JP2007152661A - クリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングブレードを確実に清掃し、且つ、フェイス面も確実に清掃することのできるクリーニング方法を提供する。
【解決手段】クリーニングブレード54でフェイス面22Ksを清掃するに先立って、クリーニングブレード54を清掃する。この場合、クリーニングブレード54が記録ヘッド22Kの角(エッジ部)22Kcに擦られながら矢印B方向に移動するようにクリーニングブレード54を制御する。この移動によって、クリーニングブレード54に付着しているインクや紙粉などの付着物は記録ヘッド22Kの角(エッジ部)22Kcで掻き取られる。この移動は、クリーニングブレード54の先端が記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに当接(接触)する位置まで行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクを吐出するインク吐出口が形成されたインク吐出口形成面(フェイス面)を清掃するクリーニング方法に関する。
記録紙などの記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置が広く使用されている。この画像形成装置は、インクを吐出するノズルやインク吐出口(ノズルの出口)が複数形成された記録ヘッド(印字ヘッド)を備えており、複数のインク吐出口は記録ヘッドのほぼ平らなインク吐出口形成面(フェイス面)に形成されている。記録ヘッドには、キャリッジと共に主走査方向に移動しながらインクを吐出するタイプと、固定されて停止した状態でインクを吐出するタイプとがある。
上記した画像形成装置では、画像形成中(記録中)や待機中に、記録ヘッドのノズルやインク吐出口の周りに増粘したインクやゴミが溜まって、インク吐出不良や記録の乱れといった不具合が発生することがある。このような不具合を解決する技術として、記録ヘッドをクリーニングする際に、ノズルからインクを吸引した後、キャップを複数回開放することにより記録ヘッド内をクリーニングする技術が知られている(特許文献1参照)。しかし、上記の回復操作を行った場合、気泡だけでなくノズル内のインクが排出されて多量のインクがフェイス面に付着することがある。このため、インクの吐出方向がずれて画像品位が低下するおそれがある。また、記録媒体から発生する紙粉や画像形成装置内に存在するゴミ・ちり等がフェイス面に付着し易くなり、インクの吐出方向のずれや不吐(インクを吐出しないこと)が発生し画像品位の低下を招く。
上記のような不具合を解決する技術として、ノズル内のインクを吸引した後、弾性体からなるクリーニングブレードでフェイス面を払拭する技術が開示されている(特許文献2参照)。クリーニングブレードでフェイス面を清掃した後、クリーニングブレードにはインク等の付着物が付着している。この技術では、クリーニングブレードをインク吸収部材に接触させて、クリーニングブレードのインクをインク吸収部材に吸収させている。
特開平05−000517号公報 特開平10−250087号公報
しかし、クリーニングブレードに付着しているインクがインク吸収部材に完全に吸収されるわけではなく、クリーニングブレードには少量のインクが付着したままになっていることがある。長期間に渡ってインクジェット方式画像形成装置を使用した場合、クリーニングブレードには粘度が増加したインクが付着したままとなることがある。このような増粘インクはクリーニングブレードをインク吸収部材に接触させただけでは吸収されないので、クリーニングブレードの清掃が不十分となるおそれがある。
このように清掃が不十分な状態(増粘インクが付着したままの状態)のクリーニングブレードでフェイス面を清掃した場合、増粘インクがクリーニングブレードからフェイス面に移行(転移)してインク吐出口を塞いでしまってインク吐出不良を起こしてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、クリーニングブレードを確実に清掃し、且つ、フェイス面も確実に清掃することのできるクリーニング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のクリーニング方法は、インクを吐出するインク吐出口が形成されたインク吐出口形成面をクリーニングブレードで払拭して清掃するクリーニング方法において、
(1)前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭するに先立って、前記クリーニングブレードを清掃する際に、前記インク吐出口形成面が形成された記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせて、該クリーニングブレードに付着している付着物を除去することを特徴とするものである。
また、
(2)前記クリーニングブレードから除去した前記付着物を、前記記録ヘッドに形成された収容部に溜めておいてもよい。
さらに、
(3)前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭するときに該クリーニングブレードが該インク吐出口形成面に当接する位置は、前記記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせるときに該クリーニングブレードが前記角に当接する位置よりも、該クリーニングブレードの上端に近くなるようにしてもよい。
さらにまた、
(4)前記記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせた後に前記記録ヘッドを鉛直方向に移動させ、続いて、前記クリーニングブレードを水平方向に移動させながら前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭してもよい。
さらにまた、
(5)前記クリーニングブレードが前記インク吐出口形成面を払拭した際に該クリーニングブレードに付着したインクを、前記記録ヘッドに取り付けられたインク吸収部材に吸収させてもよい。
本発明によれば、記録ヘッドの角にクリーニングブレードを擦らせてクリーニングブレードを清掃した後にこのクリーニングブレードでインク吐出口形成面を払拭するので、汚れの無いクリーニングブレードによってインク吐出口形成面は払拭される。従って、インク吐出口形成面に付着しているインクや紙粉はクリーニングブレードによって確実に除去されることとなる。
本発明は、記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式のプリンタに実現された。
図1を参照して、本発明が採用されたプリンタの一例を説明する。
図1は、本発明が採用されたプリンタの一例を模式的に示す正面図である。
プリンタ10は、このプリンタ10に画像情報を送るホストPC(パソコン)12に接続されている。プリンタ10には、4つ(4本)の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yが記録媒体(ここではロ−ル紙)Pの搬送方向(矢印A方向)に並んで配置されている。4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yからはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクが吐出される。これら4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、所謂ラインヘッドであり、図1の紙面に直交する方向(矢印A方向に直交する方向)に延びている。これら4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの長さは、プリンタ10で印刷できる記録媒体のうち最大の幅(図1の紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長い。また、これら4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、画像形成中は固定されて動かない(不動状態である)。なお、上記のようなプリンタとして、高速で多数枚の名刺を作製する名刺プリンタが挙げられる。
4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yから安定してインクを吐出できるように、プリンタ10には回復ユニット40が組み込まれている。この回復ユニット40を用いて4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yを回復させることにより、4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yからのインク吐出状態は初期のインク吐出状態に回復する。回復ユニット40には、回復動作のときに、4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各インク吐出口が形成されたインク吐出口形成面(フェイス面)22Ks、22Cs、22Ms、22Ysからインクを除去するキャッピング機構50が備えられている。キャッピング機構50は各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに独立して設けられており、図1の例では6色分(即ち、6つのキャッピング機構50)が示されているが、このうち2色分は記録ヘッド追加時の予備的な機構である。キャッピング機構50は、キャップ52(図3等参照)、クリーニングブレード54(図3等参照)、インク除去部材(図示せず)、ブレード保持部材(図示せず)などから構成されている。
ロ−ル紙Pはロール紙供給ユニット24から供給され、プリンタ10に組み込まれた搬送機構26によって矢印A方向に搬送される。搬送機構26は、ロ−ル紙Pを載置して搬送する搬送ベルト26a、この搬送ベルト26aを回転させる搬送モータ26b、搬送ベルト26aに張力を与えるローラ26cなどから構成されている。
ロ−ル紙Pに画像を形成する際には、搬送中のロ−ル紙Pの記録開始位置がブラックの記録ヘッド22Kの下に到達した後に、記録データ(画像情報)に基づいて記録ヘッド22Kからブラックインクを選択的に吐出する。同様に記録ヘッド22C、記録ヘッド22M、記録ヘッド22Yの順に、各色のインクをロ−ル紙Pに吐出してカラー画像を形成する。プリンタ10には、上記の部品・部材の他、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに供給されるインクを貯めておくメインタンク28K、28C、28M、28Yや、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yにインクを供給したり回復動作をしたりするための各種ポンプ(図示せず)などが備えられている。
図2を参照して、プリンタ10の電気的な系統を説明する。
図2は、図1のプリンタの電気的な系統を示すブロック図である。
ホストPC12から送信された記録データやコマンドはインターフェイスコントローラ102を介してCPU100に受信される。CPU100は、プリンタ10の記録データの受信、記録動作、ロ−ル紙Pのハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。CPU100では、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。記録前の動作処理としては、出力ポート114、モータ駆動部116を介してキャッピングモータ122とヘッドアップダウンモータ118を駆動し、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yをキャッピング機構50から離して記録位置(画像形成位置)に移動させる。
続いて、出力ポート114、モータ駆動部116を介してロ−ル紙Pを繰り出すロールモータ(図示せず)、及び低速度でロ−ル紙Pを搬送する搬送モータ120等を駆動してロ−ル紙Pを記録位置に搬送する。一定速度で搬送されるロ−ル紙Pにインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)を決定するための先端検知センサ(図示せず)でロ−ル紙Pの先端位置を検出する。その後、ロ−ル紙Pの搬送に同期して、CPU100はイメージメモリ106から対応する色の記録データを順次に読み出し、この読み出したデータを各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに記録ヘッド制御回路112を経由して(介して)転送する。
CPU100の動作はプログラムROM104に記憶された処理プログラムに基づいて実行される。プログラムROM104には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM108を使用する。各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのクリーニングや回復動作時に、CPU100は、出力ポート114、モータ駆動部116を介してポンプモータ124を駆動し、インクの加圧、吸引等の制御を行う。
図3を参照して、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yと回復ユニット40の待機状態を説明する。
図3は、待機状態の各記録ヘッドと回復ユニットを模式的に示す正面図である。
4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、ヘッドホルダ(図示せず)に着脱自在に装着されている。このヘッドホルダはヘッドアップダウンモータ118(図2参照)によって矢印C,D方向に上下動する。ヘッドホルダは上下動する際に所定の4つの位置で停止できるように構成されており、この4つの位置として、待機位置(キャッピング位置)、クリーニングブレード清掃位置、ワイピング位置、印字位置が設定されている。待機位置とは、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク吐出口形成面(フェイス面)22Ks、22Cs、22Ms、22Ysがキャッピング機構50のキャップ52で塞がれる位置であり、図3に示す位置である。クリーニングブレード清掃位置とは、クリーニングブレード54を各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの角で擦らせる位置であり、図4に示す位置(図5(b),(c)で示す位置と同じ)である。ワイピング位置とは、インク吐出口形成面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysがクリーニングブレード54で拭かれるときの位置(図5(d),(e)で示す位置と同じ)である。記録位置とは、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yから記録媒体にインクを吐出する位置である。
上記した待機状態では、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのフェイス面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysがキャッピング機構50のキャップ52で塞がれており、インクの乾燥などが防止されている。また、キャップ52は、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク供給経路やノズルを清掃するときに排出される廃液インクの受け皿としての機能も有する。キャップ52は、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに1つずつ配置されており、各キャップ52の矢印B方向上流側(記録媒体搬送方向下流側)には、フェイス面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysに付着しているインクや紙粉などの付着物を拭き取るクリーニングブレード54が配置されている。このクリーニングブレード54も各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに1つずつ配置されている。各キャップ52と各クリーニングブレード54は回復桶60に固定されている。なお、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのうち矢印B方向下流側の側面には、クリーニングブレード54に付着しているインクを吸収するインク吸収部材23が取り付けられている。
図4と図5を参照して、フェイス面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysをクリーニングブレード54で払拭して清掃するクリーニング方法の一例を説明する。
図4は、記録ヘッドの角でクリーニングブレードを清掃する状態を模式的に示す正面図である。図5(a)は、記録ヘッドと回復ユニットが待機位置に位置する状態を模式的に示す正面図であり、(b)は、記録ヘッドと回復ユニットがクリーニングブレード清掃位置に位置する状態を模式的に示す正面図であり、(c)は、クリーニングブレードの清掃中を模式的に示す正面図であり、(d)は、クリーニングブレードによるフェイス面の清掃開始を模式的に示す正面図であり、(e)は、クリーニングブレードによるフェイス面の清掃が終了した時点を模式的に示す正面図であり、(f)は、記録ヘッドが上昇してホームポジションに戻った状態を模式的に示す正面図であり、(g)は、回復ユニットがホームポジションに戻った状態を模式的に示す正面図であり、(h)は、待機位置に戻った記録ヘッドと回復ユニットを模式的に示す正面図である。なお、図5では、記録ヘッド22Kだけを示すが他の記録ヘッド22C、22M、22Yも同じである。
フェイス面をクリーニングブレードで清掃するクリーニング方法を説明する。
このクリーニング方法では、クリーニングブレード54でフェイス面22Ks(22Cs、22Ms、22Ys)を払拭するに先立って、記録ヘッド22Kの角22Kc(22Cc、22Mc、22Yc)でクリーニングブレード54を清掃する。このクリーニング方法が実施される前には、図5(a)に示すように、記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksが、クリーニングブレード54の先端よりも低い位置に待機している。クリーニングブレード54でフェイス面22Ksを清掃する際には、この待機状態においてCPU(図2参照)からワイピング信号がモータ駆動部116(図2参照)に送信される。これにより、クリーニングブレード54でフェイス面22Ksを清掃するクリーニング方法が実行される。上記のワイピング信号によってヘッドアップダウンモータ118(図2参照)が駆動されて、図5(b)に示すように、記録ヘッド22Kが鉛直上方向(矢印C方向)に移動する。この移動によって、記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに圧接していたキャップ52から記録ヘッド22Kが離脱されて、記録ヘッド22Kとクリーニングブレード54のオーバーラップ量(以下、侵入量と記す)がh(mm)になる。
続いて、キャッピングモータ122(図2参照)を駆動させて回復桶60を矢印B方向に移動させる。回復桶60の移動に伴って、図5(c)に示すように、クリーニングブレード54は記録ヘッド22Kの角(エッジ部)22Kcに擦られながら矢印B方向に移動する。この移動によって、クリーニングブレード54に付着しているインクや紙粉などの付着物は記録ヘッド22Kの角22Kcで掻き取られる。この移動は、クリーニングブレード54の先端(上端)が記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに当接(接触)する位置まで行われる。即ち、侵入量をh(mm)に保ってクリーニングブレード54を移動させる動作は、クリーニングブレード54の表面(清掃面)に付着している付着物が記録ヘッド22Kの角22Kcによって除去されるまで行われる。
上記した侵入量hは、後述する侵入量i(mm)よりも大きく(多く)なるように設定されている。侵入量iは、記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに付着しているインクを確実に拭き取ることのできる侵入量である。侵入量hをh>iにすることによって、クリーニングブレード54と記録ヘッド22Kの角22Kcとの当接力が増加して(クリーニングブレード54が角22Kcに強い力で擦られて)、クリーニングブレード54の清掃効果を向上させることができる。
クリーニングブレード54の先端が記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに当接(接触)する位置に到達したときは、ヘッドアップダウンモータ118(図2参照)を駆動させて、図5(d)に示すように記録ヘッド22Kを垂直上方向(矢印C方向)に移動させ、クリーニングブレード54で記録ヘッド22Kを清掃する位置に停止させる。このときの侵入量は、上述したようにi(mm)であり、この侵入量は、記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに付着しているインク等を確実に拭き取ることのできる侵入量である。続いて、キャッピングモータ122(図2参照)を駆動させて回復桶60を矢印B方向に移動させることにより、クリーニングブレード54は記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksに付着しているインクを拭き取りながら移動する。クリーニングブレード54が矢印B方向に移動して、図5(e)に示すように、インク吸収部材23に接触する位置に到達したときに、この移動を停止する。この停止状態では、クリーニングブレード54の清掃面がインク吸収部材23に接触しているので、クリーニングブレード54の清掃面に付着しているインクはインク吸収部材23に吸収される。
上記のようにしてクリーニングブレード54の清掃面に付着しているインクをインク吸収部材23に吸収させるために所定時間だけこの状態(クリーニングブレード54の清掃面がインク吸収部材23に接触している状態)を保ち、その後、ヘッドアップダウンモータ118(図2参照)を駆動させて、図5(f)に示すように、記録ヘッド22Kを垂直上方向(矢印C方向)に移動させてフェイス面22Ksをクリーニングブレード54から離す。続いて、キャッピングモータ122(図2参照)を駆動させて回復桶60を矢印A方向に移動させ、図5(g)に示すように、記録ヘッド22Kのフェイス面22Ksの直下(真下)にキャップ52が到達した位置で回復桶60を停止させる。続いて、ヘッドアップダウンモータ118(図2参照)を駆動させて、図5(h)に示すように、記録ヘッド22Kを下降させて(矢印D方向に移動させて)フェイス面22Ksをキャップ52で塞ぐ。これにより一連のクリーニング動作が終了する。なお、上記した例では、クリーニングブレード54の清掃面を記録ヘッド22Kの角22Kcで擦ったが、このような角22Kcをもったクリーニング部材を記録ヘッド22Kに取り付けてもよく、着脱自在に装着しておいてもよい。
上記の例では、クリーニングブレード54の清掃面を記録ヘッド22Kの角22Kcで擦っただけであるが、このようにしてクリーニングブレード54の清掃面から擦り取った付着物を収容しておく例について、図6を参照して説明する。
図6は、記録ヘッドに形成された収容部を示す斜視図である。この図では、図3や図4に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号が付されている。他の記録ヘッドにも同様の収容部が形成されている。
記録ヘッド22Kのうちインク吸収部材23(図4等参照)が取り付けられている側面とは反対の側の側面22Kwには、クリーニングブレード54から除去された(清掃面から擦り取った)付着物を収容しておく収容部25が取り付けられている。この収容部25は、側面22Kwから離れてこの側面22Kwとほぼ平行に広がる平板25aと、この平板25aを側面22Kwに取り付ける脚25bとから構成されている。側面22Kwと平板25aに挟まれた空間に、クリーニングブレード54から除去された付着物が収容される。なお、収容部25を側面22Kwに着脱自在に装着できる構成にしてもよい。
本発明が採用されたプリンタの一例を模式的に示す正面図である。 図1のプリンタの電気的な系統を示すブロック図である。 待機状態の各記録ヘッドと回復ユニットを模式的に示す正面図である。 記録ヘッドの角でクリーニングブレードを清掃する状態を模式的に示す正面図である。 (a)は、記録ヘッドと回復ユニットが待機位置に位置する状態を模式的に示す正面図であり、(b)は、記録ヘッドと回復ユニットがクリーニングブレード位置に位置する状態を模式的に示す正面図であり、(c)は、クリーニングブレードの清掃中を模式的に示す正面図であり、(d)は、クリーニングブレードによるフェイス面の清掃開始を模式的に示す正面図であり、(e)は、クリーニングブレードによるフェイス面の清掃が終了した時点を模式的に示す正面図であり、(f)は、記録ヘッドが上昇してホームポジションに戻った状態を模式的に示す正面図であり、(g)は、回復ユニットがホームポジションに戻った状態を模式的に示す正面図であり、(h)は、待機位置に戻った記録ヘッドと回復ユニットを模式的に示す正面図である。 記録ヘッドに形成された収容部を示す斜視図である。
符号の説明
10 プリンタ
22K、22C、22M、22Y 記録ヘッド
22Ks、22Cs、22Ms、22Ys フェイス面
25 収容部
54 クリーニングブレード

Claims (5)

  1. インクを吐出するインク吐出口が形成されたインク吐出口形成面をクリーニングブレードで払拭して清掃するクリーニング方法において、
    前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭するに先立って前記クリーニングブレードを清掃する際に、前記インク吐出口形成面が形成された記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせて、該クリーニングブレードに付着している付着物を除去することを特徴とするクリーニング方法。
  2. 前記クリーニングブレードから除去した前記付着物を、前記記録ヘッドに形成された収容部に溜めておくことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭するときに該クリーニングブレードが該インク吐出口形成面に当接する位置は、前記記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせるときに該クリーニングブレードが前記角に当接する位置よりも、該クリーニングブレードの上端に近いことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング方法。
  4. 前記記録ヘッドの角に前記クリーニングブレードを擦らせた後に前記記録ヘッドを鉛直方向に移動させ、続いて、前記クリーニングブレードを水平方向に移動させながら前記クリーニングブレードで前記インク吐出口形成面を払拭することを特徴とする請求項1,2,又は3に記載のクリーニング方法。
  5. 前記クリーニングブレードが前記インク吐出口形成面を払拭した際に該クリーニングブレードに付着したインクを、前記記録ヘッドに取り付けられたインク吸収部材に吸収させることを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載のクリーニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099840A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

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