JP2007151816A - スロットマシン - Google Patents

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充宏 増田
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Abstract

【課題】処理を複雑にせずに、複数の役に当選したときに適切なリール停止制御を行う。
【解決手段】リール制御手段64は、第1特定役及び第2特定役の双方が入賞可能となった遊技で第1特定役テーブルを選択する第1ステップ、第1特定役及び第2特定役を構成する双方の図柄が有効ライン上に停止するか否かを検索する第2ステップ、前記双方の図柄が有効ライン上に停止するときはその所定位置にリールを停止制御し、前記双方の図柄が有効ライン上に停止しないときは第2特定役を構成する図柄が有効ライン上に停止する特定停止位置を検索する第3ステップ、前記特定停止位置が存在するときはその特定停止位置にリールを停止制御し、前記特定停止位置が存在しないときは前記所定位置にリールを停止制御する第4ステップを実行する。さらに、前記特定停止位置にリールを停止制御したときは、第1特定役サブテーブルを用いて他のリールを停止制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンにおいて、複数の役に当選したときのリールの停止制御に係るものである。
従来より、スロットマシンでは、スタートスイッチが操作されると、リールを回転させるとともに、役の抽選が行われ、いずれかの役に当選したときは、その当選した役を入賞させるための停止位置決定テーブルが選択される。そして、ストップスイッチが操作されると、選択された停止位置決定テーブルに基づいてリールの停止位置が定められ、その位置にリールが停止制御される(例えば特許文献1の段落番号「0094」〜「0099」参照)。
特開2005−230217号公報
また、遊技者にとって有利となる特別役(BBやRB等)に当選したときは、その特別役が入賞するまでの遊技で、その特別役の当選が持ち越されるように制御される(例えば特許文献2の段落番号「0088」〜「0089」参照)。
特開2005−319065号公報
前述の従来の技術において、特別役の当選が持ち越されている遊技で、非当選であった場合には、その特別役が入賞可能に制御される。これに対し、特別役の当選が持ち越されている遊技で小役に当選したときは、その当選した小役が優先して入賞可能に制御される。いいかえれば、特別役の当選が持ち越されている遊技で小役に当選したときは、当該遊技で当選した小役のみが入賞可能となり、当選が持ち越されている特別役を入賞させることができない。このため、例えば小役の当選時での入賞率が100%でない場合には、当選を持ち越している特別役及び当該遊技で当選した小役のいずれも入賞しない場合があるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、処理を複雑にすることなく、複数の役に当選したときに、適切なリール停止制御を行うことである。
(請求項1)
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、複数の前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、複数の前記リールに対応して複数設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、複数の役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果と、前記ストップスイッチが操作された時の前記リールの位置とに基づいて、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記リールの停止位置を定めた停止位置決定テーブルと、前記スタートスイッチが操作されたときに、複数の前記リールを回転させるとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記停止位置決定テーブルを用いて前記リールの停止位置を決定し、その位置に前記リールを停止制御するリール制御手段とを備え、前記役抽選テーブルは、第1特定役及び第2特定役の当選領域を有し、前記停止位置決定テーブルには、前記第1特定役の当選時に用いられる前記停止位置決定テーブルであって、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記第1特定役を構成する図柄を有効ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた第1特定役テーブルを有し、前記リール制御手段は、前記第1特定役及び前記第2特定役の双方が入賞可能となった遊技では、前記第1特定役テーブルを選択する第1ステップと、前記ストップスイッチが操作された場合において、前記第1特定役テーブルにより定められている所定位置に前記リールを停止させたときに、前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するか否かを検索する第2ステップと、前記所定位置に前記リールを停止させた場合において前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するときは、前記所定位置に前記リールを停止制御するとともに、前記所定位置に前記リールを停止させた場合において前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止しないときは、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記第1特定役を構成する図柄は有効ライン上に停止しないが前記第2特定役を構成する図柄が有効ライン上に停止する特定停止位置が存在するか否かを検索する第3ステップと、前記特定停止位置が存在するときはその特定停止位置に前記リールを停止制御するとともに、前記特定停止位置が存在しないときは前記所定位置に前記リールを停止制御する第4ステップとを実行し、前記停止位置決定テーブルには、前記第1特定役及び前記第2特定役の双方が入賞可能となった遊技において前記リールを前記特定停止位置に停止させた後に用いられる前記停止位置決定テーブルであって、未だ停止していない前記リールの停止位置を定めた第1特定役サブテーブルを有し、前記リール制御手段は、前記第4ステップにおいて前記特定停止位置に前記リールを停止制御したときは、前記第1特定役サブテーブルを用いて、未だ停止していない前記リールを停止制御する第5ステップを実行することを特徴とする。
(作用)
請求項1の発明においては、第1特定役及び前記第2特定役の双方が入賞可能となった遊技では、第1ステップで、第1特定役の当選時に用いられる第1特定役テーブルが選択される。
ここで、第1特定役テーブルは、第1特定役を構成する図柄を有効ラインに停止させるようにリールの停止位置を定めたものである。
そして、次の第2ステップでは、第1特定役テーブルで定められている所定位置にリールを停止させたときに、第1特定役を構成する図柄及び第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するか否かが検索される。
次の第3ステップでは、前記所定位置にリールを停止させた場合に第1特定役を構成する図柄及び第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するときは、その所定位置にリールが停止制御される。一方、前記所定位置にリールを停止させた場合に第1特定役を構成する図柄及び第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止しないときは、第1特定役を構成する図柄は有効ライン上に停止しないが第2特定役を構成する図柄が有効ライン上に停止する特定停止位置が存在するか否かが検索される。
そして、第4ステップで、前記特定停止位置が存在するときはその特定停止位置にリールが停止制御され、前記特定停止位置が存在しないときは前記所定位置にリールが停止制御される。
さらに次の第5ステップでは、第4ステップにおいて前記特定停止位置にリールを停止制御したときは、リールを前記特定停止位置に停止させた後に用いられる停止位置決定テーブルであって未だ停止していないリールの停止位置を定めた第1特定役サブテーブルを用いて、未だ停止していないリールが停止制御される。
以上のようなステップを踏むことで、第1特定役及び第2特定役が入賞可能な遊技において、第1特定役を構成する図柄と第2特定役を構成する図柄とを有効ライン上に停止させるための最適な制御を行うことができる。
なお、請求項1における第1特定役は、以下の実施形態では小役A1であり、第2特定役は、BB1である。そして、第1特定役テーブルは、以下の実施形態では小役A1テーブルであり、第1特定役サブテーブルは、小役A1サブテーブルである。ただし、これに限らず、第1特定役としては、他の小役(小役A2、A3、B又はC)又はリプレイでも良く、第2特定役としては、他のBBであるBB2若しくはBB3、又はRBでも良い。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選テーブルは、第1特定役の単独当選領域と、前記第1特定役及び第2特定役の重複当選領域とを有し、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記第1特定役及び前記第2特定役に重複当選した遊技では、前記第1ステップから前記第5ステップまでを実行することを特徴とする。
請求項2の発明においては、第1特定役及び第2特定役に重複当選した遊技では、第1ステップで、第1特定役の当選時に用いられる第1特定役テーブルが選択される。
なお、以下の実施形態では、第1特定役及び第2特定役の重複当選領域は設けていないが、請求項2のように第1特定役及び第2特定役の重複当選領域を設けることが可能である。例えば、特別役(BB又はRB)と小役、特別役とリプレイ、小役とリプレイ、及び異なる小役で、重複当選領域を設けることが可能である。
請求項3の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段で前記第2特定役に当選したときは、前記第2特定役が入賞するまでの遊技において、前記第2特定役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御し、前記リール制御手段は、前記第2特定役の当選を持ち越しているときに、前記役抽選手段で前記第1特定役に当選した遊技では、前記第1ステップから前記第5ステップまでを実行することを特徴とする。
請求項3の発明においては、第2特定役の当選を持ち越しているときに第1特定役に当選した遊技では、第1ステップで、第1特定役の当選時に用いられる第1特定役テーブルが選択される。
この請求項3は、以下の実施形態では、第2特定役(BB1)の当選を持ち越しているときに、第1特定役(小役A1)に当選した場合に相当する。
なお、第1特定役としては、他の小役(小役A2、A3、B又はC)又はリプレイでも良く、第2特定役(当選を持ち越す役)としては、他のBBであるBB2若しくはBB3、又はRBでも良い。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1特定役及び前記第2特定役は、全ての前記リールについて図柄が定められていることを特徴とする。
例えば、以下の実施形態において、第1特定役を小役B(「ベル」−「ベル」−「ベル」)とし、第2特定役をBB(例えばBB1では「赤7」−「赤7」−「赤7」)とする場合が挙げられる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1特定役は、少なくとも複数の前記リールの1つである第1リールについては図柄が定められているが、少なくとも複数の前記リールの他の1つである第2リールについては図柄が定められておらず、前記第2特定役は、少なくとも前記第2リールについては図柄が定められていることを特徴とする。
例えば、以下の実施形態のように、第1リールを左リール31とし、第2リールを中又は右リール31とし、第1特定役を小役A1(「赤チェリー」−「any」−「any」)とし、第2特定役をBB(例えばBB1では「赤7」−「赤7」−「赤7」)とする場合が挙げられる。
請求項6の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1特定役は、少なくとも複数の前記リールの1つである前記第1リールについては図柄が定められているが、前記第1リール以外の前記リールの図柄は定められておらず、前記第2特定役は、全ての前記リールについて図柄が定められていることを特徴とする。
例えば、以下の実施形態のように、第1リールを左リール31とし、第1特定役を小役A1(「赤チェリー」−「any」−「any」)とし、第2特定役をBB(例えばBB1では「赤7」−「赤7」−「赤7」)とする場合が挙げられる。
本発明によれば、第1特定役及び第2特定役が入賞可能な遊技において、処理を複雑にすることなく、第1特定役を構成する図柄と第2特定役を構成する図柄とを有効ライン上に停止させるための最適な制御を行うことができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動(回転及び停止)制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力、及び情報の報知等を制御する。遊技制御手段60は、所定の制御基板上に設けられており、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
(スタートスイッチ、ストップスイッチ、ベットスイッチ)
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインを設定するスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
(モータ、リール)
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(後述する、役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
そして、スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
また、ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。
ここで、本実施形態では、リール31は、左、中、右の3つが設けられており、これに対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するリール31は左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するリール31は中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するリール31は右リール31である。
(ランプ、スピーカ、画像表示装置)
また、遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に固定されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらに、画像表示装置(画像表示手段)23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作してメダルを投入し、スタートスイッチ41をオンする。スタートスイッチ41がオンされることで有効ライン数が確定するとともに、全リール31が始動(回転が開始)される。
そして、遊技者は各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止してその役の入賞となったときは、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
(図柄組合せライン、有効ライン)
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、遊技者によって投入されたメダル枚数に応じて、図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、メダル投入枚数が3枚以外の場合に生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
本実施形態では、1遊技でのメダル投入枚数は、1枚、2枚又は3枚である。そして、メダル投入枚数が1枚であるときには、水平方向中段の図柄組合せライン(1本)が有効ラインに設定されるとともに残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。また、メダル投入枚数が2枚であるときは、水平方向中段、上段及び下段の図柄組合せライン(合計3本)が有効ラインに設定されるとともに他の2本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。さらにまた、メダル投入枚数が3枚であるときには、全ての図柄組合せライン(合計5本)が有効ラインに設定され、無効ラインは存在しない。
(役)
図2は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、図柄の組合せ、当選確率、及び払出し枚数等を示す図である。
図2に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技とは異なる役の抽選が行われる遊技であって、通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行される役である。本実施形態では、図2に示すように、特別役として、BB(ビックボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。さらに、BBには、BB1〜BB3の3種類が設けられている。
ここで、BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、RBは、特別遊技のさらに他の1つであるRB遊技に移行させる役である。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、通常遊技中の小役として、小役A、小役B、小役Cの3種類が設けられている。さらに、小役Aには、小役A1〜小役A3の3種類が設けられている。そして、小役の種類に応じて、その役に対応する図柄の組合せ及びメダルの払出し枚数がそれぞれ設定されている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
以上の各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
以上のように特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
また、図2に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
ここで、BB1〜BB3では、それぞれ図柄の組合せが異なるように設定されている。また、小役Aも同様に、小役A1〜小役A3では、それぞれ図柄の組合せが異なるように設定されている。
なお、小役Aの図柄の組合せにおいて、「any」とあるのは、任意の図柄を意味し、例えば小役A1では、左リール31に「赤チェリー」が停止すれば、中リール31及び右リール31の図柄を問わず、小役A1の入賞となる。小役A2、小役A3についても同様である。
遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がBB1当選領域に属する場合は、BB1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(役抽選テーブル)
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技中(非内部中/内部中)、BB遊技中及びRB遊技中)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
図3は、本実施形態の通常遊技で用いられる役抽選テーブル62を示す図であり、(a)は、非内部中に用いられる役抽選テーブル62であり、(b)は、内部中に用いられる役抽選テーブル62である。通常遊技中の非内部中に用いられる役抽選テーブル62は、特別役(BB(BB1、BB2、BB3)及びRB)、小役A(A1、A2、A3)、小役B、小役Cリプレイ及び非当選の各領域を有し、その領域が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
また、通常遊技中の内部中の役抽選テーブル62は、通常遊技中の非内部中の役抽選テーブル62に対し、特別役の当選領域が非当選領域に設定されたものである。
なお、図3において、BBの当選領域は、図示しないが、BB1、BB2、BB3の3つに分けられている。同様に、小役Aの当選領域は、図示しないが、小役A1、小役A2,小役A3の3つに分けられている。
また、各役抽選テーブル62において、各役の当選領域及び非当選領域は、図示しないが、メダルの投入枚数(1枚〜3枚)ごとに定められている。さらにまた、各役の当選領域及び非当選領域は、出玉率の設定値(例えば設定1〜設定6の6段階)ごとに定められており、図3に示す各役の当選確率は、いずれか1つ(図3では3枚)のメダル投入枚数及び出玉率の設定値に対応する役の当選確率を例示したものである。
なお、本実施形態では設けていないが、複数の役に重複当選する領域を設けても良い。例えば、特別役とリプレイとの重複当選領域、特別役といずれかの小役との重複当選領域、いずれかの小役とリプレイとの重複当選領域、異なる種類の小役の重複当選領域を設けることが考えられる。
(特別役当選持越し手段)
特別役当選持越し手段63は、上述した特別役(BB及びRB)に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(その特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
本実施形態では、特別役に当選したときは、その特別役の当選を記憶しておくため、特別役の種類ごとに、特別役フラグを備える。そして、例えばBB1に当選したときは、BB1フラグが(オフから)オンにされ、RBに当選したときは、RBフラグがオンにされる。各特別役フラグのオンの状態は、それぞれその特別役が入賞するまで維持され、その特別役が入賞した時点で、オンからオフに戻される。
(リール制御手段)
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミング等とに基づいて、後述の停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31が停止するように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止可能位置の範囲内(停止制御の範囲内)において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止可能位置の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(図柄の移動数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内に設定されている。いいかえれば、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止可能位置の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止可能位置の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止可能位置の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、本実施形態では、特別役の当選を持ち越している遊技中に、小役やリプレイに当選したときは、その優先順位が予め定められている。
第1に、特別役の当選を持ち越している遊技中にリプレイに当選したときは、リプレイの入賞が優先される。具体的には、第1番目のリール31の停止制御では、特別役及びリプレイに係る双方の図柄が有効ラインに停止するように制御される。そして、第1番目のリール31の停止制御において特別役とリプレイとの双方の図柄が有効ラインに停止したときは、2番目のリール31の停止制御においては、再度、特別役及びリプレイに係る図柄の双方を有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。そして、2番目のリール31の停止制御において特別役及びリプレイに係る図柄の双方を有効ラインに停止させることができた場合には、3番目のリール31の停止制御では、先ず、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御し、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。
また、第1番目のリール31の停止制御において特別役とリプレイとの双方の図柄が有効ラインに停止し、2番目のリール31の停止制御において特別役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、特別役に係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。一方、2番目のリール31の停止制御においてリプレイに係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、リプレイに係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。
また、第1番目のリール31の停止制御において特別役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、特別役に係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
さらにまた、第1番目のリール31の停止制御においてリプレイに係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、リプレイに係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
また第2に、特別役の当選を持ち越している遊技中に小役に当選したときは、特別役の入賞が優先される。具体的には、第1番目のリール31の停止制御では、特別役と小役との双方の図柄が有効ラインに停止するように制御される。そして、第1番目のリール31の停止制御において特別役及び小役に係る図柄の双方が有効ラインに停止したときは、2番目のリール31の停止制御においては、再度、特別役及び小役に係る図柄の双方を有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。そして、2番目のリール31の停止制御において特別役及びリプレイに係る図柄の双方を有効ラインに停止させることができた場合には、3番目のリール31の停止制御では、先ず、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御し、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。
また、第1番目のリール31の停止制御において特別役と小役との双方の図柄が有効ラインに停止し、2番目のリール31の停止制御において特別役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、特別役に係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。一方、2番目のリール31の停止制御において小役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、小役に係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。
また、第1番目のリール31の停止制御において特別役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、特別役に係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
さらにまた、第1番目のリール31の停止制御において小役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、小役に係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
なお、本実施形態では、小役とリプレイとが重複当選しないように定めているが、例えば小役とリプレイとが重複当選するように設定した場合には、リプレイが優先される。具体的には、第1番目のリール31の停止制御では、リプレイと小役との双方の図柄が有効ラインに停止するように制御される。そして、第1番目のリール31の停止制御においてリプレイ及び小役に係る図柄の双方が有効ラインに停止したときは、2番目のリール31の停止制御においては、再度、リプレイ及び小役に係る図柄の双方を有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。そして、2番目のリール31の停止制御においてリプレイ及び小役に係る図柄の双方を有効ラインに停止させることができた場合には、3番目のリール31の停止制御では、先ず、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御し、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。
また、第1番目のリール31の停止制御においてリプレイと小役との双方の図柄が有効ラインに停止し、2番目のリール31の停止制御においてリプレイに係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、リプレイに係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。一方、2番目のリール31の停止制御において小役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、3番目のリール31は、小役に係る図柄がその有効ラインに停止するように制御される。
また、第1番目のリール31の停止制御においてリプレイに係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、リプレイに係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
さらにまた、第1番目のリール31の停止制御において小役に係る図柄のみが有効ラインに停止したときは、2番目及び3番目のリール31の停止制御においては、小役に係る図柄が有効ラインに停止するように制御される。
(停止位置決定テーブル)
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65としては、BB(BB1〜BB3)テーブル、RBテーブル、小役A(小役A1〜小役A3)テーブル、小役Bテーブル、小役Cテーブル、リプレイテーブル、非当選テーブル、及びサブテーブルを備える。
BBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止可能位置の範囲内においてBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
RBテーブルについても上記と同様である。
さらにまた、小役Aテーブルは、当該遊技で小役Aに当選したことを条件として用いられ、リール31の停止可能位置の範囲内において小役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役A以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役Bテーブル、小役Cテーブル及びリプレイテーブルについても同様である。
また、非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、サブテーブルとは、特別役(BB(BB1〜BB3)又はRB)の内部中において小役A(A1〜A3)、小役B、小役C又はリプレイに当選した場合において、予め定められた操作順番でストップスイッチ42が操作され、それぞれ小役Aテーブル、小役Bテーブル、小役Cテーブル又はリプレイテーブルで定められた停止位置(所定位置)以外の停止位置で停止させたときであって、その後にそれぞれ小役A(A1〜A3)テーブル、小役Bテーブル、小役Cテーブル、又はリプレイテーブルを用いてリール31を停止制御したときには当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうおそれがあるときに用いられるテーブルであり、それぞれ、小役A(A1〜A3)サブテーブル、小役Bサブテーブル、小役Cサブテーブル、又はリプレイサブテーブルを備える。これらのサブテーブルについての詳細は、後述する。
以上の停止位置決定テーブル65を用いて、リール制御手段64は、リール31の停止可能位置の範囲内においてリール31を停止制御する。
ここで、各リール31の図柄配列について説明する。
図4は、本実施形態における各リール31の外周面の図柄配列を示す平面図である。図4中、(a)と(b)は、同一の図柄配列を示している。
図4に示すように、各リール31には、リプレイに係る図柄である「リプレイ」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止可能位置の範囲内の間隔で、「リプレイ」の図柄がリール31に配列されている。これにより、リプレイの当選時には、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、当選したリプレイの図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することができる。したがって、リプレイの当選時及び特別役の当選を持ち越している遊技中におけるリプレイの当選時は、常に、当選したリプレイを入賞させることができる。
また、「リプレイ」の図柄と同様に、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止可能位置の範囲内の間隔で、「ベル」の図柄が、リール31に配列されている。これにより、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、「ベル」の図柄を有効ラインに停止可能である。したがって、小役Bの当選時は、常に、小役Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることが可能である。
これに対し、BB(BB1〜BB3)、RB、小役A(A1〜A3)、小役Cは、有効ライン上に各役に係る図柄が停止するように狙ってストップスイッチ42を操作しないと、当選したこれらの役が、当該遊技で入賞しない。
続いて、特別役の当選を持ち越していない遊技において小役A1(「赤チェリー」−「any」−「any」)に当選した場合のリール31の停止制御について説明する。
図4(a)では、当該遊技で小役A1に当選した場合のリール31の停止位置、すなわち小役A1テーブルの例を示すものである。図4において、○印を付けた位置が、下段に停止することを意味している。すなわち、○印を付けた位置が下段の停止可能位置である。
例えば、左リール31では、図柄番号20番のリプレイに○印がついているが、この位置で左リール31が停止したときは、下段に20番のリプレイ、中段に0番のベル、上段に1番の赤チェリーが停止するという意味である。図5(a)は、このときの左リール31の停止状態を示している。なお、図5(a)では、5本の有効ラインL1〜L5を2点鎖線で示すとともに、左、中、右の各リール31の上下に連続する3図柄が有効ラインL1〜L5上に位置している状態を示している(図5(b)、図6(a)〜(b)、図7(a)〜(b)についても同様である。)。
当該遊技で小役A1に当選したときは、左リール31の1番の赤チェリーの図柄がいずれかの有効ラインに停止すれば良い。このため、例えば20番のリプレイの図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、下段に20番のリプレイ、中段に0番のベル、上段に1番の赤チェリーが停止して、小役A1の入賞となる。17番、18番及び19番の図柄が下段に位置するときにストップスイッチが操作されたときもまた、移動制御され、上記と同様に、上段に1番の赤チェリーの図柄が停止して、小役A1の入賞となる。
また、0番のベルの図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、1図柄だけ移動制御され、下段に1番の赤チェリー、中段に2番のBAR、上段に3番のリプレイが停止して、小役A1の入賞となる。1番の赤チェリーの図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、上記と同様に、下段に1番の赤チェリー、中段に2番のBAR、上段に3番のリプレイが停止して、小役A1の入賞となる。
これに対し、2番のBARの図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、その位置で左リール31が停止し、下段に2番のBAR、中段に3番のリプレイ、上段に4番のベルの図柄が停止する。また、3番又は4番の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、4番のベルの図柄が下段に停止する。さらにまた、5番〜9番の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、下段に9番のBARが停止する。さらに、10番又は11番の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、11番のベルの図柄が下段に停止する。また、12番〜15番の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、下段に16番のBARの図柄が停止する。さらにまた、16番の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、下段に20番のリプレイの停止して、上段に1番の赤チェリーを停止させる。
以上のようにして、左リール31は、ストップスイッチ42が操作された瞬間の位置に応じて、予め定められた位置(所定位置)に停止する。中リール31、及び右リール31についても同様である。そして、このように停止位置を予め定めておくことで、当選していない小役A1以外の図柄の組合せが有効ラインに停止しないように定められている。
次に、特別役の1つであるBBの当選を持ち越している遊技で小役A1に当選した場合のリール31の停止制御について説明する。
上述したように、BBの当選を持ち越している遊技で小役A1に当選したときは、BB及び小役A1に対応する図柄の組合せの双方を有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御し、BB及び小役A1に対応する図柄の組合せの双方を有効ラインに停止させることができない場合には、次に、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御し、さらに、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、小役A1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。
先ず、リール制御手段64は、小役A1テーブルを選択する(第1ステップ)。そして、最初に中リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、中リール31を停止制御する。ここで、小役A1の中リール31の図柄は「any」であるため、いずれの図柄が停止しても良い。そして、図4(a)に示すように、2番、6番、10番、14番、18番のいずれかの図柄が下段に位置するように中リール31の停止位置が定められている。
ここで、BB1(「赤7」−「赤7」−「赤7」)の当選を持ち越している遊技で、最初に中リール31に係るストップスイッチ42が操作されるとともに、中リール31の19番の赤7の図柄が下段に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたと仮定する。この場合には、小役A1テーブルを用いて中リール31を停止制御すると、2番のスイカの図柄が下段に位置するように中リール31が停止制御されるので、赤7の図柄は有効ラインに停止しない。
そこで、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された場合において、小役A1テーブルにより定められている所定位置(2番のスイカの図柄が下段に停止する位置)で中リール31を停止させたときに、BB1を構成する図柄(赤7)及び小役A1を構成する図柄(any)の双方が有効ライン上に停止するか否かを検索する(第2ステップ)。
そして、前記所定位置で中リール31を停止させた場合においてBB1を構成する図柄及び小役A1を構成する図柄の双方が有効ラインに停止するときは、前記所定位置で中リール31を停止制御する。これに対し、前記所定位置で中リール31を停止させた場合においてBB1を構成する図柄及び小役A1を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止しないときは、中リール31の停止可能位置の範囲内においてBB1を構成する図柄が有効ライン上に停止する特定停止位置(所定位置以外の予期しない又は想定外の停止位置)が存在するか否かを検索する(第3ステップ)。
本実施形態では、前記所定位置で中リール31を停止させた場合においてBB1を構成する図柄及び小役A1を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止しないので、前記特定停止位置が存在するか否かを検索する。
これにより、19番の図柄である赤7が下段に停止する前記特定停止位置が存在することとなる。この場合には、その特定停止位置は、本来、小役A1テーブルに記載されていない停止位置であるが、その特定停止位置で中リール31を停止制御する。これに対し、前記特定停止位置が存在しないときは前記所定位置で中リール31を停止制御する(第4ステップ)。
また、例えば12番のベルの図柄が下段に位置する瞬間に中リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、リール31の停止可能位置の範囲内である5図柄の範囲で前記特定停止位置を検索しても、19番の赤7の図柄を有効ラインに停止することができない(すなわち前記特定停止位置が存在しない)ので、この場合には、前記所定位置(14番のリプレイの図柄が下段に停止する位置)で中リール31を停止させる。
しかし、14番〜18番の図柄が下段に位置する瞬間に中リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、所定位置、すなわち18番のスイカの図柄が下段に停止する位置で中リール31が停止するので、この場合には、19番の赤7が中段に停止することから、BB1を構成する図柄及び小役A1を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止する位置となり、この所定位置で中リール31を停止させる。
さらに、13番の図柄が下段に位置する瞬間に中リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、17番のリプレイの図柄が下段に停止し、19番の赤7の図柄が上段に停止する特定停止位置(BB1を構成する図柄及び小役A1を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止する位置)が存在するので、この場合には、この特定停止位置で中リール31を停止させる。
次に、中リール31を所定位置以外の位置で停止させた場合(特定停止位置で停止させた場合)には、その後の左リール31及び右リール31の停止に際しては、小役A1テーブルを使用することができない。
なぜなら、所定位置で中リール31を停止させた場合には、その後、小役A1テーブルを使用して左リール31及び右リール31を停止させても、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することはない。
これに対し、最初に中リール31を特定停止位置で停止させてしまったため、その後に小役A1テーブルを使用して左リール31及び右リール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまう場合がある。
例えば、図5(b)に示すように、中リール31では、19番の赤7、20番のベル、及び0番の赤チェリーがそれぞれ下段、中段及び上段に停止したとする。このとき、図4(a)に示す小役A1テーブルを用いて左リール31及び右リール31を停止制御したとする。そして、図5(b)に示すように、左リール31では、2番のBAR、3番のリプレイ、及び4番のベルがそれぞれ下段、中段及び上段に停止するとともに、右リール31では、4番のベル、5番のリプレイ、及び6番の白7がそれぞれ下段、中段及び上段に停止したとする。
この場合には、有効ラインL4に、小役Bに対応する図柄の組合せである「ベル」−「ベル」−「ベル」が停止してしまう。
以上の不都合を回避するため、中リール31を特定停止位置で停止させた場合には、左リール31及び右リール31については、小役A1テーブルに代えて、小役A1サブテーブルを用いてリール31を停止制御する(第5ステップ)。
図4(b)に示す左リール31及び右リール31の停止位置は、小役A1サブテーブルを用いたときの停止位置を示している。例えば、中リール31では、19番の赤7が下段に停止し、さらに、左リール31が、5番の緑7、6番のリプレイ、及び7番のベルがそれぞれ下段、中段及び上段に停止したとする。図6(a)は、このときの状態を示している。これにより、有効ラインL4にベルの図柄が揃っており、小役Bがテンパイ(3個のリール31のうち、2つのリール31が停止したときに、いずれかの有効ラインに小役Bを構成する図柄である「ベル」が停止し、最後のリール31が停止したときに、そのリール31の小役Bの図柄である「ベル」がその有効ラインに停止することによって、小役Bの入賞となる状態をいう。)している。
この場合に、小役A1サブテーブルを用いた場合、図4(b)に示すように、右リール31の停止位置としては、2番のリプレイ、7番の白チェリー、10番の緑チェリー、15番の緑チェリー、及び20番の赤チェリーのいずれかが下段に停止する。すなわち、ベルの図柄が下段に停止することはない。これにより、小役A1サブテーブルを用いて左リール31及び右リール31を停止制御したときは、小役Bが入賞することはない。
また、左リール31では、白チェリー又は緑チェリーが有効ラインに停止することはない。これにより、小役A2又は小役A3が入賞することもない。
なお、以上のような停止制御を行うことで、他の役(BB2、BB3、RB、小役A2、小役A3、小役C、及びリプレイ)に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することもない。
また、最初に中リール31が停止制御され、上述したように19番の赤7の図柄が下段に停止したとする。そしてその次に、左リール31を停止制御するときを例に挙げると、以下のようになる。
先ず、図4(b)に示す左リール31の停止位置(1番、5番、9番、12番、16番、20番の図柄が下段に停止する位置)で停止制御すると、BB1を構成する赤7の図柄及び小役A1を構成する赤チェリーの図柄の双方が有効ラインに停止可能であるか否かを検索する。図4(b)の例では、そのような停止位置は存在しない。そこで、次に、BB1を構成する赤7の図柄が有効ラインに停止可能であるか否かを検索する。
ここで、中リール31では、下段に赤7が停止しているので、左リール31においても、下段に赤7が停止する位置を検索する。すなわち、この例では、19番の赤7を下段に停止可能であるか否かを検索する。そして、15番〜19番の図柄が下段に位置する瞬間に、左リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、19番の赤7を下段に停止可能であるので、その位置で左リール31を停止する。これにより、赤7を下段、すなわち有効ラインL3にテンパイさせることができる。図6(b)は、このときの状態を示している。
一方、上述した位置で左リール31を停止制御することができない場合には、左リール31の停止可能位置の範囲内において赤チェリーの図柄(1番)が有効ラインに停止するように左リール31を停止させる。この例では、20番、0番及び1番の図柄が下段に位置する瞬間に、左リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、1番の赤チェリーを有効ラインに停止可能である。
そして、1番の赤チェリーを有効ラインに停止可能であるときは、その位置で左リール31を停止する。これにより、小役A1を有効ラインに停止させることができる。図7(a)は、1番の赤チェリーを下段(有効ラインL3及びL5)に停止させたときの状態を示している。
一方、左リール31において、赤7及び赤チェリーのいずれも有効ラインに停止させることができない場合には、図4(b)に示す小役A1サブテーブルを用いて左リール31を停止制御する。すなわち、この場合には、5番、9番、12番、16番の図柄が下段に停止する位置で停止制御する。
その次に、右リール31を停止制御するときを例に挙げると、以下のようになる。
先ず、BB1がテンパイしているか否かを判断する。テンパイしていると判断したときは、右リール31の19番の赤7を下段に停止させることができるか否かを検索する。15番〜19番の図柄が下段に位置する瞬間に、右リール31に係るストップスイッチ42が操作されたときは、19番の赤7を有効ラインに停止可能であるので、この場合には、その位置で右リールを停止制御する。図7(b)は、このときの状態を示している。これにより、BB1を有効ラインL3に停止させる(入賞させる)ことができる。
これに対し、右リール31において、19番の赤7を有効ラインL3に停止させることができない場合には、図4(b)に示す小役A1サブテーブルを用いて右リール31を停止制御する。すなわち、この場合には、2番、7番、10番、15番、20番の図柄が下段に停止する位置で停止制御する。
なお、中リール31では19番の図柄(赤7)を下段に停止させ、左リール31では19番の図柄(赤7)を下段に停止させた場合には、図6(b)に示したように、有効ラインL4に小役Bがテンパイする。この場合に、右リール31を停止させたときに下段にベルの図柄が停止してしまうと、当選していない小役Bが入賞してしまう。そこで、図4(b)に示す小役A1サブテーブルを用いて右リール31を停止制御すると、下段にベルの図柄が停止してしまう停止位置は存在しないようになっている。
同様に、中リール31では19番の図柄(赤7)を下段に停止させ(中段に20番のベルの図柄が停止し)、左リール31では小役A1サブテーブルに従って例えば20番のリプレイの図柄を下段に停止させた(中段に0番のベルの図柄が停止した)場合には、有効ラインL2上で小役Bがテンパイする。同様に、左リール31で16番のBARの図柄を下段に停止させた場合には、上段に18番のベルの図柄が停止するので、有効ラインL4上で小役Bがテンパイする。この場合に、右リール31を停止させたときに中段や下段にベルの図柄が停止してしまうと、当選していない小役Bが入賞してしまう。そこで、図4(b)に示す小役A1サブテーブルを用いて右リール31を停止制御した場合には、中段や下段にベルの図柄が停止してしまう停止位置は存在しないようになっている。
また、BB2又はBB3の当選を持ち越している場合にも上述と同様の停止制御が行われる。
なお、小役A1サブテーブルは、最初に中リール31を停止させ(特定の操作順番でストップスイッチ42が操作され)、そのリール31を小役A1テーブルに記載された所定位置以外の位置で停止させたときに、その後に小役A1テーブルを用いてリール31を停止制御すると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうおそれがあるときに用いられるものである。
したがって、小役A1に限らず、特別役の当選を持ち越している遊技中に、小役A2、小役A3、小役B、小役C又はリプレイが当選した場合でも、特定の操作順番に対応する小役A2サブテーブル、小役A3サブテーブル、小役Bサブテーブル、小役Cサブテーブル、及びリプレイサブテーブルが設けられており、当選していない役が入賞しないように停止位置が定められている。
なお、特別役の当選を持ち越している遊技中にリプレイに当選したときは、リプレイテーブルが用いられるが、上述したように、リプレイは、いずれの位置でストップスイッチ42が操作されても入賞可能であるので、少なくとも、当選したリプレイが入賞する。小役Bについても同様である。
(停止図柄判断手段)
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
なお、停止図柄判断手段66は、リール31が実際に停止してから図柄の組合せを判断するのではなく、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置から、停止位置決定テーブル65によってリール31の停止位置が定められた時点で、有効ライン上の図柄の組合せを判断することも可能である。
(払出し手段)
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技及びRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、BB(BB1〜BB3のいずれか)に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からBB遊技に移行させる。また、RBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からRB遊技に移行させる。
先ず、通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
BB遊技では、払い出されたメダル枚数をカウントする。また、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が上限値を超えたことに設定されている。ここで、本実施形態の上限値は、465枚に設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が上限値(465枚)を超えたと判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別し、次遊技以降、通常遊技に戻るように制御する。
また、特別遊技制御手段68は、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したこと、すなわちRBが入賞したことを条件として、RB遊技に移行するように制御する。RB遊技は、役の入賞回数が8回に到達するまで、又は遊技回数が12回に到達するまで、実行される遊技である。特別遊技制御手段68は、RB遊技中は、役の入賞回数及び遊技回数をカウントし、いずれか一方が満たされた場合は、RB遊技を終了し、通常遊技に移行する。
(演出制御手段)
演出制御手段69は、上述した演出出力手段(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
次に、本実施形態における遊技の流れをフローチャートに基づいて説明する。図8及び図9は、遊技中における処理の流れを示すフローチャートであり、BB1の当選を持ち越している遊技中において小役A1に当選したときを例に挙げたものである。また、図9は、図8に続くフローチャートである。
先ず、図8のステップS11では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオン(操作)されたか否かを判別し続ける。スタートスイッチ41がオンされたと判別されると、次のステップS12に進み、リール制御手段64は、全てのリール31の回転を開始する。次のステップS13では、役抽選手段61は、役の抽選を行う。なお、この例では、当該遊技で小役A1に当選したものとする。
次にステップS14に進み、リール制御手段64は、当該遊技で使用する停止位置決定テーブル65として、小役A1テーブルをセットする。
次のステップS15では、遊技制御手段60は、第1(第1番目の)ストップスイッチ42がオン(操作)されたか否かを判別し続ける。オンされたと判別されたときはステップS16に進む。
ステップS16では、リール制御手段64は、第1ストップスイッチ42に係る第1リール31を、所定位置(当選を持ち越しているBB1を構成する図柄及び当該遊技で当選した小役A1を構成する図柄の双方を有効ラインに停止可能な位置)で停止可能であるか否かを判断する。停止可能でないと判別されたときはステップS17に進み、停止可能であると判別されたときはステップS19に進む。
ステップS17では、リール制御手段64は、特定停止位置が存在するか否かを検索する。そして、特定停止位置が存在すると判別されたときはステップS18に進む。ステップS18では、リール制御手段64は、ステップS17で検索された特定停止位置に第1リール31を停止制御する。次にステップS20に進み、リール制御手段64は、2番目以降のリール31の停止に用いる停止位置決定テーブル65として、ステップS14でセットした小役A1テーブルに代えて、小役A1サブテーブルをセットする。そして、図9のステップS21に進む。
これに対し、ステップS16又はステップS17からステップS19に進むと、リール制御手段64は、小役A1テーブルで定められている所定位置で第1リール31を停止制御する。そして、ステップS21に進む。
ステップS21では、遊技制御手段60は、第2(第2番目の)ストップスイッチ42がオン(操作)されたか否かを判別し続ける。オンされたと判別されたときはステップS22に進む。ステップS22では、リール制御手段64は、小役A1テーブル又は小役A1サブテーブルで定められた所定位置が、小役A1及びBB1の双方をテンパイ可能な位置であるか否かを判断する。双方がテンパイ可能な位置であると判断したときは、ステップS25に進み、その所定位置で第2リール31を停止制御する。これに対し、ステップS22において、所定位置では小役A1及びBB1の双方をテンパイできないと判断されたときはステップS23に進む。ステップS23では、BB1をテンパイ可能であるか否かを判別する。そして、BB1をテンパイ可能であるときは、ステップS24に進み、その位置で第2リール31を停止制御し、ステップS26に進む。これに対し、ステップS23でテンパイ可能でないと判別されたときはステップS25に進む。ステップS25では、小役A1テーブル又は小役A1サブテーブルで定められている所定位置に第2リール31を停止制御し、ステップS26に進む。
ステップS26では、遊技制御手段60は、第3(第3番目の)ストップスイッチ42がオン(操作)されたか否かを判別し続ける。オンされたと判別されたときはステップS27に進む。ステップS27では、リール制御手段64は、BB1を入賞可能であるか否かを判別する。そして、入賞可能であるときは、ステップS28に進み、その位置で第3リール31を停止制御し、ステップS30に進む。これに対し、ステップS27で入賞可能でないと判別されたときはステップS29に進む。ステップS29では、小役A1テーブル又は小役A1サブテーブルで定められている所定位置に第3リール31を停止制御し、ステップS30に進む。
ステップS30では、停止図柄判断手段66は、小役A1が入賞したか否かを判断する。入賞したと判断されたときはステップS31に進み、入賞していないと判断されたときはステップS32に進む。ステップS31では、小役A1の入賞に基づく払出し処理を行う。そして本フローチャートによる処理を終了する。一方、ステップS30からステップS32に進むと、停止図柄判断手段66は、BB1が入賞したか否かを判断する。入賞したと判断されたときはステップS33に進み、BB遊技に移行するように制御する。一方、入賞していないと判断されたときは本フローチャートによる処理を終了する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)図2で示した役の種類、図柄の組合せ、当選確率、及び払出し枚数等は、例示であり、これ以外にも種々設定することができる。また、図4に示した図柄配列や、小役A1テーブル及び小役A1サブテーブルについても例示であり、これに限定されるものではない。
(3)本実施形態では、役の重複当選領域を設けていないが、複数の役の重複当選領域を設けることが可能である。例えば、特別役(BB(BB1〜BB3)若しくはRBのいずれか)と、小役(小役A(小役A1〜小役A3)、小役B若しくは小役Cのいずれか)又はリプレイとの重複当選、小役とリプレイとの重複当選、及び複数の小役の重複当選領域を設けることが可能である。そして、このような重複当選領域を設けたときは、上述した実施形態におけるBB1と小役A1との関係のようにリール31を停止制御すれば良い。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 抽選される役の種類、図柄の組合せ、当選確率及び払出し枚数等を示す図である。 通常遊技で用いられる役抽選テーブルを示す図であり、(a)は非内部中を示し、(b)は内部中を示す。 各リールの外周面の図柄配列を示すとともに、小役A1テーブル(図中(a)、及び小役A1サブテーブル(図中(b))で定められた停止位置を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれリールの停止状態を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれリールの停止状態を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれリールの停止状態を示す図である。 遊技中における処理の流れを示すフローチャートである。 遊技中における処理の流れを示すフローチャートであって、図8に続くフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 演出制御手段

Claims (6)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    複数の前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    複数の前記リールに対応して複数設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    複数の役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段による役の抽選結果と、前記ストップスイッチが操作された時の前記リールの位置とに基づいて、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記リールの停止位置を定めた停止位置決定テーブルと、
    前記スタートスイッチが操作されたときに、複数の前記リールを回転させるとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記停止位置決定テーブルを用いて前記リールの停止位置を決定し、その位置に前記リールを停止制御するリール制御手段と
    を備え、
    前記役抽選テーブルは、第1特定役及び第2特定役の当選領域を有し、
    前記停止位置決定テーブルには、前記第1特定役の当選時に用いられる前記停止位置決定テーブルであって、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記第1特定役を構成する図柄を有効ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた第1特定役テーブルを有し、
    前記リール制御手段は、
    前記第1特定役及び前記第2特定役の双方が入賞可能となった遊技では、
    前記第1特定役テーブルを選択する第1ステップと、
    前記ストップスイッチが操作された場合において、前記第1特定役テーブルにより定められている所定位置に前記リールを停止させたときに、前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するか否かを検索する第2ステップと、
    前記所定位置に前記リールを停止させた場合において前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止するときは、前記所定位置に前記リールを停止制御するとともに、前記所定位置に前記リールを停止させた場合において前記第1特定役を構成する図柄及び前記第2特定役を構成する図柄の双方が有効ライン上に停止しないときは、前記リールの停止可能位置の範囲内において前記第1特定役を構成する図柄は有効ライン上に停止しないが前記第2特定役を構成する図柄が有効ライン上に停止する特定停止位置が存在するか否かを検索する第3ステップと、
    前記特定停止位置が存在するときはその特定停止位置に前記リールを停止制御するとともに、前記特定停止位置が存在しないときは前記所定位置に前記リールを停止制御する第4ステップとを実行し、
    前記停止位置決定テーブルには、前記第1特定役及び前記第2特定役の双方が入賞可能となった遊技において前記リールを前記特定停止位置に停止させた後に用いられる前記停止位置決定テーブルであって、未だ停止していない前記リールの停止位置を定めた第1特定役サブテーブルを有し、
    前記リール制御手段は、前記第4ステップにおいて前記特定停止位置に前記リールを停止制御したときは、前記第1特定役サブテーブルを用いて、未だ停止していない前記リールを停止制御する第5ステップを実行する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選テーブルは、第1特定役の単独当選領域と、前記第1特定役及び第2特定役の重複当選領域とを有し、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記第1特定役及び前記第2特定役に重複当選した遊技では、前記第1ステップから前記第5ステップまでを実行する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段で前記第2特定役に当選したときは、前記第2特定役が入賞するまでの遊技において、前記第2特定役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御し、
    前記リール制御手段は、前記第2特定役の当選を持ち越しているときに、前記役抽選手段で前記第1特定役に当選した遊技では、前記第1ステップから前記第5ステップまでを実行する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1特定役及び前記第2特定役は、全ての前記リールについて図柄が定められている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1特定役は、少なくとも複数の前記リールの1つである第1リールについては図柄が定められているが、少なくとも複数の前記リールの他の1つである第2リールについては図柄が定められておらず、
    前記第2特定役は、少なくとも前記第2リールについては図柄が定められている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1特定役は、少なくとも複数の前記リールの1つである前記第1リールについては図柄が定められているが、前記第1リール以外の前記リールの図柄は定められておらず、
    前記第2特定役は、全ての前記リールについて図柄が定められている
    ことを特徴とするスロットマシン。
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