドット位置ずれ検出・制御部30から入力された画素制御データと画像処理部31から入力された画像データに基づいて、「位相データ」、「変調データ」、「追加データ選択信号」を生成し、これを画素クロックに同期して出力する。なお、位相データは画素クロック生成部13に対して、変調データはシリアル変調信号生成部14に対して、追加データ選択信号はシリアル変調信号生成部14に対して出力する。
変調データ生成部11の構成については後で詳述する。
高周波クロック生成部12は、画素クロックやPM信号の基準となる「高周波クロック(VCLK)」を生成し、出力する。図2に高周波クロックの波形を示す。本実施形態の高周波クロック生成部12は、1周期の位相が1/4ずつズレた4つの高周波クロック(VCLK1〜4)を生成し、画素クロック生成部13に対してはVCLK1を、シリアル信号変調部14に対してはVCLK1〜4を出力する。
画素クロック生成部13は、入力された高周波クロックと位相データに基づいて、1クロック毎に周期が変化する「画素クロック(PCLK)」を生成する。そして、該画素クロックを、シリアル変調信号生成部14、ドット位置ずれ検出・制御部30、画像処理部31、レーザ駆動部32に対して、水平同期信号Aに同期して出力する。
シリアル変調信号生成部14では、入力された高周波クロックと画素クロックに基づいて、変調データ生成部11からのパラレルの「変調データ」をシリアルのパルス変調信号である「PM信号」に変換し、レーザ駆動部32に対して出力する。画素クロックの周期が長くなった場合は、入力される追加データ選択信号に基づいてデータを追加し、パルス変調信号(PM信号)を出力する。
<各種信号・データ>
以下、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10において使用される各種信号・データについて説明する。
<画素クロック>
「画素クロック(PCLK)」について、図3、図4を参照して説明する。図3は、水平同期信号Aに位相同期する画素クロックを示す。また、図4は、高周波クロック及び位相データに基づいて生成される画素クロックを示す。なお、ここでは、画素クロックは通常時(位相データが“00”のとき)において、高周波クロックを8分周するクロックとする。
図3を参照して、水平同期信号Aに位相同期する画素クロックについて説明する。水平同期信号Aが立ち下がることにより(図中a)、画素クロックが一時的に“H”固定の状態となる(図中b)。そして、水平同期信号Aが立ち下がってからある設定した回数(ここでは10回)後の高周波クロックの立ち上がりのところ(図中c)で、画素クロックが“L”となりクロックが再出力される。
上記のように、a〜cの間隔が常に高周波クロックの1周期の精度で一定となるので、1ライン毎の開始位置を精度良く揃えることが可能となっている。
図4を参照して、高周波クロック及び位相データに基づいて生成される画素クロックについて説明する。以下に示す表1は、位相データと画素クロックの位相シフト量の対応を示す。「位相データ」が“01”の場合は位相データが“00”の場合に比べ2/8PCLK分位相が長くなった(遅れた)「画素クロック」を、「位相データ」が“11”の場合は2/8PCLK分位相が短くなった(進んだ)「画素クロック」を出力する。
Figure 2007152741
位相データを画素クロックに同期して入力することにより、画素クロック生成部13は該位相データに応じて位相をシフトし、クロック幅を長くあるいは短くした画素クロックを生成する。よって、画素クロックは位相データに応じて1クロック毎にその周期が変化する。
<変調データ>
図5を参照して、「変調データ」について説明する。変調データは32bit幅のデータであり、画像データ(白画素データ/黒画素データ)に応じたデータ構成を取る。
対応する画素が白画素データの場合は、1画素である32bit全てが白を示す“0”である変調データとなる。対応する画素が黒画素データの場合は32bitのうちの連続する16bitが黒を示す“1”で、残り16bitが白を示す“0”である変調データとなる。つまり、32bitのパラレルデータで、図5に示すように白画素データの場合は全bitが“0”で、黒画素データの場合は“1”にするのではなく、連続した16bitが“1”で残りのbitは“0”であるデータとし、連続した“1”の場所が異なっている複数のパターンのいずれかを出力したデータである。
黒画素データ対応の変調データでは、1画素全てを黒(32bit全てを“1”)とせずに、該画素にトナーを引き寄せる静電電位を形成するのに必要な割合だけを黒とする。これにより、図5に示すように黒画素データの黒(“1”)を1/32画素(1bit)単位でずらすことが可能となっている。
該変調データの黒を表す“1”の部分のシフトや白黒割合の変更は、画素制御データのパラメータに応じてなされる。表2に画素制御データに応じたシフト対応を示す。この画素データのシフトについては、後で詳述する。
Figure 2007152741
<PM信号>
図6を参照して、「PM信号」について説明する。図6は、各種データから生成されるPM信号を示す。なお、ここでは、高周波クロックとして、図2に示す位相がずれた4つのクロック(VCLK1〜4)が、変調データとして、図5に示す32bit幅を持つ変調データが入力されている。
画素クロックの立ち下がりのタイミングから変調データのbit0のデータを出力し、その後VCLK1〜VCLK4の各高周波クロック立ち上がりで変調データの各bitを順次シリアルで出力し、これをPM信号としている。
<追加データ選択信号>
シリアル変調信号生成部14は、高周波クロックVCLK1〜4と画素クロックPCLKに基づいて、入力されるパラレルの32bitの変調データをシリアルに変換しパルス変調信号(PM信号)として出力する。また、画素クロックの周期が長くなった場合は、入力される追加データ選択信号に基づいて、データを追加しパルス変調信号(PM信号)を出力する。
ここでは高周波クロックとしては図2で示す位相がずれた4つのクロックが与えられ、また、図6(A)に示すように変調データは32bit幅を持つデータとなっている。画素クロックPCLKの立ち下がりのタイミングから変調データのbit0のデータを出力し、その後VCLK1〜VCLK4の各クロック立ち上がりで変調データの各bitを順次シリアルで出力しPM信号としている。そして、図6(B)に示すように画素クロックの周期が長くなった場合には、例えば表3に示すような追加データ選択信号に対応した追加データを選択し変調データbit31の後にその追加データを出力する。また、図6(C)に示すように画素クロックの周期が短くなった場合は、変調データbit27の後には、次の画素の変調データが出力され、bit28〜bit31は切り捨てるように、PM信号を出力する。
Figure 2007152741
PM信号は、高周波クロック、画素クロックに基づいて、変調データを変換したものであるので、上記の変調データに応じたデータ構成を取る。すなわち、変調データが白対応の場合には、32bit全てが“0”のPM信号となり、黒対応の場合には、連続する16bitが“1”で、残りの部分が“0”のPM信号となる。
また、上述したように、本実施形態では、黒画素対応の変調データについて黒画素を1/32画素(1bit)単位でずらすことや白と黒の割合を変更するなどの微調整を行うことが可能である。よって、変調データを微調整することでPM信号についても微調整も行うことが可能である。
PM信号はレーザ駆動部32を制御する信号であるので、この微調整により1画素内で黒を打つ場所を変えることや画素クロックの周期を1画素毎に変えドットを打つタイミングを変えることが可能となる。
<変調データ生成部>
図7を参照して、変調データ生成部11について詳述する。変調データ生成部11は、アドレスカウンタ41と、黒画素データ保持部42と、選択信号生成部43と、白黒選択部44と、位相データ生成部45と、追加データ選択信号生成部46と、から構成される。
アドレスカウンタ41は、「メモリアドレス」を、黒画素データメモリ42、位相データ生成部45、追加データ選択信号生成部46に出力する。なお、メモリアドレスの出力は、画素クロックに同期してなされる。
また、アドレスカウンタ41は、入力される画素制御データに応じてメモリアドレスの値を変更して出力する。具体的には、画素制御データが“000”のときには前メモリアドレスを保持して出力し、画素制御データが“001”のときには画素クロックの立ち上がりのタイミングで前メモリアドレスを+1カウントアップして出力し、画素制御データが“010”のときは画素クロックの立ち上がりのタイミングで前メモリアドレスを+2カウントアップして出力し、画素制御データが“011”のときは画素クロックの立ち上がりのタイミングで前メモリアドレスを+3カウントアップして出力し、画素制御データが“101”のときには画素クロックの立ち上がりで前メモリアドレスを−1カウントダウンして出力する。画素制御データとメモリアドレスの関係を表4に示す。
Figure 2007152741
なお、メモリアドレスがリセットされた場合あるいはメモリアドレスの値が“0”または“16”になった場合には、アドレスカウンタ41はメモリアドレスを初期値である“8”に初期化する。メモリアドレスの値が“17”になった場合には、アドレスカウンタ41はメモリアドレスを“9”に初期化する。メモリアドレスの値が“18”になった場合には、アドレスカウンタ41はメモリアドレスを“10”に初期化する。
黒画素データ保持部42は、図8に示すようなメモリアドレス値と黒画素データの対応を示すデータテーブルを保持しており、メモリアドレスが入力されるとこれに対応する黒画素データを白黒選択部44に出力する。
選択信号生成部43は、画像データを画素クロックで1クロック遅らせたものを「白黒選択信号」として白黒選択部44に出力する。
白黒選択部44は、選択信号生成部43から入力された白黒選択信号が“1”のときは、黒画素データ保持部42から入力された黒画素データを「変調データ」として出力する。また、白黒選択信号が“0”のときは、全bitを“0”(白画素)にした白画素データを「変調データ」として出力する。
位相データ生成部45は、アドレスカウンタ41から入力されたメモリアドレスに基づいて、「位相データ」を生成し出力する。具体的には、メモリアドレスが“0”の場合は位相データとして“11”を出力し、メモリアドレスが“16”、“17”、又は“18”の場合は位相データとして“01”を出力する。また、それ以外のメモリアドレスの場合には位相データとして“00”を出力する。メモリアドレスと生成される位相データの関係を表5に示す。
Figure 2007152741
<PM信号生成>
本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10におけるPM信号生成までの全体動作について、図9から図15を参照して説明する。なお、以下の説明において、「(A〜Cの)タイミング」とは、PCLKの立ち上がりタイミングのことを示す。
<PM信号生成(1)>
図9は、ドットをずらすことなく黒画素データと白画素データを交互に出力した場合を示す。なお、アドレスカウンタは初期値の“8”である。
Aのタイミングでは、画素制御データとして“000”が入力されている。また、画像データには黒画素を示す“1”が入力されている。
Bのタイミングでは、画素制御データが“000”であるので、アドレスカウンタ41はメモリアドレスとして初期値の“8”を保持し(表1参照)、これを黒画素データ保持部42に出力する。黒画素データ保持部42は、メモリアドレス値“8”に対応する黒画素データであるbit8〜23の16bitが“1”である黒画素データを出力する。
白黒選択信号は画像データを画素クロックPCLKで1クロック遅らせた信号であるので、Bのタイミングで“1”となる。白黒選択信号が“1”であるので、白黒選択部44は黒画素データ保持部42から入力された黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
Cのタイミングでは白黒選択信号が“0”であるので(Bのタイミングで画像データが“0”)、白黒選択部44は、全bitが“0”の白画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、変調データ生成部11は、画像データ(黒画素/白画素)に応じて変調データを作成するので、入力された画像データに応じたPM信号を生成することができる。
<PM信号生成(2)>
次に、ドットを右シフトさせる(右にずらす)場合について説明する。図10は、ドットを1/32画素ずつ右シフトさせる場合を示す。なお、以下、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“001”が入力されている。なお、メモリアドレスは初期値の“8”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントアップを行い(表4参照)、メモリアドレスの値として“9”を黒画素データ保持部42に出力する。
黒画素データ保持部42は“9”に対応する黒画素データ、すなわちbit9〜24の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
メモリアドレス値“8”に対応する黒画素データとメモリアドレス値“9”に対応する黒画素データとは、“1”(黒bit)が1bitずれている(“9”のほうが右にずれている/図8参照)。なので、この黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に入力しPM信号を生成することで、黒bitの出力タイミングを一つ前の画素に比べて1/32画素遅くする(1/32画素分右シフトする)ことができる。
Bのタイミングにおいては画素制御データが“010”であるので、Cのタイミングでアドレスカウンタ41はメモリアドレスの+2カウントアップを行い、メモリアドレスとして“11”を黒画素データ保持部42に出力する。黒画素データ保持部42は“11”に対応する黒画素データ、すなわちbit11〜26の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
ここでも、メモリアドレス値“9”に対応する黒画素データと、メモリアドレス値“11”に対応する黒画素データとは、黒bitが2bitずれている(“11”のほうが右にずれている/図8参照)。なので、この黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に入力しPM信号を生成することで、黒bitの出力タイミングを一つ前の画素に比べて2/32画素遅くする(2/32画素分右シフトする)ことができる。
Cのタイミングにおいては画素制御データが“011”であるので、Dのタイミングでアドレスカウンタ41はメモリアドレスの+3カウントアップを行い、メモリアドレスとして“14”を黒画素データ保持部42に出力する。黒画素データ保持部42は“14”に対応する黒画素データ、すなわちbit14〜29の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
ここでも、メモリアドレス値“11”に対応する黒画素データと、メモリアドレス値“14”に対応する黒画素データとは、黒bitが3bitずれている(“14”のほうが右にずれている/図8参照)。なので、この黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に入力しPM信号を生成することで、黒bitの出力タイミングを一つ前の画素に比べて3/32画素遅くする(3/32画素分右シフトする)ことができる。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、変調データ生成部11において“1”bitを1/32〜3/32画素単位で遅らせた変調データを生成することができるので、これに基づいて生成されるPM信号を1/32〜3/32画素単位で遅くすることが可能である。よって、ドットを打つタイミングを1/32〜3/32画素ずつ遅くする、すなわちドットを1/32〜3/32画素単位で右シフトすることが可能となる。
<PM信号生成(3)>
次に、図11を参照して、上記PM信号生成(2)においてメモリアドレス値が“16”になった場合について説明する。なお、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“001”が入力されている。また、同タイミングにおいてメモリアドレス値は“15”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントアップを行い、メモリアドレスの値として“16”を黒画素データ保持部42に出力する。
メモリアドレス値は、位相データ生成部45にも出力される。位相データ生成部45はメモリアドレス値“16”を受け付けると位相データとして“01”を生成し(表4参照)、画素クロック生成部13に出力する。
メモリアドレス値は、追加データ選択信号生成部46にも出力される。追加データ選択信号生成部46はメモリアドレス値“16”を受け付けると追加データ選択信号として“00”を生成し(表3参照)、シリアル変調信号生成部14に出力する。
位相データ“01”を受け付けた画素クロック生成部13は、Bのタイミングで画素クロックを2/8クロック長くして出力する(表1参照)。
黒画素データ保持部42は、メモリアドレス値“16”に対応する黒画素データ、すなわちbit16〜31の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。
Bのタイミングにおいて画素クロックがシフトしている(長くなっている)ので、シリアル変調信号生成部14は、8bit分の“0”データからなる追加データ(表3参照)を追加してPM信号を生成し出力する。
次のタイミング(Cのタイミング)では、アドレスカウンタ41はメモリアドレス値を“16”から“8”に初期化して出力し、黒画素データ保持部42は“8”に対応する黒画素データ、すなわちbit8〜23の1bitが“1”である黒画素データを出力する。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、メモリアドレス値が“16”になった場合にはメモリアドレス値を初期値に戻す。よって、メモリアドレス値が“16”になった以降であっても、ドットを打つタイミングを1/32画素ずつ遅くする、すなわちドットを1/32画素単位で右シフトすることが可能となる。
<PM信号生成(4)>
次に、図12を参照して、上記PM信号生成(2)においてメモリアドレス値が“17”になった場合について説明する。なお、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“010”が入力されている。また、同タイミングにおいてメモリアドレス値は“15”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントアップを行い、メモリアドレスの値として“17”を黒画素データ保持部42に出力する。
メモリアドレス値は、位相データ生成部45にも出力される。位相データ生成部45はメモリアドレス値“17”を受け付けると位相データとして“01”を生成し(表5参照)、画素クロック生成部13に出力する。
メモリアドレス値は、追加データ選択信号生成部46にも出力される。追加データ選択信号生成部46はメモリアドレス値“17”を受け付けると追加データ選択信号として“10”を生成し(表3参照)、シリアル変調信号生成部14に出力する。
位相データ“01”を受け付けた画素クロック生成部13は、Bのタイミングで画素クロックを2/8クロック長くして出力する(表1参照)。
黒画素データ保持部42は、メモリアドレス値“17”に対応する黒画素データ、すなわちbit17〜31の31bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。
Bのタイミングにおいて画素クロックがシフトしている(長くなっている)ので、シリアル変調信号生成部14は、2bit分の“1”と6bit分の“0”データからなる追加データ(表3参照)を追加してPM信号を生成し出力する。
次のタイミング(Cのタイミング)では、アドレスカウンタ41はメモリアドレス値を“17”から“10”に初期化して出力し、黒画素データ保持部42は“10”に対応する黒画素データ、すなわちbit10〜25の1bitが“1”である黒画素データを出力する。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、メモリアドレス値が“17”になった場合にはメモリアドレス値を初期値に戻す。よって、メモリアドレス値が“17”になった以降であっても、ドットを打つタイミングを2/32画素ずつ遅くする、すなわちドットを2/32画素単位で右シフトすることが可能となる。
<PM信号生成(5)>
次に、図13を参照して、上記PM信号生成(2)においてメモリアドレス値が“18”になった場合について説明する。なお、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“011”が入力されている。また、同タイミングにおいてメモリアドレス値は“15”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントアップを行い、メモリアドレスの値として“18”を黒画素データ保持部42に出力する。
メモリアドレス値は、位相データ生成部45にも出力される。位相データ生成部45はメモリアドレス値“18”を受け付けると位相データとして“01”を生成し(表5参照)、画素クロック生成部13に出力する。
メモリアドレス値は、追加データ選択信号生成部46にも出力される。追加データ選択信号生成部46はメモリアドレス値“18”を受け付けると追加データ選択信号として“11”を生成し(表3参照)、シリアル変調信号生成部14に出力する。
位相データ“01”を受け付けた画素クロック生成部13は、Bのタイミングで画素クロックを2/8クロック長くして出力する(表1参照)。
黒画素データ保持部42は、メモリアドレス値“16”に対応する黒画素データ、すなわちbit18〜31の31bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。
Bのタイミングにおいて画素クロックがシフトしている(長くなっている)ので、シリアル変調信号生成部14は、3bit分の“1”と5bit分の“0”データからなる追加データ(表3参照)を追加してPM信号を生成し出力する。
次のタイミング(Cのタイミング)では、アドレスカウンタ41はメモリアドレス値を“18”から“11”に初期化して出力し、黒画素データ保持部42は“11”に対応する黒画素データ、すなわちbit11〜26の1bitが“1”である黒画素データを出力する。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、メモリアドレス値が“18”になった場合にはメモリアドレス値を初期値に戻す。よって、メモリアドレス値が“18”になった以降であっても、ドットを打つタイミングを3/32画素ずつ遅くする、すなわちドットを3/32画素単位で右シフトすることが可能となる。
<PM信号生成(6)>
次に、ドットを左シフトさせる(左にずらす)場合について説明する。図14は、ドットを1/32画素ずつ左シフトさせる場合を示す。なお、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“101”が入力されている。なお、メモリアドレスは初期値の“8”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントダウンを行い(表4参照)、メモリアドレスの値として“7”を黒画素データ保持部42に出力する。
黒画素データ保持部42は“7”に対応する黒画素データ、すなわちbit7〜22の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
メモリアドレス値“8”に対応する黒画素データとメモリアドレス値“7”に対応する黒画素データとは、“1”(黒bit)が1bitずれている(“7”のほうが左にずれている/図8参照)。なので、この黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に入力しPM信号を生成することで、黒bitの出力タイミングを一つ前の画素に比べて1/32画素早くする(1/32画素分左シフトする)ことができる。
Bのタイミングにおいても画素制御データが“101”であるので、Cのタイミングでアドレスカウンタ41はメモリアドレスのカウントダウンを行い、メモリアドレスとして“6”を黒画素データ保持部42に出力する。黒画素データ保持部42は“6”に対応する黒画素データ、すなわちbit6〜21の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する。シリアル変調信号生成部14は、変調データからPM信号を生成しシリアルで出力する。
ここでも、メモリアドレス値“7”に対応する黒画素データと、メモリアドレス値“6”に対応する黒画素データとは、黒bitが1bitずれている(“6”のほうが左にずれている/図8参照)。なので、この黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に入力しPM信号を生成することで、黒bitの出力タイミングを一つ前の画素に比べて1/32画素早くする(1/32画素分左シフトする)ことができる。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、変調データ生成部11において“1”bitを1/32画素単位で早くした変調データを生成することができるので、これに基づいて生成されるPM信号においても1/32画素単位で早くすることが可能である。よって、ドットを打つタイミングを1/32画素ずつ早くする、すなわちドットを1/32画素単位で左シフトすることが可能となる。
<PM信号生成(7)>
次に、図15を参照して、上記PM信号生成(6)においてメモリアドレス値が“0”になった場合について説明する。なお、説明の簡略化のため、画像データは全て黒画素データであるものとする。
Aのタイミングで、画像制御データとして“101”が入力されている。また、同タイミングにおいてメモリアドレス値は“1”である。アドレスカウンタ41はBのタイミングでメモリアドレスのカウントダウンを行い、メモリアドレスの値として“0”を黒画素データ保持部42に出力する。
メモリアドレス値は、位相データ生成部45にも出力される。位相データ生成部45はメモリアドレス値“0”を受け付けると位相データとして“11”を生成し(表4参照)、画素クロック生成部13に出力する。
位相データ“11”を受け付けた画素クロック生成部13は、Bのタイミングで画素クロックを2/8クロック短くして出力する(表1参照)。
黒画素データ保持部42は、メモリアドレス値“0”に対応する黒画素データ、すなわちbit0〜15の16bitが“1”である黒画素データを白黒選択部44に出力する。白黒選択部44は、該黒画素データを変調データとしてシリアル変調信号生成部14に出力する(全て黒画素データとしているので白黒選択については省略)。
Bのタイミングにおいて画素クロックがシフトしている(短くなっている)ので、シリアル変調信号生成部14はbit24〜31の8bit(2/8PCLK分)を削除してPM信号を生成し出力する。
次のタイミング(Cのタイミング)では、アドレスカウンタ41はメモリアドレス値を“0”から“8”に初期化して出力し、黒画素データ保持部42は“8”に対応する黒画素データ、すなわちbit8〜23の1bitが“1”である黒画素データを出力する。
上記のように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10は、メモリアドレス値が“0”になった場合にはメモリアドレス値を初期値に戻す。よって、メモリアドレス値が“0”になった以降であっても、ドットを打つタイミングを1/32画素ずつ早くする、すなわちドットを1/32画素左シフトすることが可能となる。
<第1の実施形態の効果>
上記説明したように、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置は、PM信号を1/32〜3/32画素単位でずらすことができる。よって、ドットを打つタイミングを1/32〜3/32画素単位でずらすことが可能であり、ドット位置の微細調整・制御を行うことができる。また、位相がずれた複数の高周波クロックを用いることで画素を1/32〜3/32画素の精度で打つタイミングを変えており、1/32〜3/32画素に相当する高い周波数のクロックを使っているわけではないので省電力を図ることができる。
<第1の実施形態の変形実施例>
なお、上記の第1の実施形態の説明では、変調データ生成部11の黒画素データ保持部42は、図8に示すようなデータテーブルを保持するとしているが、図17に示すように、固定データの一部をメモリアドレスの値に応じて選択する構成にしてもよい。具体的には、黒画素データ保持部42の代わりに黒画素データ選択部47を設け、固定データを図17に示すようなデータ値とする。黒画素データ選択部47は、入力されたメモリアドレス値に応じて、図16に示すような範囲で固定データの選択範囲を決定し、黒画素データとする。このような構成にすることにより、比較的小さな装置回路で変調データの出力を行うことが可能となる。
また、本実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10をASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成すれば、省資源を図ることができる。
次に、上述した第1の実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置を搭載した光走査装置について説明する。
図18は、光走査装置60の構成を示す。なお、図1と同一の部材については、説明を省略する。
光走査装置60は、半導体レーザ21と、コリメータレンズ22と、シリンダレンズ23と、光偏向器62と、fθレンズ25と、折り返しミラー26と、フォトディテクタ29と、を光学ハウジング61上に保持する。また、半導体レーザ21の背面にあたる光学ハウジング61の壁面にはレーザ駆動部32と本発明である画素クロック及びパルス変調信号生成装置10が形成されたプリント基板63が形成されている。
半導体レーザ21から出力された光ビーム(レーザ光)は、コリメータレンズ22、シリンダレンズ23を透過し、光偏向器62のポリゴンミラー24により偏光走査される。偏光走査された光ビームは、fθレンズ25を透過し、折り返しミラー26で折り返される。
半導体レーザ21は、上述の実施形態の画素クロック及びパルス変調信号生成装置10を有するプリント基板63により駆動制御される。よって、上記説明したように、PM信号を1/32〜3/32画素単位でずらすことができるので、ドット位置を1/32〜3/32画素単位で微細調整・制御を行うことができる。また、位相がずれた複数の高周波クロックを用いることで画素を1/32〜3/32画素の精度で打つタイミングを変えており、1/32〜3/32画素に相当する高い周波数のクロックを使っているわけではないので省電力を図ることができる。
次に、上述した光走査装置60を有する画像形成装置について説明する。
図19は、画像形成装置70の構成を示す。画像形成装置70は、原稿台71と、読み取り装置72と、光走査装置60と、現像装置73と、感光体28と、定着装置74と、給紙トレイ75と、給紙ローラ76と、排紙トレイ77と、排紙ローラ78と、から構成される。
読み取り装置72は、原稿台71に置かれた原稿の画像データを読み取り、読み取った画像データを、画像信号として光走査装置60に送信する。光走査装置60は、該画像信号に基づいて光ビームを照射し、感光体28上に静電潜像を形成する。現像装置73は、感光体28上の静電潜像を現像し、トナー像を形成する。該トナー像は、給紙トレイ75から給紙ローラ76により搬送されてきた用紙上に転写される。定着装置74は、用紙上に転写されたトナー像を熱定着する。このトナー像が熱定着された用紙は、排紙ローラ78を介して排紙トレイ77上に排紙される。
本実施形態の画像形成装置70は、光走査装置60として上記第3の実施形態に係る光走査装置を用いている。よって、上記説明したように、PM信号を1/32〜3/32画素単位でずらすことができるので、ドット位置を1/32画素単位で微細調整・制御を行うことができる。また、位相がずれた複数の高周波クロックを用いることで画素を1/32〜3/32画素の精度で打つタイミングを変えており、1/32〜3/32画素に相当する高い周波数のクロックを使っているわけではないので省電力を図ることができる。
<付記事項>
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施形態の一例を示すものにすぎず、本発明の実施の形態を限定する趣旨のものではない。よって、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施を行うことが可能である。
画素クロックおよびパルス変調信号生成装置を含む画像書き込み系の構成を示す図である。 高周波クロックVCLKを説明するための図である。 水平同期信号Aに位相同期する画素クロックを説明するための図である。 高周波クロック及び位相データに基づいて生成される画素クロックを説明するための図である。 変調データを説明するための図である。 PM信号を説明するための図である。 変調データ生成部の構成を示す図である。 黒画素データ保持部が保持する黒画素データのデータテーブルを示す図である。 PM信号生成(1)を説明するための図である。 PM信号生成(2)を説明するための図である。 PM信号生成(3)を説明するための図である。 PM信号生成(4)を説明するための図である。 PM信号生成(5)を説明するための図である。 PM信号生成(6)を説明するための図である。 PM信号生成(7)を説明するための図である。 黒画素データ選択部について説明するための図である。 黒画素データ選択部が選択する黒画素データを示す図である。 光走査装置を示す図である。 画像形成装置を示す図である。 画素クロック及びパルス変調信号生成装置の具体的な構成を示す図である。 従来の画像形成装置の画像書き込み系の構成を示す図である。
符号の説明
10 画素クロック及び変調信号生成装置
11 変調データ生成部
12 高周波クロック生成部
13 画素クロック生成部
14 シリアル変調信号生成部
41 アドレスカウンタ
42 黒画素データ保持部
43 選択信号生成部
44 白黒選択部
45 位相データ生成部
46 追加データ選択信号生成部
47 黒画素データ選択部

Claims (7)

  1. 高周波クロックを生成する高周波クロック生成手段と、
    前記高周波クロックと位相データと水平同期信号とから画素クロックを生成する画素クロック生成手段と、
    画素を打つタイミングを指示する画素制御データと画素データに基づいて、前記位相データ及び前記変調データを生成する変調データ生成手段と、
    前記変調データと前記高周波クロックとからシリアルパルス列のパルス変調信号を生成するシリアル変調信号生成手段とを有することを特徴とする画素クロック及びパルス変調信号生成装置。
  2. 前記変調データ生成手段は、前記画素制御データに応じて値が変化するアドレスカウントを有し、
    前記アドレスカウンタの値に応じて前記変調データのビット配分を異ならせることを特徴とする請求項1記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置。
  3. 前記変調データ生成手段は、ビット配分の異なる画素データを前記アドレスカウンタの値に対応させて保持する画素データ保持手段を有することを特徴とする請求項2記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置。
  4. 前記変調データ生成手段は、固定データを有し、前記アドレスカウンタの値に応じて前記固定データの一部を選択することで、前記変調データを生成することを特徴とする請求項1記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置。
  5. 前記アドレスカウンタの値と前記画素制御データに基づいて前記アドレスカウンタがリセットされることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の画素クロック及びパルス変調信号生成装置を有することを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項6記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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