JP2006212113A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】役抽選テーブルは、小役、リプレイ及び特別役の各当選領域を有する役抽選テーブル62aと、役抽選テーブル62aの特別役の当選領域がリプレイとの重複当選領域に設定され、リプレイの当選領域を役抽選テーブル62aのリプレイの当選領域よりも増加させた役抽選テーブル62bとを有する。役抽選テーブル62aを用いているときに役抽選テーブル62bを用いるための条件を満たしたときは、役抽選テーブル62bを用いる。役抽選テーブル62bが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選したときは、リプレイを入賞させることを優先する。
【選択図】図3
Description
さらに、特別役に当選したときであっても、その当選をストックしておき(入賞しないように制御し)、所定の条件を満たしたときに、ストックした特別役を入賞可能に制御することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、所定の条件を満たさない限り当選した特別役が入賞しないように制御する(特別役をストックする)ことは、その遊技者が当選させたにもかかわらず、その遊技者が入賞させることができないので、好ましくないという趨勢がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、特別役に当選したときに、その当選を次遊技以降に持ち越しやすくするとともに、当選させた遊技者が確実に入賞できるようにすることである。
(請求項1)
請求項1の発明は、リールを始動させるためのスタートスイッチと、リールを停止させるためのストップスイッチと、抽選される役の種類と各役の当選確率とを定めたものであって、各役ごとの当選領域に分けられた抽選領域を有する役抽選テーブルと、前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選テーブルのいずれかの前記抽選領域に該当する乱数を抽出することにより、役の抽選を行う役抽選手段と、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における移動制御の範囲内でその操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と、通常遊技中に前記役抽選手段で特別役に当選し、前記リールの停止時に予め定められた特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技から特別遊技に移行する特別遊技制御手段とを備え、小役及びリプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、特別役は、当選後は、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、次遊技以降に当選を持ち越す役であり、前記役抽選テーブルは、小役、リプレイ及び特別役の各当選領域を有する第1役抽選テーブルと、前記第1役抽選テーブルの特別役の当選領域がリプレイとの重複当選領域に設定され、リプレイの当選領域を前記第1役抽選テーブルのリプレイの当選領域よりも増加させた第2役抽選テーブルとを有し、前記役抽選テーブルの切替えを制御する役抽選テーブル切替え手段を備え、前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第2役抽選テーブルを用いるための条件を満たしたときは、前記第2役抽選テーブルを用いるように制御し、前記リール停止制御手段は、前記第2役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選したときは、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選テーブルは、前記第1役抽選テーブルの特別役の当選領域が非当選領域に設定された第3役抽選テーブルと、前記第2役抽選テーブルの特別役とリプレイとの重複当選領域がリプレイの単独当選領域に設定された第4役抽選テーブルとを有し、前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役に当選し、当該遊技で特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降は前記第3役抽選テーブルを用いるように制御し、前記第2役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選したときは、次遊技以降は前記第4役抽選テーブルを用いるように制御し、前記第2役抽選テーブル又は前記第4役抽選テーブルの使用を終了するための所定の条件を満たした場合において、その時点で前記第2役抽選テーブルが用いられているときは、次遊技以降は前記第1役抽選テーブルを用いるように制御し、その時点で前記第4役抽選テーブルが用いられているときは、次遊技以降は前記第3役抽選テーブルを用いるように制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選テーブルには、特定小役当選領域が設けられており、前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技で特定小役に当選し、かつ特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したことを条件として、前記第1役抽選テーブルから前記第2役抽選テーブルに切り替えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第2役抽選テーブルが一旦用いられたときは、予め定められた所定遊技回数を行うまでであって特別役に当選するまでの遊技において、前記第2役抽選テーブルを用いるように制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第2役抽選テーブルにおける特別役との重複当選領域を含むリプレイの当選領域は、前記第2役抽選テーブルの非当選領域よりも大きな領域を有し、前記第4役抽選テーブルにおけるリプレイの当選領域は、前記第4役抽選テーブルの非当選領域よりも大きな領域を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記リール停止制御手段は、特別役との重複当選領域を含めてリプレイに当選した遊技では、常に、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することを特徴とする。
上記発明においては、役抽選テーブルとして、少なくとも、第1役抽選テーブルと第2役抽選テーブルとが設けられる。ここで、第2役抽選テーブルは、特別役の当選領域がリプレイとの重複当選領域に設定され、リプレイの当選領域を第1役抽選テーブルのリプレイの当選領域よりも増加させたものである。
ここで、第2役抽選テーブルが用いられているときに特別役に当選するときは、リプレイとの重複当選となり、さらに、リプレイの入賞が優先される。
したがって、第2役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役に当選すると、リプレイの入賞が優先され、当該遊技では特別役の入賞機会が減少する。これにより、特別役に当選したとしても、特別役の当選を次遊技以降に持ち越しやすくなる。
請求項1の発明によれば、特別役に当選したとしても、リプレイの入賞が優先されるので、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すことができる。これにより、例えば特別役の当選後、特別役の当選を持ち越している遊技期間を長くし、その間に特別役の当選に関する演出(例えば、複数回の連続する遊技にわたる演出)等を出力しやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、特別役の当選後は、第3役抽選テーブルと第4役抽選テーブルとを用いて遊技を進行することができる。
(請求項3)
請求項3の発明によれば、第1役抽選テーブルから第2役抽選テーブルへの切替え契機を、特定小役の入賞に設定することができる。
請求項4の発明によれば、第2役抽選テーブルが一旦用いられたときは、所定遊技回数を行うまで第2役抽選テーブルが用いられるので、特別役に当選したときに、その当選を所定遊技回数間、持ち越ししやすくすることができる。
(請求項5)
請求項5の発明によれば、第2役抽選テーブル及び第4役抽選テーブルでは、リプレイの当選領域が大きく確保されるので、特別役に当選したとしても、リプレイの当選及び入賞によって、より長い遊技期間、特別役の当選を持ち越すことができる。
請求項6の発明によれば、特別役とリプレイとに重複当選した遊技では、必ずリプレイが入賞するように制御されるので、少なくとも当該遊技では特別役の入賞を回避し、特別役の当選を確実に次遊技以降に持ち越すことができる。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが有効化されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを有効化するために実際にメダルを投入する部分である。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の演出出力機器が電気的に接続されている。なお、演出出力機器は、これらに限定されるものではない。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
なお、メダルの投入枚数に応じた有効ライン数は、上記には限定されず、種々のパターンに設定することが可能である。
(役、役抽選手段)
役抽選手段61は、役の抽選を行うものである。図2は、抽選される役の種類と、その図柄の組合せを示す図である。ここで、本実施形態における役の種類としては、BB、RB、小役及びリプレイが設けられている。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、メダルの投入なしに次遊技(再遊技)が行える役である。なお、遊技状態に応じて、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行える場合と、当該遊技で投入したメダル枚数と異なるメダル枚数による再遊技が行える場合との双方が挙げられる。
また、役は、遊技状態ごとに、それぞれ定められている。すなわち、遊技状態ごとに、後述する役抽選テーブル62が設けられている。
一方、通常遊技中(内部中)の役は、上記の非内部中の役から、特別役を除いた役である。すなわち、通常遊技において、非内部中は特別役の抽選が行われるが、特別役に当選して内部中になったときは、特別役の抽選は行われない。
役抽選手段61は、例えば通常遊技中は、BB、RB、4種類の小役、リプレイ及び非当選の中から、抽出した乱数値に基づいて、当選の有無及び当選役を判定する。
図3は、本実施形態における役抽選テーブル62を示す図である。役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、図3に示すように、遊技状態ごとに、特有の役抽選テーブル62が設けられている。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
先ず、役抽選テーブル62aは、本発明における第1役抽選テーブルに相当するものであって、非内部中の非RT遊技中に用いられるものである。
役抽選テーブル62aでは、それぞれ、小役1〜小役4、リプレイ、BB、RB、非当選がそれぞれ所定の当選領域となるように定められいる。
役抽選テーブル62cは、役抽選テーブル62aに対して、役抽選テーブル62aの特別役の当選領域が役抽選テーブル62cでは非当選領域に設定されたものである。
役抽選テーブル62dは、役抽選テーブル62bに対して、特別役とリプレイとの重複当選領域が、リプレイの単独当選領域に設定されたものである。
なお、役抽選テーブル62c及び役抽選テーブル62dは、特別役に当選した後(内部中)に用いられる役抽選テーブル62であるので、特別役の当選領域は存在しない。
役抽選テーブル切替え手段63は、役抽選テーブル62の切替えを制御するものであり、当該遊技で用いる役抽選テーブル62を、上記役抽選テーブル62a〜62dの中からいずれか1つを選択するものである。
先ず、役抽選テーブル切替え手段63は、非内部中かつ非RT遊技中であるときは、役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62aを選択する。
特別役当選持越し手段64は、BB又はRBに当選したときは、当選したBB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(当選したBB又はRBが入賞するまで)の遊技において、BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
このように、本実施形態では、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
リール停止制御手段65は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル66を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
停止位置決定テーブル66は、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に基づいて、リール31の停止位置(リール31の停止時における有効ライン上の図柄)を定めたものである。
停止位置決定テーブル66は、BBの当選時に用いられるBBテーブル、RBの当選時に用いられるRBテーブル、小役1〜小役4のそれぞれの当選時に用いられる小役1テーブル、小役2テーブル、小役3テーブル、及び小役4テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブルを備える。
本実施形態では、全てのリール31について、5図柄以内の間隔で「ベル」の図柄が配置されている。さらに、全てのリール31について、5図柄以内の間隔で「RP」の図柄が配置されている。
これにより、小役3に当選したときは、いずれの位置でストップスイッチ42が操作されても、いずれかの有効ラインに、小役3に対応する図柄の組合せである「ベル」−「ベル」−「ベル」を停止させることができる。
さらに同様に、リプレイに当選したときは、いずれの位置でストップスイッチ42が操作されても、いずれかの有効ラインに、リプレイに対応する図柄の組合せである「RP」−「RP」−「RP」を停止させることができる。
停止図柄判別手段67は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。停止図柄判別手段67は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
払出し手段68は、停止図柄判別手段67により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じた所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、メダルを自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段69は、特別遊技(BB遊技又はRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
先ず、通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
さらにまた、特別遊技制御手段69は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するための移行役の抽選を行う。一般遊技中に移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段69は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段69は、カウントされた払出し枚数が上限値を超えた(465枚を超えた)と判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。
演出制御手段70は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段70は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
先ず、スロットマシン10の電源が投入されたときは、例えば画像表示装置23にデモ用の画像を表示する等する制御が行われる。そして、遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入して有効ラインを設定する。メダルの投入が検知されたときは、デモ用の画像表示等を中止し、遊技を開始する準備が行われる。
次に遊技者によりスタートスイッチ41がオンされると、有効ライン数が確定するとともに、遊技制御手段60は、全てのリール31を回転させるように制御する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応するメダルの払出し等が行われる。また、特別役(BB又はRB)に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、次遊技以降、特別遊技が実行される。
役抽選テーブル62aが用いられている遊技で小役又はリプレイに当選した遊技では、それぞれ当選した小役又はリプレイに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能に(当選した小役又はリプレイ以外の役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように)リール31が停止制御される。また、非当選の遊技では、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないようにリール31が停止制御される。
なお、役抽選テーブル62bが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選し、かつこの遊技で特別役が入賞すれば、次遊技以降は、入賞した特別役に対応する特別遊技が実行される。
そして、役抽選テーブル62bが用いられている遊技で特別役に当選することなく、200遊技を消化した後は、RT遊技が終了し、次遊技からは、役抽選テーブル62aが用いられる。
なお、レアケースであるが、役抽選テーブル62bが用いられている遊技で、RT遊技の遊技回数が200回のときに特別役に当選したが、当該遊技では当選した特別役が入賞しなかったときは、内部中の遊技かつ非RT遊技となるので、次遊技以降は、役抽選テーブル62cが用いられる。
さらにまた、役抽選テーブル62dが用いられている遊技で、特別役が入賞することなく、RT遊技の遊技回数が200回に到達したときは、当該遊技でRT遊技が終了となり、次遊技以降は、内部中かつ非RT遊技となるので、役抽選テーブル62cが用いられる。
なお、役抽選テーブル62cが用いられた遊技での役の入賞/非入賞は、上述の通りである。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
しかし、これに限らず、どのような契機でRT遊技に移行するか、及びどのような契機でRT遊技を終了するかは、種々の条件を任意に設定することが可能であり、本実施形態で示したものに限定されるものではない。例えば、特別遊技の終了後の所定回数の遊技で、RT遊技を実行するようにしても良い。
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62a〜62d) 役抽選テーブル
63 役抽選テーブル切替え手段
64 特別役当選持越し手段
65 リール停止制御手段
66 停止位置決定テーブル
67 停止図柄判別手段
68 払出し手段
69 特別遊技制御手段
69a 特別遊技状態フラグ
70 演出制御手段
Claims (6)
- リールを始動させるためのスタートスイッチと、
リールを停止させるためのストップスイッチと、
抽選される役の種類と各役の当選確率とを定めたものであって、各役ごとの当選領域に分けられた抽選領域を有する役抽選テーブルと、
前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選テーブルのいずれかの前記抽選領域に該当する乱数を抽出することにより、役の抽選を行う役抽選手段と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における停止制御の範囲内でその操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と、
通常遊技中に前記役抽選手段で特別役に当選し、前記リールの停止時に予め定められた特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技から特別遊技に移行する特別遊技制御手段と
を備え、
小役及びリプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、
特別役は、当選後は、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、次遊技以降に当選を持ち越す役であり、
前記役抽選テーブルは、
小役、リプレイ及び特別役の各当選領域を有する第1役抽選テーブルと、
前記第1役抽選テーブルの特別役の当選領域がリプレイとの重複当選領域に設定され、リプレイの当選領域を前記第1役抽選テーブルのリプレイの当選領域よりも増加させた第2役抽選テーブルとを有し、
前記役抽選テーブルの切替えを制御する役抽選テーブル切替え手段を備え、
前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第2役抽選テーブルを用いるための条件を満たしたときは、前記第2役抽選テーブルを用いるように制御し、
前記リール停止制御手段は、前記第2役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選したときは、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選テーブルは、
前記第1役抽選テーブルの特別役の当選領域が非当選領域に設定された第3役抽選テーブルと、
前記第2役抽選テーブルの特別役とリプレイとの重複当選領域がリプレイの単独当選領域に設定された第4役抽選テーブルとを有し、
前記役抽選テーブル切替え手段は、
前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役に当選し、当該遊技で特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降は前記第3役抽選テーブルを用いるように制御し、
前記第2役抽選テーブルが用いられている遊技で特別役とリプレイとに重複当選したときは、次遊技以降は前記第4役抽選テーブルを用いるように制御し、
前記第2役抽選テーブル又は前記第4役抽選テーブルの使用を終了するための所定の条件を満たした場合において、その時点で前記第2役抽選テーブルが用いられているときは、次遊技以降は前記第1役抽選テーブルを用いるように制御し、その時点で前記第4役抽選テーブルが用いられているときは、次遊技以降は前記第3役抽選テーブルを用いるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選テーブルには、特定小役当選領域が設けられており、
前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技で特定小役に当選し、かつ特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したことを条件として、前記第1役抽選テーブルから前記第2役抽選テーブルに切り替える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選テーブル切替え手段は、前記第2役抽選テーブルが一旦用いられたときは、予め定められた所定遊技回数を行うまでであって特別役に当選するまでの遊技において、前記第2役抽選テーブルを用いるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記第2役抽選テーブルにおける特別役との重複当選領域を含むリプレイの当選領域は、前記第2役抽選テーブルの非当選領域よりも大きな領域を有し、
前記第4役抽選テーブルにおけるリプレイの当選領域は、前記第4役抽選テーブルの非当選領域よりも大きな領域を有する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール停止制御手段は、特別役との重複当選領域を含めてリプレイに当選した遊技では、常に、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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