JP2007152015A - 机 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の下面に抽斗用の支持レールを取り付けられている机において、取り付けの容易性を損なわずに支持レールの取り付け強度を向上させる。
【解決手段】支持レール8を平面視で抽斗の収納部に重なるように傾けつつ後傾状の姿勢にして、支持レール8の前端部に形成された係止片34を天板2の前部補強枠12に形成された係止穴22に後方から嵌め込み、次いで、支持レール8を押し上げ回動して、支持レール8の後部に形成された係止爪片40を天板2の第2中間補強枠14に形成された係合穴23に下方から嵌め込んだのち、両係止片34を支点にして、支持レール8を平面視で抽斗7の中心を挟んで左右外向きに水平回動させる。
【選択図】図3

Description

本願発明は、天板の下面部に抽斗用の支持レールが取り付けられている机に関するものである。
従来から、この種の机においては、スチール製天板の下面に、左右方向に延びる補強枠が前後に適宜隔てて複数本固着されており、この補強枠を利用して抽斗用の支持レールが着脱可能に取り付けられている。
かかる構造の一例として特許文献1には、
(1).支持レールの前端部に上向き突設された前向き鉤状の第1係止片を、前補強枠の底面に穿設された第1係合穴に斜め後方から差し込んだのち、
(2).次いで、この状態で第1係止片を支点にして支持レールを押し上げ回動させることにより、支持レールに上向き突設された第3係止片を、後補強枠の底面に穿設された第3係合穴に下方から嵌め込むと共に、
(3).支持レールのうち第3係止片より後方の箇所に上向き突設された第2係止片の前向き爪部を、後補強枠の後面に穿設された第2係合穴に弾性復原力にて引っ掛かり係合させる、
ことが開示されている。
この構成によると、支持レールの第1係止片を前補強枠の第1係合穴に差し込んでから支持レールを押し上げ回動させるというワンタッチ的な操作で、支持レールを天板に取り付けできるため、取り付け作業が簡単に行える。また、第2及び第3係止片にて後補強枠を前後から弾性的に挟持しているので、支持レールの前後方向のガタ付きも抑制される。
特許第3107974号公報
ところで近年、コンピュータは小型化の傾向が進み、特に携帯型端末(ノート型パソコン等)は、B5〜A4用紙サイズ程度まで小型化されている結果、オフィスや工場等で使用される機会が増大しており、情報保護・安全管理等の点から、オフィス等に配置された机(テーブル)の抽斗内に、不使用時のノート型パソコンを収容することは日常的に行われている。ノート型パソコンは小型化したとはいえ、他の事務用品と比べれば重量物であるため、抽斗の左右側部を支持する支持レールには十分な取り付け強度が要求される。
しかし、特許文献1の構成では、第2及び第3係止片にて後補強枠を前後から弾性的に挟持することにより、第2係止片の前向き爪部と後補強枠の第2係合穴との引っ掛かり係合を維持しているから、支持レールの後部側の取り付け強度は専ら第2及び第3係止片の弾性復原力に依存している。このため、取り付けの容易性を損なわずに支持レールの取り付け強度を高めるには限界があり、改善する余地があった。
そこで、本願発明はこのような現状を改善することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を解決するため、請求項1の発明は、天板の下面部に、抽斗を前後引き出し動可能に支持する前後長手の支持レールが配置されており、前記支持レールは、当該支持レールをほぼ水平方向に移動させることで互いに嵌り合う係合手段により、前記抽斗を前後動可能に支持する姿勢に保持されている机であって、前記天板と前記支持レールとには、前記支持レールをその長手方向に移動させることで互いに嵌り合う第1係合手段と、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で抽斗支持姿勢に水平回動させると互いに嵌り合う第2係合手段とを備えているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載した机において、前記第1係合手段は、前記支持レールの前部に形成された側面視前向き鉤状の係止片と、この係止片が嵌るように前記天板の下面前部に形成された係止穴とからなり、前記第2係合手段は、前記支持レールの後部に形成された正面視横向き鉤状の係止爪片と、この係止爪片が嵌るように前記天板の下面に形成された係合穴とからなり、前記第2係合手段の係止爪片はその鉤部が前記抽斗の中心を挟んで左右外側を向いた姿勢に形成されており、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記抽斗の収納部と重なる姿勢から前記抽斗支持姿勢に向けて水平回動させることで、前記係止爪片が前記係合穴に嵌り込み切るようになっているというものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載した机において、前記天板の下面部には下向きに開口した位置決め穴が形成されている一方、前記支持レールの上面には、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で前記抽斗支持姿勢に水平回動させると弾性変形を利用して前記位置決め穴に係合する位置決めフックを有する樹脂製部材が着脱可能に取り付けられており、前記位置決めフックには、これと前記位置決め穴との係合を弾性に抗して解除操作するための操作片が一体に形成されているというものである。
本願発明の構成によると、抽斗用の支持レールをその長手方向に移動させて、第1係合手段を互いに嵌め合わせた後、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で抽斗支持姿勢に水平回動させて、第2係合手段を互いに嵌め合わせるという2段階操作により、前記支持レールを前記抽斗支持姿勢で前記天板の下面部に取り付けできるから、前記支持レールの取り付け作業の作業性が低下することはない。
そして、前記第1及び第2係合手段は前記支持レールの略水平方向の移動にて互いに嵌め合わさるものであるから、前記支持レールに下向きの外力が作用しても前記第1及び第2係合手段の嵌合は外れ難いものとなり、前記支持レールの取り付け強度が格段に向上する。従って、本願発明によると、前記支持レールはワンタッチ的な操作で取り付けできるものでありながら、その取り付け強度を十分に確保できるという効果を奏する。
請求項2の発明は、請求項1の発明をより具体化したものである。このように構成すると、前記支持レールの取り付け時は、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記抽斗の収納部と重なる姿勢から前記抽斗支持姿勢に向けて水平回動させればよく、取り外し時は、前記支持レールを取り付け時と逆方向に水平回動させればよいので、支持すべき抽斗が外された状態であれば、隣接する他の抽斗や、天板を支持する脚又は袖キャビネットと干渉することなく、前記支持レールを個別に取り付けたり取り外したりできる。このため、前記支持レールの取り付け・取り外し作業や交換作業を簡単に行えるという効果を奏する。
請求項3の構成によると、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で前記抽斗支持姿勢に向けて水平回動させて、前記第2係合手段を互いに嵌め合わせるのと同時に、前記天板側の位置決め穴に前記支持レール側の位置決めフックを弾性変形を利用して係合させることによって、前記支持レールの抽斗支持姿勢への位置決めが自動的になされるため、取り付け作業をより簡単且つ能率よく行えるという効果を奏する。
また、前記位置決めフックを有する部材が樹脂製であるから、前記位置決めフックに一体に形成された操作片を弾性に抗して解除操作すれば、前記位置決めフックを軽い力で弾性変形させることができ、前記位置決め穴との係合を簡単に解除できる。このため、前記支持レールの取り外しがきわめて容易になるという効果も奏する。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面(図1〜図8)に基づいて説明する。図1は多連式机システムの外観斜視図、図2は天板の部分底面図、図3は天板と支持レールとの関係を示す分離斜視図、図4は支持レールの取り付け手順の前半段階を示す側断面図、図5は支持レールの取り付け手順の後半段階を示す底面図、図6のうち(a)は位置決めフックを第2中間補強枠の位置決め穴に嵌め込む前の状態を示す部分正断面図、(b)は係止爪片を第2中間補強枠の係合穴に嵌め込み切った状態を示す部分正断面図、図7は位置決めキャップの正面図、図8は抽斗の後端部と支持レールの後端部との関係を示す平断面図である。
(1).全体の概要
図1〜図8に示す実施形態は、1枚の天板2を有する机ユニット1を左右に並設して多連式机システムを構成すると共に、前後の多連式机システムを背中合わせに配置したものである。
左右に隣り合った天板2は1つの脚3又は袖キャビネット4で支持されており、多連式机システムの左右端部を構成する箇所では、天板2の端部が1つの脚3又は袖キャビネット4にて支持されている。すなわち、左右に隣り合った机ユニット1は、脚3又は袖キャビネット4を共用している。脚3は、中空板状に形成された基部の上端と下端とからアームが前向きに延びているいわゆるL脚となっており、従って、平面視では前後方向に細長い形状になっている。
天板2は脚3又は袖キャビネット4に連結されており、また、脚3又は袖キャビネット4は机ユニット1を構成する背面部材5に連結されている。前後の机ユニット1において背面部材5は共用されている。天板2の後方には机上パネル6が取り付けられている。
天板2の下面箇所には、左右巾寸法の大きい抽斗7を1つ配置したり、左右巾寸法の小さい抽斗7を左右並列状に複数個配置したりしている。本実施形態では、天板2の下面箇所に、抽斗7の左右巾寸法や配置個数に合わせて、2本1組の前後長手の支持レール8(図3参照)が適宜組数だけ着脱可能に取り付けられており、各1組の支持レール8に対して1つの抽斗7が前後引き出し動可能に装架されている。
(2).天板の構造
本実施形態の天板2はスチール製(木製でも構わない)であり、その上面を構成する表面板11と、表面板11の前部を支持する左右長手の前部補強枠12と、表面板11の後部を支持する後部補強枠13と、前後補強枠12,13の間に位置する複数の中間補強枠14(本実施形態では3本)と、補強枠12〜14群の左右両端に固着された前後長手のサイド補強枠15と、樹脂製のサイドエッジ16及びリアエッジ17とを備えている(図2及び図3参照)。
前後補強枠12,13はほぼ同じ断面形状であり、表面板11に重なる部分とこれら下方に突出した角形樋状部18,19を有する形態になっている。角形樋状部18,19には上向き凸の凹溝部20,21が凹み形成されている。前部補強枠12における角形樋状部18の凹溝部20には、支持レール8と重なる部位の内壁前面に、第1係合手段の一環として細巾スリット状の係止穴22が左右一対形成されている。
中間補強枠14はいずれも上向き開口略樋状に形成されており、中間補強枠14において平面視で支持レール8と重なる下面には、第2係合手段の一環として左右長手の係合穴23が下向きに開口するように形成されている。これら各係合穴23は、平面視で抽斗7の中心を挟んで左右外方向(各図に示す矢印A方向参照)に行くに従って溝巾が小さくなるテーパ状に形成されている。
また、中間補強枠14の下面のうち係合穴23より手前の箇所には、下向きに開口する角形の位置決め穴24が形成されている。
(3).支持レールの構造
抽斗7の左右側部を支持する左右一対の支持レール8は、抽斗7を挟んで左右対称状に形成されたものであり、取り付け箇所に拘らず、基本的に同じ構成である。そこで、1つの抽斗7における右側の支持レール8を代表として、以下、詳細に説明する。
支持レール8は1枚の金属板を板金加工してなるものであり、抽斗2の左右後側部に設けられた樹脂製のスライダー9(図8参照)が摺接する支持片31と、これに連接された垂直片32と、該垂直片32の上端に連接された水平状の上面片33とにより正面視コ字状に形成されている。上面片33は支持片31より広巾に形成されている。
支持レール8における垂直片32の前端上部と上面片33の前端部とには、前部補強枠12における角形樋状部18の凹溝部20に形成された一対の係止穴22に後方から深く嵌り込む側面視前向き鉤爪状の係止片34が折り曲げ形成されている。両係止片34の左右間隔寸法が凹溝部20における両係止穴22の左右間隔寸法と同じであることはいうまでもない。両係止片34における頭部の前後長さは、その爪状先端部を係止穴22に差し込んだ状態で前部補強枠12における角形樋状部18の凹溝部20にすっぽりと収まる寸法に設定されている(図4の実線状態参照)。係止片34は特許請求の範囲に記載した第1係合手段の一環をなすものである。
このように、支持レール8の前部に係止片34を左右一対形成すると、支持レール8の前部は左右2箇所の部位において前部補強枠12に固定された状態になるから、抽斗7を前方に大きく引き出した状態で支持レール8の前部に掛かるモーメントに対して、十分な取り付け強度を確保できる。
両係止片34の間のうち垂直片32から離れている係止片34の近傍箇所には、支持レール8を吊り掛けた状態で凹溝部20の内壁前面に当接するストッパー片35が前向きに突出形成されている。支持片31と垂直片32と上面片33とで囲まれた内部は、抽斗7の左右側部に形成された前後長手のガイド部7b(図6(b)参照)が介挿される領域であり、垂直片32の内面前部には、抽斗7におけるガイド部の下面に当接するローラ36が回動可能に軸支されている。
なお、垂直片32の前端部には、その剛性を確保するために、側面視で略L字状に延びるリブ37が内向きに膨出形成されている。また、垂直片32の後端部には、抽斗7におけるスライダー9の側面に接触し得る前後長手の段押しリブ38が内向きに膨出形成されており、この段押しリブ38より後方の箇所には、抽斗7のスライダー9を当接させて抽斗2の後退動を規制するための規制片39が内向きに切り起こし形成されている(図3及び図8参照)。このような段押しリブ38を規制片39より前方に形成しておくと、抽斗7が後退動(収容される方向への移動)する終期において、ストッパー9の側面は段押しリブ38に接触しながら後退するので、抽斗7の後退動に対して摩擦力によるブレーキが掛かることになる。その結果、抽斗7を収容するために強く押し込んだとしても、机ユニット1に強い衝撃が作用することを防止できる。
また、本実施形態では、支持片31のうち垂直片と相対向する側縁部に、上向きに立ち上がった折り返し片31a(図3及び図6参照)が折り曲げ形成されている。この折り返し片31aは、抽斗7内にノート型パソコンのような重量物を収納した場合等に、不用意に抽斗7のガイド部7b(図6(b)参照)が支持レール8から外れ落ちるのを阻止する抜け止めとして機能するものである。
支持レール8における上面片33の後部(前後中途部から後方寄りの部位)には、中間補強枠14群のうち前から2番目に位置する第2中間補強枠14の係合穴23に下方から嵌る係止爪片40が切り起こし形成されている。本実施形態の係止爪片40は特許請求の範囲に記載した第2係合手段の一環をなすものであり、平面視で抽斗7の中心を挟んで左右外方向(各図に示す矢印A方向参照)に向けて開口する切り欠き溝部41を備えていて正面視横向き鉤状の形態になっている。具体的にいうと、係止爪片40は、切り欠き溝部41の存在により抽斗7の中心を挟んで左右外側を向いた姿勢になっている。
このため、両係止片34の爪状先端部を各々対応する係止穴22に後方から差し込んだ状態で、係止爪片40を第2中間補強枠14の係合穴23に下方から嵌め込んだのち、両係止片34を支点にして支持レール8を抽斗7の中心を挟んで左右外向き(矢印A方向)に水平回動させると、係止爪片40は、第2中間補強枠14の内底面に乗り掛かって下向き抜け不能に保持される(図6(a)(b)参照)。本実施形態では、第2中間補強枠14の係合穴23が抽斗7の中心を挟んで左右外方向(矢印A方向)に行くに従って溝巾が小さくなるテーパ状に形成されているので、支持レール8を抽斗7の中心を挟んで左右外向き(矢印A方向)に水平回動させたときにその位置決めが容易になる。
係止爪片40の切り起こしにて該係止爪片40の前方には透かし穴42が形成されており、この透かし穴42のうち係止爪片40寄りの両コーナ部に、断面鉤型の受け爪43が形成されている。透かし穴42の前縁部からは押え片44が後向きに突出している。
支持レール8の上面片33のうち透かし穴42の箇所には、弾性を有する合成樹脂製で左右横長板状の位置決めキャップ45(特許請求の範囲に記載した樹脂製部材に相当)が着脱可能に取り付けられている。この位置決めキャップ45の下面には、該位置決めキャップ45を後方にスライドさせたときに受け爪43の下面に重なって引っ掛かり係合する一対の係合足46が形成されており、これら受け爪43と係合足46とのスライド嵌合により、位置決めキャップ45は上面片33(支持レール8)に対して上下離反不能で且つ左右ずれ不能に保持される(すなわち、受け爪43と係合足46とは互いに嵌合した状態に保持される)。
また、位置決めキャップ45の下面のうち前後縁寄りの部位には、該位置決めキャップ45を後方にスライドさせたときに押え片44の先端に当接するリブ状片47が形成されており、位置決めキャップ45を透かし穴42の箇所に取り付けた状態では、前リブ状片47と押え片44との当接、及び係止爪片40の存在により、位置決めキャップ45は前後ずれ不能に保持される。
位置決めキャップ45のうち係合足46とリブ状片47とで囲まれた箇所には、第2中間補強枠14の位置決め穴24に下方から嵌る弾性変形可能な上向き凸の位置決めフック48が一体に形成されている。この位置決めフック48の周囲は、上下方向に撓み変形し得るようにコ字状のスリットで囲われている。位置決めフック48には、透かし穴42から下向きに突出した操作片49が一体に形成されている。
凹溝部20の係止穴22に後方から差し込まれた両係止片34を支点にして支持レール8を抽斗7の中心を挟んで左右外向き(矢印A方向)に水平回動させた場合は、位置決めフック48は、第2中間補強枠14の下面に押し付けられて弾性に抗して下向きに弾性変形したのち、係止爪片40を第2中間補強枠14の係合穴23に嵌め込み切った状態で第2中間補強枠14の位置決め穴24に下方から嵌り係合することになる。これにより、支持レール8は左右ずれ不能に位置決めされる。もちろん、前部の係止片34と係止穴22との嵌合も支持レール8を左右ずれ不能に保持する役割を果たすことはいうまでもない。なお、位置決めフック48と位置決め穴24との嵌合、及び係止爪片40と係合穴23との嵌合により、支持レール8は前後ずれ不能に保持される。
係止爪片40を第2中間補強枠14の係合穴23に嵌め込み切って位置決めフック48を第2中間補強枠14の位置決め穴24に下方から嵌り係合させた状態では、横長形状の位置決めフック48の上面は第2中間補強枠14の下面に当接しており、このため、支持レール8がその軸線方向に回動するようにガタ付くことはない(姿勢保持される)。
(4).支持レールの取り付け構造
以上の構成において、支持レール8を図2に二点鎖線(図5では実線)で示す抽斗支持姿勢の状態に取り付けるには、図4及び図5に示すように、支持レール8を平面視で抽斗7の収納部7aに重なる姿勢(図5の二点鎖線状態参照)にしつつ後傾させて、係止片34を係止穴22に後方から嵌め込み、次いで、支持レール8を上向きに押し上げ回動して、係止爪片40を係合穴23に下方から嵌め込んだのち、両係止片34を支点にして、支持レール8を平面視で抽斗7の中心を挟んで左右外向き(矢印A方向)に水平回動させればよい。
すると、係止爪片40の切り欠き溝部41が係合穴23の細巾右縁部に当接して、第2中間補強枠14の下面板が係止爪片40にて上下から挟持されるため、支持レール8に下向きの外力が作用しても係止爪片40と係合穴23との嵌合は外れ難く、その結果、支持レール8の後部は高い取り付け強度にて脱落不能に保持される。一方、この状態では、支持レール8の前部に形成された係止片34も前部補強枠12の係止穴22に後方から深く嵌り込んでいるから、支持レール8の前部も高い取り付け強度にて脱落不能に保持される。従って、取り付けの容易性を損なわずに、支持レール8の取り付け強度を高めることができる。
支持レール8を平面視で抽斗7の中心を挟んで左右外向き(矢印A方向)に水平回動させて係合穴23に嵌め込み切ると、位置決めキャップ45の位置決めフック48が第2中間補強枠14の位置決め穴24に下方から嵌り係合して、支持レール8が前後方向に延びる抽斗支持姿勢に保持される。すなわち、位置決めフック48が弾性変形を利用して位置決め穴24に嵌ることによって、支持レール8の抽斗支持姿勢への位置決めが自動的になされるため、取り付け作業をより簡単且つ能率よく行える。この場合、両係止片34の間にあるストッパー片35が凹溝部20の内壁前面に当接することにより、支持レール8の水平回動範囲が規制される。
また、支持レール8における前部の係止片34が前部補強枠12の係止穴22に後方から深く嵌り込んでいると共に、位置決めフック48が第2中間補強枠14の位置決め穴24に下方から嵌り係合しているので、支持レール8が左右方向にガタ付くことを阻止できる。なお、前述した通り、位置決めフック48と位置決め穴24との嵌合、及び係止爪片40と係合穴23との嵌合により、支持レール8の前後のガタ付きが阻止されており、位置決めフック48の上面が第2中間補強枠14の下面に当接していることにより、支持レール8はその軸線方向に回動するようにガタ付くことも阻止される。
支持レール8を取り外す際には、位置決めフック48のうち透かし穴42から下向きに突出した操作片49を弾性に抗して下向きに引っ張ることにより位置決め穴24との係合を解除し、この状態で両係止片34を支点にして、支持レール8を平面視で抽斗7の収納部7aに重なる姿勢にまで水平回動させればよい。従って、支持レール8は取り付けだけでなく取り外しも簡単に行える。特に、位置決めフック48が合成樹脂製であるから、操作片49を弾性に抗して下向きに引っ張るだけで、位置決めフック48を軽い力で弾性変形させることができ、位置決め穴24との係合を簡単に解除できる。このため、支持レール8の取り外しがきわめて容易なのである。
また、取り外し時における支持レール8の水平回動方向は、抽斗支持姿勢から平面視で抽斗7の収納部7aに重なる姿勢に向けての方向であるから、支持すべき抽斗7を外しておけば、隣接する他の抽斗7や脚3、袖キャビネット4と干渉することなく、支持レール8を個別に取り付けたり取り外したりできる。従って、支持レール8の取り付け・取り外し作業や交換作業を簡単に行えるのである。
(5).その他
本願発明は前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば係合手段(第1係合手段及び第2係合手段)としては、係合爪と係合穴との嵌め合わせに限らず、係合爪同士の嵌め合わせ構造を採用してもよい。係合手段を構成する2つの係合爪はいずれか一方が弾性変形すれば足りる。他の係合構造(係止構造)も採用可能である。
係合手段としての爪(凸部)と穴(凹部)との配置は、天板と支持レールとの間で任意に設定できる。すなわち、天板と支持レールとのうちいずれか一方に爪(凸部)を形成し、他方に穴(凹部)を形成すればよい。
また、位置決めフック48に代えて、支持レール8の上面片33にダボ状等の突起を形成し、これを位置決め穴24に嵌め込むようにしてもよい。
その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
多連式机システムの外観斜視図である。 天板の部分底面図である。 天板と支持レールとの関係を示す分離斜視図である。 支持レールの取り付け手順の前半段階を示す側断面図である。 支持レールの取り付け手順の後半段階を示す底面図である。 (a)は位置決めフックを第2中間補強枠の位置決め穴に嵌め込む前の状態を示す部分正断面図、(b)は係止爪片を第2中間補強枠の係合穴に嵌め込み切った状態を示す部分正断面図である。 位置決めキャップの正面図である。 抽斗の後端部と支持レールの後端部との関係を示す平断面図である。
符号の説明
2 天板
7 抽斗
8 支持レール
11 表面板
12 前部補強枠
13 後部補強枠
14 中間補強枠
18,19 角形樋状部
20,21 凹溝部
22 第1係合手段の一環としての係止穴
23 第2係合手段の一環としての係合穴
24 位置決め穴
31 支持片
32 垂直片
33 上面片
34 第1係合手段としての係止片
40 第2係合手段の一環としての係止爪片
45 位置決めキャップ
48 位置決めフック
49 操作片

Claims (3)

  1. 天板の下面部に、抽斗を前後引き出し動可能に支持する前後長手の支持レールが配置されており、前記支持レールは、当該支持レールをほぼ水平方向に移動させることで互いに嵌り合う係合手段により、前記抽斗を前後動可能に支持する姿勢に保持されている机であって、
    前記天板と前記支持レールとには、前記支持レールをその長手方向に移動させることで互いに嵌り合う第1係合手段と、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で抽斗支持姿勢に水平回動させると互いに嵌り合う第2係合手段とを備えている、
    机。
  2. 前記第1係合手段は、前記支持レールの前部に形成された側面視前向き鉤状の係止片と、この係止片が嵌るように前記天板の下面前部に形成された係止穴とからなり、
    前記第2係合手段は、前記支持レールの後部に形成された正面視横向き鉤状の係止爪片と、この係止爪片が嵌るように前記天板の下面に形成された係合穴とからなり、前記第2係合手段の係止爪片は前記抽斗の中心を挟んで左右外側を向いた姿勢に形成されており、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記抽斗の収納部と重なる姿勢から前記抽斗支持姿勢に向けて水平回動させることで、前記係止爪片が前記係合穴に嵌り込み切るようになっている、
    請求項1に記載した机。
  3. 前記天板の下面部には下向きに開口した位置決め穴が形成されている一方、
    前記支持レールの上面には、前記第1係合手段が嵌り合った状態の前記支持レールを前記天板の下面部に重ね合わせた状態で前記抽斗支持姿勢に水平回動させると弾性変形を利用して前記位置決め穴に係合する位置決めフックを有する樹脂製部材が着脱可能に取り付けられており、
    前記位置決めフックには、これと前記位置決め穴との係合を弾性に抗して解除操作するための操作片が一体に形成されている、
    請求項1又は2に記載した机。
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